JPH0979468A - 複合管及びその接続部構造 - Google Patents

複合管及びその接続部構造

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JPH0979468A
JPH0979468A JP7235212A JP23521295A JPH0979468A JP H0979468 A JPH0979468 A JP H0979468A JP 7235212 A JP7235212 A JP 7235212A JP 23521295 A JP23521295 A JP 23521295A JP H0979468 A JPH0979468 A JP H0979468A
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JP
Japan
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layer
composite pipe
fusion
polyolefin resin
joint
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JP7235212A
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English (en)
Inventor
Yutaka Yoshino
豊 吉野
Hideki Kageyama
英樹 影山
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
    • Y02A20/20Controlling water pollution; Waste water treatment

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Abstract

(57)【要約】 【課題】管継手との接続部の耐熱性、耐薬品性に優れる
とともに、融着による管継手との接続加工の可能な複合
管及びその接続部構造を提供する。 【解決手段】最内層11が架橋ポリオレフィン樹脂層か
らなり、この外層となる第2層12が融着可能なポリオ
レフィン樹脂層からなり、更に、この外層となる第3層
13が金属層からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給水、給湯、ガス
用配管等に使用される複合管及びその接続部構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近時、給水、給湯用、ガス用配管とし
て、アルミニウム管等の金属管の内周面がポリエチレン
等の合成樹脂で被覆された2層構造の複合管が使用され
ており、更には、3層構造、即ち最内層が架橋ポリエチ
レン、第2層がアルミニウム等の金属、第3層が架橋ポ
リエチレンからなる複合管等も使用されている(実公平
3─41184号公報)。
【0003】これらの複合管は、内周面が合成樹脂層と
なることにより、管内を通過する流体の影響による腐蝕
に強く、又、3層構造の複合管の外層が合成樹脂層のも
のにあっては、外部からの影響による腐蝕にも強く、機
械的強度にも優れているため、配管材料として好適なも
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記これらの複合管に
おいて、金属管の内外層が架橋ポリエチレンで被覆され
ている複合管にあっては、金属管の内周面が一般のポリ
エチレンで被覆されているものより耐熱性、耐薬品性に
優れており、高温の給湯用や工業用配管としてより適し
たものである。
【0005】ところが、架橋ポリエチレンは架橋されて
いることにより耐熱性等の特性に優れる反面、本来の一
般のポリエチレンの特性である熱融着性に欠けるという
問題点がある。このため、配管工事における管継手との
接続は、接着剤により接着する方法がとられているが、
接着剤による接続部は耐圧性、耐熱性に欠ける欠点があ
る。
【0006】本発明は、上記の如き従来の問題点を解消
し、管継手との接続部の耐熱性、耐薬品性、耐候性に優
れるとともに、融着による管継手との接続加工の可能な
複合管及びその接続部構造を提供することを目的として
なされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1に記載の
発明(以下、本発明1という)は、最内層が架橋ポリオ
レフィン樹脂層からなり、この外層となる第2層が融着
可能なポリオレフィン樹脂層からなり、更に、この外層
となる第3層が金属層からなる複合管である。
【0008】本願の請求項2に記載の発明(以下、本発
明2という)は、前記複合管の接続部が、前記第3層が
剥離され前記第2層が表出された状態にて、内周に融着
可能なポリオレフィン樹脂層を有する継手に挿入され、
複合管の接続部の第2層と継手の融着可能なポリオレフ
ィン樹脂層とが、融着されている本発明1に記載の複合
管の接続部構造である。
【0009】本願の請求項3に記載の発明(以下、本発
明3という)は、前記継手が、奥側に前記複合管の第3
層が剥離され第2層が表出された接続部の外周面に相対
する内径を有し融着可能なポリオレフィン樹脂層中に電
熱線が埋設された融着部が形成され、開口側に前記複合
管の外周面に相対する内径を有し電熱線が埋設されてい
ない非融着部が形成されたものからなる本発明2に記載
の複合管の接続部構造である。
【0010】本発明1〜3(以下、併せて本発明とい
う)において、最内層を形成する架橋ポリオレフィン樹
脂としては、例えば、水架橋型シラン変性ポリエチレン
樹脂、化学架橋型のエチレン共重合体やポリプロピレン
樹脂等が使用可能である。
【0011】本発明において、第2層を構成する融着可
能なポリオレフィン樹脂としては、例えば、ポリエチレ
ン樹脂の他に、ポリプロピレン樹脂、ポリブテン樹脂等
が使用可能である。
【0012】本発明において、第3層を構成する金属層
の材質としては、例えば、鋼、アルミニウム以外に、ア
ルミニウム合金や、銅、銅合金等が挙げられる。
【0013】
【作用】本発明1の複合管は、最内層が耐熱性に優れる
架橋ポリオレフィン樹脂層からなることにより、耐熱性
に優れており、架橋ポリオレフィン樹脂層からなる最内
層と第3層の金属層との間に融着可能なポリオレフィン
樹脂層が設けられていることにより、架橋ポリオレフィ
ン樹脂層からなる最内層と第3層の金属層間の接着性に
優れており、第3層が金属層からなることにより、耐内
水圧強度が向上し、耐ガス透過性(耐酸素透過性)、耐
候性に優れており、又、継手との接続加工を行う際に、
第3層を剥離し、融着可能なポリオレフィン樹脂層から
なる第2層を表出させる、継手の受口の内層との間で融
着による接続が可能である。
【0014】本発明2の複合管の接続部構造は、前記複
合管の接続部が、前記第3層が剥離され前記第2層が表
出された状態にて、内周に融着可能なポリオレフィン樹
脂層を有する継手に挿入され、複合管の接続部の第2層
と継手の融着可能なポリオレフィン樹脂層とが、融着さ
れていることによって、接合強度が向上して耐圧性が高
く、強化層の端面が接水することがないので耐蝕性に優
れている。
【0015】本発明3の複合管の接続部構造は、更に、
前記継手が、奥側に前記複合管の第3層が剥離され第2
層が表出された接続部の外周面に相対する内径を有し融
着可能なポリオレフィン樹脂層中に電熱線が埋設された
融着部が形成され、開口側に前記複合管の外周面に相対
する内径を有し電熱線が埋設されていない非融着部が形
成されたものからなることにより、複合管の接続部の第
2層と継手の融着部が融着されるとともに、複合管の接
続部に隣接する部分が継手の非融着部により保持される
ので、接続部に曲げ応力が作用したような場合に、融着
された部分に応力が集中することがなく、耐曲げ強度に
優れている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照して説
明する。図1は、本発明の複合管の一例を示す一部切欠
き正面図である。この複合管1は、次のような4層構造
とされている。最内層11として、水架橋型シラン変性
ポリエチレン樹脂を使った架橋ポリエチレン等の耐熱性
に優れる架橋ポリオレフィン樹脂からなる層を有する。
その外層となる第2層12として、非架橋型ポリエチレ
ン樹脂等の熱融着可能なポリオレフィン樹脂からなる層
を有する。更に、その外層となる第3層13として、ア
ルミニウム板を成形加工により円筒状の管とした金属層
を有する。最外層14として、最内層11と同じ水架橋
型シラン変性ポリエチレン樹脂を使った架橋ポリエチレ
ン樹脂等の耐候性に優れる熱可塑性樹脂からなる層を有
する。但し、最外層14は必須のものではなく、第3層
13が最外層とされていてもよい。
【0017】以下、図1に示す複合管同士を電気融着継
手を用いて接続した複合管の接続構造の一例を図2を参
照して説明する。複合管1,1の接続部1a,1aは、
その第3層13及び第4層14が剥離され第2層12が
表出された状態とされている。2はソケット型の電気融
着継手であって、両端部に受口21,21が設けられ、
略中央部の内周面には周方向に沿って突条22が設けら
れている。電気融着継手1は、受口21,21内に、電
熱線23,23が埋設された融着可能なポリオレフィン
樹脂層を有し、その他の部分は耐熱性に優れる架橋ポリ
オレフィン樹脂から形成されている。
【0018】電気融着継手2の両受口21,21内に、
複合管1,1の接続部1a,1aが、その先端面が突条
22の側面に突き当たるように挿入されている。電気融
着継手2の電熱線23の通電加熱により、複合管1,1
の接続部1a,1aの第2層12,12と電気融着継手
2の受口21,21内の融着可能なポリオレフィン樹脂
層間が融着されて、複合管の接続部が形成されている。
【0019】尚、上記の例において、必ずしも電気融着
継手である必要はなく、単に、受口21,21内に、ポ
リオレフィン樹脂層を有し、その他の部分は耐熱性に優
れる架橋ポリオレフィン樹脂から形成されている継手で
あってもよい。この場合には、複合管1,1の接続部の
第2層12,12の外面とソケット型の継手の受口内の
融着可能なポリオレフィン樹脂層の内面とをソケット融
着機を用いて加熱し溶融し、それらを接続させて一定時
間放置して冷却固化させて、複合管の接続部が形成され
ることになる。
【0020】図3は、図1に示す複合管同士を電気融着
継手を用いて接続した複合管の接続構造の別の例を示す
断面図である。複合管1,1の接続部1a,1aは、第
3層13及び第4層14が剥離され第2層12が表出さ
れた状態とされている。
【0021】3はソケット型の電気融着継手であって、
両端部に受口31,31が設けられ、略中央部の内周面
には周方向に沿って突条32が設けられている。電気融
着継手3は、受口31,31内に、奥側に、複合管1,
1の第3層13及び第4層14が剥離され第2層12が
表出された状態とされた接続部1a,1aの外周面に相
対する内径D1 を有しその接続部1a,1aの長さL1
に対応する長さを有する、融着可能なポリオレフィン樹
脂層中に電熱線33,33が埋設された内層を有する融
着部31a,31aが設けられ、開口側に、複合管1,
1の最外層14,14の外径に対応する内径D2 を有
し、架橋型ポリオレフィン樹脂層からなる電熱線が埋設
されていない内層を有する長さL2 の非融着部31b,
31bが設けられており、外層は耐熱性に優れる架橋ポ
リオレフィン樹脂から形成されている。
【0022】電気融着継手2の両受口21,21内の奥
側の融着部31a,31aに、複合管1,1の接続部1
a,1aが、その先端面が突条22の側面に突き当たる
ように挿入され、開口側に、複合管1,1の接続部1
a,1aに隣接する4層構造の部分が挿入されている。
電気融着継手3の電熱線33の通電加熱により、複合管
1,1の接続部1a,1aの第2層12,12と電気融
着継手3の受口31,31の融着部31a,31aの内
層間が融着されるとともに、複合管1,1の接続部1
a,1aに隣接する部分が電気融着継手3の非融着部に
より保持された複合管の接続部が形成されている。
【0023】
【発明の効果】本発明1の複合管は上記の如き構成とさ
れているので、耐熱性、耐内水圧強度が向上し、耐ガス
透過性(耐酸素透過性)及び耐候性に優れており、熱融
着による接続が可能である。
【0024】本発明2の複合管の接続部構造は上記の如
き構成とされているので、耐圧性が高く、耐蝕性に優れ
ている。
【0025】本発明3の複合管の接続部構造は上記の如
き構成とされているので、更に、耐曲げ強度に優れてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合管の一例を示す一部切欠き正面図
である。
【図2】本発明の複合管の接続構造の一例を一部切欠き
正面図である。
【図3】本発明の複合管の接続構造の別の例を一部切欠
き正面図である。
【符号の説明】
1 複合管 1a 接続部 2,3 電気融着継手 11 最内層 12 第2層 13 第3層 14 最外層 21,31 受口 23,33 電熱線 31a 融着部 31b 非融着部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 最内層が架橋ポリオレフィン樹脂層から
    なり、この外層となる第2層が融着可能なポリオレフィ
    ン樹脂層からなり、更に、この外層となる第3層が金属
    層からなることを特徴とする複合管。
  2. 【請求項2】 前記複合管の接続部が、前記第3層が剥
    離され前記第2層が表出された状態にて、内周に融着可
    能なポリオレフィン樹脂層を有する継手に挿入され、複
    合管の接続部の第2層と継手の融着可能なポリオレフィ
    ン樹脂層とが、融着されていることを特徴とする請求項
    1に記載の複合管の接続部構造。
  3. 【請求項3】 前記継手が、奥側に前記複合管の第3層
    が剥離され第2層が表出された接続部の外周面に相対す
    る内径を有し融着可能なポリオレフィン樹脂層中に電熱
    線が埋設された融着部が形成され、開口側に前記複合管
    の外周面に相対する内径を有し電熱線が埋設されていな
    い非融着部が形成されたものからなることを特徴とする
    請求項2に記載の複合管の接続部構造。
JP7235212A 1995-09-13 1995-09-13 複合管及びその接続部構造 Pending JPH0979468A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017120093A (ja) * 2015-12-28 2017-07-06 積水化学工業株式会社 樹脂複合管、配管システムおよびその施工方法
JP2018173148A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 積水化学工業株式会社 伸縮継手および配管構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017120093A (ja) * 2015-12-28 2017-07-06 積水化学工業株式会社 樹脂複合管、配管システムおよびその施工方法
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