JP2500788B2 - マスフロ―コントロ―ラ装置及びその校正方法 - Google Patents

マスフロ―コントロ―ラ装置及びその校正方法

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JP2500788B2
JP2500788B2 JP5282202A JP28220293A JP2500788B2 JP 2500788 B2 JP2500788 B2 JP 2500788B2 JP 5282202 A JP5282202 A JP 5282202A JP 28220293 A JP28220293 A JP 28220293A JP 2500788 B2 JP2500788 B2 JP 2500788B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマスフローコントローラ
に関し、特にガスの実流量と設定流量のズレを補正する
マスフローコントローラ装置及びその校正方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】マスフローコントローラ(質量流量制御
器)は長期に使用していると徐々に絶対流量がシフト
(ズレ)することが知られている。図3に示すようにマ
スフローコントローラの校正方法として、真空処理室7
とマスフローコントローラ4をつなぐ配管を分岐し、標
準質量流量計24をつなぎ校正用ガス供給源21から校
正用ガスを流し、標準質量流量計によってマスフローコ
ントローラのシフト量を調べて校正する方法(特開昭6
3−40739号公報)やマスフローコントローラから
流れるガスの流量自体を質量流量測定装置にて測定し、
マスフローコントローラの設定流量と実際に流れている
ガスの実流量の差を演算回路にて計算し流量を一致させ
るように制御するマスフローコントローラ(特開平4−
262408号公報)があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これら従来の校正方法
では校正用ガスを使用してマスフローコントローラを校
正するため、校正用ガスと実ガスの比熱や密度が大きく
異なる場合、補正しきれないことがある。また質量流量
測定装置を使用して設定流量と実流量の差を演算補正回
路にて制御する方式においては質量流量測定装置自体の
測定値シフトのため実流量が異なってくる場合がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の欠点を解消するた
めに、本発明は、真空処理室内を真空にした時の真空度
と一定時間後の真空度とをそれぞれ、圧力計で測定して
その差の値を求め、次で、再び真空処理室内を真空にし
た時の真空度とプロセスガスをマスフローコントローラ
によって設定流量値で一定時間流した後の真空度とをそ
れぞれ、圧力計で測定してその差の値を求め、前記2つ
の差の値と、一定時間とそして、真空処理室と圧力計と
の総体積、及び温度との関係式より前記マスフローコン
トローラの実流量値を求め、前記設定流量値に実流量値
が等しくなるように流量設定の補正を行なう。
【0005】また、真空ポンプに接続された真空処理室
と、該真空処理室内に流すプロセスガスの流量を設定す
るガス流量設定入力部及び入力された設定流量のプロセ
スガスを前記真空処理室内に流すマスフローコントロー
ラから成るマスフローコントローラ装置において、前記
真空処理室内の圧力を測定する圧力計と、入力された設
定流量を真空処理室内に一定時間だけ流し、真空処理室
内の圧力増加値より実際に流したガス流量を演算して求
める実流量演算部と、実流量と設定流量とを比較してそ
の差から補正値を求める補正値演算部と、前記補正値に
基づいて前記マスフローコントローラの流量を補正する
補正手段とを具備する。
【0006】
【作用】入力される設定流量にもとづいて、マスフロー
コントローラによって真空処理室内にプロセスガスを一
定時間流す前と流した後との室内の圧力をそれぞれ測定
し、その圧力差を演算して求めることで、マスフローコ
ントローラが実際に流した実流量を検知することがで
き、この実流量が設定流量からずれている分はマスフロ
ーコントローラの誤差に起因することから、このずれ分
だけコントローラを補正することによって、校正をする
ことができる。
【0007】
【実施例】次に本発明の実施例について図を参照して説
明する。
【0008】実施例1 図1は、本発明の第1の実施例の構成を示すブロック
図、図2は、第1の実施例における校正手順を示すフロ
ーチャートである。
【0009】図1において、1はガス流量設定入力部
で、マスフローコントローラで流す流量値を設定する。
4はマスフローコントローラであり、例えば、真空処理
室内に導入するプロセスガスの流量制御を行う。7は半
導体素子製造等に用いる真空処理室であり、マスフロー
コントローラ4とは配管5とバルブ14を介して接続さ
れる。8は真空処理室7と真空ポンプ(不図示)との配
管に設けた真空排気バルブである。9は真空処理室7内
の真空度を計るためのバラトロンゲージ等のガスの種類
によって影響を受けない圧力計である。10は、マスフ
ローコントローラ4より実際に流れた流量を圧力計の測
定値より求める実流量演算部、11は実流量として許容
できる限界値及び設定流量値を記憶する実流量許容限界
設定部である。12は実流量演算部10及び限界設定部
からの実流量値と許容値とを比較し、出力する比較回路
部、13は許容範囲外の場合にズレ量を演算する補正値
演算部である。2は補正回路で、実流量と設定流量とを
一致させるために、マスフローコントローラ制御部3に
入力される流量制御信号の変更を行う。3は、マスフロ
ーコントローラ4へ制御信号を出力するマスフローコン
トローラ制御部である。
【0010】次に、図2にもとづいて、校正手順につい
て説明する。
【0011】まず真空処理室7内を真空排気し到達真空
にする(ステップ21)。圧力計9にて到達真空圧力P
0 を測定する(ステップ22)。次に真空排気バルブ8
を閉じ圧力計9にてt時間後の圧力P1 を測定する(ス
テップ23)。この(P1 −P0 )の値は真空処理室7
自身の脱ガスによるもので真空処理室自身の真空リーク
量を示している。その後、再び真空処理室7を真空排気
バルブ8を開くことにより到達真空にする(ステップ2
4)。次に再び真空排気バルブ8を閉めて校正すべきマ
スフローコントローラ4と真空処理室7間のバルブ14
を開き、ガス流量設定入力部1で設定したガス流量をマ
スフローコントローラ制御部3を介してマスフローコン
トローラ4で制御しながらプロセスガスを実際に真空処
理室7内に流し、t時間後の圧力P2 を圧力計9で測定
する(ステップ25)。そしてマスフローコントローラ
4での流量制御を止め、バルブ14を閉める。(P2
0 )の値はt時間の間、真空処理室7自身の脱ガスに
よるものとマスフローコントローラ4によるプロセスガ
スの処理室内への流入による圧力の増加量と考えて良
い。したがって(P2 −P0 )と(P1 −P0 )の値
と、時間tと処理室と圧力計の体積Vを用い、気体状態
方程式を使うことによりマスフローコントローラ4が流
した実流量値xを実流量演算部10で演算して求める
(ステップ26)。
【0012】
【数1】 実流量値xは、比較回路12で、流量制御した時の設定
値およびその許容限界設定値を記憶している実流量許容
限界設定値11と比較する(ステップ27)。x値が許
容範囲内ならば、マスフローコントローラ4の校正は必
要ない。しかし許容範囲外ならば補正値演算部13によ
ってどの程度設定流量とズレているかを演算し、補正回
路2で実流量と設定流量を一致させるためにマスフロー
コントローラ制御部3に入力されてくる流量制御信号の
変更を行う。
【0013】前述した動作、つまり真空処理室7を到達
真空にすることから制御信号の変更を行うまでのサイク
ルを数回くり返し、ガスの設定流量に実流量を一致させ
る。数回くり返しても一致しない場合、装置の故障等が
考えられるため、校正サイクルを中止する。
【0014】また、実施例のように真空処理室内の圧力
から実流量を求める際、理論式どおりに気体の状態方程
式より算出するのは困難であると思われるので、予め装
置に校正の完了したマスフローコントローラを取り付け
た際に実流量演算部10で流量値xの値を測定してお
き、この値を設定流量値として次回からの校正時に比較
回路部12にて比較し、使用する方法もある。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、圧力計を
用いてガス流量を決定するため、プロセスガスをマスフ
ローコントローラに流すことができ、実ガスにてマスフ
ローコントローラの校正を行うことができる。またマス
フローコントローラを装置からはずさずに流量チェッ
ク、校正が可能なため、真空処理装置内部、配管、バル
ブ等が大気や校正用ガスに触れることがない。そして何
よりも質量流量計を使用して校正を行なわないため、校
正用質量流量計自体のドリフト等に影響されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施例の校正手順を示すフローチャー
【図3】従来例の構成を示すブロック図
【符号の説明】
1 ガス流量設定入力部 2 補正回路 4 マスフローコントローラ 7 真空処理室 9 圧力計 10 実流量演算部 12 比較回路 13 補正値演算部 31 校正用ガス供給源 32 原料ガス供給源 34 標準質量流量計

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空処理室内を真空にした時の真空度と
    一定時間後の真空度とをそれぞれ、圧力計で測定してそ
    の差の値を求め、 次で、再び真空処理室内を真空にした時の真空度とプロ
    セスガスをマスフローコントローラによって設定流量値
    で一定時間流した後の真空度とをそれぞれ、圧力計で測
    定してその差の値を求め、 前記2つの差の値、一定時間、真空処理室と圧力計との
    総体積、及び温度との関係式より前記マスフローコント
    ローラの実流量値を求め、 前記設定流量値に実流量値が等しくなるように流量設定
    の補正を行なうマスフローコントローラ装置の校正方
    法。
  2. 【請求項2】 真空ポンプに接続された真空処理室と、
    該真空処理室内に流すプロセスガスの流量を設定するガ
    ス流量設定入力部及び入力された設定流量のプロセスガ
    スを前記真空処理室内に流すマスフローコントローラか
    ら成るマスフローコントローラ装置において、前記真空
    処理室内の圧力を測定する圧力計と、入力された設定流
    量を真空処理室内に一定時間だけ流し、真空処理室内の
    圧力増加値より実際に流したガス流量を演算して求める
    実流量演算部と、実流量と設定流量とを比較してその差
    から補正値を求める補正値演算部と、前記補正値に基づ
    いて前記マスフローコントローラの流量を補正する補正
    手段とを具備するマスフローコントローラ装置。
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