JPH097595A - ニッケル−水素蓄電池 - Google Patents
ニッケル−水素蓄電池Info
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- JPH097595A JPH097595A JP8152417A JP15241796A JPH097595A JP H097595 A JPH097595 A JP H097595A JP 8152417 A JP8152417 A JP 8152417A JP 15241796 A JP15241796 A JP 15241796A JP H097595 A JPH097595 A JP H097595A
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- H01M4/02—Electrodes composed of, or comprising, active material
- H01M4/24—Electrodes for alkaline accumulators
- H01M4/26—Processes of manufacture
- H01M4/28—Precipitating active material on the carrier
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 既知の電極と比較して容量が向上し、蓄電池
の使用中性能が一定な正極を持つNi−H2 蓄電池を提
供することを目的とする。 【解決手段】 負極と、主に水酸化ニッケルを含む電気
化学的活性物質が、三次元導電媒体の多孔質部分に電気
化学的に含浸される正極とを含むニッケル−水素蓄電池
であって、前記負極の容量に対する前記正極の容量の比
が1.02〜1.10の間にあり、前記正極の前記活性
物質が、含浸の後、水酸化コバルトで被覆されるニッケ
ル−水素蓄電池。
の使用中性能が一定な正極を持つNi−H2 蓄電池を提
供することを目的とする。 【解決手段】 負極と、主に水酸化ニッケルを含む電気
化学的活性物質が、三次元導電媒体の多孔質部分に電気
化学的に含浸される正極とを含むニッケル−水素蓄電池
であって、前記負極の容量に対する前記正極の容量の比
が1.02〜1.10の間にあり、前記正極の前記活性
物質が、含浸の後、水酸化コバルトで被覆されるニッケ
ル−水素蓄電池。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はNi−H2 ニッケル
−水素蓄電池、特に蓄電池が含む正極に関する。さらに
本発明は正電極の製造方法にも関する。この種の蓄電池
を含むバッテリはその単位重量あたりのエネルギーが高
いため宇宙分野で特に使用される。
−水素蓄電池、特に蓄電池が含む正極に関する。さらに
本発明は正電極の製造方法にも関する。この種の蓄電池
を含むバッテリはその単位重量あたりのエネルギーが高
いため宇宙分野で特に使用される。
【0002】
【従来の技術】ニッケル−水素Ni−H2 蓄電池は、ニ
ッケル−カドミウムNi−Cd蓄電池において使用され
る活性物質から誘導された水酸化ニッケルを主成分とす
る物質を含む正極を有する。
ッケル−カドミウムNi−Cd蓄電池において使用され
る活性物質から誘導された水酸化ニッケルを主成分とす
る物質を含む正極を有する。
【0003】従来のNi−Cd蓄電池の正極は、通常ニ
ッケル焼結した三次元電流コレクタから成り、コレクタ
の多孔質部分には電気化学的に活性な材料が注入され
る。活性材料は、主に水酸化ニッケルから成るが、他に
水酸化コバルト、水酸化カドミウムなどを少量含む水酸
化物である。これら水酸化物は、その塩のうちの一つの
溶液を基にしてコレクタを化学的に含浸(IC)させる
ことにより、共沈される。活性物質の効率を向上させる
ため、次に活性物質は水酸化コバルト層で被覆される。
この作業は、「後コバルトめっき」と呼ばれている。
ッケル焼結した三次元電流コレクタから成り、コレクタ
の多孔質部分には電気化学的に活性な材料が注入され
る。活性材料は、主に水酸化ニッケルから成るが、他に
水酸化コバルト、水酸化カドミウムなどを少量含む水酸
化物である。これら水酸化物は、その塩のうちの一つの
溶液を基にしてコレクタを化学的に含浸(IC)させる
ことにより、共沈される。活性物質の効率を向上させる
ため、次に活性物質は水酸化コバルト層で被覆される。
この作業は、「後コバルトめっき」と呼ばれている。
【0004】Ni−H2 蓄電池の正極は通常、電気化学
的含浸(IEC)によって付着される活性物質を含む。
この方法により、化学的方法(IC)によって得られる
容量を上回る容量が活性物質に付与される。後コバルト
めっき作業を追加することにより、IECにより付着さ
せた活性物質の効率を更に向上しようという試みは成功
しなかった。サイクル1では、20%程度の確実な改善
があったものの、以降のサイクルでは、後コバルトめっ
きをしない電極の性能に戻ってしまうのが認められる。
的含浸(IEC)によって付着される活性物質を含む。
この方法により、化学的方法(IC)によって得られる
容量を上回る容量が活性物質に付与される。後コバルト
めっき作業を追加することにより、IECにより付着さ
せた活性物質の効率を更に向上しようという試みは成功
しなかった。サイクル1では、20%程度の確実な改善
があったものの、以降のサイクルでは、後コバルトめっ
きをしない電極の性能に戻ってしまうのが認められる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は特に、既知の
電極と比較して容量が増大し、蓄電池の使用中性能が一
定な正極を持つNi−H2 蓄電池に関する。
電極と比較して容量が増大し、蓄電池の使用中性能が一
定な正極を持つNi−H2 蓄電池に関する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、負極と、主に
水酸化ニッケルを含む電気化学的活性物質が、三次元導
電媒体の多孔質部分に電気化学的に含浸される正極とを
持つニッケル−水素Ni−H2 蓄電池であって、前記負
極の容量に対する前記正極の容量の比が1.02〜1.
10の間にあり、前記正極の前記活性物質が、含浸の
後、水酸化コバルトで被覆される蓄電池を提供すること
を目的とする。
水酸化ニッケルを含む電気化学的活性物質が、三次元導
電媒体の多孔質部分に電気化学的に含浸される正極とを
持つニッケル−水素Ni−H2 蓄電池であって、前記負
極の容量に対する前記正極の容量の比が1.02〜1.
10の間にあり、前記正極の前記活性物質が、含浸の
後、水酸化コバルトで被覆される蓄電池を提供すること
を目的とする。
【0007】驚くべきことに、本発明により、正極の後
コバルトめっき作業によって得られた容量の増大を、本
発明による蓄電池の使用中維持することが可能であるこ
とが認められた。本発明の主たる特徴は、蓄電池により
大きい容量を付与する後コバルトめっき電極と、この容
量の増大を長時間維持する正容量の増大分とを組み合せ
たことである。実際、サイクル1において測定可能なこ
の容量の増大は、負極の容量Cn に対する正極の容量C
p の比が1よりも若干大きい場合、すなわちCn /Cp
=1+εの時のみ、維持される。
コバルトめっき作業によって得られた容量の増大を、本
発明による蓄電池の使用中維持することが可能であるこ
とが認められた。本発明の主たる特徴は、蓄電池により
大きい容量を付与する後コバルトめっき電極と、この容
量の増大を長時間維持する正容量の増大分とを組み合せ
たことである。実際、サイクル1において測定可能なこ
の容量の増大は、負極の容量Cn に対する正極の容量C
p の比が1よりも若干大きい場合、すなわちCn /Cp
=1+εの時のみ、維持される。
【0008】このように、負極により蓄電池の放電時間
が制限される。というのは、蓄電池内の水素の圧力が0
になるからである。従って、正極が放電するのを完全に
防げば蓄電池の電圧は0.7ボルトより高い状態に留ま
る。放電の終了時の水素の存在量を制限することによ
り、正容量が増大する。
が制限される。というのは、蓄電池内の水素の圧力が0
になるからである。従って、正極が放電するのを完全に
防げば蓄電池の電圧は0.7ボルトより高い状態に留ま
る。放電の終了時の水素の存在量を制限することによ
り、正容量が増大する。
【0009】このように、蓄電池のサイクル中のコバル
ト被覆の化学的付着の変質を防止することにより、本発
明に制限を加えなくとも、この驚くべき結果を説明する
ことができる。大量放電段階では、高圧水素と低電圧と
の相乗効果により、オキシ水酸化コバルトが還元される
危険性がある。この状態は、負の容量の増大の場合、す
なわち、負極の容量に対する正極の容量の比が1未満の
場合に相当する状態である。
ト被覆の化学的付着の変質を防止することにより、本発
明に制限を加えなくとも、この驚くべき結果を説明する
ことができる。大量放電段階では、高圧水素と低電圧と
の相乗効果により、オキシ水酸化コバルトが還元される
危険性がある。この状態は、負の容量の増大の場合、す
なわち、負極の容量に対する正極の容量の比が1未満の
場合に相当する状態である。
【0010】電極の容量が釣り合った状態で動作するよ
うにするためには、容量の比が1から極度に乖離するの
は望ましくなく、従って、確実な結果をもたらす比率の
最小値を選択するのが好ましい。作業上の誤差の累積を
考慮した結果、今回の場合この値は1.02程度であ
る。
うにするためには、容量の比が1から極度に乖離するの
は望ましくなく、従って、確実な結果をもたらす比率の
最小値を選択するのが好ましい。作業上の誤差の累積を
考慮した結果、今回の場合この値は1.02程度であ
る。
【0011】本発明はまた、前記活性物質への前記水酸
化コバルトの被覆が、 − 前記電極をコバルト塩の溶液に浸漬させ、次いで前
記電極の乾燥および表面洗浄を行う第一工程と、 − 前記電極を苛性ソーダの溶液に浸漬させ、次いで前
記電極の洗浄および乾燥を行う第二工程とを含む蓄電池
の製造方法を提供することを目的とする。
化コバルトの被覆が、 − 前記電極をコバルト塩の溶液に浸漬させ、次いで前
記電極の乾燥および表面洗浄を行う第一工程と、 − 前記電極を苛性ソーダの溶液に浸漬させ、次いで前
記電極の洗浄および乾燥を行う第二工程とを含む蓄電池
の製造方法を提供することを目的とする。
【0012】酢酸塩、硝酸塩および硫酸塩の中から前記
コバルト塩が選択され、好ましくは酢酸コバルトを使用
する。
コバルト塩が選択され、好ましくは酢酸コバルトを使用
する。
【0013】本発明はさらに、前記蓄電池を密封する前
に、 − 前記正極が完全に放電された時点で、前記蓄電池の
部分的充電、例えば蓄電池の容量の10%に相当する充
電を行う工程と、 − 前記蓄電池から、正容量と負容量の差に相当する水
素量、すなわち望ましい正の増加分、例えば蓄電池内の
水素1バールの圧力に等しい容積を放出させる工程とを
含む蓄電池の製造方法を提供することを目的とする。
に、 − 前記正極が完全に放電された時点で、前記蓄電池の
部分的充電、例えば蓄電池の容量の10%に相当する充
電を行う工程と、 − 前記蓄電池から、正容量と負容量の差に相当する水
素量、すなわち望ましい正の増加分、例えば蓄電池内の
水素1バールの圧力に等しい容積を放出させる工程とを
含む蓄電池の製造方法を提供することを目的とする。
【0014】非限定的例として示した以下の実施例を読
むことにより、本発明はよりよく理解され、他の長所お
よび特徴が明らかになろう。
むことにより、本発明はよりよく理解され、他の長所お
よび特徴が明らかになろう。
【0015】
【発明の実施の形態】図1に本発明による電気化学的発
生装置を示す。発生装置は、耐圧性があり二つの電流出
力端子2を具備する、半球形端部を有する容器1を含
む。電気化学的電極層3は容器の内部に位置し、各極性
の電極は接続4によりそれぞれの端子2に接続される。
管5により、水素を注入し蓄電池を密封する前に電解液
を充填することが可能である。図2は、積層した電極の
詳細を示す。負極10は背中合わせに配置され、水素の
注入を可能にするスペーサ11により分離される。負極
10および正極12は分離板13で取り囲まれる。
生装置を示す。発生装置は、耐圧性があり二つの電流出
力端子2を具備する、半球形端部を有する容器1を含
む。電気化学的電極層3は容器の内部に位置し、各極性
の電極は接続4によりそれぞれの端子2に接続される。
管5により、水素を注入し蓄電池を密封する前に電解液
を充填することが可能である。図2は、積層した電極の
詳細を示す。負極10は背中合わせに配置され、水素の
注入を可能にするスペーサ11により分離される。負極
10および正極12は分離板13で取り囲まれる。
【0016】正極の多孔質媒体は、表面にニッケル粉が
焼結されたニッケルめっき有孔薄膜から成る。約5%の
水酸化コバルトを含む水酸化ニッケルからなる活性物質
は、約14g/dm2 の電極の比率で媒体の多孔質部内
に電気化学的に含浸される。次に電極は55℃に維持し
た70g/lの酢酸コバルト溶液に7分間浸漬される。
溶液の上の空気には450mmHgの減圧が課せられ
る。次に電極は水切りされ、脱イオン水で洗浄され、1
20℃で20分間乾燥される。次に電極は40℃±2℃
に維持した250g/lの苛性ソーダ溶液に30±5分
間浸漬される。次に電極は熱水(80℃)で10分間洗
浄され、60℃で一晩乾燥される。この方法により0.
56g/dm2 ないし0.74g/dm2 の水酸化コバ
ルトを析出付着させた。
焼結されたニッケルめっき有孔薄膜から成る。約5%の
水酸化コバルトを含む水酸化ニッケルからなる活性物質
は、約14g/dm2 の電極の比率で媒体の多孔質部内
に電気化学的に含浸される。次に電極は55℃に維持し
た70g/lの酢酸コバルト溶液に7分間浸漬される。
溶液の上の空気には450mmHgの減圧が課せられ
る。次に電極は水切りされ、脱イオン水で洗浄され、1
20℃で20分間乾燥される。次に電極は40℃±2℃
に維持した250g/lの苛性ソーダ溶液に30±5分
間浸漬される。次に電極は熱水(80℃)で10分間洗
浄され、60℃で一晩乾燥される。この方法により0.
56g/dm2 ないし0.74g/dm2 の水酸化コバ
ルトを析出付着させた。
【0017】前記の方法で製造した電極は、図1に示す
本発明による蓄電池をつくるのに使用される。前記蓄電
池に電解液KOH7.3Nを注入した後、蓄電池を密封
する前に、放電の終了時に水素の圧力が0になりかつ正
極が完全には放電されずその当初容量の2%ないし10
%が保存されるような圧力に達するまで気体水素を注入
する。
本発明による蓄電池をつくるのに使用される。前記蓄電
池に電解液KOH7.3Nを注入した後、蓄電池を密封
する前に、放電の終了時に水素の圧力が0になりかつ正
極が完全には放電されずその当初容量の2%ないし10
%が保存されるような圧力に達するまで気体水素を注入
する。
【0018】次に蓄電池に対し以下の条件の5つのサイ
クルを課す。ここでCは蓄電池の公称容量であり、今回
の場合は51.8Ahである。
クルを課す。ここでCは蓄電池の公称容量であり、今回
の場合は51.8Ahである。
【0019】 充電 放電 サイクル1:C/10で14時間 C/5で1Vになるまで サイクル2:C/10で14時間 C/5で1Vになるまで +C/10で0.8Vになるまで サイクル3:C/10で14.5時間 C/2で1Vになるまで +C/5で0.8Vになるまで サイクル4:C/5で7時間 C/2で1Vになるまで +C/5で0.8Vになるまで サイクル5:C/5で7時間 C/2で1Vになるまで +C/5で0.8Vになるまで 比較として、同様ではあるが、負極と正極の容量の比が
1未満であって、コバルトを析出付着させない先行技術
による方法でつくる正極を含む蓄電池に、同一の条件の
サイクルを課した。
1未満であって、コバルトを析出付着させない先行技術
による方法でつくる正極を含む蓄電池に、同一の条件の
サイクルを課した。
【0020】図3はそのような蓄電池の放電曲線を示す
図である。正極(曲線31)が完全に放電された時、蓄
電池の放電(曲線30)は終了するが負極(曲線32)
は依然として、使用可能な余剰容量を有する。放電終了
時、水素の圧力は1バールよりも高い。
図である。正極(曲線31)が完全に放電された時、蓄
電池の放電(曲線30)は終了するが負極(曲線32)
は依然として、使用可能な余剰容量を有する。放電終了
時、水素の圧力は1バールよりも高い。
【0021】本発明(図4)では、負極が放電された
(曲線42)時に蓄電池の放電(曲線40)が終了す
る。水素の圧力は0である。正極の容量の一部は放電さ
れなかった(曲線41)が、それが正容量の増加分であ
る。
(曲線42)時に蓄電池の放電(曲線40)が終了す
る。水素の圧力は0である。正極の容量の一部は放電さ
れなかった(曲線41)が、それが正容量の増加分であ
る。
【0022】本発明による蓄電池および先行技術による
蓄電池について1Vで測定した放電容量の値(Ah)を
下表に示す。
蓄電池について1Vで測定した放電容量の値(Ah)を
下表に示す。
【0023】 表 サイクル 本発明 先行技術 放電容量の増加率 1 50.7 2 50.96 43.29 17.72 3 50.7 43.01 17.88 4 52.26 45.53 14.78 5 53.3 45.2 17.92 27 53.4 45.4 17.7 このように本発明により、先行技術と比較して蓄電池の
放電容量において18%の増加率が得られ、サイクル1
以降もこの増加率は維持される。この増加率に関連する
本発明による蓄電池の単位質量あたりのエネルギーは、
65ないし70Wh/Kgである。
放電容量において18%の増加率が得られ、サイクル1
以降もこの増加率は維持される。この増加率に関連する
本発明による蓄電池の単位質量あたりのエネルギーは、
65ないし70Wh/Kgである。
【0024】当然のことながら、本発明はここで説明し
た実施態様に限定されるものではなく、当業者であれば
本発明の趣旨から逸脱することなく多くの変更が可能で
ある。
た実施態様に限定されるものではなく、当業者であれば
本発明の趣旨から逸脱することなく多くの変更が可能で
ある。
【図1】本発明によるニッケル−水銀蓄電池を示す図で
ある。
ある。
【図2】積層された電極を示す電気化学的電極層の部分
Iの詳細図である。
Iの詳細図である。
【図3】先行技術による蓄電池のサイクル3から開始さ
れる放電中の電圧および水素の圧力の変化を示す図であ
る。
れる放電中の電圧および水素の圧力の変化を示す図であ
る。
【図4】本発明による蓄電池の図3と同様の図である。
図3および図4においては、ボルトを単位とする電圧V
を縦軸にとり、Ahを単位とする放電容量Cd を横軸に
とっている。
図3および図4においては、ボルトを単位とする電圧V
を縦軸にとり、Ahを単位とする放電容量Cd を横軸に
とっている。
1 容器 2 電流出力端子 3 電気化学的電極層 4 接続 5 管 10 負極 11 スペーサ 12 正極 13 分離板
Claims (4)
- 【請求項1】 負極と、主に水酸化ニッケルを含む電気
化学的活性物質が、三次元導電媒体の多孔質部分に電気
化学的に含浸される正極とを含むニッケル−水素蓄電池
であって、 前記負極の容量に対する前記正極の容量の比が1.02
〜1.10の間にあり、前記正極の前記活性物質が、含
浸の後、水酸化コバルトで被覆されることを特徴とする
ニッケル−水素蓄電池。 - 【請求項2】 前記活性物質への前記水酸化コバルトの
被覆が、 前記電極をコバルト塩の溶液に浸漬させ、次いで前記電
極の乾燥および表面洗浄を行う第一工程と、 前記電極を苛性ソーダの溶液に浸漬させ、次いで前記電
極の洗浄および乾燥を行う第二工程とを含む請求項1に
記載のニッケル−水素蓄電池の製造方法。 - 【請求項3】 酢酸塩、硝酸塩および硫酸塩の中から前
記コバルト塩が選択される請求項2に記載のニッケル−
水素蓄電池の製造方法。 - 【請求項4】 前記蓄電池を密封する前に、 前記正極が完全に放電された時点で、前記蓄電池の部分
的充電を行う工程と、 前記蓄電池から、正容量と負容量の差に相当する水素量
を放出させる工程とを含む請求項1に記載のニッケル−
水素蓄電池の製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9506986A FR2735619B1 (fr) | 1995-06-13 | 1995-06-13 | Accumulateur nickel-hydrogene |
FR9506986 | 1995-06-13 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH097595A true JPH097595A (ja) | 1997-01-10 |
Family
ID=9479911
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8152417A Pending JPH097595A (ja) | 1995-06-13 | 1996-06-13 | ニッケル−水素蓄電池 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5735913A (ja) |
EP (1) | EP0749172B1 (ja) |
JP (1) | JPH097595A (ja) |
DE (1) | DE69606097T2 (ja) |
FR (1) | FR2735619B1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3412451B2 (ja) * | 1997-06-03 | 2003-06-03 | 松下電器産業株式会社 | アルカリ蓄電池正極用ニッケル焼結基板とその製造法およびアルカリ蓄電池 |
US5837399A (en) * | 1997-07-22 | 1998-11-17 | Hughes Electronics Corporation | Through-wall electrical terminal and energy storage cell utilizing the terminal |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63216268A (ja) * | 1987-03-03 | 1988-09-08 | Sanyo Electric Co Ltd | アルカリ蓄電池用水酸化ニツケル電極の製造方法 |
DE3854727T2 (de) * | 1987-03-25 | 1996-05-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Gasdichte Nickel-Hydridbatterie und Verfahren zur Herstellung. |
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