JPH0983149A - ディスクアレイ装置の筐体構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】筐体内に実装された複数のユニットを通電状態
で交換可能として保守性を容易にし安全性が高く、かつ
安価な部品取付構造を有するディスクアレイ装置の筐体
構造を提供する。 【構成】１は筐体、２は交換可能なユニットで複数個搭
載され３も交換可能なユニットで複数個搭載される構造
となっている。 ４はユニットの取付ねじで１の筐体にねじ締めされてい
る。 【効果】本発明によれば、 １．通電状態でユニット保守が可能となり無停止のディ
スクアレイ装置が実現できる。 ２．取付構造の簡素化により従来より機器の小型化に効
果がある。 ３．上記１により保守作業性を向上させるという効果が
ある。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本考案は、ディスクアレイ装置の
実装部品の部品取付けの筐体構造に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の部品取付け構造でねじの脱落を防
止する構造は、交換ユニットに特殊ねじをＥトメワ等で
固定し部品取外し時、ねじの脱落を防止する構造や、交
換ユニットの取付け穴が、おねじの頭部を通過する寸法
としていたが、前者では、Ｅトメワの脱落が発生する可
能性があり、また後者では、ねじを緩め過ぎて落下させ
てしまう可能性が有った。

【０００３】このため、ねじ脱落防止構造を必要とする
ディスクアレイ装置には、使用できなかった。

【０００４】また、後者においては、製造費用及び製造
工程の増大につながった。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】上記従来例では、ディ
スクアレイ装置のように通電状態での交換ユニットの交
換を要求される装置では、ねじ等の落下により短絡等の
問題を発生する場合があり機能を満足できない可能性が
ある。

【０００６】本発明の目的は、上記従来技術の問題点に
鑑み各交換ユニットの交換の際にねじ等を落下させない
部品取付けができる筐体構造を提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の部品取付け構造において、各交換ユニット
は、固定用ねじ穴を有し、本固定用ねじ穴は、ねじ頭を
通過させる穴と本来の固定に使用する穴が一体になった
形状であり、固定用おねじは、従来の使用おねじ首下の
任意の距離に谷径以下の直径で、ねじ部を形成しない箇
所を、取付ねじ４を取付ける筐体１の板厚寸法より大き
くつくることで１個のおねじで締結用ねじ部とねじ脱落
防止用ねじ部を併せ持つことを特徴とし、おねじの緩め
過ぎによる、おねじの脱落が防止できる構造とする。

【０００８】

【作用】本発明では、上述のごとく各交換ユニットを交
換する際、その取付ねじを緩めた時、取付ねじを取外す
ことなく交換ユニットを取外すことが可能となり、間違
えてねじを緩め過ぎても、ねじは脱落することがないた
め通電状態に於いても短絡による装置の障害には至らな
い。又、本発明を適用すれば構造が簡素化できるため取
付構造部のコストが有利となる。

【０００９】

【実施例】本発明の実施例を図１〜図３を参照して説明
する。

【００１０】図１は本発明のディスクアレイ装置筐体構
造の一実施例の斜視図、図２、図３は部品取付ねじ部の
断面図である。

【００１１】図１において筐体１内には装置を構成する
複数台の交換ユニットＡ２、交換ユニットＢ３が上下に
収納され該交換ユニットＡ２およびＢ３は、取付ねじ４
にて取付られている。

【００１２】交換ユニットＡ２が障害により使用不可能
になった時、またはディスクアレイ装置の電源を切断す
ることなく交換ユニットを交換する場合、取付ねじ４を
緩め交換ユニット取付穴のねじ頭が通過する穴位置まで
上方向に交換ユニットＡ２を移動させ交換ユニットＡ２
を取外すが、本発明の取付ねじ４を使用しないと緩みす
ぎた場合そのねじ脱落させ他の活電部と短絡させてしま
う。本発明の取付ねじ４は、筐体側に加工してある、め
ねじにより脱落の発生は、なくなる。緩め過ぎた場合取
付ねじ４は、図３に示すような状態となる。

【００１３】交換ユニットＢ３の場合は、交換ユニット
Ｂ３は筐体１の角穴に挿入され交換ユニット上下のレー
ルに保持されており交換ユニットＡ２とように交換ユニ
ットを移動させて交換ユニットを交換することが不可能
な構造の場合図１に示すようなユニットＢの取付穴は切
りかかれた取付穴となる。

【００１４】図３に示すように取付ねじ４は、締結用ね
じ部分が緩められて脱落防止用ねじ部分で筐体１から脱
落しない状態で取り付いているため、交換ユニットＢ３
を取外すためには、交換ユニットＢ３の取付穴は、取付
ネジ４のねじ頭より大きくなければ取外せない。

【００１５】この理由により取付穴と取付ねじのねじ頭
上端との位置関係は、Ｌ寸法で決まるが本寸法を0mmを
越えた寸法とすることにより目的の機能が達成できる。

【００１６】

【発明の効果】以上説明したように本発明によるディス
クアレイ装置の部品取付構造は、複雑な構造を必要とし
ない取付穴と緩めても脱落がない取付ねじで交換ユニッ
トの通電状態での交換を容易に実施可能とした部品取付
の筐体構造が提供できる。

【００１７】さらに保守作業性も容易になり製造性容易
で安価な部品取付構造を提供できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のディスクアレイ装置筐体構造の一実施
例の斜視図である。

【図２】同部品取付ねじ部断面図である。

【図３】同部品取付ねじ部断面図である。

【符号の説明】

１…筐体、 ２…交換ユニットＡ、 ３…交換ユニ
ットＢ、４…取付ねじ。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ハードディスクと電子部品からなる電子機
   器の部品取付け構造において、筐体内部に実装する通電
   状態で交換する各交換ユニットの取付けで、各交換ユニ
   ット側に取付け用穴を設け各交換ユニットをねじで取付
   ける構造を有し、ねじを最後まで取外すことなく部品の
   着脱を容易とした事により、通電状態での部品交換を可
   能とした部品取付け構造でねじの脱落が無い事を特徴と
   するディスクアレイ装置の筐体構造。
2. 【請求項２】取付ねじ４を緩めた時、図３の図示のごと
   く、ねじ頭が自然落下した時交換ユニット取付穴との位
   置関係で、ねじ頭が交換ユニットの取付穴と接触しない
   よう、おねじのねじ頭と交換ユニット取付穴が接触しな
   いよう寸法位置関係を配慮した（L寸法を0mm以上とす
   る）ことを特徴とする請求項１に記載の筐体構造。
3. 【請求項３】取付ねじ４は、ねじ首下の任意の距離に谷
   径の直径で、ねじ部を形成しない箇所を一定間隔つくる
   ことで１個のおねじで、締結用ねじ部とねじ脱落用ねじ
   部を併せ持つことを特徴とした、おねじを使用した請求
   項１の筐体構造。