JPH0985012A - 脱気装置の性能判定システム - Google Patents

脱気装置の性能判定システム

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JPH0985012A
JPH0985012A JP27655695A JP27655695A JPH0985012A JP H0985012 A JPH0985012 A JP H0985012A JP 27655695 A JP27655695 A JP 27655695A JP 27655695 A JP27655695 A JP 27655695A JP H0985012 A JPH0985012 A JP H0985012A
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JP
Japan
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dissolved gas
liquid
concentration
degassing
deaeration
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Application number
JP27655695A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Shiraishi
仁士 白石
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Miura Co Ltd
Original Assignee
Miura Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱気装置の性能判定システムを提供する。 【解決手段】 液体供給部1と脱気液処理部2との間の
液体供給ライン3に脱気装置4を挿入し、この脱気装置
4と脱気液処理部2との間に液体中の溶存気体濃度を検
出するセンサ5を設け、このセンサ5が検出する溶存気
体濃度が規定値を超えたとき警報を出す警報装置6を設
けた構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、脱気装置の技術
分野に属するもので、詳しくは脱気装置の性能判定シス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、液体中に溶存する溶存気
体を除去する脱気装置として、図3に示すように、液体
供給ライン21に脱気モジュール22を挿入し、この脱
気モジュール22に真空吸引ライン23を介して真空ポ
ンプ24を接続した構成のものがある。
【0003】前記脱気モジュール22は、図4に示すよ
うに、ケーシング本体25内に樹脂製の中空糸26を多
数挿入し、前記液体供給ライン21から流入する被脱気
液が前記中空糸26内を通過する過程で、中空糸26の
外側を真空ポンプ24で真空吸引して液体中の溶存気体
を吸引除去するものである。しかしながら、長期間の使
用により前記中空糸26を形成する気体分離膜が劣化
し、液体中の溶存気体を真空吸引するときに液体を同時
に吸引するようになる。このように中空糸26が劣化し
液体漏れが発生する状態では液体中の溶存気体を除去す
る真空吸引レベルが低下し、処理液中の溶存気体濃度が
高くなり不具合が発生する。たとえば、半導体製造のデ
ベロッパーにおいて、半導体に塗布する現像液中に溶存
する溶存気体(たとえば酸素,窒素等)を脱気装置で除
去するが、脱気処理した現像液中の溶存気体濃度が設定
値以上に高くなると、半導体に現像液を塗布するときに
気泡が発生し、この結果現像液が塗布不良となり、半導
体の製造歩留りが大幅に低下し問題となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、前記問題
点に鑑み、脱気装置の脱気性能を判定するシステムを提
供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するためになされたものであって、請求項1に記載
の発明は、液体供給部と脱気液処理部との間の液体供給
ラインに脱気装置を挿入し、この脱気装置と脱気液処理
部との間に液体中の溶存気体濃度を検出するセンサを設
け、このセンサが検出する溶存気体濃度が規定値を超え
たとき警報を出す警報装置を設けたことを特徴としてお
り、また請求項2の発明は、液体供給部と脱気液処理部
との間の液体供給ラインに脱気装置を挿入し、この脱気
装置と脱気液処理部との間に第1自動弁を設け、この第
1自動弁の上流側に性能判定ラインを接続し、この性能
判定ラインに第2自動弁および液体中の溶存気体濃度を
検出するセンサを設け、このセンサが検出する溶存気体
濃度が規定値を超えたとき警報を出す警報装置を設けた
ことを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を液
体供給ラインに脱気装置を挿入したものについて説明す
る。液体供給ラインに挿入した脱気装置は、液体中の溶
存気体を除去する脱気モジュールと、この溶存気体を真
空吸引する真空ポンプとを真空吸引ラインで接続した構
成のものである。この脱気装置の性能判定システムは、
前記脱気モジュールの出口側の液体供給ラインに、脱気
処理した液体中の溶存気体濃度を検出するセンサ(たと
えば、窒素ガスセンサ)を設け、このセンサが検出する
溶存気体濃度が予め設定した規定値を超えたとき警報を
出す警報装置を設け、この警報装置と前記センサを信号
線で接続した構成となっている。この脱気装置の性能判
定システムによれば、前記液体供給ラインから脱気モジ
ュール内に流入する被脱気液の通水過程において、前記
脱気モジュールに接続した真空吸引ラインを介して真空
ポンプで溶存気体を吸引脱気し、被脱気液中の溶存気体
濃度を規定値以下にしているが、前記脱気モジュール内
に異常(中空糸の破損等)が発生し、前記被脱気液中の
溶存気体濃度が規定値以上に高くなれば前記センサが検
知し、検知信号を信号線を介して警報装置へ通報する。
警報装置は、センサからの信号に基づきブザー等で脱気
モジュールの異常を通報する。したがって、被脱気液中
の溶存気体濃度が規定値以上になれば、直ちに対処でき
るので、溶存気体濃度が規定値以上の脱気液を脱気液処
理部へ供給することはない。また、このシステムにより
脱気装置のメンテナンスが容易になる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は、この発明を実施した液体供給ラ
インに脱気装置を挿入した第1実施例の構成を示す説明
図であり、図4は、脱気モジュールを破断して示す説明
図であり、また図5は、脱気モジュールの脱気メカニズ
ムを示す説明図である。
【0008】図1において、この発明の脱気装置の性能
判定システムは、液体供給部1と脱気液処理部2を液体
供給ライン3で接続し、この液体供給ライン3に脱気装
置4を挿入し、この脱気装置4と前記脱気液処理部2と
の間に液体中の溶存気体濃度を検出するセンサ5(たと
えば窒素ガスセンサ)を設け、このセンサ5が検出する
溶存気体濃度が予め設定してある規定値を超えたとき警
報を出す警報装置6を設け、この警報装置6と前記セン
サ5を信号線7で接続した構成となっている。前記脱気
装置4は、前記液体供給ライン3に挿入する脱気モジュ
ール8と、この脱気モジュール8に接続した真空吸引ラ
イン9と真空ポンプ10および排気ライン11で構成し
ている。
【0009】前記脱気モジュール8は、図4に示すよう
に、ケーシング本体25内に樹脂製の中空糸26を多数
挿入し、液体供給部1から流入する被脱気液が前記各中
空糸26内を通過する過程において、図5の脱気メカニ
ズムに示すように、中空糸26の気体分離膜27(中空
糸膜)の外側を真空ポンプ10で真空吸引することによ
り、中空糸26の内外に気体の分圧差をつくり、それを
駆動力として中空糸26内を通る被脱気液から溶存気体
分子28を吸引除去するものである。
【0010】ところで、前記中空糸26を形成する気体
分離膜27が長期間の使用により劣化し、前記気体分離
膜27にピンホール等が発生し、真空ポンプ10で真空
吸引するときに気体分子28と水分子29を吸引する。
このように気体分離膜27にピンホールができると、前
記中空糸26の内外の気体分圧差がなくなり、被脱気液
中に溶存する溶存気体を真空吸引する能力が低下し、処
理液中の溶存気体濃度が高くなり不具合が発生する。
【0011】そこで、この発明の脱気装置の性能判定シ
ステムは、前記脱気モジュール8で脱気処理した脱気液
中の溶存気体濃度を検出するセンサ5を、前記脱気モジ
ュール8の出口側の液体供給ライン3に挿入し、脱気処
理した脱気液中の溶存気体濃度を検出する。そして、検
出した溶存気体濃度が予め設定した規定値を超えたとき
は、前記脱気モジュール8に異常が発生したと判定し、
信号線7を介して警報装置6に通報する。警報装置6
は、ブザー等の報知手段で構成されており、前記脱気モ
ジュール8の異常発生を通報する。
【0012】以上説明したように、この脱気装置の性能
判定システムを脱気液処理部2の手前側に設けることに
より、脱気液処理部2に溶存気体濃度が規定値を超えた
脱気液が供給されることを防止する。したがって、たと
えば半導体製造のデベロッパーにおいて、現像液の脱気
処理が常に正常に行われ、半導体に現像液を塗布すると
きに気泡が発生することがなく、歩留りが向上する。
【0013】つぎに、この発明の第2実施例を図2に基
づいて説明する。図2は、図1と同様、この発明を実施
した液体供給ラインに脱気装置を挿入した構成を示す説
明図である。尚、前記第1実施例と同一部材には同一符
号を付し、重複する説明は省略する。
【0014】この第2実施例は、図2に示すように、脱
気装置4と脱気液処理部2との間の液体供給ライン3に
空気弁や電磁弁等の第1自動弁12を設け、この第1自
動弁12の上流側に性能判定ライン13を接続し、この
性能判定ライン13に空気弁や電磁弁等の第2自動弁1
4および液体中の溶存気体濃度を検出するセンサ5を設
け、このセンサ5が検出する溶存気体濃度が規定値を超
えたとき警報を出す警報装置6を設け、この警報装置6
と前記センサ5を信号線7で接続した構成となってい
る。この実施例においては、前記性能判定ライン13に
容器15を設け、この容器15内に前記センサ5を挿入
して溶存気体濃度を検出する構成としている。尚、前記
性能判定ライン13にセンサ5を直接挿入して溶存気体
濃度を検出することも実施に応じて好適である。
【0015】この第2実施例にあっては、別途設けた制
御器(図示省略)からの出力信号により、第1自動弁1
2を閉じるとともに第2自動弁14を開いて脱気液を性
能判定ライン13に流入させ、この性能判定ライン13
に挿入したセンサ5で溶存気体濃度を検出し、この検出
値が規定値内であれば前記センサ5から前記制御器へ通
報し、制御器は前記第2自動弁14を閉じるとともに第
1自動弁12を開いて脱気液を脱気液処理部2へ供給す
る。前記制御器からの出力信号は、例えば所定時間毎に
一定の間隔をおいて出力するものである。また、溶存気
体濃度が規定値を超えているときは、前記第1実施例と
同様に警報装置6は異常発生を通報する。
【0016】このように、図2の第2実施例によれば、
脱気液の溶存気体濃度をよりシビアに管理する場合に好
適であり、被脱気液の溶存気体濃度が正確に所定濃度に
維持される。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、液体供給ラインに挿入した脱気装置と脱気液処理部
との間に、液体中の溶存気体濃度を検出するセンサを設
け、このセンサが検出する溶存気体濃度が規定値を超え
たとき警報を出す警報装置を設けたので、前記脱気装置
に異常が発生し脱気性能が低下した場合、前記センサが
脱気液中の溶存気体濃度を検出し規定値を超えれば異常
を通報するので、脱気液処理部に対し規定値以上の脱気
液を供給することが防止できる。また、このシステムに
より脱気装置のメンテナンスを容易にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施した液体供給ラインに脱気装置
を挿入した第1実施例の構成を示す説明図である。
【図2】この発明を実施した液体供給ラインに脱気装置
を挿入した第2実施例の構成を示す説明図である。
【図3】従来の脱気装置の概略説明図である。
【図4】脱気モジュールを破断して示す説明図である。
【図5】脱気モジュールの脱気メカニズムを示す説明図
である。
【符号の説明】
1 液体供給部 2 脱気液処理部 3 液体供給ライン 4 脱気装置 5 センサ 6 警報装置 12 第1自動弁 13 性能判定ライン 14 第2自動弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体供給部1と脱気液処理部2との間の
    液体供給ライン3に脱気装置4を挿入し、この脱気装置
    4と脱気液処理部2との間に液体中の溶存気体濃度を検
    出するセンサ5を設け、このセンサ5が検出する溶存気
    体濃度が規定値を超えたとき警報を出す警報装置6を設
    けたことを特徴とする脱気装置の性能判定システム。
  2. 【請求項2】 液体供給部1と脱気液処理部2との間の
    液体供給ライン3に脱気装置4を挿入し、この脱気装置
    4と脱気液処理部2との間に第1自動弁12を設け、こ
    の第1自動弁12の上流側に性能判定ライン13を接続
    し、この性能判定ライン13に第2自動弁14および液
    体中の溶存気体濃度を検出するセンサ5を設け、このセ
    ンサ5が検出する溶存気体濃度が規定値を超えたとき警
    報を出す警報装置6を設けたことを特徴とする脱気装置
    の性能判定システム。
JP27655695A 1995-09-28 1995-09-28 脱気装置の性能判定システム Pending JPH0985012A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110257845A1 (en) * 2009-01-13 2011-10-20 Keitaro Niki Steering control apparatus for vehicle

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110257845A1 (en) * 2009-01-13 2011-10-20 Keitaro Niki Steering control apparatus for vehicle
US8738230B2 (en) * 2009-01-13 2014-05-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Steering control apparatus for vehicle

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