JPH0979189A - 電動送風機 - Google Patents

電動送風機

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JPH0979189A
JPH0979189A JP23630595A JP23630595A JPH0979189A JP H0979189 A JPH0979189 A JP H0979189A JP 23630595 A JP23630595 A JP 23630595A JP 23630595 A JP23630595 A JP 23630595A JP H0979189 A JPH0979189 A JP H0979189A
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吉隆 村田
Takeshi Tokuda
剛 徳田
Seiichi Ueno
聖一 上野
Kazuhisa Morishita
和久 森下
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気掃除機用の電動送風機において、ファン
ケースに備えられたケースキャップと、インペラの入り
口部との間のエアー漏れをなくし、高出力で、高信頼性
の電動送風機を提供することを目的としている。 【構成】 電気掃除機用の電動送風機51において、フ
ァンケース52の吸込口57部に備えられたケースキャ
ップ53で、インペラ55と相対する部分のベローズ5
4の外周をテーパー状にし、インペラ55と圧接させる
ことで、インペラ入り口部56と、ベローズ54の間の
タイト性を向上させエアー漏れを防止し、損失を低減
し、高出力の電動送風機を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気掃除機の電動送風
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、家庭用電気掃除機は、吸込仕事率
のハイパワー化と、高品質、高信頼性、長寿命化が要求
されている。
【0003】従来の電気掃除機用電動送風機1を図7、
図8に示す。整流子5は、複数個の整流子片6からな
り、電機子コア3に巻かれている電機子巻線4の端部は
整流子片6へつながれており、整流子5とともにシャフ
ト8上に設けられ電動送風機1の電機子2を構成してい
る。電機子2のシャフト8は第1の軸受9、第2の軸受
10を介して電動送風機1の固定部であるモータカバー
11や、ブラケットA12に固定されている。
【0004】界磁コア14に巻かれた界磁巻線13は巻
枠15に設けられている界磁接点板16へつながれステ
ータ25を形成している。カーボンブラシ20はモータ
カバー11に固定された異形管18に挿入され、異形管
18内を摺動し、一端が整流子5と接している。
【0005】出力軸のシャフト8にインペラ24が備え
られ、インペラ24の外周部に通風路を形成するエアガ
イド22が配されており、ファンケース23がこれらを
覆うように取り付けられ電動送風機1となる。ファンケ
ース23の中央部分には、樹脂でできたケースキャップ
36が溶着によって下方より固定され電動送風機1の吸
込口35を形成している。
【0006】ケースキャップ36にはインペラ入り口部
37の内周に相対するように形成されたリング状のベロ
ーズ38があり、ベローズ38の外周と、インペラ入り
口部37の内周がラジアル方向でタイト性を保ってい
る。電動送風機1への供給電力を制御する制御基板26
は、モータカバー11の一部に設けられた収納部27に
挿入され収められ、収納部27の一部に設けられている
突起部28によって端面を挿入方向へ押さえられ、制御
基板26が収納部27から抜けるのを防止している。ま
た、制御基板26には電力伝達用の接点板29が備えら
れている。
【0007】一方モータカバー11に備えられている配
電板30はそれ自身にバネ性があり弾性力を備えてお
り、先端接点部31を制御基板26の接点板29へ付勢
していると同時に、略中間部の接点部32をステータ2
5の界磁接点板16へ付勢し電力を伝達している。
【0008】上記構成において、電動送風機1に供給さ
れる電力は、まず制御基板26に供給され、接点板29
から接点部31を介し配電板30を通じ、巻枠15の界
磁接点板16から界磁巻線13を通った後、カーボンブ
ラシ20、整流子片6の経路をたどり電機子巻線4へ供
給され、電機子2が回転し電動送風機1が運転される。
【0009】電動送風機1が運転されると、インペラ2
4が回転し、ファンケース23上方の空気が吸込口36
を経て、インペラ入り口部37から円周方向へ排出さ
れ、エアガイド22を通り下方へと流れる。このとき、
ファンケース23上方の真空圧(負圧)が上昇する。こ
の真空圧Hと、このとき流れる風量Qの積に比例した値
が電動送風機1の仕事率となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
の電動送風機1では、電気掃除機のハイパワー化のため
に、電動送風機1の仕事率を向上させるとき、ファンケ
ース23上方の真空圧を上昇させる必要があるが、イン
ペラ入り口部37とケースキャップ36のベローズ38
部分のエアータイト性が充分でないと、インペラ24の
外周部から排出された空気がインペラ24上方のファン
ケース23との隙間部を逆流し、インペラ24入り口部
37へリークし、真空圧の上昇が妨げられ、仕事率向上
に限界がでてくる。エアータイトを充分にするためイン
ペラ24先端部の天面とベローズ38をスラスト方向で
タイトすればよいが、ファンケース23の高さ方向の位
置は界磁コア25の積み厚の寸法バラツキによって一意
に決まらないため、不可能である。
【0011】本発明は、上記課題を解決するもので、高
出力の電動送風機を提供することを第1の目的としてい
る。
【0012】また、インペラの高さがばらついても、フ
ァンケースとインペラの相対位置のズレを吸収してタイ
ト性を確保すると同時に、ケースキャップとインペラの
摩擦による過負荷を防止し、高出力で、高品質の電動送
風機を提供することを第2の目的としている。
【0013】インペラの高さがばらついても、ファンケ
ースとインペラの相対位置のズレを吸収し、かつ、ケー
スキャップをインペラ方向へ付勢することで、タイト性
を確実にし、高出力で、高品質の電動送風機を提供する
ことを第3の目的としている。
【0014】また、タイト性を確実にし、部品点数を削
減し、高出力で高品質、かつ、安価な電動送風機を提供
することを第4の目的としている。
【0015】また、起動時の過負荷を防止し、かつ、タ
イト性を確保し、高出力で、高品質の電動送風機を提供
することを第5の目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために第1の課題解決手段は、モータカバーとブラケ
ットAに保持さたステータと、軸受によって前記モータ
カバーと前記ブラケットAに保持された電機子と、前記
モータカバーに備えられた一対のブラシと、かつ、出力
軸に設けられたインペラと、インペラの下方に配された
エアガイドと、前記インペラ及びエアガイドを覆い、か
つ、吸込口にリング状のケースキャップを備えたファン
ケースによって構成される電動送風機で、前記ケースキ
ャップにおいて、前記インペラ入り口部と相対するベロ
ーズ部先端の径が、前記インペラ入り口部径より小さ
く、かつ、ベローズ奥部の径がインペラ入り口径より大
きなテーパー状で、かつ、ベローズ先端部は、前記イン
ペラの入り口部先端より下方へ突出し、インペラと圧接
される位置で前記ファンケースに備えたものである。
【0017】第2の目的を達成するために第2の課題解
決手段は、リング状のケースキャップ上方で、ファンケ
ースとの間にクリアランスを有し、ケースキャップはフ
ァンケース取付部を上下に摺動するようにしたものであ
る。
【0018】第3の目的を達成するために第3の課題解
決手段は、リング状のケースキャップ上方で、ファンケ
ースとの間にクリアランスを有し、かつ、前記クリアラ
ンスの一部に弾性体のシールを挿入したものである。
【0019】第4の目的を達成するために第4の課題解
決手段は、リング状のケースキャップの外周に配された
厚肉部が、ファンケース取付部内周に圧入され、かつ、
前記ケースキャップの内周側が薄肉化したものである。
【0020】第5の目的を達成するために第5の課題解
決手段は、形状記憶樹脂からなるベローズを内周部に備
えた、リング状のケースキャップを設けたものである。
【0021】
【作用】第1の課題解決手段により、ケースキャップの
ベローズの外周が、インペラ入り口部の内周と圧接され
ているので、エアータイトを確実にできる。
【0022】さらに第2の課題解決手段により、ケース
キャップがスラスト方向へ動くので、インペラ高さのバ
ラツキを吸収しながら、入り口部とのエアータイトする
ので、インペラの過負荷を抑えることができる。
【0023】また第3の課題解決手段により、ケースキ
ャップとファンケースの間に弾性体のシールを設けてい
るので、ファンケースとケースキャップの間のエアータ
イトを確実にし、かつ、インペラ入り口部とベローズの
タイトも確実にでき、インペラの過負荷も抑えることが
できる。
【0024】また第4の課題解決手段により、ケースキ
ャップとファンケースを圧入とし、ファンケースとケー
スキャップの間のエアータイトを確実にし、かつ、ケー
スキャップを薄肉で形成することで、自身の弾力でベロ
ーズ外周をインペラ入り口部内周へ圧接されるので、部
品点数を削減し、インペラ入り口部とベローズのタイト
も確実にでき、インペラの過負荷も抑えることができ
る。
【0025】また第5の課題解決手段により、形状記憶
樹脂でケースキャップを構成するので、インペラ回転中
のみ、インペラ入り口部とベローズのタイトが確実にで
き、起動時のインペラの過負荷を防止できる。
【0026】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の第1の実施例を図1、図2を
参照しながら説明する。
【0027】図1、図2に示すように、電動送風機51
のファンケース52に設けられているケースキャップ5
3は、ベローズ54の外周部がテーパー形状となってお
り、先端部の径をA、奥の径をBとする。インペラ55
の入り口部56の径をΦCとすると、この三者の寸法は
A≦C≦Bの関係にあり、かつ、ベローズ54先端は、
インペラ入り口部56より下方になっている。従って、
インペラ入り口部56の内周は、ケースキャップ53の
ベローズ54外周と圧接されている。
【0028】上記構成において動作を説明すると、電動
送風機51の組立の時、ファンケース52を圧入すると
きケースキャップ53のベローズ54はインペラ入り口
部56の内周に誘われながらインペラ55に圧入され
る。また界磁コア3の積み厚の寸法バラツキによって、
インペラ55の高さにバラツキを持っても、確実にイン
ペラ55内周とベローズ54外周が圧入となる。電動送
風機51が運転されるとき、インペラ55はケースキャ
ップ53の内周を削りながら回転し、インペラ55内周
部とベローズ54の間はタイトされ、エアー漏れがなく
なり電動送風機51の仕事率は従来より向上する。
【0029】(実施例2)以下に本発明の第2の実施例
について図3を参照しながら説明する。
【0030】第1の実施例と同一部品については、同一
符号を付して説明を省略する。図3に示すように、ファ
ンケース52とケースキャップ60のスラスト方向に空
間を設け、ケースキャップ60が上下に摺動可能に配さ
れている。
【0031】上記構成において、動作を説明すると、電
動送風機51の組立の時、ファンケース52を圧入する
前はケースキャップ60はスラスト方向のガタのため、
下方の位置の状態である。ファンケース52を圧入する
ときケースキャップ60のベローズ54はインペラ入り
口部56の内周に当たってから圧入が完全に終了するま
で上方へ移動する。
【0032】界磁コア3の積み厚の寸法バラツキによっ
て、インペラ55の高さにバラツキがあっても、個々の
インペラ55の高さに応じた位置になりインペラ55内
周とベローズ54外周部の隙間がなくなり、確実にタイ
トされ、エアー漏れがなくなり電動送風機51の仕事率
は従来より向上する。また、電動送風機51の起動時に
インペラ55が過負荷による起動不良や、巻線のレアー
ショート等の不良が防止できる。
【0033】(実施例3)以下に本発明の第3の実施例
について図4を参照しながら説明する。
【0034】図4に示すように、ファンケース52とケ
ースキャップ60の取付に、スラスト方向の空間を有
し、ケースキャップ60は上下に動く。また、ファンケ
ース52とケースキャップ60の間の空間にドーナッツ
型でシート状のゴム等で形成された弾性体でできたシー
ル65が挿入されている。
【0035】上記構成において、動作を説明すると、電
動送風機51の組立の時、ファンケース52を圧入する
前はケースキャップ60はシール65の弾性力のため、
スラスト方向のガタの下方の位置にある。ファンケース
52を圧入するときケースキャップ60のベローズ54
はインペラ入り口部56の内周に当たってから圧入が完
全に終了するまで上方へ移動する。
【0036】界磁コア3の積み厚の寸法バラツキによっ
て、インペラ55の高さにバラツキがあっても、個々の
インペラ55の高さに応じた位置になり、かつ、シール
65の弾力で、インペラ55内周とベローズ54外周部
は確実に圧接され、確実にタイトされる。また、シール
65はファンケース52とケースキャップ60の隙間部
分のエアータイトを確実にし、この部分のエアー漏れを
抑え、電動送風機51の仕事率はさらに向上する。ま
た、電動送風機51の起動時にインペラ55が過負荷に
よる起動不良や、巻線のレアーショート等の不良が同様
に防止できる。
【0037】(実施例4)以下に本発明の第4の実施例
について図5を参照しながら説明する。
【0038】図5に示すように、電動送風機51のファ
ンケース52に設けられているケースキャップ70は、
外形部がファンケース52の取付部に圧入となってお
り、ケースキャップ70の厚肉部71となり、ケースキ
ャップ70を保持し、かつ、ファンケース52とケース
キャップ70の隙間部分のエアータイトを確実にする。
圧肉部71より内側はケースキャップ70の薄肉部72
となっておりこの薄肉部72の端部にベローズ54が設
けられている。
【0039】上記構成において、動作を説明すると、電
動送風機51の組立の時、ファンケース52を圧入する
ときケースキャップ70のベローズ54はインペラ入り
口部56の内周に当たってから圧入が完全に終了するま
で上方へ移動する。ファンケース52が完全に圧入され
た状態では、ベローズ54はケースキャップ70の薄肉
部72自身の弾力で、界磁コア3の積み厚の寸法バラツ
キによって、インペラ55の高さにバラツキがあって
も、個々のインペラ55の高さに応じた位置になり、イ
ンペラ55内周とベローズ54外周部は確実に圧接さ
れ、確実にタイトされるて、電動送風機51の仕事率は
従来より向上する。また、電動送風機51の起動時にイ
ンペラ55が過負荷による起動不良や、巻線のレアーシ
ョート等の不良が同様に防止できる。
【0040】(実施例5)以下に本発明の第5の実施例
について図6を参照しながら説明する。
【0041】図6に示すように、電動送風機51のファ
ンケース52に設けられているケースキャップ80は、
形状記憶樹脂によって構成され、冷時のベローズ54の
先端部の径Dと、インペラ入り口部56の径Fは、D≦
Fの関係にあり、ベローズ54の先端部とインペラ入り
口部56の間には、一定のギャップを有する。また図6
(b)で破線で示されるように、ケースキャップ80の
温度が上昇したときの先端部径Eは、F≦Eの関係にあ
り、ベローズ54先端部が径方向へ変形し、インペラ入
り口部56と圧接になる。
【0042】上記構成において動作を説明すると、電動
送風機51の組立の時、ファンケース52を圧入すると
きケースキャップ80のベローズ54の先端部は、イン
ペラ入り口部56の内側になり、圧入することにによる
ケースキャップ80の変形や、インペラの変形を起こさ
ない。電動送風機51が停止している間はこの状態のま
まで、また、電動送風機51が運転されると、周囲の温
度上昇によってケースキャップ80も温度上昇し、ベロ
ーズ54の先端部がインペラ入り口部56に圧接され
て、インペラ55内周部とベローズ54の間はタイトさ
れ、エアー漏れがなくなり電動送風機51の仕事率は従
来より向上する。また、電動送風機51の起動時にイン
ペラ55が過負荷による起動不良や、巻線のレアーショ
ート等の不良が防止できる。
【0043】
【発明の効果】以上の実施例からも明らかなように、本
発明の第1の手段によれば、ケースキャップとインペラ
入り口部のタイト性を向上させ、エアー漏れによる損失
を低減させるので、高出力の電動送風機を提供すること
ができる。
【0044】また、第2の手段により、インペラ高さの
バラツキを吸収し、ケースキャップとインペラ入り口部
のタイト性を向上させ、エアー漏れによる損失を低減さ
せ、また、起動不良、レアーショート不良を低減するの
で、高出力で、高信頼性の電動送風機を提供することが
できる。
【0045】第3の手段により、インペラ高さのバラツ
キを吸収し、ケースキャップとインペラ入り口部のタイ
ト性をシールの弾性力で確実にし、また、ファンケース
とケースキャップの間のエアー漏れによる損失も低減さ
せるので、より高出力で、高信頼性の電動送風機を提供
することができる。
【0046】また、第4の手段により、部品点数を削減
しながら、インペラ高さのバラツキを吸収し、ケースキ
ャップとインペラ入り口部のタイト性をケースキャップ
自身の弾性力で確実にし、また、ファンケースとケース
キャップの間のエアー漏れによる損失も低減させるの
で、より高出力で、高信頼性で安価な電動送風機を提供
することができる。
【0047】また、第5の手段により、部品点数を削減
しながら、形状記憶樹脂のケースキャップによって、電
動送風機の起動時の過負荷を確実に防止し、ケースキャ
ップとインペラ入り口部のタイト性を向上させ、より高
出力で、より高信頼性の電動送風機を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す電動送風機の一部
破断側面図
【図2】同電動送風機の要部断面図
【図3】本発明の第2の実施例を示す電動送風機の要部
断面図
【図4】本発明の第3の実施例を示す電動送風機の要部
断面図
【図5】本発明の第4の実施例を示す電動送風機の要部
断面図
【図6】(a)本発明の第5の実施例を示す電動送風機
の要部断面図 (b)同電動送風機のケースキャップの断面図
【図7】従来の電動送風機の一部破断側面図
【図8】同電動送風機の要部断面図
【符号の説明】
51 電動送風機 52 ファンケース 53 ケースキャップ 54 ベローズ 55 インペラ 56 インペラ入り口部 57 吸込口 60 ケースキャップ 65 シール 70 ケースキャップ 71 厚肉部 72 薄肉部 80 ケースキャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森下 和久 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータカバーとブラケットAに保持さた
    ステータと、軸受によって前記モータカバーと前記ブラ
    ケットAに保持された電機子と、前記モータカバーに備
    えられた一対のブラシと、出力軸に設けられたインペラ
    と、インペラの下方に配されたエアガイドと、前記イン
    ペラ及びエアガイドを覆いかつ吸込口にリング状のケー
    スキャップを備えたファンケースにより形成され、前記
    ケースキャップのインペラ入り口部と相対するベローズ
    部先端の径が、前記インペラ入り口部径より小さく、か
    つ、ベローズ奥部の径がインペラ入り口径より大きなテ
    ーパー状で、かつ、ベローズ先端部は、前記インペラの
    入り口部先端より下方へ突出し、インペラと圧接される
    位置で前記ファンケースに備えられた電動送風機。
  2. 【請求項2】 ケースキャップ上方で、ファンケースと
    の間にクリアランスを有し、ケースキャップはファンケ
    ース取付部を上下に摺動する請求項1記載の電動送風
    機。
  3. 【請求項3】 リング状のケースキャップ上方で、ファ
    ンケースとの間にクリアランスを有し、かつ、前記クリ
    アランスの一部に弾性体のシールを挿入した請求項2記
    載の電動送風機。
  4. 【請求項4】 リング状のケースキャップの外周に配さ
    れた厚肉部が、ファンケース取付部内周に圧入され、か
    つ、前記ケースキャップの内周側が薄肉化された請求項
    1記載の電動送風機。
  5. 【請求項5】 形状記憶樹脂からなるベローズを内周部
    に備えた、リング状のケースキャップを有する請求項1
    記載の電動送風機。
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