JP2002036080A - 基板エッジ研磨装置 - Google Patents

基板エッジ研磨装置

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JP2002036080A JP2000227437A JP2000227437A JP2002036080A JP 2002036080 A JP2002036080 A JP 2002036080A JP 2000227437 A JP2000227437 A JP 2000227437A JP 2000227437 A JP2000227437 A JP 2000227437A JP 2002036080 A JP2002036080 A JP 2002036080A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 研磨面をその全面に亘ってより有効に使用し
て基板のエッジを効率良く研磨することができ、しかも
装置としてコンパクト化を図ることができるようにす
る。 【解決手段】 基板Wを該基板のエッジを露出させて保
持する回転自在な基板保持部14と、基板保持部14で
保持した基板Wのエッジに対向する円周方向に沿った位
置に配置され該基板Wとの対向面を研磨面22aとした
自転自在な複数の研磨盤22を有する研磨部16,18
と、基板保持部14と前記研磨部16,18とを相対的
に接離させる接離機構とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は基板エッジ研磨装置
に係り、特に表面に膜が形成された半導体ウェハ等の基
板のエッジ(外周部)に成膜乃至付着した不要な銅(C
u)等の金属膜やレジスト残り等を削り取って除去する
ようにした基板エッジ研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体基板上に配線回路を形成す
るための金属材料として、アルミニウムまたはアルミニ
ウム合金に換えて、電気抵抗率が低くエレクトロマイグ
レーション耐性が高い銅(Cu)を用いる動きが顕著に
なっている。この種の銅配線は、基板の表面に設けた微
細凹みの内部に銅を埋込むことによって一般に形成され
る。この銅配線を形成する方法としては、CVD、スパ
ッタリング及びめっきといった手法があるが、いずれに
しても、基板のほぼ全表面に銅を成膜し、化学的機械的
研磨(CMP)により不要の銅を除去するようにしてい
る。このため、基板のベベルにシード層である銅スパッ
タ膜が存在し、また基板のエッジに銅が成膜されること
がある。
【0003】銅は、例えばアニール等の半導体製造工程
において酸化膜中に容易に拡散し、その絶縁性を劣化さ
せたり、次に成膜する膜との接着性が損なわれ、そこか
ら剥離する原因ともなり得るので、少なくとも成膜前
に、基板上から完全に除去することが要求されている。
しかも、回路形成部以外の基板のエッジに成膜乃至付着
した銅は不要であるばかりでなく、その後の基板の搬
送、保管・処理等の工程において、クロスコンタミの原
因ともなり得るので、銅の成膜工程やCMP工程直後に
完全に除去する必要がある。
【0004】また、基板のエッジにレジスト残りが存在
すると、その後の各種処理工程を経る間に、基板のエッ
ジがカセット内の収納溝や搬送機構のチャック部等に接
触して、ここに付着したレジストが剥離して発塵源とな
ることが知られている。更に、ベアシリコンのベベル部
の表面粗さや、デバイス形成の過程でダメージを受けた
ベベル部を滑らかにしたり、メタル膜で、例えばルテニ
ウム等の電極材を除去するためにも、基板のエッジを研
磨することが求められている。
【0005】このため、従来、図9に示すように、例え
ば上下方向に延び下端に吸着部100を有する上下動及
び水平移動自在なロボットハンド102からなり、この
吸着部100で基板Wを該基板Wのエッジを露出させた
状態で水平方向に対して傾斜させて吸着保持する基板保
持部104と、円柱状の支持体106の側面に、例えば
研磨布108を貼着して該研磨布108の表面を研磨面
110とした研磨部112とを備え、基板Wのエッジを
研磨面110に当接させながら、基板保持部104と支
持体106の少なくとも一方を回転させ、同時に基板保
持部104を介して基板Wを研磨面110に沿って上下
動させることで、基板Wのエッジを研磨するようにした
基板エッジ研磨装置が一般に知られている。
【0006】なお、この種の基板エッジ研磨装置で基板
のエッジ全面を研磨する場合には、先ずエッジの片面を
研磨した後、基板Wを反転させ、基板保持部104で基
板Wを再度保持してエッジのもう一方の片面を研磨する
ようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
基板エッジ研磨装置にあっては、基板のエッジをその円
周方向に沿った1点で研磨面に点接触させながら研磨す
るようにしているため、広い研磨面を有しているにも拘
わらず、この研磨面の全面を有効に使用できずに加工速
度が一般に遅く、研磨に時間が掛かるばかりでなく、円
柱状の研磨部を有しているため、装置として大型化して
しまうといった問題があった。
【0008】本発明は上記に鑑みて為されたもので、研
磨面をその全面に亘ってより有効に使用して基板のエッ
ジを効率良く研磨することができ、しかも装置としてコ
ンパクト化を図ることができるようにした基板エッジ研
磨装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、基板を該基板のエッジを露出させて保持する回転自
在な基板保持部と、前記基板保持部で保持した基板のエ
ッジに対向する円周方向に沿った位置に配置され該基板
との対向面を研磨面とした自転自在な複数の研磨盤を有
する研磨部と、前記基板保持部と前記研磨部とを相対的
に接離させる接離機構とを有することを特徴とする基板
エッジ研磨装置である。
【0010】これにより、基板のエッジをその円周方向
に沿ったほぼ全長に亘って研磨盤の研磨面に接触させな
がら、基板を回転させつつ研磨盤を自転させてエッジを
研磨することで、研磨盤の研磨面をその全面に亘ってよ
り有効に利用しつつ、低い面圧で基板のエッジを効率良
く研磨することができる。
【0011】請求項2に記載の発明は、前記研磨部は、
前記基板保持部で保持した基板を挟んだ両側に設けられ
ていることを特徴とする請求項1記載の基板エッジ研磨
装置である。これにより、基板を基板保持部で保持した
まま、基板のエッジの片面を一方の研磨部で、エッジの
もう一方の片面を他方の研磨部でそれぞれ研磨すること
ができる。
【0012】請求項3に記載の発明は、前記研磨盤の研
磨面は、前記基板保持部で保持した基板のなす面に対し
て、外方に向け徐々に近づく方向に傾斜していることを
特徴とする請求項1または2記載の基板エッジ研磨装置
である。これにより、研磨の際に基板のエッジの半分を
確実に研磨面に当接させるようにしたり、任意のエッジ
カット幅を設定することができる。この傾斜角度は、例
えば研磨面を構成する素材の硬さ、基板のエッジ形状、
エッジカット幅、研磨の際に加えられる荷重等によって
任意に決められる。
【0013】請求項4に記載の発明は、前記基板保持部
で保持した基板を囲繞する位置に、円筒状で内周面を研
磨面とした端面研磨部を配置したことを特徴とする請求
項1乃至3のいずれかに記載の基板エッジ研磨装置であ
る。基板の種類によっては、このエッジに基板の表面と
垂直で平坦な端面を有するものもあるが、このような場
合に、基板を基板保持部で保持したまま、エッジの片面
或いは両面の他に、この端面を端面研磨部で研磨するこ
とができる。
【0014】請求項5に記載の発明は、基板のノッチ部
端面を研磨する機構を更に有することを特徴とする請求
項1乃至4のいずれかに記載の基板エッジ研磨装置であ
る。これにより、基板を基板保持部で保持したまま、基
板のノッチ部端面も研磨することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1及び図2は、本発明の
第1の実施の形態の基板エッジ研磨装置を示すもので、
これは、上下方向に延び上端に半導体ウエハ等の基板W
を水平な状態で該基板Wの下面中央部を真空吸着して保
持する吸着部10を有し、モータ12及び上下動機構
(図示せず)を介して回転及び上下動自在な基板保持部
14と、この基板保持部14で保持した基板Wを挟んで
上下に配置された2つの研磨部16,18とを備えてい
る。
【0016】なお、この例では、2つの研磨部16,1
8を備え、この一方の研磨部16で基板Wのエッジの片
面(下面)を、他方の研磨部18でエッジのもう一方の
片面(上面)をそれぞれ研磨するようにしており、この
両研磨部16,18は、基本的に同じ構成をしているの
で、以下、下方に位置する一方の研磨部16のみを説明
し、上方に位置する他方の研磨部18は相当部分に同一
符号を付してその説明を省略する。なお、エッジの片面
のみを研磨する場合には、一方の研磨部を省略しても良
いことは勿論である。
【0017】研磨部16は、略円筒状で回転自在に支承
された回転体20と、基板保持部14で保持した基板W
のエッジに対向する円周方向に沿った位置に配置された
自転自在な複数(図示では8個)の研磨盤22とを有
し、この研磨盤22の基板Wとの対向面(上面)が研磨
面22aとなっている。ここで、図2に示すように、研
磨盤22の研磨面22aの中心は、基板Wの外周にほぼ
対応する位置に位置している。研磨盤22の研磨面22
aは、基板の外周に沿うように凹に形成されている。こ
れによって、基板Wのエッジは、研磨面22aの円弧上
に接触するようになっている。
【0018】この研磨面22aは、例えば円板状の支持
体の表面に貼着した研磨布の表面で構成されている。こ
の研磨布としては、例えばSUBA400,600(R
odel社製)等の不織布、IC1000(Rodel
社製)等の独立気泡パッド(発泡ポリウレタン)または
ポリテックス(Rodel社製)等のスエードタイプ等
が、加工の仕上がり具合と加工速度に合わせて適当なも
のが使用される。
【0019】なお、この例では、研磨面22aを研磨布
の表面で構成した例を示しているが、このように、研磨
布を使用し、かつ柔らかい素材を選択する方がスクラッ
チの発生を防止する上で好ましいが、砥粒を含浸若しく
は固定した砥石の表面で研磨面を構成するようにしても
良い。この場合、砥石は変形しないので、砥石表面の研
磨面を基板のエッジ形状に合わせた、例えば円弧状の形
状にすることで、基板のエッジ形状に対処することがで
きる。また、シリカ粒子、若しくはセリア粒子等の砥粒
を固めた砥石を用いることで、エッジ形状をより加工す
ることができる。
【0020】回転体20の外周面の下端には、この側方
に配置したモータ24の駆動軸に固着した駆動平歯車2
6と噛合う従動平歯車28が固着され、上端には、駆動
ベベル歯車30が固着されている。一方、研磨盤22
は、自転自在に支承された軸32の上端に固着され、こ
の軸32の下端には、前記駆動ベベル歯車30と噛合う
従動ベベル歯車34が固着されている。これによって、
モータ24の駆動に伴って回転体20が回転し、この回
転体20の回転で各研磨盤22が自転するようになって
いる。
【0021】ここで、前記軸32は、鉛直面に対して角
度αで交わり、これによって、研磨盤22の研磨面(上
面)22aが水平面に対して角度αだけ傾斜するように
なっている。この角度αは、研磨の際に基板Wの研磨す
るエッジの下側半分が研磨面22aに当接するよう、例
えば30゜に設定されているが、例えば研磨面22aを
構成する素材の硬さ、基板Wのエッジ形状、エッジカッ
ト幅等によって、研磨の際に基板Wの研磨するエッジの
下側半分が研磨面22aに当接するように任意に決めら
れる。
【0022】そして、研磨面22aの上方の外方周辺部
に位置して、研磨面22aに砥粒を加えたスラリーや化
学反応を促進させる薬液等を供給する砥液供給部として
の砥液供給ノズル36が配置されている。なお、図1に
仮想線で示すように、従動ベベル歯車34、軸32及び
研磨盤22の中心に互いに連通する砥液流通孔38を設
け、砥液タンク40から延びる砥液配管42に接続した
ロータリージョイント44から前記砥液流通孔38を通
じて研磨面22aに砥液を供給するようにしても良く、
また、この砥液供給ノズル36や砥液流通孔38から、
例えば純水や脱イオン水等の洗浄液を流すようにしても
良い。
【0023】更に、図3及び図2に仮想線で示すよう
に、研磨盤22の周辺部の基板Wと干渉しない位置に、
例えばブラシやダイヤモンドツール等のドレッサ46を
有するドレッシング装置48を上下動自在に配置し、こ
のドレッサ46を研磨盤22の研磨面22aに当接させ
て、研磨面22aの再生を行うようにしても良い。
【0024】次に、この実施の形態の基板エッジ研磨装
置の使用例を説明する。なお、この例では、基板のエッ
ジの下面を先に研磨し、次に上面を研磨するようにして
いるが、この反対を行っても良いことは勿論である。
【0025】先ず、上下の研磨部16,18の間に位置
させた基板保持部14の吸着部10と基板を搬送したロ
ボットハンド等との間で基板の受渡しを行って、吸着部
10で基板Wを吸着保持する。次に、下側に位置する研
磨部16の研磨盤22を、例えば10rpm 以下の研磨す
る仕上がり状態で決められる回転速度で回転させ、同時
に砥液供給ノズル36から研磨面22aに砥液を供給す
る。
【0026】この状態で、基板保持部14を、例えば1
00 rpm 程度の研磨する仕上がり状態で決められる回
転速度で回転させつつ下降させ、基板Wのエッジを研磨
面22aに当接させ、所定の押圧力で押圧することで、
基板Wのずれや暴れを防止しつつ、基板Wのエッジの下
面を研磨する。
【0027】この時、基板Wのエッジは、その円周方向
に沿ったほぼ全長に亘って研磨盤22の研磨面22aに
接触し、かつ各研磨盤22の研磨面22aは、自転する
ことで、そのほぼ全面に亘って基板Wに接触し、これに
よって、研磨面22aのより有効利用を図りつつ、基板
Wのエッジを効率良く研磨することができる。
【0028】この下面の研磨を終了した後、基板保持部
14を回転させつつ上昇させ、下側の研磨部16の研磨
盤22の自転を停止させ、今度は、上側に位置する研磨
部18の研磨盤22を、例えば10rpm 以下の回転速
度で回転させ、同時に砥液供給ノズル36から研磨面2
2aに砥液を供給する。そして、基板Wのエッジを研磨
面22aに当接させ、所定の押圧力で押圧することで、
基板Wのずれや暴れを防止しつつ、基板Wのエッジの上
面を研磨する。
【0029】そして、上下両面の研磨が終了後、基板保
持部14を下降させ、ロボットハンド等で研磨後の基板
を受け取って次工程に搬送し、同時に、上側の研磨部1
8の研磨盤22の自転を停止させる。
【0030】なお、基板保持部14と研磨部16,18
とを相対的に接離させるための接離機構として、基板保
持部14の上下動機構を採用しているが、研磨部16,
18を上下動させるようにしても良い。
【0031】図4は、図1及び図2に示す基板エッジ研
磨装置を備えた基板処理装置を示す平面図である。図4
に示すように、排気ダクト(図示せず)を取付けたハウ
ジング50の端部に位置して、ロード・アンロード装置
52が配置され、ハウジング50の一方の側壁側にペン
洗浄兼スピンドライ装置54、ロール洗浄装置56及び
2基の基板エッジ研磨装置58が直列に配置され、更に
他方の側壁側に該側壁に沿って走行自在なロボット60
が配置されている。
【0032】この基板処理装置にあっては、先ずロボッ
ト60のロボットハンドでロード・アンロード装置52
から研磨前の1枚の基板Wを受取り、これを一方の基板
エッジ研磨装置58に搬送して、前述と同様にして基板
のエッジの両面の研磨を行う。そして、このエッジの両
面を研磨した基板をロボット60を介してロール洗浄装
置56に搬送し、これでロール洗浄する。ロール洗浄と
は、水平に支持された基板の表裏面に、平行な自転軸を
有する円筒状のロールブラシを用い、該ロールブラシを
自転させることによってロールブラシの外周面を基板に
こすりつけて、基板の両面をスクラブ洗浄することであ
る。そして、このロール洗浄後の基板をロボット60を
介してペン洗浄兼スピンドライ装置54に搬送し、これ
でペン洗浄を行った後、スピンドライにより乾燥させ、
しかる後、ロボット60を介してロード・アンロード装
置52に戻す。ペン洗浄とは、基板表面に対して垂直な
自転軸を持つスポンジブラシにより、ブラシの端面を基
板にこすりつけることにより、基板表面をスクラブ洗浄
することである。この例では、2基の基板エッジ研磨装
置を設けてスループットを向上させた例を示している
が、1基でも良く、また洗浄は、薬液によるものであっ
ても良い。
【0033】図5及び図6は、本発明の第2の実施の形
態の基板エッジ研磨装置を示すもので、これは、第1の
実施の形態に以下の構成を付加したものである。すなわ
ち、上下の研磨部16,18の間に、基板Wの外径とほ
ぼ等しい内径を有する円筒状で、これを円周方向に沿っ
て複数に分割した開閉自在な端面研磨部62を配置し、
この端面研磨部62の内周面を研磨面62aとしたもの
である。
【0034】この実施の形態によれば、端面研磨部62
の内部に基板Wを位置させ、これを閉じた状態で、基板
保持部14を介して基板Wを回転させつつ上下方向に移
動させることで、図5に示す表面と直交する端面Fを有
する基板Wであっても、基板保持部14で基板Wを保持
したままこのエッジの片面或いは両面を研磨し、更に、
この端面Fを端面研磨部62で研磨することができる。
【0035】なお、この例では、端面研磨部として、円
筒状で円周方向に沿って複数に分割した開閉自在なもの
を使用しているが、例えば、研磨面を弾性体で構成し
て、この研磨面の弾性変形によって、この内面を基板が
摺動できる場合には、円筒状のものをそのまま使用して
も良い。
【0036】図7及び図8は、本発明の第3の実施の形
態の基板エッジ研磨装置を示すもので、これは、研磨部
16,18の互いに隣接する研磨盤22,22間に位置
して、基板Wの外周に沿った円弧状の研磨面(内周面)
62aを有する端面研磨部62を基板Wの端面に接離自
在に配置し、互いに隣接する研磨盤22,22間の一カ
所に基板Wのノッチ部Nの端面を研磨する円板状のノッ
チ部端面研磨部64を基板の方向に移動自在に配置し、
更に、このノッチ部Nを検出するノッチ部検出センサ6
6を設けたものである。その他の構成は第1の実施の形
態と同様である。
【0037】この実施の形態にあっては、端面研磨部6
2の研磨面62aに基板Wの端面を当接させ、基板保持
部14を介して基板Wを回転させつつ上下方向に移動さ
せることで、図5に示す表面と直交する端面Fを研磨す
る。そして、ノッチ部検出センサ66で基板Wのノッチ
部Nを検出して、このノッチ部Nがノッチ部端面研磨部
64に対向する位置に位置するように基板Wの回転を停
止させ、しかる後、ノッチ部端面研磨部64を前進させ
てこの外周端部をノッチ部N内に位置させ、この状態で
ノッチ部端面研磨部64を回転させつつ基板Wを上下動
させることで、基板Wのノッチ部Nを研磨することがで
きる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基板のエッジをその円周方向に沿ったほぼ全長に亘って
研磨盤の研磨面に接触させながら、基板を回転させつつ
研磨盤を自転させてエッジを研磨することで、研磨盤の
研磨面をその全面に亘ってより有効に利用しつつ、低い
面圧で基板のエッジを効率良く研磨することができる。
しかも、複数の研磨盤で研磨面を構成することで、装置
としてのコンパクト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の基板エッジ研磨装
置を示す縦断正面図である。
【図2】図1に示す基板エッジ研磨装置の下方に位置す
る研磨部の平面図である。
【図3】ドレッシング装置を備えた変形例を示す要部拡
大図である。
【図4】図1及び図2に示す基板エッジ研磨装置を備え
た基板処理装置の概略平面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の基板エッジ研磨装
置の要部を示す図である。
【図6】図5の端面研磨部の平面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態の基板エッジ研磨装
置の概略を示す平面図である。
【図8】図7におけるノッチ部端面研磨部とノッチ部検
出センサとの位置関係を示す図である。
【図9】従来の基板エッジ研磨装置の概略を示す斜視図
である。
【符号の説明】
10 吸着部 14 基板保持部 16,18 研磨部 20 回転体 22 研磨盤 22a 研磨面 26 駆動平歯車 28 従動平歯車 30 駆動ベベル歯車 32 軸 34 従動ベベル歯車 36 砥液供給ノズル 38 砥液流通孔 46 ドレッサ 48 ドレッシング装置 58 基板エッジ研磨装置 62 端面研磨部 62a 研磨面 64 ノッチ部端面研磨部 66 ノッチ部検出センサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を該基板のエッジを露出させて保持
    する回転自在な基板保持部と、 前記基板保持部で保持した基板のエッジに対向する円周
    方向に沿った位置に配置され該基板との対向面を研磨面
    とした自転自在な複数の研磨盤を有する研磨部と、 前記基板保持部と前記研磨部とを相対的に接離させる接
    離機構とを有することを特徴とする基板エッジ研磨装
    置。
  2. 【請求項2】 前記研磨部は、前記基板保持部で保持し
    た基板を挟んだ両側に設けられていることを特徴とする
    請求項1記載の基板エッジ研磨装置。
  3. 【請求項3】 前記研磨盤の研磨面は、前記基板保持部
    で保持した基板のなす面に対して、外方に向け徐々に近
    づく方向に傾斜していることを特徴とする請求項1また
    は2記載の基板エッジ研磨装置。
  4. 【請求項4】 前記基板保持部で保持した基板を囲繞す
    る位置に、円筒状で内周面を研磨面とした端面研磨部を
    配置したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに
    記載の基板エッジ研磨装置。
  5. 【請求項5】 基板のノッチ部端面を研磨する機構を更
    に有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに
    記載の基板エッジ研磨装置。
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