JPH0977093A - 携帯用液体袋 - Google Patents
携帯用液体袋Info
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- JPH0977093A JPH0977093A JP24650695A JP24650695A JPH0977093A JP H0977093 A JPH0977093 A JP H0977093A JP 24650695 A JP24650695 A JP 24650695A JP 24650695 A JP24650695 A JP 24650695A JP H0977093 A JPH0977093 A JP H0977093A
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Abstract
性、耐久性、軽量性等を兼ね備えた携帯用の液体袋を提
供する。 【解決手段】 合成樹脂フィルム製の袋本体1と運搬用
部材30(例えば手提げ鞄の取っ手状の把持部材)とか
らなり、袋本体1は平面部2、3および折り襞状の側面
部5から形成されるガセット袋であり、袋本体1の各隅
部4には、隅部をあたかも斜めに切り取るように形成さ
れた閉鎖シール部10と三角形状のフィン部11とが形
成され、運搬用部材30は三角形状のフィン部11にお
いて袋本体に取り付けられている。運搬用部材30とし
て左右一対の背負い部材を付けたものは、容量が大きい
場合にも容易に運搬できる。
Description
し、さらに詳しくは、主としてアウトドアレジャーや災
害時において人力で水等の液体を運搬するのに好適に利
用される液体用の袋に関するものである。
うな液体を人力で運搬するために、10〜20リットル
程度の容量を有するプラスチック製の固い容器が用いら
れている。また最近では、アウトドアレジャーの際に水
を運搬するための容器として、比較的柔軟性があるブロ
ー成形品のプラスチック容器が用いられるようになって
きた。このブロー成形品の容器は薄くも厚くもない適度
な肉厚を有しているので、従来の固いプラスチック容器
よりも肉厚が薄くて重量が軽く、折り畳むことができ、
その一方では容器壁面の剛性を損なわない程度の肉厚が
確保されていて自立性もある。
み可能であるが、綺麗に小さく折り畳むには肉厚が厚す
ぎるので、折り畳んだときにかさばり、収納や保管に不
便である。一方、容器の肉厚をもっと薄くすれば綺麗に
折り畳めるようになるが、その反面、容器壁面の剛性が
低下して自立性が損なわれたり、容器壁面の強度が低下
して衝撃による破裂やこすれによる破れ等が起こり易く
なる。
成形品の容器を運ぶ際には、これらの容器に取り付けら
れている取っ手を掴んだり、或いは容器の側面や底面等
を抱えたりして容器を持ち上げているが、容器の容量が
比較的大きい場合には充填時の重量が人力で運ぶにはか
なり重くなるので、このような方法で持ち上げようとし
ても力が入りにくく、運搬が困難である。
みて成し遂げられたものであり、その目的は、保管時に
は小さく折り畳むことができるほどの柔軟性を有してい
るにもかかわらず自立性と優れた強度を兼ね備えてお
り、しかも、充填時の運搬に便利であり、容量が大きい
場合にも容易に運搬することが可能な携帯用の液体袋を
提供することにある。
的を達成するために、液体用の袋を、(a)袋の前側と
後ろ側を構成する対向する一対の平面部および折り襞状
に内方に折り込まれた谷折り線を備えるように形成され
た2つの側面部を有する4方シールの袋本体と、該袋本
体に取り付けられた運搬用の把持または吊り下げ部材
(以下、単に「運搬用部材」と言うことがある)とから
なり、(b)前記袋本体を構成する平面部および側面部
は、重ね合わされた少なくとも2枚の合成樹脂フィルム
によって形成されており、(c)前記袋本体の各隅部に
は、閉鎖シール部と三角形状のフィン部とが形成されて
おり、(d)前記閉鎖シール部は、袋本体を一対の平面
部が重なり合い且つ重なり合った平面部の間に前記谷折
り線を備えた2つの側面部が介在するように折り畳んだ
状態下で対向する袋本体の内面同士を、頂部シール部お
よび底部シール部のうちのいずれかのシール部の任意位
置から側面シール部の任意位置までに渡って直線帯状に
接着することによって形成されたものであり、(e)前
記三角形状のフィン部は、頂部シール部および底部シー
ル部のうちのいずれかのシール部、側面シール部および
閉鎖シール部に囲まれることによって形成されたもので
あり、(f)前記運搬用の把持または吊り下げ部材は、
各隅部に形成された前記三角形状のフィン部のうちの少
なくとも1箇所のフィン部において袋本体に取り付けら
れていることを特徴とする、携帯用液体袋となるように
構成した。
は、(f−1)前記運搬用の把持または吊り下げ部材は
手提げ部材であり、該手提げ部材は、右上フィン部、左
上フィン部、右下フィン部および左下フィン部のうちの
いずれかのフィン部から他のフィン部に渡るように取り
付けられていると共に、前記手提げ部材の両端は、それ
ぞれの取り付け位置において前後のフィン部を用いて取
り付けられているように構成した。
用液体袋を、(f−2)前記運搬用の把持または吊り下
げ部材は左右一対の背負い部材であり、該左右一対の背
負い部材のうち、一方の背負い部材は右上フィン部およ
び右下フィン部において、また他方の背負い部材は左上
フィン部および左下フィン部において袋本体に取り付け
られているように構成した。
(g)前記左右一対の背負い部材は1本の紐からなり、
(h)該紐の一端は右下の前側および後ろ側フィン部
に、また他端は左下の前側および後ろ側フィン部に取り
付けられており、(i)該紐は、右下フィン部の一端取
付部から袋本体の前側を通って右上フィン部に到達し、
右上の前側フィン部と後ろ側フィン部を順次貫通して袋
本体の後ろ側に突出し、次いで袋本体の後ろ側を通って
右下フィン部に到達し、右下の後ろ側フィン部と前側フ
ィン部を順次貫通して袋本体の前側に突出し、次いで袋
本体の前側を通って左下フィン部に到達し、左下の前側
フィン部と後ろ側フィン部を順次貫通して再び袋本体の
後ろ側に突出し、次いで袋本体の後ろ側を通って左上フ
ィン部に到達し、左上の後ろ側フィン部と前側フィン部
を順次貫通して再び袋本体の前側に突出し、次いで袋本
体の前側を通って左下フィン部の他端取付部に到達して
いるように構成した。
て、以下のような構造上の特徴を有している。
性に富んだガセット袋なので、収納時にはガセットが折
り込まれて小さく折り畳むことができ、しかも内容物の
充填時には袋の奥行きが充分に確保されて嵩のわりに大
容量の液体を充填できる。
ね合わされた少なくとも2枚の合成樹脂フィルムによっ
て形成されているので、充分な強度や耐久性と、軽さや
柔軟性を兼ね備えている。
外側の合成樹脂フィルムのみが外箱との摩擦で摩耗し、
内側の合成樹脂フィルムは外側の合成樹脂フィルムに対
する滑りによって摩耗しにくいので、1枚の合成樹脂フ
ィルムで形成された同じ厚さの平面部および側面部と比
べて破れにくい。また、袋本体の平面部および側面部が
上記のように数枚重ねの合成樹脂フィルムによって形成
されている場合には、1枚の合成樹脂フィルムで同じ厚
さの平面部および側面部を形成した場合と比べて袋全体
としての柔軟性に富んでいるので、折り畳みが容易であ
る。
成したので、内容物充填時において自立性、良好な排出
性(内容液の排出性)および耐衝撃性を有している。す
なわち、本発明の液体袋は、液体を充填して拡張させる
と、前後の平面部とガセットを有する2つの側面部に囲
まれた柱構造と、頂部および底部の前後左右にある合計
8つの各隅部をあたかも斜めに切り取るように設けられ
た直線帯状の閉鎖シール部によって、立方体または直方
体に近い形状をとる。本発明の液体袋は、充填時にこの
ような立方体または直方体をとるので、薄い合成樹脂フ
ィルムからなるそれほどの剛度を有していない袋である
にもかかわらず自立性を有している。
シール部によって、袋本体の充填用内部空間から完全に
閉鎖されて内容物が入り込めない三角形状のフィン部が
形成されている。このため使用時に隅部が折れ曲がって
いても残液が溜まらないので、残液排出性が向上する。
ように形成された直線帯状の閉鎖シール部は、衝撃に対
して応力分散の効果があるので、袋の耐衝撃性を向上さ
せる。
されているので、ここに運搬用の把持または吊り下げ部
材を取り付けることができる。すなわち、袋本体の各隅
部には、閉鎖シール部を形成するのに付随して必然的に
三角形状のフィン部が形成されるが、この部分を運搬用
の把持または吊り下げ部材の取付部として活用すること
が可能である。運搬用の把持または吊り下げ部材として
は、例えば、手提げ鞄やスーツケースの取っ手のように
袋本体の頂部に取り付けられるのものや、リュックサッ
クの背負い紐のように袋本体の両側部に取り付けられる
もの等があるが、三角形状のフィン部は、これらの運搬
用部材を取り付けるのに丁度良い位置にある。また、取
付の容易さの点では、第1に、閉鎖シール部によって充
填用の内部空間から完全に仕切られており、内容物の漏
出を気にすることなく穴開けその他の取り付け加工を行
うことができ、また第2に、フィン部は充分に広い面積
を有しているので、取付が容易である。さらに、取付強
度の点でも、三角形状のフィン部は、2枚以上の合成樹
脂フィルムを重ねた平面部と、同じく2枚以上の合成樹
脂フィルムを重ねた側面部とを貼り合わせた丈夫な構造
を有しているので、充分な取付強度が確保されている。
る本発明の液体袋は、次のような優れたいくつもの効果
を兼ね備えており、その実用的価値が極めて高い。 (1)本発明の液体袋は、薄い合成樹脂フィルムからな
る柔軟なガセット袋であり、小さく綺麗に折り畳めるの
で未使用時の収納や携帯に便利であり、重量も軽いが、
それにもかかわらず、使用時には奥行きがあって大容量
であり、自立性があり、しかも強度、耐摩耗性および耐
衝撃性に優れており高い耐久性を有している。また、残
液も溜まりにくい。
角形状のフィン部を利用して、運搬用の把持または吊り
下げ部材が充分な強度をもって取り付けられているの
で、充填時の携帯や運搬に便利である。また、運搬用部
材の取付加工も容易であるから、製造時における生産性
も高い。
としての手提げ部材が、右上フィン部、左上フィン部、
右下フィン部および左下フィン部のうちのいずれかのフ
ィン部から他のフィン部に渡るように取り付けられてい
ると共に、その取付位置において前後2つのフィン部を
用いて取り付けを行う。この場合、本発明の液体袋は、
手提げ部材を掴んで持ち上げることによって、手提げ鞄
やスーツケースのように運搬することができる。しか
も、1つの取付位置において前後2つのフィン部を用い
て取り付けを行っているので、取付部分が充分な強度を
有しており、丈夫である。
搬用部材としての左右一対の背負い部材が、右上フィン
部から右下フィン部にかけて、および、左上フィン部か
ら左下フィン部にかけて取り付ける。この場合、本発明
の液体袋は、背負い部材に腕を通してリュックサックの
ように背負えるので、充填時の重い状態において運搬が
容易である。また、袋本体が柔軟な合成樹脂フィルムで
形成されているので、運搬時に背中に当たっても痛くな
い。従って、容器の容量が大きい場合には特に便利であ
る。
て運搬用以外の吊り下げ部材としても兼用できるので、
特別の部材を使わずに木の枝等に吊るすことができ、屋
外活動や災害時において非常に実用的である。また、左
右一対の背負い部材は、小さな取っ手と異なり2人以上
の人間で把持することができるので、充填時の重い状態
において1つの液体袋を複数の人間で運搬するのにも便
利である。
は、好適には、前記構成(g)〜(i)に示したよう
に、紐を1本だけ使用し、1本の紐の一端を右下フィン
部に取り付け、次いで所定の順序で各フィン部に貫通さ
せて袋本体の周囲に張り巡らせた後、該紐の他端を左下
フィン部に取り付けることによって形成する。
た紐は、袋本体の前側すなわち背負ったときに背中に当
たる側においては一対の背負い紐(背負い部材)として
機能し、一方、袋本体の後ろ側においては袋本体が背中
の上で動き回らないようにするための締めつけ紐(締め
つけ部材)として機能する。そして、この場合、一本の
紐によって袋本体をバランスよく締めつけるので、締め
つけ効果が高くなり、背中の上で袋本体が非常に安定す
る。また、一本の紐についてのみ長さを調節すればよい
ので、紐の長さの調節が容易である。さらに、この場合
には1本の紐しか使用していないので、紐の端部は袋本
体の左右に1つづつしか存在しておらず、該端部が邪魔
にならない。
発明についてさらに具体的に説明する。なお、本明細書
においては、袋体の両側部のうちの一方を「右側」、他
方を「左側」と呼び、特に背負い部材を有するタイプの
液体袋の場合、使用者が右腕を通す背負い部材が取り付
けられている側を「右側」、使用者が左腕を通す背負い
部材が取り付けられている側を「左側」と呼んでいる
が、この定義は袋の各部分の相対的な位置関係を説明す
るためのものであり、「右」と「左」を完全に逆に読み
変えても差し支えない。
(201)に関する図であり、より具体的には、図1は
液体袋201を折り畳んだ状態を示す正面図、そして図
2は液体袋201に内容物を充填した状態の正面側斜視
図である。この液体袋201は、運搬用部材として、手
提げ鞄やスーツケースの取っ手状の手提げ部材が取り付
けられたタイプのものである。
02)に関する図であり、より具体的には、図6は液体
袋202を折り畳んだ状態を示す正面図、図7は液体袋
202を折り畳んだ状態を示す背面図、図8は液体袋2
02の左側面図、そして図9は液体袋202に内容物を
充填した状態の正面側斜視図である。
例(203)を折り畳んだ状態を示す背面図である。さ
らに、図11〜図14は本発明の液体袋の他の一例(2
04)に関する図であり、より具体的には、図11は液
体袋204を折り畳んだ状態を示す正面図、図12は液
体袋204を折り畳んだ状態を示す背面図、図13は液
体袋204に内容物を充填した状態の正面側斜視図、そ
して図14は液体袋204に内容物を充填した状態の背
面側斜視図である。
は、運搬用部材としてリュックサックの背負い紐状の吊
り下げ部材が取り付けられたタイプのものである。上記
各図に示されているように、本発明においては、運搬用
の把持または吊り下げ部材30が、1箇所または2箇所
以上のフィン部11において袋本体1に取り付けられて
いる。運搬用部材30は、本発明の液体容器を人手によ
って持ち上げ、支持し、運搬するための部材であり、例
えば、図1の液体袋201のように手提げ鞄やスーツケ
ースの取っ手状の手提げ部材30−aや図6の液体袋2
02のように左右一対の背負い部材30−b(30−b
1、30−b2)を例示することができる。
物としては、例えば飲料水や生活用水等の水を例示でき
るが、内容物の種類は特に限定されない。また、容量も
特に限定されないが、通常は5〜30リットルの範囲内
で適宜設定される。充填時の重さを考慮すると、運搬用
部材が手提げ部材30−aの場合には、容量を10リッ
トル以下とするのが好ましく、3〜5リットル程度とす
るのが特に好ましい。一方、運搬用部材が左右一対の背
負い部材30−b1、30−b2の場合には、容量を1
0〜20リットル程度とするのが好ましい。上記範囲の
容量は、人力で運搬するのには重いが、背負えば比較的
容易に運搬することが可能な量であり、このタイプの液
体袋の長所を特に生かすことができる容量の範囲であ
る。
ついて、順次説明する。図1および図2に示す液体袋2
01は、合成樹脂フィルムによって形成された袋本体1
と、該袋本体1の頂部側の4つのフィン部(右上の前側
フィン部11−a、右上の後ろ側フィン部11−e、左
上の前側フィン部11−c、および左上の後ろ側フィン
部11−g)に取り付けられた手提げ部材30−aとか
らなるものである。
折り畳んだ状態の正面図を示す。液体袋201の袋本体
1は、袋の前側と後ろ側を構成する対向する一対の平面
部2、3および折り襞状に内方に折り込まれた谷折り線
6を備えるように形成された2つの側面部5を有し、袋
本体の周縁に頂部シール部7、底部シール部8および側
面シール部9が存在する4方シールの袋体である。袋本
体の上下左右前後の合計8箇所にある各隅部4には、閉
鎖シール部10と三角形状のフィン部11(11a〜1
1h)とが形成されている。また、頂部側の4つのフィ
ン部(右上の前側フィン部11−a、右上の後ろ側フィ
ン部11−e、左上の前側フィン部11−c、および左
上の後ろ側フィン部11−g)には、手提げ部材を取り
付けるための貫通孔20が設けられており、各貫通孔2
0は金属製或いはプラスチック製のリング21で周囲が
補強されている。
物を繰り返し充填、排出するための注出口12が設けら
れている。抽出口12の取付位置は特に限定されない
が、平面部の頂部側に設けた場合には、運搬時等に注出
口が邪魔にならず、地面に降ろした時に汚れず、また内
容物の排出性も良好である。
長方形であり、図3の袋本体1の場合、平面部2、3お
よび側面部5はすべて長方形である。頂部シール部7、
底部シール部8、側面シール部9および閉鎖シール部1
0を形成するための接着は、通常、ヒートシール法によ
って行われる。なお、袋本体を形成するためのフィルム
を折り曲げ成形することによって、頂部シール部7、底
部シール部8および側面シール部9の一部を省略するこ
とができる。
方向切断面を模式的に示した図である。図4に示すよう
に、平面部2、3および側面部5は、重ね合わされた少
なくとも2枚の合成樹脂フィルムによって形成され、緩
衝撃型の構造となっている。ここで、「重ね合わされた
少なくとも2枚の合成樹脂フィルムによって形成され
る」とは、複数の合成樹脂フィルムが分離しているかま
たは分離可能な状態で重ね合わされた構造をとっている
ことを言う。そのような構造としては、例えば、図4に
示すような接着されない状態で重ね合わされた構造を例
示することができる。また、別の例としては、袋の使用
開始後に剥離する程度の接着強度で疑似接着された積層
構造を例示することができる。疑似接着されたフィルム
は、袋の製造段階においてその取扱いが容易である。
説明すると、平面部2は外側フィルム2−aと内側フィ
ルム2−bとから形成され、側面シール部9等の各シー
ル部において上記フィルム2−aと2−bとが接着さ
れ、それ以外の未接着部分では両フィルムの間に空間1
4が存在する。ただし、両フィルムは、側面シール部9
等の各シール部以外の部分15において局部的に接着さ
れていてもよい。各フィルムは、2−bのように単層フ
ィルムであってもよいし、2−aのように複合フィルム
であってもよい。
各層の材料樹脂や厚さ等は、内容物の性質や袋に要求さ
れる強度等の諸条件を考慮して適宜決定されるものであ
るが、一般的には、外側フィルム2−aまたは外側フィ
ルムの外側層2−a1に関しては、外部環境との関係で
要求される強度や耐摩耗性等の性能を重視して決定さ
れ、一方、内側フィルム2−bまたは内側フィルムの内
側層(2−b中には存在しない。)に関しては、内部環
境との関係で要求される耐水性、耐薬品性、ガスバリア
性あるいはシール性等の性能を重視して決定される。ま
た、外側フィルム2−aと内側フィルム2−bとの間ま
たは外側フィルムの内側層2−a3と内側フィルムの外
側層(2−b中には存在しない。)との間の関係では、
なるべく両者間の滑りがよくなる組み合わせを選ぶのが
好ましい。
および側面部5においては、外側フィルム2−aは複合
フィルムであり、その層構成[外側層2−a1/中間層
2−a2/内側層2−a3]は、15μmの延伸ナイロ
ン(ON)/20μmのポリエチレン(PE)/60μ
mの線状低密度ポリエチレン(LLDPE)である。一
方、内側フィルム2−bは単層フィルムであり、60μ
mのLLDPEフィルムである。
mのポリ塩化ビニリデンコートON層(KコートON)
/20μmのPE/60μmのLLDPE]と内側フィ
ルム[60μmのLLDPE]、 (2)外側フィルム[12μmの金属蒸着ポリエチレン
テレフタレート層(VMPET)/15μmのON/2
0μmのPE/60μmのLLDPE]と内側フィルム
[60μmのLLDPE]、 (3)外側フィルム[15μmのON/20μmのPE
/60μmのLLDPE・ON・LLDPE共押出しフ
ィルム]と内側フィルム[60μmのLLDPE・ON
・LLDPE共押出しフィルム]、あるいは、 (4)外側フィルム[15μmのON/20μmのPE
/60μmのLLDPE・エチレン−ビニルアルコール
共重合体(EVOH)・LLDPE共押出しフィルム]
と内側フィルム[60μmのLLDPE・EVAL・L
LDPE共押出しフィルム] (5)外側フィルム[12μmのシリカ蒸着ポリエチレ
ンテレフタレート層/15μmのON/20μmのPE
/60μmのLLDPE]と内側フィルム[60μmの
LLDPE] (6)外側フィルム[12μmのアルミナ蒸着ポリエチ
レンテレフタレート層/15μmのON/20μmのP
E/60μmのLLDPE]と内側フィルム[60μm
のLLDPE] などの組み合わせを例示できる。
効であり、KコートON、VMPET、EVOHはバリ
ア性向上に有効である。また(3)は、特に強度を向上
させたい場合に好適である。
がなるべく立方体または直方体に近い形状となるように
する共に、各隅部4に三角形状のフィン部11を形成す
るために、閉鎖シール部10が形成されている。また、
この閉鎖シール部10は、衝撃に対して応力分散の効果
があるので、本発明の液体袋の耐衝撃性を向上させる役
目も有している。
の平面部2、3が重なり合い且つ重なり合った両平面部
の間に谷折り線6を備えた2つの側面部5が介在するよ
うに折り畳んだ状態下、すなわち図3に示す状態下で、
対向する袋本体の内面同士を、頂部シール部および底部
シール部のうちのいずれかのシール部の任意位置Pから
側面シール部の任意位置Qまでに渡って直線帯状に接着
することによって形成される。
直方体に近い形状となるようにする観点から、閉鎖シー
ル部10は、三角形状のフィン部11ができるだけ直角
二等辺三角形に近い形状となるように形成するのが好ま
しい。そのためには、頂部シール部および底部シール部
のうちのいずれかのシール部と閉鎖シール部に挟まれた
狭角mおよび側面シール部と閉鎖シール部に挟まれた狭
角nは、通常30〜60°、好適には40〜50°、特
に好適にはm=n=45°とする。なお、袋本体1にお
いては、m=n=45°を採用している。
く立方体または直方体に近い形状となるようにする観点
から、任意位置Pは、できるだけ頂部シール部7および
底部シール部8と谷折り線6との交点に近いほうが好ま
しい。このため、任意位置Pは、通常、頂部シール部7
および底部シール部8と谷折り線6との交点から±1c
mの範囲内、好適には該交点上に設けられる。
隅部4に存在する各閉鎖シール部10は、袋本体の右側
と左側、前側と後ろ側および頂部側と底部側のそれぞれ
の位置関係にある閉鎖シール部同士ができるだけ対称的
であることが好ましい。
よび底部シール部8のうちのいずれかのシール部、側面
シール部9および閉鎖シール部10に囲まれることによ
って、閉鎖シール部10と一体的に、三角形状のフィン
部11が形成されている。本発明においては、このフィ
ン部11を運搬用部材の取り付け部として活用する。フ
ィン部11は、閉鎖シール部10を形成するのに付随し
て形成されるものであるが、運搬用部材を取り付けるの
に非常に都合がよい部分である。
合の利点としては、先ず第1に、フィン部11が運搬用
部材を取り付けるのに丁度良い位置にある点が挙げられ
る。第2には、取り付け加工の容易さが挙げられる。す
なわち、フィン部11の内部空間は、閉鎖シール部10
によって袋本体の充填用の内部空間から完全に仕切られ
ており、内容物はその中に入り込めない。したがって、
フィン部11に穴開けその他の方法によって運搬用部材
を取り付けるための加工を施しても、内容物の漏出を招
かないで済む。また、フィン部11は充分に広い面積を
有しているので、その点でも容易に取り付け加工を行う
ことができる。
る点が挙げられる。すなわち、フィン部11は、2枚以
上の合成樹脂フィルムを重ねた平面部と、同じく2枚以
上の合成樹脂フィルムを重ねた側面部とを貼り合わせて
形成されているので、合計4枚以上の合成樹脂フィルム
が重ね合わされた丈夫な構造を有している。
が流入しないことから、たとえ各隅部4が折れ曲がって
もそこに残液は溜まらず、残液の排出性も良好である。
三角形状のフィン部11において対向する袋本体の内面
同士は、図1のように接着されていなくてもよいが、閉
鎖シール部10の接着部分と連続的に或いは不連続的に
接着されていてもよい。この場合には、フィン部11の
内部空間が少なくなるかまたは完全にない状態となる。
物を充填すると跳ね上がったり不特定の方向に折れ曲が
ったりするので、充填時の取り扱いが繁雑である。この
ような取扱い上の繁雑さを解消するために、好適には図
11〜図14に示す液体袋204のように、袋本体の前
側と後ろ側の隅部の対向する頂点R同士を接着する。こ
のようにすることによって、三角形状のフィン部11が
邪魔にならなくなるだけでなく、充填時において袋本体
の上面部および下面部の一部がフィン部11で覆われる
ので、袋のこすれ、破れ、あるいはピンホールが防止さ
れる。
付近をさらに接着してもよい。たとえば、袋本体の前側
と後ろ側の対向する頂部シール部7同士または底部シー
ル部8同士を、頂点Rの接着部分と連続的にまたは不連
続的に接着してもよい。なお、隅部の頂点同士を接着す
る場合には袋本体の各シール部を形成するのに用いられ
る接着装置を流用できる。
は、手提げ部材30−aとして横断面が円形または楕円
形の紐(縄)を使用している。そして、該紐は、その一
端を頂部側の4つのフィン部11−a、11−e、11
−gおよび11−cにある各貫通孔20に順次通し、そ
の両端を結ぶことによって袋本体1に取り付けられてい
る。この場合、手提げ部材30−aである紐は、貫通孔
の中で自由に動く。
記のものに限定されるわけではない。例えば、図5に示
すように、突起部34と嵌合部35とが設けられた結合
部36を両端に有する柔軟で偏平なプラスチック製の手
提げ部材30−aを使用し、前記突起部34をフィン部
の貫通孔20に通してから前記嵌合部35に嵌め込むこ
とによって、手提げ部材30−aを袋本体1に着脱自在
に取り付けてもよい。また、背負い部材に関する例であ
るが、図16に示すように、横断面が偏平なベルト状の
紐(30−b2)を使用し、この紐を金属製或いはプラ
スチック製の固定具22で挟むことによって、取付部に
おいて紐が動かないように取り付けてもよい。
ける1または2以上のフィン部は、8つのフィン部(1
1−a〜11−h)の中から適宜選択することが可能で
あるが、運搬用部材が手提げ部材である場合には、運搬
時の安定性、取扱い性、手提げ部材の取付強度等の観点
から、通常は図1の液体袋201のように、右上フィン
部から左上フィン部に渡るように、右上の前後のフィン
部11−a、11−eと左上の前後のフィン部11−
c、11−gを用いて袋本体1に取り付ける。
201は、ほぼ直方体または立方体の形状になることか
ら、自立性を有していて便利である。直方体または立方
体になるということは一面においては袋の奥行きがある
ことを意味しているので、嵩のわりに大容量の液体を充
填することができコンパクトである。
1に示すように綺麗に折り畳むことができ、極めて柔軟
なことからこれをさらに小さく折り畳むことができる。
また、上述のように重量も軽い。従って、保管や携帯に
非常に便利である。
脂フィルムによって形成された袋本体1と、左右一対の
背負い部材30−b1、30−b2とからなるリュック
サックタイプの液体袋である。液体袋202の袋本体1
は、基本的には図3に示す液体袋201の袋本体と同様
に構成されているが、8つのフィン部(11−a〜11
−h)の全てに背負い部材を取り付けるための貫通孔2
0が設けられている点と、袋本体の後ろ側平面部3の頂
部側に注出口12が設けられている(図7を参照)点で
異なっている。背負うタイプの場合、注出口12は、液
体袋を背負ったときに背中に当たらない場所であればど
こに設けてもよいが、後ろ側平面部の頂部側に設けた場
合には、注出口が邪魔にならず、地面に降ろした時に汚
れず、また内容物の排出性も良好である。
−b1、30−b2として横断面が円形または楕円形の
紐(縄)を使用している。図8に示すように、左側の背
負い部材30−b2は、その一端を左上の前後のフィン
部11−cおよび11−gにある各貫通孔20、20に
順次通し、一方、他端を左下の前後のフィン部11−
d、11−hにある各貫通孔20、20に順次通し、且
つ該背負い部材の両端にストッパー32を留めることに
よって袋本体1に取り付けられている。右側の背負い部
材30−b1も同様にして右上の前後のフィン部および
右下の前後のフィン部において袋本体1に取り付けられ
ている。ストッパー32は、背負い部材30−b1、3
0−b2の末端部が貫通孔から抜けないようにするだけ
でなく、背負い部材の任意の位置に移動して留めること
ができるものであり、背負い部材の長さの調節に便利で
ある。
15のように前後のフィン部の一方のみ(11−c)を
用いて行ってもよいが、図8や図16のように前後のフ
ィン部を両方とも使った方が取付強度の点で好ましい。
202は、ほぼ直方体または立方体の形状となる。この
充填時において、使用者は右腕を右側の背負い部材30
−b1に通し左腕を左側の背負い部材30−b2に通す
ことによって液体袋202を背負うことができるので運
び易い。また、袋本体1が薄い合成樹脂フィルムで形成
されているので、背負った時に背中に当たっても痛くな
く、袋自体の重量が軽い。これらの点も液体袋202の
運び易さを向上させる要因となっている。
または立方体になることから使用時において自立性を有
していて便利である。直方体または立方体になるという
ことは一面においては袋の奥行きがあることを意味して
いるので、嵩のわりに大容量の液体を充填することがで
きコンパクトである。さらに、背負い部材30−bは、
そのまま木の枝等に吊るすための吊るし紐として兼用で
きるので、屋外活動時や災害時において非常に実用的で
ある。
6および図7に示すように綺麗に折り畳むことができ、
極めて柔軟なことからこれをさらに小さく折り畳むこと
ができる。また、上述のように重量も軽い。従って、保
管や携帯に非常に便利である。
は、図10に示す液体袋203のように、袋の後ろ側に
締めつけ部材31−a、31−bを張り巡らせるのが好
ましい。本発明の液体袋に液体を充填して運搬する際に
は、内容物である液体が袋内で動き回って袋が変形し続
けるので不安定である。これに対して、締めつけ部材に
よって液体袋を締めつけると運搬中の袋の変形が防止さ
れるので、袋の安定性が向上する。
巡らされるが、それ以外の点では運搬用部材30と同様
であり、フィン部11において袋本体に取り付けられ、
その材質、形状、取付方法等も特に限定されない。例え
ば、図10の液体袋203においては、縄状の紐を用
い、右側の締めつけ部材31−aは、該部材の一端を右
上の後ろ側フィン部11−eおよび前側のフィン部11
−a(図示せず)にある各貫通孔20、20に順次通
し、一方、他端を右下の後ろ側フィン部11−fおよび
前側のフィン部11−b(図示せず)にある各貫通孔2
0、20に順次通し、且つ該部材の両端に該部材が貫通
孔から抜けないようにストッパー32を留めることによ
って袋本体1に取り付けられている。左側の締めつけ部
材31−bも同様にして左上の前後のフィン部および左
下の前後のフィン部において袋本体1に取り付けられて
いる。
の間隔は、図10に示すように、頂部側を狭くし底部側
を広くするのが好ましい。こうすることによって、使用
者が背負い部材に腕を通すのが容易になる。
−bは、あまり側面部寄りに取り付けないように注意す
べきである。フィン部11における締めつけ部材31の
取付位置が側面部に寄りすぎると、充填時或いは運搬時
において締めつけ部材31が背面部3からはずれてしま
うからである。
で各フィン部11に貫通させて取り付けることによっ
て、左右一対の背負い部材30−b1、30−b2を形
成することができる。図11〜図14に示す液体袋20
4においては、1本の紐の一端を袋本体の右下の後ろ側
フィン部11−fおよび前側フィン部11−bに設けら
れた各貫通孔23、23に順次通し、袋の後ろ側に突出
した該紐の一端にストッパー32を留めてある。そし
て、この貫通孔23、23からなる紐の一端の取付部を
起点とし、該紐の他端を右下の前側フィン部11−bか
ら袋本体の前側を回して右上フィン部に到達させ、右上
の前側フィン部11−aおよび後ろ側フィン部11−e
に設けられた各貫通孔20、20に順次通して袋の後ろ
側に突出させ、次いで袋本体の後ろ側を回して右下フィ
ン部に到達させ、右下の後ろ側フィン部11−fおよび
前側フィン部11−bに設けられた各貫通孔20、20
に順次通して袋の前側に突出させ、次いで袋本体の前側
を水平方向に回して左下フィン部に到達させ、左下の前
側フィン部11−dと後ろ側フィン部11−hに設けら
れた各貫通孔20、20に順次通して再び袋本体の後ろ
側に突出させ、次いで袋本体の後ろ側を回して左上フィ
ン部に到達し、左上の後ろ側フィン部11−gと前側フ
ィン部11−cを順次通して再び袋本体の前側に突出さ
せ、次いで袋本体の前側を回して左下フィン部に到達さ
せ、最後に左下の前側フィン部11−dおよび後ろ側フ
ィン部11−hに設けられた各貫通孔(他端取付部)2
4、24を通して袋本体の後ろ側に突出させ、突出した
紐の他端にストッパー32を留めてある。なお、一端取
付部23および他端取付部24においては、貫通孔とせ
ずに図16に示すような固定具22による取り付けを行
ってもよい。
は他の各貫通孔20よりも側面寄りに取り付けられてい
る。そのため、左右一対の背負い部材30−b1、30
−b2の間隔は頂部側よりも底部側の方が広く、また、
締めつけ部材31−a、31−bは側面部に寄りすぎ
ず、さらに、前面部2の底部側において、背負い部材3
0−b1、30−b2と水平方向に張り巡らされた紐3
3とが干渉しない設計となっている。
ような液体袋204に液体を充填すると、一本の紐が前
面部2側において左右一対の背負い部材30−b1、3
0−b2として機能すると同時に背面部3側において左
右一対の締めつけ部材31−a、31−bとして機能す
る。また、前面部2の底部側において水平方向に通過し
ている紐33は、充填時にたるみ易い底部をしっかりと
支持している。したがって、袋本体は1本の紐で全体的
に均等に締めつけられるので袋の安定性が非常によい。
紐しか使用しておらず且つ該紐の一端取付部と他端取付
部を袋本体の底部側に設けたので、紐の端部は袋の底部
の左右に1つづつしか存在せず、該端部が邪魔にならな
い。
体袋は、小さく折り畳むことができ、充填時には丈夫で
軽く自立性がありコンパクトなわりに容量が大きい。し
たがって、その実用的価値は極めて高く、特にアウトド
アレジャーや災害時の水の運搬に非常に便利である。
して背負い部材を取り付けたものは、背負い部材に腕を
通してリュックサックのように背負って容易に運搬する
ことができ、背負った時に背中が痛くならず、特別な器
具を使わないで木などに吊るすこともできるので、容量
が大きい場合に特に便利である。
び一対の締めつけ部材を1本の紐で形成することができ
る。その場合には、締めつけ効果が特に高く、また、紐
を1本しか使わないので該紐の端部は2つしかないこと
になり、該端部が邪魔にならなくなる。したがって、1
本の紐で一対の背負い部材および一対の締めつけ部材を
全て形成することが、より効果的である。
状態を示す正面図である。
態の正面側斜視図である。
状態を示す正面図である。
平方向切断面を、模式的に示した図である。
図である。
んだ状態を示す正面図である。
す背面図である。
態の正面側斜視図である。
畳んだ状態を示す背面図である。
畳んだ状態を示す正面図である。
を示す背面図である。
た状態の正面側斜視図である。
た状態の背面側斜視図である。
方法の一例を示す説明図である。
方法の他の一例を示す説明図である。
液体袋 1…袋本体 2…前側の平面部 2−a…外側フィルム 2−a1…外側フィルムの外側層 2−a2…外側フィルムの中間層 2−a3…外側フィルムの内側層 2−b…内側フィルム 3…後ろ側の平面部 4…隅部 5…側面部 6…谷折り線 7…頂部シール部 8…底部シール部 9…側面シール部 10…閉鎖シール部 11…三角形状のフィン部 11−a…右上の前側フィン部 11−b…右下の前側フィン部 11−c…左上の前側フィン部 11−d…左下の前側フィン部 11−e…右上の後ろ側フィン部 11−f…右下の後ろ側フィン部 11−g…左上の後ろ側フィン部 11−h…左下の後ろ側フィン部 12…注出口 13…袋の内部空間 14…合成樹脂フィルム間の空間 15…局部的な接着部分 20…貫通孔 21…リング 22…固定具 23…一端取付部 24…他端取付部 30…運搬用の把持または吊り下げ部材 30−a…手提げ部材 30−b…背負い部材 30−b1…右側の背負い部材 30−b2…左側の背負い部材 31…締めつけ部材 31−a…右側の締めつけ部材 31−b…左側の締めつけ部材 32…ストッパー 33…水平方向に張り巡らされた紐 34…突起部 35…嵌合部 36…結合部 P…頂部シール部上および底部シール部上の任意位置 Q…側面シール部上の任意位置 R…隅部の頂点 m…頂部シール部または底部シール部と閉鎖シール部と
に挟まれた狭角 n…側面シール部と閉鎖シール部とに挟まれた狭角
Claims (4)
- 【請求項1】 (a)袋の前側と後ろ側を構成する対向
する一対の平面部および折り襞状に内方に折り込まれた
谷折り線を備えるように形成された2つの側面部を有す
る4方シールの袋本体と、該袋本体に取り付けられた運
搬用の把持または吊り下げ部材とからなり、(b)前記
袋本体を構成する平面部および側面部は、重ね合わされ
た少なくとも2枚の合成樹脂フィルムによって形成され
ており、(c)前記袋本体の各隅部には、閉鎖シール部
と三角形状のフィン部とが形成されており、(d)前記
閉鎖シール部は、袋本体を一対の平面部が重なり合い且
つ重なり合った平面部の間に前記谷折り線を備えた2つ
の側面部が介在するように折り畳んだ状態下で対向する
袋本体の内面同士を、頂部シール部および底部シール部
のうちのいずれかのシール部の任意位置から側面シール
部の任意位置までに渡って直線帯状に接着することによ
って形成されたものであり、(e)前記三角形状のフィ
ン部は、頂部シール部および底部シール部のうちのいず
れかのシール部、側面シール部および閉鎖シール部に囲
まれることによって形成されたものであり、(f)前記
運搬用の把持または吊り下げ部材は、各隅部に形成され
た前記三角形状のフィン部のうちの少なくとも1箇所の
フィン部において袋本体に取り付けられていることを特
徴とする、携帯用液体袋。 - 【請求項2】 (f−1)前記運搬用の把持または吊り
下げ部材は手提げ部材であり、該手提げ部材は、右上フ
ィン部、左上フィン部、右下フィン部および左下フィン
部のうちのいずれかのフィン部から他のフィン部に渡る
ように取り付けられていると共に、前記手提げ部材の両
端は、それぞれの取り付け位置において前後のフィン部
を用いて取り付けられていることを特徴とする、請求項
1に記載の携帯用液体袋。 - 【請求項3】 (f−2)前記運搬用の把持または吊り
下げ部材は左右一対の背負い部材であり、該左右一対の
背負い部材のうち、一方の背負い部材は右上フィン部お
よび右下フィン部において、また他方の背負い部材は左
上フィン部および左下フィン部において袋本体に取り付
けられていることを特徴とする、請求項1に記載の携帯
用液体袋。 - 【請求項4】 (g)前記左右一対の背負い部材は1本
の紐からなり、(h)該紐の一端は右下の前側および後
ろ側フィン部に、また他端は左下の前側および後ろ側フ
ィン部に取り付けられており、(i)該紐は、右下フィ
ン部の一端取付部から袋本体の前側を通って右上フィン
部に到達し、右上の前側フィン部と後ろ側フィン部を順
次貫通して袋本体の後ろ側に突出し、次いで袋本体の後
ろ側を通って右下フィン部に到達し、右下の後ろ側フィ
ン部と前側フィン部を順次貫通して袋本体の前側に突出
し、次いで袋本体の前側を通って左下フィン部に到達
し、左下の前側フィン部と後ろ側フィン部を順次貫通し
て再び袋本体の後ろ側に突出し、次いで袋本体の後ろ側
を通って左上フィン部に到達し、左上の後ろ側フィン部
と前側フィン部を順次貫通して再び袋本体の前側に突出
し、次いで袋本体の前側を通って左下フィン部の他端取
付部に到達していることを特徴とする、請求項3に記載
の携帯用液体袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24650695A JP3429918B2 (ja) | 1995-06-27 | 1995-09-25 | 携帯用液体袋 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7-161230 | 1995-06-27 | ||
JP16123095 | 1995-06-27 | ||
JP24650695A JP3429918B2 (ja) | 1995-06-27 | 1995-09-25 | 携帯用液体袋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0977093A true JPH0977093A (ja) | 1997-03-25 |
JP3429918B2 JP3429918B2 (ja) | 2003-07-28 |
Family
ID=26487440
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24650695A Expired - Lifetime JP3429918B2 (ja) | 1995-06-27 | 1995-09-25 | 携帯用液体袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3429918B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012508147A (ja) * | 2008-11-07 | 2012-04-05 | プレジデント アンド フェロウズ オブ ハーバード カレッジ | 水の運搬および処理 |
JP2013112397A (ja) * | 2011-11-30 | 2013-06-10 | Sun A Kaken Co Ltd | 手提げ袋 |
JP2016098031A (ja) * | 2014-11-26 | 2016-05-30 | 凸版印刷株式会社 | 災害時緊急給水用袋 |
-
1995
- 1995-09-25 JP JP24650695A patent/JP3429918B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012508147A (ja) * | 2008-11-07 | 2012-04-05 | プレジデント アンド フェロウズ オブ ハーバード カレッジ | 水の運搬および処理 |
JP2013112397A (ja) * | 2011-11-30 | 2013-06-10 | Sun A Kaken Co Ltd | 手提げ袋 |
JP2016098031A (ja) * | 2014-11-26 | 2016-05-30 | 凸版印刷株式会社 | 災害時緊急給水用袋 |
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Publication number | Publication date |
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JP3429918B2 (ja) | 2003-07-28 |
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