JPH0976921A - ステアリングホイール装置 - Google Patents

ステアリングホイール装置

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JPH0976921A
JPH0976921A JP7232895A JP23289595A JPH0976921A JP H0976921 A JPH0976921 A JP H0976921A JP 7232895 A JP7232895 A JP 7232895A JP 23289595 A JP23289595 A JP 23289595A JP H0976921 A JPH0976921 A JP H0976921A
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JP
Japan
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steering wheel
groove
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wheel device
cross
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JP7232895A
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Masaru Hattori
賢 服部
Keizo Suzuki
恵三 鈴木
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動特性をより向上した廉価なステアリング
ホイール装置を提供する。 【解決手段】芯金20の環状リムの全周に渡って設けた
溝28に軽量部材30を組み合わせた状態で、その周囲
に樹脂材を被覆成形してリング部32を構成し、このリ
ング部32部分の質量を軽減することによって固有振動
数を高くし、振動特性を向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は車両の操舵に用い
られる、振動特性を向上したステアリングホイール装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の操舵用ステアリングホイールは、
運転者が運転中常に、このステアリングホイールを握っ
て操作するものであるため、運転者がステアリングホイ
ールから振動を感知して不快感を憶えないよう、振動を
抑制する必要がある。
【0003】特にステアリングホイールは、操舵力を伝
達するためタイヤ及び車両の懸架系等に接続されたステ
アリング系に装着されているので、路面刺激のような数
ヘルツの低周波の振動の影響を受け易い。
【0004】このため、低周波の振動に共振してステア
リングホイールが大きく振動しないように、ステアリン
グホイールの固有振動数を高くするよう、ステアリング
ホイールの軽量化と同時に剛性の向上が図られている。
【0005】このようなことから、従来のステアリング
ホイールでは図6に例示する如く、軽量高剛性を有する
金属材料で芯金部材10を作り、この芯金部材10を芯
として、合成樹脂12をインサート射出成形したものが
用いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、ステアリ
ングホイールの振動を抑制するため種々の工夫がなされ
ているが、振動特性を向上するために、例えば芯金をよ
り軽量で高剛性を有する高価な材料で作ると製品価格が
高価になってしまう。また、芯金の断面積を大きくすれ
ば剛性は増すが、質量が増加し軽量化を図れないので、
このような手段ではステアリングホイールの振動特性の
向上には限界がある。
【0007】しかし、車両が高速走行するときには、運
転者は操舵に神経を集中し、ステアリングホイールを握
る手の感覚も鋭敏になっているので、ステアリングホイ
ールのわずかな振動も大きく感知し、不快感を抱くこと
にもなる。
【0008】本発明は上記事実を考慮し、より振動特性
を向上した廉価なステアリングホイール装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のステアリングホ
イール装置は、芯金の環状リム全周に渡って設けた溝
と、この溝に沿って配置される軽量部材と、前記リムの
溝に前記軽量部材が組み合わさった状態で、その周囲に
樹脂材を被覆成形して構成されたリング部とを有するこ
とを特徴とする。
【0010】上述のように構成することにより、ステア
リングホイールの中央にあるボスから最も離間した位置
にあるリング部の部分の質量を軽減し、その慣性モーメ
ントを削減することによって固有振動数を高くし、振動
特性を向上できる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1〜図4には、本発明のステア
リングホイール装置の第1実施の形態が示されている。
このステアリングホイール装置の芯金20は、図2に示
すようにその中央部のボス22と、これから延出したア
ーム24とその自由端部に接続されたリム26とがマグ
ネシュウム合金で一体鋳造されている。なお、芯金20
はアルミニュウム合金、鉄、等の金属で構成しても良
い。
【0012】このリム26には、図4に示すように断面
略コ字状となるよう溝28が形成されている。この溝2
8の断面形状は、底から開放端部にかけて溝幅が拡がる
ような略V字形状にされている。この溝28内の開放部
分には、軽量部材30が配置されている。
【0013】軽量部材30は、図3にも例示するよう
に、ポリエチレン高発泡樹脂製の細い円柱状に形成され
ている。
【0014】この軽量部材30は環状に湾曲されて、芯
金20の環状の溝28に沿って配置されている。この軽
量部材30の円形断面の直径は、溝28の開放端の間隔
程度に形成されている。
【0015】このため、図4に例示するように軽量部材
30が溝28の開放側に押し当てるように組み合わされ
て、軽量部材30によって溝28に蓋がされ、軽量部材
30と溝28の底との間に空間が作られている。
【0016】図4のように芯金20に軽量部材30が組
み合わされた状態で、その周囲にポリウレタン又は塩化
ビニル等の樹脂材が被覆成形され断面円形状のリング部
32が形成されたステアリングホイールが完成される。
【0017】上述のように構成されたステアリングホイ
ールは、そのリング部32におけるリム26の溝28内
部分がリング部32の被覆成形樹脂に比べ、比重が10
分の1〜20分の1程度の低密度の高発泡樹脂製の軽量
部材30と空間とで占められている。よって、溝28部
分に高密度の重い被覆成形樹脂が充填された従来構造の
リング部32部分に比較して本実施の形態に係るリング
部32部分では大幅に質量が軽減される。
【0018】このように、ステアリングホイールではそ
の中央のボス22から最も離間した位置にあるリング部
32部分の質量が軽減されるので、その慣性モーメント
を小さくすることができ、その固有振動数を高くするこ
とができて、振動特性が向上される。
【0019】また、リング部32部分が軽量化されると
いうことは、アーム24が従来と同じ剛性を保つ限り、
アーム24の剛性を高く構成したのと同等であるので、
実質的に芯金20の剛性を上げ振動特性を向上すること
ができる。また、軽量部材30は安価であり、構成も簡
素なので大量生産に適し廉価な製品を提供できる。
【0020】次に、本発明の第2実施の形態を図5によ
って説明する。本第2実施の形態は、リム26と軽量部
材30との断面形状を変更したものである。すなわち、
リム26の断面形状が矩形のコ字形とされ、矩形の溝2
8が形成されている。さらにリム26の各開放側端の内
側角部を切欠して浅溝34が形成されている。
【0021】この両側の浅溝34に沿って、断面矩形の
帯状に形成された軽量部材30が橋渡すように配置さ
れ、溝28に蓋をして中空空間が形成されている。
【0022】このようにリム26と軽量部材30とが組
み合わされると、両者により形状精度の高い中空矩形筒
が形成されるので、これらの周囲に樹脂材が被覆成形さ
れた完成品の製造精度を向上でき、高品質のステアリン
グホイールが製造可能となる。
【0023】なお、本第2実施の形態における以上説明
した以外の構成、作用、及び効果は、前述した第1実施
の形態と同等であるので、その説明を省略する。
【0024】また、前述した第1、及び第2実施の形態
では、軽量部材30と溝28の底との間に空間が形成さ
れた構成について説明したが本発明はこれに限定される
ものではなく、溝28が軽量部材30で埋め尽くされる
ように構成しても良い。さらに、リム26、溝28、又
は軽量部材30の断面形状は前述したものに限定される
ものではなく、その他種々の構成を取り得ることは勿論
である。
【0025】
【発明の効果】本発明は上記の構成としたので、リング
部の一部が軽量部材又は空間部分等で構成される分だ
け、リング部全てを高密度の重い被覆成形樹脂で構成す
るのに比較して軽量化できるので、ステアリングホイー
ル装置の振動特性を大幅に向上でき、廉価な製品を提供
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係るステアリングホ
イール装置のリム部分における図2のI−I線断面に相
当する断面を示す要部断面図である。
【図2】本発明の第1実施の形態に係るステアリングホ
イール装置の芯金部分を示す裏面図である。
【図3】本発明の第1実施の形態に係るステアリングホ
イール装置の軽量部材30を取り出して示す斜視図であ
る。
【図4】本発明の第1実施の形態に係るステアリングホ
イール装置の芯金に軽量部材30を組み合わせた状態に
おける図2のI−I線断面に相当する断面を示す要部断
面図である。
【図5】本発明の第2実施の形態に係るステアリングホ
イール装置のリム部分における図2のI−I線断面に相
当する断面を示す要部断面図である。
【図6】従来のステアリングホイールを例示する一部断
面斜視図である。
【符号の説明】
20 芯金 26 リム 28 溝 30 軽量部材 32 リング部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯金の環状リム全周に渡って設けた溝
    と、 前記溝に沿って配置される軽量部材と、 前記リムの溝に、前記軽量部材が組み合わさった状態
    で、その周囲に樹脂材を被覆成形して構成されたリング
    部と、 を有することを特徴とするステアリングホイール装置。
JP23289595A 1995-09-11 1995-09-11 ステアリングホイール装置 Expired - Fee Related JP3153448B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100792871B1 (ko) * 2001-12-18 2008-01-08 현대자동차주식회사 쉬미 저감형 차량의 조향장치
JP2010512280A (ja) * 2006-12-12 2010-04-22 オートリブ エーエスピー,インコーポレイティド 振動伝達を減少させたステアリングホイール
WO2019031132A1 (ja) * 2017-08-07 2019-02-14 Joyson Safety Systems Japan株式会社 ステアリングホイール及びその製造方法

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JP2010512280A (ja) * 2006-12-12 2010-04-22 オートリブ エーエスピー,インコーポレイティド 振動伝達を減少させたステアリングホイール
WO2019031132A1 (ja) * 2017-08-07 2019-02-14 Joyson Safety Systems Japan株式会社 ステアリングホイール及びその製造方法

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