JPH0977212A - 輸送車の搬入搬出方法 - Google Patents

輸送車の搬入搬出方法

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JPH0977212A
JPH0977212A JP25819395A JP25819395A JPH0977212A JP H0977212 A JPH0977212 A JP H0977212A JP 25819395 A JP25819395 A JP 25819395A JP 25819395 A JP25819395 A JP 25819395A JP H0977212 A JPH0977212 A JP H0977212A
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JP
Japan
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carriage
vehicle
zone
berth
floor
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Pending
Application number
JP25819395A
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English (en)
Inventor
Yosuke Shikata
洋介 志方
Masakazu Iguchi
正和 井口
Hiromitsu Akagi
啓允 赤城
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JFE Steel Corp
JDC Corp
Original Assignee
JDC Corp
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)
  • Types And Forms Of Lifts (AREA)
  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 建設費・設備費の軽減、スペースの有効利用
と省スペース、排ガス問題の解消、作業の合理化と自動
化の確立などをはかることのできる輸送車の搬入搬出方
法を提供する。 【解決手段】 接車バース61側の輸送車71を床バー
ス221F〜225F側へ搬入する場合の一例として、輸送
車71を停車ゾーン6301からキャリッジ36へ移乗さ
せ、その後、キャリッジ36を変位させて配車ゾーン2
3Fに一致させ、その後、輸送車61をキャリッジ36
から配車ゾーン233Fへと移乗させる。床バース221F
〜225F側にある輸送車71を接車バース61側へ搬出
する場合の一例として、配車ゾーン233Fにある輸送車
71をキャリッジ36へ移乗させ、その後、キャリッジ
36を変位させて接車バース61の停車ゾーン6301
一致させ、その後、輸送車71をキャリッジ36から停
車ゾーン6301へと移乗させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輸送車を利用して
荷物を建物内外に運搬する場合に有用かつ有益な輸送車
の搬入搬出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車による貨物輸送が陸上輸送手段と
して大きなウエイトを占めており、これに対する依存度
が物流の分野でさらに増加する傾向にある。貨物輸送で
取り扱われる荷物(貨物)は、原材料・部品・半加工品
(半製品)・完成品(製品)など多種多様である。ま
た、これらを取り扱うところも、倉庫・工場・物流基地
・物流中継地・店舗のうように広範囲に及ぶ。こうした
場合の建物は、荷物を取り扱うためのスペースや設備が
必要である。とくに大量の荷物を取り扱うところでは、
これらが不可欠といえるほど重要になる。
【0003】入出荷を取り行なう建物には輸送車の発着
場が付帯している。通常、かかる発着場は建物内の1階
にあったり屋外のヤードにあったりする。しかし、建物
内の発着場は大きなスペースを確保する上で建物の制限
を受けやすい。また、屋外の発着場も用地の確保が困難
であるほか、建物内外への荷物の搬入・搬出に手数を要
する。
【0004】上記の対策として、自走式輸送車の立体発
着場を中・高層棟(建物)に一体に建て込むことが提案
されており、これが一部で実施されている。ちなみに、
荷捌き・加工・選別用などのフロアを有する中層棟(総
床面積20万m2 、建設投資額350億円)において、
最大積載量11tの輸送車を立体的に発着させるべく車
路用部分(誘導路・接車バースなど)を各フロアに設け
る場合は、総床面積に対する車路用部分の占有面積が2
8%程度と大きくなり、建設投資額中に占める車路用部
分の建設費も約20%と高率化する。
【0005】このような立体発着機能を有する建物にお
いて、荷物を建物内に搬入するときは、輸送車が誘導路
を自走して建物の目標階まで進み、所定の接車バースで
後ろ向きに停車する。荷物を建物の所定階から外部へ搬
出するときも、輸送車が誘導路を自走して外部へ出る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した立体発着型の
建物には、つぎのような技術的課題がみられる。その一
つは、車路用部分が高額化するために建物の建設費や設
備費の増加が避けられないことである。他の一つは、接
車バースに対して輸送車を後ろ向きで停車させる関係
上、建物内における車路用部分(誘導路・接車バースな
ど)の幅員を大きくしなければならいことである。これ
に起因して、建物内に一時に収容することのできる輸送
車台数が低減する。さらに他の一つは、建物内を低速走
行する輸送車からCO、HC、NOx などを含む排ガス
が多量に排出され、これが建物内に滞留することであ
る。この対策のために建物内の排ガス処理手段が必要に
なる。それに排ガス処理手段を設備したとしても、排ガ
スそのものの発生を抑制することができない。これら以
外の一つは、運転手など人力に依存するところが大きい
ために、荷物の搬入したり搬出したりする際の作業の合
理化や自動化が確立しないことである。
【0007】[発明の目的]本発明はこのような技術的
課題に鑑み、建設費・設備費の軽減、スペースの有効利
用と省スペース、排ガス発生量の抑制ないし排ガスの発
生防止、作業の合理化と自動化の確立などをはかること
のできる輸送車の搬入搬出方法を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る輸送車の搬
入搬出方法は、所期の目的を達成するために下記の課題
解決手段を特徴とする。すなわち、階層構造を有する建
物と階層型のバース構築物と水平垂直運搬用の運搬装置
と輸送車発着用の接車バースとが組み合わされているこ
と、建物の複数階がこれら各階の建物外壁面に荷物出入
口を有していて、該各荷物出入口が上下に並んでいるこ
と、バース構築物が荷物出入口のある建物各階と対応し
て階層化された複数の床バースを備えいていて、これら
床バースが互いに並列した複数の配車ゾーンをそれぞれ
有していること、運搬装置がキャリッジとキャリッジを
アップダウンかつトラバースさせるための案内機構とを
備えていること、接車バースが互いに並列した複数の停
車ゾーンを有していること、および、建物とバース構築
物と運搬装置と接車バースとの相対関係において、バー
ス構築物、運搬装置、接車バースが、荷物出入口のある
建物外壁面側に順次配設されていることを前提とし、接
車バース側にある輸送車を目標の床バース側へ搬入する
場合には、輸送車が荷物積載部を建物側へ向けて接車バ
ースの停車ゾーンに停車していて、運搬装置のキャリッ
ジがその停車ゾーンと一致しているときに、輸送車を停
車ゾーンからキャリッジへ移乗させ、その後、運搬装置
の案内機構によりキャリッジを変位させてこれを目標床
バースの空き配車ゾーンに一致させ、その後、輸送車を
キャリッジから配車ゾーンへ移乗させることを特徴と
し、床バース側にある輸送車を接車バース側へ搬出する
場合には、輸送車が床バースの配車ゾーンにあって、運
搬装置のキャリッジがその配車ゾーンと一致していると
きに、輸送車を配車ゾーンからキャリッジへ移乗させ、
その後、キャリッジを運搬装置の案内機構により変位さ
せてこれを接車バースの空き停車ゾーンに一致させ、そ
の後、輸送車をキャリッジから停車ゾーンへ移乗させる
ことを特徴とする。
【0009】本発明方法における建物は、複数の地上階
および/または複数の地下階を有するものである。
【0010】本発明方法において、停車ゾーン→キャリ
ッジ、キャリッジ→配車ゾーン、配車ゾーン→キャリッ
ジ、キャリッジ→停車ゾーンのように、輸送車をこれら
の矢印方向へ移乗させる場合の一例として輸送車を自走
させる。すなわち、所定部間にわたる輸送車移乗が、輸
送車を所定方向へ低速自走させることにより行なわれ
る。この種の移乗は他の一例において移乗用の搬送機械
を介して行なわれる。このような場合には、各停車ゾー
ンの床面、キャリッジの床面、各配車ゾーンの床面に移
乗用の搬送機械がそれぞれ装備される。移乗用の搬送機
械は一例として動力源を備えた面状コンベアからなり、
他の一例として動力源を備えたローラコンベアからな
る。
【0011】上記のごとく移乗用の搬送機械を利用する
輸送車移乗においては、輸送車がパレット上に乗って停
車ゾーンの床面、キャリッジの床面、配車ゾーンの床面
などを移動することもある。
【0012】また、本発明方法において、動力ローラコ
ンベアからなる移乗用の搬送機械がキャリッジの床面に
設けられ、無動力ローラコンベアが各配車ゾーンの床
面、各停車ゾーンの床面にそれぞれ設けられ、かつ、キ
ャリッジの前部側から停車ゾーンの後部側にわたって伸
縮自在な引き込み用アームと、キャリッジの後部側から
配車ゾーンの前部側にわたって伸縮自在な引き込み用ア
ームとがキャリッジの床部にそれぞれ装備されているこ
ともある。このような場合には、輸送車がパレット上に
乗ってこれらの各床面を移動するとともに、停車ゾーン
側のパレットをキャリッジ側へ移乗させるときの初期に
引き込み用アームが停車ゾーン側のパレットをキャリッ
ジ側へ引き込み、かつ、配車ゾーン側のパレットをキャ
リッジ側へ移乗させるときの初期に引き込み用アームが
配車ゾーン側のパレットをキャリッジ側へ引き込むこと
になる。
【0013】本発明に係る輸送車の搬入搬出方法は、荷
物を積載した輸送車または荷物未積載の輸送車を建物の
所定階まで運ぶ場合(輸送車搬入時)や、配車ゾーンで
荷降ろしを終えた後の荷物積載輸送車または荷積みを終
えた後の荷物積載輸送車を外部へ運ぶ場合(輸送車搬出
時)に実施される。
【0014】
【発明の実施の形態】はじめに、本発明に係る輸送車の
搬入搬出方法を実施する場合に前提となる建物、バース
構築物、運搬装置、接車バース、輸送車などを添付の図
面に基づいて説明する。
【0015】図1において、1は建物・その他を建設す
るための用地(敷地)、2は用地1の周囲にある道路、
3は側道、4は縁道をそれぞれ示す。図1〜図3におい
て、11は階層構造を有する建物、21は階層型のバー
ス構築物、31は水平垂直運搬用の運搬装置、61は輸
送車発着用の接車バース、71は輸送車をそれぞれ示
す。ただし、図2の場合は、説明の便宜上、建物11、
バース構築物21、接車バース61などが図1の場合よ
りも意図的に規模を縮小されて示されている。
【0016】用地1に建造された建物11は複数の地上
階のみを有するものであったり、複数の地下階のみを有
するものであったり、または、地上階と地下階とを有す
るものであったりする。建物11は、構造形式を基準に
した場合に、組積式構造、架構式構造、一体式構造のい
ずれかであり、また、構造材料を基準にした場合に、木
構造、石造、れんが造、コンクリートブロック造、無筋
コンクリート造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造、鉄筋鉄
骨コンクリート造のいずれかである。建物11の形状
(外形)は、横断面多角形、横断面円形、横断面異形の
いずれかである。建物11の内部も用途に応じた任意の
形状構造を有する。建物11の代表的一例として図1〜
図3に略示されたものは、複数の地上階を有する一体式
構造の鉄筋コンクリート造であって、その横断面が略四
角形をなしている。
【0017】建物11の前部外壁面(前面)、後部外壁
面(後面)、側部外壁面(側面)のいずれか一つ以上に
は、複数の階と対応する複数の荷物出入口がある。この
ような出入口は、荷物を建物11内外に搬入搬出するた
めに建物外壁面が開放されたものである。その具体的一
例として図示された建物11の場合は、図2を参照して
明らかなように複数の階121F〜125Fと対応する複数
の荷物出入口1301〜1305が建物前部の外壁面にあ
る。もし、建物11の一部の階が荷物の搬入搬出を要す
るフロアでないとき、そのような階の外壁面は荷物出入
口のない閉ざされたものであってよい。建物11の各荷
物出入口1301〜1305には、図示しない戸扉類(シャ
ッタも含む)が備えつけられることもある。建物11に
おける各階121F〜125Fの荷物出入口1301〜1305
側は、これら各階での特定の位置や場所を識別するため
に、複数の荷捌きエリア1411〜1415、1421〜14
25、1431〜1435、1441〜1445、1451〜1455
にそれぞれ区分されることが多い。これら荷捌きエリア
の境界は図示しない仕切り壁で仕切られていてよく、ま
た、単なるマーカーで各エリアの境界が表示されていて
よい。
【0018】上述した建物11の各階121F〜12
5Fは、荷捌き(入荷捌き・出荷捌きを含む)、生産、加
工、組立、選別、保管、その他、任意の作業を行なうた
めの作業場、作業室、保管庫などとして用いられる。し
たがって建物11の各階121F〜125Fには、所定の作
業を行なうために必要な作業機械装置や、冷蔵ないし冷
凍用の機械装置などが作業種に応じて設備されている。
もちろん建物11には、通路、搬送路、階段、エレベー
タ、出入口、電気設備、水回り設備など、通常の建物と
同様の設備もあるが、これらの図示は省略されている。
建物11の後面側には、単一階層(一階建て)の接車バ
ース15が建物11と一体に造られている。建物11の
屋上は、一例として駐車場16に利用されるが、その他
に利用することもできる。
【0019】バース構築物21は建物11に対応した階
層構造を有するものであり、これは柱材・壁材・床材・
天井材・補強材など任意の建築構築材料(周知)を用い
て造られた上下多段型のラック構造体でもある。したが
って階層化されたラックからなるバース構築物21は、
図2から理解できるように、複数の床バース221F〜2
5Fを備えている。バース構築物21の各床バース22
1F〜225Fは、互いに並列した複数の配車ゾーン2311
〜2315、2321〜2325、2331〜2335、2341
2345、2351〜2355をそれぞれ有し、これら配車ゾ
ーンの床面には搬送機械24がそれぞれ装備されてい
る。一例として図4に例示された搬送機械24は、スラ
ットチェーンコンベアまたはベルトローラコンベアで代
表される周知の面状コンベアからなり、動力源(電動
機)、伝動系を介して駆動されるものである。その他、
各配車ゾーンの境界も、図示しない仕切り壁で仕切られ
ていたり、または、マーカーで表示されていたりしてよ
い。
【0020】バース構築物21は建物11の荷物出入口
(前面壁)側にあって建物11に結合されている。バー
ス構築物21はこれを当初から建物11と一体に建設す
ることもできる。図2を参照して明らかなように、建物
11とバース構築物21との相対関係では、建物各階1
1F〜125Fの荷物出入口1301〜1305と各床バース
221F〜225Fとが、「1301:221F」・「1302
222F」・「1303:223F」・「1304:224F」・
「1305:225F」のように対応する。また、荷物出入
口1301側の各荷捌きエリア1411〜1415と床バース
221Fの各配車ゾーン2311〜2315とが「1411:2
11」・「1412:2312」・「1413:2313」・
「1414:2314」・「1415:1515」のように対応
し、これと同様に、各荷物出入口1302〜1305側の荷
捌きエリア1421〜1425、1431〜1435、1441
1445、1451〜1455および各床バース221Fの配車
ゾーン2321〜2325、2331〜2335、2341〜23
45、2351〜2355も、所定の荷捌きエリアと所定の配
車ゾーンとが互いに対応する。
【0021】建物11は、図示例において地上階層のみ
を有しているが、他の例として、地下階層のみを有して
いたり地上階層と地下階層とを有していたりする。した
がってバース構築物21も、建物11が地下階層のみを
有する場合には、地下階層のみを有するものとして造ら
れ、建物11が地上階層と地下階層とを有する場合に
は、地上階層と地下階層とを有するものとして造られ
る。また、建物11の二以上の外壁面(前面、後面、側
面の二つ以上)に既述の各荷物出入口が設けられる場合
には、これら各外壁面と対応して二つ以上バース構築物
21が造られる。
【0022】運搬装置31は、走行レール32、床用の
下部基体33、案内レール34、天井用の上部基体3
5、運搬物搭載用のキャリッジ36、巻上機39、キャ
プスタン41、その他を主体にして、以下のように構成
されるものである。
【0023】図1〜図3において、複数(例:二本)の
互いに平行する走行レール32は、バース構築物21の
前側にある凹所内(図3参照)に配置されてバース構築
物前面の幅方向沿いに伸びている。下部基体33はいわ
ゆる自走式台車のような構造物であって、図示しない車
輪、車輪を駆動させるための動力源(電動機)、動力源
からの動力を車輪に伝えるための伝動系などを備え、車
輪を介して各走行レール32上に乗っている。したがっ
て下部基体33は、図1〜図3から理解できるように、
各走行レール32に沿ってこれらの上を水平方向に自走
することができる。図2、図3を参照して、複数(例:
四本)の案内レール34は下部基体33上の四隅に建て
込まれ、上部基体35は各案内レール34の上端部に組
み付けられている。キャリッジ36は、昇降用の架台3
7と、図4のごとく架台37の床面上に装備された搬送
機械38(前記搬送機械24と同様の構成)とからな
る。キャリッジ36は、下部基体33と上部基体35と
の間に介在されて各案内レール34と掛かり合うもので
ある。一例として、図示しない複数のガイドローラがキ
ャリッジ36の両側前部、両側後部にそれぞれ取り付け
られる場合は、ガイドローラが各案内レール34の溝内
に嵌まり込んだり各案内レール34を挟みつけたりして
これらと掛かり合う。巻上機39は、電動式の巻取ドラ
ム(図示せず)と、巻取ドラムに巻き取られたり巻き戻
されたりする複数本の索条40とからなり、上部基体3
5上に設置されている。複数個の各キャプスタン41
も、周知の手段で上部基体35に回転自在に取り付けら
れている。また、巻上機39から巻き戻された各索条4
0は各キャプスタン41に掛け回されてこれらの巻き戻
し端部がキャリッジ36の所定部に接続されている。し
たがってキャリッジ36は、巻上機39を介して各索条
40を巻き取ったり巻き戻したりすることにより、各案
内レール34に沿い昇降することができる。また、巻上
機(巻取機)39が床側に配置される場合は、巻上機3
9から巻き戻された各索条40が上部基体35側のキャ
プスタンまたはシーブに巻き掛けされて床方向へUター
ンし、該各索条40の巻き戻し端部がキャリッジ36の
所定部に接続される。
【0024】運搬装置31の全体は別として、当該装置
31の各構成要素は、エレベータ、リフト、クレーン
(スタッカクレーン)、コンベアなどを含む物上げ技術
や運搬技術の分野において個々に公知ないし周知のもの
であり、これらの材質・その他も、この種の技術分野で
公知・周知である。上記の内容から理解できるように、
運搬装置31はキャリッジ36をアップダウンさせたり
トラバースさせたりするための機能を有する。これらの
ケースにおいては、各走行レール32と下部基体33と
がキャリッジ36をトラバースさせるための案内機構と
なり、各案内レール34と巻上機39とがキャリッジ3
6をアップダウンさせるための案内機構となる。
【0025】運搬装置31も、建物11やバース構築物
21が地下階のみを有していたり地上階層と地下階層と
を有していたりする場合には、これらと対応するように
造られる。また、前記のごとくバース構築物21が二つ
以上造られる場合にも、これらと対応するように二基以
上の運搬装置31が造られる。その他、各走行レール3
2上には、これら走行レール32を除く運搬装置31の
主要部が二つ以上乗せられることもある。
【0026】接車バース61は運搬装置31の前側にあ
って地表レベルの高さで設けられている。接車バース6
1の構成要素は複数(多数)の搬送機械62であり、こ
れら搬送機械62が互いに並列して運搬装置31の前側
に配置されている。この場合の各搬送機械62も、図4
を参照して明らかなように前記搬送機械24と同様の構
成である。かかる搬送機械列にて構成された運搬装置3
1は、一つの搬送機械62を一単位とする複数の停車ゾ
ーン6301〜6305を有する。また、接車バース61の
上面を覆うための屋根が柱や壁とともに構築されること
もある。
【0027】接車バース61も、建物11の二以上の外
壁面に対応して二つ以上バース構築物21や運搬装置3
1が二つ以上造られる場合に、これらと対応するように
二つ以上のものが造られる。
【0028】輸送車71は自走式のものであり、小型、
大型を問わない。このような輸送車71には、荷台を有
するトラック、荷物室を有するトラック、ウイングボデ
ィ付きトラック、コンテナトラック、脱着装置付きコン
テナトラックなど、各種のトラックが含まれる。また、
上記以外の輸送車71として、トラクタとトレーラとか
らなる連結車をあげることができる。このような連結車
には、セミトレーラ連結車、フルトレーラ連結車、ダブ
ルストレーラ連結車などが含まれる。
【0029】本発明は、以下の実施例で詳述する内容か
らも理解できるように、輸送車71に積載された荷物を
建物11の内外に搬入したり搬出したりする際の輸送車
の搬入搬出方法に関する。かかる輸送車運搬に際して既
述の動力機械装置類を利用する場合は、バース構築物2
1にある搬送機械24、運搬装置31における自走式下
部基体33や巻上機39、接車バース61にある搬送機
械62などを自動的に効率よく稼働させることが望まし
い。したがって、これらの運転を自動制御するための制
御装置(図示せず)や、これらの運転状況を監視するた
めのモニタ装置などが、建物11の内部および/または
外部の適所に備えつけられる。制御装置は、たとえば、
ソフトウエアとハードウエアとの組み合わせからなる。
ソフトウエアは、輸送車の搬入搬出方法を実行するため
のプログラムを記憶した情報記録媒体からなり、ハード
ウエアは、CPUその他を含む電気的(電子的)および
/または光学的および/または機械的な諸機器を備えて
いる。また、制御装置に対して電気的(電子的)および
/または光学的および/または機械的に接続されたセン
サ、スイッチの類が、建物11の各階121F〜125F
バース構築物21の各床バース221F〜225F、運搬装
置31のキャリッジ36、接車バース61などに配置さ
れる。
【0030】本発明方法において輸送車71の自走機能
を利用するとき、すなわち、一方から他方にわたる可逆
的な輸送車移乗を輸送車71で自力で行なうときは、バ
ース構築物21にある搬送機械24、および/または、
接車バース61にある搬送機械62が省略されてよい。
このような場合は、搬送機械24および/または搬送機
械62の設置されていた部分が通常の床材で構成され
る。
【0031】
【実施例】本発明に係る輸送車の搬入搬出方法は、図1
〜図4を参照して説明する一実施例において、つぎのよ
うに実施される。
【0032】道路2を通行して用地1内に進入した荷積
み輸送車71は、建物11に近接している接車バース6
1上で停車する。たとえば、接車バース61上において
荷積み輸送車71の停車すべき空き停車ゾーンが「63
01」であるとき、荷積み輸送車71は、図3のごとく荷
物積載部を建物11側へ向けてその停車ゾーン6301
に停車する。
【0033】運搬装置31は、あらかじめ停車ゾーン6
01と一致してしてキャリッジ36をも停車ゾーン63
01と一致するレベルまで下降させて待機している。仮に
このような待機状態にないときでも、運搬装置31は、
荷積み輸送車71が停車ゾーン6301上に停車したとき
の信号を受けて各走行レール32上を図2の矢印X11
向へ所定距離だけトラバースし、かつ、このトラバース
に先行または同期または後行して作動する巻上機39を
介して、キャリッジ36を停車ゾーン6301と一致する
レベルまで下降させる。したがって、このような状態に
至ったときは、図3を参照して明らかなように、停車ゾ
ーン6301側の荷積み輸送車71をキャリッジ36側へ
移乗させることが可能になる。
【0034】停車ゾーン6301の搬送機械62は、荷積
み輸送車71が停車ゾーン6301に停車していること、
および、キャリッジ36が停車ゾーン6301と一致して
いることなど、これらの条件を満たした信号を受けてス
イッチオンされる。かかるスイッチオンにより搬送機械
62が所定時間ないし所定回転量だけ図3の矢印Z11
向へ回転するので、荷積み輸送車71は停車ゾーン63
01からキャリッジ36へ移乗する。
【0035】運搬装置31は、キャリッジ36上の荷積
み輸送車71を、以下のようにしてバース構築物21の
所定位置(所定床バースの所定配車ゾーン)まで運搬す
る。たとえば、所定の床バースが「223F」であり、所
定の配車ゾーンが「2333」であるとすると、運搬装置
31は、荷積み輸送車71がキャリッジ36上に移乗し
たときの信号を受けて各走行レール32上を所定方向へ
トラバースし、当該装置31が配車ゾーン縦列(2313
・2323・2333・2343・2353の列)と一致してか
ら、巻上機39を作動させてキャリッジ36を配車ゾー
ン2333のレベルまで上昇させる(図3における矢印Y
11方向への移動)。この場合、運搬装置31のトラバー
スとキャリッジ36の上昇とは、支障のないかぎり、こ
れらを同期させてもよく、また、キャリッジ36の上昇
を運搬装置31のトラバースに対して先行させてもよ
い。
【0036】キャリッジ36の搬送機械38は、キャリ
ッジ36が所定の配車ゾーン2333と一致したときの信
号を受けてスイッチオンされる。かかるスイッチオンに
より搬送機械38が所定時間ないし所定回転量だけ図3
の矢印Z21方向へ回転するので、荷積み輸送車71はキ
ャリッジ36から配車ゾーン2333へ移乗する。
【0037】かくて、荷積み輸送車71が床バース22
3Fの配車ゾーン2333まで運ばれたとき、荷積み輸送車
71の後部荷台が、建物11の所定階123Fにある荷物
出入口1301から所定の荷捌きエリア1433に臨む。し
たがって、輸送車71の後部側にある積荷が、建物11
内の荷捌きエリア1433へ降される。
【0038】上記において、荷積み輸送車71がキャリ
ッジ36から配車ゾーン2333へ移乗したときにつぎの
運搬作業がないとすると、この移乗が完了したときの信
号を受けた運搬装置31が、キャリッジ36を基準位置
(例:接車バース61の停車ゾーン6301)に復帰させ
たり、あるいは、輸送車71からの荷降ろしを終えるま
でキャリッジ36を床バース223Fの配車ゾーン2333
で待機させたりする。また、接車バース61側において
「6301」を除く他の停車ゾーンが輸送車を要求してい
たり、各床バース側において「2333」を除く他の配車
ゾーンが輸送車を要求していたりする場合には、上記の
移乗完了信号を受けた運搬装置31が、キャリッジ36
をその位置まで変位させる。このような運転は、通常、
制御装置を介して全自動で行なわれるが、場合によって
は、自動と手動とが併用されて行なわれたり、手動で行
なわれたりする。
【0039】床バース223Fの配車ゾーン2333で荷降
ろしを終えた輸送車71を接車バース61側へ搬出する
場合には、その配車ゾーン2333に運搬装置31のキャ
リッジ36が一致していることを要する。この場合にお
いて、キャリッジ36が前述のごとく配車ゾーン2333
で待機しているときは、特段の運転や操縦を要しない
が、キャリッジ36が前述した基準位置にあるときは、
前述したと同様に、運搬装置31を図2の矢印X11方向
へトラバースさせ、キャリッジ36を図3の矢印Y11
向へ上昇させる。また、運搬装置31やキャリッジ36
がこれら以外の位置にあるときも、運搬装置31を図2
の矢印X11方向または矢印X12方向へトラバースさせ、
キャリッジ36を図3の矢印Y11方向へ上昇または図3
の矢印Y12方向へ下降させる。これらのいずれかでキャ
リッジ36が配車ゾーン2333に一致しているときは、
配車ゾーン2333側にある空(積み荷なし)の輸送車7
1をキャリッジ36側へ移乗させることが可能になる。
【0040】配車ゾーン2333の搬送機械24は、輸送
車71が配車ゾーン2333に停車していること、およ
び、空のキャリッジ36が配車ゾーン2333と一致して
いることなど、これらの条件を満たした信号を受けてス
イッチオンされる。このスイッチオンにより搬送機械2
4が所定時間ないし所定回転量だけ図3の矢印Z22方向
へ回転するので、空の輸送車71は配車ゾーン2333
らキャリッジ36へ移乗する。
【0041】運搬装置31は、空の輸送車71がキャリ
ッジ36上に移乗したときの信号を受けて各走行レール
32上を図2の矢印X12方向へトラバースし、該装置3
1が配車ゾーン縦列(2311・2321・2331・2341
・2351の列)と一致してから、巻上機39を作動させ
てキャリッジ36を図3の矢印Y12方向へ下降させ、こ
れを接車バース61の停車ゾーン6301に一致させる。
この場合も、運搬装置31のトラバースとキャリッジ3
6の下降とは、支障のないかぎり、これらを同期させて
もよいし、また、キャリッジ36の下降を運搬装置31
のトラバースに対して先行させてもよい。
【0042】キャリッジ36の搬送機械38は、キャリ
ッジ36が空き停車ゾーン6301と一致したときの信号
を受けてスイッチオンされ、当該スイッチオンにより搬
送機械38が図3の矢印Z12方向へ回転するので、積み
荷なし輸送車71はキャリッジ36から停車ゾーン63
01へ移乗する。なお、積み荷なし輸送車71を戻すため
の停車ゾーンは「6301」に限らず、他の空き停車ゾー
ンであってもよい。このような場合は、これに適うよう
な運転が行なわれる。かくて接車バース61の停車ゾー
ン6301まで運ばれた空の輸送車71は、所用のために
接車バース61から発車する。
【0043】上記において、接車バース61:床バース
221Fのように、搬入始点レベルと搬入終点レベルや、
搬出始点レベルと搬出終点レベルが同じであるときは、
自明のとおり、キャリッジ36のアップ動作およびダウ
ン動作が省略される。また、接車バース61の停車ゾー
ン6301:配車ゾーン縦列(2311・2321・2331
2341・2351の列)のように、搬入始点列と搬入終点
列や、搬出始点列と搬出終点列が同列に並ぶ場合も、自
明のとおり、キャリッジ36のトラバース動作が省略さ
れる。
【0044】配車ゾーン2333において、出荷物を空
(積み荷なし)の輸送車71に積み込んで接車バース6
1側へ送り出すことがある。このような場合も上記と同
様に輸送車71が接車バース61側まで運搬される。ま
た、「2333」を除く他の配車ゾーンが出荷のために空
の輸送車71を要求している場合も、運搬装置31を介
して搬送される荷なし輸送車71は、その配車ゾーンを
経由し、荷積み終えてから接車バース61側まで運搬さ
れる。前述した運転やこれらの運転も、制御装置を介し
て全自動で行なわれたり、自動と手動とが併用されて行
なわれたり、手動のみで行なわれたりする。
【0045】建物11からの出荷を目的として、接車バ
ース61側にある空の輸送車71を任意床バースの任意
配車ゾーンまで運搬したり、任意床バースの任意配車ゾ
ーンにある荷積み輸送車71を接車バース61側まで運
搬したりする場合も、これらが上記と同様に行なわれ
る。
【0046】輸送車71が脱着装置付きコンテナトラッ
クである場合に、コンテナ(空のコンテナおよびまたは
荷物入りコンテナ)のみを接車バース61側から任意床
バースの任意配車ゾーンまで運搬(搬入)したり、任意
床バースの任意配車ゾーンにあるコンテナ(空のコンテ
ナおよびまたは荷物入りコンテナ)を接車バース61側
まで運搬(搬出)したりすることもできる。搬入時に
は、脱着装置を介してトラックから離脱させたコンテナ
を接車バース61の停車ゾーンに乗せ、搬出時には、接
車バース61の停車ゾーンにおいて脱着装置によりコン
テナをトラック装着し、これらの間は、前記輸送車71
の場合と同様にしてコンテナを所定位置まで搬入・搬出
する。また、輸送車71が脱着装置のないコンテナトラ
ックである場合は、接車バース61の図示しない天井部
に物上げ機械(例:クレーン)を備えておき、その物上
げ機械を介してコンテナを上記と同様に脱着すればよ
い。かかるコンテナ運搬法においては、各床バース22
1F〜225Fの配車ゾーン2311〜2315、2321〜23
25、2331〜2335、2341〜2345、2351〜2355
を図3の場合よりも床高にし、これら配車ゾーンの床面
を各荷捌きエリア1411〜1415、1421〜1425、1
31〜1435、1441〜1445、1451〜1455の床面
と対応させるのが望ましい。輸送車71がトラクタとト
レーラとからなる場合も、トレーラをトラクタから切り
離し、トレーラのみを上記と同様に搬入・搬出すること
ができる。また、運搬装置31の走行レール32を除く
主要部が、その走行レール32上に二基以上装備されて
いる場合には、これら複数の主要部を介して輸送車(複
数)等の搬入が同時に行われたり、輸送車(複数)等の
搬出が同時に行われたり、さらに、これら搬入・搬出が
平行して行なわれたりする。
【0047】これら以外に、後述するようなパレット
(台板)を利用して輸送車71を前記と同様に搬入・搬
出することもできる。この場合の輸送車搬入に際して
は、接車バース61の各停車ゾーン6301〜6305上に
パレットを敷き込んでおき、停車ゾーンのパレット上に
停車した後の輸送車71をパレットと共に運搬装置31
のキャリッジ36へ移乗させ、かつ、キャリッジ36側
の輸送車71をパレットと共に床バースの配車ゾーンへ
移乗させる。また、輸送車搬出に際しても、床バースの
配車ゾーン(パレット)上にある輸送車71をパレット
と共に運搬装置31のキャリッジ36へ移乗させ、か
つ、キャリッジ36側の輸送車71をパレットと共に停
車ゾーンへ移乗させる。このようなパレット利用による
方法は、上述したコンテナのみの搬入・搬出や、トレー
ラのみの搬入・搬出にも適用できる。
【0048】なお、図1〜図4のようにして実施される
輸送車搬入搬出方法の場合は、前項[0004]で述べ
た従来技術と対比して建設コストが20%ダウンする。
ただし、輸送車71の搬送設備として新たに30億円を
要する。この費用増減を試算すると下記のようになり、
節減額が40億円にもなる。 減少額=350億円×0.20=70億円 増加額=30億円 節減額=減少額−増加額=70億円−30億円=40億
【0049】図5〜図8はパレットを利用した輸送車搬
入搬出方法のより具体的な一例を示している。図5〜図
7における建物11、バース構築物21、運搬装置3
1、接車バース61、輸送車71などは、パレット81
を用いる点を除き、図1〜図4で説明したものと基本的
に同じか実質的に同じである。したがって、以下におい
ては、前例との相違点を主に説明する。
【0050】接車バース61は、図5に示されているよ
うに天井壁(屋根)54を有するものであり、物上げ機
械(周知のクレーン)55が天井壁54の内面に装備さ
れている。図7(a)〜(c)を参照して、接車バース
61の各停車ゾーン6301〜6305は、これらの床面上
にある搬送機械62が動力源をもたないローラコンベア
からなり、各床バース221F〜225Fの各配車ゾーン2
11〜2315、2321〜2325、2331〜2335、23
41〜2345、2351〜2355も、これらの床面上にある
搬送機械24が動力源のないローラコンベアからなる。
これらに対し、運搬装置31のキャリッジ36はこれの
床面上にある搬送機械38が動力ローラコンベアからな
る。かかる搬送機械(動力ローラコンベア)38の各ロ
ーラは、これら全部が駆動するタイプであって差し支え
ないが、搬送機械38の前後両端にあるローラr1 、r
3 とその中間部にある数個のローラr2 とが駆動するタ
イプであれば、他は遊動するもので足りる。
【0051】キャリッジ36の床部両側面には、キャリ
ッジ36の前部側から停車ゾーンの後部側にわたって伸
縮自在な引き込み用アーム42と、キャリッジ36の後
部側から配車ゾーンの前部側にわたって伸縮自在な引き
込み用アーム43とが装備されている。これらのアーム
42、43は油圧式または空気圧式のシリンダからな
る。各アーム42、43の先端部45にはキャリッジ3
6の側面に向けて開放された凹所46があり、凹所46
は、所定角度(135度)の狭角を介在した特別な二つ
の面47、48を有する。フック部材49は平面からみ
て直角三角形をなすブロック片からなり、これも特別な
三つの面51、52、53を有する。フック部材49
は、凹所46内に配置されて支点ピン54により各アー
ム42、43の先端部45に取りつけられている。ま
た、フック部材49に所定方向の回転力を付与するため
のバネ55が、凹所内面47とフック部材外面53との
間にわたり介在されている。各アーム42、43におけ
るシリンダ部分や支点ピン54、バネ55などは周知の
ものからなり、各アーム42、43の先端部45やフッ
ク部材49は、たとえば、金属のように機械的特性の優
れた材料からなる。
【0052】パレット81は、図8を参照して明らかな
ように、開断面(溝形)を有する扁平体からなり、その
両側面の前端、後端に掛け穴82、83がそれぞれ形成
されている。これら掛け穴82、83は、フック部材4
9と係脱自在に対応するものである。パレット81は、
木材、金属、合成樹脂(FRPを含む)、あるいは、こ
れらの複合材により、機械的特性の優れた構造物として
作製されている。
【0053】図5〜図8に示された実施例の場合は前述
した各種輸送車71の搬入搬出時にパレット81が用い
られる。すなわち、接車バース61の各停車ゾーン63
01〜6305にあらかじめパレット81が載置されてお
り、輸送車71が運搬装置31を介して接車バース61
側から各床バース221F〜225Fまでの間を前記と同じ
く可逆的に変位するときに、輸送車71がパレット81
上に乗って停車ゾーンの床面、キャリッジ36の床面、
配車ゾーンの床面などを移動する。
【0054】これらの場合において、任意または所定の
停車ゾーン、たとえば、停車ゾーン6301上にあるパレ
ット81をキャリッジ36へ移乗させるとき、一方のア
ーム42は図7(a)〜(c)のように作動する。図7
(a)の状態においてはアーム42が収縮しているほ
か、アーム42の先端部45にあるフック部材49がバ
ネ55の力を受けてその一部を凹所46外へ突出させ、
フック部材49の面51が凹所46内の面47に当たっ
ている。図7(a)の状態にあるアーム42は、停車ゾ
ーン6301側のパレット81をキャリッジ36へ側へ引
き寄せるために、図7(b)のように停車ゾーン6301
側へ伸び出す。この過程において、フック部材49の傾
斜した面52がパレット81の側面に接するので、当該
フック部材49はバネ55に抗して図7(b)のように
姿勢を変える。その後、フック部材49は、アーム42
の伸びにともなってパレット81の掛け穴82まで達し
たときに、バネ55の力で図7(c)の状態になり、そ
の一部が掛け穴82内に嵌まり込む。アーム42はこの
状態を得た後に収縮を開始する。このとき、フック部材
49の面53が掛け穴82に掛かり、しかも、フック部
材49の面51と凹所46内の面47とが互いに接して
いるので、この掛かり合い状態が保持される。したがっ
て停車ゾーン6301側のパレット81は、収縮するアー
ム42を介してキャリッジ36へ側へ引き寄せられ、そ
の前端部がキャリッジ36の駆動ローラr1 上に乗る。
以下、パレット81は、駆動ローラr1 や他の駆動ロー
ラr2 、r3 を介してキャリッジ36上に移乗する。
【0055】図7(a)〜(c)には、配車ゾーンとキ
ャリッジとの関係が重複して示されている。したがっ
て、任意または所定の配車ゾーン(2333)上にあるパ
レット81を他方のアーム43と他方の掛け穴83とで
キャリッジ36側へ引き込む場合も、図7(a)〜
(c)を参照して上記と同様になる。
【0056】図7(a)〜(c)においては、図示を簡
略にするために両アーム42、43がいずれもキャリッ
ジ36の床部両側面(前部、後部)に装備される例を示
したが、これらは同一軸線上に並ばないことが望ましい
(ただし、平行していてもよい)。したがって、パレッ
ト81の両掛け穴82、83も、これらに応じた位置に
設定される。
【0057】図5〜図8の実施例において、各配車ゾー
ン床部、キャリッジ床部のいずれかが動力ローラコンベ
アからなるとき、両アーム42、43のいずれか一方が
省略される。
【0058】前述したように、コンテナの搬入搬出も、
図5〜図8のパレット利用により行なうことができる。
もし、輸送車61が脱着装置付きコンテナトラックであ
る場合には、その脱着装置を介してコンテナをトラック
に対して脱着すればよく、また、コンテナトラックが脱
着装置のないものである場合には、接車バース61側の
物上げ機械55を介してその種の脱着を行なえばよい。
【0059】図5〜図8の実施例においては、図1〜図
4を参照して述べた全ての技術的事項を、自明の範囲
内、互換性の範囲内、設計変更の範囲内において採用す
ることができ、逆に、図1〜図4においても、図5〜図
8を参照して述べた全ての技術的事項を、自明の範囲
内、互換性の範囲内、設計変更の範囲内において採用す
ることができる。
【0060】本発明方法において輸送車61を搬入搬出
するときの輸送車移乗は、既述の内容を参照して下記
(A)〜(D)のようなものである。 (A)「輸送車61」を「停車ゾーン」から「キャリッ
ジ」へ移乗させる。 (B)「輸送車61」を「キャリッジ」から「配車ゾー
ン」へ移乗させる。 (C)「輸送車61」を「配車ゾーン」から「キャリッ
ジ」へ移乗させる。 (D)「輸送車61」を「キャリッジ」から「停車ゾー
ン」へ移乗させる。
【0061】これらの移乗は、前記実施例において移乗
用の搬送機械に依存した他力移乗であったが、本発明方
法においては、このような他力移乗以外に、輸送車61
の自走による自力移乗(自走移乗)も採用することがで
きる。自力移乗は、所定の移乗を行なうときに輸送車6
1を所定の方向へ所定量(所定距離)だけ自走させるも
のである。自力移乗は、上記(A)〜(D)のうちのい
ずれか一つ、または、上記(A)〜(D)のうちのいず
れか二つ、または、上記(A)〜(D)のうちのいずれ
か三つ、または、上記(A)〜(D)の全てについて実
施する。
【0062】上述した自力移乗を採用するときは、設備
経済性を高める上で移乗用搬送機械が自走対象箇所(停
車ゾーン、キャリッジ、配車ゾーンのうちのいずれか一
つ以上)から省略されてよい。これが通常の態様であ
る。しかし、移乗用搬送機械が停車ゾーン、キャリッ
ジ、配車ゾーンなどに装備されている場合でも自力移乗
を実施することができる。このような実施の一例として
自力・他力併用があげられる。これは、移乗用の搬送機
械を停止した状態で輸送車61を自力移乗させ、その
後、輸送車61の停止位置を調整するために上記搬送機
械を位置調整用として駆動させるものである。また、輸
送車61を自走させる自力移乗は、移乗用の搬送機械に
故障が発生したときの応急措置にも有効である。
【0063】
【発明の効果】本発明に係る輸送車の搬入搬出方法は、
つぎのような効果を有する。
【0064】[効果1:建設コスト等の削減]建物の車
路用部分を殆ど省略することができるために、建物の建
設費や設備費を含めた総費用を大幅に減額することがで
きる。また、移乗に際して輸送車を自走させる場合は、
移乗用の搬送機械をも省略することができるので、さら
なる設備経済性をはかることができる。
【0065】[効果2:荷捌き車両台数の増大]建物と
接車バースとが互いに独立しているので、接車バースを
利用した輸送車の発着台数や建物内における輸送車の荷
捌き量が圧倒的に増大する。
【0066】[効果3:排ガス問題の解消]輸送車の搬
入搬出に際して移乗用の搬送機械を使用する場合は、輸
送車を自走させることが殆どないために、建物内部やそ
の周辺の環境が輸送車の排ガスで汚染されることが殆ど
ない。また、移乗のために輸送車を自走させる場合で
も、その自走距離がごくわずかであるので、排ガスによ
る汚染の度合いは無視できる程度に低い。したがって、
排ガス問題を解消することができる。もちろん、排ガス
処理手段が不要であるから、これに基づく経済的なメリ
ットも大きい。
【0067】[効果4:作業の合理化・自動化]接車バ
ース、運搬装置、バース構築物を介して輸送車を外部か
ら建物側へ搬入したり建物側から建物外へ搬出したりす
るシステムであるから、人力に依存するところが殆どな
いか、または、きわめて少ない。したがって、建物内外
への荷物搬入・荷物搬出に際して人力に依存することの
ない合理化(省力化)をはかることができる。とくに搬
送機械を使用して輸送車の移乗を行なう場合は、この種
の作業の自動化も確立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る輸送車の搬入搬出方法について、
これの一実施例をそのシステムと共に略示した平面図
(俯瞰図)である。
【図2】本発明に係る輸送車の搬入搬出方法について、
これの一実施例をそのシステムと共に略示した分解斜視
図である。
【図3】本発明に係る輸送車の搬入搬出方法について、
これの一実施例をそのシステムと共に略示した要部拡大
縦断面図である。
【図4】本発明に係る輸送車の搬入搬出方法について、
これに用いられる面状コンベアの一を略示した拡大縦断
面図である。
【図5】本発明に係る輸送車の搬入搬出方法について、
これの他実施例をそのシステムと共に略示した要部縦断
面図である。
【図6】本発明に係る輸送車の搬入搬出方法について、
これの他実施例をそのシステムと共に略示した要部拡大
縦断面図である。
【図7】本発明に係る輸送車の搬入搬出方法について、
これの他実施例に用いられるパレット移乗手段を略示し
た要部平面図である。
【図8】本発明に係る輸送車の搬入搬出方法について、
これの他実施例に用いられるパレットを略示した斜視図
である。
【符号の説明】
11 建物 121F〜125F 建物の各階 1301〜1305 各階の荷物出入口 1411〜1415 荷捌きエリア 1421〜1425 荷捌きエリア 1431〜1435 荷捌きエリア 1441〜1445 荷捌きエリア 1451〜1455 荷捌きエリア 21 バース構築物 221F〜225F 床バース 2311〜2315 配車ゾーン 2321〜2325 配車ゾーン 2331〜2335 配車ゾーン 2341〜2345 配車ゾーン 2351〜2355 配車ゾーン 31 運搬装置 32 走行レール 33 下部基体 34 案内レール 35 上部基体 36 キャリッジ 37 架台 38 搬送機械 39 巻上機 40 索条 41 キャプスタン 42 引き込み用アーム 43 引き込み用アーム 46 凹所 49 フック部材 61 接車バース 62 搬送機械 r1 駆動ローラ r2 駆動ローラ r3 駆動ローラ 6301〜6305 停車ゾーン 71 輸送車 81 パレット
フロントページの続き (72)発明者 井口 正和 東京都千代田区内幸町2丁目2番3号 川 崎製鉄株式会社内 (72)発明者 赤城 啓允 東京都千代田区内幸町2丁目2番3号 川 崎製鉄株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 階層構造を有する建物と階層型のバース
    構築物と水平垂直運搬用の運搬装置と輸送車発着用の接
    車バースとが組み合わされていること、建物の複数階が
    これら各階の建物外壁面に荷物出入口を有していて、該
    各荷物出入口が上下に並んでいること、バース構築物が
    荷物出入口のある建物各階と対応して階層化された複数
    の床バースを備えいていて、これら床バースが互いに並
    列した複数の配車ゾーンをそれぞれ有していること、運
    搬装置がキャリッジとキャリッジをアップダウンかつト
    ラバースさせるための案内機構とを備えていること、接
    車バースが互いに並列した複数の停車ゾーンを有してい
    ること、および、建物とバース構築物と運搬装置と接車
    バースとの相対関係において、バース構築物、運搬装
    置、接車バースが、荷物出入口のある建物外壁面側に順
    次配設されていることを前提とし、 接車バース側にある輸送車を目標の床バース側へ搬入す
    る場合には、輸送車が荷物積載部を建物側へ向けて接車
    バースの停車ゾーンに停車していて、運搬装置のキャリ
    ッジがその停車ゾーンと一致しているときに、輸送車を
    停車ゾーンからキャリッジへ移乗させ、その後、運搬装
    置の案内機構によりキャリッジを変位させてこれを目標
    床バースの空き配車ゾーンに一致させ、その後、輸送車
    をキャリッジから配車ゾーンへ移乗させることを特徴と
    し、 床バース側にある輸送車を接車バース側へ搬出する場合
    には、輸送車が床バースの配車ゾーンにあって、運搬装
    置のキャリッジがその配車ゾーンと一致しているとき
    に、輸送車を配車ゾーンからキャリッジへ移乗させ、そ
    の後、キャリッジを運搬装置の案内機構により変位させ
    てこれを接車バースの空き停車ゾーンに一致させ、その
    後、輸送車をキャリッジから停車ゾーンへ移乗させるこ
    とを特徴とする輸送車の搬入搬出方法。
  2. 【請求項2】 建物が複数の地上階および/または複数
    の地下階を有している請求項1記載の輸送車の搬入搬出
    方法。
  3. 【請求項3】 輸送車が自走して停車ゾーンからキャリ
    ッジへ移乗する請求項1記載の輸送車の搬入搬出方法。
  4. 【請求項4】 輸送車が自走してキャリッジから配車ゾ
    ーンへ移乗する請求項1記載の輸送車の搬入搬出方法。
  5. 【請求項5】 輸送車が自走して配車ゾーンからキャリ
    ッジへ移乗する請求項1記載の輸送車の搬入搬出方法。
  6. 【請求項6】 輸送車が自走してキャリッジから停車ゾ
    ーンへ移乗する請求項1記載の輸送車の搬入搬出方法。
  7. 【請求項7】 移乗用の搬送機械が各停車ゾーンの床面
    に装備されており、停車ゾーンからキャリッジへの輸送
    車移乗が移乗用の搬送機械を介して行なわれる請求項1
    記載の輸送車の搬入搬出方法。
  8. 【請求項8】 移乗用の搬送機械がキャリッジの床面に
    装備されており、キャリッジから配車ゾーンへの輸送車
    移乗が移乗用の搬送機械を介して行なわれる請求項1記
    載の輸送車の搬入搬出方法。
  9. 【請求項9】 移乗用の搬送機械が各配車ゾーンの床面
    に装備されており、配車ゾーンからキャリッジへの輸送
    車移乗が移乗用の搬送機械を介して行なわれる請求項1
    記載の輸送車の搬入搬出方法。
  10. 【請求項10】 移乗用の搬送機械がキャリッジの床面
    に装備されており、キャリッジから停車ゾーンへの輸送
    車移乗が移乗用の搬送機械を介して行なわれる請求項1
    記載の輸送車の搬入搬出方法。
  11. 【請求項11】 移乗用の搬送機械が動力源を備えた面
    状コンベアからなる請求項7〜9いずれかに記載の輸送
    車の搬入搬出方法。
  12. 【請求項12】 移乗用の搬送機械が動力源を備えたロ
    ーラコンベアからなる請求項7〜9いずれかに記載の輸
    送車の搬入搬出方法。
  13. 【請求項13】 輸送車がパレット上に乗って移動する
    請求項7〜9いずれかに記載の輸送車の搬入搬出方法。
  14. 【請求項14】 動力ローラコンベアからなる移乗用の
    搬送機械がキャリッジの床面に設けられ、無動力ローラ
    コンベアが各配車ゾーンの床面、各停車ゾーンの床面に
    それぞれ設けられ、かつ、キャリッジの前部側から停車
    ゾーンの後部側にわたって伸縮自在な引き込み用アーム
    と、キャリッジの後部側から配車ゾーンの前部側にわた
    って伸縮自在な引き込み用アームとがキャリッジの床部
    にそれぞれ装備されており、輸送車がパレット上に乗っ
    てこれらの各床面を移動するとともに、停車ゾーン側の
    パレットをキャリッジ側へ移乗させるときの初期に引き
    込み用アームが停車ゾーン側のパレットをキャリッジ側
    へ引き込み、かつ、配車ゾーン側のパレットをキャリッ
    ジ側へ移乗させるときの初期に引き込み用アームが配車
    ゾーン側のパレットをキャリッジ側へ引き込む請求項1
    記載の輸送車の搬入搬出方法。
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