JPH0980211A - 一体光学素子とその製造方法 - Google Patents

一体光学素子とその製造方法

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Publication number
JPH0980211A
JPH0980211A JP7233737A JP23373795A JPH0980211A JP H0980211 A JPH0980211 A JP H0980211A JP 7233737 A JP7233737 A JP 7233737A JP 23373795 A JP23373795 A JP 23373795A JP H0980211 A JPH0980211 A JP H0980211A
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JP
Japan
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substrate
optical element
predetermined
integrated optical
light
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Application number
JP7233737A
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English (en)
Inventor
Hiroyasu Tsuji
弘恭 辻
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型集積化光学素子において、合理的かつ高
性能、高品質を確保した製造方法を提供する事により、
またその製造方法を用いて、光ピックアップの方式によ
らず迷光対策と一体化を両立した一体光学素子を提供す
る事により、信頼性の高い小型で安価な光ピックアップ
を可能とする。 【構成】 複数の光学薄膜を作成した平板基板を各基板
どうし積み重ねて各積層ブロック211B、241Bを
作成し、基板の側面に垂直で所定の角度をつけて切断し
各積層プレート211P,241Pを作成する。次に各
積層プレート211P,241Pを再度重ねて接合し、
所定の方向で切断し、切断面を研磨して棒状部材20B
を作成する。この棒状部材20Bを所定の方向で切断し
て一体光学素子40を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ピックアップに用い
られる一体光学素子とその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、光学式記録再生装置において、基
本構成要素としての光ピックアップは、光磁気方式や相
変化方式等の方式によらず、小型化、低コスト化が重要
視されている。光学素子は、ピックアップに必要不可欠
であり、ゆえにピックアップの小型化・低コスト化の実
現のために、光学素子そのものの小型化、低コスト化、
付加機能の一体化、それを実現する合理的な製造方法が
必要となっている。
【0003】以下従来の光学素子の製造方法及び一体光
学素子について、図25及び図26を用いて説明する。
【0004】基本的に光学素子は、適当な形状をした硝
材を研磨し、必要な光学薄膜を形成し、また必要な硝材
どうしを接合して研磨し、切断によって光学素子を取り
出す工程をたどる。その硝材は棒状が主であり、たとえ
ば図25(a)に示すような一体光学素子は図26に示
す製造方法となる。図25(a)は従来の光磁気用ピッ
クアップに使用する光学素子の外観図であり、図25
(b)は、従来の光学素子を用いた光磁気ピックアップ
の構成配置の側断面図である。図25(a)、図25
(b)において、1はP偏光とS偏光とで透過率及び反
射率の違う偏光膜4を有した偏光素子であり、たとえば
P偏光の透過率が略70%、P偏光の反射率が略30
%、S偏光の反射率が略100%に設定されている。2
はウォラストンプリズム等の偏光分離素子を用いた検光
子で、入射した光を互いに直行する直線偏光成分に分離
して出射する。3は反射膜5を有した反射素子であり、
検光子で分離した光をフォトダイオード(以下PDと示
す)7及び8に反射する。6はレーザーダイオード(以
下LDと示す)等の発光素子であり、9はLD6のモニ
ター用フォトダイオード(以下モニター用PDと示す)
である。10は対物レンズであり、11は記録媒体であ
る。13は回折素子14を一体にしたLDとPDの一体
モジュールである。
【0005】上記のように構成された光学素子の光磁気
ピックアップにおける基本動作を説明する。LD6から
出射された光12はP偏光を持つ直線偏光であり、偏光
素子1の偏光膜4でP偏光の30%が反射されモニター
用PD9へ入射する。また透過したP偏光の70%が対
物レンズ10によって記録媒体11上に集光され、記録
媒体11上に記録されている磁気信号によって偏光面が
回転される。記録媒体11で反射された光12aは、再
び対物レンズ10を透過し、偏光素子1の偏光膜4でP
偏光成分の30%、S偏光成分の略100%が反射され
る。この偏光膜4で反射された光12aの分光は検光子
2でS偏光成分とP偏光成分に分けられ、それぞれ光磁
気信号としてPD7、PD8に入射する。また記録媒体
11からの光12aはP偏光成分の70%が透過され、
回折素子14で分けられ、PD15、PD16に入射
し、トラッキングエラー信号とフォーカスエラー信号と
して用いられる。
【0006】上記のように構成された光学素子の製造方
法について図26を用いて説明する。図26(a)に示
すように、直角二等辺三角形の断面形状を有する棒状基
材17を二本一組として各面を研磨し、その一本の底面
に蒸着等で偏光膜4を形成し、偏光膜4を介して底面ど
うし接着する。また、所定の角度を持った斜面を有し直
角台形の断面形状を持った、かつ複屈折を有し光学軸の
異なった棒状基材18a、18bを二本一組として各面
を研磨し、斜面どうしを接着する。
【0007】図26(b)に示すように、接着された棒
状基材17と接着された棒状基材18及び直角二等辺三
角形の断面形状を持ち蒸着等で斜面に反射膜5を形成し
た棒状基材19を所定の面で接着し、複合棒20を作成
する。
【0008】図26(c)に示すように、複合棒20を
所定のピッチで切断することで一体光学素子が得られ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
一体光学素子製造法では以下に示す問題点を有してい
た。
【0010】集積小型化にともなって、たとえば上記従
来例の様にLDとPDの集積モジュールを利用するにあ
たり、できるだけ近接して光学素子を配置したいが、そ
の場合に光学素子の寸法は小さくせざるを得ない。従来
の方法では、小さい寸法の素子を得るために各棒状基材
も小さい状態で加工を進める必要がある。このとき偏光
膜や反射膜等を作成する時の基材保持部の影による膜厚
分布への悪影響や切断時のチッピングの影響による膜面
の有効領域の精度、及び接着時の位置ズレ精度が無視で
きなくなる。
【0011】また、集積モジュール内のPDの配置にお
いても迷光対策や小型化に合わせて、光の分離方向を選
択できるようにすると、検光子の分離方向を変えざるを
得ない。つまり検光子の接合面の方向を変えなければな
らない。このとき、図25(a)に示すように検光子2
の接合面の断面が偏光素子1の接合面及び反射素子3の
斜面の断面と同一面内にある場合は、従来例の製造方法
で作成できるが、図27(c)に示すように検光子の接
合面の断面が偏光素子1の接合面及び反射素子3の斜面
の断面と直行する場合には、従来例で示した棒状での接
着はできなくなる。したがって、少なくとも検光子2を
単品に切り出して、一品ずつ接着しなければならず、工
数がかかりコストアップにつながる。
【0012】また機能を集約するために、種類の違う棒
状基材を幾種類も張り合わせる場合に、棒状基材を基本
としているので、生産数が増えれば接合回数が増大し、
治具及び必要な人員等接合作業にかかるコストも増大す
る。
【0013】また、従来の一体光学素子では以下に示す
問題点を有していた。光ピックアップの小型化をはかる
ために、LDとPDを集積しモジュール化することが要
求されるが、従来の構成では図25に示すようにモニタ
ー用PD9はLDとPDの一体モジュール13の外に設
けなければならず、集積することが難しい。またたとえ
モニター用PD9をモジュール内に設けるため、図27
(a)、図27(b)に示すように偏光素子1のLD6
からの出射光の30%が反射される光が通過する面に反
射素子3aを設けても、LD6からの出射光12は発散
光であり、LDとPDを集積したモジュール内に強い光
が多量に入射され迷光の原因となる。
【0014】本発明は、これらの問題点を解決するもの
で、小型一体光学素子を特性有効領域が広く、加工精度
に優れ、かつ迷光対策等の特殊な細工もやり易く、合理
的で低コストに製造する方法を提供し、あらゆる光ピッ
クアップの光学素子に応用することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の一体光学素子の製造方法は、両面を研磨され
た基板もしくは前記基板上に光学薄膜が形成された基板
を所定のピッチでずらしながら積み重ねて接合し、一つ
のブロックを作成する工程と、該ブロックを所定のピッ
チで、かつ、前記基板の側面に垂直でかつ接合面に対し
所定の角度をつけて切断し、切断された両面を研磨して
積層プレートを作成する工程と、上記工程と同様に別の
種類の積層プレートを作成する工程と、前記複数の種類
の積層プレートを一組にして所定の方向で積み重ねて接
合する工程と、該接合された一組の積層プレートを、前
記各積層プレートの接合面に垂直で、かつ、所定の方向
及び所定のピッチで切断し、切断された両面を研磨して
棒状部材を作成する工程と、前記棒状部材を所定の方向
で、かつ、所定のピッチで切断し一体光学素子を得るこ
とを特徴とするものである。
【0016】
【作用】この製造方法によれば、光学薄膜の作成、基材
の接合及び切断が大きな面積の基板でできるので、基材
保持部の影による膜厚分布への悪影響が少なく、また切
断時のチッピングの影響が小さく、膜面の有効領域の精
度が向上し、さらには接着時の位置合わせが簡単で位置
ズレが無視できるほど小さくなる。
【0017】しかも、工程作業単位当たりの素子取れ数
が多いために低コストで素子が作成でき、接合面の方向
が揃っていない一体素子の場合でも、棒状部材どうしで
は一括接着できなかったものが基板を回転させて接着す
るだけでよく一括接着が可能である。
【0018】さらに素子の集積化にともなって、迷光対
策等の細工を施す等特殊加工をする場合にも基板状態で
加工することができ棒状態で加工するよりも扱いが容易
で工数削減ができる。
【0019】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0020】図1は本発明の第1の実施例の一体光学素
子の製造方法を示すものである。図1(a)に示すよう
に偏光素子21を作成する基板211上に、複数の誘電
体多層膜からなる偏光膜25を蒸着等によって形成す
る。また、反射素子24を作成する基板241上に反射
膜27を作成する。図1(b)に示すように、基板21
1の所定の枚数を所定のピッチだけずらせて接着剤もし
くはガラス材を用いて接着し、積層ブロック211Bを
作成する。同様に基板241から積層ブロック241B
を作成する。このとき基板211と基板241は同方向
に所定のピッチだけずらして接着する。図1(c)に示
すように、積層ブロック211Bの基板211の側面に
垂直で、かつ基板211の接合面に対し略45度の角度
をつけて、ワイヤーソー等を用いて一括切断し、切断面
を両面ラップ等で所定の厚みに研磨して積層プレート2
11Pを作成する。同様にブロック241Bから積層プ
レート241Pを作成する。ただし、反射素子24の形
状に合わせて、積層ブロック241Bを所定の角度で切
断する。 図1(d)に示すように、積層プレート21
1P、241Pを2枚一組として、側面に現れる接合面
の線を基準に位置合わせをして接着し、ボンディングプ
レート20BPを作成する。図1(e)に示すように、
ボンディングプレート20BPを、積層プレート211
Pの研磨面に現れる基板211の接合面の線に平行で、
かつ所定の位置及び所定のピッチでワイヤーソー等を用
いて一括切断し、切断面を両面ラップ等で研磨し棒状部
材20Bを作成する。次に研磨面に誘電体多層膜からな
る無反射膜を作成する(図示せず)。図1(f)に示す
様に棒状部材20Bを所定のピッチで切断することによ
って、偏光素子21と反射素子24が一体となった一体
光学素子40が得られる。
【0021】上記製造方法をとれば、一体光学素子の大
きさに関わらず、基板で接着をしてから切断するため、
偏光膜や反射膜等を作成する時の基材保持部の影による
膜厚分布や切断時のチッピングの影響がなく、膜面の有
効領域が大きく確保できる。さらに接着時の位置ズレに
ついても、大きな寸法でアライメントが可能なため精度
は向上する。また、基板を接着して加工を進めるため一
括加工が可能なために、バッチ当たりの素子の取れ数が
多く、積層接着とワイヤーソーと両面ラップの基本工法
の繰り返しが多く設備が共用でき、大幅なコスト削減も
はかれる。
【0022】(実施例2)第1の実施例に示す一体光学
素子40の製造方法をもとに機能の集約を図った例を第
2、第3、第4の実施例に示す。図2は光分岐領域を作
成する工程を付加した第2の実施例である。図2(a)
は光分岐領域の部分の側断面図であるが、図2(a)に
示すように、図1(e)で得られた棒状部材20Bにフ
ォトリソグラフィ技術を用いて所定の場所に、回折格子
等の光分岐領域41のパターンをレジスト44等で作成
する。図2(b)も光分岐領域の部分断面図であるが、
図2(b)に示すように、ドライエッチングまたはケミ
カルエッチングを用いて所定の深さの微細な溝を棒状部
材20Bに形成する。図2(c)以降は外観図である
が、図2(c)に示すように、レジスト44等を除去
し、光分岐領域41が所定のピッチで形成された棒状部
材20Bを得る。図2(d)に示すように、所定のピッ
チで棒状部材20Bを切断して光分岐領域41付き一体
光学素子401を得る。ここでは、棒状部材20Bを直
接エッチングしたが、基板に所定の選択比を持つ膜を作
成し、その膜を反応性ドライエッチングにより、回折格
子等の溝を作成しても良い。この場合は溝の深さの精度
が膜と基板との選択比により向上する。また、基板に樹
脂をスピンコーター等を用いて塗布し、回折格子等の光
分岐領域の溝を作成した型を樹脂に押しつけて転写し、
回折格子等の光分岐領域の溝を作成しても良い。第2の
実施例の製造方法をとれば、光分岐機能を一体光学素子
に容易にしかも安価に持たせるせることができる。
【0023】(実施例3)図3は複屈折性部材を作成す
る工程を付加した第3の実施例の説明図である。図3
(a)で示すように、図1(e)で得られた棒状部材2
0Bの研磨面に複屈折部材45としてたとえばTa2O5
等誘電体の斜め蒸着膜を所定の厚みで作成する。また図
3(b)に示すように、複屈折部材45として複屈折性
基板を所定の厚みに研磨したものを棒状部材20Bに接
着してもよい。もちろん、複屈折性基板のかわりに複屈
折を持たない基板にTa2O5等の誘電体斜め蒸着膜を所
定の厚みに形成した基板を作成したものを棒状部材20
Bに接着してもよい。あとは前述の実施例同様に図3
(c)に示すように、所定のピッチで棒状部材20Bを
切断して複屈折性部材45付き一体光学素子402を得
る。第3の実施例の製造方法をとれば、たとえば偏光素
子21が偏光ビームスプリッターとなるように偏光膜2
5を構成し、複屈折性部材を四分の一波長板とすれば、
相変化光ディスク等の光ピックに使用される光アイソレ
ーションについても容易にしかも安価に構成できる。
【0024】(実施例4)図4は光吸収部材を作成する
工程を付加した第4の実施例の説明図である。図4
(a)で示すように、図1(e)で得られた棒状部材2
0Bの研磨面の所定の場所に光吸収インク等をスクリー
ン印刷によりパターニングして塗布する。あるいは誘電
体多層蒸着膜を用いて不必要な光を除くカットフィルタ
ーや光吸収膜を棒状部材20Bにパターニング形成する
ことで光吸収領域47を作成する。あとは前述の実施例
同様に図4(b)に示すように、所定のピッチで棒状部
材20Bを切断して光吸収部材付き一体光学素子403
を得る。また熱線吸収材等の光吸収材を所定の形状に切
り出して接着しても良い(図示せず)。第4の実施例の
製造方法をとれば、迷光対策等不要な光を除去する機能
を容易にしかも安価に持たせることができる。
【0025】(実施例5)上記実施例を複合した製造方
法によれば、さらに機能を集積した一体光学素子の作成
が容易にできる。たとえば、光磁気ディスク用光ピック
に用いる一体光学素子の構成及び製造方法について第5
の実施例に示す。
【0026】図5は第5の実施例の製造方法の説明図で
ある。図5(a)に示すように偏光素子21を作成する
基板211上に、複数の誘電体多層膜からなる偏光膜2
5を蒸着等によって形成する。また、部分反射素子22
を作成する基板221上に、複数の誘電体多層膜等によ
る反射膜を形成し、フォトリソグラフィ技術を用いてレ
ジスト等でパターンを形成して、ドライエッチング等で
不必要な反射膜を取り除き、リムーバー等でレジスト等
を除去して、所定の場所に部分反射膜26を形成する。
また、反射素子24を作成する基板241上に反射膜2
7を作成する。図5(b)に示すように、基板211の
所定の枚数を所定のピッチだけずらせて接着剤もしくは
ガラス材を用いて接着し、積層ブロック211Bを作成
する。同様に基板221から積層ブロック221Bを、
基板241から積層ブロック241Bを作成する。この
とき基板211と基板241は同方向に、また基板22
1は基板211及び基板241とは逆方向に所定のピッ
チだけずらして接着する。また検光子23となる光学軸
の異なる基板231aと基板231bを交互に所定の枚
数を所定のピッチだけずらせて接着し、積層ブロック2
31Bを作成する。図5(c)に示すように、積層ブロ
ック211Bの基板211の側面に垂直で、かつ基板2
11の接合面に対し略45度の角度をつけて、ワイヤー
ソー等を用いて一括切断し、切断面を両面ラップ等で所
定の厚みに研磨して積層プレート211Pを作成する。
同様に積層ブロック221Bから積層プレート221P
を、ブロック231Bから積層プレート231Pを、ブ
ロック241Bから積層プレート241Pを作成する。
ただし、部分反射素子22や検光子23や反射素子24
の形状に合わせて、積層ブロック221B、231B、
241Bを所定の角度で切断する。図5(d)に示すよ
うに、積層プレート211P、221P、231P、2
41Pを4枚一組として、側面に現れる接合面の線を基
準に位置合わせをして接着し、ボンディングプレート2
0BPを作成する。この時検光子23の接合面の向きを
他の素子の接合面に対して90度ずらせて接着すること
で、図7(a)に示した検光子23の配置を持つ一体光
学素子となり、検光子23の接合面の向きを他の素子の
接合面に対して平行に接着することで、図7(b)に示
した検光子23の配置を持つ一体光学素子となる。図5
(e)に示すように、ボンディングプレート20BP
を、積層プレート211Pの研磨面に現れる基板211
の接合面の線に平行で、かつ所定の位置及び所定のピッ
チでワイヤーソー等を用いて一括切断し、切断面を両面
ラップ等で研磨し棒状部材20Bを作成する。次に研磨
面に誘電体多層膜からなる無反射膜を作成する(図示せ
ず)。図5(f)に示す様に棒状部材20Bを所定のピ
ッチで切断することによって、図7に示す一体光学素子
404が得られる。
【0027】上記製造方法をとれば、第1の実施例と同
様に一体光学素子の大きさに関わらず、基板で接着をし
てから切断するため、偏光膜同様に反射膜等を作成する
時の基材保持部の影による膜厚分布や切断時のチッピン
グの影響がなく、膜面の有効領域が大きく確保できる。
さらに接着時の位置ズレについても、大きな寸法でアラ
イメントが可能なため精度は向上する。また、検光子の
接合面の方向が異なる一体光学素子についても、積層プ
レート231Pを90度回転させるだけで同じ製造方法
が取れる。また、ブロックを切断する角度を変えるだけ
で図6(b)、図6(c)、図6(d)に示すような必
要な角度の接合面を持つ素子が得られ、基板厚みや積層
プレートを研磨する量を変えるだけで図8や図6(a)
に示すような種々の形状にフレキシブルに対応できる。
また、基板を接着して加工を進めるため一括加工が可能
なために、バッチ当たりの素子の取れ数が多く、積層接
着とワイヤーソーと両面ラップの基本工法の繰り返しが
多く設備が共用でき、大幅なコスト削減もはかれる。
【0028】本実施例により得られた光磁気用一体光学
素子について説明する。図7は本発明の第5の実施例に
より得られた一体光学素子の外観図である。図7におい
て、21は偏光素子であり、その接合面には誘電体多層
膜からなるP偏光とS偏光とで透過率及び反射率の異な
る偏光膜25が設けられている。22は部分反射素子で
あり、その接合面には誘電体多層膜等からなる反射膜を
パターン形成した部分反射膜26が設けられている。2
3はウォラストンプリズム等からなる検光子であり、接
合面が所定の角度になるように、直角台形の断面を持つ
光学軸を異にした二種類の複屈折基材が突き合わされた
構造を持つ。24は反射素子であり、誘電体多層膜もし
くは金属膜等からなる反射膜27が設けられている。
【0029】第5の実施例による図7(b)に示す一体
光学素子の構成と基本動作を図10を用いて説明する。
図10は本発明の第5の実施例により得られた一体光学
素子の側断面図であり、光ピックアップの基本構成要素
部品との位置関係を示している。図10において、LD
28からの出射された光34の光軸上に偏光素子21を
配置し、光34の偏光膜25で反射された分光が通過す
る偏光素子21の面に、光34の分光がLD28側の方
向に反射されるように、部分反射素子22が配置されて
いる。記録媒体33からの反射された光34aの偏光膜
25で反射された分光が通過する偏光膜21の面に検光
子23が配置されている。検光子23で偏光分離された
記録媒体33からの反射された光34aの分光が通過す
る面に、光34aの分光がLD28側の方向に反射され
るように、反射素子24が配置されている。
【0030】この構成による基本動作を説明する。LD
28から出射された光34は、P偏光を持つ直線偏光で
あり、偏光素子21の偏光膜25でP偏光の30%が反
射され、部分反射素子22へ入射する。この光34の分
光は、部分反射膜26で一部だけ反射され一体モジュー
ル35内のモニター用PD31に入射する。また透過し
たP偏光の70%が対物レンズ32によって記録媒体3
3上に集光され、記録媒体33上に記録されている磁気
信号によって偏光面が回転される。記録媒体33で反射
された光34aは、再び対物レンズ32を透過し、偏光
素子21の偏光膜25でP偏光成分の30%、S偏光成
分の略100%が反射される。この偏光膜25で反射さ
れた光34aの分光は検光子23でS偏光成分とP偏光
成分に分けられ、それぞれ光磁気信号としてPD29、
PD30に入射する。また記録媒体33からの光34a
はP偏光成分の70%が透過され、回折素子36で分け
られ、PD37、PD38に入射し、トラッキングエラ
ー信号とフォーカスエラー信号として用いられる。
【0031】図10は検光子23の接合面の断面が図7
(b)に示すように一体光学素子の側断面と同じ方向の
例を示したが、検光子23を90度回転させて接合面の
断面が図7(a)に示すように一体光学素子の側断面と
直行する方向に配置してもかまわない。そのときはS偏
光、P偏光の両成分の分光方向も90度回転した形とな
る。
【0032】上記の様に本発明によれば、従来PDに迷
光として悪影響を与えるため、LDのモニター用として
用いる光をLDとPDの一体モジュール内に導くことが
できなかったが、部分反射素子を一体にした一体光学素
子を構成することで、迷光を抑え必要な光のみ導くこと
ができ、モニター用PDを一体モジュール内に設けるこ
とが可能となる。
【0033】LDとPDの一体モジュールにできるだけ
近接して一体光学素子を配置するには、従来のよく使用
されている寸法の光学素子では大きすぎる。したがっ
て、従来の半分以下の寸法の一体光学素子を精度よく配
置するために、一体光学素子を直方体形状にすることが
有利となる。この形状をとれば、3次元の方向での基準
を設けることができるので組立精度が向上する。また図
8に示す様に、小さい寸法の一体光学素子を所定の場所
に接着固定する場合や組立時にハンドリングする箇所と
なる領域Hを簡単に設けることができる。
【0034】部分反射素子の機能としても、接合面の部
分反射膜26の両側に同じ屈折率である基材で構成され
ているので部分反射膜以外の部分に入射された光は略1
00%透過するためにさらに不必要な光の反射を抑える
ことができる。また、図9(a)に示すように接合面の
部分反射膜以外の部分に光吸収材39を設けても良い
し、図9(b)に示すように部分反射素子の接合面で反
射された光が通過する面に光吸収材39を設けても良
い。
【0035】反射素子24においても、一体光学素子が
直方体形状であれば以下に示すことが容易にできる。図
6は一体光学素子を使った構成の側断面図であるが、L
DとPDの一体モジュールを小さくするために反射素子
の接合面を図6(a)の様に形成して光路を内側に平行
移動させたものや、図6(b)、図6(c)、図6
(d)に示すように、反射膜27の角度を光路の中心線
に対して精度よく所定の角度を得る作成方法を取り易
い。図6(b)は反射膜27と光路中心線の角度θが4
5度で、PD29及びPD30(断面より奥にあり図示
できない)へ入射するスポットが円形に近い利点があ
る。図6(c)は反射膜27と光路中心線の角度θが4
5度より大きく、PD29及びPD30へ入射する光を
より内側にできLDとPDの一体モジュールをより小型
にできる利点がある。図6(d)は反射膜27と光路中
心線の角度θが45度より小さく、PD29及びPD3
0を外側にずらせて迷光を避けることができる。
【0036】(実施例6)第6の実施例の基本的な製造
方法は、第5の実施例と第2の実施例との複合なので簡
略に説明する。たとえば、図11(a)は光分岐領域の
部分側断面図であるが、図11(a)に示すように、図
5(a)で得られた棒状部材20Bにフォトリソグラフ
ィ技術を用いて所定の場所に、回折格子等の光分岐領域
41のパターンをレジスト44等で作成する。図11
(b)も光分岐領域の部分断面図であるが、図11
(b)に示すように、ドライエッチングまたはケミカル
エッチングを用いて所定の深さの微細な溝を棒状部材2
0Bに形成する。図11(c)以降は外観図であるが、
図11(c)に示すように、レジスト44等を除去し、
光分岐領域41が所定のピッチで形成された棒状部材2
0Bを得る。図11(d)に示すように、所定のピッチ
で棒状部材20Bを切断して一体光学素子405を得
る。ここでは、棒状部材20Bを直接エッチングした
が、第2の実施例記載の別のやり方で光分岐領域を作成
してもかまわない。
【0037】図12は第6の実施例で得られた一体光学
素子405を示している。回折格子等の光分岐領域41
を第5の実施例より得られた一体光学素子404の発光
素子側の面に作成した例である。構成と動作は第5の実
施例と同様なので省略する。
【0038】この構成では、従来回折格子等と一体にな
ったLDとPDの一体モジュールに光学素子を組み立て
る場合、回折格子とLDとPDの一体モジュールをLD
を発光させながら調整組立した後、再びLDを発光させ
ながら一体光学素子を調整組立しなければならない工程
を簡略化することができる。なぜならば、一体光学素子
405の光分岐領域41はマスク精度で形成時に位置精
度が確保できているため組立時の調整は必要ないからで
ある。
【0039】また、LDとPDの一体モジュールにホロ
グラム形成が必要ないため、ホログラムが原因で不良と
なっていたLDとPDの一体モジュールが良品となり高
価なLDとPDの一体モジュールの歩留まりが向上す
る。
【0040】(実施例7)次に光アイソレーションを構
成する一体光学素子についても第2の実施例と第3の実
施例を複合することで集積化を図ることができる。図1
3は第7の実施例の製造方法である。図13(a)に示
すように、第2の実施例と同様にして得られた光分岐領
域41が形成された棒状部材20Bの所定の場所に、図
13(b)のように第3の実施例で示した誘電体の斜め
蒸着膜451あるいは複屈折を持つ基板等の複屈折部材
452を四分の一波長板となるよう形成する。あとは前
述の実施例同様に図13(c)に示すように、所定のピ
ッチで棒状部材20Bを切断して光アイソレーションを
構成した光分岐領域付き一体光学素子406を得る。
【0041】(実施例8)第7の実施例をさらに集積化
した第8の実施例を以下に示す。図14(a)で示すよ
うに、第5の実施例で述べた部分反射素子用の積層プレ
ート221Pと偏光素子用の積層プレート211P及び
反射素子用の積層プレート241Pを接着してボンディ
ングプレート20BPを作成し、前述と同様に切断し、
両面研磨して作成した棒状部材20Bに第7の実施例と
同様に光分岐領域41と四分の一波長板45を形成し、
所定のピッチで棒状部材20Bを切断することにより図
14(d)に示す一体光学素子407を得る。
【0042】第7及び第8の実施例により得られた一体
光学素子は、光アイソレーションを構成する。したがっ
て、相変化型光ディスクやCD(コンパクトディスク)
用の光ピックアップの光学素子として応用できる。たと
えば、図15は本発明の第8の実施例により得られた一
体光学素子407の外観図である。図15において、2
1は偏光素子であり、その接合面には誘電体多層膜から
なるP偏光とS偏光とで透過率及び反射率の異なる偏光
膜25が設けられている。22は部分反射素子であり、
その接合面には誘電体多層膜等からなる反射膜をパター
ン形成した部分反射膜26が設けられている。24は反
射素子であり、誘電体多層膜もしくは金属膜等からなる
反射膜27が設けられている。四分の一波長板となる複
屈折部材45が記録媒体側に設けられ、光分岐領域41
が発光素子側に設けられている。
【0043】第8の実施例による図15に示す一体光学
素子の構成と基本動作を図16を用いて説明する。図1
6は本発明の第8の実施例により得られた一体光学素子
の側断面図であり、光ピックアップの基本構成要素部品
との位置関係を示している。図16において、LD28
からの出射された光34の光軸上に偏光素子21を配置
し、光34の偏光膜25で反射された分光が通過する偏
光素子21の面に、光34の分光がLD28側の方向に
反射されるように、部分反射素子22が配置されてい
る。記録媒体33からの反射された光34aの偏光膜2
5で反射された分光が通過する偏光膜21の面に、光3
4aの分光がLD28側の方向に反射されるように、反
射素子24が配置されている。
【0044】この構成による基本動作を説明する。LD
28から出射された光34は、P偏光を持つ直線偏光で
あり、偏光素子21の偏光膜25でP偏光の必要最小限
の割合(本実施例10%程度)が反射され、部分反射素
子22へ入射する。この光34の分光は、部分反射膜2
6で一部だけ反射され一体モジュール35内のモニター
用PD31に入射する。また透過したP偏光が(本実施
例の場合90%程度)四分の一波長板となる複屈折部材
45で円偏光に変えられ対物レンズ32によって記録媒
体33上に集光される。記録媒体33上で情報信号を得
て反射された円偏光の光34aは再び対物レンズ32を
透過し、四分の一波長板45で円偏光の光34aは出射
された光34と直交する直線偏光、すなわちS偏光に変
わって偏光素子21に入射する。偏光素子21の偏光膜
25でS偏光となった光34aの略100%が反射され
反射素子24に入射する。反射素子24の反射膜27で
反射された光34aは反射素子24の出射面に形成され
た光分岐領域41で分けられる。この分けられた光は、
それぞれ光信号及びトラッキングエラー信号とフォーカ
スエラー信号としてPD29、PD37、PD38に入
射する。
【0045】部分反射素子のない第7の実施例もモニタ
ー用PD31がなくなるだけでほぼ同じ動作となるため
省略する。モニター用PD31を用いない場合は、偏光
素子21の偏光膜25を、P偏光を略100%透過しS
偏光を略100%反射する構成に変えることで効率の優
れたものにできる。
【0046】第7の実施例及び第8の実施例による一体
光学素子においても、第5の実施例及び第6の実施例と
同様の効果が得られる。
【0047】(実施例9)次に第9の実施例について説
明する。第9の実施例は光分岐素子を別の基板で作成し
たことを特徴とする。たとえば第5の実施例で得られた
光学素子を例にする。図17に示すように、回折格子等
の光分岐領域41と、第5の実施例で示した一体光学素
子404を接着する基準となる溝42をともに光分岐素
子43上に作成し、光分岐素子43を一体光学素子40
4と一体にした場合である。構成と動作は第5の実施例
と同様なので省略する。
【0048】この構成では、従来回折格子等と一体にな
ったLDとPDの一体モジュールに光学素子を組み立て
る場合、回折格子とLDとPDの一体モジュールをLD
を発光させながら調整組立した後、再びLDを発光させ
ながら一体光学素子を調整組立しなければならない工程
を簡略化することができる。すなわち基準となる溝42
に機械的に合わせて一体光学素子404を光分岐素子4
3と接着できるので組立工数が大幅に削減できる。ま
た、光分岐素子43がLDとPDの一体モジュールの封
止の為の蓋と兼ねられるために、LDとPDの一体モジ
ュールにホログラム形成が必要なく、ホログラムが原因
で不良となっていたLDとPDの一体モジュールが良品
となり高価なLDとPDの一体モジュールの歩留まりが
向上する。
【0049】この図では基準となる溝42が周囲に作成
された例を示したが、その形状と構成は問わない。たと
えば、3点または4点のマーカーでもかまわない。要は
一体光学素子404との位置合わせができる基準であれ
ば良い。
【0050】回折格子等光分岐領域41の位置について
も、図17では、偏光素子21の発光素子側の面に重な
る部分に作成した例であるが、反射素子側の部分や光分
岐素子の発光素子側の面等必要な場所に設ければ良い。
【0051】図18は光分岐領域41が光分岐素子43
の一体光学素子404との接着面側に設けられた場合の
例である。この時、回折格子等の効率をよくするために
回折格子等の溝部分に接着剤等が充填されず空気等屈折
率の低い気体であることが求められる。図18の実施例
では、光分岐領域41に空隙を設ける為に光分岐素子4
3の所定の部分に凸部39を設けた物である。
【0052】この構成では、樹脂等で接着する際にも、
樹脂が回折格子等に回り込まず、効率よく回折ができ
る。
【0053】これら第9の実施例の基本的な製造方法を
以下に示す。一体光学素子404を作成するところまで
は第5の実施例と同様なので省略する。図19(a)は
光分岐領域の部分側断面図であるが、図19(a)に示
すように、基板251にフォトリソグラフィ技術を用い
て所定の場所に、回折格子等の光分岐領域41と位置合
わせの基準となる溝42のパターンをレジスト44等で
同時に作成する。次に、図19(b)に示すように、ド
ライエッチングまたはケミカルエッチングを用いて所定
の深さの微細な溝を基板251に形成する。図19
(c)以降は外観図であるが、図19(c)に示すよう
に、レジスト44等を除去し、光分岐領域41と位置合
わせの基準溝42が所定のピッチで形成された基板25
1を得る。図19(d)に示すように、一体光学素子4
04を位置合わせの基準溝42に合わせて一括接着し、
図19(e)に示すように所定のピッチで基板251を
切断して光分岐素子付き一体光学素子を得る。ここで
は、基板251を直接エッチングしたが、基板に所定の
選択比を持つ膜を作成し、その膜を反応性ドライエッチ
ングにより、回折格子等の溝を作成しても良い。この場
合は溝の深さの精度が膜との選択比により向上する。ま
た、基板に樹脂をスピンコーター等を用いて塗布し、回
折格子等の光分岐領域と位置合わせの基準溝を作成した
型を樹脂に押しつけて転写し、回折格子等の光分岐領域
と位置合わせの基準溝を作成しても良い。あるいは、回
折格子等の光分岐領域と位置合わせの基準溝を持った基
板を樹脂成形で作成したものを光分岐素子として用いて
も良い。この樹脂を用いた二つの場合は、工数と設備費
の削減ができコスト低減ができる。また、合理的に基板
上に多数の光分岐素子を形成して切断したが、樹脂成形
の場合は、単品形状の多数個取りも考えられる。
【0054】ここでは、第5の実施例で得られた一体光
学素子404を用いた場合を説明したが、第3の実施
例、第4の実施例で得られた一体光学素子402及び4
03を用いる場合等種々の素子にも手軽に光分岐素子を
設けた一体化が図れる。
【0055】(実施例10)上記内容については、光学
素子の一体化が一方向に配列された例であったが、次に
別の方向に配列する場合の方法について説明する。たと
えば、図20は第10の実施例を示す。この実施例は第
5の実施例で得られた図7(b)に示す一体光学素子4
04の検光子23の配置を別の方向に変える場合とな
る。図20(a)に示すように偏光素子21を作成する
基板211上に、複数の誘電体多層膜からなる偏光膜2
5を蒸着等によって形成する。また、部分反射素子22
を作成する基板221上に、複数の誘電体多層膜等によ
る反射膜を形成し、フォトリソグラフィ技術を用いてレ
ジスト等でパターンを形成して、ドライエッチング等で
不必要な反射膜を取り除き、リムーバー等でレジスト等
を除去して、所定の場所に部分反射膜26を形成する。
また、反射素子24を作成する基板241上に反射膜2
7を作成する。図20(b)に示すように、基板211
の所定の枚数を所定のピッチだけずらせて接着剤もしく
はガラス材を用いて接着し、積層ブロック211Bを作
成する。同様に基板221から積層ブロック221B
を、基板241から積層ブロック241Bを作成する。
このとき基板211と基板241は同方向に、また基板
221は基板211及び基板241とは逆方向に所定の
ピッチだけずらして接着する。また検光子23となる光
学軸の異なる基板231aと基板231bを交互に所定
の枚数を所定のピッチだけずらせて接着し、積層ブロッ
ク231Bを作成する。図20(c)に示すように、積
層ブロック211Bの基板211の側面に垂直で、かつ
基板211の接合面に対し略45度の角度をつけて、ワ
イヤーソー等を用いて一括切断し、切断面を両面ラップ
等で所定の厚みに研磨して積層プレート211Pを作成
する。同様に積層ブロック221Bから積層プレート2
21Pを、ブロック231Bから積層プレート231P
をブロック241Bから積層プレート241Pを作成す
る。ただし、部分反射素子や検光子や反射素子の構成に
合わせて、積層ブロック221B、231B、241B
を所定の角度で切断する。この後、積層プレート231
Pだけを、基板231の接合面に対して、平行もしくは
直行して所定のピッチで切断し検光子の集まった棒状部
材23Bを作成する。この時基板231の接合面に対し
て直行して切断することで、図21に示した検光子の配
置となる。図20(d)に示すように、積層プレート2
11P、221P、241Pを3枚一組として、側面に
現れる接合面の線を基準に位置合わせをして接着し、ボ
ンディングプレート20BPを作成する。図20(e)
に示すように、ボンディングプレート20BPを、積層
プレート211Pの基板211の接合面に平行で、かつ
所定の位置及び所定のピッチでワイヤーソー等を用いて
一括切断し、切断面を両面ラップ等で研磨し棒状部材2
0BVを作成する。次に棒状部材23Bを棒状部材20
BVの反射素子24の発光素子側の面に接着して複合棒
状部材20BBを作成する。次に研磨面に誘電体多層膜
からなる無反射膜を作成する(図示せず)。図20
(f)に示す様に複合棒状部材20BBを所定のピッチ
で切断することによって、図21に示す一体光学素子4
04Vが得られる。
【0056】上記製造方法をとれば、上述実施例と基本
工法は同じで、一体光学素子の大きさに関わらず、基板
で接着をしてから切断するため、偏光膜や反射膜等を作
成する時の基材保持部の影による膜厚分布や切断時のチ
ッピングの影響がなく、膜面の有効領域が大きく確保で
きる。さらに接着時の位置ズレについても、大きな寸法
でアライメントが可能なため精度は向上する。また、検
光子の接合面の方向が異なる一体光学素子についても、
積層プレート231Pを切断する方向を変えるだけで同
じ製造方法が取れる。この場合は図22に示す構造の一
体光学素子の検光子23の方向と同じである。この時、
検光子となる棒状部材23Bは、積層プレート231P
から切りだしたものを使わず、棒状基板を張り合わせた
ものを用いても良い。また、本実施例では検光子となる
部材の方向を変えたが、必要な部材の方向を変える一例
であって、方法そのものの例で必要な部材とその個数は
自由に選択すれば良い。
【0057】第10の実施例で得られた図21に示す一
体光学素子は、図7で示した第5の実施例で得られた一
体光学素子と同じ機能を持ち光磁気用ピックアップに用
いることができる。第5の実施例と違う点は検光子23
が本実施例では偏光素子21と反射素子24の間にな
く、反射素子24の発光素子側の面に取り付けられてい
る。基本動作もほぼ同様なので省略するが、第5の実施
例では検光子23で記録媒体からの反射光が偏光分離さ
れてから反射素子24で反射されて各PDに入射された
が、本実施例では記録媒体からの反射光が反射素子24
で反射されてから検光子23に入射し、検光子23で偏
光分離されてから各PDに入射する。この構成はLDと
PDの一体モジュールを小さくできる利点がある。
【0058】(実施例11〜13)また、第6の実施例
や第9の実施例と同じく、光分岐領域41を作成する場
合や光分岐素子43を一体化する場合も考えられるが、
構成例を図22、図23及び図24に示すだけで省略す
る。図22は光分岐領域を素子自体に設けたものであ
り、図23は、光分岐素子43を一体にしたものであ
る。また、図23(b)に示したように光分岐素子43
の所定の場所に溝を設けて、検光子23の部分が埋め込
まれた構成をとることで一体光学素子の高さを小さくす
ることができる。光分岐素子43及び一体光学素子40
4Vの構成及び製造方法については第3及び第7の実施
例と同様であるため省略する。図23(c)は、光分岐
素子43の所定の場所に凸部39を設けて、回折格子等
の光分岐領域41に空隙を設けた例である。また、反射
素子24を薄くして、検光子23を重ねて接着し、偏光
素子21及び部分反射素子22と接着して、両面ラップ
を行えば、図24に示すような直方体構造も可能であ
る。この場合第4の実施例で示したPDとLDの一体モ
ジュールの共用も可能となる。
【0059】
【発明の効果】本発明の一体光学素子製造方法によれ
ば、PDとLDの一体モジュールに近接して配置できる
ような小型の一体光学素子についても、基板で接着をし
てから切断するため膜面の有効領域が大きく確保でき、
接着時の位置ずれについても大きな寸法でアライメント
が可能なため精度は向上し、さらに基板を接着してから
加工を進めるため一括加工が可能となり、高精度で信頼
性の高いものが得られ、処理単位当たりの素子の取れ数
が多く工数を削減できる。
【0060】また、同一の基本工法によって、さまざま
な形態の一体光学素子に対応が可能で、たとえば光磁気
の方式であろうと、相変化の方式であろうと、光ピック
アップの方式によらず基本の工法は同じ製造形態がと
れ、別品種の一体光学素子の加工、組立ラインの共用化
が図れ、設備コストの低減も図れる。
【0061】また、本発明の一体光学素子は、偏光素子
と部分反射素子と検光子と反射素子を一体に設けたこ
と、あるいは偏光素子と部分反射素子と複屈折部材と反
射素子を一体に設けたことで、迷光の発生源を極力抑
え、発光素子のモニター用PDと光磁気信号検出用PD
とフォーカス及びトラッキングエラー検出用PDとをL
Dとの一体モジュール内に全て配置することを可能とし
た。
【0062】また、光分岐素子または光分岐領域を一体
光学素子に付加することで、PDとLD一体モジュール
と一体光学素子との組立調整を省き、またPDとLD一
体モジュールに光分岐領域が一体化されたものに比べ
て、PDとLD一体モジュールが単独で扱えるので、光
分岐領域の不良によって不良品とされていたPDとLD
の一体モジュールを良品とすることができ、高価なPD
とLD一体モジュールの歩留まりを向上させることがで
きる。
【0063】また、一体光学素子構造そのものも、光磁
気あるいは相変化という品種の違いに関わらず似かよっ
た構造をしており、PDとLD一体モジュールにおいて
も共用化がはかれる。
【0064】したがって、本発明の一体光学素子とその
製造方法を用いて光ピックアップを構成すれば、小型、
低コストを両立したものを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における一体光学素子の
製造方法の説明図
【図2】本発明の第2の実施例における一体光学素子の
製造方法の説明図
【図3】本発明の第3の実施例における一体光学素子の
製造方法の説明図
【図4】本発明の第4の実施例における一体光学素子の
製造方法の説明図
【図5】本発明の第5の実施例における一体光学素子の
製造方法の説明図
【図6】本発明の第5の実施例における反射素子の他の
方式の説明図
【図7】本発明の第5の実施例における一体光学素子の
外観図
【図8】同変形図
【図9】同一体光学素子の光吸収材を設けた図
【図10】同一体光学素子の動作の説明図
【図11】本発明の第6の実施例における一体光学素子
の製造方法の説明図
【図12】同一体光学素子の外観図
【図13】本発明の第7の実施例における一体光学素子
の製造方法の説明図
【図14】本発明の第8の実施例における一体光学素子
の製造方法の説明図
【図15】同一体光学素子の外観図
【図16】同一体光学素子の動作の説明図
【図17】本発明の第9の実施例における一体光学素子
の外観図
【図18】同改良図
【図19】同一体光学素子の製造方法の説明図
【図20】本発明の第10の実施例における一体光学素
子の製造方法の説明図
【図21】同一体光学素子の外観図
【図22】本発明の第11の実施例における一体光学素
子の外観図
【図23】本発明の第12の実施例における一体光学素
子の側断面図
【図24】本発明の第13の実施例における一体光学素
子の側断面図
【図25】従来の光学素子の外観図と動作の説明図
【図26】従来の光学素子の製造方法の説明図
【図27】従来の一体光学素子の問題点説明図
【符号の説明】
21 偏光素子 24 反射素子 25 偏光膜 27 反射膜 211、241 基板 211B、241B 積層ブロック 211P、241P 積層プレート 20BP ボンディングプレート 20B 棒状部材 40 一体光学素子

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両面を研磨された基板もしくは前記基板
    上に光学薄膜が形成された基板を所定のピッチでずらし
    ながら積み重ねて接合し、一つのブロックを作成する工
    程と、 該ブロックを所定のピッチで、かつ、前記基板の側面に
    垂直でかつ接合面に対し所定の角度をつけて切断し、切
    断された両面を研磨して積層プレートを作成する工程
    と、 上記工程と同様に別の種類の積層プレートを作成する工
    程と、 前記複数の種類の積層プレートを一組にして所定の方向
    で積み重ねて接合する工程と、 該接合された一組の積層プレートを、前記各積層プレー
    トの接合面に垂直で、かつ、所定の方向及び所定のピッ
    チで切断し、切断された両面を研磨して棒状部材を作成
    する工程と、 前記棒状部材を所定の方向で、かつ、所定のピッチで切
    断し一体光学素子を得る工程とを含むことを特徴とする
    一体光学素子製造方法。
  2. 【請求項2】 研磨された棒状部材の研磨面の所定の場
    所に回折格子等の光を分岐するために必要な形状の微細
    な溝を形成することを特徴とする請求項1記載の一体光
    学素子製造方法。
  3. 【請求項3】 研磨された棒状部材の研磨面の所定の場
    所に複屈折性部材を形成することを特徴とする請求項1
    記載の一体光学素子製造方法。
  4. 【請求項4】 研磨された棒状部材の研磨面の所定の場
    所に光吸収部材を形成することを特徴とする請求項1記
    載の一体光学素子製造方法。
  5. 【請求項5】 両面を研磨された基板もしくは前記基板
    上に光学薄膜が形成された基板を所定のピッチでずらし
    ながら積み重ねて接合し、一つのブロックを作成する工
    程と、 該ブロックを所定のピッチで、かつ、前記基板の側面に
    垂直でかつ接合面に対し所定の角度をつけて切断し、切
    断された両面を研磨して積層プレートを作成する工程
    と、 上記工程と同様に別の種類の積層プレートを作成する工
    程と、 前記複数の種類の積層プレートを一組にして所定の方向
    で積み重ねて接合する工程と、 該接合された一組の積層プレートを、前記各積層プレー
    トの接合面に垂直で、かつ、所定の方向及び所定のピッ
    チで切断し、切断された両面を研磨して棒状部材を作成
    する工程と、 前記棒状部材を所定の方向で、かつ、所定のピッチで切
    断し一体光学素子部材を作成する工程と、 別の基板上に回折格子等の光を分岐するために必要な形
    状の微細な溝と、前記一体光学素子部材との位置合わせ
    するための基準となる溝とを同時に作成し光分岐素子基
    板を作成する工程と、 前記光分岐素子基板と前記一体光学素子部材とを前記基
    準に合わせて配設する工程と、 前記光分岐素子基板を所定の方向と所定のピッチで切断
    し一体光学素子を得る工程とを含む一体光学素子製造方
    法。
  6. 【請求項6】 研磨された棒状部材の研磨面に複屈折性
    部材を形成することを特徴とする請求項5記載の一体光
    学素子製造方法。
  7. 【請求項7】 研磨された棒状部材の研磨面に光吸収部
    材を形成することを特徴とする請求項5記載の一体光学
    素子製造方法。
  8. 【請求項8】 両面を研磨された基板もしくは前記基板
    上に光学薄膜が形成された基板を所定のピッチでずらし
    ながら積み重ねて接合し、一つのブロックを作成する工
    程と、 該ブロックを所定のピッチで、かつ、前記基板の側面に
    垂直でかつ接合面に対し所定の角度をつけて切断し、切
    断された両面を研磨して積層プレートを作成する工程
    と、 上記工程と同様に別の種類の積層プレートを作成する工
    程と、 前記複数の種類の積層プレートのうち、少なくとも一つ
    の積層プレートを所定の方向及び所定のピッチで切断
    し、棒状部材(イ)を作成する工程と、 前記複数の種類の積層プレートのうち、切断されなっか
    た積層プレートを一組にして所定の方向で積み重ねて接
    合する工程と、 該接合された一組の積層プレートを、前記各積層プレー
    トの接合面に垂直で、かつ、所定の方向及び所定のピッ
    チで切断し、切断された両面を研磨して棒状部材(ロ)
    を作成する工程と、 前記棒状部材(イ)を前記棒状部材(ロ)の所定の位置
    に接着し複合部材を作成する工程と、 前記複合部材を所定の方向で、かつ、所定のピッチで切
    断し一体光学素子を得る工程とを含むことを特徴とする
    一体光学素子製造方法。
  9. 【請求項9】 研磨された棒状部材の研磨面の一部に回
    折格子等の光を分岐するために必要な形状の微細な溝を
    作成することを特徴とする請求項8記載の一体光学素子
    製造方法。
  10. 【請求項10】 研磨された棒状部材の研磨面に複屈折
    性部材を形成することを特徴とする請求項8記載の一体
    光学素子製造方法。
  11. 【請求項11】 研磨された棒状部材の研磨面に光吸収
    部材を形成することを特徴とする請求項8記載の一体光
    学素子製造方法。
  12. 【請求項12】 両面を研磨された基板もしくは前記基
    板上に光学薄膜が形成された基板を所定のピッチでずら
    しながら積み重ねて接合し、一つのブロックを作成する
    工程と、 該ブロックを所定のピッチで、かつ、前記基板の側面に
    垂直でかつ接合面に対し所定の角度をつけて切断し、切
    断された両面を研磨して積層プレートを作成する工程
    と、 上記工程と同様に別の種類の積層プレートを作成する工
    程と、 前記複数の種類の積層プレートのうち、少なくとも一つ
    の積層プレートを所定の方向及び所定のピッチで切断
    し、棒状部材(イ)を作成する工程と、 前記複数の種類の積層プレートのうち、切断されなかっ
    た積層プレートを一組にして所定の方向で積み重ねて接
    合する工程と、 該接合された一組の積層プレートを、前記各積層プレー
    トの接合面に垂直に、かつ、所定の方向及び所定のピッ
    チで切断し、切断された両面を研磨して棒状部材(ロ)
    を作成する工程と、 前記棒状部材(イ)を前記棒状部材(ロ)の所定の位置
    に接合し複合部材を作成する工程と、 前記複合部材を所定の方向で、かつ、所定のピッチで切
    断し一体光学素子部材を作成する工程と、 別の基板上に回折格子等の光を分岐するために必要な形
    状の微細な溝と、前記一体光学素子部材との位置合わせ
    をするための基準となる溝を同時に作成し光分岐素子基
    板を作成する工程と、 前記光分岐素子基板と前記一体光学素子部材とを前記基
    準に合わせて配設する工程と、 前記光分岐素子基板を所定の方向と所定のピッチで切断
    し一体光学素子を得る工程とを含む一体光学素子製造方
    法。
  13. 【請求項13】 研磨された棒状部材の研磨面に複屈折
    性部材を形成することを特徴とする請求項12記載の一
    体光学素子製造方法。
  14. 【請求項14】 研磨された棒状部材の研磨面に光吸収
    部材を形成することを特徴とする請求項12記載の一体
    光学素子製造方法。
  15. 【請求項15】 第一の基板上に複数の誘電体からなる
    P偏光とS偏光とで透過率及び反射率を異にする偏光膜
    を形成する工程と、 前記第一の基板を必要な枚数だけ、膜面を突き合わせる
    こと無しに、かつ、所定のピッチで各基板をずらしなが
    ら、接着剤もしくはガラス材を介して積み重ねて接合し
    第一のブロックを作成する工程と、 該第一のブロックを所定のピッチで、かつ、前記第一の
    基板の側面に垂直でかつ接合面に対し略45度の角度を
    つけて切断し、切断された両面を研磨して第一の積層プ
    レートを作成する工程と、 第二の基板上にフォトリソグラフィ技術を用いて所定の
    パターンを持った反射膜を所定の部分に形成する工程
    と、 前記第二の基板を必要な枚数だけ、膜面を突き合わせる
    こと無しに、かつ、所定のピッチで各基板をずらしなが
    ら、接着剤もしくはガラス材を介して積み重ねて接合し
    第二のブロックを作成する工程と、 該第二のブロックを所定のピッチで、かつ、前記第二の
    基板の側面に垂直でかつ接合面に対し略45度の角度を
    つけて切断し、切断された両面を研磨して第二の積層プ
    レートを作成する工程と、 複屈折を持つ第三の基板を、光学軸を異にして交互に、
    かつ、所定のピッチで各基板をずらしながら、必要な枚
    数だけ、接着剤もしくはガラス材を介して積み重ねて接
    合し第三のブロックを作成する工程と、 該第三のブロックを所定のピッチで、かつ、前記第三の
    基板の側面に垂直でかつ前記光学軸の異なる接合面に対
    し略45度の角度をつけて切断し、切断された両面を研
    磨して第三の積層プレートを作成する工程と、 第四の基板上に複数の誘電体多層膜もしくは金属膜から
    なる反射膜を形成する工程と、 前記第四の基板を必要な枚数だけ、膜面を突き合わせる
    こと無しに、かつ、所定のピッチで各基板をずらしなが
    ら、接着剤もしくはガラス材を介して積み重ねて接合し
    第四のブロックを作成する工程と、 該第四のブロックを所定のピッチで、かつ、前記第四の
    基板の側面に垂直でかつ接合面に対し所定の角度をつけ
    て切断し、切断された両面を研磨して第四の積層プレー
    トを作成する工程と、 前記第一、第二、第三、第四の各四枚の積層プレートを
    一組として、所定の位置で積み重ねて接合する工程と、 該接着された一組の積層プレートを、前記各四枚の積層
    プレートの接着面に垂直に、かつ前記第一の基板の偏光
    膜形成面に平行な方向で、かつ、所定のピッチで切断
    し、切断された両面を研磨して棒状部材を得る工程と、 前記棒状部材を所定の方向で、かつ、所定のピッチで切
    断し一体光学素子を得る工程とを含むことを特徴とする
    請求項1記載の一体光学素子製造方法。
  16. 【請求項16】 一体光学素子部材として、請求項15
    記載の一体光学素子を用いることを特徴とする請求項5
    記載の一体光学素子製造方法。
  17. 【請求項17】 第一の基板上に複数の誘電体からなる
    P偏光とS偏光とで透過率及び反射率を異にする偏光膜
    を形成する工程と、 前記第一の基板を必要な枚数だけ、膜面を突き合わせる
    こと無しに、かつ、所定のピッチで各基板をずらしなが
    ら、接着剤もしくはガラス材を介して積み重ねて接合し
    第一のブロックを作成する工程と、 該第一のブロックを所定のピッチで、かつ、前記第一の
    基板の側面に垂直でかつ接合面に対し略45度の角度を
    つけて切断し、切断された両面を研磨して第一の積層プ
    レートを作成する工程と、 第二の基板上にフォトリソグラフィ技術を用いて所定の
    パターンを持った反射膜を所定の部分に形成する工程
    と、 前記第二の基板を必要な枚数だけ、膜面を突き合わせる
    こと無しに、かつ、所定のピッチで各基板をずらしなが
    ら、接着剤もしくはガラス材を介して積み重ねて接合し
    第二のブロックを作成する工程と、 該第二のブロックを所定のピッチで、かつ、前記第二の
    基板の側面に垂直でかつ接合面に対し略45度の角度を
    つけて切断し、切断された両面を研磨して第二の積層プ
    レートを作成する工程と、 複屈折を持つ第三の基板を、光学軸を異にして交互に、
    かつ、所定のピッチで各基板をずらしながら、必要な枚
    数だけ、接着剤もしくはガラス材を介して積み重ねて接
    合し第三のブロックを作成する工程と、 該第三のブロックを所定のピッチで、かつ、前記第三の
    基板の側面に垂直でかつ前記光学軸の異なる接合面に対
    し略45度の角度をつけて切断し、切断された両面を研
    磨して第三の積層プレートを作成する工程と、 該第三の積層プレートを所定の方向及び所定のピッチで
    切断し、第一の棒状部材を作成する工程と、 第四の基板上に複数の誘電体多層膜もしくは金属膜から
    なる反射膜を形成する工程と、 前記第四の基板を必要な枚数だけ、膜面を突き合わせる
    こと無しに、かつ、所定のピッチで各基板をずらしなが
    ら、接着剤もしくはガラス材を介して積み重ねて接合し
    第四のブロックを作成する工程と、 該第四のブロックを所定のピッチで、かつ、前記第四の
    基板の側面に垂直でかつ接合面に対し所定の角度をつけ
    て切断し、切断された両面を研磨して第四の積層プレー
    トを作成する工程と、 前記第一、第二、第四の各三枚の積層プレートを一組と
    して、所定の位置で積み重ねて接合する工程と、 該接合された一組の積層プレートを、前記各四枚の積層
    プレートの接合面に垂直に、かつ前記第一の基板の接合
    面に平行な方向で、かつ、所定のピッチで棒状に切断
    し、切断された両面を研磨し第二の棒状部材を作成する
    工程と、 前記第一の棒状部材を前記第二の棒状部材の所定の位置
    に接着する工程と、 前記第一及び第二の棒状部材が接着された複合部材を所
    定の方向で、かつ、所定のピッチで切断し一体光学素子
    を得る工程とを含むことを特徴とする請求項8記載の一
    体光学素子製造方法。
  18. 【請求項18】 一体光学素子部材として、請求項17
    の一体光学素子を用いることを特徴とする請求項12記
    載の一体光学素子製造方法。
  19. 【請求項19】 第一の基板上に複数の誘電体からなる
    P偏光とS偏光とを分離する偏光膜を形成する工程と、 前記第一の基板を必要な枚数だけ、膜面を突き合わせる
    こと無しに、かつ、所定のピッチで各基板をずらしなが
    ら、接着剤もしくはガラス材を介して積み重ねて接合し
    第一のブロックを作成する工程と、 該第一のブロックを所定のピッチで、かつ、前記第一の
    基板の側面に垂直でかつ接合面に対し略45度の角度を
    つけて切断し、切断された両面を研磨して第一の積層プ
    レートを作成する工程と、 第二の基板上に複数の誘電体多層膜もしくは金属膜から
    なる反射膜を形成する工程と、 前記第二の基板を必要な枚数だけ、膜面を突き合わせる
    こと無しに、かつ、所定のピッチで各基板をずらしなが
    ら、接着剤もしくはガラス材を介して積み重ねて接着し
    第二のブロックを作成する工程と、 該第二のブロックを所定のピッチで、かつ、前記第二の
    基板の側面に垂直でかつ接合面に対し所定の角度をつけ
    て切断し、切断された両面を研磨して第二の積層プレー
    トを作成する工程と、 前記第一、第二、の各二枚の積層プレートを一組とし
    て、所定の位置で積み重ねて接合する工程と、 該接合された一組の積層プレートを、前記各二枚の積層
    プレートの接合面に垂直に、かつ前記第一の基板の偏光
    膜形成面に平行な方向で、かつ、所定のピッチで切断
    し、切断された両面を研磨して棒状部材を得る工程と、 前記棒状部材の研磨面の所定の場所に四分の一波長板を
    形成する工程と、 前記棒状部材を所定の方向で、かつ、所定のピッチで切
    断し一体光学素子を得る工程とを含むことを特徴とする
    請求項3記載の一体光学素子製造方法。
  20. 【請求項20】 第一の基板上に複数の誘電体からなる
    P偏光とS偏光とで透過率及び反射率が異なる偏光膜を
    形成する工程と、 前記第一の基板を必要な枚数だけ、膜面を突き合わせる
    こと無しに、かつ、所定のピッチで各基板をずらしなが
    ら、接着剤もしくはガラス材を介して積み重ねて接合し
    第一のブロックを作成する工程と、 該第一のブロックを所定のピッチで、かつ、前記第一の
    基板の側面に垂直でかつ接合面に対し略45度の角度を
    つけて切断し、切断された両面を研磨して第一の積層プ
    レートを作成する工程と、 第二の基板上にフォトリソグラフィ技術を用いて所定の
    パターンを持った反射膜を所定の部分に形成する工程
    と、 前記第二の基板を必要な枚数だけ、膜面を突き合わせる
    こと無しに、かつ、所定のピッチで各基板をずらしなが
    ら、接着剤もしくはガラス材を介して積み重ねて接合し
    第二のブロックを作成する工程と、 該第二のブロックを所定のピッチで、かつ、前記第二の
    基板の側面に垂直でかつ接合面に対し略45度の角度を
    つけて切断し、切断された両面を研磨して第二の積層プ
    レートを作成する工程と、 第三の基板上に複数の誘電体多層膜もしくは金属膜から
    なる反射膜を形成する工程と、 前記第三の基板を必要な枚数だけ、膜面を突き合わせる
    こと無しに、かつ、所定のピッチで各基板をずらしなが
    ら、接着剤もしくはガラス材を介して積み重ねて接合し
    第三のブロックを作成する工程と、 該第三のブロックを所定のピッチで、かつ、前記第四の
    基板の側面に垂直でかつ接合面に対し所定の角度をつけ
    て切断し、切断された両面を研磨して第三の積層プレー
    トを作成する工程と、 前記第一、第二、第三の各三枚の積層プレートを一組と
    して、所定の位置で積み重ねて接合する工程と、 該接合された一組の積層プレートを、前記各三枚の積層
    プレートの接合面に垂直に、かつ前記第一の基板の偏光
    膜形成面に平行な方向で、かつ、所定のピッチで切断
    し、切断された両面を研磨して棒状部材を得る工程と、 前記棒状部材の研磨面の所定の場所に四分の一波長板を
    形成する工程と、 前記棒状部材を所定の方向で、かつ、所定のピッチで切
    断し一体光学素子を得る工程とを含むことを特徴とする
    請求項3記載の一体光学素子製造方法。
  21. 【請求項21】 一体光学素子として、請求項19の一
    体光学素子を用いることを特徴とする請求項6記載の一
    体光学素子製造方法。
  22. 【請求項22】 一体光学素子部材として、請求項20
    の一体光学素子を用いることを特徴とする請求項6記載
    の一体光学素子製造方法。
  23. 【請求項23】 略直角をなす二面と、該二面に対し略
    45度の斜面を有する一対の基板を、互いに前記斜面を
    対向して接合し、二組の略平行面A1、A2、B1、B
    2及び該二組の略平行面に対し略45度の角度をなす接
    合面を形成し、前記接合面に、P偏光とS偏光とで透過
    率及び反射率の異なる偏光膜を形成し、発光素子からの
    出射光に対し面Aを略垂直に配し、該面Aを前記出射光
    入射面とする偏光素子と、 前記他の一組の略平行面B1、B2のうち、前記偏光膜
    で反射された前記出射光の分光が通過する面B側に配置
    され、前記偏光素子と同様に二組の略平行面と該平行面
    に対し略45度の角度をなす接合面を有し、かつ、該接
    合面の一部に部分反射膜を形成し、前記出射光の分光の
    一部を該部分反射膜により前記発光素子側の方向に反射
    するように構成した部分反射素子と、 前記偏光素子の接合面に形成された偏光膜で反射された
    記録媒体からの反射光の分光が通過する面B2側に配置
    され、該分光に対し略垂直な二つの略平行面と、該略平
    行面に所定の角度で交わる接合面を有し、かつ、複屈折
    を有する材料で構成される二つの基板を光学軸を異にし
    て接合された検光子と、 該検光子の前記偏光素子との対向面とは反対側の面に配
    置され、前記偏光素子と同様に二組の略平行面と該平行
    面に対し所定の角度をなす接合面を有し、かつ、該接合
    面に反射膜を形成し、前記検光子を通過する前記記録媒
    体からの反射光の分光を該反射膜により前記発光素子側
    の方向に反射する反射素子とで構成したことを特徴とす
    る一体光学素子。
  24. 【請求項24】 一体光学素子の発光素子側の面に回折
    格子等からなる光分岐素子を配したことを特徴とする請
    求項23記載の一体光学素子。
  25. 【請求項25】 一体光学素子の発光素子側の面に回折
    格子等からなる光分岐領域を形成したことを特徴とする
    請求項23記載の一体光学素子。
  26. 【請求項26】 略直角をなす二面と、該二面に対し略
    45度の斜面を有する一対の基板を、互いに前記斜面を
    対向して接合し、二組の略平行面A1、A2、B1、B
    2及び該二組の略平行面に対し略45度の角度をなす接
    合面を形成し、前記接合面に、P偏光とS偏光とで透過
    率及び反射率の異なる偏光膜を形成し、発光素子からの
    出射光に対し面Aを略垂直に配し、該面Aを前記出射光
    入射面とする偏光素子と、 前記他の一組の略平行面B1、B2のうち、前記偏光膜
    で反射された前記出射光の分光が通過する面B側に配置
    され、前記偏光素子と同様に二組の略平行面と該平行面
    に対し略45度の角度をなす接合面を有し、かつ、該接
    合面の一部に部分反射膜を形成し、前記出射光の分光の
    一部を該部分反射膜により前記発光素子側の方向に反射
    するように構成した部分反射素子と、 前記偏光素子の接合面に形成された偏光膜で反射された
    記録媒体からの反射光の分光が通過する面B2側に配置
    され、前記偏光素子と同様に二組の略平行面と該平行面
    に対し所定の角度をなす接合面を有し、かつ、該接合面
    に反射膜を形成し、前記記録媒体からの反射光の分光を
    該反射膜により前記発光素子側の方向に反射する反射素
    子と、 前記発光素子側に反射された前記記録媒体からの反射光
    の分光が通過する反射素子の面に配置され、かつ、該分
    光に対し略垂直な二つの略平行面と、該略平行面に所定
    の角度で交わる接合面を有し、かつ、複屈折を有する材
    料で構成される二つの基板を光学軸を異にして接合され
    た検光子とで構成したことを特徴とする一体光学素子。
  27. 【請求項27】 一体光学素子の発光素子側の面に回折
    格子等からなる光分岐素子を配したことを特徴とする請
    求項26記載の一体光学素子。
  28. 【請求項28】 一体光学素子の発光素子側の面に回折
    格子等からなる光分岐領域を形成したことを特徴とする
    請求項26記載の一体光学素子。
  29. 【請求項29】 略直角をなす二面と、該二面に対し略
    45度の斜面を有する一対の基板を、互いに前記斜面を
    対向して接合し、二組の略平行面A1、A2、B1、B
    2及び該二組の略平行面に対し略45度の角度をなす接
    合面を形成し、前記接合面に、P偏光とS偏光とで透過
    率及び反射率の異なる偏光膜を形成し、発光素子からの
    出射光に対し面Aを略垂直に配し、該面Aを前記出射光
    入射面とする偏光素子と、 前記他の一組の略平行面B1、B2のうち、前記偏光膜
    で反射された前記出射光の分光が通過する面B側に配置
    され、前記偏光素子と同様に二組の略平行面と該平行面
    に対し略45度の角度をなす接合面を有し、かつ、該接
    合面の一部に部分反射膜を形成し、前記出射光の分光の
    一部を該部分反射膜により前記発光素子側の方向に反射
    するように構成した部分反射素子と、 前記偏光素子の接合面に形成された偏光膜で反射された
    記録媒体からの反射光の分光が通過する面B2側に配置
    され、前記偏光素子と同様に二組の略平行面と該平行面
    に対し所定の角度をなす接合面を有し、かつ、該接合面
    に反射膜を形成し、前記記録媒体からの反射光の分光を
    該反射膜により前記発光素子側の方向に反射する反射素
    子と、 前記偏光素子の記録媒体側の面に形成された四分の一波
    長板とで構成したことを特徴とする一体光学素子。
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