JPH0981734A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH0981734A
JPH0981734A JP7231419A JP23141995A JPH0981734A JP H0981734 A JPH0981734 A JP H0981734A JP 7231419 A JP7231419 A JP 7231419A JP 23141995 A JP23141995 A JP 23141995A JP H0981734 A JPH0981734 A JP H0981734A
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image
unit
model
road
dimensional
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JP7231419A
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English (en)
Inventor
Tetsuji Hashimo
哲司 羽下
Koichi Sasagawa
耕一 笹川
Shinichi Kuroda
伸一 黒田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周囲の環境の代表的な特徴が遠方まで見えに
くい場合や、その一部が他の物体によって隠されている
場合等に、間違った認識が行われ、周囲環境の認識性能
の低下を招いていた。 【解決手段】 パラメータによって表された自己の周囲
の環境の3次元モデルを3Dモデル定義部2で生成し、
座標変換部4でモデル座標系における3次元モデル上の
代表点の点列を画像入力部1から得られる画像情報の座
標系に座標変換し、座標変換して得られる点列と画像情
報とのマッチングを演算評価部5で評価し、パラメータ
更新部3から出力される3次元モデルのパラメータと自
己の位置と姿勢を表すパラメータを変化させながら、演
算評価部5の評価結果を判断処理部6で判断し、周囲の
環境を認識して出力部7より出力するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディジタル画像
処理技術を用いて、走行車両が自己の周囲の環境を認識
するための装置に関するものであり、自動車の運転支援
や、工場内無人走行車の自動運転等に適用できるもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図46は、例えば、安井 伸彦、鈴木
祥弘、金子 衛:”車両用道路形状認識装置”、特開平
4−283900号公報に示された、従来の周囲の環境
を認識する画像処理装置の構成を表すブロック図であ
る。また、図47はその動作原理を説明した図である。
【0003】図46を用いて、装置の構成について説明
する。図において、172は撮像手段、173は輝度変
化算出手段、174は世界座標系算出手段、175は曲
率検出手段、176は表示手段である。
【0004】次に、図47を用いて、動作について説明
する。図において、177は車両である自己と周囲の環
境との位置関係、178は原画像、179は輝度変化算
出手段により、原画像から得られる横エッジのうちで、
画像の底部に最も近いものを抽出した画像、180は得
られた画像の底部に最も近い横エッジの点列を世界座標
系に変換して得られるエッジ点列、181は認識された
周辺環境(道路)を表わす。
【0005】ここで、世界座標系に変換して得られるエ
ッジ点列に曲線、あるいは区分的に直線を当てはめて、
それらを統合する処理を行うことにより、走行区分線の
位置と道路の曲率を認識する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の自己の周囲の環
境を認識するための画像処理装置は以上のように構成さ
れているので、例えば道路形状を認識する場合、エッジ
の見えにくい遠方まで道路白線を抽出することが困難で
あり、また先行する自動車などにより道路白線が隠され
た場合や間欠白線に対しては、誤ったエッジ点列の選択
が行われやすく、間違った道路曲率の認識が行われ、道
路形状認識の安定性の低下を招いていた。
【0007】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、例えば道路形状を認識する場
合、エッジの見えにくい遠方まで道路白線を抽出するこ
とができ、また先行する自動車などにより道路白線が隠
された場合や間欠白線に対しても安定に道路白線を抽出
して、道路形状を認識することができる画像処理装置を
得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の構成に
係る画像処理装置は、自己の周囲の環境をパラメータに
よって表される3次元モデルで定義し、このモデルを用
いてモデル座標系における周囲の環境の代表点の点列を
画像情報の座標系に座標変換して得られる点列と、画像
入力部から得られる画像情報とのマッチングをとること
によって周囲の環境を表すパラメータ、自己の位置と姿
勢を表すパラメータを求め、周囲の環境を認識するもの
である。
【0009】この発明の第2の構成に係る画像処理装置
は、画像入力部において、自車両に搭載された距離画像
入力装置により3次元の距離画像情報を取得し、座標変
換部において、3Dモデル上の代表点の点列を3次元の
カメラ座標系に座標変換し、演算評価部において、座標
変換された点列の情報と画像入力部から得られる距離画
像情報とのマッチングを評価するものである。
【0010】この発明の第3の構成に係る画像処理装置
は、画像入力部において、自車両に搭載された輝度画像
入力装置により2次元の輝度情報を取得し、座標変換部
において、3Dモデル上の代表点の点列を2次元の画像
座標系に座標変換し、演算評価部において、座標変換さ
れた点列の情報と画像入力部から得られる輝度情報との
マッチングを評価するものである。
【0011】この発明の第4の構成に係る画像処理装置
は、3Dモデル定義部において、道路形状を一定幅員で
異なる曲率半径を有する複数の円弧をつなぎ合わせた3
次元モデルで定義するものである。
【0012】この発明の第5の構成に係る画像処理装置
は、3Dモデル定義部において、道路形状の3次元モデ
ルとして自車両の走行領域のみでなく、隣の走行領域や
路肩、周囲の構造物までを定義するものである。
【0013】この発明の第6の構成に係る画像処理装置
は、3Dモデル定義部において、道路の3次元モデルを
カメラおよび車載センサから得られる情報を用いて定義
するものである。
【0014】この発明の第7の構成に係る画像処理装置
は、パラメータ更新部において、各パラメータの更新の
初期値を前フレームにおける各パラメータの値とするも
のである。
【0015】この発明の第8の構成に係る画像処理装置
は、パラメータ更新部において、パラメータの更新量、
あるいは更新するパラメータの数、あるいはそれらの両
方、の異なる複数のモードをもつものである。
【0016】この発明の第9の構成に係る画像処理装置
は、パラメータ更新部において、複数のパラメータどう
しの関係に基づいて、それらの更新量を設定するもので
ある。
【0017】この発明の第10の構成に係る画像処理装
置は、パラメータ更新部において、カメラおよび車載セ
ンサから得られる情報を用いて、更新するパラメータの
数あるいは更新量を設定するものである。
【0018】この発明の第11の構成に係る画像処理装
置は、座標変換部において、モデル座標系における3次
元モデル上の代表点の点列を選択する際に、特にマッチ
ングを重視したい部分において代表点を密にとり、それ
以外の部分において代表点を粗にとるものである。
【0019】この発明の第12の構成に係る画像処理装
置は、演算評価部において、2次元撮像素子座標系にお
ける2次元モデル上の点列の位置における、原画像の輝
度値の情報、あるいは原画像に対して画像演算処理を施
すことにより得られる処理画像の輝度値の情報、を用い
て2次元モデルと原画像とのマッチングの度合いを評価
するものである。
【0020】この発明の第13の構成に係る画像処理装
置は、演算評価部において、2次元撮像素子座標系にお
ける2次元モデル上の点列の位置の近傍の局所領域にお
ける、原画像の輝度値の情報、あるいは原画像に対して
画像演算処理を施すことにより得られる処理画像の輝度
値の情報、を用いて2次元モデルと原画像とのマッチン
グの度合いを評価するものである。
【0021】この発明の第14の構成に係る画像処理装
置は、演算評価部において、2次元撮像素子座標系にお
ける2次元モデル上の点列の位置の近傍の局所領域にお
ける、原画像の輝度値の情報、あるいは原画像に対して
画像演算処理を施すことにより得られる処理画像の輝度
値の情報、を用いて2次元モデルと原画像とのマッチン
グの度合いを評価する際に、代表点の位置に応じてその
局所領域の大きさ、あるいは形状、あるいはその両方を
可変とするものである。
【0022】この発明の第15の構成に係る画像処理装
置は、演算評価部において、2次元撮像素子座標系にお
ける2次元モデル上の点列の位置、あるいはその近傍の
局所領域における、原画像の輝度値の情報、あるいは原
画像に対して画像演算処理を施すことにより得られる処
理画像の輝度値の情報、を用いて2次元モデルと原画像
とのマッチングを評価する際に、2次元モデルの点列を
複数のグループに分類しておき、各グループ毎にマッチ
ングの度合いを評価するものである。
【0023】この発明の第16の構成に係る画像処理装
置は、判断処理部において、演算評価部から送られる評
価結果の各フレーム毎の最大値に着目し、その値に基づ
いてマッチングが良好であるかどうかを判断するもので
ある。
【0024】この発明の第17の構成に係る画像処理装
置は、判断処理部において、演算評価部から送られる評
価結果の各フレーム毎の最大値に着目し、その絶対的な
値のみでなく、直前の数フレームにおける値の変化に基
づいてマッチングが良好であるかどうかを判断するもの
である。
【0025】この発明の第18の構成に係る画像処理装
置は、判断処理部において、演算評価部から送られる各
グループ毎のマッチング評価結果にそれぞれ重み付けを
行い、加算した結果に基づいて、全体としてのマッチン
グが良好であるかどうかを判断するものである。
【0026】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.次に、この発明の実施の形態1を図につ
いて説明する。図1はこの発明による画像処理装置の実
施の形態1の構成を示すブロック図である。図1におい
て、1は画像入力部、2は道路形状3Dモデル定義部、
3はパラメータ更新部、4は座標変換部、5は演算評価
部、6は判断処理部、7は出力部である。
【0027】次に、動作について説明する。図1におい
て、まず、道路形状3Dモデル定義部2が道路形状の3
次元形状をパラメータで表現した3次元モデルを定義す
る。ここでモデルの定義とは、モデル定義部2に登録さ
れている道路形状モデルのメニューの中から、その時点
での情報にもとづいて、実際の道路形状に最も近いと判
断される道路形状モデルを選択して出力することであ
る。その時点の情報としては、最近時刻の道路形状情報
や入力画像から従来技術と同様な方法で得た道路形状情
報が利用でき、何の情報もない場合には、デフォルトモ
デルとして最も単純な水平直線道路モデル等を出力す
る。次に画像入力部1が、道路形状の情報を画像の形で
獲得し、これにもとづいて、パラメータ更新部3が道路
形状を表わすパラメータと自己の位置と姿勢を表わすパ
ラメータの値を生成し、座標変換部4がパラメータ更新
部から得られるパラメータに基づき、モデルの座標系に
おける3次元モデル上の代表点の点列を画像情報の座標
系に座標変換する。そして、演算評価部5が座標変換部
から得られる変換された代表点の点列の情報と画像入力
部から得られる情報とのマッチングの度合いを評価し、
判断処理部6が演算評価部の評価結果を判断する。
【0028】ここで、マッチングが十分でないと判断さ
れた場合、パラメータ更新部3が周囲の環境の形状を表
すパラメータと自己の位置と姿勢を表すパラメータを更
新して生成し、マッチングが十分とれるまでパラメータ
の更新と座標変換、マッチングの評価、判断処理を繰り
返す。もし、マッチングが十分であると判断された場合
は、出力部7に確定された各パラメータの値を出力す
る。次に画像入力部1が新しい画像を獲得し、パラメー
タ更新の動作を繰り返す。マッチングの評価とパラメー
タの更新は距離画像とモデルの代表点とのずれの量と方
向を求め、ずれの量を最小化する様にパラメータの更新
を繰り返す方法や、モデルの座標値に変動を与えて距離
画像との相関が最大となるモデル位置を求める方法等が
とられる。
【0029】図2は画像入力部の構成を示すブロック図
である。図2において、8はカメラa、9はA−D変換
器a、10はカメラb、11はA−D変換器b、12は
距離画像生成部である。
【0030】また図3はこの発明による画像処理装置の
全体の動作を説明する図である。図において13は車両
と道路形状との実際の位置関係、14は画像入力部から
得られた距離画像、15は道路形状の3次元モデルの代
表点、16は座標変換された後の代表点、17は距離画
像と座標変換後の代表点との位置関係を示す。
【0031】また図4は座標変換部の動作を説明する図
である。図においてxyzは道路上の自車両の位置を原
点とし、進行方向をz軸、鉛直下向き方向をy軸、右方
向をx軸とした世界座標系、x’y’z’はカメラ位置
を原点とし、カメラの光軸をz’軸、カメラの撮像素子
の下向きをy’軸、右向きをx’軸としたカメラ座標
系、斜線部は道路面である。
【0032】また図5、図6、図7は座標変換部の動作
を説明する図である。図5においてαはカメラのチルト
角である。また、図6においてβはカメラのパン角であ
る。また、図7においてγはカメラのローテーション角
である。
【0033】次に、画像入力部の動作について説明す
る。図2において、まずカメラa8、カメラb10から
取り込まれたアナログ映像信号が、それぞれA−D変換
器a9、A−D変換器b11においてアナログディジタ
ル変換され、距離画像生成部12に入力される。つぎに
距離画像生成部12において入力された2つのディジタ
ル画像の視差情報から3次元の立体情報をもつ距離画像
が生成される。
【0034】次に、全体の動作について説明する。図3
において、車両と道路形状との位置関係13から、画像
入力部において距離画像14が得られる。一方、道路形
状3Dモデル定義部で定義された道路形状の3次元モデ
ルの代表点15は座標変換部においてカメラ座標系に座
標変換され、座標変換後の代表点16となる。そして、
演算評価部において距離画像と座標変換後の代表点との
マッチングを評価する。17はこのときの距離画像と座
標変換後の代表点との位置関係を示す。
【0035】次に、座標変換部の動作について説明す
る。図4において世界座標系からカメラ座標系への変換
は平行移動と回転移動の組み合わせで表される。世界座
標系におけるカメラ位置の座標を(x0、y0、z0)
とし、回転行列をΠとすれば座標変換の式は式(1)で
表される。また図5におけるカメラのチルト角αに関す
る回転行列は式(2)で表される。また図6におけるカ
メラのチルト角βに関する回転行列は式(3)で表され
る。また図7におけるカメラのチルト角γに関する回転
行列は式(4)で表される。そして、回転行列Πは式
(5)で表される。
【0036】
【数1】
【0037】図8は画像入力部の別の構成を示すブロッ
ク図である。図8において18はカメラ、19はA−D
変換器、20はレーダ、21は制御回路、22は距離画
像生成部である。
【0038】次に、動作について説明する。図8におい
て、まずカメラ18から取り込まれたアナログ映像信号
が、A−D変換器19においてアナログディジタル変換
され、距離画像生成部22に入力される。一方、レーダ
20と制御回路21からなる距離計測センサの距離計測
結果が距離画像生成部22に入力される。次に距離画像
生成部22では、画像の輝度情報とレーダによる距離情
報とを融合することにより、距離画像が生成される。従
来技術においては、原画像からの道路形状認識が困難で
あったが、本発明においては、道路形状3Dモデルの使
用により道路形状認識が容易に行える。道路形状モデル
は過去の走行データや経験に基づいて出現確率の高いも
のをあらかじめ用意しておくことができるので、マッチ
ングの確率を高め、モデル探索の計算量を減らすことが
できる。また、走行中に出現する道路形状は典型的な小
数のモデルで表現できるので、原画像からモデルを作成
する従来の技術に比べてマッチング処理の効率を著しく
高めることができる。
【0039】また、前走車等によるデータ欠損に対して
も、道路形状の全体像の候補をモデルとして提示するこ
とにより、データ欠損の影響を減少させ、マッチングを
安定に行うことができる。また、状況に応じて適切な初
期値モデルを提示することができるので、マッチングを
効率よく行うことができる。
【0040】また、パラメータの更新を繰り返しループ
演算によって行っているため、異常データに対する処理
を除外し、正常なデータについてのみマッチング行うこ
とによって、短期的なエラーやデータ欠損部によるマッ
チングの不安定さを除去することができる。また、繰り
返しループ演算によるパラメータ更新は1次遅れの動特
性を持たせることができるので、1次遅れの時定数を適
切に選ぶことによって短期的な異常データに対する安定
性を与えることができる。
【0041】実施の形態2.次に、この発明の実施の形
態2を図について説明する。図9はこの実施の形態にお
ける画像入力部の構成を示すブロック図である。図9に
おいて、23はカメラ、24はA−D変換器である。
【0042】また図10は画像処理装置の全体の動作を
説明する図である。図において、25は車両と道路形状
との位置関係、26は画像入力部から得られた輝度画
像、27は道路形状の3次元モデルの代表点、28は2
次元平面に座標変換された後の3次元モデルの代表点、
29は輝度画像と座標変換後の代表点との位置関係を示
す。
【0043】また図11は座標変換部の動作を説明する
図である。図においてxyzは道路上の自車両の位置を
原点とし、進行方向をz軸、鉛直下向き方向をy軸、右
方向をx軸とした世界座標系、x’y’z’はカメラ位
置を原点とし、カメラの光軸をz’軸、カメラの撮像素
子の下向きをy’軸、右向きをx’軸としたカメラ座標
系、30は道路面上の或る代表点である。
【0044】また図12は図11の代表点30をカメラ
の画面上に座標変換したものを説明する図である。図に
おいて31はカメラの画面座標系で、右向きをu軸、下
向きをv軸とする。32は道路面上の代表点30をカメ
ラの画面上に座標変換した点である。
【0045】次に、画像入力部の動作について説明す
る。図9において、まずカメラ23から取り込まれたア
ナログ映像信号が、A−D変換器24においてアナログ
ディジタル変換され、輝度画像26が生成される。
【0046】次に、全体の動作について説明する。図1
0において、車両と道路形状との位置関係25から、画
像入力部において輝度画像26が得られる。一方、道路
形状3Dモデル定義部で定義された道路形状の3次元モ
デルの代表点27は座標変換部においてカメラ撮像素子
座標系に座標変換され、座標変換後の代表点28とな
る。そして、演算評価部において輝度画像と座標変換後
の代表点とのマッチングを評価する。このときの輝度画
像と座標変換後の代表点との位置関係は29に示され
る。
【0047】次に、座標変換部の動作について説明す
る。図11において世界座標系からカメラ座標系への変
換は平行移動と回転移動の組み合わせにより、式(1)
〜(4)で表される。ただし、回転行列Πは式(5)で
表される。
【0048】次に、座標変換部の動作について説明す
る。図12においてカメラ撮像素子の1画素のu方向、
v方向の長さをそれぞれsx、sy、カメラの焦点距離
をfとし、3次元のカメラ座標系で(x’、y’、
z’)と表される点が2次元のカメラ撮像素子系で
(u、v)と表される場合、式(6)の関係が成立す
る。従って、カメラ座標系における点(x’、y’、
z’)をカメラ撮像素子座標系(u、v)に変換する変
換式は式(7)で表される。
【0049】
【数2】
【0050】実施の形態3.次に、この発明の実施の形
態3を図について説明する。図13はこの実施の形態に
おける画像処理装置の3Dモデル定義部により定義され
た道路形状モデルをy軸に平行な視線で見た図である。
図13において、33はカメラ位置、34はカメラの光
軸、35は道路端を表す円弧の中心、36は自車両の走
行領域の右側の境界線上の代表点、37は自車両の走行
領域の左側の境界線上の代表点である。
【0051】また、図14は画像処理装置の3Dモデル
定義部により定義された道路形状モデルをz軸に平行な
視線で見た図である。図14において、38はカメラ位
置、39は道路面、40は道路端を表す円弧の中心であ
る。
【0052】また、図15は画像処理装置の3Dモデル
定義部により定義された他の道路形状モデルをy軸に平
行な視線で見た図である。図15において、41はカメ
ラ位置、42はカメラの光軸、43は道路端を表す円弧
の中心、44は自車両の走行領域の右側の境界線上の代
表点、45は自車両の走行領域の左側の境界線上の代表
点である。
【0053】また、図16は画像処理装置の3Dモデル
定義部により定義されたさらに他の道路形状モデルをy
軸に平行な視線で見た図である。図16において、46
はカメラ位置、47は道路の曲率が変化する位置までの
距離、48は曲率が変化する位置よりも手前の部分で道
路端を表す円弧の中心、49は曲率が変化する位置より
も手前の部分で自車両の走行領域の右側の境界線上の代
表点、50は曲率が変化する位置よりも手前の部分で自
車両の走行領域の左側の境界線上の代表点、51は曲率
が変化する位置よりも遠方の部分で道路端を表す円弧の
中心、52は曲率が変化する位置よりも遠方の部分で自
車両の走行領域の右側の境界線上の代表点、53は曲率
が変化する位置よりも遠方の部分で自車両の走行領域の
左側の境界線上の代表点である。
【0054】また、図17は画像処理装置の3Dモデル
定義部により定義されたさらに他の道路形状モデルをy
軸に平行な視線で見た図である。図17において、54
はカメラ位置、55は道路の形状が直線部分から曲線部
分に変化する位置までの距離である。
【0055】また、図18は画像処理装置の3Dモデル
定義部により定義されたさらに他の道路形状モデルをy
軸に平行な視線で見た図である。図18において、56
はカメラ位置、57は道路の形状が曲線部分から直線部
分に変化する位置までの距離である。
【0056】また、図19は画像処理装置の3Dモデル
定義部により定義されたさらに他の道路形状モデルをy
軸に平行な視線で見た図である。図19において、58
はカメラ位置、59は道路の形状が左曲がりから右曲が
りに変化する位置までの距離、60は曲率が変化する位
置よりも手前の部分で道路端を表す円弧の中心、61は
曲率が変化する位置よりも遠方の部分で道路端を表す円
弧の中心である。
【0057】また、図20は画像処理装置の3Dモデル
定義部により定義されたさらに他の道路形状モデルをx
軸に平行な視線で見た図である。図20において、62
はカメラ位置、63はカメラの光軸、64は道路の勾配
が変化する点である。
【0058】また、図21は画像処理装置の3Dモデル
定義部により定義されたさらに他の道路形状モデルをx
軸に平行な視線で見た図である。図21において、65
はカメラ位置、66はカメラの光軸、67は道路の勾配
が変化する点である。
【0059】また、図22は画像処理装置の3Dモデル
定義部により定義されたさらに他の道路形状モデルをx
軸に平行な視線で見た図である。図22において、68
はカメラ位置、69はカメラの光軸、70は道路の勾配
が変化する点である。
【0060】次に、動作について説明する。図13、図
14は道路形状3Dモデル定義部で定義された左カーブ
の道路の3次元モデルの一例である。図において道路端
を半径が一定の円弧とし、道路幅をW、道路右端の円弧
の曲率半径をR、道路左端の円弧の曲率半径をR−wと
し、wとRの2つのパラメータで表現している。
【0061】また、このような3次元モデルを用いるこ
とにより、左カーブと同時に右カーブや直線をも同じモ
デルで表現することができる。例えばRを正の値にする
ことで左カーブを、Rを負の値にすることで右カーブ
を、Rを正の無限大あるいは負の無限大にすることで直
線を表現する事ができる。図15は道路形状3Dモデル
定義部で定義された右カーブの道路の3次元モデルの一
例である。
【0062】また、道路端を局所的に半径が一定の円弧
の組み合わせとしたモデルで表現することにより、さら
に複雑な道路形状を表現することができる。図16は道
路形状3Dモデル定義部で定義された、曲率半径が途中
で変化する左カーブの道路の3次元モデルの一例であ
る。図において自車両の位置から走行路に沿って前方に
L1の距離までは道路右端の円弧の曲率半径をR1、道
路左端の円弧の曲率半径をR1−wとし、L1より遠方
では、道路右端の円弧の曲率半径をR2、道路左端の円
弧の曲率半径をR2−wとし、w、L1、R1、R2の
4つのパラメータで曲率半径が途中で変化する左カーブ
を表現している。
【0063】また、図17は道路形状3Dモデル定義部
で定義された、直線から左カーブに変化するの道路の3
次元モデルの一例である。図において自車両の位置から
走行路に沿って前方にL1の距離までは曲率半径をR’
が無限大の直線路で、L1より遠方では、道路右端の円
弧の曲率半径をR、道路左端の円弧の曲率半径をR−w
とし、w、L1、R’、Rの4つのパラメータで直線か
ら左カーブに変化する道路を表現している。
【0064】また、図18は道路形状3Dモデル定義部
で定義された、左カーブから直線に変化するの道路の3
次元モデルの一例である。図において自車両の位置から
走行路に沿って前方にL1の距離までは道路右端の円弧
の曲率半径をR、道路左端の円弧の曲率半径をR−wと
し、L1より遠方では、曲率半径をR’が無限大の直線
路で、w、L1、R’、Rの4つのパラメータで左カー
ブから直線に変化する道路を表現している。
【0065】また、図19は道路形状3Dモデル定義部
で定義された、S字カーブの道路の3次元モデルの一例
である。図において自車両の位置から走行路に沿って前
方にL1の距離までは道路右端の円弧の曲率半径をR
1、道路左端の円弧の曲率半径をR1−wの左カーブ、
L1より遠方では、道路右端の円弧の曲率半径をR2、
道路左端の円弧の曲率半径をR2+wの右カーブとし、
w、L1、R1、R2の4つのパラメータでS字カーブ
の道路を表現している。
【0066】また、曲率の変化を2段階のみでなく、多
くの段階に分けることにより、更に複雑な道路形状にも
対応する事ができる。
【0067】また、左右のカーブに加えて、道路の勾配
に関するパラメータを用意し、道路面が局所的に勾配が
一定な平面の組み合わせとしたモデルで表現することに
より、上り坂、下り坂、その他複雑な勾配をもつ道路形
状を表現することができる。図20は道路形状3Dモデ
ル定義部で定義された、上り坂の道路の3次元モデルの
一例である。図において、自車両の位置から走行路に沿
って前方にL2の距離までは道路勾配がφ1、L2より
遠方では道路勾配がφ2の道路を表現している。
【0068】また、図21は道路形状3Dモデル定義部
で定義された、上り坂から下り坂に変化する道路の3次
元モデルの一例である。図において、自車両の位置から
走行路に沿って前方にL2の距離までは道路勾配がφ1
の上り坂、L2より遠方では道路勾配が−φ2の下り坂
の道路を表現している。
【0069】また、図22は道路形状3Dモデル定義部
で定義された、下り坂から上り坂に変化する道路の3次
元モデルの一例である。図において、自車両の位置から
走行路に沿って前方にL2の距離までは道路勾配が−φ
1の下り坂、L2より遠方では道路勾配がφ2の上り坂
の道路を表現している。
【0070】また、勾配の変化を2段階のみでなく、多
くの段階に分けることにより、更に複雑な道路形状にも
対応する事ができる。
【0071】実施の形態4.次に、この発明の実施の形
態4を図について説明する。図23はこの実施の形態に
おける画像処理装置の3Dモデル定義部により定義され
た道路形状モデルをy軸に平行な視線で見た図である。
図23において、71は自車両の位置、72は道路端を
表す円弧の中心、73は自車両の右側の走行領域、74
は自車両の走行領域、75は自車両の右側の走行領域の
外側にある路側帯、76は自車両の走行領域の外側にあ
る路側帯である。
【0072】また、図24は画像処理装置の3Dモデル
定義部により定義された道路形状モデルをz軸に平行な
視線で見た図である。図24において、77は自車両の
位置、78は道路端を表す円弧の中心、79は自車両の
右側の走行領域、80は自車両の走行領域、81は自車
両の右側の走行領域の外側にあるガードレール、82は
自車両の右側の走行領域の外側にある路側帯、83は自
車両の走行領域の外側にある路側帯、84は自車両の走
行領域の外側にあるガードレールである。
【0073】また、図25は画像処理装置の3Dモデル
定義部により定義された道路形状モデルをx軸に平行な
視線で見た図である。図25において、85は自車両の
位置、86はカメラの光軸、87走行領域の外側にある
ガードレールである。
【0074】次に、動作について説明する。図23、図
24、図25は道路形状3Dモデル定義部で定義された
左カーブの道路の3次元モデルの一例である。図におい
て、道路端を半径が一定の円弧とし、自車両の走行路だ
けでなく、自車両の右側にある走行路、さらにそれらの
外側にある路側帯、ガードレールまでをモデルとして持
っており、道路幅をW、自車両の走行路の右端の円弧の
曲率半径をR、路側帯の幅をws、ガードレールの高さ
をhとしている。
【0075】また、道路の曲率が複雑な場合、あるいは
道路の勾配が複雑な場合にも、容易にモデルを拡張する
ことができる。
【0076】また、走行路を2車線に限らず、多くの車
線がある場合にも、容易にモデルを拡張することができ
る。
【0077】また、ガードレールや路側帯だけでなく、
照明灯や防音壁、トンネル内の天井照明灯をモデルで表
現することもできる。
【0078】実施の形態5.次に、この発明の実施の形
態5を図について説明する。図26はこの実施の形態に
おける画像処理装置の3Dモデル定義部の構成を示すブ
ロック図である。図において、88は道路形状3Dモデ
ル推定部、89はパラメータ更新部より入力されるパラ
メータ、90は道路形状3Dモデル推定部より出力され
る3次元モデル、91は地図情報、92はGPS情報、
93はハンドル角センサ、94は傾きセンサ、95は速
度センサ、96は加速度センサである。
【0079】次に、動作について説明する。道路形状3
Dモデル推定部88は、パラメータ更新部より入力され
る、前フレームにおけるパラメータ89、地図情報9
1、GPS情報92、ハンドル角センサ93、傾きセン
サ94、速度センサ95、加速度センサ96をもとにし
て、道路形状3次元モデル90を出力する。
【0080】また、このように多くの情報入力手段を有
することにより、道路形状のモデルの信頼性を向上する
ことができる。例えば地図情報やGPS情報が得られな
い場合でも、ハンドル角センサ、速度センサ、加速度セ
ンサから道路の曲率を推定することができる。
【0081】実施の形態6.次に、この発明の実施の形
態6を図について説明する。図27はこの実施の形態に
おける画像処理装置のパラメータ更新部の動作を説明す
る図である。図において、97はパラメータ更新の初期
値、98はパラメータ更新範囲である。
【0082】次に、動作について説明する。簡単のため
に、更新するパラメータの数がp1、p2の2種類の場
合を考える。このときパラメータの値の組によって表わ
される空間はp1軸、p2軸によって張られる平面上の
点の集合となる。ここで、パラメータを更新する際の初
期値として直前のフレームにおける各パラメータ値を用
い、それらの値の組によって表されるパラメータ空間内
の点97を中心に、ある大きさの近傍領域内98で各パ
ラメータの値の組を変化させながらパラメータの値の組
を発生する。
【0083】また、パラメータの数がn個(n>2)の
場合も同様に、n次元のパラメータ空間内で、直前のフ
レームにおける各パラメータ値を初期値として、その近
傍のn次元空間内でパラメータを変化させる。
【0084】図28は画像処理装置のパラメータ更新部
の動作を説明する図である。図において、99はパラメ
ータ更新の初期値、100は第一の更新のモードにおけ
るパラメータ更新範囲である。
【0085】また、図29は画像処理装置のパラメータ
更新部の動作を説明する図である。図において、101
は図28のパラメータ更新範囲100の内部に設定した
第二の更新のモードにおけるパラメータ更新範囲であ
る。
【0086】また、図30は画像処理装置のパラメータ
更新部の他の更新モードの動作を説明する図である。図
において、102は変数p3を固定し、p1、p2を変
化させる第一の更新のモードにおけるパラメータ更新範
囲である。
【0087】また、図31は画像処理装置のパラメータ
更新部の動作を説明する図である。図において、103
は図30における変数p1、p2を固定し、p3のみを
変化させる第二の更新のモードにおけるパラメータ更新
範囲である。
【0088】次に、パラメータ更新量の異なる複数のモ
ードを持つパラメータ更新部の動作について説明する。
簡単のために、例えば更新するパラメータの数がp1、
p2の2種類で、パラメータの更新のモードが、粗い更
新のモードと、細かい更新のモードの2種類のモードが
ある場合を考える。
【0089】このとき、第一の更新のモードではパラメ
ータの初期値の組によって表される点99の近傍の更新
範囲を表す空間100内でパラメータを、第二の更新の
モードの更新量よりも大きな更新量で変化させ、仮の最
適パラメータの組を決定する。そして、第二の更新のモ
ードでは、仮の最適パラメータの組を初期値として、そ
の点の近傍の更新範囲を表す空間101内でパラメータ
を、第一の更新のモードの更新量よりも小さな更新量で
変化させる。
【0090】次に、更新するパラメータの数の異なる複
数のモードを持つパラメータ更新部の動作について説明
する。簡単のために、更新するパラメータの数がp1、
p2、p3の3種類で、パラメータの更新のモードが、
p3を固定してp1、p2のみを更新するモードと、p
1、p2を固定してp3を更新する2種類のモードがあ
る場合を考える。
【0091】このとき、第一の更新のモードではパラメ
ータp3を初期値に固定しておき、p1、p2の2種類
のパラメータのみを第一の更新の空間102内で変化さ
せ、仮の最適パラメータの組を決定する。そして、第二
の更新のモードでは、p1、p2を仮の最適パラメータ
の値に固定し、第二の探索領域103内でパラメータp
3のみを変化させる。
【0092】また、第一の更新のモードではパラメータ
p3を初期値に固定しておき、p1、p2の2種類のパ
ラメータのみを変化させ、仮の最適パラメータの組を決
定し、第二の更新のモードでは、仮の最適パラメータの
組を初期値として、全てのパラメータp1、p2、p3
を変化させることもできる。
【0093】また、パラメータの更新量の異なる複数の
更新のモードと更新するパラメータ数の異なる複数の更
新のモードを組み合わせ、例えば、第一の更新のモード
ではパラメータp1、p2、p3のうちp3を固定し
て、p1、p2を大きな更新量で変化させ、第二の更新
のモードでは同じくp3を固定したままp1、p2を小
さな更新量で変化させ、第三の更新のモードでは同じく
p1、p2、p3をさらに小さな更新量で変化させるこ
ともできる。
【0094】また、パラメータの数は2あるいは3に限
定されることなく、さらに増やすこともできる。
【0095】次に、パラメータ更新部の他の更新のモー
ドを図について説明する。図32は画像処理装置のパラ
メータ更新部の動作を説明する図である。図において1
04はパラメータ更新の初期値、105はパラメータ更
新範囲である。
【0096】次に、動作について説明する。簡単のため
に、更新するパラメータの数がp1、p2の2種類の場
合を考える。このとき、例えばパラメータp1の値が増
加すればパラメータp2の値が減少し、逆にパラメータ
p1の値が減少すればパラメータp2の値が増加する傾
向がある場合、パラメータの初期値104を中心に、パ
ラメータ同士の関係に基づいた更新の空間105内でパ
ラメータを変化させる。
【0097】また、パラメータの数は2あるいは3に限
定されることなく、さらに増やすこともでき、パラメー
タ同士の値にさらに複雑な関連がある場合に適応するこ
とができる。この様なパラメータの更新モードを採用す
ることにより、パラメータの変化を有効な領域内のみに
ついて行ない、更新の効率を高めることができる。
【0098】実施の形態7.次に、この発明の実施の形
態7を図について説明する。図33はこの実施の形態に
おける画像処理装置のパラメータ更新部の構成を示すブ
ロック図である。図において、106はパラメータ推定
部、107は判断処理部より出力される制御信号、10
8は道路形状3Dモデル定義部に出力されるパラメー
タ、109は地図情報、110はGPS情報、111は
ハンドル角センサ、112は傾きセンサ、113は速度
センサ、114は加速度センサである。
【0099】次に、動作について説明する。パラメータ
推定部106は、判断処理部より出力される制御信号1
07、および地図情報109、GPS情報110、ハン
ドル角センサ111、傾きセンサ112、速度センサ1
13、加速度センサ114をもとにして、パラメータ1
08を出力する。
【0100】また、このように多くの情報入力手段を有
することにより、パラメータ推定の信頼性を向上するこ
とができる。例えば道路形状の画像が明瞭に得られない
場合でも、傾きセンサ、ハンドル角センサ、加速度セン
サ、GPS情報等からカメラパラメータや道路のパラメ
ータを推定することができる。
【0101】実施の形態8.次に、この発明の実施の形
態8を図について説明する。図34は画像処理装置の座
標変換部の動作を説明する図である。図において、11
5は自車両の走行路右端の境界線上の代表点、116は
自車両の走行路左端の境界線上の代表点である。
【0102】また、図35は画像処理装置の座標変換部
の動作を説明する図である。図において、117は自車
両の走行路右端の境界線上の代表点、118は自車両の
走行路左端の境界線上の代表点である。
【0103】次に、動作について説明する。座標変換部
において、3次元世界座標系における3次元モデル上の
代表点の点列を2次元の撮像素子座標系に透視変換する
際の代表点の選択の方法として、例えば図34の11
5、116に示すように、3次元世界座標系において代
表点を進行方向に対して手前では密に、遠方では疎にな
るように選択し、2次元の撮像素子座標系では図35の
117、118に示すように、撮像素子上で代表点が縦
軸方向に対して均等に配置されようにする。
【0104】図36は画像処理装置の座標変換部の動作
を説明する図である。図において、119は自車両の走
行路右端の境界線上の代表点、120は自車両の走行路
左端の境界線上の代表点である。
【0105】次に、動作について説明する。座標変換部
において、3次元世界座標系における3次元モデル上の
代表点の点列を2次元の撮像素子座標系に透視変換する
際の代表点の選択の方法として、例えば図36の11
9、120に示すように、3次元世界座標系において代
表点を曲率の大きい部分では密に、曲率の小さい部分遠
では疎になるように選択する。この様に、代表点の密度
を情報の重要度に応じて増減することにより、少ない数
の代表点で精度の高いモデルマッチングが可能となる。
【0106】また、3次元モデル上の代表点の点列の選
択の方法として、例えば自車両の走行路端の境界線が間
欠白線の場合、白線上の代表点を密に、連続白線の場
合、白線上の代表点を疎になるように選択することもで
きる。
【0107】また、3次元モデル上の代表点の点列の選
択の方法として、例えば右カーブでは自車両の走行路右
端の境界線上の代表点を密に、自車両の走行路左端の境
界線上の代表点を疎になるように選択することもでき
る。
【0108】実施の形態9.次に、この発明の実施の形
態9を図について説明する。図37は画像処理装置の演
算評価部の動作を説明する図である。図において、12
1は2次元の撮像素子座標系における道路白線、122
は自車両の走行路境界線の3次元モデル上の代表点を2
次元の撮像素子座標系に座標変換した点である。
【0109】次に、動作について説明する。演算評価部
において、例えば、2次元の撮像素子座標系に座標変換
された各代表点の位置における原画像の輝度値の総和を
計算し、モデルと原画像のマッチングの度合いの評価値
とする。
【0110】また、例えば、2次元の撮像素子座標系に
座標変換された各代表点の位置における原画像の輝度値
があるしきい値より高いものの数を計数し、モデルと原
画像のマッチングの度合いの評価値とすることもでき
る。輝度値の加算や代表点の計数に先立って、原画像情
報に種々の画像演算処理を行うことによって、マッチン
グの精度や安定性を改善することができる。
【0111】例えば、2次元の撮像素子座標系に座標変
換された各代表点の位置における原画像の輝度値がある
しきい値より高いものについてのみ輝度値の総和を計算
し、それ以外のものについては輝度値の加算は行わない
ことによりモデルと原画像のマッチングの度合いの評価
値とすることもできる。この様にすると、道路白線が前
走車によってさえぎられるような場合にも、異常データ
の影響を避けることができ、安定にマッチングの評価が
できる。
【0112】また、例えば、原画像に対して平滑化処理
により、平滑化画像を生成しておき、2次元の撮像素子
座標系に座標変換された各代表点の位置における平滑化
画像の輝度値の総和を計算し、モデルと原画像のマッチ
ングの度合いの評価値とすることもできる。
【0113】また、例えば、原画像に対して平滑化処理
により、平滑化画像を生成しておき、2次元の撮像素子
座標系に座標変換された各代表点の位置における平滑化
画像の輝度値があるしきい値より高いものについてのみ
輝度値の総和を計算し、それ以外のものについては輝度
値の加算は行わないことによりモデルと原画像のマッチ
ングの度合いの評価値とすることもできる。
【0114】また、例えば、原画像に対して平滑化処理
により、平滑化画像を生成しておき、2次元の撮像素子
座標系に座標変換された各代表点の位置における平滑化
画像の輝度値があるしきい値より高いものの数を計数
し、モデルと原画像のマッチングの度合いの評価値とす
ることもできる。
【0115】また、例えば、原画像からエッジ抽出処理
によりエッジ強度画像を生成しておき、2次元の撮像素
子座標系に座標変換された各代表点の位置におけるエッ
ジ強度画像の輝度値の総和を計算し、モデルと原画像の
マッチングの度合いの評価値とすることもできる。
【0116】また、例えば、原画像からエッジ抽出処理
によりエッジ強度画像を生成しておき、2次元の撮像素
子座標系に座標変換された各代表点の位置におけるエッ
ジ強度画像の輝度値があるしきい値より高いものについ
てのみ輝度値の総和を計算し、それ以外のものについて
は輝度値の加算は行わないことによりモデルと原画像の
マッチングの度合いの評価値とすることもできる。
【0117】また、例えば、原画像からエッジ抽出処理
によりエッジ強度画像を生成しておき、2次元の撮像素
子座標系に座標変換された各代表点の位置におけるエッ
ジ強度画像の輝度値があるしきい値より高いものの数を
計数し、モデルと原画像のマッチングの度合いの評価値
とすることもできる。
【0118】また、例えば、原画像からエッジ抽出処理
によりエッジ強度画像を生成しておき、さらに、平滑化
処理により、エッジ強度の平滑化画像を生成しておき、
2次元の撮像素子座標系に座標変換された各代表点の位
置におけるエッジ強度の平滑化画像の輝度値の総和を計
算し、モデルと原画像のマッチングの度合いの評価値と
することもできる。
【0119】また、例えば、原画像からエッジ抽出処理
によりエッジ強度画像を生成しておき、さらに、平滑化
処理により、エッジ強度の平滑化画像を生成しておき、
2次元の撮像素子座標系に座標変換された各代表点の位
置におけるエッジ強度の平滑化画像の輝度値があるしき
い値より高いものについてのみ輝度値の総和を計算し、
それ以外のものについては輝度値の加算は行わないこと
によりモデルと原画像のマッチングの度合いの評価値と
することもできる。
【0120】また、例えば、原画像からエッジ抽出処理
によりエッジ強度画像を生成しておき、さらに、平滑化
処理により、エッジ強度の平滑化画像を生成しておき、
2次元の撮像素子座標系に座標変換された各代表点の位
置におけるエッジ強度の平滑化画像の輝度値があるしき
い値より高いものの数を計数し、モデルと原画像のマッ
チングの度合いの評価値とすることもできる。
【0121】実施の形態10.次に、この発明の実施の
形態10を図について説明する。図38はこの実施の形
態における画像処理装置の演算評価部の動作を説明する
図である。図において、123は2次元の撮像素子座標
系における道路白線、124は自車両の走行路境界線の
3次元モデル上の代表点を2次元の撮像素子座標系に座
標変換した点、125は2次元の撮像素子座標系におけ
る代表点の近傍の領域である。
【0122】次に、動作について説明する。演算評価部
において、例えば、2次元の撮像素子座標系に座標変換
された、ある代表点の位置を(p、q)とし、点(p、
q)および、点(p、q)のww画素近傍の2点(p−
ww、q)、(p+ww、q)における原画像の輝度値
をそれぞれI(p、q)、I(p−ww、q)、I(p
+ww、q)とし、各代表点毎に次式で表される評価式
J(p、q)の総和を計算し、モデルと原画像のマッチ
ングの度合いの評価値とする。 J(p、q)=2×I(p、q)−I(p−ww、q)−I(p+ww、q) ・・・(8) また、マッチングの状態を認識するためには座標値p、
qに変動を与え、評価値が最大となる代表点の位置と評
価値の最大値を求める。
【0123】図39は画像処理装置の演算評価部の動作
を説明する図である。図において、126は2次元の撮
像素子座標系における道路白線、127は自車両の走行
路境界線の3次元モデル上の近距離のある代表点を2次
元の撮像素子座標系に座標変換した点、128は2次元
の撮像素子座標系における代表点127の近傍の領域、
129は自車両の走行路境界線の3次元モデル上の遠距
離の代表点を2次元の撮像素子座標系に座標変換した
点、130は2次元の撮像素子座標系における代表点1
29の近傍の領域である。
【0124】また、図40は画像処理装置の演算評価部
の動作を説明する図である。図において、131は2次
元の撮像素子座標系における道路白線、132は自車両
の走行路境界線の3次元モデル上の近距離のある代表点
を2次元の撮像素子座標系に座標変換した点、133は
2次元の撮像素子座標系における代表点132における
道路白線の横軸に対する傾き、134は2次元の撮像素
子座標系における代表点132の近傍の領域、135は
自車両の走行路境界線の3次元モデル上の遠距離の代表
点を2次元の撮像素子座標系に座標変換した点、136
は2次元の撮像素子座標系における代表点135におけ
る道路白線の横軸に対する傾き、137は2次元の撮像
素子座標系における代表点135の近傍の領域である。
【0125】次に、動作について説明する。図39に示
すように、演算評価部において、例えば、2次元の撮像
素子座標系に座標変換された、ある代表点の位置を
(p、q)とし、点(p、q)および、点(p、q)の
近傍の点における原画像の輝度値の情報を用いてモデル
と原画像のマッチングの度合いの評価値とする際の、局
所領域の大きさwwの値の決め方として、点(p、q)
の位置に着目し、例えば点(p、q)が撮像素子座標系
において消失点に近い場合はwwを小さな値に設定し、
点(p、q)が撮像素子座標系において消失点から遠い
場合はwwを大きな値に設定する。
【0126】また、図40に示すように、例えば、2次
元の撮像素子座標系に座標変換された、ある代表点の位
置を(p、q)とし、点(p、q)および、点(p、
q)の近傍の点における原画像の輝度値の情報を用いて
モデルと原画像のマッチングの度合いの評価値とする際
の、局所領域の形状の決め方として、点(p、q)の位
置における道路白線の横軸に対する傾きに着目し、例え
ば点(p、q)における道路白線の横軸に対する傾きを
θ1とした場合、(p+ww(cosθ1−sinθ
1)、q+ww(cosθ1+sinθ1))、(p−w
w(cosθ1+sinθ1)、q+ww(cosθ1−
sinθ1))、(p−ww(cosθ1−sinθ
1)、q−ww(cosθ1+sinθ1))、(p+w
w(cosθ1+sinθ1)、q−ww(cosθ1−
sinθ1))の4点によって囲まれる領域を局所領域
として設定する。
【0127】図41は画像処理装置の演算評価部の動作
を説明する図である。図において、138は2次元の撮
像素子座標系における自車両の左側の道路白線、139
は自車両の走行路左端の境界線の3次元モデル上のある
代表点を2次元の撮像素子座標系に座標変換した点、1
40は2次元の撮像素子座標系における代表点139の
近傍の領域、141は2次元の撮像素子座標系における
自車両の右側の道路白線、142は自車両の走行路右端
の境界線の3次元モデル上の代表点を2次元の撮像素子
座標系に座標変換した点、143は2次元の撮像素子座
標系における代表点142の近傍の領域である。
【0128】また、図42は画像処理装置の演算評価部
の動作を説明する図である。図において、144は2次
元の撮像素子座標系における自車両の左側の道路白線、
145は自車両の走行路左端の境界線の3次元モデル上
のある代表点を2次元の撮像素子座標系に座標変換した
点、146は2次元の撮像素子座標系における代表点1
45における白線の横軸に対する傾き、147は2次元
の撮像素子座標系における代表点145の近傍の領域、
148は2次元の撮像素子座標系における自車両の右側
の道路白線、149は自車両の走行路右端の境界線の3
次元モデル上の代表点を2次元の撮像素子座標系に座標
変換した点、150は2次元の撮像素子座標系における
代表点149における白線の横軸に対する傾き、151
は2次元の撮像素子座標系における代表点149の近傍
の領域である。
【0129】次に、動作について説明する。図41に示
すように、演算評価部において、例えば、2次元の撮像
素子座標系に座標変換された、ある代表点を自車両の左
側の白線と、自車両の右側の白線にグループ分けしてお
き、左側の白線に関しては、代表点の位置を(pl、q
l)としたとき、点(pl、ql)および、点(pl、
ql)の近傍の点(pl+ww、ql)おける原画像の
輝度値の情報I(pl、ql)、I(pl+ww、q
l)を用いて、各代表点毎に次式(9)で示される評価
式Kl(pl、ql)の総和を計算し、自車両の走行路
左端の境界線に関するモデルと原画像のマッチングの度
合いの評価値とする。また、右側の白線に関しては、代
表点の位置を(pr、qr)としたとき、点(pr、q
r)および、点(pr、qr)の近傍の点(pr−w
w、qr)おける原画像の輝度値の情報I(pr、q
r)、I(pr+ww、qr)を用いて、各代表点毎に
次式(10)で示される評価式Kr(pr、qr)の総
和を計算し、自車両の走行路左端の境界線に関するモデ
ルと原画像のマッチングの度合いの評価値とする。 Kl(pl、ql)=I(pl、ql)−I(pl+ww、ql) ・・・・・・・・(9) Kr(pr、qr)=I(pr、qr)−I(pr−ww、qr) ・・・・・・・(10)
【0130】また、図42に示すように、演算評価部に
おいて、例えば、2次元の撮像素子座標系に座標変換さ
れた、ある代表点を自車両の左側の白線と、自車両の右
側の白線にグループ分けしておき、左側の白線に関して
は、代表点の位置を(pl、ql)としたとき、点(p
l、ql)および、点(pl、ql)の近傍の点(pl
+wwsinθ1、ql+wwcosθ1)おける原画
像の輝度値の情報I(pl、ql)、I(pl+wws
inθ1、ql+wwcosθ1)を用いて、各代表点
毎に次式(11)で示される評価式Kl’(pl、q
l)の総和を計算し、自車両の走行路左端の境界線に関
するモデルと原画像のマッチングの度合いの評価値とす
る。また、右側の白線に関しては、代表点の位置を(p
r、qr)としたとき、点(pr、qr)および、点
(pr、qr)の近傍の点(pr−wwsinθ2、q
r−wwcosθ2)おける原画像の輝度値の情報I
(pr、qr)、I(pr−wwsinθ2、qr−w
wcosθ2)を用いて、各代表点毎に次式(12)で
示される評価式Kr’(pr、qr)の総和を計算し、
自車両の走行路左端の境界線に関するモデルと原画像の
マッチングの度合いの評価値とする。 Kl’(pl、ql)=I(pl、ql) −I(pl+wwsinθ1、ql+wwcosθ1) ・・・(11) Kr’(pr、qr)=I(pr、qr) −I(pr−wwsinθ2、qr−wwcosθ2) ・・・(12)
【0131】また、代表点を複数のグループに分ける際
に、自車両の走行路左端の境界と右端の境界以外に、さ
らに多くのグループに分けることもできる。
【0132】実施の形態11.次に、この発明の実施の
形態11を図について説明する。図43はこの実施の形
態における画像処理装置の判断処理部の構成を示すブロ
ック図である。図において、152は判断処理部、15
3は演算評価部より出力される演算評価結果、154は
判断処理部より出力される制御信号、155は最大値検
出部、156は制御信号出力部である。
【0133】次に、動作について説明する。図43に示
すように、最大値検出部155において、演算評価部よ
り次々に出力される演算評価結果153の中から最大値
を検出し、制御信号出力部156において、演算評価結
果の最大値があるしきい値よりも低くなった場合にマッ
チングが良好でないと判断し、モードの切り替え信号を
生成する。また、マッチングが良好であると判断された
場合はパラメータを確定し、次フレームの初期値とす
る。これらモード制御信号と各パラメータをまとめて制
御信号154とし、出力する。
【0134】図44は画像処理装置の判断処理部の構成
を示すブロック図である。図において、157は制御信
号出力部、158は最大値検出部より出力される最大
値、159は制御信号出力部より出力される制御信号、
160は一時記憶部、161は変化量計算部、162は
制御信号計算部である。
【0135】次に、動作について説明する。図44に示
すように、最大値検出部より次々に出力される最大値1
58を一時記憶部160に記憶し、変化量計算部161
において直前の数フレームにおける最大値の変化量を計
算し、最大値があるしきい値よりも低くなった場合、あ
るいは最大値が常に減少している場合にマッチングが良
好でないと判断し、モードの切り替え信号を生成する。
また、マッチングが良好であると判断された場合はパラ
メータを確定し、次フレームの初期値とする。制御信号
計算部162は、これらモード制御信号と各パラメータ
をまとめて制御信号159とし、出力する。
【0136】図45は画像処理装置の判断処理部の構成
を示すブロック図である。図において、163は最大値
検出部、164は演算評価部より出力される演算評価結
果1、165は演算評価部より出力される演算評価結果
2、166は演算評価部より出力される演算評価結果
n、167は最大値検出部より出力される最大値、16
8は局所最大値検出部1、169は局所最大値検出部
2、170は局所最大値検出部n、171は重み付き加
算部である。
【0137】次に、動作について説明する。図45に示
すように、演算評価部より出力される複数の演算評価結
果に対して、それぞれ複数の局所最大値検出部が最大値
を計算し、重み付き加算部171において複数の局所最
大値の重み付き加算結果を最大値検出部より出力される
最大値167として出力する。例えば右カーブであれば
自車両の右側の白線のグループの重み付けを大きくし、
逆に左カーブであれば自車両の左側の白線の重みを大き
くする。
【0138】また、例えばなんらかの手段により、道路
白線が間欠白線であるか、連続白線であるかを知ること
ができた場合、その間欠白線のグループの重みを大きく
し、連続白線のグループの重みを小さくすることもでき
る。
【0139】
【発明の効果】以上のように、この発明の第1の構成に
よれば、自己の周囲の環境をパラメータによって表され
る3次元モデルで定義し、このモデルを用いてモデル座
標系における周囲の環境の代表点の点列を画像情報の座
標系に座標変換して得られる点列と、画像入力部から得
られる画像情報とのマッチングをとることによって周囲
の環境を表すパラメータ、自己の位置と姿勢を表すパラ
メータを求め、周囲の環境を認識するように構成したの
で、周囲の環境の代表的な特徴が見えにくい場合や、そ
の一部が他の物体によって隠されている場合に対しても
高い周囲環境の認識性能を有する画像処理装置が得られ
る効果がある。
【0140】また、この発明の第2の構成によれば、自
車両に搭載された距離画像入力装置により取得した3次
元の距離画像情報と、3次元モデル上の代表点の点列を
3次元のカメラ座標系に座標変換して得られる点列の情
報とのマッチングを評価するように構成したので、高い
道路形状の認識性能を有する画像処理装置が得られる効
果がある。
【0141】また、この発明の第3の構成によれば、自
車両に搭載された輝度画像入力装置により取得した2次
元の輝度情報と、3次元モデル上の代表点の点列を2次
元の画像座標系に座標変換して得られる点列の情報との
マッチングを評価するように構成したので、高い道路形
状の認識性能を有する画像処理装置が得られる効果があ
る。
【0142】また、この発明の第4の構成によれば、道
路形状の3次元モデルとして一定幅員で異なる曲率半径
を有する複数の円弧をつなぎ合わせたものを用いるよう
に構成したので、様々な道路形状を表現することが可能
となる効果がある。
【0143】また、この発明の第5の構成によれば、道
路形状の3次元モデルとして自車両の走行領域のみでな
く、隣の走行領域や路肩、周囲の構造物までを定義した
ので、認識率が向上する効果がある。
【0144】また、この発明の第6の構成によれば、道
路の3次元モデルをカメラおよび車載センサから得られ
る情報を用いて定義するように構成したので、3次元モ
デルが検証することが可能となると同時に、更新するパ
ラメータの数とパラメータの更新量を減少することが可
能となる効果がある。
【0145】また、この発明の第7の構成によれば、各
パラメータの更新の初期値を前フレームにおける各パラ
メータの値とするように構成したので、パラメータの更
新量を減少させることが可能となる効果がある。
【0146】また、この発明の第8の構成によれば、パ
ラメータの更新量、あるいは更新するパラメータの数、
あるいはそれらの両方、の異なる複数のモードを持つよ
うに構成したので、マッチングがとれるまでのパラメー
タの総更新回数を減少させることが可能となる効果があ
る。
【0147】また、この発明の第9の構成によれば、複
数のパラメータどうしの関係に基づいて、それらの更新
量を設定するように構成したので、パラメータの更新量
を減少させることが可能となる効果がある。
【0148】また、この発明の第10の構成によれば、
カメラおよび車載センサから得られる情報を用いて、更
新するパラメータの数あるいは更新量を設定するように
構成したので、パラメータの更新量を減少させることが
可能となる効果がある。
【0149】また、この発明の第11の構成によれば、
モデル座標系における3次元モデル上の代表点の点列を
選択する際に、特にマッチングを重視したい部分におい
て代表点を密にとり、それ以外の部分において代表点を
粗にとるように構成したので、認識率を向上させること
が可能となる効果がある。
【0150】また、この発明の第12の構成によれば、
2次元撮像素子座標系における2次元モデル上の点列の
位置における、原画像の輝度値の情報、あるいは原画像
に対して画像演算処理を施すことにより得られる処理画
像の輝度値の情報、を用いて2次元モデルと原画像との
マッチングの度合いを評価するように構成したので、認
識率を向上させることが可能となる効果がある。
【0151】また、この発明の第13の構成によれば、
2次元撮像素子座標系における2次元モデル上の点列の
位置の近傍の局所領域における、原画像の輝度値の情
報、あるいは原画像に対して画像演算処理を施すことに
より得られる処理画像の輝度値の情報、を用いて2次元
モデルと原画像とのマッチングの度合いを評価するよう
に構成したので、認識率を向上させることが可能となる
効果がある。
【0152】また、この発明の第14の構成によれば、
2次元撮像素子座標系における2次元モデル上の点列の
位置の近傍の局所領域における、原画像の輝度値の情
報、あるいは原画像に対して画像演算処理を施すことに
より得られる処理画像の輝度値の情報、を用いて2次元
モデルと原画像とのマッチングの度合いを評価する際
に、代表点の位置に応じてその局所領域の大きさ、ある
いは形状、あるいはその両方を可変とするように構成し
たので、認識率を向上させることが可能となる効果があ
る。
【0153】また、この発明の第15の構成によれば、
2次元撮像素子座標系における2次元モデル上の点列の
位置、あるいはその近傍の局所領域における、原画像の
輝度値の情報、あるいは原画像に対して画像演算処理を
施すことにより得られる処理画像の輝度値の情報、を用
いて2次元モデルと原画像とのマッチングを評価する際
に、2次元モデルの点列を複数のグループに分類してお
き、各グループ毎にマッチングの度合いを評価するよう
に構成したので、認識率を向上させることが可能となる
効果がある。
【0154】また、この発明の第16の構成によれば、
マッチングの度合いの評価結果の各フレーム毎の最大値
に着目し、その値に基づいてマッチングが良好であるか
どうかを判断するように構成したので、認識率を向上さ
せることが可能となる効果がある。
【0155】また、この発明の第17の構成によれば、
マッチングの度合いの評価結果の各フレーム毎の最大値
に着目し、その絶対的な値のみでなく、直前の数フレー
ムにおける値の変化に基づいてマッチングが良好である
かどうかを判断するように構成したので、認識率を向上
させることが可能となる効果がある。
【0156】また、この発明の第18の構成によれば、
各グループ毎のマッチングの度合いの評価結果にそれぞ
れ重み付けを行い、加算した結果に基づいて、全体とし
てのマッチングが良好であるかどうかを判断するように
構成したので、認識率を向上させることが可能となる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の全体の構成を示す
ブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1の画像入力部の構成
を示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態1の動作を説明する図
である。
【図4】 この発明の実施の形態1の座標変換部の動作
を説明する図である。
【図5】 この発明の実施の形態1の座標変換部の動作
を説明する図である。
【図6】 この発明の実施の形態1の座標変換部の動作
を説明する図である。
【図7】 この発明の実施の形態1の座標変換部の動作
を説明する図である。
【図8】 この発明の実施の形態1の画像入力部の別の
構成を示すブロック図である。
【図9】 この発明の実施の形態2の画像入力部の構成
を示すブロック図である。
【図10】 この発明の実施の形態2の動作を説明する
図である。
【図11】 この発明の実施の形態2の座標変換部の動
作を説明する図である。
【図12】 この発明の実施の形態2の座標変換部の動
作を説明する図である。
【図13】 この発明の実施の形態3の3Dモデル定義
部の動作を説明する図である。
【図14】 この発明の実施の形態3の3Dモデル定義
部の動作を説明する図である。
【図15】 この発明の実施の形態3の3Dモデル定義
部の動作を説明する図である。
【図16】 この発明の実施の形態3の3Dモデル定義
部の動作を説明する図である。
【図17】 この発明の実施の形態3の3Dモデル定義
部の動作を説明する図である。
【図18】 この発明の実施の形態3の3Dモデル定義
部の動作を説明する図である。
【図19】 この発明の実施の形態3の3Dモデル定義
部の動作を説明する図である。
【図20】 この発明の実施の形態3の3Dモデル定義
部の動作を説明する図である。
【図21】 この発明の実施の形態3の3Dモデル定義
部の動作を説明する図である。
【図22】 この発明の実施の形態3の3Dモデル定義
部の動作を説明する図である。
【図23】 この発明の実施の形態4の3Dモデル定義
部の動作を説明する図である。
【図24】 この発明の実施の形態4の3Dモデル定義
部の動作を説明する図である。
【図25】 この発明の実施の形態4の3Dモデル定義
部の動作を説明する図である。
【図26】 この発明の実施の形態5の3Dモデル定義
部の構成を示すブロック図である。
【図27】 この発明の実施の形態6のパラメータ更新
部の動作を説明する図である。
【図28】 この発明の実施の形態6のパラメータ更新
部の動作を説明する図である。
【図29】 この発明の実施の形態6のパラメータ更新
部の動作を説明する図である。
【図30】 この発明の実施の形態6のパラメータ更新
部の動作を説明する図である。
【図31】 この発明の実施の形態6のパラメータ更新
部の動作を説明する図である。
【図32】 この発明の実施の形態6のパラメータ更新
部の動作を説明する図である。
【図33】 この発明の実施の形態7のパラメータ更新
部の構成を示すブロック図である。
【図34】 この発明の実施の形態8の座標変換部の動
作を説明する図である。
【図35】 この発明の実施の形態8の座標変換部の動
作を説明する図である。
【図36】 この発明の実施の形態8の座標変換部の動
作を説明する図である。
【図37】 この発明の実施の形態9の演算評価部の動
作を説明する図である。
【図38】 この発明の実施の形態10の演算評価部の
動作を説明する図である。
【図39】 この発明の実施の形態10の演算評価部の
動作を説明する図である。
【図40】 この発明の実施の形態10の演算評価部の
動作を説明する図である。
【図41】 この発明の実施の形態10の演算評価部の
動作を説明する図である。
【図42】 この発明の実施の形態10の演算評価部の
動作を説明する図である。
【図43】 この発明の実施の形態11の判断処理部の
構成を示すブロック図である。
【図44】 この発明の実施の形態11の判断処理部の
構成を示すブロック図である。
【図45】 この発明の実施の形態11の判断処理部の
構成を示すブロック図である。
【図46】 従来の環境認識装置の構成を示すブロック
図である。
【図47】 従来の環境認識装置の動作を説明する図で
ある。
【符号の説明】
1 道路形状画像入力部、2 道路形状3Dモデル定義
部、3 パラメータ更新部、4 座標変換部、5 演算
評価部、6,152 判断処理部、7 出力部、8 カ
メラa、9 A−D変換器a、10 カメラb、11
A−D変換器b、12 距離画像生成部、13,25
車両と道路形状との位置関係、14 画像入力部から得
られた距離画像、15 道路形状の3次元モデルの代表
点、16座標変換された後の代表点、17 距離画像と
座標変換後の代表点との位置関係、18,23 カメ
ラ、19,24 A−D変換器、20 レーダ、21
制御回路、22 距離画像生成部、26 画像入力部か
ら得られた輝度画像、27道路形状の3次元モデルの代
表点、28 2次元平面に座標変換された後の3次元モ
デルの代表点、29 輝度画像と座標変換後の代表点と
の位置関係、30道路面上のある代表点、31 カメラ
の撮像素子座標系、32 道路面上のある代表点をカメ
ラの撮像素子平面上に座標変換した点、33,38,4
1,46,54,56,58,62,65,68 カメ
ラ位置、34,42,63,66,69,86 カメラ
の光軸、35,40,43,72,78 道路端を表す
円弧の中心、36,44 自車両の走行領域の右側の境
界線上の代表点、37,45 自車両の走行領域の左側
の境界線上の代表点、39 道路面、47 道路の曲率
が変化する位置までの距離、48,60 曲率が変化す
る位置よりも手前の部分で道路端を表す円弧の中心、4
9 曲率が変化する位置よりも手前の部分で自車両の走
行領域の右側の境界線上の代表点、50 曲率が変化す
る位置よりも手前の部分で自車両の走行領域の左側の境
界線上の代表点、51,61 曲率が変化する位置より
も遠方の部分で道路端を表す円弧の中心、52 曲率が
変化する位置よりも遠方の部分で自車両の走行領域の右
側の境界線上の代表点、53曲率が変化する位置よりも
遠方の部分で自車両の走行領域の左側の境界線上の代表
点、55 道路の形状が直線部分から曲線部分に変化す
る位置までの距離、57 道路の形状が曲線部分から直
線部分に変化する位置までの距離、59 道路の形状が
左曲がりから右曲がりに変化する位置までの距離、6
4,67,70道路の勾配が変化する点、71,77,
85 自車両の位置、73,79 自車両の右側の走行
領域、74,80 自車両の走行領域、75,82 自
車両の右側の走行領域の外側にある路側帯、76,83
自車両の走行領域の外側にある路側帯、 81 自車
両の右側の走行領域の外側にあるガードレール、84
自車両の走行領域の外側にあるガードレール、87 走
行領域の外側にあるガードレール、88 道路形状3D
モデル推定部、89 パラメータ更新部より出力される
パラメータ、90 道路形状3Dモデル推定部より出力
される3次元モデル、91,109 地図情報、92,
110 GPS情報、93,111 ハンドル角セン
サ、94,112 傾きセンサ、95,113 速度セ
ンサ、96,114 加速度センサ、97,,99,1
04 パラメータ更新の初期値、98,105 パラメ
ータ更新範囲、100 第一の更新のモードにおけるパ
ラメータ更新範囲、101 第二の更新のモードにおけ
るパラメータ更新範囲、102第一の更新のモードにお
けるパラメータ更新範囲、103 第二の更新のモード
におけるパラメータ更新範囲、106 パラメータ推定
部、107 判断処理部より出力される制御信号、10
8 道路形状3Dモデル推定部に出力されるパラメー
タ、115,117,119 自車両の走行路右端の境
界線上の代表点、116,118,120 自車両の走
行路左端の境界線上の代表点、121,123,12
6,131 撮像素子座標系における道路白線、12
2,124,127,129,132,135 自車両
の走行路境界線上の代表点を撮像素子座標系に座標変換
した点、125,128,130,134,137,1
40,143,147,151 撮像素子座標系におけ
る代表点の近傍の領域、133,136,146,15
0 撮像素子座標系における代表点における道路白線の
横軸に対する傾き、138,144 撮像素子座標系に
おける自車両の左側の道路白線、139,145 自車
両の走行路左端境界線上の代表点を撮像素子座標系に座
標変換した点、141,148 撮像素子座標系におけ
る自車両の右側の道路白線、142,149 自車両の
走行路右端境界線上の代表点を撮像素子座標系に座標変
換した点、153 演算評価部より出力される演算評価
結果、154判断処理部より出力される制御信号、15
5,163 最大値検出部、156,157 制御信号
出力部、158,167 最大値検出部より出力される
最大値、159 制御信号出力部より出力される制御信
号、160 一時記憶部、161 変化量計算部、16
2 制御信号計算部、164 演算評価部より出力され
る演算評価結果1、165 演算評価部より出力される
演算評価結果2、166演算評価部より出力される演算
評価結果n、168 局所最大値検出部1、169 局
所最大値検出部2、170 局所最大値検出部n、17
1 重み付き加算部、172 撮像手段、173 輝度
変化算出手段、174 世界座標系算出手段、175
曲率検出手段、176 表示手段、177 車両である
自己と周囲の環境との位置関係、178 原画像、17
9 原画像から得られる横エッジ、180 横エッジの
点列を世界座標系に変換して得られるエッジ点列、18
1認識された周辺環境。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車両に、自己の周囲の環境の情報を
    画像の形で得る画像入力部と、周囲の環境の3次元形状
    をパラメータで表現する3次元モデルを生成する3Dモ
    デル定義部と、周囲の環境の形状を表すパラメータと自
    己の位置と姿勢を表すパラメータを生成するパラメータ
    更新部と、パラメータ更新部から得られるパラメータに
    基づき、モデル座標系における3次元モデル上の代表点
    の点列を画像情報の座標系に座標変換する座標変換部
    と、座標変換部から得られる変換された代表点の点列の
    情報と画像入力部から得られる情報とのマッチングを評
    価する演算評価部と、演算評価部の評価結果を判断する
    とともに前記パラメータ更新部に更新用情報を提供する
    判断処理部を設け、周囲の環境を認識することを特徴と
    する画像処理装置。
  2. 【請求項2】 画像入力部において、自車両に搭載され
    た距離画像入力装置により3次元の距離画像情報を取得
    し、座標変換部において、3次元モデル上の代表点の点
    列を3次元のカメラ座標系に座標変換し、演算評価部に
    おいて、座標変換された点列の情報と画像入力部から得
    られる距離画像情報とのマッチングを評価し、道路形状
    を認識することを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 画像入力部において、自車両に搭載され
    た輝度画像入力装置により2次元の輝度情報を取得し、
    座標変換部において、3次元モデル上の代表点の点列を
    2次元の画像座標系に座標変換し、演算評価部におい
    て、座標変換された点列の情報と画像入力部から得られ
    る輝度情報とのマッチングを評価し、道路形状を認識す
    ることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 3Dモデル定義部において、道路形状を
    一定幅員で異なる曲率半径を有する複数の円弧をつなぎ
    合わせた3次元モデルで定義することを特徴とする請求
    項1記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 3Dモデル定義部において、道路形状の
    3次元モデルとして自車両の走行領域のみでなく、隣の
    走行領域や路肩、周囲の構造物までを定義することを特
    徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 3Dモデル定義部において、道路の3次
    元モデルをカメラおよび車載センサから得られる情報を
    用いて定義することを特徴とする請求項1記載の画像処
    理装置。
  7. 【請求項7】 パラメータ更新部において、各パラメー
    タの更新の初期値を前フレームにおける各パラメータの
    値とすることを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  8. 【請求項8】 パラメータ更新部において、パラメータ
    の更新量、あるいは更新するパラメータの数、あるいは
    それらの両方、の異なる複数のモードをもつことを特徴
    とする請求項1記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 パラメータ更新部において、複数のパラ
    メータどうしの関係に基づいて、それらの更新量を設定
    することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 パラメータ更新部において、カメラお
    よび車載センサから得られる情報を用いて、更新するパ
    ラメータの数あるいは更新量を設定することを特徴とす
    る請求項1記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 座標変換部において、モデル座標系に
    おける3次元モデル上の代表点の点列を選択する際に、
    特にマッチングを重視したい部分において代表点を密に
    とり、それ以外の部分において代表点を粗にとることを
    特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 演算評価部において、2次元撮像素子
    座標系における2次元モデル上の点列の位置における、
    原画像の輝度値の情報、あるいは原画像に対して画像演
    算処理を施すことにより得られる処理画像の輝度値の情
    報、を用いて2次元モデルと原画像とのマッチングの度
    合いを評価することを特徴とする請求項3記載の画像処
    理装置。
  13. 【請求項13】 演算評価部において、2次元撮像素子
    座標系における2次元モデル上の点列の位置の近傍の局
    所領域における、原画像の輝度値の情報、あるいは原画
    像に対して画像演算処理を施すことにより得られる処理
    画像の輝度値の情報、を用いて2次元モデルと原画像と
    のマッチングの度合いを評価することを特徴とする請求
    項3記載の画像処理装置
  14. 【請求項14】 代表点の位置に応じてその局所領域の
    大きさ、あるいは形状、あるいはその両方を可変とする
    ことを特徴とする請求項13記載の画像処理装置。
  15. 【請求項15】 2次元モデルの点列を複数のグループ
    に分類しておき、各グループ毎にマッチングの度合いを
    評価することを特徴とする請求項12または13記載の
    画像処理装置。
  16. 【請求項16】 判断処理部において、演算評価部から
    送られる評価結果の各フレーム毎の最大値に着目し、そ
    の値に基づいてマッチングが良好であるかどうかを判断
    することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  17. 【請求項17】 判断処理部において、演算評価部から
    送られる評価結果の各フレーム毎の最大値に着目し、そ
    の絶対的な値のみでなく、直前の数フレームにおける値
    の変化に基づいてマッチングが良好であるかどうかを判
    断することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  18. 【請求項18】 判断処理部において、演算評価部から
    送られる各グループ毎のマッチング評価結果にそれぞれ
    重み付けを行い、加算した結果に基づいて、全体として
    のマッチングが良好であるかどうかを判断することを特
    徴とする請求項15記載の画像処理装置。
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