JPH097983A - 研磨装置およびこれを用いた研磨方法 - Google Patents

研磨装置およびこれを用いた研磨方法

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JPH097983A
JPH097983A JP15300395A JP15300395A JPH097983A JP H097983 A JPH097983 A JP H097983A JP 15300395 A JP15300395 A JP 15300395A JP 15300395 A JP15300395 A JP 15300395A JP H097983 A JPH097983 A JP H097983A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 研磨布1が張設された単一の回転定盤2と、
研磨布1上に研磨剤3を供給する研磨剤供給手段12,
13と、基体4,5を密着保持し、これを回転させなが
ら研磨布1に摺接させるための第1の基体保持台6およ
び第2の基体保持台7と、各基体保持台6,7の各上流
側にて各々が独立に回転可能となされた第2の研削ヘッ
ド10および第2の研削ヘッド11とを備える。そし
て、この研削ヘッド10,11により、研磨布1の表面
粗度をいずれの基体4,5に摺接する領域でも略等しく
なるように研削しながら、該基体4,5を研磨する。 【効果】 複数の基体に対して同時に研磨を行っても、
基体間の研磨特性を均一化することができるようにな
る。したがって、半導体装置の製造プロセスにおける平
坦化に適用すると、優れたスループットにて信頼性の高
い多層配線構造のデバイスを製造することが可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化学機械研磨を行うた
めの研磨装置に関し、特に、半導体装置等の製造プロセ
スにおいて、段差を有する基体を同時に複数枚処理でき
る研磨装置に関する。また、この研磨装置を用いた研磨
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の分野ではデバイスの
大容量化が進んでおり、チップ面積をなるべく小さくし
て大容量化を図るために多層配線技術が重要なものとな
っている。この多層配線技術においては、下地の平坦化
が必要となる。下地に凹凸があると、これにより段差が
生じ、この段差上に形成される配線が切れる、いわゆる
段切れ等の不都合が発生するからである。
【0003】ウェハを平坦化するためには、段差の凸部
を化学的機械研磨(以下、CMPと称す。)することに
よって除去する方法が適用されている。
【0004】このCMPを行うには、例えば図13の断
面図に示されるような研磨装置が用いられる。この研磨
装置は、主に、研磨布101が張設された回転定盤10
2、研磨布101上に研磨剤103を供給する研磨剤供
給手段112、ウェハ(基体)104を密着保持する基
体保持台106より構成されるものである。
【0005】上記回転定盤102は、その中心に設けら
れた軸部102sを介して図示しないモータに接続され
ることにより、矢印A方向に回転可能となされている。
【0006】また、上記基体保持台106は、その中心
に設けられた軸部106sを介して図示しない駆動機構
に接続されることにより、矢印B方向に回転可能となさ
れると共に、矢印C方向にも移動可能となされ、基体1
04を研磨布101に摺接/離間させることができるよ
うになされている。
【0007】上述の研磨装置によって実際に研磨を行う
には、先ず、基体保持台106に基体104を保持させ
た状態にて回転させる。また、回転定盤102を回転さ
せながら、研磨剤供給手段112より研磨布101上に
研磨剤103を供給する。そして、この研磨剤103を
介して基体104の被研磨面と研磨布101とを摺接さ
せることによって、この基体104を研磨する。このと
き、基体104は、基体保持台106の回転により自転
しながら、回転定盤102の回転により公転することに
なるため、基体104の被研磨面のある1点が研磨布1
01上に描く軌跡は自公転軌跡となり、高度に均一な研
磨が可能となる。
【0008】このような研磨装置において、研磨布10
1の表面粗度は、研磨速度や達成可能な平坦度といった
研磨特性に大きく影響する。このため、該研磨布101
としては、通常、ポリウレタン等の可撓性材料が、所望
の表面粗度に調整されて用いられている。しかし、研磨
布101は研磨がなされている間に摩耗して、表面粗度
が変化してしまうものであるため、研磨特性の経時変化
を防ぐためには、研磨布101を研削する必要がある。
そこで、上述の研磨装置においては、ダイヤモンド等の
研削砥粒108を埋設させた研削ヘッド110が配設さ
れ、該研削砥粒108を研磨布101に摺接させて研削
することが行われている。この研削ヘッド110は、そ
の中心に設けられた軸部110sを介して図示しない駆
動機構に接続されることにより、所望の回転数にて矢印
D方向に回転可能となされるとともに、矢印E方向にも
移動可能とされ、上記研磨布101への摺接/離間を制
御できるようになされている。
【0009】このような研削ヘッド110を用いた研削
は、所定量の研磨が終了してから行ってもよいが、研磨
中における研磨特性の変化を抑制するためには、研磨を
行いながら同時に行って(以下、同時研削と称す。)、
研磨布101の表面粗度を常に一定に維持することが好
ましい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな研磨装置を用いた研磨工程において、スループット
を向上させるためには、単一の回転定盤102に対して
複数の基体保持台106を配設し、複数の基体104を
同時に研磨することが有効である。
【0011】このためには、例えば、図14に示される
ように、2つの基体保持台106,107を配設し、2
つの基体104,105に対して同時に研磨が行えるよ
うな研磨装置を用いればよい。
【0012】しかしながら、このような研磨装置におい
ては、研削ヘッド110を配設して同時研削を行って
も、2つの基体保持台106,107間で、保持される
基体104,105の研磨速度や達成可能な平坦性とい
った研磨特性が異なってしまう。
【0013】これは、研削ヘッド110によって研削さ
れた直後の研磨布101は所望の表面粗度を有している
ため、基体104に対して適切な研磨を行えるが、これ
より回転定盤102の回転方向の下流側にて研磨布10
1に摺接する基体105に対しては、該基体104との
摺接により表面粗度が劣化した研磨布101にて研磨が
なされることとなるためである。
【0014】そして、同時に研磨が行われる基体の数を
増やすほど、基体間で研磨特性のバラツキが大きくな
る。このため、スループット向上と、均一な研磨特性と
を両立させることは困難であった。
【0015】そこで本発明は、かかる従来の実情に鑑み
て提案されたものであり、1つの回転定盤上にて複数の
基体に対する研磨を行うに際し、いずれの基体に対して
も均一な研磨特性にて研磨を行えるような研磨装置を提
供することを目的とする。また、このような研磨装置を
用いた研磨方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係る研磨装置
は、上述の目的を達成するために提案されたものであ
り、研磨布が張設された単一の回転定盤と、前記研磨布
上に研磨剤を供給する研磨剤供給手段と、基体を密着保
持し、これを回転させながら前記研磨布に摺接させるた
めの複数の基体保持台と、該各基体保持台につき少なく
とも1つ以上設けられ、自身が保持する研削砥粒を研磨
布に摺接させることによって、この研磨布の表面粗度を
調整する研削手段とを備えるものである。
【0017】即ち、複数の基体保持台のそれぞれに対応
して研削手段が設けられることにより、いずれの基体保
持台に保持された基体に対しても、研削手段にて表面粗
度が同じように調整された研磨布を摺接させようとする
ものである。このためには、研磨布のある領域は、ある
基体に摺接した後、次の基体に摺接するに先んじて、研
削手段によって表面粗度が再調整される必要がある。
【0018】したがって、各研削手段は、各基体保持台
に対して回転定盤の回転方向の上流側にて、各々が独立
に回転可能に配設された研削ヘッドであって好適であ
る。なお、研磨布の表面粗度を適切に制御するために
は、各研削ヘッドの回転数や研磨布への押し付け圧力が
調整可能となされて好適である。また、回転定盤の限ら
れた面積内に多くの基体保持台を対向させるには、各研
削ヘッドの占有面積が小さい方が好ましいことから、小
径とされても研磨布の広域を研削できるように、該各研
削ヘッドが回転定盤の径方向に揺動可能となされて好適
である。
【0019】また、各研削手段は、各基体保持台の外縁
部に同心的に配設され、該各基体保持台と一体的に回転
するようになされてもよい。例えば、円盤状の各基体保
持台の周囲を取り囲むリング状の研削ヘッドが挙げられ
る。なお、この研削ヘッドにおいては、全面に亘って研
削砥粒が埋設されていてもよいし、放射線状に複数の領
域に分割されて研削砥粒が埋設されていてもよい。この
ような研削手段においては、回転数は基体保持台の回転
数に従い、研磨布への押し付け圧力も基体保持台の押し
付け圧力に依存することとなる。但し、研削ヘッドの基
体保持台に対する相対位置を調整可能としておけば、研
削ヘッドの押し付け圧力を独立に制御することも可能と
なる。
【0020】また、各研削手段は、各基体保持台の外縁
部に複数配設され、各々が自転可能となされてもよい。
例えば、基体保持台よりも小径の円盤状の研削ヘッドが
挙げられる。このような研削手段においては、公転の回
転数が基体保持台の回転数に従うこととなるが、自転の
回転数や研磨布への押し付け圧力を調整可能として好適
である。
【0021】なお、上述したような、基体保持台の外縁
部にて、該基体保持台と一体的に回転するような研削手
段、あるいは該基体保持台の周囲にて自公転するような
研削手段は、基体保持台を1つだけ有する研磨装置に適
用することも可能である。しかし、複数の基体に対して
同時に研磨を行う場合に適用してより効果的である。こ
れは、基体保持台の外縁部に設けられた研削手段におい
ては、基体に摺接する領域の研磨布を基体との摺接直前
と摺接直後の2段階に研削するためである。即ち、基体
保持台およびこの外縁部の研削手段が2組以上設けられ
ることにより、上流側の基体の周囲の研削手段によって
該基体との摺接直後になされる研削と、下流側の基体の
周囲の研削手段によって該基体との摺接直前になされる
研削とを組み合わせて、効率よく、研磨布を所定の表面
粗度に調整することができるのである。また、このよう
に、基体保持台の外縁部に研削手段を設けると、回転定
盤の限られた面積内に多くの基体保持台を対向させるに
も有利となる。
【0022】なお、研磨布の表面粗度の制御には、研削
砥粒の硬度や粒径の選択も重要である。この材料は、ダ
イヤモンド、炭化シリコン(SiC)、酸化アルミニウ
ム(Al2 3 )、窒化ホウ素(BN)、窒化チタン
(TiN)、酸化シリコン(SiO2 )、酸化セリウム
(CeO)より選ばれる少なくとも1種であって好適で
ある。
【0023】また、複数の基体に対して、均一な研磨特
性にて研磨を行うためには、摺接させる研磨布の表面粗
度が略等しくなるように研削を行う以外にも、研磨剤が
略等しい条件で供給されていることも必要である。この
ため、研磨剤供給手段は、各基体保持台につき少なくと
も1つ以上設けられて好適である。
【0024】本発明に係る研磨方法は、上述したような
研磨装置を用いて基体に対する研磨を行うものである。
即ち、単一の回転定盤に張設された研磨布上に研磨剤を
供給しながら、複数の基体保持台にそれぞれ保持させた
複数の基体の各被研磨面を該研磨布に摺接させることに
より、該複数の基体に対する研磨を同時に行うに際し
て、この研磨と同時に、研磨布を、その表面粗度がいず
れの基体に摺接する領域でも略等しくなるように、各基
体保持台につき少なくとも1つ以上設けられた研削手段
によって研削するものである。
【0025】ここで、研磨布の表面粗度を、いずれの基
体に摺接する領域でも略等しくなるように研削するに
は、前述したような構成を有する研削手段を用いたり、
研磨剤供給手段を各基体保持台につき少なくとも1つ以
上設けたりすればよい。
【0026】
【作用】本発明を適用して、各基体保持台につき、研削
手段を1つ以上設けると、いずれの基体保持台に保持さ
れた基体に対しても、表面粗度が略等しい研磨布を摺接
させることが可能となる。
【0027】各研削手段が、各基体保持台に対して回転
定盤の回転方向の上流側にて、各々が独立に回転可能に
配設された研削ヘッドである場合、複数の基体に対して
同時に研磨を行っても、それぞれの基体の上流側にて研
磨布に対する表面粗度の再調整を行えるため、いずれの
基体に対しても略等しい表面粗度を有する研磨布を摺接
させることができる。
【0028】なお、研削ヘッドを回転定盤の径方向に揺
動可能とすれば、小径化が可能となるため、回転定盤の
限られた面積内に多くの基体保持台を対向させることが
可能となる。
【0029】また、各研削手段が、各基体保持台の外縁
部に同心的に配設され、該各基体保持台と一体的に回転
するように配設されたものである場合、あるいは、各基
体保持台の外縁部に複数配設され、各々が自転可能とな
されたものである場合も、回転定盤の限られた面積内に
多くの基体保持台を対向させやすい。さらに、研磨布の
ある領域が基体に摺接するまでには、上流側の基体との
摺接直後になされる研削と、下流側の基体との摺接直前
になされる研削との2段階の研削がなされるため、基体
保持台およびこれに伴う研削手段が2組以上設けられる
ことによって効率よく、研磨布に対する研削および基体
に対する研磨が行える。
【0030】なお、研削手段が、各基体保持台と一体的
に回転するように配設されたものである場合、研削手段
を動作させるために新たな駆動機構を必要とせず、単純
な構成によって十分な研削を行える。
【0031】また、研削手段が、各基体保持台の外縁部
に複数配設され、各々が自転可能となされたものである
場合、基体保持台の回転によってのみ動作させる場合よ
りも、研磨布に対する相対的な摺接速度を上げることが
でき、より均一な研削が可能となる。
【0032】このため、上述したような研磨装置を用い
て、複数の基体に対して同時に研磨を行うと、スループ
ットを向上させつつ、基体間の研磨特性を均一化するこ
とができるようになる。
【0033】
【実施例】以下、本発明に係る研磨装置およびこれに用
いた研磨方法について、具体的な実施例を挙げて説明す
る。
【0034】実施例1 本実施例の研磨装置は、2つの基体保持台に対して、回
転定盤の回転方向の上流側にて、各々が独立に回転可能
に配設された、2つの研削手段を備えたものである。以
下、この研磨装置について、図1に示される平面図、図
2に示される図1のa−a’線における断面図、図3に
示される図1のb−b’線における断面図を参照しなが
ら説明する。
【0035】この研磨装置は、平均粗さRa が0.5μ
mの研磨布1が張設された回転定盤2と、研磨布1上に
スラリー状の研磨剤3を供給する研磨剤供給手段12,
13と、基体4,5をそれぞれ密着保持し、これを研磨
布1に摺接させる第1の基体保持台6および第2の基体
保持台7と、これらの基体保持台6,7の各上流側の所
定地点に各々が独立に回転可能に配設された第1の研削
ヘッド10および第2の研削ヘッド11とから構成され
る。
【0036】ここで、上記回転定盤2は、その中心に設
けられた軸部2sを介して図示しないモータに接続され
ることにより、矢印A方向に回転可能となされている。
【0037】また、上記第1の基体保持台6および第2
の基体保持台7も、その中心に設けられた軸部6s,7
sを介して図示しない駆動機構に接続されることによ
り、基体4,5を矢印B方向に回転可能とするととも
に、矢印C方向にも移動可能とし、上記研磨布1への摺
接/離間を制御できるようになされている。
【0038】上記第1の研削ヘッド10および第2の研
削ヘッド11は、粒径100μmのダイヤモンドよりな
る研削砥粒8,9がそれぞれ埋設され、これら回転させ
ながら研磨布1に摺接させることによって、これらの下
流側に所定の表面粗度を生成させるものである。なお、
これら第1の研削ヘッド10および第2の研削ヘッド1
1は、その中心に設けられた軸部10s,11sを介し
て図示しない駆動機構に接続され、これにより、所望の
回転数にて矢印D方向に回転可能となされるとともに、
矢印E方向にも移動可能とされ、上記研磨布1に対する
研削砥粒8,9の摺接/離間および押し付け圧力を制御
できるようになされている。また、これら第1の研削ヘ
ッド10および第2の研削ヘッド11は、回転定盤2の
径方向(矢印F方向)に揺動可能となされている。
【0039】このような研磨装置を用いれば、研磨布1
に、第1の研削ヘッド10,第2の研削ヘッド11の研
削砥粒8,9をそれぞれ摺接させて、これらの下流側に
所定の表面粗度を生成させ、この所定の表面粗度を有す
る研磨布1に対して、第1の基体保持台6および第2の
基体保持台7に保持された基体4,5の被研磨面をそれ
ぞれ摺接させて研磨を行うことができる。
【0040】実施例2 以下、上述のような実施例1の研磨装置を用い、半導体
装置の製造プロセスにおける層間平坦化膜の形成工程を
行った例について説明する。
【0041】先ず、図4に示されるような、シリコン基
板51上に酸化シリコンよりなる下層絶縁膜52、Al
系材料よりなる配線パターン53、該配線パターン53
を被覆する層間絶縁膜54が順に形成されてなるウェハ
を用意した。ここで、層間絶縁膜54は以下の成膜条件
によって成膜されたものである。
【0042】 層間絶縁膜54の成膜条件 原料ガス : TEOS 流量 350 sccm O2 流量 350 sccm 圧力 : 1330 Pa (10 Torr) 温度 : 400 ℃ RF電力 : 360 W 但し、TEOSとはテトラエトキシシランである。
【0043】そして、上述のような構成を有する基体に
対して、以下のような研磨を行うことによって、層間絶
縁膜54の段差の凸部を除去して平坦化を行った。
【0044】具体的には、先ず、上述のウェハを2枚
(基体4,5)、それぞれ層間絶縁膜54が研磨布1に
対向するように第1の基体保持台6と第2の基体保持台
7に保持させて17rpmにて回転させる一方、回転定
盤2を17rpmにて回転させ、研磨布1上にシリカ/
水酸化カリウム/水よりなるスラリー状の研磨剤3を供
給した。また、該研磨布1には、第1の研削ヘッド1
0,第2の研削ヘッド11における研削砥粒8,9の保
持面を50rpmにて回転させながら30kgfなる押
し付け圧力にて摺接させた。そして、上記第1の研削ヘ
ッド10,第2の研削ヘッド11による研削が行われて
いる研磨布1に対して基体4,5を摺接させた。
【0045】このような同時研削により、基体4,5の
いずれに対しても、研磨布1の平均粗さが等しくなされ
た状態で研磨が行われ、図5に示されるように、各基体
4,5における層間絶縁膜54が平坦化された。
【0046】その後、基体4,5を研磨布1から離間さ
せ、該基体4,5をフッ化水素(HF)水溶液にて洗浄
し、該基体4,5の被研磨面に付着した研磨剤3を除去
した。
【0047】なお、研磨布のある点xにおける表面粗度
は図6に示されるように、基体4あるいは基体5に摺接
することによって、R1 からR2 まで低下し、研削砥粒
8あるいは研削砥粒9に摺接することによって、R2
らR1 まで回復する、という変化を繰り返す。ここで
は、R1 は平均粗さRa =0.5μmであり、R2 は平
均粗さRa =0.3μmである。
【0048】したがって、本実施例のようにして研磨を
行うと、基体4と基体5とに対して同時に研磨を行って
も、両者に略等しい表面粗度を有する研磨布を摺接させ
ることができる。このため、基体4,5間で研磨特性が
ばらつくことなく、スループット向上と、均一な研磨特
性とを両立させることができた。
【0049】実施例3 本実施例の研磨装置は、2つの基体保持台の各外縁部に
同心的に配設され、該各基体保持台と一体的に回転する
研削手段を備えたものである。以下、この研磨装置につ
いて、図7に示される平面図、図8に示される図7のa
−a’線における断面図を参照しながら説明する。な
お、実施例1に示された研磨装置と同一の構成を有する
部材に共通符号を付し、共通説明を省略する。
【0050】この研磨装置において、研磨布1が張設さ
れた回転定盤2と、研磨布1上にスラリー状の研磨剤3
を供給する研磨剤供給手段12,13と、基体4,5を
それぞれ密着保持し、これを研磨布1に摺接させる第1
の基体保持台6および第2の基体保持台7とは実施例1
の研磨装置と同一の構成を有する。そして、本実施例の
研磨装置においては、各々独立に回転可能となされた第
1の研削ヘッド10および第2の研削ヘッド11が設け
られる代わりに、第1の基体保持台6の外縁部に、該第
1の基体保持台6と一体的に回転する第1の研削ヘッド
20が設けられ、第2の基体保持台7の外縁部に、該第
2の基体保持台7と一体的に回転する第2の研削ヘッド
21が設けられる。
【0051】上記第1の研削ヘッド20および第2の研
削ヘッド21は、それぞれ第1の基体保持台6および第
2の基体保持台7の外縁部を取り囲むごとくリング状を
なしており、その研磨布1との対向面に粒径80μmの
ダイヤモンドよりなる研削砥粒18,19がそれぞれ埋
設されてなる。なお、図9に第1の研削ヘッド20の底
面を示すように、研削砥粒18は、放射線状に複数の領
域に分割されて埋設されており、第2の研削ヘッド21
の底面においても同様に、研削砥粒19は、放射線状に
複数の領域に分割されて埋設されている。
【0052】第1の研削ヘッド20および第2の研削ヘ
ッド21は、第1の基体保持台6および第2の基体保持
台7の回転に従って、矢印B方向へ回転すると共に、こ
れら基体保持台6,7の移動に伴って、矢印C方向へも
移動可能となされている。但し、両研削ヘッド20,2
1は、各基体保持台6,7に対する相対位置が調整可能
とされ、所望の押し付け圧力にて研磨布1を研削できる
ようになされている。
【0053】このような研磨装置を用い、研磨布1に、
第1の研削ヘッド20および第2の研削ヘッド21の研
削砥粒18,19をそれぞれ摺接させながら、これらの
内周側の第1の基体保持台6および第2の基体保持台7
に保持された基体4,5の被研磨面をそれぞれ摺接させ
た場合、研磨布1のある領域は、基体4に摺接するまで
に、基体5との摺接直後の第2の研削ヘッド21による
研削、基体4との摺接直前の第1の研削ヘッド20によ
る研削という、2段階の研削がなされることとなる。同
様に、研磨布1のある領域は、基体5に摺接するまで
に、基体4との摺接直後の第1の研削ヘッド20による
研削、基体5との摺接直前の第2の研削ヘッド21によ
る研削という、2段階の研削がなされることとなる。
【0054】このため、本実施例の研磨装置において
は、効率よく研磨布1を研削しながら基体4,5に対す
る研磨を行うことができる。また、この研磨装置におい
ては、研削ヘッド20,21を動作させるために新たな
駆動機構を必要とせず、単純な構成によって十分な研削
を行える。
【0055】実施例4 以下、上述のような実施例3の研磨装置を用い、半導体
装置の製造プロセスにおける層間平坦化膜の形成工程を
行った例について説明する。
【0056】具体的には、先ず、実施例2と同様に、シ
リコン基板51上に酸化シリコンよりなる下層絶縁膜5
2、Al系材料よりなる配線パターン53、該配線パタ
ーン53を被覆する層間絶縁膜54が順に形成されてな
る2枚のウェハ(基体4,5)を、それぞれ層間絶縁膜
54が研磨布1に対向するように第1の基体保持台6と
第2の基体保持台7に保持させた。
【0057】また、回転定盤2を17rpmにて回転さ
せ、研磨布1上に研磨剤3を供給する一方、第1の基体
保持台6、第2の基体保持台7をそれぞれ17rpmに
て回転させることにより、該第1の基体保持台6および
第2の基体保持台7の外縁部にそれぞれ設けられた第1
の研削ヘッド20および第2の研削ヘッド21をも回転
させた。
【0058】そして、第1の基体保持台6および第2の
基体保持台7に保持された基体4,5と、第1の研削ヘ
ッド20および第2の研削ヘッド21に埋設された研削
砥粒18,19とを研磨布1に摺接させた。ここでは、
両研削ヘッド20,21の研磨布1に対する押し付け圧
力は、各基体保持台6,7に対する相対位置によって調
整され、30kgfとなされた。
【0059】このような同時研削により、基体4,5の
いずれに対しても、研磨布1の平均粗さRa が等しくな
された状態で研磨が行われ、層間絶縁膜54が平坦化さ
れた。その後、基体4,5を研磨布1から離間させ、実
施例2と同様にして、基体4,5の被研磨面に付着した
研磨剤3を除去した。
【0060】なお、研磨布1のある点yは、図10に示
されるように、基体4との摺接直前に、その外周側の研
削砥粒18に摺接することによって、表面粗度をr2
らr1 まで回復させてから、該基体4と摺接する。そし
て、該基体4との摺接によって、表面粗度がr1 からr
3 まで低下しても、すぐその直後に、再び研削砥粒18
に摺接することによって、表面粗度をr3 からr2 まで
回復させる。同様に、r2 を維持していた表面粗度は、
基体5との摺接直前に、その外周側の研削砥粒19に摺
接することによって、r1 まで回復する。その直後、基
体5との摺接によりr1 からr3 まで低下しても、すぐ
その直後に、再び研削砥粒19との摺接によってr3
らr2 まで回復する。このように、研磨布1は、これら
基体4,5の外周側に設けられた研削砥粒18,19に
よって、基体4,5に摺接する直前および直後に研削が
なされるということを繰り返す。ここでは、r1 は平均
粗さRa =0.4μm、r2 は平均粗さRa =0.37
μm、r3 は平均粗さRa=0.3μmである。
【0061】したがって、本実施例のようにして研磨を
行うと、基体4と基体5とに対して同時に研磨を行って
も、両者に略等しい表面粗度を有する研磨布を摺接させ
ることができる。このため、基体4,5間で研磨特性が
ばらつくことなく、スループット向上と、均一な研磨特
性とを両立させるができた。
【0062】実施例5 本実施例の研磨装置は、研削手段が、2つの基体保持台
の各外縁部に複数配設され、該研削手段自身も自転する
ようになされたものである。以下、この研磨装置につい
て、図11の平面図を参照しながら説明する。なお、実
施例1および実施例3に示された研磨装置と同一の構成
を有する部材には共通符号を付し、共通説明を省略す
る。
【0063】この研磨装置において、研磨布1が張設さ
れた回転定盤2と、研磨布1上にスラリー状の研磨剤3
を供給する研磨剤供給手段12,13と、基体4,5を
それぞれ密着保持し、これを研磨布1に摺接させる第1
の基体保持台6および第2の基体保持台7とは実施例1
の研磨装置と同一の構成を有する。そして、第1の基体
保持台6の外縁部には、該第1の基体保持台6の回転に
伴って公転し、それ自体も自転する円盤状の8個の第1
の研削ヘッド30が設けられ、第2の基体保持台7の外
縁部にも同様に、該第2の基体保持台7の回転に伴って
公転し、それ自体も自転する8個の円盤状の第2の研削
ヘッド31が設けられる。
【0064】上記第1の研削ヘッド30および第2の研
削ヘッド31は、それぞれ基体保持台6,7よりも小径
とされ、図12に断面図を示すように、研磨布1との対
向面に粒径100μmのダイヤモンドよりなる研削砥粒
28,29がそれぞれ埋設されてなる。また、それぞれ
の中心が軸部30s,31sを介して図示しないモータ
に接続されることにより、矢印G方向に自転可能となさ
れている。なお、モータは、8個の第1の研削ヘッド3
0、8個の第2の研削ヘッド31のそれぞれに1つずつ
接続される必要はなく、ここでは、8個の第1の研削ヘ
ッド30を1つのモータにて自転させ、8個の第2の研
削ヘッド31を他の1つのモータにて自転させた。
【0065】したがって、これら第1の研削ヘッド30
および第2の研削ヘッド31は、第1の基体保持台6お
よび第2の基体保持台7の回転に従って、矢印B方向へ
公転すると共に、各々が自転することにより、研削砥粒
28,29を自公転運動させる。なお、研磨布1に対す
る第1の研削ヘッド30および第2の研削ヘッド31の
摺接/離間は、第1の基体保持台6および第2の基体保
持台7の移動に伴って行われるが、該各研削ヘッド3
0,31の研磨布1への押し付け圧力は、各々調整可能
となされている。
【0066】このような研磨装置を用い、研磨布1に、
第1の研削ヘッド30および第2の研削ヘッド31の研
削砥粒28,29をそれぞれ摺接させながら、これらの
内周側の第1の基体保持台6および第2の基体保持台7
に保持された基体4,5の被研磨面をそれぞれ摺接させ
た場合、実施例3の研磨装置を用いた場合と同様、研磨
布1のある領域は、基体4,5との摺接直前および摺接
直後に、第1の研削ヘッド30および第2の研削ヘッド
31による2段階の研削がなされてから基体4,5に摺
接することとなる。
【0067】このため、本実施例の研磨装置において
は、効率よく研磨布1を研削しながら基体4,5を研磨
することができる。また、この研磨装置においては、第
1の研削ヘッド30および第2の研削ヘッド31をそれ
ぞれ8個ずつ配設し、これらを各々自転させるため、実
施例3の研磨装置に比して、研磨布に対する研削砥粒2
8,29の相対的な摺接速度を上げることができ、より
均一な研削が可能となる。
【0068】実施例6 以下、上述のような実施例5の研磨装置を用い、半導体
装置の製造プロセスにおける層間平坦化膜の形成工程を
行った例について説明する。
【0069】具体的には、先ず、実施例2と同様に、シ
リコン基板51上に酸化シリコンよりなる下層絶縁膜5
2、Al系材料よりなる配線パターン53、該配線パタ
ーン53を被覆する層間絶縁膜54が順に形成されてな
る2枚のウェハ(基体4,5)を、それぞれ層間絶縁膜
54が研磨布1に対向するように第1の基体保持台6と
第2の基体保持台7に保持させた。
【0070】また、回転定盤2を17rpmにて回転さ
せ、研磨布1上に研磨剤3を供給する一方、第1の基体
保持台6および第2の基体保持台7をそれぞれ17rp
mにて回転させることにより、該基体保持台6,7の外
縁部にそれぞれ設けられた第1の研削ヘッド30および
第2の研削ヘッド31を公転させた。また、これと同時
に、各研削ヘッド30,31を各々自転させた。
【0071】そして、第1の基体保持台6および第2の
基体保持台7に保持された基体4,5と、第1の研削ヘ
ッド30および第2の研削ヘッド31に埋設された研削
砥粒28,29とを研磨布1に摺接させた。ここでは、
各研削ヘッド30,31の研磨布1に対する押し付け圧
力を、30kgfとした。
【0072】このような同時研削により、基体4,5の
いずれに対しても、研磨布1の平均粗さが等しくなされ
た状態で研磨が行われ、層間絶縁膜54が平坦化され
た。その後、基体4,5を研磨布1から離間させ、実施
例2と同様にして、基体4,5の被研磨面に付着した研
磨剤3を除去した。
【0073】なお、研磨布1のある点zは、実施例4と
同様に、基体4,5の外周側に設けられた研削砥粒2
8,29によって、基体4,5に摺接する直前および直
後に研削がなされて2段階に表面粗度を回復させてか
ら、基体4,5に摺接するということを繰り返した。
【0074】したがって、本実施例のようにして研磨を
行うと、基体4と基体5とに対して同時に研磨を行って
も、両者に略等しい表面粗度を有する研磨布を摺接させ
ることができる。このため、基体4,5間で研磨特性が
ばらつくことなく、スループット向上と、均一な研磨特
性とを両立させるができた。
【0075】以上、本発明に係る研磨装置およびこれを
用いた研磨方法について説明したが、本発明は上述の実
施例に限定されるものではなく、種々の変形変更が可能
である。例えば、実施例1の研磨装置においては、第1
の研削ヘッド10および第2の研削ヘッド11を基体
4,5よりも小径とし、回転定盤2の径方向に揺動させ
たが、該回転定盤2上に十分な面積がある場合には、両
研削ヘッド10,11の径を基体4,5と同等以上とし
て揺動を行わせずともよい。
【0076】また、実施例3の研磨装置においては、第
1の研削ヘッド20および第2の研削ヘッド21におけ
る研磨布1との対向面に研削砥粒18,19を埋設する
領域と埋設しない領域とを形成したが、全面に亘って研
削砥粒18,19を埋設してもよい。
【0077】さらに、実施例5の研磨装置においては、
各基体保持台6,7について、8個ずつの研削ヘッド3
0,31を配設したが、この個数はこれに限られない。
また、研削ヘッド30,31の各々に1つずつモータを
配設してもよい。
【0078】その他、一度に3枚以上の基体に対して研
磨を行えるように、基体保持台や研削ヘッドの数を増や
す等、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変形変
更が可能である。
【0079】なお、本発明は、層間絶縁膜の平坦化に適
用する以外にも、平坦化された素子分離領域を形成する
に際し、溝を有する半導体基板上に形成された埋め込み
絶縁膜の溝内部以外の部分を除去するために適用しても
よい。また、本発明は、貼り合わせSOI(シリコン・
オン・インシュレーター)基板を用いたシリコン活性層
の形成に適用することもできる。
【0080】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
を適用して、各基体保持台につき、研削手段を1つ以上
設けた研磨装置は、いずれの基体保持台に保持された基
体に対しても、表面粗度が略等しくなされた研磨布を摺
接させることが可能となる。
【0081】このため、このような研磨装置を用いて、
複数の基体に対して同時に研磨を行うと、スループット
を向上させつつ、基体間の研磨特性を均一化することが
できるようになる。
【0082】したがって、本発明を例えば半導体装置の
製造プロセスにおける平坦化に適用すると、優れたスル
ープットにて信頼性の高い多層配線構造のデバイスを製
造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る研磨装置の一構成例を示す模式的
平面図である。
【図2】図1におけるa−a’線断面を示す模式的断面
図である。
【図3】図1におけるb−b’線断面を示す模式的断面
図である。
【図4】本発明を適用して層間絶縁膜の平坦化を行うプ
ロセスを示すものであり、配線パターンを被覆する層間
絶縁膜が形成された状態の基体を示す模式的断面図であ
る。
【図5】図4の基体に対して研磨を行い、平坦化された
状態を示す模式的断面図である。
【図6】本発明に係る研磨方法の一例を適用した研磨に
おいて、研磨布のある点xにおける表面粗度の変化を示
すタイムチャート図である。
【図7】本発明に係る研磨装置の他の構成例を示す模式
的平面図である。
【図8】図7におけるa−a’線断面を示す模式的断面
図である。
【図9】図7における研削ヘッドを示す模式的底面図で
ある。
【図10】本発明に係る研磨方法の他の例を適用した研
磨において、研磨布のある点xにおける表面粗度の変化
を示すタイムチャート図である。
【図11】本発明に係る研磨装置のさらに他の構成例を
示す模式的平面図である。
【図12】図11における研削ヘッドを示す模式的断面
図である。
【図13】従来型の研磨装置の一構成例を示す模式的断
面図である。
【図14】従来型の研磨装置の他の構成例を示す模式的
平面図である。
【符号の説明】
1 研磨布 2 回転定盤 3 研磨剤 4,5 基体 6 第1の基体保持台 7 第2の基体保持台 8,9 研削砥粒 10 第1の研削ヘッド 11 第2の研削ヘッド 12,13 研磨剤供給管 51 シリコン基板 52 下層絶縁膜 53 配線パターン 54 層間絶縁膜

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 研磨布が張設された単一の回転定盤と、 前記研磨布上に研磨剤を供給する研磨剤供給手段と、 基体を密着保持し、これを回転させながら前記研磨布に
    摺接させるための複数の基体保持台と、 前記各基体保持台につき少なくとも1つ以上設けられ、
    自身が保持する研削砥粒を前記研磨布に摺接させること
    によって、該研磨布の表面粗度を調整する研削手段とを
    備えることを特徴とする研磨装置。
  2. 【請求項2】 前記各研削手段は、前記各基体保持台に
    対して前記回転定盤の回転方向の上流側にて、各々が独
    立に回転可能に配設されていることを特徴とする請求項
    1記載の研磨装置。
  3. 【請求項3】 前記各研削手段は、前記回転定盤の径方
    向に揺動可能となされていることを特徴とする請求項2
    記載の研磨装置。
  4. 【請求項4】 前記各研削手段は、前記各基体保持台の
    外縁部に同心的に配設され、該各基体保持台と一体的に
    回転可能となされていることを特徴とする請求項1記載
    の研磨装置。
  5. 【請求項5】 前記研削手段は、各基体保持台の外縁部
    に複数配設され、各々が自転可能となされていることを
    特徴とする請求項1記載の研磨装置。
  6. 【請求項6】 前記研削砥粒が、ダイヤモンド、炭化シ
    リコン、酸化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化チタン、
    酸化シリコン、酸化セリウムより選ばれる少なくとも1
    種よりなることを特徴とする請求項1記載の研磨装置。
  7. 【請求項7】 前記研磨剤供給手段が、前記各基体保持
    台につき少なくとも1つ以上設けられていることを特徴
    とする請求項1記載の研磨装置。
  8. 【請求項8】 単一の回転定盤に張設された研磨布上に
    研磨剤を供給しながら、複数の基体保持台にそれぞれ保
    持させた複数の基体の各被研磨面を該研磨布に摺接させ
    ることにより、該複数の基体に対する研磨を同時に行う
    に際して、 この研磨と同時に、前記研磨布を、その表面粗度がいず
    れの基体に摺接する領域でも略等しくなるように、前記
    各基体保持台につき少なくとも1つ以上設けられた研削
    手段によって研削することを特徴とする研磨方法。
  9. 【請求項9】 前記各基体保持台に対して前記回転定盤
    の回転方向の上流側にて、各々が独立に回転する研削手
    段によって、前記研磨布に対する研削を行うことを特徴
    とする請求項8記載の研磨方法。
  10. 【請求項10】 前記研削手段を、前記回転定盤の径方
    向に揺動させることを特徴とする請求項9記載の研磨方
    法。
  11. 【請求項11】 前記各基体保持台の外縁部に同心的に
    配設され、該各基体保持台と一体的に回転する研削手段
    によって、前記研磨布に対する研削を行うことを特徴と
    する請求項8記載の研磨方法。
  12. 【請求項12】 前記各基体保持台の外縁部に複数配設
    され、各々が自転可能となされている研削手段によっ
    て、前記研磨布に対する研削を行うことを特徴とする請
    求項8記載の研磨方法。
  13. 【請求項13】 前記研削手段として、ダイヤモンド、
    炭化シリコン、酸化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化チ
    タン、酸化シリコン、酸化セリウムより選ばれる少なく
    とも1種よりなる研削砥粒が埋設されたものを用いるこ
    とを特徴とする請求項8記載の研磨方法。
  14. 【請求項14】 前記各基体保持台につき少なくとも1
    つ以上設けられている研磨剤供給手段によって、研磨布
    上に研磨剤を供給することを特徴とする請求項8記載の
    研磨方法。
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