JPH097863A - 整流器用変圧器 - Google Patents

整流器用変圧器

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Publication number
JPH097863A
JPH097863A JP7151272A JP15127295A JPH097863A JP H097863 A JPH097863 A JP H097863A JP 7151272 A JP7151272 A JP 7151272A JP 15127295 A JP15127295 A JP 15127295A JP H097863 A JPH097863 A JP H097863A
Authority
JP
Japan
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winding
phase shift
voltage
delta
tap
Prior art date
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Pending
Application number
JP7151272A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasunobu Miyamoto
泰伸 宮本
Takashi Iwabuchi
隆 岩渕
Osamu Koyama
修 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP7151272A priority Critical patent/JPH097863A/ja
Publication of JPH097863A publication Critical patent/JPH097863A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、高調波発生量を低減することが可
能な整流器用変圧器を提供することにある。 【構成】 変圧器の二次側は直流巻線、その一次側は交
流巻線で且つこの交流巻線に移相調整用の辺延びデルタ
結線を持ち、更に変圧比変化用のタップ巻線を有すると
共に異なる2種類以上の移相角を形成するように構成さ
れる整流器用変圧器において、任意の移相角αを持つ一
次側交流巻線の辺延びデルタ結線部W2 にタップ巻線を
配置したものと、移相変化が同じで他の移相角βを持つ
一次側交流巻線の辺延びデルタ結線部W2 にタップ巻線
を配置したものを備えたことを特徴とする整流器用変圧
器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低電圧大電流用として
用いられる整流器用変圧器に関する。
【0002】
【従来の技術】大容量の整流器用変圧器は、高調波を抑
制するための多相整流化が必要でありこのために変圧器
に移相巻線を付加し多相化するのが一般的である。この
場合、移相巻線の付加には種々の方法があるが、現在最
も有力な方法は巻線容量的に最も少く第3調波等を流す
ことができるデルタ結線を備えている辺延びデルタ結線
であると考えられている。
【0003】又、近年、直流電気炉用の整流器用変圧器
においては、移相巻線を持ち更に出力電圧を変化させる
ためにタップ巻線を持つものが要求されるようになって
きている。このような場合に、二次側直流巻線は一般的
に低電圧大電流であるため移相巻線やタップ巻線を取付
けことは困難である。このため一次側交流巻線に移相巻
線及びタップ巻線を取付ける必要がある。
【0004】以上のような場合で、2種類の移相角を得
る場合の辺延びデルタ結線のベクトル図を図2に示す。
図2において、一方は同図(a)に示すように、線間電
圧をE1 、移送角をαとするとこれにより決定され、ス
ター部巻線W1 (電圧E3 )とタップ巻線付デルタ部巻
線W2 (電圧E2 )からなる。又、他方は同図(b)に
示すように、前記結線と移相変化方向を逆にしたものか
らなる。そうすると、この2種類の辺延びデルタ結線に
より一次側交流巻線には2種類の移送角を得ることがで
きる。この時の2種類の辺延びデルタ間の移相差は2α
となる。
【0005】次に、図2(a)における線間電圧E1 を
E11に変化させると、図2(a1 )に示すように、スタ
ー部巻線W1 はそのままで電圧E3 とし、タップ巻線付
デルタ部巻線W2 の電圧E2 をタップ巻線により変化さ
せ、電圧E21とする。したがって、一方の辺延びデルタ
結線の移相角は電圧E21及び電圧E3 により決定される
α1 となる。又同様に、他方は図2(b1 )に示すよう
に、辺延びデルタ結線のデルタ部巻線W4 の電圧E21と
タップ巻線付スター部巻線W3 の電圧E3 は前記と同一
であり、更に、移相角α1 も前記と同様に変化する。
【0006】ここで、一方の移相角α1 が正規の移相角
αに対して小さくなると、他方の移相角α1 も小さくな
り、2つの辺延びデホルテ間の移相差2α1 は、正規の
移相差2αに対し2α−2α1 の角度ずれることにな
る。このずれは辺延びデルタ結線両者でお互い増長し合
う方向にある。このように2種類の整流器用変圧器にお
いて、電圧を変化させることにより2種類間の移相差が
正規の移相差に対しずれてしまうと、高調波発生量が増
加することになる。この増加量はタップ電圧の範囲によ
り左右されるが、直流電気炉用の整流器用変圧器におい
てはタップ電圧範囲も大きくなり、それにより移相差の
ずれも大きく高調波発生量も大幅に増加する場合があ
る。
【0007】これに対する先行技術として特開平5ー2
05955号公報がある。図3(b)に示す結線は同図
(a)と同一な線間電圧E1 と同一な移相角αに対して
タップ巻線付スター部巻線W3 (電圧E3 )とデルタ部
巻線W4 (電圧E2 )とからなる。このときの2種類の
辺延びデルタ間の移相差は2αとなる。
【0008】次に、図3(a)、(b)における線間電
圧をE1 からE11に変化させると同図(b1 )のように
タップ巻線付スター部巻線W3 の電圧E3 をタップ巻線
W1より変化させE31とし、デルタ部巻線W4 はそのま
まで電圧E2 とする。ここで一方の移相角α1 が正規の
移相角αに対して小さくなると、他方の移相角α11は大
きくなる。従って、辺延びデルタ結線両者の移相角の変
化は、正規の移相差とのずれを互いに打消し合う方向に
変化する。
【0009】即ち、上記の例では、タップ電圧を変化さ
せても2種類の辺延びデルタ結線間の正規の移相差との
ずれを従来例に比べて小さくすることができるので高調
波発生量を低減することが可能となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記の例において、タ
ップ巻線付スタ―部巻線を採用している。一般に結線の
スター部はデルタ部に比し、同一線間電流に対し31/2
倍の電流が流れる。タップ巻線は高電圧・低電流に用い
られるため、結線のスター部はデルタ部より高電流が流
れるため取付けが困難である。本発明は、上記事情に鑑
みてなされたもので、その目的は高調波発生量を低減す
ることが可能な整流器用変圧器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は変圧器の二次側は直流巻線、その一次側は
交流巻線で且つこの交流巻線に移相調整用の辺延びダル
テ結線を持ち、更に変圧比変化用のタップ巻線を有する
と共に異なる2種類以上の移相角を形成するように構成
される整流器用変圧器において、任意の移相角を持つ一
次側交流巻線の辺延びデルタ結線のデルタ巻線部にタッ
プ巻線を配置したものと、移相変化方向が同じ他の移相
角を持つ一次側交流巻線の辺延びデルタ結線のデルタ巻
線部にタップ巻線を配置したものとを備えたことを特徴
とする。
【0012】
【作用】本発明の整流器用変圧器によるとタップ巻線を
変化させてタップ電圧を変化させても辺延びデルタ結線
間の正規の移相差とのずれを小さくすることができるの
で、高調波発生量を低減することが可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例の2種類の移相角を得る場
合の辺延びデルタ結線のベクトル図である。
【0014】同図(a)に示すように、一方の結線は線
間電圧をE1 、移相角をαとすると、これにより決定さ
れるスター部巻線W1 (電圧E3 )とタップ巻線付デル
タ部巻線W2 (電圧E2 )とからなり、他方の結線は同
図(b)に示すように、同一な線間電圧E1 と異る移相
角βに対しタップ付デルタ部巻線W2(電圧E4)とスター
部巻線W1(電圧E5)とからなる。従って、この2種類の
辺延びデルタ結線により一次側交流巻線にて2種類の移
相角を得ることができる。このときの2種類辺延びデル
タ間の移相差は(α−β)となる。
【0015】次に、図1(a)、(b)における線間電
圧E1 をE11に変化させると、図1(a1 )、(b1 )
に示すようになる。即ち、一方の辺延びデルタ結線は、
同図(a1 )に示すように、スタ―部巻線W1 はそのま
まで電圧E3 とし、タップ巻線付デルタ部巻線W2 の電
圧E2 とタップ付巻線により変化させE21とする。この
時移相角はαに対しα1 に変化する。
【0016】又、他方の辺延びデルタ結線は同図(b1
)に示すようにスター部巻線W1 はそのままで電圧E5
とし、タップ付デルタ部巻線W2 の電圧E4 をタップ
巻線により変化させE41とする。この時移相角はβに対
しβ1 となる。ここで一方の移相角α1 が正規の移相角
αに対して小さくなると、他方の移相角β1 も小さくな
る。従って、2種類の辺延びデルタ結線間の移相差は
(α1 −β1 )となり、正規の移相差(α−β)との差
は[(α−β)−(α1 −β1 )]となる。
【0017】ここで、本実施例による正規の移相差(α
−β)とのずれが[(α−β)−(α1 −β1 )]=
[(α−α1 )−(β−β1 )]は辺延びデルタ結線の
移相変化方向が同じであるため小さくなる。
【0018】上述したように、本実施例の辺延びデルタ
結線においては、タップ巻線をスタ―巻線部に比べて取
付け易い低電流のデルタ巻線部に設置しており、また、
タップ電圧を変化させても2種類の辺延びデルタ結線間
の正規の移相差とのずれを、特開平5ー205955号
の場合と同様に小さくすることができるので高調波発生
量を低減することが可能となる。
【0019】尚、上記実施例は2種類の移相角を持つ整
流器用変圧器について説明したが3種類以上の移相角を
持つ整流器用変圧器においても同様の効果を優すること
は勿論である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればタ
ップ巻線をスタ―巻線部に比べて取付け易い低電流のデ
ルタ巻線部に設置し、なお且つタップ電圧を変化させて
も辺延びデルタ結線間の正規の移相差とのずれを小さく
することができるので、高調波発生量を低減することが
可能な大容量整流器用変圧器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の整流器用変圧器の一実施例のベクトル
図。
【図2】従来の整流器用変圧器のベクトル図。
【図3】従来の整流器用変圧器の別のベクトル図。
【符号の説明】
W1 ……スター部巻線、W2 ……タップ巻線付デルタ部
巻線、W3 ……タップ巻線付スター部巻線、W4 ……タ
ップ巻線付スター部巻線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変圧器の二次側は直流巻線、その一
    次側は交流巻線で且つこの交流巻線に移相調整用の辺延
    びデルタ結線を持ち、更に変圧比変化用のタップ巻線を
    有すると共に異なる2種類以上の移相角を形成するよう
    に構成される整流器用変圧器において、任意の移相角を
    持つ一次側交流巻線の辺延びデルタ結線部にタップ巻線
    を配置したものと、移相変化が同じで他の移相角を持つ
    一次側交流巻線の辺延びデルタ結線部にタップ巻線を配
    置したものを備えたことを特徴とする整流器用変圧器。
JP7151272A 1995-06-19 1995-06-19 整流器用変圧器 Pending JPH097863A (ja)

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JP (1) JPH097863A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102901872A (zh) * 2012-09-27 2013-01-30 保定金迪科学仪器有限公司 一种曲折变压器移相角度的测试方法
CN104882259A (zh) * 2015-04-27 2015-09-02 江山市电炉变压器有限公司 移相绕组调压整流变压器及其调压方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102901872A (zh) * 2012-09-27 2013-01-30 保定金迪科学仪器有限公司 一种曲折变压器移相角度的测试方法
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