JPH0984263A - 車両用電源装置及びその試験方法 - Google Patents
車両用電源装置及びその試験方法Info
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- JPH0984263A JPH0984263A JP7238332A JP23833295A JPH0984263A JP H0984263 A JPH0984263 A JP H0984263A JP 7238332 A JP7238332 A JP 7238332A JP 23833295 A JP23833295 A JP 23833295A JP H0984263 A JPH0984263 A JP H0984263A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、故障した電源装置付近の電源装置
のみの負担増大を防止し、電源装置容量の余裕分を小さ
くできることを可能とする。 【解決手段】 出力電流の増加に対して出力電圧を下げ
る傾向を有する垂下特性が出力の基準として付与され、
かつ、その出力が接続される複数の電源装置を備え、複
数の電源装置のうち、何れかの電源装置が故障した場合
に、当該故障した電源装置の隣に位置する電源装置につ
いて、出力の基準としての垂下特性の大きさを全体的に
下げる車両用電源装置。
のみの負担増大を防止し、電源装置容量の余裕分を小さ
くできることを可能とする。 【解決手段】 出力電流の増加に対して出力電圧を下げ
る傾向を有する垂下特性が出力の基準として付与され、
かつ、その出力が接続される複数の電源装置を備え、複
数の電源装置のうち、何れかの電源装置が故障した場合
に、当該故障した電源装置の隣に位置する電源装置につ
いて、出力の基準としての垂下特性の大きさを全体的に
下げる車両用電源装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用電源装置及び
その試験方法に関する。
その試験方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から列車等においては複数の電源の
出力が接続される車両用電源装置が使用されている。こ
の車両用電源装置は、各電源装置(以下、装置と略す
る)が並列運転されており、その編成中の総負荷電流を
全装置で分担して出力する形となっている。
出力が接続される車両用電源装置が使用されている。こ
の車両用電源装置は、各電源装置(以下、装置と略す
る)が並列運転されており、その編成中の総負荷電流を
全装置で分担して出力する形となっている。
【0003】この場合、装置の出力電流は、編成中の装
置の数および搭載位置、出力の引き通し線のインピーダ
ンスなどによって左右されるため、各装置が平均した電
流を出力するとは限らない。また、出力電圧が高い装置
は出力電圧が低い装置より出力電流は多くなる。
置の数および搭載位置、出力の引き通し線のインピーダ
ンスなどによって左右されるため、各装置が平均した電
流を出力するとは限らない。また、出力電圧が高い装置
は出力電圧が低い装置より出力電流は多くなる。
【0004】そのため、各装置には出力電流の増加に対
して出力電圧を一定比率で下げていく特性(以下、垂下
特性と記述)をもたせ、出力電流が多くなった場合には
出力電圧が下がり、その結果出力電流が減少する動作を
させることで、編成中の装置の出力電流に極端な不平衡
が生じないようにしている。
して出力電圧を一定比率で下げていく特性(以下、垂下
特性と記述)をもたせ、出力電流が多くなった場合には
出力電圧が下がり、その結果出力電流が減少する動作を
させることで、編成中の装置の出力電流に極端な不平衡
が生じないようにしている。
【0005】但し、こうした垂下特性をもたせた場合で
あっても、装置毎の出力電流を完全に平均化することは
難しいため、編成中の各装置の容量を統一して設定する
場合には、容量は編成中で出力が一番大きくなり得る装
置に合わせて決定されることになる。
あっても、装置毎の出力電流を完全に平均化することは
難しいため、編成中の各装置の容量を統一して設定する
場合には、容量は編成中で出力が一番大きくなり得る装
置に合わせて決定されることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】通常、全装置が健全な
場合に出力電流がバランスするように電源装置の搭載位
置は決定されている。つまり、電気を使用する各機器の
配置関係とのバランスが考慮されている。
場合に出力電流がバランスするように電源装置の搭載位
置は決定されている。つまり、電気を使用する各機器の
配置関係とのバランスが考慮されている。
【0007】そのため、装置が1台故障した場合でも、
電気を使用する上記機器配置には変更がないため、故障
した電源装置その近傍にある装置は給電を依存される負
荷が増え、他の電源装置よりも出力電流が増加すること
になる。
電気を使用する上記機器配置には変更がないため、故障
した電源装置その近傍にある装置は給電を依存される負
荷が増え、他の電源装置よりも出力電流が増加すること
になる。
【0008】例えば新幹線などでは、編成中の1台の装
置が故障した場合でも負荷軽減を行わずに運用できるよ
うに余裕をもって電源装置の装置容量を決定し、サービ
ス低下を招かないよう考慮している。
置が故障した場合でも負荷軽減を行わずに運用できるよ
うに余裕をもって電源装置の装置容量を決定し、サービ
ス低下を招かないよう考慮している。
【0009】この場合には、その装置容量は編成中の1
台の装置が故障した条件にて出力電流が最大となる装置
を基準にして決定されることになる。こうして決定され
た容量は、全装置健全時の容量に比較して大きくならざ
るを得ず、結果として装置外形も大きくなる。これは外
形上の制約が厳しい車両用の装置としては改良を図りた
い大きな課題である。
台の装置が故障した条件にて出力電流が最大となる装置
を基準にして決定されることになる。こうして決定され
た容量は、全装置健全時の容量に比較して大きくならざ
るを得ず、結果として装置外形も大きくなる。これは外
形上の制約が厳しい車両用の装置としては改良を図りた
い大きな課題である。
【0010】また、前述の垂下特性の確認は、装置単品
にて模擬負荷を接続して試験を行って特性を確認するの
は容易だが、装置を車両に搭載した状態では負荷条件の
設定に手間がかかるため困難であった。
にて模擬負荷を接続して試験を行って特性を確認するの
は容易だが、装置を車両に搭載した状態では負荷条件の
設定に手間がかかるため困難であった。
【0011】さらに、装置を車両に搭載した後に、負荷
条件の都合などにより垂下特性を変更する必要が生じた
場合、前述の車上での試験が困難であることから装置を
一旦車両から外す必要があり、これも手間のかかる作業
となっている。
条件の都合などにより垂下特性を変更する必要が生じた
場合、前述の車上での試験が困難であることから装置を
一旦車両から外す必要があり、これも手間のかかる作業
となっている。
【0012】本発明は、このような実情を考慮してなさ
れたもので、その第1の目的は、編成中の何れかの電源
装置に故障が発生した場合であっても、故障した電源装
置付近の電源装置のみの負担増大を防止し、電源装置容
量の余裕分を小さくできることを可能とした車両用電源
装置を提供することにある。
れたもので、その第1の目的は、編成中の何れかの電源
装置に故障が発生した場合であっても、故障した電源装
置付近の電源装置のみの負担増大を防止し、電源装置容
量の余裕分を小さくできることを可能とした車両用電源
装置を提供することにある。
【0013】また、第2の目的は、車両搭載状態におい
て垂下特性の試験が容易に実施できる車両用電源装置及
びその試験方法を提供することにある。さらに、第3の
目的は、車両搭載状態において垂下特性の変更が容易に
実施できる車両用電源装置及びその試験方法を提供する
ことにある。
て垂下特性の試験が容易に実施できる車両用電源装置及
びその試験方法を提供することにある。さらに、第3の
目的は、車両搭載状態において垂下特性の変更が容易に
実施できる車両用電源装置及びその試験方法を提供する
ことにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に対応する発明は、出力電流の増加に対し
て出力電圧を下げる傾向を有する垂下特性が出力の基準
として付与され、かつ、その出力が接続される複数の電
源装置を備え、複数の電源装置のうち、何れかの電源装
置が故障した場合に、当該故障した電源装置の隣に位置
する電源装置について、出力の基準としての垂下特性の
大きさを全体的に下げる車両用電源装置である。
に、請求項1に対応する発明は、出力電流の増加に対し
て出力電圧を下げる傾向を有する垂下特性が出力の基準
として付与され、かつ、その出力が接続される複数の電
源装置を備え、複数の電源装置のうち、何れかの電源装
置が故障した場合に、当該故障した電源装置の隣に位置
する電源装置について、出力の基準としての垂下特性の
大きさを全体的に下げる車両用電源装置である。
【0015】また、請求項2に対応する発明は、出力電
流の増加に対して出力電圧を下げる傾向を有する垂下特
性が出力の基準として付与され、かつ、その出力が接続
される複数の電源装置を備え、複数の電源装置のうち、
何れかの電源装置が故障した場合に、当該故障した電源
装置の隣に位置する電源装置以外の電源装置について、
出力の基準としての垂下特性の大きさを全体的に上げる
車両用電源装置である。
流の増加に対して出力電圧を下げる傾向を有する垂下特
性が出力の基準として付与され、かつ、その出力が接続
される複数の電源装置を備え、複数の電源装置のうち、
何れかの電源装置が故障した場合に、当該故障した電源
装置の隣に位置する電源装置以外の電源装置について、
出力の基準としての垂下特性の大きさを全体的に上げる
車両用電源装置である。
【0016】さらに、請求項3に対応する発明は、請求
項1に対応する発明において、電源装置から故障情報を
受信すると、当該故障した電源装置の隣に位置する電源
装置に垂下特性の下げを指令するモニタ手段を備えた車
両用電源装置である。
項1に対応する発明において、電源装置から故障情報を
受信すると、当該故障した電源装置の隣に位置する電源
装置に垂下特性の下げを指令するモニタ手段を備えた車
両用電源装置である。
【0017】さらにまた、請求項4に対応する発明は、
請求項1又は3に対応する発明において、垂下特性を下
げる範囲は10%以内とする車両用電源装置である。一
方、請求項5に対応する発明は、請求項2に対応する発
明において、電源装置から故障情報を受信すると、当該
故障した電源装置の隣に位置する電源装置に垂下特性の
上げを指令するモニタ手段を備えたこと車両用電源装置
である。
請求項1又は3に対応する発明において、垂下特性を下
げる範囲は10%以内とする車両用電源装置である。一
方、請求項5に対応する発明は、請求項2に対応する発
明において、電源装置から故障情報を受信すると、当該
故障した電源装置の隣に位置する電源装置に垂下特性の
上げを指令するモニタ手段を備えたこと車両用電源装置
である。
【0018】次に、請求項6に対応する発明は、請求項
2又は5に対応する発明において、垂下特性を上げる範
囲は10%以内とすることを特徴とする車両用電源装置
である。
2又は5に対応する発明において、垂下特性を上げる範
囲は10%以内とすることを特徴とする車両用電源装置
である。
【0019】また、請求項7に対応する発明は、出力電
流の増加に対して出力電圧を下げる傾向を有する垂下特
性が出力の基準として付与され、かつ、その出力が接続
される複数の電源装置と、複数の電源装置の各電源装置
に対し、各々にその停止・動作を指令可能な停止動作指
令手段とを備え、複数の電源装置を車両に搭載した状態
で特定の電源装置について、停止動作指令手段により特
定の電源装置以外の各電源装置を停止することで、実際
の垂下特性出力を試験することを可能とした車両用電源
装置である。
流の増加に対して出力電圧を下げる傾向を有する垂下特
性が出力の基準として付与され、かつ、その出力が接続
される複数の電源装置と、複数の電源装置の各電源装置
に対し、各々にその停止・動作を指令可能な停止動作指
令手段とを備え、複数の電源装置を車両に搭載した状態
で特定の電源装置について、停止動作指令手段により特
定の電源装置以外の各電源装置を停止することで、実際
の垂下特性出力を試験することを可能とした車両用電源
装置である。
【0020】さらに、請求項8に対応する発明は、出力
電流の増加に対して出力電圧を下げる傾向を有する垂下
特性が出力の基準として付与され、かつ、その出力が接
続される複数の電源装置と、複数の電源装置とこれに接
続される負荷との当該接続状態を制御する負荷接続制御
手段とを備え、複数の電源装置を車両に搭載した状態で
特定の電源装置について、負荷接続制御手段により負荷
接続状態を変更することで、実際の垂下特性出力を試験
することを可能とした車両用電源装置である。
電流の増加に対して出力電圧を下げる傾向を有する垂下
特性が出力の基準として付与され、かつ、その出力が接
続される複数の電源装置と、複数の電源装置とこれに接
続される負荷との当該接続状態を制御する負荷接続制御
手段とを備え、複数の電源装置を車両に搭載した状態で
特定の電源装置について、負荷接続制御手段により負荷
接続状態を変更することで、実際の垂下特性出力を試験
することを可能とした車両用電源装置である。
【0021】さらにまた、請求項9に対応する発明は、
出力電流の増加に対して出力電圧を下げる傾向を有する
垂下特性が出力の基準として付与され、かつ、その出力
が接続される複数の電源装置と、複数の電源装置の何れ
かの電源装置について、出力の基準としての垂下特性の
大きさを全体的に上げあるいは下げることで垂下特性を
変更する垂下特性変更手段とを備え、複数の電源装置を
車両に搭載した状態で特定の電源装置について、垂下特
性変更手段により前記何れかの電源装置の垂下特性を変
更することで、実際の垂下特性出力を試験することを可
能とした車両用電源装置である。
出力電流の増加に対して出力電圧を下げる傾向を有する
垂下特性が出力の基準として付与され、かつ、その出力
が接続される複数の電源装置と、複数の電源装置の何れ
かの電源装置について、出力の基準としての垂下特性の
大きさを全体的に上げあるいは下げることで垂下特性を
変更する垂下特性変更手段とを備え、複数の電源装置を
車両に搭載した状態で特定の電源装置について、垂下特
性変更手段により前記何れかの電源装置の垂下特性を変
更することで、実際の垂下特性出力を試験することを可
能とした車両用電源装置である。
【0022】一方、請求項10に対応する発明は、請求
項9に対応する発明において、垂下特性を上下範囲はそ
れぞれ10%以内とする車両用電源装置である。さら
に、請求項11に対応する発明は、出力電流の増加に対
して出力電圧を下げる傾向を有する垂下特性が出力の基
準として付与され、かつ、その出力が接続される複数の
電源装置と、複数の電源装置を車両に搭載した状態で特
定の電源装置について、実際の垂下特性出力を試験する
垂下特性試験手段と、試験結果より、特定の電源装置の
実際の垂下特性出力が規定値外となっている場合には、
特定の電源装置の垂下特性を外部入力により規定値内に
補正する垂下特性補正手段とを備えた車両用電源装置で
ある。
項9に対応する発明において、垂下特性を上下範囲はそ
れぞれ10%以内とする車両用電源装置である。さら
に、請求項11に対応する発明は、出力電流の増加に対
して出力電圧を下げる傾向を有する垂下特性が出力の基
準として付与され、かつ、その出力が接続される複数の
電源装置と、複数の電源装置を車両に搭載した状態で特
定の電源装置について、実際の垂下特性出力を試験する
垂下特性試験手段と、試験結果より、特定の電源装置の
実際の垂下特性出力が規定値外となっている場合には、
特定の電源装置の垂下特性を外部入力により規定値内に
補正する垂下特性補正手段とを備えた車両用電源装置で
ある。
【0023】次に、請求項12に対応する発明は、請求
項11対応する発明において、特定の電源装置が規定値
外となっているか否かを判断し、規定値外となっている
場合には補正するよう指令する判断手段を備えた車両用
電源装置である。
項11対応する発明において、特定の電源装置が規定値
外となっているか否かを判断し、規定値外となっている
場合には補正するよう指令する判断手段を備えた車両用
電源装置である。
【0024】さらにまた、請求項13に対応する発明
は、出力電流の増加に対して出力電圧を下げる傾向を有
する垂下特性が出力の基準として付与され、かつ、その
出力が接続される複数の電源装置と、複数の電源装置を
車両に搭載した状態で各電源装置について、実際の垂下
特性出力を試験する垂下特性試験手段と、試験結果よ
り、複数の電源装置の実際の垂下特性出力のバランスが
とれていない場合には、電源装置の垂下特性を外部入力
により補正する垂下特性補正手段とを備えた車両用電源
装置である。
は、出力電流の増加に対して出力電圧を下げる傾向を有
する垂下特性が出力の基準として付与され、かつ、その
出力が接続される複数の電源装置と、複数の電源装置を
車両に搭載した状態で各電源装置について、実際の垂下
特性出力を試験する垂下特性試験手段と、試験結果よ
り、複数の電源装置の実際の垂下特性出力のバランスが
とれていない場合には、電源装置の垂下特性を外部入力
により補正する垂下特性補正手段とを備えた車両用電源
装置である。
【0025】次に、請求項14に対応する発明は、請求
項13に対応する発明において、複数の電源装置の実際
の垂下特性出力がアンバランスとなっているか否かを判
断し、アンバランスとなっている場合には補正するよう
指令する判断手段を備えた車両用電源装置である。
項13に対応する発明において、複数の電源装置の実際
の垂下特性出力がアンバランスとなっているか否かを判
断し、アンバランスとなっている場合には補正するよう
指令する判断手段を備えた車両用電源装置である。
【0026】また、請求項15対応する発明は、出力電
流の増加に対して出力電圧を下げる傾向を有する垂下特
性が出力の基準として付与され、かつ、その出力が接続
される複数の電源装置を有する車両用電源装置の試験方
法において、複数の電源装置を車両に搭載した状態で特
定の電源装置について、特定の電源装置以外の各電源装
置を停止することで、実際の垂下特性出力を試験する車
両用電源装置の試験方法である。
流の増加に対して出力電圧を下げる傾向を有する垂下特
性が出力の基準として付与され、かつ、その出力が接続
される複数の電源装置を有する車両用電源装置の試験方
法において、複数の電源装置を車両に搭載した状態で特
定の電源装置について、特定の電源装置以外の各電源装
置を停止することで、実際の垂下特性出力を試験する車
両用電源装置の試験方法である。
【0027】さらに、請求項16に対応する発明は、出
力電流の増加に対して出力電圧を下げる傾向を有する垂
下特性が出力の基準として付与され、かつ、その出力が
接続される複数の電源装置を有する車両用電源装置の試
験方法において、複数の電源装置とこれに接続される負
荷との当該接続状態を変更し、これにより、複数の電源
装置を車両に搭載した状態で特定の電源装置について、
実際の垂下特性出力を試験する車両用電源装置の試験方
法である。
力電流の増加に対して出力電圧を下げる傾向を有する垂
下特性が出力の基準として付与され、かつ、その出力が
接続される複数の電源装置を有する車両用電源装置の試
験方法において、複数の電源装置とこれに接続される負
荷との当該接続状態を変更し、これにより、複数の電源
装置を車両に搭載した状態で特定の電源装置について、
実際の垂下特性出力を試験する車両用電源装置の試験方
法である。
【0028】さらにまた、請求項17に対応する発明
は、出力電流の増加に対して出力電圧を下げる傾向を有
する垂下特性が出力の基準として付与され、かつ、その
出力が接続される複数の電源装置を有する車両用電源装
置の試験方法において、複数の電源装置の何れかの電源
装置について、出力の基準としての垂下特性の大きさを
全体的に上げあるいは下げることで垂下特性を変更し、
複数の電源装置を車両に搭載した状態で特定の電源装置
について、何れかの電源装置の垂下特性を変更すること
で、実際の垂下特性出力を試験する車両用電源装置の試
験方法である。
は、出力電流の増加に対して出力電圧を下げる傾向を有
する垂下特性が出力の基準として付与され、かつ、その
出力が接続される複数の電源装置を有する車両用電源装
置の試験方法において、複数の電源装置の何れかの電源
装置について、出力の基準としての垂下特性の大きさを
全体的に上げあるいは下げることで垂下特性を変更し、
複数の電源装置を車両に搭載した状態で特定の電源装置
について、何れかの電源装置の垂下特性を変更すること
で、実際の垂下特性出力を試験する車両用電源装置の試
験方法である。
【0029】一方、請求項18に対応する発明は、出力
電流の増加に対して出力電圧を下げる傾向を有する垂下
特性が出力の基準として付与され、かつ、その出力が接
続される複数の電源装置を有する車両用電源装置の試験
方法において、複数の電源装置を車両に搭載した状態で
特定の電源装置について、実際の垂下特性出力を試験
し、試験結果より、特定の電源装置の実際の垂下特性出
力が規定値外となっている場合には、特定の電源装置の
垂下特性を外部入力により規定値内に補正することを特
徴とする車両用電源装置の試験方法である。
電流の増加に対して出力電圧を下げる傾向を有する垂下
特性が出力の基準として付与され、かつ、その出力が接
続される複数の電源装置を有する車両用電源装置の試験
方法において、複数の電源装置を車両に搭載した状態で
特定の電源装置について、実際の垂下特性出力を試験
し、試験結果より、特定の電源装置の実際の垂下特性出
力が規定値外となっている場合には、特定の電源装置の
垂下特性を外部入力により規定値内に補正することを特
徴とする車両用電源装置の試験方法である。
【0030】また、請求項19に対応する発明は、出力
電流の増加に対して出力電圧を下げる傾向を有する垂下
特性が出力の基準として付与され、かつ、その出力が接
続される複数の電源装置を有する車両用電源装置の試験
方法において、複数の電源装置を車両に搭載した状態で
各電源装置について、実際の垂下特性出力を試験し、試
験結果より、複数の電源装置の実際の垂下特性出力のバ
ランスがとれていない場合には、電源装置の垂下特性を
外部入力により補正する車両用電源装置の試験方法であ
る。
電流の増加に対して出力電圧を下げる傾向を有する垂下
特性が出力の基準として付与され、かつ、その出力が接
続される複数の電源装置を有する車両用電源装置の試験
方法において、複数の電源装置を車両に搭載した状態で
各電源装置について、実際の垂下特性出力を試験し、試
験結果より、複数の電源装置の実際の垂下特性出力のバ
ランスがとれていない場合には、電源装置の垂下特性を
外部入力により補正する車両用電源装置の試験方法であ
る。
【0031】したがって、まず、請求項1、3又は4に
対応する発明の車両用電源装置においては、垂下特性が
出力の基準として付与され、かつ、その出力が接続され
る複数の電源装置が備えられている。
対応する発明の車両用電源装置においては、垂下特性が
出力の基準として付与され、かつ、その出力が接続され
る複数の電源装置が備えられている。
【0032】次に、複数の電源装置のうち、何れかの電
源装置が故障した場合に、当該故障した電源装置の隣に
位置する電源装置について、出力の基準としての垂下特
性の大きさが全体的に下げられる。
源装置が故障した場合に、当該故障した電源装置の隣に
位置する電源装置について、出力の基準としての垂下特
性の大きさが全体的に下げられる。
【0033】したがって、編成中の何れかの電源装置に
故障が発生した場合であっても、故障した電源装置付近
の電源装置のみの負担増大を防止し、電源装置容量の余
裕分を小さくできる。
故障が発生した場合であっても、故障した電源装置付近
の電源装置のみの負担増大を防止し、電源装置容量の余
裕分を小さくできる。
【0034】なお、請求項3に対応する発明では、この
垂下特性の切り換えをモニタ手段により指令し、請求項
4に対応する発明では、垂下特性の下げの範囲を10%
以内とする。
垂下特性の切り換えをモニタ手段により指令し、請求項
4に対応する発明では、垂下特性の下げの範囲を10%
以内とする。
【0035】次に、請求項2、5又は6に対応する発明
の車両用電源装置においては、垂下特性が出力の基準と
して付与され、かつ、その出力が接続される複数の電源
装置が備えられている。
の車両用電源装置においては、垂下特性が出力の基準と
して付与され、かつ、その出力が接続される複数の電源
装置が備えられている。
【0036】次に、複数の電源装置のうち、何れかの電
源装置が故障した場合に、当該故障した電源装置の隣に
位置する電源装置以外の電源装置について、出力の基準
としての垂下特性の大きさが全体的に上げられる。
源装置が故障した場合に、当該故障した電源装置の隣に
位置する電源装置以外の電源装置について、出力の基準
としての垂下特性の大きさが全体的に上げられる。
【0037】したがって、編成中の何れかの電源装置に
故障が発生した場合であっても、故障した電源装置付近
の電源装置のみの負担増大を防止し、電源装置容量の余
裕分を小さくできる。
故障が発生した場合であっても、故障した電源装置付近
の電源装置のみの負担増大を防止し、電源装置容量の余
裕分を小さくできる。
【0038】なお、請求項5に対応する発明では、この
垂下特性の切り換えをモニタ手段により指令し、請求項
6に対応する発明では、垂下特性の上げの範囲を10%
以内とする。
垂下特性の切り換えをモニタ手段により指令し、請求項
6に対応する発明では、垂下特性の上げの範囲を10%
以内とする。
【0039】さらに、請求項7又は15に対応する発明
の車両用電源装置又はその試験方法においては、垂下特
性が出力の基準として付与され、かつ、その出力が接続
される複数の電源装置が備えられている。
の車両用電源装置又はその試験方法においては、垂下特
性が出力の基準として付与され、かつ、その出力が接続
される複数の電源装置が備えられている。
【0040】また、停止動作指令手段により、複数の電
源装置の各電源装置に対し、各々にその停止・動作を指
令が可能なっている。そして、複数の電源装置を車両に
搭載した状態で特定の電源装置について、停止動作指令
手段により特定の電源装置以外の各電源装置を停止する
ことで、実際の垂下特性出力を試験することが可能とな
る。
源装置の各電源装置に対し、各々にその停止・動作を指
令が可能なっている。そして、複数の電源装置を車両に
搭載した状態で特定の電源装置について、停止動作指令
手段により特定の電源装置以外の各電源装置を停止する
ことで、実際の垂下特性出力を試験することが可能とな
る。
【0041】したがって、車両搭載状態において垂下特
性の試験が容易に実施できる。次に、請求項8又は16
に対応する発明の車両用電源装置又はその試験方法にお
いては、垂下特性が出力の基準として付与され、かつ、
その出力が接続される複数の電源装置が備えられてい
る。
性の試験が容易に実施できる。次に、請求項8又は16
に対応する発明の車両用電源装置又はその試験方法にお
いては、垂下特性が出力の基準として付与され、かつ、
その出力が接続される複数の電源装置が備えられてい
る。
【0042】また、負荷接続制御手段により複数の電源
装置とこれに接続される負荷との当該接続状態が制御さ
れる。そして、複数の電源装置を車両に搭載した状態で
特定の電源装置について、負荷接続制御手段により負荷
接続状態が変更されることで、実際の垂下特性出力を試
験することが可能となる。
装置とこれに接続される負荷との当該接続状態が制御さ
れる。そして、複数の電源装置を車両に搭載した状態で
特定の電源装置について、負荷接続制御手段により負荷
接続状態が変更されることで、実際の垂下特性出力を試
験することが可能となる。
【0043】したがって、車両搭載状態において垂下特
性の試験が容易に実施できる。一方、請求項9又は10
又は17に対応する発明の車両用電源装置及びその試験
方法においては、垂下特性が出力の基準として付与さ
れ、かつ、その出力が接続される複数の電源装置が備え
られている。
性の試験が容易に実施できる。一方、請求項9又は10
又は17に対応する発明の車両用電源装置及びその試験
方法においては、垂下特性が出力の基準として付与さ
れ、かつ、その出力が接続される複数の電源装置が備え
られている。
【0044】また、垂下特性変更手段により、複数の電
源装置の何れかの電源装置について、出力の基準として
の垂下特性の大きさが全体的に上げあるいは下げられ
る。そして、複数の電源装置を車両に搭載した状態で特
定の電源装置について、垂下特性変更手段により前記何
れかの電源装置の垂下特性が変更されることで、実際の
垂下特性出力を試験することが可能となる。
源装置の何れかの電源装置について、出力の基準として
の垂下特性の大きさが全体的に上げあるいは下げられ
る。そして、複数の電源装置を車両に搭載した状態で特
定の電源装置について、垂下特性変更手段により前記何
れかの電源装置の垂下特性が変更されることで、実際の
垂下特性出力を試験することが可能となる。
【0045】したがって、車両搭載状態において垂下特
性の試験が容易に実施できる。なお、請求項10に対応
する発明では、垂下特性の下げの範囲を10%以内とす
る。
性の試験が容易に実施できる。なお、請求項10に対応
する発明では、垂下特性の下げの範囲を10%以内とす
る。
【0046】次に、請求項11又は12又は18に対応
する発明の車両用電源装置及びその試験方法において
は、垂下特性が出力の基準として付与され、かつ、その
出力が接続される複数の電源装置が備えられている。
する発明の車両用電源装置及びその試験方法において
は、垂下特性が出力の基準として付与され、かつ、その
出力が接続される複数の電源装置が備えられている。
【0047】また、垂下特性試験手段により、複数の電
源装置を車両に搭載した状態で特定の電源装置につい
て、実際の垂下特性出力が試験される。そして、その試
験結果より、特定の電源装置の実際の垂下特性出力が規
定値外となっている場合には、垂下特性補正手段によ
り、特定の電源装置の垂下特性が外部入力により規定値
内に補正される。
源装置を車両に搭載した状態で特定の電源装置につい
て、実際の垂下特性出力が試験される。そして、その試
験結果より、特定の電源装置の実際の垂下特性出力が規
定値外となっている場合には、垂下特性補正手段によ
り、特定の電源装置の垂下特性が外部入力により規定値
内に補正される。
【0048】したがって、車両搭載状態において垂下特
性の補正が容易に実施できる。なお、請求項12に対応
する発明では、特定の電源装置が規定値外となっている
か否かを判断し、規定外のときには補正するよう指令す
るので、当該車両用電源装置における自動的な補正が可
能となる。
性の補正が容易に実施できる。なお、請求項12に対応
する発明では、特定の電源装置が規定値外となっている
か否かを判断し、規定外のときには補正するよう指令す
るので、当該車両用電源装置における自動的な補正が可
能となる。
【0049】次に、請求項13又は14又は19に対応
する発明の車両用電源装置及びその試験方法において
は、垂下特性が出力の基準として付与され、かつ、その
出力が接続される複数の電源装置が備えられている。
する発明の車両用電源装置及びその試験方法において
は、垂下特性が出力の基準として付与され、かつ、その
出力が接続される複数の電源装置が備えられている。
【0050】また、垂下特性試験手段により、複数の電
源装置を車両に搭載した状態で各電源装置について、実
際の垂下特性出力が試験される。そして、その試験結果
より、複数の電源装置の実際の垂下特性出力のバランス
がとれていない場合には、垂下特性補正手段により、電
源装置の垂下特性が外部入力により補正される。
源装置を車両に搭載した状態で各電源装置について、実
際の垂下特性出力が試験される。そして、その試験結果
より、複数の電源装置の実際の垂下特性出力のバランス
がとれていない場合には、垂下特性補正手段により、電
源装置の垂下特性が外部入力により補正される。
【0051】したがって、車両搭載状態において垂下特
性の補正が容易に実施できる。なお、請求項14に対応
する発明では、複数の電源装置の実際の垂下特性出力が
アンバランスとなっているか否かを判断し、アンバラン
スのときには補正するよう指令するので、当該車両用電
源装置における自動的な補正が可能となる。
性の補正が容易に実施できる。なお、請求項14に対応
する発明では、複数の電源装置の実際の垂下特性出力が
アンバランスとなっているか否かを判断し、アンバラン
スのときには補正するよう指令するので、当該車両用電
源装置における自動的な補正が可能となる。
【0052】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。 (本発明の第1の実施の形態)図1は本発明の第1の実
施の形態に係る車両用電源装置の概略構成例を示すブロ
ック図である。
て説明する。 (本発明の第1の実施の形態)図1は本発明の第1の実
施の形態に係る車両用電源装置の概略構成例を示すブロ
ック図である。
【0053】この車両用電源装置は、その出力が接続さ
れた複数の電源装置A,B,C,D及びEからなってい
る。ここでは、電源装置の数をA〜Eの5つとしたが、
電源装置の数は5つの限定されず、例えばさらに多数台
の接続でもよい。
れた複数の電源装置A,B,C,D及びEからなってい
る。ここでは、電源装置の数をA〜Eの5つとしたが、
電源装置の数は5つの限定されず、例えばさらに多数台
の接続でもよい。
【0054】これらの電源装置A〜Eは並列運転され、
その出力は負荷へ供給されるようになっている。また、
図1には、特に図示しないが、各電源装置A〜E(以
下、電源装置Xで代表する)では、故障が発生すると、
その故障を検出し、他の電源装置Xに対して他装置故障
信号を出力するようになっている。その際、他装置故障
信号は、故障した電源装置の隣に配置される電源装置に
通知される。
その出力は負荷へ供給されるようになっている。また、
図1には、特に図示しないが、各電源装置A〜E(以
下、電源装置Xで代表する)では、故障が発生すると、
その故障を検出し、他の電源装置Xに対して他装置故障
信号を出力するようになっている。その際、他装置故障
信号は、故障した電源装置の隣に配置される電源装置に
通知される。
【0055】また、各電源装置Xは、他装置故障信号を
受信すると、一定の制御を行うようになっている。その
制御ブロック図を図2に示す。図2は本実施の形態にお
ける車両用電源装置の制御ブロック図である。
受信すると、一定の制御を行うようになっている。その
制御ブロック図を図2に示す。図2は本実施の形態にお
ける車両用電源装置の制御ブロック図である。
【0056】同図に示すように、各電源装置Xには、垂
下特性切換え部2と出力電圧制御部4とが設けられてい
る。垂下特性切換え部2は、隣の電源装置Xが故障した
場合に発生する他装置故障信号s1が入力されると、垂
下特性を切り換えを指示する垂下特性出力s3を出力す
る。
下特性切換え部2と出力電圧制御部4とが設けられてい
る。垂下特性切換え部2は、隣の電源装置Xが故障した
場合に発生する他装置故障信号s1が入力されると、垂
下特性を切り換えを指示する垂下特性出力s3を出力す
る。
【0057】出力電圧制御部4は、垂下特性切換え部2
からの垂下特性出力s3が入力されると、切り換えられ
た垂下特性に対応して出力電圧指令s5を出力し、この
指令値に応じた出力電圧が電源装置本体から出力され
る。
からの垂下特性出力s3が入力されると、切り換えられ
た垂下特性に対応して出力電圧指令s5を出力し、この
指令値に応じた出力電圧が電源装置本体から出力され
る。
【0058】図3は本実施の形態における車両用電源装
置の制御ブロックの垂下特性切換え部で選択する垂下特
性を示すグラフ図である。同図においては、3つの出力
特性、すなわち基準垂下特性p6と、低め補正垂下特性
p7と、高め補正垂下特性p8とが示されている 基準垂下特性p6は、各電源装置A〜Eの何れにも異常
がない場合の通常動作時の垂下特性である。通常、垂下
特性はこの基準垂下特性p6に設定されている。
置の制御ブロックの垂下特性切換え部で選択する垂下特
性を示すグラフ図である。同図においては、3つの出力
特性、すなわち基準垂下特性p6と、低め補正垂下特性
p7と、高め補正垂下特性p8とが示されている 基準垂下特性p6は、各電源装置A〜Eの何れにも異常
がない場合の通常動作時の垂下特性である。通常、垂下
特性はこの基準垂下特性p6に設定されている。
【0059】低め補正垂下特性p7は、基準垂下特性よ
り出力電圧が低くなる方向に制御するものであり、垂下
特性切換え部2が他装置故障信号s1を受信したときに
これを選択する。
り出力電圧が低くなる方向に制御するものであり、垂下
特性切換え部2が他装置故障信号s1を受信したときに
これを選択する。
【0060】高め補正垂下特性p8は、基準垂下特性よ
り出力電圧が高くなる方向に制御するものである。次
に、以上のように構成された本発明の実施の形態に係る
車両用電源装置の動作について説明する。
り出力電圧が高くなる方向に制御するものである。次
に、以上のように構成された本発明の実施の形態に係る
車両用電源装置の動作について説明する。
【0061】本実施の形態では、電源装置Cが故障した
場合を例にとって説明する。まず、電源装置Cが故障す
ると、電源装置Cの隣に配置される電源装置B及びDの
垂下特性切換え部2へ他装置故障信号s1が入力され
る。
場合を例にとって説明する。まず、電源装置Cが故障す
ると、電源装置Cの隣に配置される電源装置B及びDの
垂下特性切換え部2へ他装置故障信号s1が入力され
る。
【0062】すると垂下特性切換え部2は、出力電圧制
御部4への垂下特性出力s3を全装置健全時の基準垂下
特性p6から低め補正垂下特性p7に切り換え、出力電
圧指令s5を全装置健全時に比較して低くなるようにす
る。
御部4への垂下特性出力s3を全装置健全時の基準垂下
特性p6から低め補正垂下特性p7に切り換え、出力電
圧指令s5を全装置健全時に比較して低くなるようにす
る。
【0063】したがって、図1に示すように、電源装置
Cの隣に位置する電源装置B及びDは電源装置A及びE
よりも低い出力電圧で運転されることになる。出力電圧
の低い電源装置は出力電流分担が少なくなるため、装置
B及びDの負荷への給電責務は、通常時の出力電圧で給
電する場合よりも軽減される。
Cの隣に位置する電源装置B及びDは電源装置A及びE
よりも低い出力電圧で運転されることになる。出力電圧
の低い電源装置は出力電流分担が少なくなるため、装置
B及びDの負荷への給電責務は、通常時の出力電圧で給
電する場合よりも軽減される。
【0064】ここで、本来各電源装置Xの出力電流は、
編成中の装置の数及び電流使用機器に対する搭載位置、
出力の引き通し線のインピーダンスなどによって左右さ
れ、電源装置Cが正常に動作する前提でバランスがとら
れている。
編成中の装置の数及び電流使用機器に対する搭載位置、
出力の引き通し線のインピーダンスなどによって左右さ
れ、電源装置Cが正常に動作する前提でバランスがとら
れている。
【0065】したがって、電源装置Aが故障したことに
より、電源装置B及びDに対する負担が過度に多くなる
ところであるが、上記垂下特性の低め補正垂下特性p7
への切り換えによる負担軽減により、両者の効果が相殺
される。
より、電源装置B及びDに対する負担が過度に多くなる
ところであるが、上記垂下特性の低め補正垂下特性p7
への切り換えによる負担軽減により、両者の効果が相殺
される。
【0066】これにより、故障していない電源装置A,
B,D及びEからは、ほぼ均等に電流が出力することに
なり、電源装置の装置容量の余裕分を小さくすることが
できる。
B,D及びEからは、ほぼ均等に電流が出力することに
なり、電源装置の装置容量の余裕分を小さくすることが
できる。
【0067】上述したように、本発明の実施の形態に係
る車両用電源装置によれば、何れかの電源装置Xが故障
した場合には、その隣に位置する電源装置の垂下特性を
下げるように変更することとしたので、編成中の何れか
の電源装置に故障が発生した場合であっても、故障した
電源装置付近の電源装置のみの負担増大を防止すること
ができる。
る車両用電源装置によれば、何れかの電源装置Xが故障
した場合には、その隣に位置する電源装置の垂下特性を
下げるように変更することとしたので、編成中の何れか
の電源装置に故障が発生した場合であっても、故障した
電源装置付近の電源装置のみの負担増大を防止すること
ができる。
【0068】したがって、同じ負荷に対して電源装置容
量の余裕分を小さくでき、各電源装置を小形化し、ひい
ては車両用電源装置全体を小形化することも可能とな
る。 (本発明の第2の実施の形態)本発明の第2の実施の形
態の車両用電源装置は、垂下特性を低める範囲を除き、
本発明の第1の実施の形態と同様に構成されている。
量の余裕分を小さくでき、各電源装置を小形化し、ひい
ては車両用電源装置全体を小形化することも可能とな
る。 (本発明の第2の実施の形態)本発明の第2の実施の形
態の車両用電源装置は、垂下特性を低める範囲を除き、
本発明の第1の実施の形態と同様に構成されている。
【0069】すなわち、本実施の形態の車両用電源装置
では、垂下特性を変更しない他の電源装置の出力電流増
が大きくなり過ぎないように、垂下特性を低める範囲を
基準垂下特性p6に対して10%以内に限定したもので
ある。
では、垂下特性を変更しない他の電源装置の出力電流増
が大きくなり過ぎないように、垂下特性を低める範囲を
基準垂下特性p6に対して10%以内に限定したもので
ある。
【0070】上述したように、本発明の実施の形態に係
る車両用電源装置によれば、第1の実施の形態と同様の
構成・効果の他、垂下特性を低める範囲を基準垂下特性
p6に対して10%以内に限定したので、垂下特性を変
更しない他の電源装置の出力電流増が大きくなり過ぎな
いようにすることができる。 (本発明の第3の実施の形態)本発明の第3の実施の形
態の車両用電源装置は、垂下特性を変更の仕方を除き、
本発明の第1の実施の形態と同様に構成されている。
る車両用電源装置によれば、第1の実施の形態と同様の
構成・効果の他、垂下特性を低める範囲を基準垂下特性
p6に対して10%以内に限定したので、垂下特性を変
更しない他の電源装置の出力電流増が大きくなり過ぎな
いようにすることができる。 (本発明の第3の実施の形態)本発明の第3の実施の形
態の車両用電源装置は、垂下特性を変更の仕方を除き、
本発明の第1の実施の形態と同様に構成されている。
【0071】つまり、この車両用電源装置では、ある電
源装置に故障が発生すると、故障した電源装置の隣に位
置するもの以外の電源装置に他装置故障信号s1が通知
される。
源装置に故障が発生すると、故障した電源装置の隣に位
置するもの以外の電源装置に他装置故障信号s1が通知
される。
【0072】また、垂下特性切り換え部2は、他装置故
障信号s1を受けると、出力電圧制御部4への垂下特性
出力3を全装置健全時の基準垂下特性6から高め補正垂
下特性p8に切り換えるようになっている。
障信号s1を受けると、出力電圧制御部4への垂下特性
出力3を全装置健全時の基準垂下特性6から高め補正垂
下特性p8に切り換えるようになっている。
【0073】以上のように構成された車両用電源装置の
電源装置Cが故障した場合の動作を説明する。まず、電
源装置Cが故障すると、他装置故障信号s1が電源装置
Cの隣以外にある電源装置A及びEの垂下特性切換え部
2に入力される。
電源装置Cが故障した場合の動作を説明する。まず、電
源装置Cが故障すると、他装置故障信号s1が電源装置
Cの隣以外にある電源装置A及びEの垂下特性切換え部
2に入力される。
【0074】すると電源装置A及びEの垂下特性切り換
え部2各々は、出力電圧制御部4への垂下特性出力s3
を全装置健全時の基準垂下特性p6から高め補正垂下特
性p8に切り換え、出力電圧指令s5を全装置健全時に
比較して高くする。
え部2各々は、出力電圧制御部4への垂下特性出力s3
を全装置健全時の基準垂下特性p6から高め補正垂下特
性p8に切り換え、出力電圧指令s5を全装置健全時に
比較して高くする。
【0075】よって、電源装置A及びEは電源装置B及
びDよりも高い出力電圧で運転される。出力電圧の高い
電源装置A及びEは出力電流分担が多くなるため、電源
装置B及びDの負荷への給電責務は、通常時の出力電圧
で給電する場合よりも軽減される。
びDよりも高い出力電圧で運転される。出力電圧の高い
電源装置A及びEは出力電流分担が多くなるため、電源
装置B及びDの負荷への給電責務は、通常時の出力電圧
で給電する場合よりも軽減される。
【0076】その結果、電源装置B及びDは出力電圧を
変更せずに運転する場合よりも出力電流が低く抑えら
れ、電源装置Cが故障したことによる負担増分と相殺さ
れ、各電源装置の出力が平均化されるので、装置容量の
余裕分も低く抑えることができる。
変更せずに運転する場合よりも出力電流が低く抑えら
れ、電源装置Cが故障したことによる負担増分と相殺さ
れ、各電源装置の出力が平均化されるので、装置容量の
余裕分も低く抑えることができる。
【0077】上述したように、本発明の実施の形態に係
る車両用電源装置によれば、何れかの電源装置Xが故障
した場合には、その隣に位置する電源装置以外の電源装
置の垂下特性を上げるように変更することとしたので、
編成中の何れかの電源装置に故障が発生した場合であっ
ても、故障した電源装置付近の電源装置のみの負担増大
を防止することができる。
る車両用電源装置によれば、何れかの電源装置Xが故障
した場合には、その隣に位置する電源装置以外の電源装
置の垂下特性を上げるように変更することとしたので、
編成中の何れかの電源装置に故障が発生した場合であっ
ても、故障した電源装置付近の電源装置のみの負担増大
を防止することができる。
【0078】したがって、同じ負荷に対して電源装置容
量の余裕分を小さくでき、各電源装置を小形化し、ひい
ては車両用電源装置全体を小形化することも可能とな
る。 (本発明の第4の実施の形態)本発明の第4の実施の形
態の車両用電源装置は、垂下特性を高める範囲を除き、
本発明の第3の実施の形態と同様に構成されている。
量の余裕分を小さくでき、各電源装置を小形化し、ひい
ては車両用電源装置全体を小形化することも可能とな
る。 (本発明の第4の実施の形態)本発明の第4の実施の形
態の車両用電源装置は、垂下特性を高める範囲を除き、
本発明の第3の実施の形態と同様に構成されている。
【0079】すなわち、本実施の形態の車両用電源装置
では、垂下特性を高める各電源装置の出力電流増が大き
くなり過ぎないように、垂下特性を高める範囲を基準垂
下特性p6に対して10%以内に限定したものである。
では、垂下特性を高める各電源装置の出力電流増が大き
くなり過ぎないように、垂下特性を高める範囲を基準垂
下特性p6に対して10%以内に限定したものである。
【0080】上述したように、本発明の実施の形態に係
る車両用電源装置によれば、第3の実施の形態と同様の
構成・効果の他、垂下特性を高める範囲を基準垂下特性
p6に対して10%以内に限定したので、垂下特性を変
更した電源装置の出力電流増が大きくなり過ぎないよう
にすることができる。 (本発明の第5の実施の形態)本発明の第5の実施の形
態に係る車両用電源装置の概略構成例を示すブロック図
であり、図1と同一部分には同一符号を付して説明を省
略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
る車両用電源装置によれば、第3の実施の形態と同様の
構成・効果の他、垂下特性を高める範囲を基準垂下特性
p6に対して10%以内に限定したので、垂下特性を変
更した電源装置の出力電流増が大きくなり過ぎないよう
にすることができる。 (本発明の第5の実施の形態)本発明の第5の実施の形
態に係る車両用電源装置の概略構成例を示すブロック図
であり、図1と同一部分には同一符号を付して説明を省
略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0081】この車両用電源装置は、モニタ9と、負荷
接触器13と、その出力が接続された複数の電源装置
A,B,C,D及びEからなっている。これらの電源装
置A〜Eは並列運転され、その出力は負荷へ供給される
ようになっている。
接触器13と、その出力が接続された複数の電源装置
A,B,C,D及びEからなっている。これらの電源装
置A〜Eは並列運転され、その出力は負荷へ供給される
ようになっている。
【0082】また特に図示しないが、各電源装置Xに
は、図2に示す垂下特性切換え部2と出力電圧制御部4
とが設けられている。モニタ9は、各種演算動作、制御
動作が可能に構成され、各電源装置Xからの故障信号s
10を受信し、これに基づき故障電源装置の隣に位置す
る電源装置に他装置故障信号s1を出力するようになっ
ている。
は、図2に示す垂下特性切換え部2と出力電圧制御部4
とが設けられている。モニタ9は、各種演算動作、制御
動作が可能に構成され、各電源装置Xからの故障信号s
10を受信し、これに基づき故障電源装置の隣に位置す
る電源装置に他装置故障信号s1を出力するようになっ
ている。
【0083】また、モニタ9は、各電源装置Xを停止さ
せるための模擬故障信号s11を出力するようになって
おり、さらに、負荷接触器13に対し、各種の接触器動
作指令s12を出力することにより、各負荷接触器13
の開閉状態を自在に切り換えれるようになっている。
せるための模擬故障信号s11を出力するようになって
おり、さらに、負荷接触器13に対し、各種の接触器動
作指令s12を出力することにより、各負荷接触器13
の開閉状態を自在に切り換えれるようになっている。
【0084】さらに、モニタ9は、各電源装置Xに記憶
されている垂下特性、つまり基準垂下特性p6と、低め
補正垂下特性p7と、高め補正垂下特性p8とを変更
し、また外部入力に応じてその特性データを補正・修正
できるようになっている。さらに、モニタ9は、後述す
る試験等により垂下特性が規定値から外れ、また、各電
源装置のバランスがアンバランスであることを判定する
と、上記補正を自動的に行うように設定することもでき
る。
されている垂下特性、つまり基準垂下特性p6と、低め
補正垂下特性p7と、高め補正垂下特性p8とを変更
し、また外部入力に応じてその特性データを補正・修正
できるようになっている。さらに、モニタ9は、後述す
る試験等により垂下特性が規定値から外れ、また、各電
源装置のバランスがアンバランスであることを判定する
と、上記補正を自動的に行うように設定することもでき
る。
【0085】負荷接触器13は、各電源装置からの出力
を制御できるように各部に設けられ、各負荷接触器13
は、モニタ9からの接触器動作指令s12により開閉す
る。なお、請求項の各構成と上記実施形態の各構成と
は、例えば以下のように対応する。
を制御できるように各部に設けられ、各負荷接触器13
は、モニタ9からの接触器動作指令s12により開閉す
る。なお、請求項の各構成と上記実施形態の各構成と
は、例えば以下のように対応する。
【0086】まず、請求項3におけるモニタ手段は、例
えばモニタ9からなっている。次に、請求項7における
停止動作指令手段は、模擬故障信号s11を出力する例
えばモニタ9から構成されている。
えばモニタ9からなっている。次に、請求項7における
停止動作指令手段は、模擬故障信号s11を出力する例
えばモニタ9から構成されている。
【0087】また、請求項8における負荷接続制御手段
は、例えばモニタ9及び負荷接触器13から構成されて
いる。さらに、請求項9における垂下特性変更手段は、
例えばモニタ9及び垂下特性切換え部2から構成されて
いる。
は、例えばモニタ9及び負荷接触器13から構成されて
いる。さらに、請求項9における垂下特性変更手段は、
例えばモニタ9及び垂下特性切換え部2から構成されて
いる。
【0088】一方、請求項11又は13における垂下特
性試験手段は、例えばモニタ9及び負荷接触器13及び
特に図示しない電源装置に接続される電圧電流測定手段
から構成されている。
性試験手段は、例えばモニタ9及び負荷接触器13及び
特に図示しない電源装置に接続される電圧電流測定手段
から構成されている。
【0089】また、請求項11又は13における垂下特
性補正手段は、例えばモニタ9及び特に図示しないが当
該モニタ9に外部入力する入力手段から構成されてい
る。次に、以上のように構成された本発明の実施の形態
に係る車両用電源装置の動作について説明する。 (第1の動作)本実施の形態の車両用電源装置では、第
1の実施の形態の車両用電源装置と同様に何れかの電源
装置X故障時の垂下特性の切り換え動作がなされる。
性補正手段は、例えばモニタ9及び特に図示しないが当
該モニタ9に外部入力する入力手段から構成されてい
る。次に、以上のように構成された本発明の実施の形態
に係る車両用電源装置の動作について説明する。 (第1の動作)本実施の形態の車両用電源装置では、第
1の実施の形態の車両用電源装置と同様に何れかの電源
装置X故障時の垂下特性の切り換え動作がなされる。
【0090】つまり、何れかの電源装置Xが故障する
と、故障信号s10が出力されるので、これをモニタ9
が受信し、故障した電源装置の隣に位置する電源装置が
何れであるかを判定する。
と、故障信号s10が出力されるので、これをモニタ9
が受信し、故障した電源装置の隣に位置する電源装置が
何れであるかを判定する。
【0091】しかるのち、モニタ9により、故障した電
源装置の隣に位置する電源装置に対して他装置故障信号
s1が出力され、これを受信した電源装置において、垂
下特性の低め補正垂下特性p7への切り換えがなされ
る。 (第2の動作)また、本実施の形態の車両用電源装置
は、上記の垂下特性切り換えにより各電源装置Xの車上
試験機能を併せもつものである。以下、本実施の形態の
構成に基づく動作によりどのように、その車上試験を行
うかについて、第2の動作以降にて説明する。
源装置の隣に位置する電源装置に対して他装置故障信号
s1が出力され、これを受信した電源装置において、垂
下特性の低め補正垂下特性p7への切り換えがなされ
る。 (第2の動作)また、本実施の形態の車両用電源装置
は、上記の垂下特性切り換えにより各電源装置Xの車上
試験機能を併せもつものである。以下、本実施の形態の
構成に基づく動作によりどのように、その車上試験を行
うかについて、第2の動作以降にて説明する。
【0092】まず、この車両用電源装置においては、モ
ニタ9からの接触器動作指令s12により接触器13の
開閉を制御して負荷容量を変化させ、被試験対象となる
電源装置Xの出力電圧、出力電流を2点以上測定し、そ
の結果から垂下特性を算出することにより車上試験を行
うものである。 (第3の動作)また、モニタ9からの模擬故障信号s1
1により被試験装置以外を停止させることにより、被試
験対象の電源装置Xの出力電圧、出力電流を2点以上測
定し、その結果から垂下特性を算出することにより車上
試験を行うものである。 (第4の動作)さらに、モニタ9からの他装置故障信号
s1により被試験対象の電源装置X以外の任意の装置の
垂下特性を低め、被試験装置の出力電圧、出力電流を2
点以上測定し、その結果から垂下特性を算出することに
より車上試験を行うものである。 (第5の動作)次に、モニタ9による電源装置Xに対す
る垂下特性の修正機能による垂下特性の適切な値への補
正動作について、第5の動作以下で説明する。
ニタ9からの接触器動作指令s12により接触器13の
開閉を制御して負荷容量を変化させ、被試験対象となる
電源装置Xの出力電圧、出力電流を2点以上測定し、そ
の結果から垂下特性を算出することにより車上試験を行
うものである。 (第3の動作)また、モニタ9からの模擬故障信号s1
1により被試験装置以外を停止させることにより、被試
験対象の電源装置Xの出力電圧、出力電流を2点以上測
定し、その結果から垂下特性を算出することにより車上
試験を行うものである。 (第4の動作)さらに、モニタ9からの他装置故障信号
s1により被試験対象の電源装置X以外の任意の装置の
垂下特性を低め、被試験装置の出力電圧、出力電流を2
点以上測定し、その結果から垂下特性を算出することに
より車上試験を行うものである。 (第5の動作)次に、モニタ9による電源装置Xに対す
る垂下特性の修正機能による垂下特性の適切な値への補
正動作について、第5の動作以下で説明する。
【0093】例えば、モニタ9は、上記動作による車上
試験を実施した結果、その垂下特性が規定値を外れてい
た場合、該装置の垂下特性を外部指令、外部入力により
補正できるようにしたものである。 (第6の動作)また、上記第5の動作における垂下特性
の規定値内への補正をオペレータの入力によらず、モニ
タ9から垂下特性を自動的に入力するようにしたもので
ある。 (第7の動作)上記動作による車上試験を実施した結
果、各電源装置の出力電流がバランスしていない場合に
は、基準垂下特性を外部指令により各電源装置の出力電
流がバランスするような値に補正するものである。 (第8の動作)また、上記第5の動作における各電源装
置の出力電流がバランスするような値に補正を、オペレ
ータの入力によらず、モニタ9から編成中の全装置、す
なわち各電源装置A〜Eへ自動的に入力するようにした
ものである。
試験を実施した結果、その垂下特性が規定値を外れてい
た場合、該装置の垂下特性を外部指令、外部入力により
補正できるようにしたものである。 (第6の動作)また、上記第5の動作における垂下特性
の規定値内への補正をオペレータの入力によらず、モニ
タ9から垂下特性を自動的に入力するようにしたもので
ある。 (第7の動作)上記動作による車上試験を実施した結
果、各電源装置の出力電流がバランスしていない場合に
は、基準垂下特性を外部指令により各電源装置の出力電
流がバランスするような値に補正するものである。 (第8の動作)また、上記第5の動作における各電源装
置の出力電流がバランスするような値に補正を、オペレ
ータの入力によらず、モニタ9から編成中の全装置、す
なわち各電源装置A〜Eへ自動的に入力するようにした
ものである。
【0094】上述したように、本発明の実施の形態に係
る車両用電源装置によれば、第1及び2の実施の形態と
同様の構成・効果の他、モニタ9により、故障信号s1
0の吸い上げを行って、ある電源装置Xの故障を検出し
たときには、モニタ9から故障隣の電源装置に他装置故
障信号s1を出力するようにしたので、垂下特性の切り
換えの自動化を容易に実現することができる。
る車両用電源装置によれば、第1及び2の実施の形態と
同様の構成・効果の他、モニタ9により、故障信号s1
0の吸い上げを行って、ある電源装置Xの故障を検出し
たときには、モニタ9から故障隣の電源装置に他装置故
障信号s1を出力するようにしたので、垂下特性の切り
換えの自動化を容易に実現することができる。
【0095】また、本発明の実施の形態に係る車両用電
源装置によれば、モニタ9からの接触器動作指令s12
により接触器13の開閉を制御して負荷容量を変化さ
せ、車上試験を行うようにしたので、車両搭載状態にお
いて垂下特性の試験を容易に実施することができる。
源装置によれば、モニタ9からの接触器動作指令s12
により接触器13の開閉を制御して負荷容量を変化さ
せ、車上試験を行うようにしたので、車両搭載状態にお
いて垂下特性の試験を容易に実施することができる。
【0096】従って、電源装置の試験に対する労力を大
幅に低減させることができる。また、本発明の実施の形
態に係る車両用電源装置によれば、モニタ9からの模擬
故障信号s11により被試験装置以外を停止させること
により、車上試験を行うようにしたので、車両搭載状態
において垂下特性の試験を容易に実施することができ
る。
幅に低減させることができる。また、本発明の実施の形
態に係る車両用電源装置によれば、モニタ9からの模擬
故障信号s11により被試験装置以外を停止させること
により、車上試験を行うようにしたので、車両搭載状態
において垂下特性の試験を容易に実施することができ
る。
【0097】従って、電源装置の試験に対する労力を大
幅に低減させることができる。さらに、本発明の実施の
形態に係る車両用電源装置によれば、モニタ9からの他
装置故障信号s1により被試験対象の電源装置X以外の
任意の装置の垂下特性を低め、車上試験を行うようにし
たので、車両搭載状態において垂下特性の試験を容易に
実施することができる。
幅に低減させることができる。さらに、本発明の実施の
形態に係る車両用電源装置によれば、モニタ9からの他
装置故障信号s1により被試験対象の電源装置X以外の
任意の装置の垂下特性を低め、車上試験を行うようにし
たので、車両搭載状態において垂下特性の試験を容易に
実施することができる。
【0098】従って、電源装置の試験に対する労力を大
幅に低減させることができる。さらにまた、本発明の実
施の形態に係る車両用電源装置によれば、その垂下特性
が規定値を外れていた場合、該装置の垂下特性を外部指
令、外部入力により補正できるようにしたので、車両搭
載状態において垂下特性の補正を容易に実施することが
できる。
幅に低減させることができる。さらにまた、本発明の実
施の形態に係る車両用電源装置によれば、その垂下特性
が規定値を外れていた場合、該装置の垂下特性を外部指
令、外部入力により補正できるようにしたので、車両搭
載状態において垂下特性の補正を容易に実施することが
できる。
【0099】一方、本発明の実施の形態に係る車両用電
源装置によれば、各電源装置の出力電流がバランスして
いない場合には、基準垂下特性を外部指令により各電源
装置の出力電流がバランスするような値に補正するよう
にしたので、車両搭載状態において垂下特性の補正を容
易に実施することができる。 (本発明の第6の実施の形態)本発明の第6の実施の形
態の車両用電源装置は、垂下特性を低める範囲を除き、
本発明の第5の実施の形態と同様に構成されている。
源装置によれば、各電源装置の出力電流がバランスして
いない場合には、基準垂下特性を外部指令により各電源
装置の出力電流がバランスするような値に補正するよう
にしたので、車両搭載状態において垂下特性の補正を容
易に実施することができる。 (本発明の第6の実施の形態)本発明の第6の実施の形
態の車両用電源装置は、垂下特性を低める範囲を除き、
本発明の第5の実施の形態と同様に構成されている。
【0100】すなわち、本実施の形態の車両用電源装置
では、垂下特性を変更しない他の電源装置の出力電流増
が大きくなり過ぎないように、垂下特性を低める範囲を
基準垂下特性p6に対して10%以内に限定したもので
ある。
では、垂下特性を変更しない他の電源装置の出力電流増
が大きくなり過ぎないように、垂下特性を低める範囲を
基準垂下特性p6に対して10%以内に限定したもので
ある。
【0101】また、電源装置の車上試験についても、同
様に垂下特性を低める範囲を10%以内に限定し、被試
験電源装置の出力電圧、出力電流を2点以上測定し、そ
の結果から垂下特性を算出することにより車上試験を行
うものである。
様に垂下特性を低める範囲を10%以内に限定し、被試
験電源装置の出力電圧、出力電流を2点以上測定し、そ
の結果から垂下特性を算出することにより車上試験を行
うものである。
【0102】上述したように、本発明の実施の形態に係
る車両用電源装置によれば、第5の形態と同様の構成・
効果の他、垂下特性を低める範囲を基準垂下特性p6に
対して10%以内に限定したので、垂下特性を変更しな
い他の電源装置に過度の負担をかけることなく、車上試
験を行うことができる。 (本発明の第7の実施の形態)本発明の第7の実施の形
態の車両用電源装置は、垂下特性を変更の仕方を除き、
本発明の第5の実施の形態と同様に構成されている。
る車両用電源装置によれば、第5の形態と同様の構成・
効果の他、垂下特性を低める範囲を基準垂下特性p6に
対して10%以内に限定したので、垂下特性を変更しな
い他の電源装置に過度の負担をかけることなく、車上試
験を行うことができる。 (本発明の第7の実施の形態)本発明の第7の実施の形
態の車両用電源装置は、垂下特性を変更の仕方を除き、
本発明の第5の実施の形態と同様に構成されている。
【0103】つまり、この車両用電源装置では、モニタ
9は、ある電源装置に故障が発生した旨の故障通知s1
0を受けると、故障した電源装置の隣に位置するもの以
外の電源装置に他装置故障信号s1を通知する。
9は、ある電源装置に故障が発生した旨の故障通知s1
0を受けると、故障した電源装置の隣に位置するもの以
外の電源装置に他装置故障信号s1を通知する。
【0104】また、垂下特性切り換え部2は、他装置故
障信号s1を受けると、出力電圧制御部4への垂下特性
出力3を全装置健全時の基準垂下特性6から高め補正垂
下特性p8に切り換えるようになっている。
障信号s1を受けると、出力電圧制御部4への垂下特性
出力3を全装置健全時の基準垂下特性6から高め補正垂
下特性p8に切り換えるようになっている。
【0105】この垂下特性切り換えは、本発明の第3の
実施の形態の車両用電源装置の場合と同様である。な
お、請求項の各構成と上記実施形態の各構成とは、例え
ば以下のように対応する。
実施の形態の車両用電源装置の場合と同様である。な
お、請求項の各構成と上記実施形態の各構成とは、例え
ば以下のように対応する。
【0106】まず、請求項5におけるモニタ手段は、例
えばモニタ9にからなっている。さらに、請求項9にお
ける垂下特性変更手段は、例えばモニタ9及び垂下特性
切換え部2から構成されている。
えばモニタ9にからなっている。さらに、請求項9にお
ける垂下特性変更手段は、例えばモニタ9及び垂下特性
切換え部2から構成されている。
【0107】以下の各動作は、当該切り換え対象及び切
り換え動作を除き、第5の実施の形態と同様である。ま
た、電源装置の車上試験について、モニタ9からの指令
により被試験対象の電源装置以外の任意の装置の垂下特
性を高め、被試験電源装置の出力電圧、出力電流を2点
以上測定し、その結果から垂下特性を算出することによ
り車上試験を行うものである。
り換え動作を除き、第5の実施の形態と同様である。ま
た、電源装置の車上試験について、モニタ9からの指令
により被試験対象の電源装置以外の任意の装置の垂下特
性を高め、被試験電源装置の出力電圧、出力電流を2点
以上測定し、その結果から垂下特性を算出することによ
り車上試験を行うものである。
【0108】上述したように、本発明の実施の形態に係
る車両用電源装置によれば、垂下特性を高めるように
し、第5の形態と同様の効果を得ることができる。 (本発明の第8の実施の形態)本発明の第8の実施の形
態の車両用電源装置は、垂下特性を高める範囲を除き、
本発明の第7の実施の形態と同様に構成されている。
る車両用電源装置によれば、垂下特性を高めるように
し、第5の形態と同様の効果を得ることができる。 (本発明の第8の実施の形態)本発明の第8の実施の形
態の車両用電源装置は、垂下特性を高める範囲を除き、
本発明の第7の実施の形態と同様に構成されている。
【0109】すなわち、本実施の形態の車両用電源装置
では、垂下特性を高める各電源装置の出力電流増が大き
くなり過ぎないように、垂下特性を高める範囲を基準垂
下特性p6に対して10%以内に限定したものである。
では、垂下特性を高める各電源装置の出力電流増が大き
くなり過ぎないように、垂下特性を高める範囲を基準垂
下特性p6に対して10%以内に限定したものである。
【0110】また、電源装置の車上試験についても、同
様に垂下特性を高める範囲を10%以内に限定し、被試
験電源装置の出力電圧、出力電流を2点以上測定し、そ
の結果から垂下特性を算出することにより車上試験を行
うものである。
様に垂下特性を高める範囲を10%以内に限定し、被試
験電源装置の出力電圧、出力電流を2点以上測定し、そ
の結果から垂下特性を算出することにより車上試験を行
うものである。
【0111】上述したように、本発明の実施の形態に係
る車両用電源装置によれば、第6の形態と同様の構成・
効果の他、垂下特性を高める範囲を基準垂下特性p6に
対して10%以内に限定したので、垂下特性を変更する
他の電源装置に過度の負担をかけることなく、車上試験
を行うことができる。なお、本発明は、上記各実施の形
態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々に変形することが可能である。
る車両用電源装置によれば、第6の形態と同様の構成・
効果の他、垂下特性を高める範囲を基準垂下特性p6に
対して10%以内に限定したので、垂下特性を変更する
他の電源装置に過度の負担をかけることなく、車上試験
を行うことができる。なお、本発明は、上記各実施の形
態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々に変形することが可能である。
【0112】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、電
源装置の酢か特性を切り換えるようにしたので、編成中
の何れかの電源装置に故障が発生した場合であっても、
故障した電源装置付近の電源装置のみの負担増大を防止
し、電源装置容量の余裕分を小さくできることを可能と
した車両用電源装置を提供することができる。
源装置の酢か特性を切り換えるようにしたので、編成中
の何れかの電源装置に故障が発生した場合であっても、
故障した電源装置付近の電源装置のみの負担増大を防止
し、電源装置容量の余裕分を小さくできることを可能と
した車両用電源装置を提供することができる。
【0113】また、車両搭載状態において垂下特性の試
験が容易に実施できる車両用電源装置及びその試験方法
を提供することができる。さらに、車両搭載状態におい
て垂下特性の変更が容易に実施できる車両用電源装置及
びその試験方法を提供することができる。
験が容易に実施できる車両用電源装置及びその試験方法
を提供することができる。さらに、車両搭載状態におい
て垂下特性の変更が容易に実施できる車両用電源装置及
びその試験方法を提供することができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る車両用電源装
置の概略構成例を示すブロック図。
置の概略構成例を示すブロック図。
【図2】同実施の形態における車両用電源装置の制御ブ
ロック図。
ロック図。
【図3】同実施の形態における車両用電源装置の制御ブ
ロックの垂下特性切換え部で選択する垂下特性を示すグ
ラフ図。
ロックの垂下特性切換え部で選択する垂下特性を示すグ
ラフ図。
【図4】本発明の第5の実施の形態に係る車両用電源装
置の概略構成例を示すブロック図。
置の概略構成例を示すブロック図。
2…垂下特性切換え部、4…出力電圧制御部、9…モニ
タ、13…負荷接触器、p6…基準垂下特性、p7…低
め補正垂下特性、p8…高め補正垂下特性、s1…他装
置故障信号、s3…垂下特性出力、s5…出力電圧指
令、s10…故障信号、s11…模擬故障信号、s12
…接触器動作指令、A,B,C,D,E…電源装置。
タ、13…負荷接触器、p6…基準垂下特性、p7…低
め補正垂下特性、p8…高め補正垂下特性、s1…他装
置故障信号、s3…垂下特性出力、s5…出力電圧指
令、s10…故障信号、s11…模擬故障信号、s12
…接触器動作指令、A,B,C,D,E…電源装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 逢坂 亨 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内
Claims (19)
- 【請求項1】 出力電流の増加に対して出力電圧を下げ
る傾向を有する垂下特性が出力の基準として付与され、
かつ、その出力が接続される複数の電源装置を備え、 前記複数の電源装置のうち、何れかの電源装置が故障し
た場合に、当該故障した電源装置の隣に位置する電源装
置について、前記出力の基準としての垂下特性の大きさ
を全体的に下げることを特徴とする車両用電源装置。 - 【請求項2】 出力電流の増加に対して出力電圧を下げ
る傾向を有する垂下特性が出力の基準として付与され、
かつ、その出力が接続される複数の電源装置を備え、 前記複数の電源装置のうち、何れかの電源装置が故障し
た場合に、当該故障した電源装置の隣に位置する電源装
置以外の電源装置について、前記出力の基準としての垂
下特性の大きさを全体的に上げることを特徴とする車両
用電源装置。 - 【請求項3】 前記電源装置から故障情報を受信する
と、当該故障した電源装置の隣に位置する電源装置に垂
下特性の下げを指令するモニタ手段を備えたことを特徴
とする請求項1記載の車両用電源装置。 - 【請求項4】 前記垂下特性を下げる範囲は10%以内
とすることを特徴とする請求項1又は3記載の車両用電
源装置。 - 【請求項5】 前記電源装置から故障情報を受信する
と、当該故障した電源装置の隣に位置する電源装置に垂
下特性の上げを指令するモニタ手段を備えたことを特徴
とする請求項2記載の車両用電源装置。 - 【請求項6】 前記垂下特性を上げる範囲は10%以内
とすることを特徴とする請求項2又は5記載の車両用電
源装置。 - 【請求項7】 出力電流の増加に対して出力電圧を下げ
る傾向を有する垂下特性が出力の基準として付与され、
かつ、その出力が接続される複数の電源装置と、 前記複数の電源装置の各電源装置に対し、各々にその停
止・動作を指令可能な停止動作指令手段とを備え、前記
複数の電源装置を車両に搭載した状態で特定の電源装置
について、前記停止動作指令手段により前記特定の電源
装置以外の前記各電源装置を停止することで、実際の垂
下特性出力を試験することを可能としたことを特徴とす
る車両用電源装置。 - 【請求項8】 出力電流の増加に対して出力電圧を下げ
る傾向を有する垂下特性が出力の基準として付与され、
かつ、その出力が接続される複数の電源装置と、 前記複数の電源装置とこれに接続される負荷との当該接
続状態を制御する負荷接続制御手段とを備え、前記複数
の電源装置を車両に搭載した状態で特定の電源装置につ
いて、前記負荷接続制御手段により前記負荷接続状態を
変更することで、実際の垂下特性出力を試験することを
可能としたことを特徴とする車両用電源装置。 - 【請求項9】 出力電流の増加に対して出力電圧を下げ
る傾向を有する垂下特性が出力の基準として付与され、
かつ、その出力が接続される複数の電源装置と、 前記複数の電源装置の何れかの電源装置について、前記
出力の基準としての垂下特性の大きさを全体的に上げあ
るいは下げることで垂下特性を変更する垂下特性変更手
段とを備え、前記複数の電源装置を車両に搭載した状態
で特定の電源装置について、前記垂下特性変更手段によ
り前記何れかの電源装置の垂下特性を変更することで、
実際の垂下特性出力を試験することを可能としたことを
特徴とする車両用電源装置。 - 【請求項10】 前記垂下特性を上下範囲はそれぞれ1
0%以内とすることを特徴とする請求項9記載の車両用
電源装置。 - 【請求項11】 出力電流の増加に対して出力電圧を下
げる傾向を有する垂下特性が出力の基準として付与さ
れ、かつ、その出力が接続される複数の電源装置と、 前記複数の電源装置を車両に搭載した状態で特定の電源
装置について、実際の垂下特性出力を試験する垂下特性
試験手段と、 前記試験結果より、前記特定の電源装置の実際の垂下特
性出力が規定値外となっている場合には、前記特定の電
源装置の垂下特性を外部入力により規定値内に補正する
垂下特性補正手段とを備えたことを特徴とする車両用電
源装置。 - 【請求項12】 前記特定の電源装置が規定値外となっ
ているか否かを判断し、規定外となっている場合には補
正するよう指令する判断手段を備えたことを特徴とする
請求項11記載の車両用電源装置。 - 【請求項13】 出力電流の増加に対して出力電圧を下
げる傾向を有する垂下特性が出力の基準として付与さ
れ、かつ、その出力が接続される複数の電源装置と、 前記複数の電源装置を車両に搭載した状態で各電源装置
について、実際の垂下特性出力を試験する垂下特性試験
手段と、 前記試験結果より、前記複数の電源装置の実際の垂下特
性出力のバランスがとれていない場合には、前記電源装
置の垂下特性を外部入力により補正する垂下特性補正手
段とを備えたことを特徴とする車両用電源装置。 - 【請求項14】 前記複数の電源装置の実際の垂下特性
出力がアンバランスとなっているか否かを判断し、アン
バランスとなっている場合には補正するよう指令する判
断手段を備えたことを特徴とする請求項13記載の車両
用電源装置。 - 【請求項15】 出力電流の増加に対して出力電圧を下
げる傾向を有する垂下特性が出力の基準として付与さ
れ、かつ、その出力が接続される複数の電源装置を有す
る車両用電源装置の試験方法において、 前記複数の電源装置を車両に搭載した状態で特定の電源
装置について、前記特定の電源装置以外の前記各電源装
置を停止することで、実際の垂下特性出力を試験するこ
とを特徴とする車両用電源装置の試験方法。 - 【請求項16】 出力電流の増加に対して出力電圧を下
げる傾向を有する垂下特性が出力の基準として付与さ
れ、かつ、その出力が接続される複数の電源装置を有す
る車両用電源装置の試験方法において、 前記複数の電源装置とこれに接続される負荷との当該接
続状態を変更し、 これにより、前記複数の電源装置を車両に搭載した状態
で特定の電源装置について、実際の垂下特性出力を試験
することを特徴とする車両用電源装置の試験方法。 - 【請求項17】 出力電流の増加に対して出力電圧を下
げる傾向を有する垂下特性が出力の基準として付与さ
れ、かつ、その出力が接続される複数の電源装置を有す
る車両用電源装置の試験方法において、 前記複数の電源装置の何れかの電源装置について、前記
出力の基準としての垂下特性の大きさを全体的に上げあ
るいは下げることで垂下特性を変更し、 前記複数の電源装置を車両に搭載した状態で特定の電源
装置について、前記何れかの電源装置の垂下特性を変更
することで、実際の垂下特性出力を試験することを特徴
とする車両用電源装置の試験方法。 - 【請求項18】 出力電流の増加に対して出力電圧を下
げる傾向を有する垂下特性が出力の基準として付与さ
れ、かつ、その出力が接続される複数の電源装置を有す
る車両用電源装置の試験方法において、 前記複数の電源装置を車両に搭載した状態で特定の電源
装置について、実際の垂下特性出力を試験し、 前記試験結果より、前記特定の電源装置の実際の垂下特
性出力が規定値外となっている場合には、前記特定の電
源装置の垂下特性を外部入力により規定値内に補正する
ことを特徴とする車両用電源装置の試験方法。 - 【請求項19】 出力電流の増加に対して出力電圧を下
げる傾向を有する垂下特性が出力の基準として付与さ
れ、かつ、その出力が接続される複数の電源装置を有す
る車両用電源装置の試験方法において、 前記複数の電源装置を車両に搭載した状態で各電源装置
について、実際の垂下特性出力を試験し、 前記試験結果より、前記複数の電源装置の実際の垂下特
性出力のバランスがとれていない場合には、前記電源装
置の垂下特性を外部入力により補正することを特徴とす
る車両用電源装置の試験方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23833295A JP3321342B2 (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 車両用電源装置及びその試験方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23833295A JP3321342B2 (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 車両用電源装置及びその試験方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0984263A true JPH0984263A (ja) | 1997-03-28 |
JP3321342B2 JP3321342B2 (ja) | 2002-09-03 |
Family
ID=17028641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23833295A Expired - Fee Related JP3321342B2 (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 車両用電源装置及びその試験方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3321342B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009232674A (ja) * | 2008-02-26 | 2009-10-08 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 電源供給装置 |
-
1995
- 1995-09-18 JP JP23833295A patent/JP3321342B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009232674A (ja) * | 2008-02-26 | 2009-10-08 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 電源供給装置 |
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JP3321342B2 (ja) | 2002-09-03 |
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