JPH097697A - 端子間シールドコネクタとその製法 - Google Patents

端子間シールドコネクタとその製法

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JPH097697A
JPH097697A JP7175631A JP17563195A JPH097697A JP H097697 A JPH097697 A JP H097697A JP 7175631 A JP7175631 A JP 7175631A JP 17563195 A JP17563195 A JP 17563195A JP H097697 A JPH097697 A JP H097697A
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JP
Japan
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terminal pin
cell
pin insertion
holes
terminal
Prior art date
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Application number
JP7175631A
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English (en)
Inventor
Tokuo Yoshizawa
徳夫 吉澤
Hiroshi Ono
裕志 大野
Yuji Torisawa
裕二 鳥澤
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Sankyo Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Kasei Co Ltd
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Publication date
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シールドの信頼性を高め、軽量化を実現し、
製造コストの低減を図ること。 【構成】 雄型コネクタ1は、一次成形品であるセル
と、端子ピン挿着体12と、端子ピン13とからなり、
このセルは、合成樹脂製で複数の貫通孔を有しかつ全面
にシールド用の無電解メッキ11を施してあり、端子ピ
ン挿着体12は、絶縁性樹脂製であり上記セルの上記貫
通孔を被覆しかつ端子ピン挿着孔12aを有し、端子ピ
ン13はこの端子ピン挿着孔に挿着してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばパーソナルコン
ピュータのインターフェース用として使用される高速用
の端子間シールドコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータでの電波
の信号スピードは極めて早くなり、そのため、信号間に
混線が発生する危険性が高まっている。そのため、従来
から絶縁性樹脂で成形された一次成形品であるセルの壁
内にシールド板を圧入することにより埋設したものがあ
り、このような端子間シールにより端子間に流れる電波
を遮断することが必要になっている。その従来例を図1
0〜13により説明すると、図10は雄型のコネクタ
4、図12は雌型のコネクタ5を示すもので、この雄型
のコネクタには、図11に示すような導電性板を格子状
に組立てたシールド板41が埋設してあり、また、この
雌型のコネクタには、このシールド板と同様に、図13
に示すような導電性板を格子状に組立てたシールド板5
1が埋設してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の一
次成形品であるセルの形状は、格子状シールド板41,
51を圧入するための嵌合溝が必要であり、そのため、
セル自体の形状が複雑であり、これを成形する金型自体
の製造コストが高く、また、金属性のシールド板41,
51の製造、組立てコストも高く、さらに、このような
金属性のシールド板が埋設してあるため重量が重くな
り、携帯電話などのような携帯するものには好ましくな
い。
【0004】そこで本発明の目的は、シールドの信頼性
をさらに高め、軽量化を実現し、製造コストの低減を図
ることのできる端子間シールドコネクタおよびその製法
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の端子間シールドコネクタは、セルと、端子
ピン挿着体と、端子ピンとからなる。セルは、合成樹脂
製で複数の貫通孔を有しかつ全面にシールド用の無電解
メッキを施してある。端子ピン挿着体は、絶縁性樹脂製
でありセルの貫通孔を被覆しかつ端子ピン挿着孔を有し
ている。端子ピンは、端子ピン挿着孔に挿着してある。
【0006】また、本発明の端子間シールドコネクタの
製法は、合成樹脂により複数の孔を有する一次成形品で
あるセルを成形する。次に、セルの全面をシールド用無
電解メッキする。その後セルの孔部に絶縁性樹脂を充填
することにより端子ピン挿着孔を有する二次成形品を成
形する。その後、端子ピン挿着孔に端子ピンを挿着す
る。
【0007】
【実施例】図面を参照して本発明の実施例を説明する。
先ず、端子間シールドコネクタの製法について説明す
る。図4に示す雄型コネクタ1の製法について、図1〜
4を参照して説明すると、先ず、図1に示すように、合
成樹脂により一次成形品であるセル(ハウジング)10
を成形し、このセルには複数の貫通孔10a…が上下方
向に貫通状態で射出成形してある。合成樹脂としては、
単一のプラスチックのみならず、ガラス繊維、ピロリン
酸カルシウム、チタン酸カリウル繊維などのフィラーを
混入したもの、その他液晶ポリマーが使用され、このポ
リマーとしては、芳香族系ポリエステル液晶ポリマー、
熱可塑性結晶ポリエステル樹脂がある。その後、図2に
示すように、セル10の全面にシールド用の無電解メッ
キ11が施されるが、予めこの無電解メッキ用の触媒を
付与することが必要である。この触媒付与方法には、実
用的なものとしてキャタリスト・アクセレータ法とセン
シタイジング・アクチペーチング法とがあり、前者は、
錫,パラジウム系の混合触媒液に浸漬した後、塩酸,硫
酸などの酸で活性化し、セルの表面にパラジウムを析出
させる方法である。後者は、先ず塩化第1錫,次亜リン
酸,塩化ヒトラジンなどの比較的強い還元剤をセル表面
に吸着させ、ついでパラジウム、金などの貴金属イオン
を含む触媒溶液に浸漬し、このセル表面に貴金属を析出
させる方法である。シールド用の無電解メッキとして銅
メッキ11をした後、図1に示すセル10の貫通孔10
a内に、図3に示すように絶縁性樹脂を充填することに
より、複数の端子ピン挿着孔12a…を有する端子ピン
挿着体12を射出成形法して二次成形品を成形する。二
次成形品の端子ピン挿着孔12a…のそれぞれには端子
ピン13…を挿着し、図4に示す完成品としての雄型コ
ネクタ1ができる。なお、前記の絶縁性樹脂としては、
この例では液晶ポリマーが使用され、このポリマーとし
ては、芳香族系ポリエステル液晶ポリマー、熱可塑性結
晶ポリエステル樹脂がある。
【0008】次に、図8に示す雌型コネクタ2の製法に
ついて、図5〜8を参照して説明すると、先ず、図5に
示すように、合成樹脂により一次成形品であるセル20
を成形し、このセルには複数の貫通孔20a…が上下方
向に貫通状態で射出成形してある。合成樹脂としては、
前記した雄型コネクタと同様であり、液晶ポリマーとし
ては前記したように芳香族系ポリエステル液晶ポリマ
ー、熱可塑性結晶ポリエステル樹脂がある。その後、図
6に示すように、セル20の全面に無電解メッキ21が
施される。無電解メッキ用の触媒を付与することが必要
であるのは、雄型コネクタと同様である。シールド用の
無電解メッキとして銅メッキ21の後、図5に示すセル
20の貫通孔20a内に、図7に示すように絶縁性樹脂
により、複数の端子ピン挿着孔22a…を有する端子ピ
ン挿着体22を射出成形して二次成形品を成形する。二
次成形品の端子ピン挿着孔22a…のそれぞれには端子
ピン23…を挿着し、図8に示す完成品としての雌型コ
ネクタ2ができる。なお、絶縁性樹脂としては前記の雄
型コネクタと同様である。
【0009】したがって、雄型、雌型コネクタ1,2の
構成は、図4,図8に示すように、それぞれ一次成形品
であるセル10,20と、端子ピン挿着体12,22
と、端子ピン13,23とから構成され、このセルは、
合成樹脂製で複数の貫通孔10a,20aを有しかつ全
面にシールド用の無電解メッキ11,21を施してあ
り、端子ピン挿着体12,22は、絶縁性樹脂製であり
上記セルの貫通孔10a,20aを被覆しかつ端子ピン
挿着孔12a,22aを有し、端子ピン13,23はこ
の端子ピン挿着孔に挿着してある。
【0010】図9は、雄型コネクタ1と雌型コネクタ2
とを連結させた状態であって、この雌型コネクタは、回
路基板3にハンダ付けにより実装される。
【0011】
【発明の効果】本発明は、一次成形品であるセルには無
電解メッキしてあるので、シールドの信頼性をさらに高
め、従来のようなシールド板を使用しないので軽量化を
実現し、構造およぴ製造工程が簡単になっているので製
造コストの低減を図ることのできる
【図面の簡単な説明】
【図1】雄型コネクタの一次成形品の斜視図である。
【図2】雄型コネクタの一次成形品にシールド用無電解
メッキを施した状態の斜視図である。
【図3】端子ピン挿着体を形成した二次成形品と端子ピ
ンとを示す斜視図である。
【図4】雄型コネクタの完成品の斜視図である。
【図5】雌型コネクタの一次成形品の斜視図である。
【図6】雌型コネクタの一次成形品にシールド用無電解
メッキを施した状態の斜視図である。
【図7】端子ピン挿着体を形成した二次成形品と端子ピ
ンとを示す展開図である。
【図8】雌型コネクタの完成品の斜視図である。
【図9】雄型コネクタと雌型コネクタとの連結状態を示
す斜視図である。
【図10】従来の雄型コネクタの斜視図である。
【図11】従来の雄型コネクタに埋設してあるシールド
板の斜視図である。
【図12】従来の雌型コネクタの斜視図である。
【図13】従来の雌型コネクタに埋設してあるシールド
板の斜視図である。
【符号の説明】
1 雄型コネクタ 10 一次成形品(セル) 10a 貫通孔 11 シールド用の無電解メッキ 12 端子ピン挿着体 12a 端子ピン挿着孔 13 端子ピン 2 雌型コネクタ 20 一次成形品(セル) 20a 貫通孔 21 シールド用の無電解メッキ 22 端子ピン挿着体 22a 端子ピン挿着孔 23 端子ピン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルと、端子ピン挿着体と、端子ピンと
    からなり、 上記セルは、合成樹脂製で複数の貫通孔を有しかつ全面
    にシールド用の無電解メッキを施してあり、 上記端子ピン挿着体は、絶縁性樹脂製であり上記セルの
    上記貫通孔を被覆しかつ端子ピン挿着孔を有し、 上記端子ピンは、上記端子ピン挿着孔に挿着してあるこ
    とを特徴とする端子間シールドコネクタ。
  2. 【請求項2】 合成樹脂により複数の孔を有する一次成
    形品であるセルを成形し、このセルの全面をシールド用
    無電解メッキし、その後上記セルの上記孔部に絶縁性樹
    脂を充填することにより端子ピン挿着孔を有する二次成
    形品を成形し、上記端子ピン挿着孔に端子ピンを挿着す
    ることを特徴とする端子間シールドコネクタの製法。
JP7175631A 1995-06-20 1995-06-20 端子間シールドコネクタとその製法 Pending JPH097697A (ja)

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