JPH0983555A - 端末装置の伝送制御装置 - Google Patents

端末装置の伝送制御装置

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JPH0983555A
JPH0983555A JP23297095A JP23297095A JPH0983555A JP H0983555 A JPH0983555 A JP H0983555A JP 23297095 A JP23297095 A JP 23297095A JP 23297095 A JP23297095 A JP 23297095A JP H0983555 A JPH0983555 A JP H0983555A
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data
transmission
terminal device
loop
pachinko gaming
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JP23297095A
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Eiji Hirota
栄治 広田
Osami Taira
修実 平
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HOEI SHOJI KK
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HOEI SHOJI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】伝送ラインや一部の端末装置の故障等に際して
も伝送機能を確保することの出来る信頼性の高い端末装
置の伝送制御装置を提供する。 【解決手段】センターコンピュータ1のインターフェイ
ス2から複数の端末装置3a〜3fを直列に経由するル
ープ状の伝送経路を2系統(4aと4b)並行して設
け、各端末装置は、第1の伝送経路と第2の伝送経路と
で相互に逆方向にデータを順次伝送する手段と、隣接す
る端末装置からのデータ伝送が不能になった異常状態を
検出する手段と、異常状態を検出した場合には正常な一
方の伝送経路を経由して来たデータおよび自己の送信デ
ータを、データが伝送されてきた正常な端末装置側へ折
り返して他方の伝送経路を経由して伝送する手段と、を
有し、異常状態時にはその異常部分の直前の端末装置で
折り返して第1と第2の伝送経路を介してデータを伝送
するように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の端末装置と
センターコンピュータとの間で情報の伝送授受を行なっ
て全体の管理を行なうシステム、例えばセンターコンピ
ュータを用いて各パチンコ遊技台等の端末装置を管理す
る方式のパチンコ遊技システムやスーパーマーケットの
レジスタ端末装置等に用いられる端末装置の伝送制御装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明は、複数の端末装置とセンターコ
ンピュータとの間で情報の伝送授受を行なう装置一般に
適用されるものであるが、具体的な一例としてパチンコ
遊技システムの場合について説明する。最近、各パチン
コ遊技台に接続されたセンターコンピュータを用いて、
各パチンコ遊技台における出玉数の計数等を行なうシス
テムが提案されている。このシステムにおいては、各パ
チンコ遊技台を端末装置とし、それとセンターコンピュ
ータとをケーブルで接続し、各パチンコ遊技台とセンタ
ーコンピュータ間で出玉数等の情報の授受を行ない、各
パチンコ遊技台における出玉数の計数や故障検知等をセ
ンターコンピュータで集中的に管理するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】各パチンコ遊技台がそ
れぞれ独立して制御処理を行なう方式の場合には、遊技
場全体の管理を中央で一括して行なうことが出来ない。
そのため、各パチンコ遊技台をセンターコンピュータに
接続し、センターコンピュータで全体の管理、すなわち
各パチンコ遊技台における玉数の計数、制御等を行なう
装置が考えられる。しかし、このような装置においては
次のごとき問題が生じる。すなわち、従来のように各パ
チンコ遊技台がそれぞれ独立して制御処理を行なう場合
には、仮に一部のパチンコ遊技台が故障した場合でも、
その故障したパチンコ遊技台のみが使用不能となるのみ
であり、他のパチンコ遊技台に影響を及ぼすことがな
い。しかし、各パチンコ遊技台とセンターコンピュータ
とを接続して集中管理する場合には、その伝送ラインに
故障を生じると、多数のパチンコ遊技台が使用不能にな
るおそれがある。例えば、各パチンコ遊技台とセンター
コンピュータとを直列接続し、各パチンコ遊技台を介し
て順次データを転送する方式においては、何れかのパチ
ンコ遊技台の伝送手段が故障すると、そのパチンコ遊技
台を経由する部分では送受信不能になる。なお、各パチ
ンコ遊技台を並列接続することも考えられるが、その構
成では母線が1ヶ所でも短絡方向に故障するとその母線
に接続された全てのパチンコ遊技台がデータを送受信出
来なくなる。
【0004】また、一般にパチンコ遊技店の内部では、
周辺のCB無線機や店内の装飾照明用ストロボ等のよう
に、強い電磁波を発生する雑音源があり、また、各パチ
ンコ遊技台を接続する配線も高品質のケーブルを用いる
ことが少なく、かつ配線工事も簡略化されやすい。その
ため伝送すべきデータに誤りを生じたり、各パチンコ遊
技台の制御装置が誤動作するおそれもある。したがって
各パチンコ遊技台とセンターコンピュータとの伝送手段
は、雑音や誤動作に強い手段とする必要があり、かつ、
複数のパチンコ遊技台のうちのいずれかが故障した場合
でも、他のパチンコ遊技台に影響を与えないようにする
必要がある。
【0005】上記のように、各パチンコ遊技台とセンタ
ーコンピュータとを接続して集中管理する場合には、伝
送ラインの一部の断線やパチンコ遊技台の故障等によっ
て多数のパチンコ遊技台が使用不能になるおそれがあっ
た。なお、上記のごとき問題は、パチンコ遊技台に限ら
ず、プリペイドカードを販売するカード販売機やパチン
コ店のカウンタに設けられて玉数の清算等に用いられる
管理清算用端末器等の端末装置においても同様であり、
さらにはパチンコ遊技システムに限らず、複数の端末装
置をセンターコンピュータに接続して集中管理するシス
テムにおいては同様に発生する。
【0006】本発明は、上記のごとき問題を解決するた
めになされたものであり、端末装置における伝送手段の
故障に際しても故障個所以外では伝送機能を確保するこ
との出来る信頼性の高い端末装置の伝送制御装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明においては、特許請求の範囲に記載するよう
に構成している。すなわち、請求項1に記載の発明にお
いては、複数の端末装置とセンターコンピュータとの間
で情報の伝送授受を行なって全体の管理を行なうシステ
ムにおいて、センターコンピュータのインターフェイス
から上記複数の端末装置を直列に経由して上記インター
フェイスに戻るループ状の伝送経路を第1と第2の2系
統並行して設け、上記各端末装置は、上記第1の伝送経
路と上記第2の伝送経路とで相互に逆方向にデータを順
次伝送する手段と、隣接する端末装置からのデータ伝送
が不能になった異常状態を検出する手段と、異常状態を
検出した場合には正常な一方の伝送経路を経由して来た
データおよび自己の送信データを、データが伝送されて
きた正常な端末装置側へ折り返して他方の伝送経路を経
由して伝送する手段と、を有するように構成している。
【0008】上記のように、本発明においては、ループ
状の伝送経路を2系統設け、いずれかの端末装置でデー
タ伝送の不能な異常状態が生じた場合、すなわち、或る
端末装置で隣からのデータ伝送が不能と判断した場合
は、その異常部分の直前の端末装置で折り返して上記第
1と第2の伝送経路を介してデータを伝送するように制
御するものである。したがって端末装置(または伝送ラ
イン)が故障した場合には、その故障した端末装置の両
側の各端末装置で折り返してデータが伝送されるので、
故障した端末装置以外の全ての端末装置のデータは正常
にセンターコンピュータまで伝送される。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、各端末装
置において、上記異常状態時にデータを折り返して伝送
する際には、隣接する端末装置が異常であることを示す
コードをデータフレームに挿入して伝送する手段と、上
記コードによって伝送データが折り返しデータであるこ
とを判別する手段とを備え、正常時の伝送データである
か異常時の折り返しデータであるかを判別可能に構成し
たものである。上記のように構成することにより、各端
末装置およびセンターコンピュータ側で、伝送データを
誤りなく処理することが出来ると共に、故障した部分
(端末装置または伝送ライン)を容易に判別することが
出来るので、故障部分の表示を行なって速やかに修理さ
せることが可能となる。
【0010】また、請求項3に記載の発明においては、
隣の端末装置が異常であることを検出してデータを折り
返して伝送する場合に、上記隣の異常を生じた端末装置
にもデータ伝送を継続することにより、上記隣の異常を
生じた端末装置が正常状態に復帰した場合にその正常復
帰を自動的に検出するように構成したものである。すな
わち、異常状態の端末装置にもデータ伝送を継続して行
なうことにより、当該端末装置が正常に復帰した場合
に、下流の端末装置が当該端末装置を経由したデータを
受信することによって当該端末装置が正常に復帰したこ
とを自動的に検出することが出来る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。なお、この実施例の形態は、パチ
ンコ遊技システムに本発明を適用した場合を例示する
が、本発明はこの実施の形態に制限されるものではな
く、複数の端末装置とセンターコンピュータとの間で情
報の伝送授受を行なって全体の管理を行なうシステムに
おいては同様に適用されるものである。
【0012】図1は、本発明による伝送系統の全体の構
成を示すブロック図である。図1において、1はセンタ
ーコンピュータ、2はセンターコンピュータ1内のダブ
ルループ・インターフェイスである。このダブルループ
・インターフェイス2は、情報の入力と出力が2系統設
けられたものである。また、3a〜3fはパチンコ遊技
台であり、例えば、循環型のカード式パチンコ遊技台、
すなわち所定個数分のパチンコ玉と同等の価値を有する
パチンコゲーム専用のカードを購入し、その金額の内か
ら必要な金額を持ち玉と交換し、パチンコ遊技台の内部
に封入された一定個数のパチンコ玉を循環させてゲーム
を行なうパチンコ遊技台等を用いるが、その他の形式の
ものであっても、データ伝送手段を備えたもの(例えば
玉数のデータを送受信するようなもの)であれば本発明
を適用できる。また、パチンコ遊技台以外の端末装置で
あっても勿論よい。
【0013】また、4aは第1ループ伝送ライン、4b
は第2ループ伝送ラインであり、例えば同軸ケーブル等
の通常の電気的信号を伝送するラインでもよいし、或い
は光ファイバーケーブル等の光信号を伝送するラインで
もよい。また、複数ビットのディジタル信号をパラレル
信号で伝送する複数線のラインでもよいし、シリアル信
号で伝送する単線のラインでもよい。なお、図1におい
ては、表示の都合上、1台のセンターコンピュータと6
台のパチンコ遊技台を用いた場合を例示したが、実際に
はパチンコ遊技台数は数十台〜数百台程度になることも
あり、また、パチンコ遊技台数が多い場合にはセンター
コンピュータも複数個用い、それら各センターコンピュ
ータを統合して使用する。
【0014】次に、動作を説明する。正常時には、第1
ループ伝送ライン4aにおけるデータの伝送順序は、ダ
ブルループ・インターフェイス2→パチンコ遊技台3a
→3b→3c→3d→3e→3f→ダブルループ・イン
ターフェイス2となり、第2ループ伝送ライン4bでは
上記の反対方向となる。各パチンコ遊技台は、各伝送経
路で上流に位置する隣のパチンコ遊技台から送られたデ
ータと自己のデータとを順次下流に位置する隣のパチン
コ遊技台へ伝送する。なお、伝送データには各パチンコ
遊技台毎のコードを付加することにより、センターコン
ピュータでは何れのパチンコ遊技台のデータかを識別す
ることが出来る。したがって正常時には、センターコン
ピュータは、第1ループ伝送ライン4aと第2ループ伝
送ライン4bとを介して同じデータを2重に入力するこ
とになるので、それらを比較照合することにより、伝送
中の誤りを検出することが出来る。
【0015】次に、図2は、各パチンコ遊技台における
伝送制御部の構成を示すブロック図である。図2におい
て、5aと5bは入出力回路として用いるパルストラン
スであって、それぞれ入力用と出力用とがあり、5aは
第1ループ伝送ライン4aの入力と出力に、5bは第2
ループ伝送ライン4bの入力と出力に接続されている。
なお、光信号を用いる場合にはパルストランスの代わり
に光コネクタ等を用いる。また、6はシリアルコントロ
ーラであり、パルストランス5a、5bを介してのデー
タの入出力および異常時における伝送経路の変更を制御
する。なお、シリアルコントローラ6は波形整形回路を
有し、パルストランスを介して入力した信号を波形整形
して取り込む。また、通信用CPU7は、RAM8とデ
ュアルポートRAM9とを用いて、第1ループ伝送ライ
ン4aおよび第2ループ伝送ライン4bと制御用CPU
10との間のデータ伝送の制御を行なう。なお、上流の
隣のパチンコ遊技台から送られたデータは、一旦、RA
M8に記憶した後、当該パチンコ遊技台のデータ(後記
制御用CPU10から送られたデータ)と共に下流の隣
のパチンコ遊技台へ伝送する。また、11は制御用CP
U10用のROM/RAM、12はパラレルポートであ
る。
【0016】また、13a〜13cは、パチンコ遊技台
における発生データであり、例えば、玉貸しボタンの操
作情報(残存金額内で遊技玉に変換するための操作)、
パチンコ遊技台の動作情報(動作の有無や故障等)、パ
チンコ玉の増減等の玉情報等があり、それぞれのセンサ
(図示せず)で電気信号に変換されて入力されたもので
ある。また、カード読み書き装置14は、遊技客がカー
ド(前記カード販売機で購入したプリペイドカード)を
挿入することによって必要な情報(上記カード番号等)
を読み込み、或いは玉数等の必要な情報を書き込むもの
であり、一般の磁気書き込み読み取り器を用いることが
出来る。また、表示装置15は、遊技中における残存玉
数や金額等を表示する装置であり、例えば液晶表示装置
等を用いる。
【0017】制御用CPU10は、パラレルポート12
を介して上記の発生データ13a〜13cを読み込み、
また、カード読み書き装置14によって挿入カードのデ
ータを読み書きし、また、表示装置15を用いて必要な
データを表示する。そして上記の読み込んだデータをデ
ュアルポートRAM9に一旦記憶した後、通信用CPU
7を介して第1ループ伝送ライン4aおよび第2ループ
伝送ライン4bに送り出す。
【0018】なお、上記第1ループ伝送ライン4aおよ
び第2ループ伝送ライン4bを経由して伝送されるデー
タには、上記の各パチンコ遊技台で発生したデータ13
a〜13cの他に、ループ巡回データとして、ループ状
態検査データ、初期化コード、パチンコ遊技台作動可能
通知データ等がある。
【0019】図2に示した構成は、パチンコ遊技台にお
ける伝送制御部のブロック図であるが、カード販売機や
管理清算用端末器においても、伝送制御部分は同様であ
る。ただし、カード販売機においては、図2の発生デー
タ13a〜13cとカード読み書き装置14の代わり
に、入力された紙幣や硬貨の判別装置とカード発行装置
が付加され、売上げ金額と発行玉数等が伝送データとな
る。また、管理清算用端末器においては、カード読み書
き装置14から読み込んだカード番号や玉数に応じて、
清算金額や玉数を表示装置15に表示させ、また従業員
が使用する入力装置(例えばキーボード等であり、清算
やカードの記憶内容消去等に用いる)が付加され、清算
金額等が伝送データとなる。
【0020】上記のように、図2の構成においては、シ
リアルコントローラ6で入力信号を波形整形して取り込
み、かつデータ内容を一旦、読み込んで処理した後、次
の端末装置へ伝送するようになっている。したがって端
末装置間で伝送信号に雑音が重畳された場合でも、端末
装置を通るごとに信号波形が整形され、かつデータの内
容も確認された形で再伝送されるので、伝送誤りを生じ
るおそれがなくなる。
【0021】次に、図3は、異常発生時における伝送経
路を示すブロック図であり、(a)は全体構成のブロッ
ク図(図1に対応)、(b)は異常部分周辺の拡大ブロ
ック図である。以下、図1〜図3に基づいて異常時の動
作を説明する。図1に示したように、正常時には、第1
ループ伝送ライン4aではダブルループ・インターフェ
イス2→パチンコ遊技台3a→3b→3c→3d→3e
→3f→ダブルループ・インターフェイス2の順にデー
タが伝送され、第2ループ伝送ライン4bでは上記の反
対方向に伝送され、同じデータが2系統でセンターコン
ピュータ1に取り込まれる。
【0022】上記の状態において、図3に示すように、
例えばパチンコ遊技台3cに異常が生じた場合(パチン
コ遊技台3c自体の故障または前後の伝送ラインの断線
等)には、異常を生じたパチンコ遊技台3cの前後のパ
チンコ遊技台3b、3dにおいて、パチンコ遊技台3c
の異常を検知(詳細後述)し、データの伝送経路を変更
して正常なパチンコ遊技台側へ他方の伝送ラインを介し
て折り返して伝送する。すなわち、パチンコ遊技台3b
では、第1ループ伝送ライン4aを介して送られてきた
データと自己のデータを第2ループ伝送ライン4bを介
してパチンコ遊技台3aへ転送する。また、パチンコ遊
技台3dでは、第2ループ伝送ライン4bを介して送ら
れてきたデータと自己のデータを第1ループ伝送ライン
4aを介してパチンコ遊技台3eへ転送する。したがっ
て異常を生じたパチンコ遊技台3c以外のデータは、全
て正常にセンターコンピュータ1に送られることにな
る。なお、伝送経路の端部のパチンコ遊技台、例えば3
aが故障した場合には、第2ループ伝送ライン4bを経
由して2→3f→3e→3d→3c→3bと伝送され、
以下折り返して第1ループ伝送ライン4aを介して3b
→3c→3d→3e→3f→2と伝送される。
【0023】さらに詳細に説明すると、図3(b)にお
いて、正常時には、第1ループ伝送ライン4aにおける
伝送経路は、→実線4a1→一点鎖線3b1→実線4a2
→一点鎖線3c1→破線4a3→一点鎖線3d1→実線4
4→となり、第2ループ伝送ライン4bにおける伝送
経路は、→実線4b4→一点鎖線3d2→実線4b3→一
点鎖線3c2→破線4b2→一点鎖線3b2→実線4b1
となる。この状態で、パチンコ遊技台3cに異常が生じ
ると、破線4a3と破線4b2を経由するデータが受信不
能となる。パチンコ遊技台3b、3dにおいては、上記
の異常を検出すると、伝送経路を二点鎖線3b3、3d3
に切り換え、パチンコ遊技台3bでは実線4a1からの
データを実線4b1へ、パチンコ遊技台3dでは実線4
4からのデータを実線4a4へ折り返して伝送する。
【0024】なお、上記のような異常時においても、異
常のパチンコ遊技台3cへのデータ伝送、すなわちパチ
ンコ遊技台3bから実線4a2を介しての伝送とパチン
コ遊技台3dから実線4b3を介しての伝送は、正常時
と同様に継続して行なうように構成してもよい。このよ
うにすることにより、異常を生じたパチンコ遊技台3c
が修理等によって正常に復帰した場合に、下流のパチン
コ遊技台がパチンコ遊技台3cを経由したデータを受信
することによって、パチンコ遊技台3cが正常に復帰し
たことを自動的に検出することが出来る、という利点が
ある。
【0025】上記のごとき異常検出と伝送経路の変更
は、図2の通信用CPU7とシリアルコントローラ6と
によって行なう。例えば、通信用CPU7は隣のパチン
コ遊技台を経由したデータの入力不能によって隣のパチ
ンコ遊技台の異常を検出し、異常時にはシリアルコント
ローラ6を介してデータの入出力ラインを変更させる。
【0026】また、上記のごとくパチンコ遊技台3cで
異常が発生した場合には、パチンコ遊技台3b、3dで
は、送信するデータフレームの先頭に、パチンコ遊技台
3cとの伝送が不能になったことを示すコードを入れ
る。このコードにより、各パチンコ遊技台はデータが伝
送経路が変更になったことを知ることが出来、かつセン
ターコンピュータ1では、異常の発生したパチンコ遊技
台を容易に検知することが出来るので、故障個所を表示
(図示しない表示装置に表示)することによって速やか
に修理を行なうことが出来る。
【0027】また、異常の発生したパチンコ遊技台3c
が正常に復帰した場合には、それを検知したパチンコ遊
技台3b、3dがそれぞれ復旧コードを送信し、それを
センターコンピュータ1が確認した場合に初期化コード
を送信する。復旧したパチンコ遊技台3cが上記の初期
化コードを受信して初期化が完了すれば正常動作が開始
されることになる。
【0028】次に、上記の異常検出と異常時の処理につ
いて詳細に説明する。図4は、パチンコ遊技台の伝送制
御部における演算処理を示す全体のフローチャートであ
り、(a)は受信割り込みAがあった場合、(b)は受
信割り込みBがあった場合を示す。また、図5は図4
(a)のステップS1またはS1’における送信処理の
フローチャート、図6は図4(b)のステップS2また
はS2’における送信処理のフローチャートである。な
お、図4〜図6において、Aループは例えば前記第1ル
ープ伝送ライン4aに相当し、Bループは第2ループ伝
送ライン4bに相当する。
【0029】まず、図4において、(a)に示すAルー
プの受信割り込みAがあった場合には、ステップS1で
送信処理(図5で詳述)が行なわれた後、受信データ取
り込み、受信データ処理、送信処理S1’の順序で処理
が行なわれる。同様に、(b)に示すBループの受信割
り込みBがあった場合には、ステップS2で送信処理
(図6で詳述)が行なわれた後、受信データ取り込み、
受信データ処理、送信処理S2’の順序で処理が行なわ
れる。なお、S1とS1’、S2とS2’に示すように
送信処理が2回記載されているのは、受信処理を優先し
て行なうため、受信処理中でないとき(ポートが空いて
いるとき)に送信処理を行なうことを示すものであり、
どちらか一方で送信処理を行なえばよい。
【0030】次に、図5において、図4(a)に示すA
ループの受信割り込みAがあった場合には、まず、ステ
ップS3でBループの停止判定(異常検出)を行なう。
この方法は、例えば、受信が途絶えた場合、すなわち所
定時間のあいだ受信割り込みが来ない場合、或いはシン
クコードが10回以上エラーした場合等に異常と判定す
る。ステップS3で異常と判定した場合には、ステップ
S4でBループの回線故障フラグをONにする。
【0031】次に、ステップS5では、送信データ(ル
ープを経由してきたデータおよび自己の送信データ)が
あるか否かを判別し、送信データがある場合には、ステ
ップS6で、回線故障フラグがONか否かを判断する。
そしてS6でYESの場合、すなわちBループの入力回
線が故障している場合には、ステップS7で、Bループ
の出力側のBポートが送信可能か否かを判断し、可能な
場合にはステップS8で、送信データをBループの送信
ポートに書き込んだ後、ステップS9へ行く。一方、ス
テップS6でNOの場合、すなわちBループの回線が正
常な場合には、直ちにステップS9へ行く。ステップS
9では、Aループの出力側のAポートが送信可能か否か
を判断し、可能な場合にはステップS10で、送信デー
タをAループの送信ポートに書き込む。
【0032】上記のようにして書き込まれたデータが送
信される。したがってAループの受信割り込みAがあっ
た場合、Bループの受信が正常であればAループのみを
介して送信が行なわれるが、Bループの受信側に異常が
生じた場合(Bループの上流側すなわちAループの下流
側の異常)には、Aループで受信したデータをBループ
の送信側(Bループの下流側)へ折り返して送信し、か
つAループの送信側(異常側)へも送信することにな
る。この状態が前記図3で説明した異常時の伝送状態に
相当する。すなわち、図3において、第1ループ伝送ラ
イン4aをAループ、第2ループ伝送ライン4bをBル
ープとすれば、正常時には、Aループにおける伝送経路
は、→実線4a1→一点鎖線3b1→実線4a2→一点鎖
線3c1→破線4a3→一点鎖線3d1→実線4a4→とな
るが、破線4b2の信号が途絶えてBループ異常と判定
されると、実線4a1から入力したデータを二点鎖線3
3を介してBループの実線4b1へ送出するのである。
また、図5のステップ9、10に示したように、上記の
ような異常時においても、異常の遊技台3cへのデータ
伝送、すなわち遊技台3bからAループの実線4a2
介しての伝送は、正常時と同様に継続して行なう。
【0033】また、図6は、図4(b)に示すBループ
の受信割り込みBがあった場合を示すものであり、上記
図5の場合と同様に、Aループの入力信号の異常検出を
行ない、Aループが正常であればBループの入力はBル
ープの下流側へ送信するが、Aループの受信側に異常が
生じた場合(Aループの上流側すなわちBループの下流
側の異常)には、Bループで受信したデータをAループ
の送信側(Aループの下流側)へ折り返して送信し、か
つBループの送信側(異常側)へも送信することにな
る。
【0034】なお、これまでの説明は、本発明をセンタ
ーコンピュータを用いて各パチンコ遊技台等の端末装置
を管理する方式のパチンコ遊技システムに適用した場合
について行なったが、本発明は複数の端末装置とセンタ
ーコンピュータとの間で情報の伝送授受を行なう装置一
般に適用されるものである。特に、本発明は端末装置の
数が多く、かつ端末装置相互間の距離が比較的短いシス
テムに好適である。適用されるシステムとしては、例え
ば、スーパーマーケットのレジスタ端末装置、在庫管理
を必要とする倉庫内端末装置、コンピュータネットワー
ク、複数ポイントに計測器を設置する計測システム(地
盤観測等)等が挙げられ、各端末装置とセンターコンピ
ュータとの間で本発明の伝送制御系を形成すればよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したごとく、請求項1に記載の
発明においては、データ伝送が不能な異常状態が生じた
場合には、その異常部分の直前の端末装置で折り返して
第1と第2の伝送経路を介してデータを伝送するように
構成しているので、端末装置(または伝送ライン)が故
障した場合には、その故障した端末装置以外の全ての端
末装置のデータは正常にセンターコンピュータまで伝送
される。また、正常時には、2つの伝送ラインを介して
同じデータを2重に入力することになるので、それらを
比較照合することにより、伝送中の誤りを検出すること
が出来る。また、各端末装置を経由して順次伝送するの
で、各端末装置で伝送信号が更新されて波形整形される
ため、外部雑音の多い環境においても誤伝送を防止する
ことが出来る、等の効果が得られる。
【0036】また、請求項2に記載の発明においては、
各端末装置で異常状態時にデータを折り返して伝送する
際に、隣接する端末装置が異常であることを示すコード
をデータフレームに挿入して伝送することにより、各端
末装置およびセンターコンピュータ側で、伝送データを
誤りなく処理することが出来ると共に、故障した部分
(端末装置または伝送ライン)を容易に判別することが
出来るので、故障部分の表示を行なって速やかに修理さ
せることが可能となる、という効果が得られる。
【0037】また、請求項3に記載の発明においては、
隣の端末装置が異常であることを検出してデータを折り
返して伝送する場合に、異常を生じた端末装置にもデー
タ伝送を継続することにより、当該端末装置が正常に復
帰した場合に、下流の端末装置が当該端末装置を経由し
たデータを受信することによって当該端末装置が正常に
復帰したことを自動的に検出することが出来る、という
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による伝送系統の全体の構成を示すブロ
ック図。
【図2】各遊技台における伝送制御部の構成を示すブロ
ック図。
【図3】異常発生時における伝送経路を示すブロック
図。
【図4】遊技台の伝送制御部における演算処理を示す全
体のフローチャート。
【図5】受信割り込みAにおける送信処理のフローチャ
ート。
【図6】受信割り込みBにおける送信処理のフローチャ
ート。
【符号の説明】
1…センターコンピュータ 2…ダブルループ・インターフェイス 3a〜3f…パチンコ遊技台 4a…第1ループ伝送ライン 4b…第2ループ伝送ライン 5a、5b…パルストランス 6…シリアルコントローラ 7…通信用CPU 8…RAM 9…デュアルポートRAM 10…制御用CPU 11…ROM/RAM 12…パラレルポート 13a〜13c…パチンコ遊技台における発生データ 14…カード読み書き装置 15…表示装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の端末装置とセンターコンピュータと
    の間で情報の伝送授受を行なって全体の管理を行なうシ
    ステムにおいて、 センターコンピュータのインターフェイスから複数の端
    末装置を直列に経由して上記インターフェイスに戻るル
    ープ状の伝送経路を第1と第2の2系統並行して設け、 上記各端末装置は、上記第1の伝送経路と上記第2の伝
    送経路とで相互に逆方向にデータを順次伝送する手段
    と、隣接する端末装置からのデータ伝送が不能になった
    異常状態を検出する手段と、異常状態を検出した場合に
    は正常な一方の伝送経路を経由して来たデータおよび自
    己の送信データを、データが伝送されてきた正常な端末
    装置側へ折り返して他方の伝送経路を経由して伝送する
    手段と、を有し、 データ伝送が不能な異常状態が生じた場合には、その異
    常部分の直前の端末装置で折り返して上記第1と第2の
    伝送経路を介してデータを伝送するように制御すること
    を特徴とする端末装置の伝送制御装置。
  2. 【請求項2】上記各端末装置は、上記異常状態時にデー
    タを折り返して伝送する際には、隣接する端末装置が異
    常であることを示すコードをデータフレームに挿入して
    伝送する手段と、上記コードによって伝送データが折り
    返しデータであることを判別する手段とを備え、正常時
    の伝送データであるか異常時の折り返しデータであるか
    を判別可能に構成したものである、ことを特徴とする請
    求項1に記載の端末装置の伝送制御装置。
  3. 【請求項3】上記端末装置は、隣の端末装置が異常であ
    ることを検出してデータを折り返して伝送する場合に、
    上記隣の異常を生じた端末装置にもデータ伝送を継続す
    ることにより、上記隣の異常を生じた端末装置が正常状
    態に復帰した場合にその正常復帰を自動的に検出するよ
    うに構成したものである、ことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載の端末装置の伝送制御装置。
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