JPH0981333A - プリンタドライバおよび印刷装置の制御方法 - Google Patents

プリンタドライバおよび印刷装置の制御方法

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JPH0981333A
JPH0981333A JP7234838A JP23483895A JPH0981333A JP H0981333 A JPH0981333 A JP H0981333A JP 7234838 A JP7234838 A JP 7234838A JP 23483895 A JP23483895 A JP 23483895A JP H0981333 A JPH0981333 A JP H0981333A
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JP7234838A
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Masanobu Inui
雅亘 乾
Hiromi Washida
浩美 鷲田
Yoichi Iwabuchi
洋一 岩渕
Hisashi Katayama
尚志 片山
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ源側からの制御で有効印字領域に対す
る印字開始位置を補正して不要な空白ラインの発生を抑
えることである。 【解決手段】 プリンタ11が保持する印字開始位置を
制御する調整情報をホストコンピュータ1が転送する構
成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アプリケーションプロ
グラムからの印刷要求に基づいて印刷装置が処理可能な
印刷情報に変換した印刷データを転送するプリンタドラ
イバおよび印刷装置の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在の情報処理装置側に常駐するプリン
タドライバの現在印字位置の制御は、アプリケーション
から送られてくるデータを忠実にプリンタ側に送ること
で実現されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図3は、この種のプリ
ンタドライバによる文字印刷位置ずれ状態を説明する説
明図である。なお、200〜203は各状態を示す。ま
た、文字の高さは、例えば32ドットで構成されている
場合に対応する。
【0004】この図に示すように、現在印字位置の初期
位置を有効印字領域の左上端、絶対座標にして(0,
0)としており、かつデバイスフォントの出力の基準位
置がキャラクタのバウンディングボックスの左上端では
なく、キャラクタのベースラインとしているプリンタの
プリンタドライバでは、次のような現象が起こる。
【0005】すなわち、デバイスフォントを有効印字領
域の最上部に印刷させようとした場合、次のような順序
で印刷が行なわれる。
【0006】先ず、現在印字位置の初期位置は左上端と
する(200)。次に、テキストを出力するためのスペ
ースを作るために、現在印字位置を移動する。このスペ
ースの大きさは出力するテキストのフォントのアセント
の大きさ(この場合は、32ドット)になる。よって、
現在印字位置はアセントの長さだけ下方へ移動する(2
01)。次に、文字を出力する(202)。2行目を印
刷する時には、また、アセントの長さだけ現在印字位置
を下方へ移動する(203)。このような動きをするた
め、図3に示すように、印刷装置による印字結果104
にも描かれない空白ラインVLが発生してしまう。
【0007】このような、現象が発生するため、プリン
タドライバで設定された有効印字領域が(有効印字領
域)÷(フォントの高さ)の計算結果が整数で割り切れ
るような値の場合、有効印字領域内に計算上入り切れる
だけの文字を詰め込んで印刷しようとすると、最上部に
発生する空白ラインのために最後の行の文字のための領
域が1ドット足りなくなってしまい、結果として最後の
行が印刷されなくなってしまう。
【0008】このためこの種のドライバで設定する有効
印字領域の高さを実際にプリンタの持っている有効印字
領域の高さよりも1行分小さく指定しなければならず、
プリンタの能力を有効に活用することができなかった。
【0009】このように、多種類のプリンタが存在する
現在、デバイスフォントの基準位置や、印字位置の初期
位置の持ち方などはさまざまである。そのため、アプリ
ケーションから送られてくるデータだけで印字位置の制
御を行なうと、思わぬずれが発生して意図した印刷結果
が得られないという問題点があった。
【0010】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、本発明に係る第1の発明〜第3の発明
の目的は、アプリケーションプログラムからの出力要求
に伴い文字を印字する際に、データ源側からの制御で有
効印字領域に対する印字開始位置を補正することによ
り、不要な空白ラインが発生することなく、印字有効領
域を密に利用した印字が可能となり、印字情報の欠落印
字を未然に防止できるプリンタドライバおよび印刷装置
の制御方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、アプリケーションプログラムに基づく出力情報を所
定の印刷情報に変換して印刷装置に転送するプリンタド
ライバにおいて、前記印刷装置が保持する有効印字領域
の印字開始位置情報を調整するための調整情報を転送し
て前記印字開始位置を制御する印字位置制御手段を備え
るものである。
【0012】本発明に係る第2の発明は、前記印字位置
制御手段は、文字印字開始前に、前記調整情報を転送し
て前記印字開始位置を展開方向とは逆行する方向に所定
ドット分補正させるものである。
【0013】本発明に係る第3の発明は、情報処理装置
に格納されたプリンタドライバから出力される情報に基
づいて印刷処理を行う印刷装置の制御方法において、前
記プリンタドライバから転送される調整情報に基づいて
保持している有効印字領域に対する印字開始位置を補正
する補正工程を有するものである。
【0014】
【作用】第1の発明においては、印字位置制御手段が前
記印刷装置が保持する有効印字領域の印字開始位置情報
を調整するための調整情報を転送し、印刷装置が保持す
る前記印字開始位置を制御することを可能とする。
【0015】第2の発明においては、前記印字位置制御
手段は、文字印字開始前に、前記調整情報を転送して前
記印字開始位置を展開方向とは逆行する方向に所定ドッ
ト分補正して、印刷装置が保持する印字開始位置による
文字展開時における空白ラインの発生を抑えることを可
能とする。
【0016】第3の発明においては、前記プリンタドラ
イバから転送される調整情報に基づいて保持している有
効印字領域に対する印字開始位置を補正して、印刷開始
位置をプリンタドライバが制御する処理を自動化ことを
可能とする。
【0017】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示すプリンタド
ライバを適用可能な印刷システムの構成を説明するブロ
ック図であり、印刷システムがホストコンピュータ1,
印刷装置(プリンタ)11とが所定のインタフェースを
介して通信可能に構成されている場合に対応する。
【0018】ホストコンピュータ1において、2は表示
器で、キーボード(KB)4から入力された情報をおよ
びアプリケーションに対応した情報を表示する。3はC
PUで、ROM5または外部メモリ7に記憶されたシス
テムプログラムに基づいてデータ処理を総括的に制御す
る。6はRAMで、CPU3のワークメモリとして機能
し、拡張可能に構成されている。なお、外部メモリ7
は、ハードディスク,光磁気ディスク,フロッピーディ
スク等を記憶媒体としている。表示器2は、CRT,F
LC,LCD等で構成されているものとする。
【0019】また、デバイスドライバ、例えば印刷装置
11を制御するプリンタドライバ等の印刷制御プログラ
ム(後述するフローチャートに示す手順を含む)は外部
メモリ7に記憶され、システム立ち上げ時にRAM6の
所定領域に読み出されて、アプリケーションプログラム
からの印刷要求に応じて必要なダイヤログ等を表示器2
に表示し、キーボード4等からの指示に従って印刷情報
を印刷装置11に転送する。
【0020】印刷装置11において、12はCPUで、
ROM14に記憶された制御プログラムに基づいてホス
トコンピュータ1とのデータ通信制御,該データ通信に
より受信した印刷情報の解析,展開制御,エンジン部と
なる印字部13の印刷処理を総括的に制御している。な
お、図示しないNVRAM等には予め設定された種々の
印刷モード(使用フォント,転送速度,給紙方法,イン
タフェース等)が記憶されているものとする。なお、1
5はRAMである。
【0021】また、印字部13は、レーザビームエンジ
ン,インクジェットエンジン等で構成されるが、本発明
の適用については特に制限はない。
【0022】以下、本実施例と第1,第2の発明の各手
段との対応及びその作用について図1等を参照して説明
する。
【0023】本発明に係る第1の発明は、アプリケーシ
ョンプログラムに基づく出力情報を所定の印刷情報に変
換して印刷装置に転送するプリンタドライバにおいて、
前記印刷装置が保持する有効印字領域の印字開始位置情
報を調整するための調整情報を転送して前記印字開始位
置を制御する印字位置制御手段(本実施例では外部メモ
リ7等に記憶されたプリンタドライバがRAM6に常駐
し、アプリケーションプログラムからの印字要求時にC
PU3が当該制御を実行する手段として構成されている
ものとする)を備え、印刷装置(プリンタ11)が保持
する前記印字開始位置を制御することを可能とする。
【0024】本発明に係る第2の発明は、前記印字位置
制御手段は、文字印字開始前に、前記調整情報を転送し
て前記印字開始位置を展開方向とは逆行する方向に所定
ドット分補正させ、印刷装置(プリンタ11)が保持す
る印字開始位置による文字展開時における空白ラインの
発生を抑えることを可能とする。
【0025】図2は、本発明に係る印刷装置の制御方法
の一実施例を示すフローチャートである。なお、(1)
〜(4)は各ステップを示す。また、プリンタにジョブ
が発生したことを知らせプリンタに初期設定を行なわせ
る。これにより、現在印字位置の座標は(0,0)にな
っているものとする。
【0026】まず、ステップ(1)において、nに
「1」を入れて実行する。これによって空白ラインの発
生を押えるために座標(0,0)から「1」ドット上方
へ現在印字位置を移動させることができる。
【0027】次いで、ステップ(2)でアプリケーショ
ンからの文字の印字要求指示に従って文字を印刷する。
この際、最上部に空白ラインVL(図3参照)が発生し
ない。
【0028】このようにしてアプリケーションからの文
字印字が終了すると、次はイメージ出力となる。このイ
メージ出力の前に、ステップ(3)において、ステップ
(1)で既にずらしておいた1ドットを元に戻す。
【0029】具体的には、文字出力からイメージ出力に
移行する時に、印字位置(ポインタ指示されている)を
ページの1番上にあるイメージへ移動する。この時、ア
プリケーションから指示された移動量を基にしてどのく
らい上方へ移動すればよいのかを計算するために、プリ
ンタドライバが独自に現在印字位置を移動させる。この
際、ステップ(2)によって移動した分のずれが生じて
しまう。このずれをステップ(3)の動作によって相殺
している。この動作によって文字とイメージの出力のず
れをなくすことができる。そして、イメージを印刷して
(4)、一連の作業が終ればジョブの終了をプリンタ1
1に送って処理を終了する。
【0030】このようにステップ(1)とステップ
(3)の処理を付け加えることにより空白ラインVLの
発生を抑制することができる。
【0031】以下、本実施例と第3の発明の各工程との
対応及びその作用について図2等を参照して説明する。
【0032】第3の発明は、情報処理装置(ホストコン
ピュータ1)に格納されたプリンタドライバから出力さ
れる情報に基づいて印刷処理を行う印刷装置の制御方法
において、前記プリンタドライバから転送される調整情
報に基づいて保持している有効印字領域に対する印字開
始位置を補正する補正工程(図2のステップ(1),
(3))を実行して、印刷開始位置をプリンタドライバ
が制御する処理を自動化ことを可能とする。 〔実施例2〕なお、上記実施例では文字印刷後イメージ
を印刷する際の印刷ドット位置を補正する場合について
説明したが、イメージで与えられたフォーム上にデバイ
スフォントテキストを出力すようとしたときに、ずれが
生じたような場合は、上記図2のステップ(1)および
ステップ(3)のnの値を変更することによって、フォ
ーム上に適切にテキストを配置できるように構成しても
よい。
【0033】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適用できることは言うまでもない。この場合、本発明
を達成するためのソフトウエアによって表されるプログ
ラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読
み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本
発明の効果を享受することが可能となる。
【0034】さらに、本発明を達成するためのソフトウ
エアによって表されるプログラムをネットワーク上のデ
ータベースから通信プログラムによりダウンロードして
読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、
本発明の効果を享受することが可能となる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、印字位置制御手段が前記印刷装置が保
持する有効印字領域の印字開始位置情報を調整するため
の調整情報を転送するので、印刷装置が保持する前記印
字開始位置を制御することができる。
【0036】第2の発明によれば、前記印字位置制御手
段は、文字印字開始前に、前記調整情報を転送して前記
印字開始位置を展開方向とは逆行する方向に所定ドット
分補正するので、印刷装置が保持する印字開始位置によ
る文字展開時における空白ラインの発生を抑えることが
できる。
【0037】第3の発明によれば、前記プリンタドライ
バから転送される調整情報に基づいて保持している有効
印字領域に対する印字開始位置を補正するので、印刷開
始位置をプリンタドライバが制御する処理を自動化する
ことができる。
【0038】従って、アプリケーションプログラムから
の出力要求に伴い文字を印字する際に、データ源側から
の制御で有効印字領域に対する印字開始位置を補正でき
るので不要な空白ラインが発生することなく、印字有効
領域を密に利用した印字が可能となり、印字情報の欠落
印字を未然に防止できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すプリンタドライバを適
用可能な印刷システムの構成を説明するブロック図であ
る。
【図2】本発明に係る印刷装置の制御方法の一実施例を
示すフローチャートである。
【図3】この種のプリンタドライバによる文字印刷位置
ずれ状態を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 3 CPU 5 ROM 6 RAM 7 外部メモリ 11 プリンタ 12 CPU 14 ROM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片山 尚志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アプリケーションプログラムに基づく出
    力情報を所定の印刷情報に変換して印刷装置に転送する
    プリンタドライバにおいて、前記印刷装置が保持する有
    効印字領域の印字開始位置情報を調整するための調整情
    報を転送して前記印字開始位置を制御する印字位置制御
    手段を備えることを特徴とするプリンタドライバ。
  2. 【請求項2】 前記印字位置制御手段は、文字印字開始
    前に、前記調整情報を転送して前記印字開始位置を展開
    方向とは逆行する方向に所定ドット分補正させることを
    特徴とする請求項1記載のプリンタドライバ。
  3. 【請求項3】 情報処理装置に格納されたプリンタドラ
    イバから出力される情報に基づいて印刷処理を行う印刷
    装置の制御方法において、前記プリンタドライバから転
    送される調整情報に基づいて保持している有効印字領域
    に対する印字開始位置を補正する補正工程を有すること
    を特徴とする印刷装置の制御方法。
JP7234838A 1995-09-13 1995-09-13 プリンタドライバおよび印刷装置の制御方法 Pending JPH0981333A (ja)

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