JPH0982536A - 磁気シールド付き空心形リアクトル - Google Patents

磁気シールド付き空心形リアクトル

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JPH0982536A
JPH0982536A JP7241169A JP24116995A JPH0982536A JP H0982536 A JPH0982536 A JP H0982536A JP 7241169 A JP7241169 A JP 7241169A JP 24116995 A JP24116995 A JP 24116995A JP H0982536 A JPH0982536 A JP H0982536A
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JP
Japan
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winding
magnetic shield
air
reactor
electric conductor
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JP7241169A
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Masayoshi Ito
政芳 伊藤
Shigeru Kobayashi
茂 小林
Kazuo Saito
和夫 斎藤
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F37/00Fixed inductances not covered by group H01F17/00
    • H01F37/005Fixed inductances not covered by group H01F17/00 without magnetic core
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/34Special means for preventing or reducing unwanted electric or magnetic effects, e.g. no-load losses, reactive currents, harmonics, oscillations, leakage fields
    • H01F27/36Electric or magnetic shields or screens
    • H01F27/363Electric or magnetic shields or screens made of electrically conductive material
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01F27/34Special means for preventing or reducing unwanted electric or magnetic effects, e.g. no-load losses, reactive currents, harmonics, oscillations, leakage fields
    • H01F27/36Electric or magnetic shields or screens

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  • Regulation Of General Use Transformers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡素化した巻線抑え手段により、磁気シールド
を保持し,かつ安定した巻線締付け力が得られる磁気シ
ールド付き空心形リアクトルを提供する。 【解決手段】軸方向の両端部に端部絶縁4を備えた巻線
2と、端部絶縁を介して巻線を挟持する巻線抑え板6お
よび巻線より外側の複数箇所で一対の巻線抑え板間に締
めつけ荷重を加える連結ボルト7からなる巻線抑え手段
5と、この巻線抑え手段に支持されて巻線を同心状に包
囲する電気良導体からなる磁気シールド3とからなるリ
アクトル中身1と、このリアクトル中身を収納する鉄製
のタンク9とを備えた磁気シールド付き空心形リアクト
ルにおいて、電気良導体からなる磁気シールドが連結ボ
ルトが貫通する孔を有する座板13をその外周側に備
え、この座板を挟むダブルナット14により連結ボルト
に支持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多相電力系統ま
たは電力機器の中性点側に接続され、主に地絡電流など
の事故電流を抑制する短時間定格の磁気シールド付き空
心形リアクトル、ことにその巻線および磁気シールドの
支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】多相電力系統または電力機器の中性点側
に接続され、主に地絡電流などの事故電流を抑制する中
性点リアクトルは、地絡電流を定格電流として設計され
る短時間定格のリアクトルであり、定常的には各相電流
の不平衡によって流れる小さい中性点電流(零相電流と
も呼ぶ)が流れる程度で、巻線の周囲に漏れる磁束量も
小さいため、電力系統のライン間に接続されて力率改善
を行う分路リアクトルなどで用いられるロ字状の積層鉄
心で巻線を包囲する大がかりな鉄心形磁気シールドを必
要とせず、筒状の電気良導体(例えばアルミニウム,
銅,など)からなる磁気シールドで巻線の外周を包囲
し、電気良導体の表皮効果を利用して巻線からの漏れ磁
束が磁気シールドの内部に浸透するのを阻止することに
より、その外側に位置する鉄製のタンクが漏れ磁束によ
る渦流損により過熱するのを防ぐよう構成され、これに
より磁気シールドの軽量化,省スペース化が図られてい
る。
【0003】図5は従来の中性点リアクトルを模式化し
て示す側断面図、図6は図5に示す従来の中性点リアク
トルのA−A位置における水平断面図である。図におい
て、中性点リアクトルは磁気シールド付き空心形リアク
トルとして構成される。即ち、巻線2はその軸方向の両
端部に端部絶縁4を備える。巻線抑え手段5は端部絶縁
4を介して巻線を挟持する例えば強化積層木材,強化積
層プレスボードなどからなる巻線抑え板6と、巻線2よ
り外側の複数箇所で一対の巻線抑え板6間に締めつけ荷
重を加える例えば鉄製の連結ボルト7とで構成される。
また、巻線2の外周を絶縁距離を保持して同心状に包囲
する電気良導体からなる磁気シールド3は、例えばアル
ミニウム板,銅板などでスリット3Aを有する筒状に形
成され、その軸方向両端部に端部絶縁4Bを介在させた
状態で巻線抑え手段5の一対の巻線抑え板6間に巻線2
とともに押圧挟持されることにより、リアクトル中身1
が形成される。さらに、リアクトル中身1が例えば絶縁
油,絶縁ガスなどの絶縁性冷却媒体を包蔵した鉄製のタ
ンク9に収納されることにより、中性点リアクトルとし
ての磁気シールド付き空心形リアクトルが形成される。
【0004】このように構成された従来の磁気シールド
付き空心形リアクトルにおいては、ナット8の締め付け
トルクを調整し、巻線2と磁気シールド3に同時にバラ
ンスよく締めつけ力を加えてそれぞれ定位置に保持する
ことにより、地絡電流が流れた際巻線に作用する電磁機
械力によって巻線2が崩れることを防止できるととも
に、巻線2からの漏れ磁束により電気良導体からなる磁
気シールド3の表面に渦電流が流れ、この渦電流の磁気
抗力により漏れ磁束の浸透が阻止される,いわゆる表皮
効果(表皮作用)により、磁気シールドの外側に位置す
る鉄製のタンク9の側板,連結ボルトなどの漏れ磁束に
よる局部過熱が阻止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来例におい
て、巻線と磁気シールドを一対の巻線抑え板間に一括し
て挟持する従来の締めつけ構造では、巻線2と磁気シー
ルド3との圧縮変形量が互いに異なるため、巻線抑え手
段5のナット8の締め込み作業時に巻線と磁気シールド
にバランスよく締めつけ力を加えることが難しく、例え
ば端部絶縁4および4Bの厚みを調整して締めつけ荷重
を目標値に調整する等の調整作業に手間がかかり、これ
が原因で製造コストの上昇を招くとともに、磁気シール
ドに拘束されて電磁機械力に耐えるに必要な締めつけ力
が巻線に加わらないという不具合が生じ、これが原因で
リアクトルの信頼性の低下を招くという問題も発生す
る。
【0006】また、巻線と磁気シールドを一対の巻線抑
え板間に一括して挟持するために巻線抑え板の厚みが増
し、これが原因でリアクトル中身1の高さが増すため、
リアクトルの大型化や製造コストの上昇を招くという問
題も発生する。この発明の目的は、簡素な構造の巻線抑
え手段により、磁気シールドを保持し,かつ安定した巻
線締めつけ力が得られる磁気シールド付き空心形リアク
トルを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、軸方向の両端部に端部
絶縁を備えた巻線と、端部絶縁を介して巻線を挟持する
巻線抑え板、および前記巻線より外側の複数箇所で前記
一対の巻線抑え板間に締めつけ荷重を加える連結ボルト
からなる巻線抑え手段と、この巻線抑え手段に支持され
て前記巻線を同心状に包囲する電気良導体からなる磁気
シールドとからなるリアクトル中身が、鉄製のタンクに
収納された磁気シールド付き空心形リアクトルにおい
て、電気良導体からなる磁気シールドが前記連結ボルト
が貫通する孔を有する座板をその外周側に備え、この座
板を挟むナットにより前記連結ボルトに支持される。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、連結ボル
トが2分割されて電気良導体からなる磁気シールドの軸
方向両端部に連結され、電気良導体からなる磁気シール
ドが巻線抑え手段の一部を兼ねるよう構成すると良い。
さらに、請求項3に記載の発明は、2分割された連結ボ
ルトと電気良導体からなる磁気シールドとを溶接部によ
り連結するよう構成すると良い。
【0009】さらにまた、請求項4に記載の発明は、2
分割された連結ボルトの先端と電気良導体からなる磁気
シールドとが、この磁気シールドの外側に突設された連
結部材を介して着脱可能に連結するよう構成すると良
い。一方、請求項5に記載の発明は、巻線抑え手段が巻
線の内側で一対の巻線抑え板間に締めつけ荷重を加える
連結ボルトを備えるよう構成すると良い。
【0010】請求項1に記載の発明では、磁気シールド
が連結ボルト側に連結支持され、一対の巻線抑え板には
巻線だけが残ることになる。従って、巻線と磁気シール
ドに同時にバランス良く締めつけ力を加える調整作業が
不要になり、巻線締めつけ力の調整作業が容易化され、
電磁機械力に対して信頼性の高い巻線を備えた磁気シー
ルド付き空心形リアクトルが得られる。
【0011】また、請求項2に記載の発明においては、
中性点リアクトルがその誘導性リアクトルにより抑制さ
れた地絡電流を定格電流として巻線の耐電磁機械力性能
が決められるので、巻線の発生機械力が小さく、電気良
導体からなる磁気シールドを利用しても十分信頼性の高
い巻線抑え手段が得られることに着目し、電気良導体か
らなる磁気シールドが巻線抑え手段の一部を兼ねる構成
としたことにより、巻線抑え手段の構成が簡素化され
る。また、連結部の構造は請求項3に記載の発明のよう
に、2分割した連結ボルトを磁気シールドと同じ材質の
電気良導体として溶接部により磁気シールドと一体化す
れば、巻線抑え手段の部品点数が低減され、巻線抑え手
段の構成が一層簡素化される。さらに、請求項4に記載
の発明のように、磁気シールドの外側に連結部材を突設
して、連結ボルトと磁気シールドとを着脱可能に連結し
ても良く、この場合、鉄製の連結ボルトの使用が可能に
なるとともに、連結部材で磁気シールドを補強すること
も可能になるので、磁気シールドを巻線抑え手段の一部
に利用して耐電磁機械力性能の高い巻線抑え手段が得ら
れる。
【0012】一方、請求項5に記載の発明では、巻線抑
え手段に巻線の内側に位置して一対の巻線抑え板間に締
めつけ荷重を加える連結ボルトを追加することにより、
巻線抑え板の撓みを低減する補強効果が得られるので、
巻線の耐電磁機械力性能を損なわずに巻線抑え板の厚み
を薄くすることが可能になる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下この発明を実施例に基づいて
説明する。なお、従来例と同じ参照符号を付けた部材は
従来例のそれと同じ機能をもつので、その説明を省略す
る。図1はこの発明の磁気シールド付き空心形リアクト
ルの一実施例を示す模式化した断面図である。図におい
て、巻線2はその軸方向の両端部に設けた端部絶縁4を
介して強化積層木材,強化積層プレスボードなどからな
る一対の巻線抑え板6間に挟持され、巻線2より外側の
複数箇所で一対の巻線抑え板6間に締めつけ荷重を加え
る例えば鉄製の連結ボルト7に結合したナット8の締め
つけトルクを調整することにより、耐電磁機械力を保持
するに必要な巻線締めつけ力が得られる。また、巻線2
の外周を絶縁距離を保持して同心状に包囲するアルミニ
ウム板,銅板などの電気良導体で構成される磁気シール
ド3は、その外周側に突設された座板13を備え、この
座板13に形成された貫通孔を連結ボルト7に嵌め込ん
だ状態でその両側をダブルナット14によって締めつけ
ることにより、磁気シールド3がその定位置に固定され
る。
【0014】この実施例では、一対の巻線抑え板間に挟
持された巻線と磁気シールドに同時に締めつけ力を加え
る従来技術で問題となった締めつけ力のバランス調整の
難しさが、磁気シールドの支持方法の変更により解消さ
れ、巻線の耐電磁機械力性能に優れた磁気シールド付き
空心形リアクトルが容易に得られるとともに、巻線締め
つけ力の調整作業の省力化によるコストメリットが得ら
れる。また、磁気シールド3の位置決めも、磁気シール
ド下側の端部絶縁4Bを残しておくことにより容易化さ
れ、ダブルナット14の締め込み作業により磁気シール
ド3を連結ボルトに連結,支持できるとともに、少なく
とも上部の端部絶縁を省略できることによるコストメリ
ットが得られる。
【0015】図2はこの発明の磁気シールド付き空心形
リアクトルの異なる実施例を示す模式化した断面図であ
る。この実施例が図1に示す実施例と異なるところは、
2分割された連結ボルト17A,17Bが磁気シールド
3と同じ材質の電気良導体で構成され、磁気シールド3
の軸方向両端部の溶接部18で結合され、電気良導体か
らなる磁気シールドが巻線抑え手段15の一部を兼ねた
点にある。
【0016】一般に、発生する電磁機械力が比較的小さ
い中性点リアクトルでは、連結ボルト17A,17Bお
よび磁気シールド3に例えばアルミニウム材を用いて
も、発生電磁力に耐える締めつけ力を巻線2に加えるこ
とが可能であり、磁気シールドが巻線抑え手段の一部を
兼ねたことにより巻線抑え手段15の構成が簡素化さ
れ、リアクトルの組み立て工数を低減できるとともに、
端部絶縁4Bが不要になることによるコストメリットも
得られる。
【0017】また、前記の連結ボルト17A,17Bお
よび時期シールド3として、特にアルミニウムを用いた
場合には、銅を用いた場合のような溶接歪みが出にくい
ため、溶接後に歪みを除去する工程が不要になることに
よるコストメリットが得られる。図3はこの発明の磁気
シールド付き空心形リアクトルのさらに異なる実施例を
示す要部の断面図である。この実施例が図2に示す実施
例と異なるところは、磁気シールド3の外側に連結部材
としての座板23を設け、この座板23の貫通孔を2分
割した連結ボルト27の端部に嵌め込み、ダブルナット
14で磁気シールド3を連結ボルト27に連結すること
により、電気良導体からなる磁気シールド3を巻線抑え
手段25の一部に兼用した点にある。
【0018】この実施例によれば、鉄製の連結ボルト2
7の使用が可能になるとともに、補強部材を備えた座板
23で磁気シールド3を補強することも可能になるの
で、図2に示す巻線抑え手段15に比べて機械的に強固
な巻線抑え手段25が容易に得られることになり、構成
が簡素で耐電磁機械力性能の高い巻線抑え手段を備えた
磁気シールド付き空心形リアクトルが得られる。なお、
連結部材は図3に示す座板23に限定されるものではな
く、例えば連結部材をフック状にして連結ボルト側に設
けたフック部と係合するよう構成してもよい。
【0019】図4はこの発明の磁気シールド付き空心形
リアクトルの他の実施例を示す模式化した断面図であ
る。図において、この実施例が図1に示す実施例と異な
るところは、巻線抑え手段5が巻線2の内側に位置して
一対の巻線抑え板6間に締めつけ荷重を加える連結ボル
ト26を追加した点にある。この実施例によれば、巻線
2に締めつけ力を加えた際、連結ボルト26が巻線抑え
板6の撓みを低減する補強効果を発揮するので、巻線の
耐電磁機械力性能を損なわずに巻線抑え板の厚みを薄く
することが可能になる。この実施例の場合、図1の実施
例においてリアクトル中身1の高さのを約2割を占めて
いた巻線抑え板2枚分の厚みが約半分に低減された。し
たがって、強化積層木材,強化積層プレスボードなど使
用量を約半分に低減できると同時に、タンク9の高さも
約1割低くなり、磁気シールド付き空心形リアクトルを
小型化,軽量化,低コスト化できる利点が得られた。
【0020】上記の実施例において、時期シールド3と
して特にアルミニウムを用いた場合、銅を用いた場合よ
りも加工性がよいというメリットが得られる。なお、ア
ルミニウムの方が銅よりも固有抵抗が大きいので、同じ
断面積の場合発生損失が銅よりも大きくなるが、この点
は、断面積を増して発生損失を減らすことができるの
で、実際上の問題とはならない。また、短時間定格のリ
アクトルである中性点リアクトルにおいては、磁気シー
ルド3としてアルミニウムを用いた場合、その発生損失
銅の場合よりある程大きくても支障がないため、銅の場
合と同等の発生損失となるようにわざわざ断面積を大き
くする必要はなく、アルミニウムと銅との比重の差の分
だけリアクトルを軽量化することができるというメリッ
トが得られる。
【0021】
【発明の効果】この発明の磁気シールド付き空心形リア
クトルは前述のように、電気良導体からなる磁気シール
ドを巻線抑え手段の連結ボルト側に支持し、巻線のみを
巻線抑え手段の一対の巻線抑え板間に挟持して巻線締め
つけ力を加えるよう構成した。その結果、巻線および磁
気シールドを巻線抑え手段の一対の巻線抑え板間に挟持
してバランスよく巻線締めつけ力を加える方式の従来技
術で問題となった、巻線締めつけ力が不足する等の不都
合が排除されると同時に、巻線締めつけ力の調整作業が
省力化され、従って耐電磁機械力に対する信頼性が高い
磁気シールド付き空心形リアクトルを経済的にも有利に
提供することができる。
【0022】また、発生電磁機械力の小さい中性点リア
クトルでは、電気良導体からなる磁気シールドを巻線抑
え手段の一部に兼用することにより、巻線抑え手段の構
成を簡素化し、製造コストを低減できる利点が得られ
る。さらに、連結ボルトを巻線の内側に追加することに
より、巻線抑え板を薄くすることが可能であり、これに
より強化積層木材,強化積層プレスボードなど使用量が
約半分に低減される製造コストの低減効果、およびリア
クトルの高さの縮小効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の磁気シールド付き空心形リアクトル
の一実施例を示す模式化した断面図
【図2】この発明の磁気シールド付き空心形リアクトル
の異なる実施例を示す模式化した断面図
【図3】この発明の磁気シールド付き空心形リアクトル
のさらに異なる実施例を示す要部の断面図
【図4】この発明の磁気シールド付き空心形リアクトル
の他の実施例を示す模式化した断面図
【図5】従来の中性点リアクトルを模式化して示す側断
面図
【図6】図5に示す従来の中性点リアクトルのA−A位
置における水平断面図
【符号の説明】 1 リアクトル中身 2 巻線 3 電気良導体からなる磁気シールド 4 巻線の端部絶縁 4B 磁気シールドの端部絶縁(支持材) 5 巻線抑え手段 6 巻線抑え板 7 連結ボルト 8 ナット 9 タンク 13 座板 14 ダブルナット 15 巻線抑え手段 17A 2分割した連結ボルト(17B) 18 溶接部 23 座板 25 巻線抑え手段 26 連結ボルト(巻線の内側) 27 2分割した連結ボルト

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸方向の両端部に端部絶縁を備えた巻線
    と、端部絶縁を介して巻線を挟持する巻線抑え板、およ
    び前記巻線より外側の複数箇所で前記一対の巻線抑え板
    間に締めつけ荷重を加える連結ボルトからなる巻線抑え
    手段と、この巻線抑え手段に支持されて前記巻線を同心
    状に包囲する電気良導体からなる磁気シールドとからな
    るリアクトル中身が、鉄製のタンクに収納された磁気シ
    ールド付き空心形リアクトルにおいて、電気良導体から
    なる磁気シールドが前記連結ボルトが貫通する孔を有す
    る座板をその外周側に備え、この座板を挟むナットによ
    り前記連結ボルトに支持されたことを特徴とする磁気シ
    ールド付き空心形リアクトル。
  2. 【請求項2】請求項1記載の磁気シールド付き空心形リ
    アクトルにおいて、連結ボルトが2分割されて電気良導
    体からなる磁気シールドの軸方向両端部に連結され、電
    気良導体からなる磁気シールドが巻線抑え手段の一部を
    兼ねたことを特徴とする磁気シールド付き空心形リアク
    トル。
  3. 【請求項3】軸方向の両端部に端部絶縁を備えた巻線
    と、端部絶縁を介して巻線を挟持する巻線抑え板、およ
    び前記巻線より外側の複数箇所で前記一対の巻線抑え板
    間に締めつけ荷重を加える連結ボルトからなる巻線抑え
    手段と、この巻線抑え手段に支持されて前記巻線を同心
    状に包囲する電気良導体からなる磁気シールドとからな
    るリアクトル中身が、鉄製のタンクに収納された磁気シ
    ールド付き空心形リアクトルにおいて、連結ボルトが2
    分割されて電気良導体からなる磁気シールドの軸方向両
    端部に溶接部により連結され、電気良導体からなる磁気
    シールドが巻線抑え手段の一部を兼ねたことを特徴とす
    る磁気シールド付き空心形リアクトル。
  4. 【請求項4】請求項2記載の磁気シールド付き空心形リ
    アクトルにおいて、2分割された連結ボルトの先端と電
    気良導体からなる磁気シールドとが、この磁気シールド
    の外側に突設された連結部材を介して着脱可能に連結さ
    れたことを特徴とする磁気シールド付き空心形リアクト
    ル。
  5. 【請求項5】請求項1または請求項2に記載の磁気シー
    ルド付き空心形リアクトルにおいて、巻線抑え手段が巻
    線の内側で一対の巻線抑え板間に締めつけ荷重を加える
    連結ボルトを備えたことを特徴とする磁気シールド付き
    空心形リアクトル。
JP7241169A 1995-09-20 1995-09-20 磁気シールド付き空心形リアクトル Pending JPH0982536A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105513775A (zh) * 2015-12-18 2016-04-20 薛建仁 一种新型的高压电抗器
CN106158276A (zh) * 2016-08-22 2016-11-23 山东华驰变压器股份有限公司 高电压变压器
JP2017005183A (ja) * 2015-06-15 2017-01-05 矢崎総業株式会社 コイルユニット

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