JPH0984473A - 液体散布装置の散液頭部 - Google Patents

液体散布装置の散液頭部

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JPH0984473A
JPH0984473A JP7249445A JP24944595A JPH0984473A JP H0984473 A JPH0984473 A JP H0984473A JP 7249445 A JP7249445 A JP 7249445A JP 24944595 A JP24944595 A JP 24944595A JP H0984473 A JPH0984473 A JP H0984473A
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JP
Japan
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liquid
sprinkling
spraying
water
head
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JP7249445A
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Hiroshi Ota
宏 太田
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】任意の形状および大きさの散布領域の全面にわ
たってほぼ均一に隈無く液体を散布することができると
共に、高さ制限のある箇所で好適に使用することができ
る散布頭部を提供する。 【解決手段】液体散布装置の立ち上がり管11に設けら
れた散液頭部であって、散液頭部は、上に凸な略半球上
に形成されるとともに、液体を遠方に散布するための略
半球面1a上に存在する複数個の孔と、液体を近傍に散
布するための噴出口を有する突起部1dとを合わせ持つ
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体を散布する液
体散布装置の散液頭部に関するものである。
【従来の技術】従来、例えば、各種野菜や草花等を露地
栽培する畑や疏菜園、ビニルハウス、果樹園、芝生や草
花等が植えられた公園や庭園等の潅水、或いは道路等の
散水等に用いられる散水装置としてスプリンクラーが知
られている。
【0002】一般に、スプリンクラーは、散水を所望す
る散水領域の中心部に立設され、回転自在に設けられた
スプリンクラー頭部(以下、ヘッドと称する)に形成され
たノズル(孔)から水を噴射すると共に、上記ヘッドに
取り付けられた羽根にノズルから噴射された水を当て、
その衝撃力で該ヘッドを一定方向に回転させながら同心
円状に広範囲に散水するようになっている。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
従来の散水装置であるスプリンクラーのヘッドでは、散
水領域がスプリンクラーを中心とした同心円状(ドーナ
ツ型)になる。従って、広範囲に散水可能ではあるが、
スプリンクラー近傍に散水できないという問題点を有し
ている。また、例えば散水を所望する散水領域が長方形
や正方形等の矩形の場合には、これら領域の隅部に散水
することができない。尚、散水されない領域が生じない
ようにするためには、散水領域の一部が互いに重なるよ
うにして複数のスプリンクラーを設置しなければならな
いので、スプリンクラーを効率的に設置できないという
別の問題点をも生じる。従って、任意の形状および大き
さの散布領域の全面にわたって隈無く液体を散布するこ
とができるヘッド、即ち、液体散布装置の散布頭部が求
められている。
【0004】また、スプリンクラーを果樹園の散水装置
として用いると、ノズルから噴射されて羽根に当たった
水がヘッド上方に飛び散るので、水滴が果実に付着し、
該果実が常時濡れた状態となる。このため、果実にカビ
が生えたり、病原菌が繁殖するなど、いわゆる病虫害が
発生し易くなる。すなわち果実の品質および収量の低下
を引き起こすという問題点が生じる。
【0005】さらに、スプリンクラーを宿物栽培用ハウ
スの散水装置として用いる場合には、散水ノズルから噴
射される水が該ハウスの天井に当たらないように(いわ
ゆる、高さ制限)、散水ノズルの角度を下向きに制限し
なければならない。このため、ノズルから噴射される水
によって土壌などの表面が受ける衝撃が大きくなるとと
もに、水滴の跳ね返りが生じ、穏やかに散水することが
難しくなる。つまり、いわゆる高さ制限に関係なく散水
することができないという問題点が生じる。
【0006】従って、任意の形状および大きさの散布領
域の全面にわたって隈無く液体を散布することができる
と共に、例えば、いわゆる高さ制限のある果樹園や植物
栽培用ハウス等に好適に使用することができるヘッド、
即ち、液体散布装置の散布頭部が求められている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明の液体散布装置の散液頭部は、
液体散布装置の立ち上がり管に設けられた散液頭部であ
って、上記散液頭部は、上に凸な略半球上に形成される
とともに、液体を遠方に散布するための略半球面上に存
在する複数個の孔と、液体を近傍に散布するための噴出
口を有する突起部とを合わせ持つことを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明の液体散布装置の散液
頭部は、請求項1記載の散液頭部において、該突起部が
略半球面の頂部に位置することを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明の液体散布装置の散液
頭部は、請求項1または2記載の散液頭部において、液
体を遠方に散布するための略半球面上に存在する複数個
の孔のうち、液体散布装置から離れた領域に液体を散布
可能にする孔の該半球中心に対する仰角が、より離れた
領域に液体を散布可能にする孔の該半球中心に対する仰
角より小さいことを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明の液体散布装置の散液
頭部は、請求項1または2記載の散液頭部において、液
体を遠方に散布するための略半球面上に存在する複数個
の孔のうち、液体散布装置から最も離れた領域に液体を
散布可能にする孔の該半球中心に対する仰角が、約27°
前後であることを特徴とする。
【0011】さらに、請求項5記載の発明のハウス栽培
用潅水方法は、植物栽培用ハウスにおいてより上記の各
散液頭部を好適に使用するための方法であって、植物栽
培用ハウスの両側部における所定位置に、請求項1、
2、3および4記載の散液頭部を配設し、配設した散液
頭部により土壌に灌水することを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1記載の構成によれば、散液頭部は上に
凸な略半球状を成し、その半球面には、液体を遠方に散
布するための液体を散布するための孔が複数個設けられ
ており、これら孔と液体を近傍に散布するための噴出口
を有する突起部とを合わせ持つ構成となっている。この
ため、液体の飛距離を半球面上における孔の穿設位置で
自在に設定することができると共に、例えば、孔の形成
パターンを適宜変更することにより、散布領域の形状や
大きさに応じて液体を遠方に散布することが可能にな
る。また、散布頭部は、略半球面上に液体の噴出口を有
する突起部を備えている。従って、液体が散液頭部上方
に飛び散ることなく、近傍に散布することができる。こ
れにより、任意の形状および大きさの散布領域の全面に
わたって液体を散布することができると共に、例えば、
いわゆる高さ制限のある植物栽培用ハウス等に好適に使
用することができる。つまり、例えば、本液体散布装置
を果樹園の散水装置として用いた場合においては、水が
散液頭部上方に飛び散らないので、水滴が果実に付着せ
ず、該果実が常時乾いた状態に保たれる。このため、い
わゆる病虫害が発生し難くなり、果実の品質および収量
が維持される。また、例えば、本液体散布装置を植物栽
培用ハウスの散水装置として用いた場合においては、水
が散液頭部上方に飛び散らないので、水が該ハウスの天
井部分に当たることはない。このため、いわゆる高さ制
限に関係なく散水することができる。また、スプリンク
ラーと比較して孔径の小さな散水孔を穿設することによ
って、微細な液滴による散水を行うことができる。これ
により、土壌などの表面が受ける衝撃が小さくなるとと
もに、水滴の跳ね返りが生じることなく、穏やかに散水
することが可能となる。
【0013】請求項2記載の構成によれば、散液頭部は
請求項1記載の散液頭部において、液体を近傍に散布す
るための噴出口を有する突起部が、略半球面の頂部に位
置する。このため、該突起部による近傍の散液領域をよ
り広くとることができると同時に、効率よく近傍の散液
領域を設定することが可能となる。
【0014】請求項3記載の構成によれば、散液頭部は
請求項1または2記載の散液頭部において、液体を遠方
に散布するための略半球面上に存在する複数個の孔のう
ち、液体散布装置から離れた領域に液体を散布可能にす
る孔の該半球中心に対する仰角が、より離れた領域に液
体を散布可能にする孔の該半球中心に対する仰角より小
さくなっている。このため、散液の高さを全体としてよ
り低く設定することができ、ハウス天井への散水を防ぐ
ことができるとともに、果樹などに対しては、直接液滴
が付着することなく樹下に対して有効な散水を行うこと
が可能となる。
【0015】請求項4記載の構成によれば、散液頭部は
請求項1または2記載の散液頭部において、液体を遠方
に散布するための略半球面上に存在する複数個の孔のう
ち、液体散布装置から最も離れた領域に液体を散布可能
にする孔の該半球中心に対する仰角が、約27°前後であ
る。このため、より少ない散液量やより低い液圧で散液
領域を広くとることができる。
【0016】請求項5記載の発明のハウス栽培用灌水方
法によれば、植物栽培用ハウスの両側部における所定位
置に、請求項1、2、3又は4記載の散液頭部を配設
し、配設した散液頭部により土壌に灌水する。このた
め、土壌の耕作時毎に灌水用通水管を撤去・配設する必
要がなく、手間が掛からない等の農作業の省力化を図る
ことができる。また、植物栽培用ハウスの両側部分の土
壌にまで灌水することができ、ハウス内全体にわたって
隈無く灌水することができるという効果を奏する。
【0017】
【発明の実施の形態および実施例】本発明の2つの実施
例(実施例1および2)について図1ないし図9に基づいて
説明すれば、以下の通りである。尚、以下の説明におい
ては、液体散布装置によって散布される液体が水である
場合、即ち、液体散布装置を散水装置として使用する場
合を例に挙げることとする。
【0018】実施例1および2にかかる液体散布装置と
しての散水装置は、図9に示すように、通水管10より導
水される立ち上がり管11を備えている。上記の立ち上が
り管11は、散水を所望する土壌等(散布領域)の任意の
位置に立設されている。立ち上がり管11の上端部には、
取り付け治具12を介して散水頭部(散液頭部)1が着脱自
在に取り付けられている。図中1dで示したものが、噴出
口を有する突起部である散液ノズルである。尚、取り付
け治具12は、散水頭部1のネジ部1b(後述する)に対応す
る図示しないネジ部(雌ネジ)を有している。
【0019】実施例1について図1および図2に基づい
て説明する。図1および図2に示すように、上に凸な略半
球状に形成された半球部1aと、取り付け治具12に取り付
けるためのネジ部(雄ネジ)1b と、これら半球部1aおよ
びネジ部1bを連設する連設部1cとからなっている。尚、
本発明において略半球状とは、半球部1aの縦断面(図1
において紙面に垂直な方向の切断面)の形状が、略半円
弧状若しくは略半楕円の弧状であることを示すものとす
る。
【0020】連結部1cは、散水頭部1本体を取り付け治
具12に着脱し易いように、散水頭部1を上方から見たと
き(図1)の形状が例えば正八角形となるように形成され
ている。半球部1aには、土壌等に散水可能な複数の孔2a
・・・ 2b・・・ 2c・・・ が形成されている。尚、孔2a・・・ 2b・・
・ 2c・・・ の個数は、特に限定されるものではない。ま
た、散水頭部1 の大きさは、特に限定されるものではな
い。
【0021】上記の孔2a・・・ 2b・・・ 2c・・・ は、半球部1a
の表面(略半球面)をその頂部3 側から見た平面図(図
1)において、該頂部3 を囲む3つの仮想円2a・・・ 2b・・・
2c・・・ (図中、便宜上、これら仮想円を一点鎖線で記
す)上に穿設されている。
【0022】仮想円9a上に形成される孔2a・・・ (2a1 、
2a2 、2a3 、2a4 、2a5 、2a6 )は、その直径が互いに
同一となるように穿設されている。尚、図1に示す散水
頭部1における仮想円9a・・・・のパターン、即ち、孔2a・・・
(2a1 、2a2 、2a3 、2a4、2a5 、2a6 )の穿設パター
ンは、散水を所望する土壌等の形状が正方形である場合
の一例を示している。従って、孔2a・・・ (2a1 、2a2 、
2a3 、2a4 、2a5 、2a6 )の穿設パターンは、図1に例
示したパターンにのみ限定されるものではない。また、
孔2a・・・ (2a1 、2a2 、2a3 、2a4 、2a5 、2a6 )の直
径を上記のように設定する理由については後述する。
【0023】仮想円9b上に形成される孔2b・・・ (2b1 、
2b2 、2b3 )は、その直径が互いに同一となるように穿
設されている。尚、図1に示す散水頭部1 における仮想
円9b・・・・のパターン、即ち、孔2b・・・ (2b1 、2b2 、2b
3 )の穿設パターンは、散水を所望する土壌等の形状が
正方形である場合の一例を示している。従って、孔2b・・
・ (2b1 、2b2 、2b3 )の穿設パターンは、図1に例示
したパターンにのみ限定されるものではない。また、孔
2b・・・ (2b1 、2b2 、2b3 )の直径を上記のように設定
する理由については後述する。
【0024】上記の孔2c…(2c1 、2c2 、2c3 、2c4 、
2c5 )は、半球部1aの表面をその頂部3側から見た平
面図において、該頂部3を中心とする仮想円9c上に穿設
されている。
【0025】また、孔2c・・・ (2c1 、2c2 、2c3 、2c4
、2c5 )は、その直径が、孔2c1 ・・・ が最も小さく、
孔2c5 ・・・ が最も大きくなるように設定されている。ま
た、その他の孔2c・・・ (2c2 、2c3 、2c4 )の直径は、
孔2c2 から孔2c4 に向かうに従い、順に大きくなる傾向
に設定されている。尚、図1に示す散水頭部1における
仮想円9cのパターン、即ち、孔2c・・・ (2c1 、2c2 、
2c3 、2c4 、2c5 )の穿設パターンおよび直径は、散水
を所望する土壌等の形状が正方形である場合の一例を示
している。従って、孔2c・・・ (2c1 、2c2 、2c3 、2c4
、2c5 )の穿設パターンおよび直径は、図1 に例示し
たパターンにのみ限定されるものではない。また、孔2c
・・・ (2c1 、2c2 、2c3 、2c4 、2c5 )の直径を上記の
ように設定する理由については後述する。
【0026】上記実施例1の散液頭部には、噴出口を有
する突起部として散液ノズルが設けられている。散液ノ
ズルの構成は、散液方向を所望の方向および角度に設定
することができれば、特に限定されるものではない。上
記散液ノズルとしては、市販品、例えば、矢野散水株式
会社製のNO-12(品番00705)、積水化学化学工業株式会社
製セキスイ全円ノズル2.8L等を使用することができ、具
体的には、実施例1の場合、積水化学化学工業株式会社
製セキスイ全円ノズル2.8L(360°散布)が用いられ
た。なお、散液ノズルを取り付ける際には、上記散液頭
部の表面に、必要に応じて所定の取り付け加工を施せば
良い。実施例1の散液ノズルの概要を図5 および図6 に
示した。
【0027】上記実施例1に記載した本発明の散液頭部
を植物栽培用ハウスで使用するときの一例を、図11に示
した。
【0028】実施例2について図3および図4に基づい
て説明する。図3および図4に示すように、上に凸な略
半球状に形成された半球部1aと、取り付け治具12に取り
付けるためのネジ部(雄ネジ)1b と、これら半球部1aお
よびネジ部1bを連設する連設部1cとからなっている。
尚、本発明において略半球状とは、半球部1aの縦断面
(図3 において紙面に垂直な方向の切断面)の形状が、
略半円弧状若しくは略半楕円の弧状であることを示すも
のとする。
【0029】連結部1cは、散水頭部1 本体を取り付け治
具12に着脱し易いように、散水頭部1 を上方から見たと
き( 図3)の形状が例えば正八角形となるように形成され
ている。半球部1aには、土壌等に散水可能な複数の孔2a
・・・ 2b・・・ 2c・・・ が形成されている。尚、孔2a・・・ 2b・・
・ 2c・・・ の個数は、特に限定されるものではない。ま
た、散水頭部1 の大きさは、特に限定されるものではな
い。
【0030】上記の孔2a・・・ 2b・・・ 2c・・・ は、半球部1a
の表面(略半球面)をその頂部3側から見た平面図(図
3)において、該頂部3を囲む3つの仮想円9a・・・ 9b・・・
9c・・・(図中、便宜上、これら仮想円を一点鎖線で記す)
上に穿設されている。
【0031】仮想円9a上に形成される孔2a・・・ (2a1 、
2a2 、2a3 、2a4 、2a5 、2a6 )は、その直径が互いに
同一となるように穿設されている。尚、図3に示す散水
頭部1における仮想円9a・・・・のパターン、即ち、孔2a・・
・ (2a1 、2a2 、2a3 、2a4、2a5 、2a6 )の穿設パタ
ーンは、散水を所望する土壌等の形状が正方形である場
合の一例を示している。従って、孔2a・・・ (2a1 、2a2
、2a3 、2a4 、2a5 、2a6 )の穿設パターンは、図3に
例示したパターンにのみ限定されるものではない。ま
た、孔2a・・・ (2a1 、2a2 、2a3 、2a4 、2a5 、2a6 )
の直径を上記のように設定する理由については後述す
る。
【0032】仮想円9b上に形成される孔2b・・・ (2b1 、
2b2 、2b3 )は、その直径が互いに同一となるように穿
設されている。尚、図3 に示す散水頭部1 における仮想
円9b・・・・のパターン、即ち、孔2b・・・ (2b1 、2b2 、2b
3 )の穿設パターンは、散水を所望する土壌等の形状が
正方形である場合の一例を示している。従って、孔2b・・
・ (2b1 、2b2 、2b3 )の穿設パターンは、図3に例示
したパターンにのみ限定されるものではない。また、孔
2b・・・ (2b1 、2b2 、2b3 )の直径を上記のように設定
する理由については後述する。
【0033】上記の孔2c…(2c1 、2c2 、2c3 、2c4 、
2c5 )は、半球部1aの表面をその頂部3側から見た平
面図において、該頂部3を中心とする仮想円9c上に穿設
されている。
【0034】また、孔2c・・・ (2c1 、2c2 、2c3 、2c4
、2c5 )は、その直径が、孔2c1 ・・・が最も小さく、孔
2c5 ・・・ が最も大きくなるように設定されている。ま
た、その他の孔2c・・・ (2c2 、2c3 、2c4 )の直径は、
孔2c2 から孔2c4 に向かうに従い、順に大きくなる傾向
に設定されている。尚、図3 に示す散水頭部1における
仮想円9cのパターン、即ち、孔2c・・・ (2c1 、2c2 、2c
3 、2c4 、2c5 )の穿設パターンおよび直経は、散水を
所望する土壌等の形状が正方形である場合の一例を示し
ている。従って、孔2c・・・ (2c1 、2c2 、2c3 、2c4 、
2c5 )の穿設パターンおよび直径は、図3に例示したパ
ターンにのみ限定されるものではない。また、孔2c・・・
(2c1 、2c2 、2c3 、2c4 、2c5 )の直径を上記のよう
に設定する理由については後述する。
【0035】上記実施例2の散液頭部には、噴出口を有
する突起部として散液ノズルが設けられている。散液ノ
ズルの構成は、散液方向を所望の方向および角度に設定
することができれば、特に限定されるものではない。上
記散液ノズルとしては、市販品、例えば、矢野散水株式
会社製B-1.5(品番00705)、B-2.0(品番00712)等を使用す
ることができ、具体的には、実施例2の場合、矢野散水
株式会社製B-1.5(品番00705)(180°散布)が用いら
れた。なお、ノズルを取り付ける際には、上記散液頭部
の表面に、必要に応じて所定の取り付け加工を施せば良
い。実施例2の散液ノズルの概要を図7 および図8 に示
した。
【0036】上記実施例2に記載した本発明の散液頭部
を植物栽培用ハウスで使用するときの一例を図12に示し
た。上記散液頭部を図12中のように植物栽培用ハウスの
両側部における所定位置に配設する。即ち、ハウス7の
両側部に導水ホース10を設置し、該導水ホース10の所定
位置に立ち上がり管11を設ける。そして該立ち上がり管
11の上部に設けられた上記散液頭部1により畝5・・・ に
灌水することにより、畝5・・・ の耕作時毎に導水ホー
ス、立ち上がり管および上記散液頭部など一式の撤去・
配設を行う必要がないので、手間が省くことができる。
また、散液頭部近傍、即ちハウス7の両側部分の畝5・・
・ には、該散液頭部1の半球面の頂部に位置する噴出口
を有する突起部である散水ノズル1dにより充分に灌水す
ることができ、かつ散液頭部遠方、即ちハウス7の中央
部分の畝5・・・ には、該散液頭部1の半球面1a上に存在
する複数個の孔により充分に灌水することができる。こ
の場合、畝間に導水ホース、立ち上がり管および上記散
液頭部など一式を設置する必要もないため、作業機を上
記ハウス内で使用するときなどでも、そのままの状態で
作業可能となり、農作業の省力化を図ることができる。
このように、本発明の散液頭部はサイドノズル方式によ
る散液方法にも容易に対応することができる。
【0037】散水頭部1の材質は、特に限定されるもの
ではないが、耐候性や耐衝撃性、耐薬品性等に優れた材
質が好ましく、例えば、金属や合成樹脂、合成ゴムが好
適である。金属としては、例えば、ステンレスが挙げら
れる。合成樹脂としては、例えば、高密度ポリエチレ
ン、中低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化
ビニル、エチレンー酢酸ビニル共重合体等のポリオレフ
ィン、アクリロニトリル- ブタジエンスチレン樹脂(ABS
樹脂) 等、或いは、エンジニアリングプラスチック、各
種強化プラスチック等が挙げられる。これら材質は、例
えば、散水頭部1、即ち、散水装置の用途等に応じて適
宜選択される。
【0038】散水頭部1の製造方法は、特に限定される
ものではないが、安価で量産性に優れた方法が好まし
く、例えば、材質が金属の場合にはプレス加工法が好適
であり、また、材質が合成樹脂や合成ゴムの場合には射
出成形法が好適である。
【0039】上記孔2・・・の穿設方法は、特に限定される
ものではないが、安価で量産性に優れた方法が好まし
く、例えば、いわゆるレ−ザ穿孔やドリル穿孔が好適で
ある。
【0040】上記の立ち上がり管11は土壌等の任意の位
置に固定可能であるが、上記孔2・・・の半球部1aにおける
穿設位置や、孔2・・・の穿設パターンが容易となるよう
に、土壌等の中央部若しくは隅部等に固定することが好
ましい。
【0041】上記孔2・・・の直径は、特に限定されるもの
ではないが、0.1mm 以上、2mm 以下に形成することが好
ましい。孔2・・・の直径を上記の大きさに形成することに
より、孔2・・・から散水される水滴が小さくなると共に、
上記水滴によって土壌等の表面が受ける衝撃が小さくな
る。従って、水滴の跳ね返り等を生じることなく、穏や
かに散水することが可能となる。孔2・・・の直径が 0.1m
mよりも小さいと、孔2・・・から散水される水滴が小さく
なり過ぎ、霧状となる割合が大きくなるので遠くに飛ば
なくなる。また、単位面積あたりの散水量が小さくなり
過ぎるので、土壌等に充分に散水することができなくな
る。一方、孔2・・・の直径が2mmよりも大きいと、水滴が
極端に大きくなり過ぎ、上記水滴によって土壌等の表面
が受ける衝撃が大きくなると共に、水滴の跳ね返り等が
生じ、穏やかに散水することが難しくなる。
【0042】本実施例(実施例1および実施例2とも)
における孔2a・・・ の直径は、0.37mmに設定されている。
勿論、孔2a・・・ の穿設パターンや、孔2a・・・ の直径は、
上記例示の穿設パターンや直径に限定されるものではな
い。
【0043】本実施例(実施例1および実施例2とも)
における孔2b・・・ の直径は、0.55mmに設定されている。
勿論、孔2b・・・ の穿設パターンや、孔2b・・・ の直径は、
上記例示の穿設パターンや直径に限定されるものではな
い。
【0044】本実施例(第1および第2とも)における
孔2c・・・ の直径は、孔2c1・・ が0.55mm、孔2c5・・・ が0.
7mm に設定されている。また、その他の孔2c・・・ の直径
は、孔2c1 から孔2c5 に向かうに従い、順に大きくなる
傾向に、0.55mmと0.7mm との間の値に設定されている
(表1および表2参照)。
【0045】
【表1】 実施例1(図1および図2) ─────────────────────────────────── 散水孔No. 散水孔径 仰角(度) 扇角(度) 符号 ─────────────────────────────────── 1 0.37 20.0 41.2 2a1 2 0.37 20.0 33.7 2a2 3 0.37 20.0 26.1 2a3 4 0.37 20.0 18.5 2a4 5 0.37 20.0 10.9 2a5 6 0.37 20.0 3.3 2a6 ─────────────────────────────────── 7 0.55 30.0 42.0 2b1 8 0.55 30.0 35.7 2b2 9 0.55 30.0 28.7 2b3 ─────────────────────────────────── 10 0.55 27.0 22.0 2c1 11 0.55 27.0 15.5 2c2 12 0.63 27.0 10.0 2c3 13 0.63 27.0 4.8 2c4 14 0.70 27.0 0.0 2c5 ─────────────────────────────────── *1/8領域(扇角0〜45(度))のみを部分的に示す。
【0046】
【表2】 実施例2(図3および図4) ─────────────────────────────────── 散水孔No. 散水孔径 仰角(度) 扇角(度) 符号 ─────────────────────────────────── 1 0.37 20.0 41.2 2a1 2 0.37 20.0 33.7 2a2 3 0.37 20.0 26.1 2a3 4 0.37 20.0 18.5 2a4 5 0.37 20.0 10.9 2a5 6 0.37 20.0 3.3 2a6 ─────────────────────────────────── 7 0.55 30.0 43.0 2b1 8 0.55 30.0 35.7 2b2 9 0.55 30.0 28.7 2b3 ─────────────────────────────────── 10 0.55 27.0 22.0 2c1 11 0.55 27.0 15.5 2c2 12 0.63 27.0 10.0 2c3 13 0.63 27.0 4.8 2c4 14 0.70 27.0 0.0 2c5 ─────────────────────────────────── *1/8領域(扇角0〜45(度))のみを部分的に示す。 勿論、孔2c・・・ の穿設パターンや、各々の孔2c・・・ の直
径は、上記例示の穿設パターンや直径に限定されるもの
ではない。尚、一般に、水滴は、速度の2乗に比例する
抗力を受けて空気中を飛ぶことが判っており、従って、
孔から散水される水滴は、水圧および孔の直径が一定の
場合、孔の仰角を凡そ27度に設定したときに最も遠く
まで飛ぶ。
【0047】また、散水頭部1、即ち、孔2・・・・ にかか
る水圧は、特に限定されるものではない。例えば、通水
管10を一般の水道管に直結した場合には、上記水圧は凡
そ1kg/cm2〜2kg/cm2 程度になる。また、水圧を所定範
囲内、例えば1kg/cm2 〜5kg/cm2 、 好ましくは1kg/cm2
〜2kg/cm2 の範囲内で任意に変更させることが可能なポ
ンプ、減圧弁、止水栓等を用いることにより、孔2・・・に
かかる水圧を適宜調節してもよい。
【0048】以上のように、本実施例(実施例1および
実施例2とも)にかかる散水装置の散液頭部1は、半球
部1aが上に凸な略半球状を成し、その半球面には、液体
を遠方に散布するための液体を散布するための孔2・・・が
複数個設けられており、これら孔と液体を近傍に散布す
るための噴出口を有する突起部として散液ノズル1dとを
合わせ持つ構成になっている。このため、液体の飛距離
を半球面上における孔の穿設位置で自在に設定すること
ができると共に、例えば、孔の形成パターンを適宜変更
することにより、散布領域の形状や大きさに応じて液体
を遠方に散布することが可能になる。また、散布頭部
は、略半球面上に液体の噴出口を有する突起部を備えて
いる。従って、液体が散液頭部上方に飛び散ることな
く、近傍に散布することができる。これにより、任意の
形状および大きさの散布領域の全面にわたって液体を散
布することができると共に、例えば、いわゆる高さ制限
のある植物栽培用ハウス等に好適に使用することができ
る。つまり、例えば、本液体散布装置を果樹園の散水装
置として用いた場合においては、水が散液頭部上方に飛
び散らないので、水滴が果実に付着せず、該果実が常時
乾いた状態に保たれる。このため、いわゆる病虫害が発
生し難くなり、果実の品質および収量が維持される。ま
た、例えば、本液体散布装置を植物栽培用ハウスの散水
装置として用いた場合においては、水が散液頭部上方に
飛び散らないので、水が該ハウスの天井部分に当たるこ
とはない。このため、いわゆる高さ制限に関係なく散水
することができる。また、スプリンクラーと比較して孔
径の小さな散水孔を穿設することによって、微細な液滴
による散水を行うことができる。これにより、土壌など
の表面が受ける衝撃が小さくなるとともに、水滴の跳ね
返りが生じることなく、穏やかに散水することが可能と
なる。
【0049】請求項2記載の構成によれば、散液頭部は
請求項1記載の散液頭部において、液体を近傍に散布す
るための噴出口を有する突起部が、略半球面の頂部に位
置する。このため、該突起部による近傍の散液領域をよ
り広くとることができると同時に、効率よく近傍の散液
領域を設定することが可能となる。
【0050】請求項3記載の構成によれば、散液頭部は
請求項1または2記載の散液頭部において、液体を遠方
に散布するための略半球面上に存在する複数個の孔のう
ち、液体散布装置から離れた領域に液体を散布可能にす
る孔の該半球中心に対する仰角が、より離れた領域に液
体を散布可能にする孔の該半球中心に対する仰角より小
さくなっている。このため、散液の高さを全体としてよ
り低く設定することができ、ハウス天井への散水を防ぐ
ことができるとともに、果樹などに対しては、直接液滴
が付着することなく樹下に対して有効な散水を行うこと
が可能となる。
【0051】請求項4記載の構成によれば、散液頭部は
請求項1または2記載の散液頭部において、液体を遠方
に散布するための略半球面上に存在する複数個の孔のう
ち、液体散布装置から最も離れた領域に液体を散布可能
にする孔の該半球中心に対する仰角が、約27°前後であ
る。このため、より少ない散液量やより低い液圧で散液
領域を広くとることができる。
【0052】請求項5記載の発明のハウス栽培用灌水方
法によれば、植物栽培用ハウスの両側部における所定位
置に、請求項1、2、3又は4記載の散液頭部を配設
し、配設した散液頭部により土壌に灌水する(図12に
図3の散水頭部をハウス内に配置した一例を示した)。
このため、土壌の耕作時毎に灌水用通水管を撤去・配設
する必要がなく、手間が掛からない等の農作業の省力化
を図ることができる。また、植物栽培用ハウスの両側部
分の土壌にまで灌水することができ、ハウス内全体にわ
たって隈無く灌水することができるという効果を奏す
る。
【0053】次に、実施例1にかかる散水頭部1の散水
量について、具体例を挙げて説明する。尚、散水を所望
する土壌を所定面積の正方形とし、この土壌の中心部に
立ち上がり管11を立設して土壌に隈無く散水する場合を
想定した。従って、孔2・・・の穿設パターンおよび直径
を、上記例示の穿設パターンおよび直径(図1、図2、
表1)に設定した。そして、散水頭部1の半球部1aの直
径を5cm 、水量を約22L/min.、孔2・・・にかかる水圧を約
2.0kg/cm2 とした。
【0054】散水量は、土壌に升形状の測定箱を並べ、
散水頭部1から一時間散水した後、上記各測定籍に溜ま
った水の量を測定した。上記の升にて測定した散水量
を、図10に示すように、横軸を立ち上がり管11からの距
離、縦軸を散水量として模式的に示した。散水頭部1の
散水量は、曲線(a) となった。
【0055】上記のグラフから明らかなように、散水頭
部1は、散水領域の全面にわたってほぼ均一に隈無く散
水可能であることがわかる。これに対し、比較のための
スプリンクラーのヘッドの散水量は曲線(b) のようにな
り、均一な散水が不可能であることがわかる。
【0056】尚、本実施例においては、正方形の土壌に
隈無く散水することが可能な散水頭部1を例に挙げた
が、散水頭部1によって散水可能な土壌の形状は、勿
論、上記例示の正方形に限定されるものではなく、例え
ば、長方形やその他の多角形、円形、楕円形等、任意の
形状とすることができる。また、散水可能な土壌の大き
さも任意の大きさとすることができる。孔2・・・の穿設パ
ターンと直径との組み合わせは、土壌の形状や散水量等
に応じて適宜変更すればよい。
【0057】上記構成の散水頭部1を備えた散水装置
は、例えば各種野菜や草花等を露地栽培する畑や硫菜
園、ビニルハウス、果樹園、芝生や草花等が植えられた
公園や庭園等の潅水、或いは道路等の散水等に好適に用
いられる。
【0058】尚、上記の実施例においては、液体散布装
置を散水装置として使用する場合を例に挙げて説明した
が、本発明にかかる液体散布装置により散布される液体
は、勿論、上記の水に限定されるものではない。例え
ば、液体散布装置を農業や施設園芸等に供することによ
り、殺虫剤や殺菌剤等の農薬、液体肥料等を好適に散布
することができる。
【0059】
【発明の効果】本発明の液体散布装置の散液頭部は、以
上のように、液体散布装置の立ち上がり管に設けられた
散液頭部であって、上記散液頭部は上に凸な略半球上に
形成されるととに、液体を遠方に散布するための略半球
面上に存在する複数個の孔と、液体を近傍に散布するた
めの噴出口を有する突起部とを合わせ持つ構成となって
いる。このため、液体の飛距離を半球面上における孔の
穿設位置で自在に設定することができると共に、例え
ば、孔の形成パターンを適宜変更することにより、散布
領域の形状や大きさに応じて液体を遠方に散布すること
が可能になる。また、散布頭部は、略半球面上に液体の
噴出口を有する突起部を備えている。従って、液体が散
液頭部上方に飛び散ることなく、近傍に散布することが
できる。これにより、任意の形状および大きさの散布領
域の全面にわたって液体を散布することができると共
に、例えば、いわゆる高さ制限のある植物栽培用ハウス
等に好適に使用することができる。つまり、例えば、本
液体散布装置を果樹園の散水装置として用いた場合にお
いては、水が散液頭部上方に飛び散らないので、水滴が
果実に付着せず、該果実が常時乾いた状態に保たれる。
このため、いわゆる病虫害が発生し難くなり、果実の品
質および収量が維持される。また、例えば、本液体散布
装置を植物栽培用ハウスの散水装置として用いた場合に
おいては、水が散液頭部上方に飛び散らないので、水が
該ハウスの天井部分に当たることはない。このため、い
わゆる高さ制限に関係なく散水することができる。ま
た、スプリンクラーと比較して孔径の小さな散水孔を穿
設することによって、微細な液滴による散水を行うこと
ができる。これにより、土壌などの表面が受ける衝撃が
小さくなるとともに、水滴の跳ね返りが生じることな
く、穏やかに散水することが可能となる。
【0060】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例(実施例1)における散液頭
部としての散水頭部の平面図である。
【図2】上記散水頭部の正面図である。
【図3】本発明の一実施例(実施例2)における散液頭
部としての散水頭部の平面図である。
【図4】上記散水頭部の正面図である。
【図5】本発明の一実施例(実施例1)に使用した噴出
口を有する突起部である散水ノズルの平面図である。
【図6】上記散水ノズルの正面図である。
【図7】本発明の一実施例(実施例2)に使用した噴出
口を有する突起部である散水ノズルの平面図である。
【図8】上記散水ノズルの正面図である。
【図9】上記散水頭部を備えた液体散布装置としての散
水装置の該略の正面図である。
【図10】上記散水頭部の散水量を模式的に示すグラフ
である。
【図11】図1の散水頭部をハウス内に配設した一例を
示した概略図の正面図である。
【図12】図3の散水頭部をハウス内に配設した一例を
示した概略図の正面図である。
【図13】図1の散水頭部を用いて散水を行った場合の
散水領域を示す平面図である。図中に示される番号は、
表1に示される散水孔No. に対応している。
【図14】図3の散水頭部を用いて散水を行った場合の
散水領域を示す平面図である。図中に示される番号は、
表1に示される散水孔No. に対応している。
【符号の説明】
1 散水頭部(散液頭部) 1a 半球部 1c 連結部 1d 噴出口を有する突起部 2 孔 3 頂部 4 栽培植物 5 畝 6 支柱 7 ハウス 9 仮想円 10 導水ホース 11 立ち上がり管 12 取り付け治具

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体散布装置の立ち上がり管に設けられた
    散液頭部であって、上記散液頭部は、上に凸な略半球上
    に形成されるとともに、液体を遠方に散布するための略
    半球面上に存在する複数個の孔と、液体を近傍に散布す
    るための噴出口を有する突起部とを合わせ持つことを特
    徴とする散液頭部。
  2. 【請求項2】該突起部が略半球面の頂部に位置すること
    を特徴とする請求項1記載の散液頭部。
  3. 【請求項3】液体を遠方に散布するための略半球面上に
    存在する複数個の孔のうち、液体散布装置から離れた領
    域に液体を散布可能にする孔の該半球中心に対する仰角
    が、より離れた領域に液体を散布可能にする孔の該半球
    中心に対する仰角より小さいことを特徴とする請求項1
    または2記載の散液頭部。
  4. 【請求項4】液体を遠方に散布するための略半球面上に
    存在する複数個の孔のうち、液体散布装置から最も離れ
    た領域に液体を散布可能にする孔の該半球中心に対する
    仰角が、約27°前後であることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の散液頭部。
  5. 【請求項5】植物栽培用ハウスの両側部における所定位
    置に、請求項1、2、3又は4記載の散液頭部を配設
    し、配設した散液頭部により土壌に灌水することを特徴
    とするハウス栽培用潅水方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2685478C1 (ru) * 2018-09-25 2019-04-18 Федеральное государственное бюджетное научное учреждение "Всероссийский научно-исследовательский институт гидротехники и мелиорации имени А.Н. Костякова" (ФГБНУ "ВНИИГиМ им. А.Н. Костякова") Мелкодисперсный дождеватель

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2685478C1 (ru) * 2018-09-25 2019-04-18 Федеральное государственное бюджетное научное учреждение "Всероссийский научно-исследовательский институт гидротехники и мелиорации имени А.Н. Костякова" (ФГБНУ "ВНИИГиМ им. А.Н. Костякова") Мелкодисперсный дождеватель

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