JPH0983258A - リニアライザ回路 - Google Patents

リニアライザ回路

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JPH0983258A
JPH0983258A JP7233812A JP23381295A JPH0983258A JP H0983258 A JPH0983258 A JP H0983258A JP 7233812 A JP7233812 A JP 7233812A JP 23381295 A JP23381295 A JP 23381295A JP H0983258 A JPH0983258 A JP H0983258A
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JP
Japan
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converter
adder
phase
circuit
signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP7233812A
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English (en)
Inventor
Masaru Adachi
勝 安達
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Hitachi Denshi KK
Original Assignee
Hitachi Denshi KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同相成分、直交成分それぞれを帰還する、カ
ーテシアン型フィードバックループを用いたリニアライ
ザにおいて、送信信号と復調帰還信号との間の位相誤差
を検出し補正する回路の規模を小さくする。 【解決手段】送信信号と復調帰還信号との間の位相誤差
を、検出し補正する回路の前段にAGC増幅器を設け、
リニアライザ用プリアンブル信号検出時の帰還信号のベ
クトルの大きさを一定にすることにより位相補正データ
格納ROM等を不要とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線機等の通信機
に用いる電力増幅器リニアライザの改良に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図2は無線機におけるカーテシアンルー
プを用いたフィードバック型のリニアライザである。従
来技術を、図2を用いて説明する。ディジタルベースバ
ンド変調信号同相成分:I、直交成分:QをD/A変換
器1−1、1−2でディジタル信号から、アナログ信号
に変換する。変換したアナログ信号をローパスフィルタ
2−1、2−2を用いて不要信号成分を除去する。加算
器3−1、3−2でフィードバック信号を減算し、フィ
ードバックループを構成する。3−1、3−2の差分信
号を増幅器4−1、4−2で増幅した後、π/2移相器
6、ミキサ5−1、5−2、加算器7で構成される直交
変調器23に入力され発振器11の搬送波の直交変調を
行う。
【0003】変調された信号はバンドパスフィルタ8で
帯域制限された後、前置増幅器9、電力増幅器10で増
幅される。この信号の一部を方向性結合器13を用いて
取り出し、アッテネータ14で必要入力レベルまで減衰
を行った後、ミキサ15−1、15−2、π/2移相器
16より構成される直交復調器24と発振器11の搬送
波により直交復調を行う。この信号は前述の通りフィー
ドバック信号として、3−1、3−2に帰還される。
【0004】しかしながら、直交変調器23と直交復調
器24に同じ搬送波信号を用いても、バンドパスフィル
タ8や電力増幅器10等による遅延等の影響により、変
調信号と復調帰還信号の間には位相差が生じてしまう。
このため、正しくフィードバックループを働かせるため
に、リニアライザプリアンブル信号と呼ばれる、無変調
搬送波信号を用いて、送信信号と帰還信号の位相差を検
出して補正を行う必要がある。この無変調信号として
は、図3に示す同相成分のみの変調信号を用いる。A/
D変換器17、ROM18、D/A変換器19、ミキサ
20、π/2移相器21、加算器22及び直交変調器2
5がこの位相差検出及び、補正回路を構成している。
【0005】無変調搬送波信号時、スイッチ30-1、
30-2をオンし、復調帰還信号をA/D変換器17−
1、17−2に入力し、アナログデータからディジタル
データに変換する。無変調搬送波信号時以外は、30-
1、30-2はオフである。この変換データを入力アド
レスとして、予め書き込まれている同相、直交成分の復
調データに対応した位相補正データを位相補正用ROM
18-1、-2より読み出し、D/A変換器19−1、1
9−2に入力する。
【0006】ROMデータに従い19−1、19−2で
は、ディジタルデータをアナログ信号に変換する。次
に、π/2移相器21、ミキサ20−1、20−2より
構成される直交変調器25に入力し、搬送波の位相変調
を行い直交変調器、直交復調器間の位相差がゼロとなる
よう補正を行う。補正データ確定後は補正データを保持
し、30-1、-2をオフとする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】正しく位相補正を行う
ためには、位相誤差を検出する際にフィードバックルー
プをオフするか、あるいは、フィードバックループは生
かしたまま、ループゲインを落としてフィードバックル
ープを切った状態と等価にする必要がある。このため、
フィードバック制御が掛かっていないか、フィードバッ
ク制御が十分掛かっていない状態となるため、A/D変
換器17−1、17−2の復調帰還信号のレベルは、安
定していない。このため、A/D変換器に入力されるレ
ベルが一定レベルではない(つまり、ベクトルの大きさ
が一定ではない)ため、各レベルに対応できるよう、
I、Q全振幅値の組み合わせに対応した補正位相値をR
OMに格納しておかなければならないため、従来技術で
はROM容量が大きくなってしまうという欠点がある。
即ち、復調帰還出力が図の(a)と、(b)の場合で
も、位相補正用の直交変調器の位相補正用のデータ入力
は同じであるため、前述の通り全レベルに対して補正デ
ータをもっていなければならない。この結果大きなRO
M容量が必要となる。
【0008】本発明の目的は、このROM容量を不要に
し、更にこれにより、A/D変換器、D/A変換器まで
も削除することにより回路規模を小さくすることを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、フィードバック信号が入力する直交変調器
25の前段にAGC増幅器28-1、28-2を接続し、
AGC増幅器、乗算器27-1、-2、加算器28、加算
器29によるAGCループを構成し、同相成分、直交成
分それぞれの二乗値の和、即ちベクトル振幅値が、設定
値Vrefになるよう制御することにより、入力される復
調帰還信号の同相成分、直交成分によるベクトルの大き
さが常に一定レベルになるようにしたものである。
【0010】その結果、直交変調器25に入力される復
調帰還信号を一定レベルに保つことができる。これによ
り図5に示すように復調帰還信号(rI、rQ)そのもの
が位相補正を行うための信号とすることが可能となり、
ROM、A/D変換器、D/A変換器を全く不要とする
ことが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1を用いて本発明の実施例を説
明する。
【0012】なお、17〜22、25〜29の位相誤差
検出、補正回路以外の回路動作は、従来技術と同じであ
るため省略する。
【0013】以下位相誤差検出、補正回路について説明
する。
【0014】復調帰還信号はAGC増幅器26-1、2
6-2に入力される。26-1、26-2の出力は、それ
ぞれA/D変換器17-1、17-2に接続されると共
に、乗算器27-1、27-2に接続されている。位相誤
差検出時26-1、26-2の出力をそれぞれ27-1、
27-2で二乗し、加算器28で加算する。この加算器
28の出力は加算器29で基準電圧Vrefと比較演算さ
れ、AGC増幅器26-1、26-2の制御電圧となる。
AGC増幅器26-1、26-2と乗算器27-1、27-
2、加算器28及び29で制御ループが構成されている
ため、復調帰還信号の同相成分、直交成分のベクトルの
大きさが、Vrefに相当する振幅となるよう制御され
る。例えば図5における円の大きさがVref相当であれ
ば、復調帰還信号のベクトルの大きさは常に円の大きさ
となるよう制御される。従って、Vrefを所定レベルに
設定しておけば、そのまま直交変調器25の入力とする
ことができる。
【0015】
【発明の効果】従来大容量のROM、A/D変換器、D
/A変換器が必要であったが、本発明によれば簡単な回
路の追加により大幅な部品数の低減(ROM、A/D変
換器、D/A変換器 不要)が実現でき回路規模を小さ
くする事ができ、大幅なコスト低減を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図。
【図2】従来技術の一例を示すブロック図。
【図3】無変調搬送波発生用ベースバンド信号を示す説
明図。
【図4】復調帰還信号の振幅と位相誤差を表す説明図。
【図5】変復調器の位相誤差と補正データを表す説明
図。
【符号の説明】
1-1、-2 D/A変換器、17-1、-2 A/D変換
器、2-1、-2 ローパスフィルタ、18-1、-2 位
相補正用ROM、3-1、-2 加算器、19-1、-2
D/A変換器、4-1、-2 増幅器、20-1、-2 ミ
キサ、5-1、-2 ミキサ、21 π/2移相器、6
π/2移相器、22 加算器、7 加算器、23 直交
変調器、8 バンドパスフィルタ、24 直交復調器、
9 前置増幅器、25 直交変調器、10 電力増幅
器、26-1、-2 AGC増幅器、11 搬送波信号、
27-1、-2 乗算器、12 アンテナ、28 加算
器、13 方向性結合器、29 加算器、14 アッテ
ネータ、30-1、-2 スイッチ、15-1、-2 ミキ
サ、16:移相器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同相、直交成分それぞれを帰還する、カー
    テシアン型フィードバックループを用いた、電力増幅器
    の非直線歪みを補償するリニアライザ回路において、送
    信信号と復調帰還信号との位相誤差を、無変調搬送波を
    用いて検出を行う位相誤差検出回路の入力信号振幅値を
    一定に保つことを特徴とするリニアライザ回路。
  2. 【請求項2】請求項1記載の位相誤差検出回路の入力信
    号振幅を一定に保つ手段は、AGC増幅器であることを
    特徴とするリニアライザ回路。
JP7233812A 1995-09-12 1995-09-12 リニアライザ回路 Pending JPH0983258A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2004045067A1 (ja) * 2002-11-14 2006-03-16 株式会社日立国際電気 歪み補償回路、歪み補償信号生成方法、及び電力増幅器
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