JPH08153695A - 研磨方法およびこれに用いる研磨装置並びに研磨仕上げ装置 - Google Patents

研磨方法およびこれに用いる研磨装置並びに研磨仕上げ装置

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JPH08153695A
JPH08153695A JP29546294A JP29546294A JPH08153695A JP H08153695 A JPH08153695 A JP H08153695A JP 29546294 A JP29546294 A JP 29546294A JP 29546294 A JP29546294 A JP 29546294A JP H08153695 A JPH08153695 A JP H08153695A
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JP
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polishing
brush
polish
processed
surface plate
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JP29546294A
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Nobufumi Inada
暢文 稲田
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】別途独立した洗浄装置を使用することなく被研
磨面の最終仕上げ加工および洗浄を同時に行う研磨方法
およびこれに用いる研磨装置並び研磨仕上げ装置を提供
する。 【構成】研磨装置の研磨仕上げ部は、回転軸を中心とし
て回転する定盤本体41と、定盤本体41の表面に植立
されたブラシ42と、定盤本体41の表面に対向して設
けられたウエハWを保持するアームおよび定盤本体41
の表面に水酸化カリウム水溶液を供給する供給部を具備
する。定盤本体41の表面に水酸化カリウム水溶液を供
給しつつ定盤を回転させた状態で、ブラシ42にアーム
の先端部11aに保持されたウエハWの被加工面を接触
させることにより、被加工面を化学機械的に研磨すると
共にブラシにより被加工面に付着した研磨材を除去す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に半導体装置の製造
工程における表面の平坦化処理に適用される研磨方法お
よびこれに用いる研磨装置並びに研磨仕上げ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工程において、半導体
ウエハの表面側に設けられた層間絶縁膜や金属配線膜の
表面を平坦化することが行われている。このような平坦
化技術には、例えば、各種CVD技術、CVD技術とエ
ッチング技術との組み合わせ、レジストエッチバック法
等が利用されている。
【0003】近年、膜を化学的及び機械的に研磨して平
坦化を図る化学機械的研磨方法(Chemical Mechanical
Polishing ;以下、CMP法と記す)が提案されてい
る。CMP法は、研磨液および研磨材を含む研磨スラリ
ーを用い、化合物による化学的溶解と研磨粒子との機械
的磨耗により膜を研磨する方法をいう。従来、シリコン
ウエハ等の基板の研磨に適用されていたポリッシング技
術を膜表面の平坦化に転用したものである。
【0004】CMP法を用いた半導体装置の表面平坦化
では、例えば、ゲート電極や金属配線層等の凸部を含む
シリコン基板の表面上に形成された層間絶縁膜の表面
は、基板表面の凹凸に対応した凹凸が生じる。このよう
な層間絶縁膜の表面に対して、凹部が無くなるまで研磨
を行う。その後、シリコン基板表面に付着した異物、例
えば研磨材を除去するために、シリコン基板表面の洗浄
を行っている。この洗浄は、例えば、別途用意した洗浄
装置において、棒状の回転軸の先端部にブラシを植立し
てなるブラシスクラバーでシリコン基板表面から異物を
直接かきとることや、シリコン基板を別途用意した超音
波洗浄槽に浸漬し、超音波を印加して超音波振動により
異物を剥離することが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来のシリコン基板の洗浄方法では、研磨装置の
他に別途洗浄装置を用意する必要がある。また、研磨装
置での研磨処理の終了から洗浄装置での洗浄開始までの
間にシリコン基板の表面に付着した研磨材が乾燥してし
まい剥離しにくくなる。このため、乾燥を防止するため
に、シリコン基板を水中で保管および搬送する必要があ
る。
【0006】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、別途独立した洗浄装置を使用することなく、被
研磨面の最終仕上げ加工および洗浄を同時に行うことが
できる研磨方法およびこれに用いる研磨装置並びに研磨
仕上げ装置を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1に、回転
軸を中心として回転する定盤、前記定盤の表面に植立さ
れたブラシ、前記定盤の表面に対向して設けられた被加
工物を保持する保持具および前記定盤の表面に研磨液ま
たは研磨スラリーを供給する供給手段を具備する研磨仕
上げ装置を用いて、前記定盤の表面に前記研磨液または
前記研磨スラリーを供給しつつ前記定盤を回転させた状
態で前記ブラシに前記保持具に保持された前記被加工物
の被加工面を接触させることにより、前記被加工面を化
学機械的に研磨すると共に前記ブラシにより前記被加工
面に付着した異物を除去することを特徴とする研磨方法
を提供する。
【0008】本発明は、第2に、被加工物の被加工面を
化学機械的に研磨する主研磨工程、および、前記主研磨
工程の後に前記被加工物の前記被加工面を表面にブラシ
が植立された定盤を用いて前記被加工面を化学機械的に
研磨すると共に前記ブラシにより前記被加工面に付着し
た異物を除去する研磨仕上げ工程を具備することを特徴
とする研磨方法を提供する。
【0009】本発明は、第3に、回転軸を中心として回
転する定盤、前記定盤の表面に植立されたブラシ、前記
定盤の表面に対向して設けられた被加工物を保持する保
持具および前記定盤の表面に研磨液を供給する供給手段
を具備する研磨仕上げ装置を提供する。
【0010】本発明は、第4に、被加工物を保持および
搬送する保持具、前記保持具の前記被加工物を搬送する
経路上に配置され且つ前記保持具に対して対向して設け
られた第1定盤、前記第1定盤の表面に研磨スラリーを
供給する第1供給手段、前記保持具の前記被加工物を搬
送する経路上に配置され且つ前記保持具に対向して設け
られた、その表面にブラシが植立された第2定盤、およ
び、前記第2定盤の表面に前記研磨液を供給する第2供
給手段を具備することを特徴とする研磨装置を提供す
る。
【0011】
【作用】本願の第1の発明は、研磨液による化学的作用
およびブラシによる機械的作用により、被加工物の被加
工面を化学機械的に研磨する。これと同時に、ブラシに
より被加工物の被加工面に付着した異物をかきとる。こ
のため、被加工物の被加工面の化学機械的研磨および被
加工面からの異物の除去が同時に達成される。また、供
給された研磨液または研磨スラリーはブラシに毛細管現
象により保持される。このため、ブラシが被加工面に押
し付けられることにより、被加工面に対して十分な研磨
液が供給され、研磨液と被加工面との化学反応が十分に
進行する。
【0012】本願の第2の発明は、主研磨工程において
被加工物の被加工面を化学機械的に研磨し、被加工面の
凹凸をなくす。次いで行われる研磨仕上げ工程では、研
磨液による化学的作用およびブラシによる機械的作用に
より、被加工物の被加工面が化学機械的に研磨し、主研
磨工程で生じた被加工面の加工歪みを取り除く。これと
同時に、ブラシにより被加工物の被加工面に付着した異
物をかきとる。このため、被加工物の被加工面の化学機
械的研磨による研磨仕上げおよび被加工面からの異物の
除去が同時に達成される。また、供給された研磨液はブ
ラシに毛細管現象により保持される。このため、このた
め、ブラシが被加工面に押し付けられることにより、被
加工面に対して十分な研磨液が供給され、研磨液と被加
工面との化学反応が十分に進行する。
【0013】本願の第3の発明によれば、定盤の表面に
ブラシが植立されている。従って、定盤の表面に供給手
段より研磨液を供給しつつ定盤を回転させた状態で、保
持具に保持させた被加工物の被加工面をブラシに接触さ
せると、研磨液による化学的作用およびブラシによる機
械的作用により、被加工物の被加工面が化学機械的に研
磨される。これと同時に、ブラシにより被加工物の被加
工面に付着した異物がかきとられる。このため、被加工
物の被加工面の化学機械的研磨および被加工面からの異
物の除去が同時に達成される。また、供給された研磨液
はブラシに毛細管現象により保持される。このため、ブ
ラシが被加工面に押し付けられることにより、被加工面
に対して十分な研磨液が供給され、研磨液と被加工面と
の化学反応が十分に進行する。
【0014】また、本願の第4の発明によれば、第1定
盤に第1供給手段から研磨スラリーを供給させながら第
1定盤を回転させた状態で第1定盤の表面に保持具に保
持させた被加工物の被加工面を接触させると、被加工面
が化学機械的に研磨され、被加工面の凹凸がとり除かれ
る。次いで、保持具により被加工物を第2定盤の上方に
位置させ、第2定盤に第2供給手段から研磨液を供給さ
せながら第2定盤を回転させた状態で第2定盤の表面に
植立されたブラシに保持具に保持させた被加工物の被加
工面を接触させると、研磨液による化学的作用およびブ
ラシによる機械的作用により被加工面が化学機械的に研
磨され、第1定盤による研磨による加工歪みがとり除か
れる。また、これと同時に、ブラシにより被加工物の被
加工面に付着した研磨材や異物がかきとられる。このた
め、被加工物の被加工面の化学機械的研磨による研磨仕
上げおよび被加工面からの異物の除去が同時に達成され
る。また、供給された研磨液はブラシに毛細管現象によ
り保持される。このため、ブラシが被加工面に押し付け
られることにより、被加工面に対して十分な研磨液が供
給され、研磨液と被加工面との化学反応が十分に進行す
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
【0016】図1は、本発明の研磨装置を示す平面図で
ある。図中11は、回転軸Oを中心として回転し、且
つ、ウエハWを保持および搬送するアームである。アー
ム11によりウエハWが搬送される円形の軌道12の上
には、ロード・ステーション13、第1研磨部14、研
磨仕上げ部15、アンロード.ステーション16が配置
されている。ロード・ステーション13およびアンロー
ド・ステーション16の近傍には、夫々、ローディング
部17およびアンローディング部18が設けられてい
る。また、第1研磨部14および研磨仕上げ部15の近
傍には、研磨スラリーおよび研磨液を夫々供給するため
の第1供給部19および第2供給部20が夫々設けられ
ている。
【0017】図2は、研磨仕上げ部15の構造を示す断
面図である。研磨仕上げ部15は、略円盤状の定盤31
を有する。定盤31の下面側であってその中心点には、
回転軸32が接続されている。回転軸32の下端部には
駆動手段(図示せず)が接続されている。定盤31の上
側には、第2供給部20のノズル21の開口端部22が
配置されている。一方、定盤31の周縁部および下面部
を囲うようにして、排出液受け部33が設けられてい
る。排出液受け部33の底面部の所定箇所には、排出口
34が形成され、排液パイプ35が接続されている。
【0018】上記定盤31は、図3に示すように、例え
ばステンレス製の定盤本体41の上側表面上に複数のブ
ラシ42が植立されている。定盤本体41の外周縁部に
は、研磨液を定盤本体41の表面上に貯留させるための
囲い43が設けられている。
【0019】ブラシ42は、図4に示すように、複数の
繊維51を1単位とする繊維群をいう。繊維51は例え
ば数十本、より具体的には50〜100本を1単位とす
る。繊維51は、例えば、長さ5〜10mm、直径10
0〜500μmである。また、繊維の材質としては、例
えば、ポリプロピレン等の合成樹脂のような、研磨液に
含有される化学的成分(例えば、水酸化カリウム)に対
して耐性を有する材質が使用される。本実施例では、ブ
ラシ42は、長さ約10mm、直径100μmのポリプ
ロピレン製繊維約50本からなる。
【0020】このようなブラシ42は、例えば、互いに
5〜10mmの間隔を隔てて任意の配置で定盤41の表
面上に植立される。例えば、ブラシ42は、図5(A)
に示す格子状や、図5(B)に示すような千鳥格子状、
すなわち、任意の一列に対して隣の一列上のブラシ42
の植立位置が当該列の長手方向に沿ってずれている状態
で配置される。
【0021】一方、第1研磨部14は、定盤31が、定
盤本体の表面上にパッド材(例えば、ローデル製SUB
A−4(ウレタン樹脂))が貼り付けられたものである
ことを除き、上述の研磨仕上げ部15と同様の構成であ
る。
【0022】上述の研磨装置10を用いて、次のよう
に、シリコン製のウエハWの表面に形成されたシリコン
酸化膜の平坦化を行なった。ここで処理されるウエハW
は、その表面上に約4000オングストローム(A)の
膜厚の金属配線層(材質:アルミ−シリコン−銅膜)が
所定のパターンで形成され、次いで、金属配線層を含む
ウエハWの表面上に膜厚14000〜18000Aのシ
リコン酸化膜を堆積(プラズマTEOS・CVD)させ
たものである。シリコン酸化膜の表面は、金属配線層の
凹凸に対応して、約3000〜7000Aの深さを有す
る凹部が生じていた。
【0023】まず、ローディング部17を経て、ウエハ
Wが、ロード・ステーション13に載置される。次に、
アーム11が回転駆動して、アーム11の先端部11a
をロード・ステーション13の上方に位置させる。アー
ム11の先端部11aに設けられた真空吸着チャックに
より真空吸着してウエハWを保持させる。次いで、アー
ム11が回転駆動して、ウエハWを第1研磨部14に移
動した。第1研磨部14では、アーム11がウエハWを
定盤の方向に押し下げて、ウエハWの表面を定盤の表面
に押し付ける。この状態で、第1供給部19から研磨ス
ラリーを供給しつつ、定盤を回転させてシリコン酸化膜
の研磨を化学機械的研磨を行った。ここで使用した研磨
スラリーは、リッピー製SC−112(コロイダルシリ
カ)であった。
【0024】このような第1研磨部14での主研磨工程
により、ウエハWの表面の凹凸が取り除かれる。しかし
ながら、この化学機械的研磨により、ウエハWの表面に
は加工歪みによるゆるやかな凹凸が生じていた。
【0025】主研磨工程が終了した後、アーム11が回
転駆動して、ウエハWを第1研磨部14から研磨仕上げ
部15に移動させる。研磨仕上げ部14では、アーム1
1がウエハWを定盤31の方向に押し下げて、ウエハW
の表面を定盤31の表面に押し付ける。この状態で、第
1供給部19から水酸化カリウム溶液を供給しつつ、定
盤31を回転させる。この際に、水酸化カリウム溶液
は、定盤本体41の表面に植立されたブラシ42を構成
する複数の繊維51の間に毛細管現象により保持されて
いる。この保持された水酸化カリウム水溶液は、ブラシ
42がウエハWの表面に接触することにより供給され
る。供給された水酸化カリウム水溶液とウエハWの表面
のシリコン酸化膜との間で化学的エッチングが起こる。
また、ブラシ42がウエハWの表面を機械的に研磨す
る。これにより、ウエハWのシリコン酸化膜が化学機械
的に研磨され、主研磨工程で生じた研磨歪みによる凹凸
が取り除かれた。これと同時に、ブラシ42がウエハW
の表面を擦ることにより、主研磨工程でウエハWの表面
に付着した研磨材がかき落とされた。
【0026】このような研磨仕上げ工程が終了した後、
アーム11はウエハWをアンロード・ステーション16
に移動および載置する。ウエハWは、アンローディング
部18を介して次の工程へ運搬される。
【0027】以上説明したように、本実施例の研磨装置
11では、ウエハWの表面の研磨仕上げと、ウエハWの
表面に残留した研磨材の除去を同時に行うことができ
る。この結果、ウエハWの表面に残留した研磨材を除去
するための洗浄装置を別に設ける必要がない。さらに、
上述の研磨装置11では、第1研磨部14および研磨仕
上げ部15が同一装置内に設けられている。このため、
第1研磨部14での主研磨工程でウエハWの表面に付着
した研磨材が乾燥する前に、研磨仕上げ部15に搬送で
きる。このため、搬送中に研磨材が乾燥するのを防止す
るための水中搬送機構が不要である。この結果、ウエハ
W表面に形成されたシリコン酸化膜の表面平坦化を簡単
な設備で短時間で行うことができる。
【0028】また、定盤31に供給された水酸化カリウ
ム溶液は、ブラシ42を構成する複数の繊維51の間に
毛細管現象により保持される。このブラシ42にウエハ
Wが押し付けられることにより、ブラシ42に保持され
た水酸化カリウム水溶液がウエハWの表面に十分に供給
される。このため、ウエハWのシリコン酸化膜の化学的
エッチングが円滑に進行する。また、ブラシ42がウエ
ハWの表面を擦るため、シリコン酸化膜が機械的に磨耗
する。この結果、ウエハWのシリコン酸化膜に主研磨工
程で生じた加工歪みによる凹凸が取り除かれる。
【0029】また、ブラシ42は、所定の間隔で定盤本
体41の表面に植立されている。しかも、ブラシ42
は、ウエハWが押し付けられると変形してウエハWの表
面に沿って広がる。このため、ウエハWの表面に均一に
水酸化カリウムが供給されるので、ウエハWのシリコン
酸化膜の全面にわたって均一に化学的エッチングが進行
する。また、ブラシ42がウエハWのシリコン酸化膜の
全面に均一に擦れる。この結果、ウエハWの表面は全体
にわたって略均一に化学機械的研磨が施され、略均等な
仕上がりのウエハWの表面が得られる。
【0030】また、ウエハWの表面の異物除去の点で
も、所定の間隔で植立されたブラシ42が変形してウエ
ハWの全面にわたって擦れるため、ウエハWの表面に研
磨材が残ることはほとんど無い。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本願の第1の発明
によれば、研磨液による化学的作用およびブラシによる
機械的作用により、被加工物の被加工面の化学機械的研
磨および被加工面からの異物の除去が同時に達成され
る。この結果、被加工物の被加工面の研磨を簡単な設備
で短時間で行うことができる。また、研磨液はブラシに
毛細管現象により保持されているため、ブラシが被加工
面に押し付けられることにより、被加工面に対して十分
な研磨液が供給され、研磨液と被加工面との化学反応が
十分に進行する。この結果、被加工面の化学機械的研磨
を円滑に行うことができる。
【0032】本願の第2の発明は、研磨仕上げ工程にお
いて、研磨液による化学的作用およびブラシによる機械
的作用により、被加工物の被加工面が化学機械的に研磨
し、主研磨工程で生じた被加工面の加工歪みを取り除
く。これと同時に、ブラシにより被加工物の被加工面に
付着した異物をかきとる。この結果、被加工物の被加工
面の主研磨、研磨仕上げ並びに被研磨面の洗浄をより簡
単な設備で短時間で行うことができる。また、研磨液は
ブラシに毛細管現象により保持されているため、ブラシ
が被加工面に押し付けられることにより、被加工面に対
して十分な研磨液が供給され、研磨液と被加工面との化
学反応が十分に進行する。この結果、被加工面の化学機
械的研磨を円滑に行うことができる。
【0033】本願の第3の発明によれば、定盤の表面に
ブラシが植立されている。従って、定盤の表面に供給手
段より研磨液を供給しつつ定盤を回転させた状態で、保
持具に保持させた被加工物の被加工面をブラシに接触さ
せると、研磨液による化学的作用およびブラシによる機
械的作用により、被加工物の被加工面が化学機械的に研
磨される。これと同時に、ブラシにより被加工物の被加
工面に付着した異物がかきとられる。この結果、被加工
物の被加工面の化学機械的研磨および被加工面からの異
物の除去が同時に達成されるので、被加工物の被加工面
の研磨を簡単な設備で短時間で行うことができる。ま
た、供給された研磨液はブラシに毛細管現象により保持
される。このため、ブラシが被加工面に押し付けられる
ことにより、被加工面に対して十分な研磨液が供給さ
れ、研磨液と被加工面との化学反応が十分に進行する。
この結果、被加工面の化学機械的研磨を円滑に行うこと
ができる。
【0034】また、本願の第4の発明によれば、第1定
盤において主研磨処理が行われ、被加工物の被加工面の
凹凸が取り除かれる。次いで、保持具により被加工物を
第2定盤の上方に位置させ、第2定盤に第2供給手段か
ら研磨液を供給させながら第2定盤を回転させた状態で
第2定盤の表面に植立されたブラシに保持具に保持させ
た被加工物の被加工面を接触させると、研磨液による化
学的作用およびブラシによる機械的作用により被加工面
が化学機械的に研磨され、第1定盤による研磨による加
工歪みがとり除かれる。また、これと同時に、ブラシに
より被加工物の被加工面に付着した研磨材等の異物がか
きとられる。また、第1定盤と第2定盤とは同一装置内
に設けられているので、第1定盤で処理された被加工物
を保持具により短時間で第2定盤まで搬送することがで
きる。従って、被加工物の被加工面に付着した研磨液が
乾燥する前に、研磨仕上げを開始することができるた
め、被加工面の乾燥防止のために被加工物を水中で搬送
および保管するための設備を別途用意する必要がない。
また、供給された研磨液はブラシに毛細管現象により保
持される。このため、ブラシが被加工面に押し付けられ
ることにより、被加工面に対して十分な研磨液が供給さ
れ、研磨液と被加工面との化学反応が十分に進行する。
この結果、被加工面の化学機械的研磨を円滑に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の研磨装置の一実施例を示す平面図。
【図2】図1に示す研磨装置の研磨仕上げ部を示す断面
図。
【図3】図2に示す研磨仕上げ部の要部を示す断面図。
【図4】図3に示すブラシを示す斜視図。
【図5】(A)および(B)は図3に示すブラシの植立
位置を示す平面図。
【符号の説明】
10…研磨装置、11…アーム、13…ロード・ステー
ション、14…第1研磨部、15…研磨仕上げ部、16
…アンロード・ステーション、19…第1供給部、20
…第2供給部、21…ノズル、31…定盤、32…回転
軸、33…排出液受け部、41…定盤本体、42…ブラ
シ、51…繊維。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸を中心として回転する定盤、前記
    定盤の表面に植立されたブラシ、前記定盤の表面に対向
    して設けられた被加工物を保持する保持具および前記定
    盤の表面に研磨液または研磨スラリーを供給する供給手
    段を具備する研磨仕上げ装置を用いて、前記定盤の表面
    に前記研磨液または前記研磨スラリーを供給しつつ前記
    定盤を回転させた状態で前記ブラシに前記保持具に保持
    された前記被加工物の被加工面を接触させることによ
    り、前記被加工面を化学機械的に研磨すると共に前記ブ
    ラシにより前記被加工面に付着した異物を除去すること
    を特徴とする研磨方法。
  2. 【請求項2】 被加工物の被加工面を化学機械的に研磨
    する主研磨工程、および、前記主研磨工程の後に前記被
    加工物の前記被加工面を表面にブラシが植立された定盤
    を用いて前記被加工面を化学機械的に研磨すると共に前
    記ブラシにより前記被加工面に付着した異物を除去する
    研磨仕上げ工程を具備することを特徴とする研磨方法。
  3. 【請求項3】 回転軸を中心として回転する定盤、前記
    定盤の表面に植立されたブラシ、前記定盤の表面に対向
    して設けられた被加工物を保持する保持具および前記定
    盤の表面に研磨液を供給する供給手段を具備する研磨仕
    上げ装置。
  4. 【請求項4】 被加工物を保持および搬送する保持具、
    前記保持具の前記被加工物を搬送する経路上に配置され
    且つ前記保持具に対して対向して設けられた第1定盤、
    前記第1定盤の表面に研磨スラリーを供給する第1供給
    手段、前記保持具の前記被加工物を搬送する経路上に配
    置され且つ前記保持具に対向して設けられた、その表面
    にブラシが植立された第2定盤、および、前記第2定盤
    の表面に前記研磨液を供給する第2供給手段を具備する
    ことを特徴とする研磨装置。
JP29546294A 1994-11-30 1994-11-30 研磨方法およびこれに用いる研磨装置並びに研磨仕上げ装置 Pending JPH08153695A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003007661A (ja) * 1999-01-06 2003-01-10 Tokyo Seimitsu Co Ltd 平面加工装置及び平面加工方法
JP2007250174A (ja) * 2006-03-16 2007-09-27 Shinka Jitsugyo Kk 化学機械研磨技法を用いてスライダ基板上にマイクロテクスチャを作製する方法及び装置
JP2011109054A (ja) * 2009-11-16 2011-06-02 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 基板の研磨装置および研磨方法
JP2016049612A (ja) * 2014-09-01 2016-04-11 株式会社荏原製作所 研磨方法および研磨装置
WO2017169055A1 (ja) * 2016-03-28 2017-10-05 株式会社フジミインコーポレーテッド 研磨パッド及び研磨方法

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