JPH0984722A - 介助機能付用便装置 - Google Patents

介助機能付用便装置

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JPH0984722A
JPH0984722A JP7274912A JP27491295A JPH0984722A JP H0984722 A JPH0984722 A JP H0984722A JP 7274912 A JP7274912 A JP 7274912A JP 27491295 A JP27491295 A JP 27491295A JP H0984722 A JPH0984722 A JP H0984722A
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frame
toilet seat
toilet
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synchronizing
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Hiroshi Horiuchi
啓史 堀内
Akiko Sakata
明子 坂田
Seiichi Komura
清一 小村
Toshizo Imanari
利蔵 今成
Yasushi Sawada
泰 澤田
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KOMURA SEISAKUSHO KK
Toto Ltd
Komura Seisakusho:Kk
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KOMURA SEISAKUSHO KK
Toto Ltd
Komura Seisakusho:Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 介助機能付用便装置を、狭いトイレに設置す
ることができると共に身体弱者が自分一人で容易かつ安
全に起立することができるようにする。 【解決手段】 基枠1の左右の柱部2a,2bに、昇降
枠3を上下スライド自在に取付ける。昇降枠3に便座取
付枠4を取付ける。便座取付枠4に便座5を取付ける。
昇降枠3を上下に駆動させる昇降駆動手段6と、昇降枠
3の左右両端部の上昇を同期させるワイヤーと滑車とか
ら成るシンクロナイズ手段と、を備える。昇降枠3に腕
支えアーム14を後端部の水平軸心L廻りに上方へ折畳み
可能に取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、身体弱者用の介助
機能付用便装置に関する。
【0002】
【従来の技術】足腰の弱った老人、怪我人、病人、及
び、身体障害者等の身体弱者が楽に着座・起立できるよ
うな介助機能を有する用便装置としては、例えば、上下
方向のラック部を有する左右の支柱に、ラック部に噛合
する左右のピニオンを有する便座取付枠を昇降自在に取
付けると共に、左右のピニオンを駆動機構にて回転駆動
される1本の軸部材にて相互に連結して、左右のピニオ
ンが同期して回転するように構成したものが公知であっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来の介助機能付用便装置では、ピニオンを連結する軸
部材が平面的に見て左右の支柱を横切るため、狭いトイ
レでは、軸部材が水洗用の水を溜める給水タンクに当た
って便座の昇降が妨げられることがあり、あるいは、給
水タンクが邪魔となって用便装置を設置することができ
ないことがあった。
【0004】そこで、本発明は、上述の問題を解決し
て、狭いトイレに設置することができると共に身体弱者
が自分一人で容易かつ安全に起立することができる(ま
た着座も容易にできる)介助機能付用便装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明に係る介助機能付用便装置は、左右一対の柱
部を有する基枠と、該基枠の柱部に上下スライド自在に
取付けられる昇降枠と、該昇降枠に取付けられる便座取
付枠と、該便座取付枠に取付けられる便座と、上記昇降
枠を上下に駆動させる昇降駆動手段と、上記昇降枠の左
右両端部の上昇を同期させるワイヤーと滑車とから成る
シンクロナイズ手段と、を備えたものである。
【0006】また、本発明に係る介助機能付用便装置
は、左右一対の柱部を有する基枠と、該基枠の柱部に上
下スライド自在に取付けられる昇降枠と、該昇降枠に取
付けられる便座取付枠と、該便座取付枠に取付けられる
便座と、上記昇降枠を上下に駆動させる昇降駆動手段
と、上記昇降枠の左右両端部の上昇と下降を同期させる
ワイヤーと滑車とから成るシンクロナイズ手段と、を備
えたものである。
【0007】なお、昇降駆動手段が、下端にナット部を
有する筒体と、該筒体のナット部に螺進退自在に螺合す
るスクリューシャフトと、電動モータと、該電動モータ
と上記スクリューシャフトを連動連結する減速機構と、
を有しているも好ましい。
【0008】また、便座が上昇状態にて前方下傾となり
下降状態にて該便座が便器本体に当接して水平状となる
ように、便座取付枠が所定微小角度だけ揺動可能に昇降
枠に取付けられているも望ましい。また、昇降枠に腕支
えアームが後端部の水平軸心廻りに上方へ折畳み可能に
取付けられているも望ましい。また、基枠の左右の柱部
と後壁面との間に、給水タンク逃げ用の空間が形成され
ているも好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施の形態に基き本
発明を詳説する。
【0010】図1は本発明に係る介助機能付用便装置の
実施の一形態を示し、この装置は、足腰の弱った老人、
怪我人、病人、体の不自由な人、及び、身体障害者等の
身体弱者の用便時の着座及び立上がりを介助するための
ものであり、左右一対の柱部2a,2bを有する基枠1
と、基枠1の柱部2a,2bに上下スライド自在に取付
けられる昇降枠3と、昇降枠3に取付けられる便座取付
枠4と、便座取付枠4に取付けられる便座5と、昇降枠
3を上下に駆動させる昇降駆動手段6と、を備えてい
る。
【0011】しかして、図1と図2と図3に示すよう
に、基枠1は、便器本体7の左右外側方に配設される前
後方向の脚部8a,8bと、その脚部8a,8bの後部
に立設される柱部2a,2bと、左右両端部が柱部2
a,2bに固着される連結板9と、を有する。柱部2
a,2bは、角筒材にて形成され、前面に上下方向のス
リット部Sを有する。
【0012】連結板9は、柱部2a,2bの相互対向面
に前方突出状に固着される側板部9a,9bと、その側
板部9a,9bの前端に左右両端が連結一体化される前
板部9cと、から平面視門型に形成される。
【0013】また、昇降枠3は、柱部2a,2b内に上
下スライド自在に収納される角筒状のスライド筒部10,
10と、そのスライド筒部10, 10の下部前面に前方突出状
に設けられると共に取付杆11aを一体に有する下取付片
11, 11と、スライド筒部10,10の上部前面に前方突出状
に設けられる上取付片12, 12と、その上取付片12, 12の
前端に両端が連結一体化される連結片13と、を有する。
【0014】上取付片12, 12と連結片13には、枢支片15
…を介して腕支えアーム14, 14が左右方向の水平軸心L
廻りに揺動自在に枢着される。腕支えアーム14は、前方
へ倒れた水平状態と起立状の折畳み状態との揺動範囲内
で揺動自在とされる。つまり、図1に示すように、昇降
枠3に腕支えアーム14が後端部の水平軸心L廻りに上方
へ折畳み可能に取付けられている(図1参照)。
【0015】また、図2と図3に示すように、基枠1に
は、複数個の滑車30…が枢着され、かつ、その滑車30に
ワイヤー29が懸架されている。ワイヤー29の一端29aは
昇降枠3の一方のスライド筒部10に固着され、他端29b
は昇降枠3の他方のスライド筒部10に固着される。つま
り、この装置は、昇降枠3の左右両端部の上昇を同期さ
せるワイヤー29と滑車30…とから成るシンクロナイズ手
段31と、を備えている。
【0016】しかして、図4の略図にて示すように、ワ
イヤー29の一端29aが所定寸法Cだけ上昇すると、他端
29bも同一の所定寸法Cだけ上昇する。これにより、図
1と図2と図3に示した昇降枠3が、左右両端部が同期
して上昇する。従って、昇降枠3が左右に傾くことは無
く、昇降枠3をスムースに上昇させることができる。
【0017】また、図3に示すように、基枠1の柱部2
a,2bと後壁面32との間に、給水タンク34逃げ用の空
間33が形成されている。即ち、連結板9の前板部9cの
後面が後壁面32とされる。
【0018】シンクロナイズ手段31のワイヤー29と滑車
30…は、基枠1の連結板9の側板部9a,9bの外面側
と後壁面32の内側に配設される。具体的には、平面的に
見て、後壁面32の内側のワイヤー29と滑車30,30よりも
後方であって、左右の側板部9a,9bの内側が、給水
タンク34逃げ用の空間33である。
【0019】また、図1と図2に示すように、昇降駆動
手段6は、下端部が基枠1の一方の脚部8bに取付けら
れると共に上端部が連結片22を介して昇降枠3の上取付
片12に取付けられる電動伸縮体20と、一方の腕支えアー
ム14の前端に付設される手動操作用スイッチ21と、を備
えている。
【0020】電動伸縮体20は、図5に示すように、下端
にナット部23aを有する筒体23と、筒体23のナット部23
aに螺進退自在に螺合するスクリューシャフト24と、電
動モータ25と、電動モータ25とスクリューシャフト24を
連動連結する減速機構26と、を有している。
【0021】スクリューシャフト24の下端部は、減速機
構26を内有するブロック体27に枢着される。そのブロッ
ク体27には筒体23がスライド自在に挿入される外筒体28
の下端部が固着される。
【0022】また、筒体23は、円筒状の筒体本体部23b
の下端にナット部23aを嵌入状に固着して成る。外筒体
28の上端開口部には、筒体本体部23bをスライド自在に
受けるブッシュ45が嵌着される。
【0023】ブロック体27には、軸受40等を介してスク
リューシャフト24の下部が回転自在に取付けられる。そ
のスクリューシャフト24は、筒体23のナット部23aに螺
進退自在に螺合する。なお、スクリューシャフト24とナ
ット部23aとの間には、摩擦係数を減少するための多数
の小球体43…が介装される。即ち、スクリューシャフト
24とナット部23aと小球体43…にてボールねじが構成さ
れている。
【0024】減速機構26は、スクリューシャフト24の下
端部に外嵌状に固着されたホイール41と、電動モータ25
の出力軸に固着されると共にホイール41に噛合するウォ
ーム42とから成る。
【0025】なお、外筒体28の上端部と下端部には、上
述のナット部23aを検知する図示省略のリミットスイッ
チが付設される。そして、そのリミットスイッチは、ナ
ット部23aを検知すると電動モータ25が停止するよう
に、電気回路に接続される。これにより、電動伸縮体20
の長さKが最大になった時及び最小になった時に、自動
的に停止する。
【0026】しかして、スクリューシャフト24が図5の
矢印A方向へ回転するように電動モータ25を回転駆動さ
せると、ナット部23aが上昇して筒体23が外筒体28から
上方へ出てゆくため、電動伸縮体20の長さKが増加す
る。また、スクリューシャフト24が矢印B方向へ回転す
るように電動モータ25を回転駆動させると、ナット部23
aが下降して筒体23が外筒体28内に挿入されてゆくた
め、電動伸縮体20の長さKが減少する。
【0027】上述の構成により、無段階上昇位置に便座
を確実かつ安定して停止させることができる。また、昇
降可能なストローク幅を大きくとることができる。さら
に、電動伸縮体20をコンパクトかつ軽量とすることがで
きる。なお、図5は、電動伸縮体20を最短とした状態を
示す。
【0028】また、(図1〜図3にもどって)便座取付
枠4は、昇降枠3の下取付片11の取付杆11aの前端部に
左右方向の水平軸心M廻りに揺動可能に枢着される枢結
金具4bと、その枢結金具4bに基端部が固着される揺
動杆4cとを、有する。
【0029】具体的には、図6と図7に示すように、取
付杆11aの前端部に軸部材16を介して枢結金具4bが枢
着される。また、枢結金具4bは、左右の側壁部17aと
その側壁部17aの上端縁の間に一体状に設けられる上壁
部17bとから成る正面視門型の金具本体17と、左右の側
壁部17aの間に横架されるストッパピン19と、側壁部17
aの間に横架される軸部材16と、から成る。
【0030】揺動杆4cは、図6の水平状態と、図7の
前傾状態との間にて揺動規制される。即ち、水平状態で
は、金具本体17の上壁部17bが取付杆11aの上面に近接
乃至当接して揺動規制され、前傾状態では、ストッパピ
ン19が取付杆11aの下面に当接して揺動規制される。
【0031】また、図8〜図11に示すように、便座取付
枠4の揺動枠4cは、側面から見て横倒U字状に形成さ
れ、その揺動枠4cの上後端部に、便座5の後端部が左
右方向の水平軸心N廻りに揺動自在に枢着される。
【0032】しかして、(図8の如く)便座5が上昇状
態にて前方下傾となり(図11の如く)下降状態にて便座
5が便器本体7に当接して水平状となるように、便座取
付枠4が所定微小角度θだけ揺動可能に昇降枠3に取付
けられている。
【0033】なお、便座5の後部には、人の局部に向け
て洗浄水を噴射するノズルを有する局部洗浄装置48が付
設されている(図1参照)。
【0034】しかして、この装置を身体弱者が使用する
には、図8に示すように、便座5及び便座取付枠4を、
上昇した状態とする。そして、便座5に腰掛ける。
【0035】なお、この状態では、便座5及び便座取付
枠4が前方下傾となるため、身体弱者が楽に便座5に着
座することができる。かつ、身体弱者が後ろによろめい
ても、すぐに臀部が便座5に当たるので、後方への転倒
を防止でき、安全性が高い。
【0036】その後、図外の手動操作用スイッチ21を操
作して便座5及び便座取付枠4を下降させる。これによ
り、便座5及び便座取付枠4が前方下傾のまま下降す
る。その後、図9に示すように、便座5の下面先端寄り
部位が便器本体7の上面先端部に当接する。
【0037】さらにその後、図10に示すように便座取付
枠4が下降し、かつ、便座5が便座取付枠4に相対的に
上方へ揺動する。そして、図11に示すように、便座5の
下面全体が便器本体7の上面に当接して便座5が水平と
なると、便座取付枠4も水平となり、便座取付枠4の下
降が自動的に止まる。
【0038】しかして、上述の便座5の水平状態にて用
便をする。そして、用便を終えた後は、再び図外の手動
操作用スイッチ21を操作して便座取付枠4を上昇させ
る。これにより、便座5及び便座取付枠4は、図10と図
9の状態を経た後に図8に示した上昇状態となる。
【0039】上述の便座5及び便座取付枠4の上昇状態
では、便座5が前方下傾となるので、身体弱者が力を入
れること無く容易に立ち上がることができる。なお、身
体弱者の体力によっては、図8に示した上昇状態よりも
低い位置で便座5を停止させてそのまま立ち上がっても
よい。
【0040】また、身体弱者が使用した後は、再び図11
の如く便座5を下降させておくも好ましい。そのように
すれば、健常者が使用するのに便利である。
【0041】なお、上述の如く便座5及び便座取付枠4
を上昇・下降させると、それにともなって、図外の腕支
えアーム14, 14も上昇・下降する。
【0042】上述のように、この用便装置によれば、身
体弱者が一人で極めて楽に用便をすることができる。か
つ、健常者が使用する場合にも支障は無く、一般家庭用
として使用できる。
【0043】また、基枠1の柱部2a,2bと後壁面32
との間に、給水タンク34逃げ用の空間33が形成されてい
るので、便器本体に給水タンク34が接近して設けられて
いる標準の便器に容易に設置できる。また、図12に示す
ような極めて狭いトイレ50にでも本装置を設置できる。
【0044】さらに、昇降枠3に腕支えアーム14が後端
部の水平軸心L廻りに上方へ折畳み可能に取付けられて
いるので、図12の極めて狭いトイレ50に設置した場合に
は、入口の扉49に近い方のアーム14を実線にて示すよう
に上方へ折り畳めば、アーム14が邪魔となることなく、
身体弱者でもトイレに容易に出入りできる。なお、着座
する際は、便器の前方に立った後にアーム14を仮想線に
て示すように水平に倒せばよい。
【0045】次に、図13は、他のシンクロナイズ手段31
を示し、このシンクロナイズ手段31は、図外の昇降枠3
の左右両端部の上昇と下降を同期させるワイヤー29, 35
と複数の滑車30…とから成る。
【0046】各滑車30…は、基枠1に枢着される。ま
た、2本のワイヤー29, 35の夫々の一端29a,35aは図
示省略の昇降枠3の一方のスライド筒部10に固着され、
他端29b,35bは昇降枠3の他方のスライド筒部10に固
着される。
【0047】実線にて示した一方のワイヤー29は、一端
29aが引き上げられると張力が作用して他端29bが引き
上げられるように滑車30…に懸架される。また、破線に
て示した他方のワイヤー35は、一端35aが引き下げられ
ると張力が作用して他端35bが引き下げられるように滑
車30…に懸架される。
【0048】上述の構成により、ワイヤー29の一端29a
が所定寸法Dだけ上昇すると、ワイヤー29に張力が作用
して他端29bも同一の所定寸法Dだけ上昇する。なお、
これに伴って、ワイヤー35の一端35a及び他端35bが所
定寸法Dだけ上昇する。
【0049】また、ワイヤー35の一端35aが所定寸法E
だけ下降すると、ワイヤー35に張力が作用して他端35b
も同一の所定寸法Eだけ下降する。なお、これに伴っ
て、ワイヤー29の一端29a及び他端29bが所定寸法Eだ
け下降する。
【0050】これにより、図示省略の昇降枠3が、左右
両端部が同期して上昇及び下降する。従って、昇降枠3
が上昇する際と下降する際のいずれにおいても、昇降枠
3が左右に傾くことは無く、昇降枠3をスムースに上昇
及び下降させることができる。
【0051】なお、上述の実施の形態では、左右の腕支
えアーム14, 14が上方へ折畳み可能とされているが、何
れか一方の(トイレの扉に近い方の)腕支えアーム14の
みを上方へ折畳み可能とするも自由である。
【0052】
【発明の効果】本発明は上述の構成により、次のような
著大な効果を奏する。
【0053】請求項1記載の介助機能付用便装置によれ
ば、昇降枠3の左右何れか一端部のみを昇降駆動手段6
にて支持しつつ便座5を上昇させても、便座5を左右に
傾くことなくスムースに上昇させることができる。従っ
て、身体弱者が立ち上がる際に、不愉快な振動が無くス
ムースに起立及び着座できる。
【0054】請求項2記載の介助機能付用便装置によれ
ば、昇降枠3の左右何れか一端部のみを昇降駆動手段6
にて支持しつつ便座5を上昇・下降させても、便座5を
左右に傾くことなくスムースに上昇・下降させることが
できる。従って、身体弱者が立ち上がる際と着座する際
に、不愉快な振動が無くスムースに起立及び着座でき
る。
【0055】請求項3記載の介助機能付用便装置によれ
ば、便座5を任意の無段階上昇位置で確実にかつ安定し
て停止させることができ、使用者が自分の体格や体力に
合わせて使用できる。また、着座する際と起立する際
に、便座5をゆっくりと上昇又は下降させ得るので安全
である。さらに、全体のコンパクト化及び軽量化に貢献
できる。また、便座5の昇降ストローク幅を大きくとる
ことができ、優れた立ち上がり補助効果が得られる。
【0056】請求項4記載の介助機能付用便装置によれ
ば、簡単な構造であるにもかかわらず、便座5を下降位
置にて確実に水平に保持することができ、かつ、上昇位
置に自然に前方下傾となって立ち上がり易くなる。
【0057】請求項5記載の介助機能付用便装置によれ
ば、極めて狭いトイレに設置した場合でも、身体弱者が
容易に出入りでき、かつ、着座姿勢では左右の腕支えア
ーム14, 14に両腕をかけて楽に用便できる。
【0058】請求項6記載の介助機能付用便装置によれ
ば、標準の便器等の便器本体に給水タンクが接近して設
けられている便器に対応してコンパクトに設置できる。
また、極めて狭いトイレにでも本装置を設置できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す斜視図である。
【図2】要部斜視図である。
【図3】要部平面図である。
【図4】シンクロナイズ手段の簡略説明図である。
【図5】昇降駆動手段の要部断面図である。
【図6】便座取付枠の要部断面図である。
【図7】便座取付枠の要部作用説明図である。
【図8】上昇状態の要部側面図である。
【図9】便座が便器本体に当接した状態の要部側面図で
ある。
【図10】便座が便器本体に当接した状態の要部側面図で
ある。
【図11】下降状態の要部側面図である。
【図12】使用方法説明図である。
【図13】他のシンクロナイズ手段の簡略説明図である。
【符号の説明】
1 基枠 2a 柱部 2b 柱部 3 昇降枠 4 便座取付枠 5 便座 6 昇降駆動手段 7 便器本体 14 腕支えアーム 23 筒体 23a ナット部 24 スクリューシャフト 25 電動モータ 26 減速機構 29 ワイヤー 30 滑車 31 シンクロナイズ手段 32 後壁面 33 空間 34 給水タンク 35 ワイヤー L 水平軸心 θ 所定微小角度
フロントページの続き (72)発明者 坂田 明子 北九州市小倉北区中島2丁目1番1号 東 陶機器株式会社内 (72)発明者 小村 清一 大阪市住吉区帝塚山中4丁目1−23 (72)発明者 今成 利蔵 八尾市西弓削3丁目9番地 株式会社コム ラ製作所内 (72)発明者 澤田 泰 八尾市西弓削3丁目9番地 株式会社コム ラ製作所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対の柱部2a,2bを有する基枠
    1と、該基枠1の柱部2a,2bに上下スライド自在に
    取付けられる昇降枠3と、該昇降枠3に取付けられる便
    座取付枠4と、該便座取付枠4に取付けられる便座5
    と、上記昇降枠3を上下に駆動させる昇降駆動手段6
    と、上記昇降枠3の左右両端部の上昇を同期させるワイ
    ヤー29と滑車30…とから成るシンクロナイズ手段31と、
    を備えたことを特徴とする介助機能付用便装置。
  2. 【請求項2】 左右一対の柱部2a,2bを有する基枠
    1と、該基枠1の柱部2a,2bに上下スライド自在に
    取付けられる昇降枠3と、該昇降枠3に取付けられる便
    座取付枠4と、該便座取付枠4に取付けられる便座5
    と、上記昇降枠3を上下に駆動させる昇降駆動手段6
    と、上記昇降枠3の左右両端部の上昇と下降を同期させ
    るワイヤー29, 35と滑車30…とから成るシンクロナイズ
    手段31と、を備えたことを特徴とする介助機能付用便装
    置。
  3. 【請求項3】 昇降駆動手段6が、下端にナット部23a
    を有する筒体23と、該筒体23のナット部23aに螺進退自
    在に螺合するスクリューシャフト24と、電動モータ25
    と、該電動モータ25と上記スクリューシャフト24を連動
    連結する減速機構26と、を有している請求項1又は2記
    載の介助機能付用便装置。
  4. 【請求項4】 便座5が上昇状態にて前方下傾となり下
    降状態にて該便座5が便器本体7に当接して水平状とな
    るように、便座取付枠4が所定微小角度θだけ揺動可能
    に昇降枠3に取付けられている請求項1又は2記載の介
    助機能付用便装置。
  5. 【請求項5】 昇降枠3に腕支えアーム14が後端部の水
    平軸心L廻りに上方へ折畳み可能に取付けられている請
    求項1又は2記載の介助機能付用便装置。
  6. 【請求項6】 基枠1の左右の柱部2a,2bと後壁面
    32との間に、給水タンク34逃げ用の空間33が形成されて
    いる請求項1又は2記載の介助機能付用便装置。
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WO2001015588A1 (en) * 1999-08-30 2001-03-08 Stuart Earl Crispin Miller Adjustable elevating toilet seat
CN107811776A (zh) * 2017-11-29 2018-03-20 青岛清通智能医疗科技有限公司 一种智能轮椅

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