JPH0980916A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH0980916A
JPH0980916A JP26070095A JP26070095A JPH0980916A JP H0980916 A JPH0980916 A JP H0980916A JP 26070095 A JP26070095 A JP 26070095A JP 26070095 A JP26070095 A JP 26070095A JP H0980916 A JPH0980916 A JP H0980916A
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JP
Japan
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developing
developing roller
rollers
phase difference
roller
Prior art date
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Pending
Application number
JP26070095A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Terai
純一 寺井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0980916A publication Critical patent/JPH0980916A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】現像ローラの振れをごく小さくするよう管理す
ることなく、連れ回りの発生、現像ギャップの変動を小
さくし、画像濃度ピッチムラの発生を防止することがで
きる現像装置を提供する。 【解決手段】潜像担持対体の移動方向に沿って2本の並
列に配置された磁気ブラシ形成用現像ローラを備えた現
像装置において、各現像ローラの周方向における特異点
の相対的位相差を設定した。また、各現像ローラの揺れ
のピーク点の相対的位相差を設定してもよく、さらには
各現像ローラの揺れのピーク点の相対的位相差を”0”
とするか、若しくは各現像ローラの揺れのピーク点の相
対的位相差を、I:潜像担持体上の現像領域間の距離、
Vs:現像ローラ線速、Vp:潜像担持体上線速、r:
現像ローラ半径とした場合に、(I×Vs/Vp)/
(2πr)×360゜−180゜に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は二成分現像剤を用い
る現像装置に関し、特にPPC、PFF或いはレーザー
プリンタ等の画像形成装置に用いられる現像装置の構成
に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機やプリンタ等の画像形成
装置に用いられる現像装置においては、磁性キャリアと
磁性或いは非磁性トナーを混合した二成分現像剤を用い
るものがあり、この場合、撹拌混合されて互いに逆極性
の摩擦帯電を施された現像剤が現像ローラに向け供給さ
れるようになっている。このような二成分現像剤を用い
た画像形成装置は、現像剤の供給量が不安定になると、
画像濃度のピッチムラ、特に黒ベタやハーフトーン等の
ソリッド部において横縞状のムラが発生しやすいという
問題点があった。この問題点を解決するために従来開示
された技術としては、特開平5−346737号公報が
あり、これは図6に示すように、潜像担持体である感光
体ドラム2の移動方向に沿って複数並列された磁気ブラ
シ形成用の第1及び第2の現像ローラ5、6を備えた現
像装置1において、現像ローラ5、6同士が最も接近し
ている位置で、同現像ローラ5、6の少なくとも一方の
内部に設けられている磁石の極性を同現像ローラの移動
方向における上流側と下流側とで同極に設定したもので
ある。すなわち、現像ローラ5と6とが最も接近してい
る部分において、現像ローラ5の内部に設けた磁石(P
12とP13)の極性を互いにS極とすることにより、
図示を省略したパドルホイールにより撹拌供給された現
像剤が反発磁界により現像ローラ5と6との間に進入す
るのを阻み、現像ローラ6上に現像剤を安定して供給
し、画像濃度のムラや感光体の付加変動などを招くこと
がない現像装置を実現している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の技術においても、現像ローラを2本以上
用いる現像装置では現像ローラの振れが発生し、図7に
示すように第1現像ローラ5、第2現像ローラ6の間隔
が適正な場合には確実に第2現像ローラ6に現像剤が供
給されるが、各現像ローラの回転に伴って、図8に示す
ように第1現像ローラ5と第2現像ローラ6との間隔が
広くなった際には現像剤の上連れ回りが発生しやすく、
第2現像ローラ上の現像剤量が変動し、現像能力の周期
的な変動をきたす。そのため、現像ローラ1周に相当す
る画像濃度ピッチムラが発生するという問題点がある。
また、現像ローラの本数に拘わらず、現像ローラの振れ
は現像ギャップの変動もきたす。すなわち、現像ローラ
の振れが発生すると、図9に示すように感光体ドラム2
と第1、第2現像ローラとの現像ギャップが適正な状態
から、図10に示すように各現像ローラ5、6と感光体
ドラム2との現像ギャップが現像ローラの回転に伴って
拡大し、現像ローラ1周に相当する画像濃度ピッチムラ
が発生するという問題点もある。
【0004】これらの問題点は、現像ローラの振れをご
く小さくするよう現像ローラの製造工程を管理する方法
が取られてきたが、現像ローラの歩留まりが低下し、コ
スト高を招く原因となっていた。本発明は、上述したよ
うな従来の問題点を除去するためになされたものであっ
て、現像ローラの振れをごく小さくするよう管理するこ
となく、連れ回りの発生、現像ギャップの変動を小さく
し、画像濃度ピッチムラの発生を防止することができる
現像装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明にかかる現像装置の第一の手段は、潜像担持
対体の移動方向に沿って2本の並列に配置された磁気ブ
ラシ形成用現像ローラを備えた現像装置において、各現
像ローラの周方向における特異点の相対的位相差を設定
したことを特徴とする。本発明にかかる現像装置の第二
の手段は、前記第一の手段において、各現像ローラの揺
れのピーク点の相対的位相差を設定したことを特徴とす
る。本発明にかかる現像装置の第三の手段は、前記第二
の手段において、各現像ローラの揺れのピーク点の相対
的位相差を”0”に設定したことを特徴とする。本発明
にかかる現像装置の第四の手段は、前記第二の手段にお
いて、各現像ローラの揺れのピーク点の相対的位相差
を、l(エル):潜像担持体上の現像領域間の距離、V
s:現像ローラ線速、Vp:潜像担持体上線速、r:現
像ローラ半径とした場合に、(l×Vs/Vp)/(2
πr)×360゜−180゜に設定したことを特徴とす
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施例に基づ
いて、本発明に係る現像装置を詳細に説明する。図1は
本発明に係る現像装置の全体の概略構成を示した図であ
り、現像装置11は、現像容器11aとトナー補給部1
1bとで構成し、そのうち現像容器11aは、矢印で示
す方向に移動可能な潜像担持体である感光体ドラム12
の近傍に配置され、トナー補給部11bは現像容器11
aに搭載されている。現像容器11aの内部には、撹拌
ローラ13により撹拌混合されて互いに逆極性に摩擦帯
電させられた磁性或いは非磁性のトナーと磁性キャリア
とからなる二成分系現像剤がパドルホイール14によっ
て汲み上げられる。またトナー補給部11bは、例え
ば、感光体ドラム12に供給されるトナー濃度が低下し
た場合に、トナー補給ローラ20の回転によりトナーを
撹拌ローラ13に向けて繰り出すような構成となってい
る。一方、パドルホイール14によって現像剤が汲み上
げられる位置には、感光体ドラム12に近接させて複数
の現像ローラ15、16が設けられている。現像ローラ
15、16は、感光体ドラム12の移動方向に沿って上
流側及び下流側に配置されており、上流に位置するもの
が第1の現像ローラ15、下流に位置するものが第2の
現像ローラ16とされている。
【0007】このような構成の現像容器11aにおい
て、パドルホイール14の回転時に発生する遠心力によ
って現像剤が汲み上げられ、第1現像ローラ15に向か
って放出される。従って放出された現像剤の一部は、図
中矢印A1で示すように、直接、第1現像ローラ15に
供給され、該第1現像ローラ15の表面に担持される。
また、放出される現像剤の他の一部は図中矢印A2で示
すように第2現像ローラ16に突き当たることにより跳
ね返り、第1現像ローラの表面に担持される。
【0008】図2は本発明に係る現像装置の駆動部の構
成を示した図であり、現像装置11は組立性、メンテナ
ンス性等を考慮して、ユニット方式とし、図示を省略し
た画像形成装置本体より向かって手前側に着脱可能とし
ている。本体奥側には現像駆動モータ30が設けられ、
その出力軸先端には駆動ジョイント31が固定されてい
る。被駆動ジョイント32はパドルホイール14の軸先
端に固定され、現像装置11を画像形成装置本体にセッ
トした際に駆動ジョイント31と嵌合し、現像駆動モー
タ30の駆動力を現像装置11側に伝達する構成となっ
ている。一方、現像装置側に設けられた被駆動ジョイン
ト32は側面がギヤとなっており、駆動伝達用のアイド
ラギヤ33を介して、現像ローラ15、16の軸先端部
に設けられた現像ローラ駆動ギヤ34、35に回転力を
伝達する。該現像ローラ駆動ギヤ34、35はそれぞれ
同歯数とし、装置のコスト低減のためには共通部品で構
成するのが好ましい。更に現像ローラ15、16の径も
等しく設定することで第1、第2の現像ローラは同速
度、同回転数で駆動される。
【0009】このように構成した現像装置において、第
1、第2の現像ローラの振れを特に厳しく管理する必要
はないが、現像装置11に組み付ける前に予め振れのピ
ーク点(特異点)を図3に示すように、現像ローラ上の
周方向の任意の位置にマーキングしておく。振れのピー
ク点の測定方法としては、現像ローラサブアセンブリ終
了時の検査に自動振れ測定器及び自動マーキング機等を
用いればよく、別段コストの上昇を招くものではない。
現像装置に現像ローラを組み付けたのみでは、現像ロー
ラは独立して回転可能であるので、現像ローラを組み付
ける際に、各現像ローラ15、16の振れのピーク点、
すなわち、マーキングが施された点(特異点)の相対的
位相差を所定値に設定しつつ現像ローラ駆動ギヤ34、
35を取り付け、該現像ローラ駆動ギヤ34、35は同
歯数でアイドラギヤ33を介して噛み合っているため、
各現像ローラの相対的位相差は常に一定となる。
【0010】次に、相対的位相差の設定について説明す
る。図4(a)、(b)は第1の現像ローラ15の振れ
のピーク点15aと第2の現像ローラ16の振れのピー
ク点16aとの相対的位相差が”0”となるような位置
関係で、現像ローラ駆動ギヤ(図示せず)を取り付け、
固定した状態を示し、このように相対的位相差を0とす
ることにより、現像ローラ15、16が回転した場合で
あっても、第1現像ローラと第2現像ローラとの間隙G
はほぼ一定であり、現像剤の連れ回りが発生せず、画像
濃度ピッチムラの発生を防止することができる。
【0011】次に感光体ドラムと現像ローラとの間隙の
変化による画像濃度ピッチムラの発生の防止について説
明する。図5(a)は感光体ドラムと現像ローラとの間
隙の変化による画像濃度ピッチムラを防止するために、
現像ローラ15、16の振れのピーク点を設定した場合
の現像ローラ15、16及び感光体ドラム12との位置
関係を示す図である。
【0012】同図に示すように、感光体ドラム(潜像担
持体)12の現像領域間の距離をl、現像ローラの線速
をVs、感光体ドラム(潜像担持体)の上線速をVp、
現像ローラ15、16のローラ半径をrとした場合に、
各現像ローラの振れのピーク点の相対的位相差を、(l
×Vs/Vp)/(2πr)×360゜−180゜に設
定し、現像ローラ駆動ギヤ34、35を組み付ける。な
お、現像ローラ15、16の線速Vsと感光体ドラム1
2の線速Vpとの比である線速比(Vs/Vp)を2と
して説明する。図5(a)に示すように、例えば、時間
t=0において、第1の現像ローラ15の振れのピーク
点が第1の現像領域A0に位置し、その際のドラム上の
点をP0とすると、このときの第2の現像ローラ16の
振れのピーク点はB0に位置する。したがって、第1の
現像領域の現像ギャップは、第1現像ローラ15の振れ
のピーク点が位置しているために最も小さく、現像能力
は最大となる。
【0013】次に、感光体ドラム12上の点P0がP1
に到達した時間をt=1とすると、この間にドラムは距
離lだけ進むが、第1現像ローラ15及び第2現像ロー
ラ16は2lすすみ、第2の現像ローラの振れのピーク
点はB1の位置に達する。すなわち、第1現像ローラ1
5の振れのピーク点で現像された感光体ドラム上のポイ
ントは、第2現像ローラ16の振れのピーク点とは18
0゜異なる第2現像ローラの点で現像されるため、第2
の現像領域の現像ギャップは最大となり現像能力が最小
となる。したがって、第1の現像ローラ15及び第2の
現像ローラ16の振れのピーク点を上述したように設定
することにより、現像ローラと感光体ドラムとの現像ギ
ャップの変動による現像能力の変動は相殺され、画像濃
度ピッチムラの発生を防止することができる。
【0014】なお、現像ローラを駆動するギヤの歯数は
整数であるため、第1及び第2現像ローラの相対的位相
差は上述した値に正確に一致しない場合もある。しかし
ながら、現像ローラと感光体ドラムとの現像ギャップの
変動による現像能力の変動を相殺するという目的のため
には、前記相対的位相差は必ずしも上記設定式を満足す
る値に正確に一致する必要はなく、概ね一致させれば所
期の目的を達成することができる。その際、相対的位相
差のずれは実験の結果、30゜以内であることが望まし
いことが判明した。また、上記実施例においては駆動伝
達手段としてギヤを用いた例を挙げて説明しているが、
これに限定するものではなく、タイミングベルト、平ベ
ルト、丸ベルト等の駆動伝達手段でも同様の構成で目的
を達成することができる。但し、相対的位相差のずれの
発生を考慮すると、歯形を有しているタイミングベルト
が好ましい。
【0015】
【発明の効果】上述したように本発明の第一の手段によ
れば、各現像ローラの振れのピーク点の位相差を”0”
に設定したので、各現像ローラの間隔は回転時において
もほぼ一定となり、現像ローラの振れをごく小さくなる
よう現像ローラの製造を管理する必要がなく、現像剤の
連れ回りの発生、画像濃度ピッチムラの発生を防止する
ことができる。また、本発明の第二の手段によれば、各
現像ローラの振れのピーク点の位相差を所定の値に設定
することにより、現像ローラと感光体ドラムとの現像ギ
ャップの変動を相殺することができるので、現像ローラ
の振れをごく小さくなるよう現像ローラの製造を管理す
る必要がなく、画像濃度ピッチムラの発生を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る現像装置の全体の概略構成を示し
た図。
【図2】本発明に係る現像装置の駆動部の構成を示した
図。
【図3】現像ローラに施したマーキングの一例を示す
図。
【図4】(a)及び(b)は第1及び第2現像ローラの
ピーク点の相対的位相差を0に設定した状態を示す図。
【図5】(a)及び(b)は現像ローラと感光体ドラム
との間隙の変化による画像濃度ピッチムラを防止するた
めの現像ローラと感光体ドラムとの位置関係を示す図。
【図6】従来用いられていた現像装置の構成を示す図。
【図7】従来の現像装置の問題点を説明するための図。
【図8】従来の現像装置の問題点を説明するための図。
【図9】従来の現像装置の問題点を説明するための図。
【図10】従来の現像装置の問題点を説明するための
図。
【符号の説明】
11…現像装置、 12…感光体ドラム、13…撹拌
ローラ、 14…パドルホイール、15…第1現像ロ
ーラ、 16…第2現像ローラ、15a、16a…振
れのピーク点(特異点)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潜像担持対体の移動方向に沿って2本の
    並列に配置された磁気ブラシ形成用現像ローラを備えた
    現像装置において、 各現像ローラの周方向における特異点の相対的位相差を
    設定したことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 各現像ローラの揺れのピーク点の相対的
    位相差を設定したことを特徴とする請求項1記載の現像
    装置。
  3. 【請求項3】 各現像ローラの揺れのピーク点の相対的
    位相差を”0”に設定したことを特徴とする請求項2記
    載の現像装置。
  4. 【請求項4】 各現像ローラの揺れのピーク点の相対的
    位相差を、l:潜像担持体上の現像領域間の距離、V
    s:現像ローラ線速、Vp:潜像担持体上線速、r:現
    像ローラ半径とした場合に、 (l×Vs/Vp)/(2πr)×360゜−180゜ に設定したことを特徴とする請求項2記載の現像装置。
JP26070095A 1995-09-13 1995-09-13 現像装置 Pending JPH0980916A (ja)

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JP26070095A JPH0980916A (ja) 1995-09-13 1995-09-13 現像装置

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JP26070095A JPH0980916A (ja) 1995-09-13 1995-09-13 現像装置

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JPH0980916A true JPH0980916A (ja) 1997-03-28

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009086085A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Canon Inc 画像形成装置
JP2016080780A (ja) * 2014-10-14 2016-05-16 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像装置、画像形成装置

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