JPH0978247A - 薄膜形成装置 - Google Patents

薄膜形成装置

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JPH0978247A
JPH0978247A JP7234067A JP23406795A JPH0978247A JP H0978247 A JPH0978247 A JP H0978247A JP 7234067 A JP7234067 A JP 7234067A JP 23406795 A JP23406795 A JP 23406795A JP H0978247 A JPH0978247 A JP H0978247A
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film forming
thin film
gas
forming apparatus
film
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Senichi Hayashi
専一 林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産性の極めて高い薄膜形成装置を提供す
る。 【解決手段】 被覆基体102を保持するホルダ103
を2系列含み、該ホルダが対面の位置関係にある成膜室
101と、該成膜室にガスを供給する手段と、該成膜室
から排気する手段と2系列の該ホルダの中間に配された
スロット付無端環状導波管107を介してマイクロ波電
力を該成膜室に供給する手段とで構成されることを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】薄膜形成装置の一例であるマイクロ波プ
ラズマCVD装置によるポリカーボネート上への成膜は
例えば次のように行われる。ここでマイクロ波プラズマ
CVD装置における構成を示す。図3はマイクロ波プラ
ズマCVD装置の断面図である。301は成膜室、30
2は基体、303は基体302の支持体、304は排気
管、305はマイクロ波の導波管、306は誘電体、3
07は第1のガス導入管、308は第2のガス導入管で
ある。
【0003】成膜室301内を排気系(不図示)を介し
て、10-6Torrの値まで減圧させる。次にガス導入
管307・308からガスを成膜室301内に導入し、
成膜室301内の圧力を所望の圧力に保つ。更に導波管
305によりマイクロ波を誘電体306を介して成膜室
301内に導入しプラズマを生成し、基体302の表面
に堆積膜を形成する。このようにプラズマ源に対して片
面のみを用いて成膜している。
【0004】しかしながら、上記従来例では、1つのプ
ラズマ源に対して片面で成膜するため高度な生産性を要
求された場合、不十分であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
例の問題点を解決し、生産性の極めて高い薄膜形成装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的は以下の手段
によって達成される。
【0007】すなわち本発明は、被覆基体を保持するホ
ルダを2系列含み、該ホルダが互いに対面の位置関係に
ある成膜室と、該成膜室にガスを供給する手段と、該成
膜室から排気する手段と2系列の該ホルダの中間に配さ
れた複数のスロットが内側面に形成された(スロット付
き)無端環状導波管を介してマイクロ波電力を該成膜室
に供給する手段とで構成されることを特徴とする薄膜形
成装置を提案するものであり、プラズマにより単独では
膜化しない第2のガスの供給手段として、マイクロ波を
供給する無端環状導波管に沿って該成膜室内に所定間隔
にガス導入口が開けてある管状の誘電体を設置してある
こと、プラズマにより単独で膜化する第1のガスの供給
手段として、所定間隔にガス導入口が開けてある管を2
組設置してあること、該第2のガスの供給手段として、
マイクロ波を供給する無端環状導波管に沿って該成膜室
内に所定間隔にガス導入口が開けてある管が2組あり、
無端環状導波管をお互いに鏡像関係に分割できる位置で
の断面(中心面)に対して互いに等距離でガス導入口の
向きが該中心面に垂直でかつ該中心面向きであり、該第
1のガスの供給手段として、該成膜室内に所定間隔にガ
ス導入口が開けてある管が2組あり、該中心面に対して
互いに等距離で該第2のガスの供給手段よりも該中心面
から離れた位置でガス導入口の向きが該中心面に対して
平行でかつ内向きであること、前記ホルダが移動できる
こと、耐熱温度が100℃以下である基体を用いるこ
と、前記基体がポリカーボネートあるいはこれを主成分
とする高分子であること、薄膜形成装置によって堆積さ
せた前記薄膜が、窒化シリコン膜、酸化シリコン膜、酸
化タンタル膜、酸化チタン膜、窒化チタン膜、酸化アル
ミニウム膜、窒化アルミニウム膜、弗化マグネシウム膜
等の絶縁膜であること、前記薄膜が、屈折率2.1〜
2.4の窒化シリコン膜であること、光磁気ディスクの
製造に用いること、表示素子の製造に用いることを含
む。
【0008】本発明によれば、無端環状導波管にマイク
ロ波電力を供給することによって環状のプラズマが無端
環状導波管に沿って発生することをうまく利用して、1
つのプラズマ源に対して両面で成膜することにより、薄
膜形成の生産性を高くすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照して説
明する。
【0010】図1は薄膜形成装置の1例を示す断面図で
ある。101は成膜室、102は被覆基体、103は被
覆基体102を保持するホルダ(移動式)、104は排
気管、105は第1のガス導入管、106は第2のガス
導入管、107は導波管、108は誘電体である。
【0011】本発明の薄膜形成装置は図1に示すように
被覆基体102を保持するホルダ103を2系列有し、
該ホルダ103、103は互いに成膜室101内の対面
の位置関係に設けるとともに、前記成膜室101にはガ
スを供給する第1のガス導入管105及び第2のガス導
入管106と、該成膜室101から排気する排気管10
4と2系列のホルダ103、103の中間に配されたス
ロット付き無端導波管107を介してマイクロ波電力を
該成膜室101供給し得るように所定間隔にガス導入口
を有する管状の誘電体108を2組設けてある。
【0012】支持体103は基体を設置し、直線的に搬
送できる構成になっている。搬送の仕方は通常の一定ス
ピードで送り出すスルー搬送や搬送しては一定時間静止
を繰り返す間欠送り等が挙げられる。
【0013】ガス導入の構成については第1のガス導入
管105と第2のガス導入管106の2つからなる。第
2のガス導入管106からはプラズマにより単独では成
膜しないガス(プラズマ発生用ガス)を無端環状導波管
に沿って導入している。しかもマイクロ波の導入に影響
がないように導入管の材料として誘電体を用いている。
第1のガス導入管105からはプラズマにより単独で成
膜するガス(成膜用ガス)を導入している。マイクロ波
の導入に影響がないように第1のガス導入管105はそ
の位置を基体に近づけたところにしている。
【0014】成膜室101内を排気系(不図示)を介し
て、10-6Torrの値まで減圧させる。次にガス導入
管105・106からガスを成膜室101内に導入し、
成膜室101内の圧力を所望の圧力に保つ。更に導波管
107よりマイクロ波を誘電体108を介して成膜室1
01内に導入しプラズマを立て、基体102の表面に膜
を成膜する。この装置では両側の基板の支持体103を
直線的に搬送し成膜していく。例えば片側に基板を3枚
づつ設置すると搬送しながら合計6枚成膜していくこと
になる。
【0015】本発明の薄膜形成装置を用いて、使用する
ガスを適宜選択することにより窒化シリコン膜、酸化シ
リコン膜、酸化タンタル膜、酸化チタン膜、窒化チタン
膜、酸化アルミニウム膜、窒化アルミニウム膜、弗化マ
グネシウム膜等の絶縁膜、a−Si,poly−Si,
SiC,GaAS等の半導体膜、各種の堆積膜を形成す
ることが可能である。
【0016】窒化シリコン、酸化シリコン等のSi化合
物系薄膜を形成する場合の成膜用ガス(プラズマにより
単独で成膜するガス)導入管を介して導入するSi原子
を含有する原料としてはSiH4 ,Si26 等の無機
シラン類、テトラエトキシシラン(TEOS)、テトラ
メトキシシラン(TMOS)、オクタメチルシクロテト
ラシラン(OMCTS)等の有機シラン類、SiF4
Si26 ,SiHF 3 ,SiH22 ,SiCl4
Si2 Cl6 ,SiHCl3 ,SiH2 Cl2,SiH3
Cl,SiCl22 等のハロシラン類等、常温常圧
でガス状態にあるものまたは容易にガス化し得るものが
挙げられる。また、この場合のプラズマ発生用ガス(プ
ラズマにより単独では成膜しないガス)導入管を介して
導入する原料としては、N2 、NH3 、N24 、ヘキ
サメチルジシラザン(HMDS)、O2 ,O3 ,H2
O,NO,N2 O,BO2 等が挙げられる。
【0017】a−Si,poly−Si,SiC等のS
i系半導体膜を形成する場合の成膜用ガス導入管を介し
て導入するSi原子を含有する原料としては、SiH
4 ,Si26 等無機シラン類、テトラエトキシシラン
(TEOS)、テトラメトキシシラン(TMOS)、オ
クタメチルシクロテトラシラン(OMCTS)等の有機
シラン類、SiF4 ,Si26 ,SiHF3 ,SiH
22 ,SiCl4 ,Si2 Cl6 ,SiHcl3 ,S
iH2 Cl2 ,SiH3 Cl,SiCl22 等のハロ
シラン類等、常温常圧でガス状態にあるものまたは容易
にガス化し得るものが挙げられる。またこの場合のプラ
ズマ発生用ガス導入管を介して導入する原料としてはH
2 ,He,Ne,Ar等が挙げられる。
【0018】本発明の薄膜形成装置を用いて成膜する基
体は導電性のものであっても、電気絶縁性のものであっ
ても、半導体であってもよいが、特に耐熱性の低い基板
上への薄膜形成に有効である。例えばポリカーボネート
は耐熱温度が60℃であるが、基体温度60℃以下で良
質な膜が得られる。耐熱温度が100℃以下である低耐
熱性基体としては、ポリエチレン、ポリエステル、ポリ
カーボネート、セルロースアセテート、ポリプロピレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレ
ン、ポリアミド等の有機物のフィルム、シート等が挙げ
られる。
【0019】以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
【0020】
【実施例】
実施例1 本発明の薄膜形成装置を光磁気ディスク用窒化シリコン
膜形成に応用した実施例を図1を用いて説明する。図1
は薄膜形成装置の断面図である。
【0021】基体102としては、ポリカーボネート
(PC)基板[φ3.5インチ、耐熱温度60℃]を使
用した。まず基体102を基板の支持体103に片側6
枚計12枚設置し、成膜室101内を排気系(不図示)
を介して、10-6Torrの値まで減圧させた。次に第
1のガス導入管105からSiH4 と第2のガス導入管
106からN2 を成膜室101内に導入し、成膜室10
1内の圧力を2mTorrの圧力に保持した。更に、
2.45GHzのマイクロ波電源(不図示)より発振し
た5kWの電力をスロット付環状導波管107から誘電
体108を介して成膜室101に導入しプラズマを発生
させた。基板の支持体103を一定速度で搬送しなが
ら、基体102の表面に窒化シリコン膜を成膜した。片
側だけに比べ両側にすることで2倍に生産性があがっ
た。
【0022】実施例2 本発明の薄膜形成装置を光磁気ディスク用窒化シリコン
膜形成に応用した実施例を図2を用いて説明する。図2
は薄膜形成装置の断面図である。
【0023】基体202としては、ポリカーボネート
(PC)基板[φ3.5インチ、耐熱温度60℃]を使
用した。まず基体202を基板の支持体203に片側5
枚計10枚設置し、成膜室201内を排気系(不図示)
を介して、10-6Torrの値まで減圧させた。次に第
1のガス導入管205からSiH4 と第2のガス導入管
206からN2 を成膜室201内に導入し、成膜室20
1内の圧力を5mTorrの圧力に保持した。更に、
2.45GHzのマイクロ波電源(不図示)より発振し
た5kWの電力をスロット付環状導波管207から誘電
体208を介して成膜室201に導入しプラズマを発生
させた。基板の支持体203を一定速度で搬送しなが
ら、基体202の表面に窒化シリコン膜を成膜した。片
側だけに比べ両側にすることで2倍に生産性があがっ
た。
【0024】実施例3 本発明の薄膜形成装置を液晶表示用基板の酸化シリコン
膜の形成に応用した実施例を図1を用いて説明する。図
1は薄膜形成装置の断面図である。
【0025】基体102としては、電極(ITO膜やA
l膜等)が形成してあるガラス基板を使用した。まず基
体102を基板の支持体103に片側8枚計16枚設置
し、成膜室101内を排気系(不図示)を介して、10
-6Torrの値まで減圧させた。次に第1のガス導入管
105からSiH4 と第2のガス導入管106からAr
で希釈したO2 を成膜室101内に導入し、成膜室10
1内の圧力を2mTorrの圧力に保持した。更に、
2.45GHzのマイクロ波電源(不図示)より発振し
た1kWの電力をスロット付環状導波管107を介して
成膜室101に導入しプラズマを発生させた。基板の支
持体103を一定速度で搬送しながら、基体102の表
面に窒化シリコン膜を成膜した。片側だけに比べ両側に
することで2倍に生産性があがった。
【0026】実施例4 本発明の薄膜形成装置をプラスチックレンズ反射防止用
窒化シリコン膜及び酸化シリコン膜の形成に応用した実
施例を図1を用いて説明する。図1は薄膜形成装置の断
面図である。
【0027】基体102としては、直径50mmプラス
チック凸レンズを使用した。まず基体102を基板の支
持体103に片側10枚計20枚設置し、成膜室101
内を排気系(不図示)を介して、10-6Torrの値ま
で減圧させた。次に第1のガス導入管105からSiH
4 と第2のガス導入管106からArで希釈したN2
成膜室101内に導入し、成膜室101内の圧力を1m
Torrの圧力に保持した。更に、2.45GHzのマ
イクロ波電源(不図示)より発振した1kWの電力をス
ロット付環状導波管107を介して成膜室101に導入
しプラズマを発生させた。基板の支持体103を一定速
度で搬送しながら、基体102の表面に窒化シリコン膜
を成膜した。
【0028】更に成膜室101内を排気系(不図示)を
介して、10-6Torrの値まで減圧させた。次に第1
のガス導入管105からSiH4 と第2のガス導入管1
06からArで希釈したO2 を成膜室101内に導入
し、成膜室101内の圧力を1mTorrの圧力に保持
した。更に、2.45GHzのマイクロ波電源(不図
示)より発振した1kWの電力をスロット付環状導波管
107を介して成膜室101に導入しプラズマを発生さ
せた。基板の支持体103を一定速度で搬送しながら、
窒化シリコン膜上に酸化シリコン膜を成膜した。片側だ
けに比べ両側にすることで2倍に生産性があがった。
【0029】実施例5 本発明の薄膜形成装置を太陽電池用pin接合型光起電
力層の形成に応用した実施例を図2を用いて説明する。
図2は薄膜形成装置の断面図である。
【0030】基体202としては、帯状のステンレス
(SUS430)上に下部電極としてAl膜をコーティ
ングしたものを使用した。帯状基体202は送り出しボ
ビン(不図示)から支持体203を介して巻き取りボビ
ン(不図示)に設置した。成膜室201内を排気系(不
図示)を介して、10-6Torrの値まで減圧させた。
更に基体202に加熱手段(不図示)を用いて350℃
間で加熱し保持した。次に第1のガス導入管205から
SiH4 ,1%PH3 /H2 ,SiF4 、第2のガス導
入管206からH2 を成膜室201内に導入し、成膜室
201内の圧力を15mTorrの圧力に保持した。更
に、2.45GHzのマイクロ波電源(不図示)より発
振した800Wの電力をスロット付環状導波管207か
ら誘電体208を介して成膜室201に導入しプラズマ
を発生させた。基板の支持体203を一定速度で搬送し
ながら、基体202の表面にn型a−Si:H:F膜を
成膜した。
【0031】更に成膜室201内を排気系(不図示)を
介して、10-6Torrの値まで減圧させた。次に第1
のガス導入管205からSiH4 ,SiF4 、第2のガ
ス導入管206からH2 を成膜室201内に導入し、成
膜室201内の圧力を10mTorrの圧力に保持し
た。更に、2.45GHzのマイクロ波電源(不図示)
より発振した1.2kWの電力をスロット付環状導波管
207を介して成膜室201に導入しプラズマを発生さ
せた。基板の支持体203を一定速度で搬送しながら、
n型a−Si:H:F膜上にi型a−Si:H:F膜を
成膜した。
【0032】更に成膜室201内の排気系(不図示)を
介して、10-6Torrの値まで減圧させた。次に第1
のガス導入管205からSiH4 ,0.3%B26
2,SiF4 、第2のガス導入管206からH2 を成
膜室201内に導入し、成膜室201内の圧力を20m
Torrの圧力に保持した。更に、2.45GHzのマ
イクロ波電源(不図示)より発振した1.2kWの電力
をスロット付環状導波管207を介して成膜室201に
導入しプラズマを発生させた。基板の支持体203を一
定速度で搬送しながら、i型a−Si:H:F膜上にp
型a−Si:H:F膜を成膜した。片側だけに比べ両側
にすることで2倍に生産性があがった。
【発明の効果】以上説明したように、無端環状導波管に
マイクロ波電力を供給することによって環状のプラズマ
が無端環状導波管に沿って発生することをうまく利用す
ることにより、基板の支持体が1つのプラズマ源の両側
を搬送していくことで例えば片側5枚の基板を支持体に
設置すれば、両側で10枚の基板が搬送されながら成膜
されていく。片側だけに比べ2倍の生産性がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1、実施例3及び実施例4に係
わる薄膜形成装置の断面図である。
【図2】本発明の実施例2及び実施例5に係わる薄膜形
成装置の断面図である。
【図3】従来例に係わる薄膜形成装置の断面図である。
【符号の説明】
101,201,301 成膜室 102,202,302 基体 103,203,303 基体のホルダ 104,204,304 排気管 105,205,307 第1のガス導入管 106,206,308 第2のガス導入管 107,207,305 導波管 108,208,306 誘電体

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被覆基体を保持するホルダを2系列含
    み、該ホルダが互いに対面の位置関係にある成膜室と、
    該成膜室にガスを供給する手段と、該成膜室から排気す
    る手段と2系列の該ホルダの中間に配された複数のスロ
    ットが内側面に形成された終端を持たない無端環状導波
    管を介してマイクロ波電力を該成膜室に供給する手段と
    で構成されることを特徴とする薄膜形成装置。
  2. 【請求項2】 プラズマにより単独では膜化しない第2
    のガスの供給手段として、マイクロ波を供給する無端環
    状導波管に沿って該成膜室内に所定間隔にガス導入口が
    開けてある管状の誘電体を設置してある請求項1に記載
    の薄膜形成装置。
  3. 【請求項3】 プラズマにより単独で膜化する第1のガ
    スの供給手段として、所定間隔にガス導入口が開けてあ
    る管を2組設置してある請求項1または2に記載の薄膜
    形成装置。
  4. 【請求項4】 該第2のガスの供給手段として、マイク
    ロ波を供給する無端環状導波管に沿って該成膜室内に所
    定間隔にガス導入口が開けてある管が2組あり、無端環
    状導波管をお互いに鏡像関係に分割できる位置での断面
    (中心面)に対して互いに等距離でガス導入口の向きが
    該中心面に垂直でかつ該中心面向きであり、該第1のガ
    スの供給手段として、該成膜室内に所定間隔にガス導入
    口が開けてある管が2組あり、該中心面に対して互いに
    等距離で該第2のガスの供給手段よりも該中心面から離
    れた位置でガス導入口の向きが該中心面に対して平行で
    かつ内向きである請求項1に記載の薄膜形成装置。
  5. 【請求項5】 該ホルダが移動できる請求項1乃至4の
    いずれか1項に記載の薄膜形成装置。
  6. 【請求項6】 耐熱温度が100℃以下である基体を用
    いる請求項1乃至5のいずれか1項に記載の薄膜形成装
    置。
  7. 【請求項7】 該基体がポリカーボネートあるいはこれ
    を主成分とする高分子である請求項6に記載の薄膜形成
    装置。
  8. 【請求項8】 該薄膜形成装置によって堆積させた薄膜
    が、窒化シリコン膜、酸化シリコン膜、酸化タンタル
    膜、酸化チタン膜、窒化チタン膜、酸化アルミニウム
    膜、窒化アルミニウム膜、弗化マグネシウム膜等の絶縁
    膜である請求項1乃至7のいずれか1項に記載の薄膜形
    成装置。
  9. 【請求項9】 該薄膜が、屈折率2.1〜2.4の窒化
    シリコン膜である請求項8に記載の薄膜形成装置。
  10. 【請求項10】 光磁気ディスクの製造に用いる請求項
    1乃至9のいずれか1項に記載の薄膜形成装置。
  11. 【請求項11】 表示素子の製造に用いる請求項1乃至
    9のいずれか1項に記載の薄膜形成装置。
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