JPH0977644A - 毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪化粧料

Info

Publication number
JPH0977644A
JPH0977644A JP26208095A JP26208095A JPH0977644A JP H0977644 A JPH0977644 A JP H0977644A JP 26208095 A JP26208095 A JP 26208095A JP 26208095 A JP26208095 A JP 26208095A JP H0977644 A JPH0977644 A JP H0977644A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hair
gliadin
hydrolyzate
ethanol
hair cosmetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26208095A
Other languages
English (en)
Inventor
Mizuo Yajima
瑞夫 矢嶋
Ryota Katahira
亮太 片平
Haruyuki Amano
晴之 天野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asama Chemical Co Ltd
Original Assignee
Asama Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asama Chemical Co Ltd filed Critical Asama Chemical Co Ltd
Priority to JP26208095A priority Critical patent/JPH0977644A/ja
Publication of JPH0977644A publication Critical patent/JPH0977644A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 毛髪の損傷を防止し、損傷した毛髪に柔軟
性、艶、滑らかさを付与することのできる植物性成分を
含有する毛髪化粧料を提供すること 【解決手段】 小麦グルテンの構成成分であるグリアジ
ン、グリアジンの酵素などによる加水分解物、またはこ
れらのエステル化、アシル化等の誘導体を0.03〜90重量
%含有させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は毛髪化粧料に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、おしゃれ意識や清潔意識の向上に
伴い、若年層での朝シャンブームに代表される洗髪頻度
の増加や女性のヘヤーパーマ、ヘヤーカラー、ヘヤード
ライヤーなどの使用頻度が増加するとともに、毛髪損傷
の問題が大きくなってきている。特に毛髪の損傷によ
り、毛先のパサツキが生じるとか、櫛通りが悪くなる、
艶がなくなるなどの問題が発生している。
【0003】このような問題解決のため、例えば特公昭
40−6119号公報に記載されているような化学合成
品を使用する多くの提案がなされている。
【0004】また、最近の天然素材嗜好から、例えば特
開昭62−286911号公報、特開昭62−2869
13号公報、特開昭62−286918号公報、特開平
1−197423号公報に記載されているような蛋白質
素材を使用する毛髪化粧料が提案されている。しかし、
これらの公報に記載された毛髪化粧料に使用されている
蛋白質素材は動物性素材であり、植物性素材については
記載されていない。
【0005】特に、最近は動物愛護の観点から、動物性
素材を用いることを敬遠する傾向が出始めており、植物
起源の素材を使用した毛髪化粧料に対する要望が強くな
ってきている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は植物性蛋白質
由来の素材を使用し、毛髪の損傷を防止し、損傷した毛
髪に柔軟性、艶を与えることのできる毛髪化粧料を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記目的
を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、小麦グルテンの構
成成分であるグリアジン、その加水分解物またはそれら
の誘導体に毛髪損傷防止効果と損傷補修効果のあること
を見いだし、本発明に到達した。
【0008】すなわち、本発明は、グリアジン、その加
水分解物およびそれらの誘導体からなる群から選ばれる
一種または二種以上を含有することを特徴とする毛髪化
粧料である。
【0009】グリアジンとは、小麦グルテンの構成蛋白
質のうち、70%エタノール可溶性蛋白質をいう。小麦
蛋白質の約40%を占める蛋白質混合物であり、一般に
小麦粉または小麦グルテンより、70%エタノールで抽
出し、これを減圧濃縮して得られたシロップを、氷冷し
た1%食塩水に注いで生じる沈殿を70%エタノールで
精製して得られる。
【0010】本発明において、グリアジンとしては、、
生グルテン、活性グルテンなどの小麦グルテンより抽出
されたグリアジンを主成分とする分画物(以下、グリア
ジン主成分分画物ということがある)であってもよい。
該分画物の場合にはグリアジンが乾燥重量中、好ましく
は50重量%以上含まれていることが好ましく、70〜
100重量%含まれていることがさらに好ましい。
【0011】グリアジンの抽出は、一般に知られている
50〜70%エタノール抽出法、10〜30%イソプロ
ピルアルコール抽出法および酸性エタノール水溶液抽出
法などのアルコール水溶液抽出法または20〜50%ア
セトン抽出法などの方法によることができるが、いずれ
の抽出法により得られるものであってもよい。
【0012】上記グリアジンの抽出法のうち、酸性エタ
ノール水抽出法としては、特開平5−309261号公
報に記載された方法を挙げることができる。この方法は
1〜30%、好ましくは5〜20%のエタノールを含む
水溶液に、酢酸、クエン酸、リンゴ酸および乳酸等の有
機酸またはそれらの酸のカルシウム、カリウム、ナトリ
ウム塩の一種または二種以上を溶解させて、酸性(pH
3.5〜5.5)とした溶媒を用いて抽出する方法であ
る。
【0013】本発明において、グリアジンの加水分解物
としては、グリアジンはもちろん、上記グリアジン主成
分分画物を酸、アルカリまたは酵素を用いて加水分解し
て得られたものであればよい。この加水分解物は、加水
分解条件により、主として脱アミド化物、ポリペプチ
ド、またはオリゴペプチドよりなる。これらのうち、脱
アミド化物は脱アミド化反応によるグリアジンの低分解
物であり、その脱アミド化率としては5〜30%のもの
が好ましく、希塩酸等の酸を用いるかまたは穏やかな条
件の加水分解により得ることができる。また、ポリペプ
チドまたはオリゴペプチドとしては分子量分布が狭く、
遊離アミノ酸の生成の少ない酵素加水分解法によるもの
が好ましい。
【0014】この酵素加水分解法に用いられる酵素とし
ては、例えばペプシン、プロクターゼ、パパイン、ブロ
メライン、サーモライシン、トリプシン、プロナーゼ、
キモトリプシンなどの中性〜アルカリ性で反応する蛋白
質分解酵素や、スブチルン、スタフィロコッカスプロテ
アーゼなどの菌産生酵素などを挙げることができる。こ
れらの酵素を用いる加水分解反応の条件は、酵素の種類
により異なるが、この条件に限定されるものではなく、
加水分解物としては、好ましくは酢酸/酢酸ナトリウム
やリン酸塩緩衝液を用いて、pH4〜10の範囲で調整
し、30〜40℃で2〜24時間酵素反応させて得られ
る分解物である。
【0015】これらの加水分解物であるポリペプチドま
たはオリゴペプチドの(以下、該加水分解物をグリアジ
ンペプチドということがある)平均分子量は、150〜
4,000であることが好ましく、平均分子量が小さす
ぎると洗髪時の指通りが劣ったり、毛髪のセット性(ま
とまり性)が低下したりする。一方、大きすぎると毛髪
を硬くする傾向がある。しかし、グリアジンペプチド
は、特開平1−197423号公報記載のケラチンペプ
チドのように、分子量が大きくなってもアルコールへの
溶解性や泡立ち性が低下することはない。
【0016】また、本発明において、グリアジンの誘導
体としては、例えば、グリアジンのアミド基をメタノリ
シス、エタノリシス等の反応によりエステル基に変換し
たエステル化誘導体;サクシニル化、マレイル化、フタ
ル化などのアシル化反応によるアシル化誘導体を挙げる
ことができる。
【0017】また、グリアジンペプチド(加水分解物)
の誘導体としては、加水分解物のエチルエステル、ヘキ
シルデシルエステルなどの誘導体;椰子油脂肪酸、ウン
デシレン酸、ミリスチン酸、オレイン酸、イソステアリ
ン酸、樹脂酸などの脂肪酸との縮合物やこれらのナトリ
ウム、カリウム、トリエタノールアミン、2−アミノ−
2−メチルプロパノール、2−アミノ−2−メチル−
1,3−プロパンジオールとの塩などを挙げることがで
きる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の毛髪化粧料におけるグリ
アジン、その加水分解物またはそれらの誘導体の含有量
は特に限定されないが、好ましくはそれらの一種または
二種以上が0.03〜90重量%であり、さらに好まし
くは1〜50重量%、特に好ましくは1〜10重量%で
ある。
【0019】本発明の毛髪化粧料には、上記成分のほか
に、下記のような任意成分を本発明の効果に影響のない
範囲で配合されてもよい。すなわち、流動パラフィン、
ワセリン、固形パラフィン、スクワラン、オレフィンオ
リゴマー等の炭化水素;イソプロピルミリステート、イ
ソプロピルパルミテート、ステアリルステアレート、ミ
リスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸オクチルドデ
シル、2−エチルヘキサン酸トリグリセライド等の脂肪
酸エステル;ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリ
オキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシソルビ
タンモノラウレート等の乳化剤;N−(2−ヒドロキシ
エチル)−N−〔ビス(2−カルボキシエチル)アミノ
エチル〕ラウリルアマイドジナトリウム塩、2−ココイ
ル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミ
ダゾリウムベタイン等の両性界面活性剤;高級アルコー
ルサルフェート、アルコールエーテルサルフェート、α
−オレフィンスルホネート等のアニオン界面活性剤;塩
化ステアリルトリメチルアンモニウム等のカチオン界面
活性剤;ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステ
アリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコ
ール;パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸等の高
級脂肪酸;エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、ソルビ
トール等の保湿剤、エタノール等の溶剤、防腐剤、pH
調製剤、養毛剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、安定剤、
香料等の少量成分などが挙げられ、必要に応じこれらの
一種または二種以上が配合される。
【0020】本発明の毛髪化粧料としては、例えば、シ
ャンプー、リンス、コンデイショナー、トリートメン
ト、ブラッシングローション、ヘアートニック、ヘアー
リキッド、パーマネントウエーブ剤、ブリーチ剤、ヘア
ーダイ、ヘアーマニキュア、ヘアーコート剤、ヘアーパ
ック、ヘアームースを挙げることができる。
【0021】このような本発明の毛髪化粧料の調製は、
通常の方法により行うことができ、各成分を投入して水
で希釈したり、水の中に各成分を投入する方法などによ
り製造することができる。
【0022】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明する。実施例中、%は断らない限り重量基準であ
る。
【0023】参考例1(グリアジン1の調製) 15容量%のエタノール水溶液に0.3%のクエン酸を
加えた酸性エタノール水溶液10倍量(重量)を小麦グ
ルテン粉末に加えた後、2時間攪拌抽出し、遠心分離機
で分離された抽出液を噴霧乾燥機で乾燥させて、グリア
ジンを主成分とする粉末を得た。抽出液中の固形分濃度
は約7%であり、乾燥粉末中のグリアジン量は80%で
あった。以下、実施例において、この粉末をグリアジン
(グリアジン1)として用いる。
【0024】参考例2(グリアジン2の調製) 70容量%のエタノール水溶液に10倍量(重量)を小
麦グルテン粉末に加えた後、2時間攪拌抽出し、遠心分
離機で分離された抽出液を噴霧乾燥機で乾燥させて、グ
リアジンを主成分とする粉末を得た。抽出液中の固形分
濃度は約5%であり、乾燥粉末中のグリアジン量は90
%であった。以下、実施例において、この粉末をグリア
ジン2という。
【0025】参考例3(グリアジンの加水分解物1の調
製) 参考例1で得られたグリアジン1の乾燥前の抽出分離溶
液(pH4.5)に蛋白質分解酵素(スタフィロコッカ
スプロテアーゼ、ノボ社製)を添加し、40℃で15時
間加水分解させた後、液温を加温して酵素を失活させた
後、透析膜(三光純薬製)を用いて、未分解物と低分解
物を除去した溶液を噴霧乾燥し、グリアジンの加水分解
物を得た。この加水分解物はSDS−PAGE分析で分
子量分布を測定した結果、分子量600〜1,000の
ものが85%以上(平均分子量800)であった。以下
の実施例において、「加水分解物1」という。
【0026】参考例4(グリアジンの加水分解物2の調
製) 参考例2で得られたグリアジン2の粉末を0.1N塩酸
水溶液に5%溶解し、120℃、15分間の条件で脱ア
ミド化反応を行った。反応後溶液のpHを0.1Nの水
酸化ナトリウムを用いて4.5とし、等電点沈殿を行
い、蒸留水で透析した後、凍結乾燥機で乾燥粉末を得
た。脱アミド化反応前後のアミド態窒素を測定した結
果、脱アミド化率は約25%であった。下記実施例にお
いて、これを「加水分解物2」という。
【0027】参考例5(グリアジンの加水分解物の誘導
体の調製) 参考例3で得られた加水分解物1の0.1モルをアルカ
リ水溶液に溶解分散させた後、溶液を冷却(0〜10
℃)しながら、ラウリル酸クロライド0.1モルをゆっ
くりと滴下した後、常温で約1時間縮合反応させ、脂肪
酸ペプチドを得た。このものの平均分子量は約1000
であった。以下、これを「加水分解物の誘導体」とい
う。
【0028】参考例6(グリアジン誘導体の調製) 参考例2で得たグリアジン2の20gを2000mlの
0.1Mピロリン酸ナトリウム緩衝液(pH9.0)に
溶解し、0〜2℃に冷却下、0.3gの無水マレイン酸
を1モル/Lの割合でジオキサンに溶かしたものをゆっ
くりと滴下しながら2時間反応させる。反応中は0.1
Nの水酸化ナトリウム液でpH9に維持する。反応物は
ファデックスG−25カラムで脱塩精製し、マレイン化
したグリアジン15gを得た。これを下記実施例におい
て「グリアジン誘導体」という。
【0029】実施例1〜5、比較例1 アニオン界面活性剤であるラウリル硫酸トリエタノール
アミン(原料1)、両性界面活性剤であるラウリル酸ジ
エタノールアミド(原料2)および参考例1〜5におい
て調製された各成分を精製水に表1の割合(重量%)で
溶解し、シャンプーを製造した。各シャンプーについ
て、洗浄性、洗髪および濯ぎ時の指通り、タオルドライ
後の毛髪の滑らかさ、指通り、しなやかさを次の方法で
評価した。
【0030】(洗浄性)オレイン酸10%、ステアリン
酸10%、ヒマシ油20%、ラード20%、ラノリン2
0%、流動パラフィン10%、スクワラン10%からな
るモデル汚垢0.2gを100ml容の目盛り付き試験
管に採取し、さらに40℃に温めた各シャンプーの6%
水溶液20mlを加え、10秒間に20回上下に強く振
盪し、30秒後と5分後の泡の容積変化による泡立ち試
験の方法により評価した。評価は泡立ち量が多く消泡の
少ないものほどよいものとなる。
【0031】(洗髪および濯ぎ時の指通り、タオルドラ
イ後の毛髪の滑らかさ、指通り、しなやかさ) 20人のパネラーを用いて、各自6種類のシャンプーを
毎日1種類ずつ使用し、各シャンプーを3日間連続使用
してもらい、各項目を10点満点とする官能評価を行っ
た。なお、評価点は非常によいを10点、普通を4点、
非常に悪いを1点としてその度合いで採点した。
【0032】
【表1】
【0033】評価結果を表2に示す。表2からわかるよ
うに、実施例1〜5のシャンプーは洗髪力を落とすこと
なく、洗髪および濯ぎ時の指通り(指通り1)、タオル
ドライ後の毛髪の滑らかさ、指通り(指通り2)、しな
やかさにおいて優れていた。
【0034】
【表2】
【0035】実施例6、比較例2 カチオン界面活性剤として、塩化ステアリルトリメチル
アンモニウム、高級アルコールとしてセタノール、炭化
水素として流動パラフィン、乳化剤としてポリオキシエ
チレンステアリルエーテル(n=5)、保湿剤としてプ
ロピレングリコールおよび精製水を表3に示す割合で配
合したリンス(比較例2)および参考例5で調製した加
水分解物の誘導体を加えたリンス(実施例6)を試作し
た。
【0036】
【表3】
【0037】これらのリンスについて、10人のパネラ
ーにより、市販のシャンプーで洗浄後使用することを3
日間連続し、タオルドライ後の毛髪の滑らかさ、櫛通
り、しなやかさ、艶について、各項目を10点満点とす
る官能評価を行った。評価点は非常によいを10点、ま
あまあを4点、非常に悪いを1点としてその度合いで採
点した。その結果を表4に示す。表4からわかるよう
に、実施例6のリンスは滑らかさ、櫛通り、しなやか
さ、艶など、優れたリンス効果を示すものであった。
【0038】
【表4】
【0039】実施例7〜9、比較例3 比較例2のリンスの配合を基本(比較例3)とし、上
記、加水分解物1,2および加水分解物の誘導体を用い
て、表5に示す配合割合のリンスを試作し、その0.5
gをダメージヘアー(20cmのノーマルヘアーを過酸
化水素4.0%、アンモニア1.5%溶液に30分間浸
漬し、水洗風乾を行い作る)に、直接塗布し、均一に伸
ばした後、40℃の温水200mlで2回濯ぎ、25
℃、65%RHの雰囲気中で乾燥したものを10人のパ
ネラーにより、滑らかさ、櫛通り、しなやかさ、艶につ
いて、実施例6と同様に評価した。
【0040】
【表5】
【0041】その結果を表6に示す。表6からわかるよ
うに、実施例7〜9のリンスはダメージヘアーに柔軟
性、艶を与え、ダメージヘアーを修復する効果があっ
た。
【0042】
【表6】
【0043】実施例10〜12、比較例4 グリアジン2、加水分解物2およびグリアジンの誘導体
を用いて、表7に示す配合割合のブラッシング剤を試作
し、評価した。
【0044】
【表7】
【0045】評価方法は、毛髪の束20cm、2gに各
ブラッシング剤0.2gを直接塗布し、よく伸ばした
後、直径2cmのロッドに巻付け、50℃、30分間の
熱風乾燥を行い、30℃、85%RHの恒湿恒温器の中
に2時間吊るし、元の毛髪の長さ(20cm)とカール
した時のカールの長さとの差の長さを保持力100%と
し、カールした毛髪が伸びて元の毛髪の長さとの差がな
くなった時点の保持力を0%として、カールの保持力を
測定し、セット性をみた。また、塗布後の櫛通りについ
ても官能試験により実施例6と同様の採点方法で評価し
た。
【0046】その結果を表8に示す。表8からわかるよ
うに、本実施例のブラッシング剤は櫛通り、セット性と
もに優れていた。
【0047】
【表8】
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、グリアジンおよび/ま
たはその関連成分を配合することにより、毛髪の損傷を
防止し、損傷した毛髪に柔軟性、艶等を与えることので
きる毛髪化粧料を提供することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グリアジンを含有することを特徴とする
    毛髪化粧料。
  2. 【請求項2】 グリアジンの加水分解物、グリアジンの
    誘導体または該加水分解物の誘導体を含有することを特
    徴とする毛髪化粧料。
JP26208095A 1995-09-18 1995-09-18 毛髪化粧料 Pending JPH0977644A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26208095A JPH0977644A (ja) 1995-09-18 1995-09-18 毛髪化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26208095A JPH0977644A (ja) 1995-09-18 1995-09-18 毛髪化粧料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0977644A true JPH0977644A (ja) 1997-03-25

Family

ID=17370756

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26208095A Pending JPH0977644A (ja) 1995-09-18 1995-09-18 毛髪化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0977644A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005343825A (ja) * 2004-06-03 2005-12-15 Noguchi Igaku Kenkyusho:Kk 発毛剤

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005343825A (ja) * 2004-06-03 2005-12-15 Noguchi Igaku Kenkyusho:Kk 発毛剤

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5753214A (en) Base material for cosmetics and uses of the same
ES2108592T5 (es) Composicion espesada en medio acuoso y procedimiento de espesamiento de medio acuoso.
EP0954572A1 (en) Enzyme coupled with polymeric molecules for skin care
JPWO2012140725A1 (ja) 化粧品基材及び該化粧品基材を含有する化粧品
JP5247131B2 (ja) 卵白加水分解物およびその製造方法、ならびに化粧料
JP2008110927A (ja) ローヤルゼリー蛋白加水分解物を含む化粧料
JPS5810512A (ja) 化粧料
JP5288426B1 (ja) 化粧品基材及び該化粧品基材を含有する化粧品
JP2907938B2 (ja) 化粧品基剤
JP3407765B2 (ja) 化粧品基材
JPH0867608A (ja) 化粧品基材
JPS6253909A (ja) 植物種子蛋白の水溶性加水分解物を含有する化粧料
JP2564561B2 (ja) 化粧品組成物
JPH0977644A (ja) 毛髪化粧料
JPH07504424A (ja) 乳蛋白および(または)乳蛋白の加水分解物とケラチンの加水分解物とを含有する,髪型保持用香粧品組成物
JP2011088828A (ja) 化粧品基材及び該化粧品基材を含有する化粧品
JPH01197423A (ja) 化粧品基剤
JP2000086453A (ja) 毛髪化粧料
JPS63105000A (ja) カゼイン誘導ポリペプタイドのアシル化物またはその塩
JPH03294298A (ja) 植物タンパクポリペプチドのアシル化物またはその塩
JPH06122610A (ja) 化粧品用配合剤
JPH11269045A (ja) 毛髪保護剤
JP2746691B2 (ja) 界面活性剤の製造方法とそれを配合した化粧料
JPH04308515A (ja) 化粧品組成物
JP2003238330A (ja) 皮膚化粧料

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040622

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050126