JPH0975879A - 管内海生物除去清掃装置 - Google Patents
管内海生物除去清掃装置Info
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- JPH0975879A JPH0975879A JP7260676A JP26067695A JPH0975879A JP H0975879 A JPH0975879 A JP H0975879A JP 7260676 A JP7260676 A JP 7260676A JP 26067695 A JP26067695 A JP 26067695A JP H0975879 A JPH0975879 A JP H0975879A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 特殊技能者を必要とせず、かつ、危険がな
く、また、公害を発生せず、そして、手間が少なく、加
えて、装置が管内に詰まったり、管内面を傷めたりする
惧れがなく、したがって、実用性,安全性,環境性,省
力性,信頼性,保全性等に優れた管内海生物除去清掃装
置を図る。 【構成】 比較的短い本体軸1を上端で支持するととも
に各下端がそれぞれ車輪15で支持された前後1対の倒
立V字型支脚13と、本体軸1に軸受を介して中心部が
軸支されるとともに放射状の複数の貫通スリット5を有
し流水03により駆動されて回転する翼状回転体6,1
1の外周にリング状スクレーパ9が同軸的に嵌着された
ディスク2,10とを具えたこと。
く、また、公害を発生せず、そして、手間が少なく、加
えて、装置が管内に詰まったり、管内面を傷めたりする
惧れがなく、したがって、実用性,安全性,環境性,省
力性,信頼性,保全性等に優れた管内海生物除去清掃装
置を図る。 【構成】 比較的短い本体軸1を上端で支持するととも
に各下端がそれぞれ車輪15で支持された前後1対の倒
立V字型支脚13と、本体軸1に軸受を介して中心部が
軸支されるとともに放射状の複数の貫通スリット5を有
し流水03により駆動されて回転する翼状回転体6,1
1の外周にリング状スクレーパ9が同軸的に嵌着された
ディスク2,10とを具えたこと。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種発電プラントの冷
却用海水管の内面に付着する海生物の除去清掃を行うの
に好適な管内海生物除去清掃装置に関する。
却用海水管の内面に付着する海生物の除去清掃を行うの
に好適な管内海生物除去清掃装置に関する。
【0002】
【従来の技術】各種発電プラントの冷却用海水管の内面
には海生物が付着するので、定期的に海生物を除去する
清掃作業が行われており、その手段としては一般に管内
を静水にしてダイバーが入るか、もしくは抜水して管内
に作業員が入り、手で付着海生物をかき落としている。
また、機械的な清掃装置として提案されている清掃用ピ
グは、図2側面図に示すように、本体軸01に円板状の
ディスクスクレーパ02を数枚取付けたもので、流水0
3の流体圧により管04内を押し流されながら管内壁を
こすって清掃する。
には海生物が付着するので、定期的に海生物を除去する
清掃作業が行われており、その手段としては一般に管内
を静水にしてダイバーが入るか、もしくは抜水して管内
に作業員が入り、手で付着海生物をかき落としている。
また、機械的な清掃装置として提案されている清掃用ピ
グは、図2側面図に示すように、本体軸01に円板状の
ディスクスクレーパ02を数枚取付けたもので、流水0
3の流体圧により管04内を押し流されながら管内壁を
こすって清掃する。
【0003】しかしながら、これらの手段では、それぞ
れ下記のような欠点がある。 (1) ダイバーによる場合は、特殊技能者を必要とし、か
つ、長距離にわたる作業は危険で不可能である。 (2) 抜水して作業員が行う場合は、海生物,死貝の悪臭
や汚れに悩まされることが多く、また抜水にも手間と工
期がかかる。 (3) 清掃用ピグを利用する場合は、作業員に代わり流体
圧で清掃用ピグを流すので省力化,工期短縮化ができる
可能性があるが、スクレーパ02に排除された貝等が前
方に溜まり、装置がこれをかみ込んで管04内で詰まる
惧れがあり、実用に至っていない。
れ下記のような欠点がある。 (1) ダイバーによる場合は、特殊技能者を必要とし、か
つ、長距離にわたる作業は危険で不可能である。 (2) 抜水して作業員が行う場合は、海生物,死貝の悪臭
や汚れに悩まされることが多く、また抜水にも手間と工
期がかかる。 (3) 清掃用ピグを利用する場合は、作業員に代わり流体
圧で清掃用ピグを流すので省力化,工期短縮化ができる
可能性があるが、スクレーパ02に排除された貝等が前
方に溜まり、装置がこれをかみ込んで管04内で詰まる
惧れがあり、実用に至っていない。
【0004】そこで、本出願人はさきに、特願平06−
256306号により「管内清掃装置」を提案した。こ
れは、図3(A) 側面図,同図(B) 正面図,同図(C) 部分
断面図及び同図(D)部分断面図に示すように、「清掃す
る管04の軸線に沿い挿入する本体軸05に軸受06を
介して、放射状の貫通スリット07を持つ翼08を形成
し流水03により回転する回転体09とその外周に取付
けたリング状スクレーパ010とからなるディスク01
1を外嵌したことを特徴とする」ものである。
256306号により「管内清掃装置」を提案した。こ
れは、図3(A) 側面図,同図(B) 正面図,同図(C) 部分
断面図及び同図(D)部分断面図に示すように、「清掃す
る管04の軸線に沿い挿入する本体軸05に軸受06を
介して、放射状の貫通スリット07を持つ翼08を形成
し流水03により回転する回転体09とその外周に取付
けたリング状スクレーパ010とからなるディスク01
1を外嵌したことを特徴とする」ものである。
【0005】ここで、012は消耗時の交換の都合上ボ
ルトで回転体09に組付けられるスクレーパ010の外
周に流水03が前後方向に通過できるように外周に沿っ
て等間隔で切り欠けられた複数のスリット溝、013は
装置の水中重量をほぼ零にするために、本体軸05の前
部,後部にそれぞれ嵌着された浮力材、014は装置の
安定化と管04の曲がり部への通過性をよくするため
に、本体軸05の後端部に同軸的に突設されたゴム製等
の弾力性のある自在継手015から斜め後方に放射状に
張り出された3本の支脚016の先端にそれぞれ軸支さ
れた案内車輪である。
ルトで回転体09に組付けられるスクレーパ010の外
周に流水03が前後方向に通過できるように外周に沿っ
て等間隔で切り欠けられた複数のスリット溝、013は
装置の水中重量をほぼ零にするために、本体軸05の前
部,後部にそれぞれ嵌着された浮力材、014は装置の
安定化と管04の曲がり部への通過性をよくするため
に、本体軸05の後端部に同軸的に突設されたゴム製等
の弾力性のある自在継手015から斜め後方に放射状に
張り出された3本の支脚016の先端にそれぞれ軸支さ
れた案内車輪である。
【0006】しかしながら、その後の検討により、この
ような装置では下記のような不具合があることが判明し
た。 (1) 管04の軸心とリング状スクレーパ9の軸心とを常
時同軸的に保持することが難しいので、管04が大径に
なり、清掃用ピグの重量が大きくなると、リング状スク
レーパ09が管04の内面に接触した際、装置の抵抗が
大きくなるとともに管04の内面をこすり、したがっ
て、装置が管04の中に詰まったり、管04の内面を傷
めたりする惧れがある。 (2) 管04が大径になると、清掃用ピグの自重が急激に
増加するので、これが下流搬出口のストッパに衝突した
際、その衝撃で本体軸05等が破損する惧れがある。 (3) 管04に偏平部が存在するとき、スクレーパ010
自体に変形への自由度がないので、該部へのスクレーパ
010の応答が難しく、したがって、管04の内面の均
一的な清掃が困難である。
ような装置では下記のような不具合があることが判明し
た。 (1) 管04の軸心とリング状スクレーパ9の軸心とを常
時同軸的に保持することが難しいので、管04が大径に
なり、清掃用ピグの重量が大きくなると、リング状スク
レーパ09が管04の内面に接触した際、装置の抵抗が
大きくなるとともに管04の内面をこすり、したがっ
て、装置が管04の中に詰まったり、管04の内面を傷
めたりする惧れがある。 (2) 管04が大径になると、清掃用ピグの自重が急激に
増加するので、これが下流搬出口のストッパに衝突した
際、その衝撃で本体軸05等が破損する惧れがある。 (3) 管04に偏平部が存在するとき、スクレーパ010
自体に変形への自由度がないので、該部へのスクレーパ
010の応答が難しく、したがって、管04の内面の均
一的な清掃が困難である。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みて提案さ
れたもので、 (1) 特殊技能者を必要とせず、かつ危険がなく、また、
公害を発生せず、そして、手間が少なく、加えて、装置
が管内に詰まったり、管内面を傷めたりする惧れがな
く、したがって、実用性,安全性,環境性,省力性,信
頼性,保全性等に優れた管内海生物除去清掃装置を提供
することを目的とする。
れたもので、 (1) 特殊技能者を必要とせず、かつ危険がなく、また、
公害を発生せず、そして、手間が少なく、加えて、装置
が管内に詰まったり、管内面を傷めたりする惧れがな
く、したがって、実用性,安全性,環境性,省力性,信
頼性,保全性等に優れた管内海生物除去清掃装置を提供
することを目的とする。
【0008】(2) 上記(1) のほかに、装置が作業中の衝
撃で破損する惧れがなく、したがって、さらに、保全性
が優れた管内海生物除去清掃装置を提供することを目的
とする。
撃で破損する惧れがなく、したがって、さらに、保全性
が優れた管内海生物除去清掃装置を提供することを目的
とする。
【0009】(3) 上記(1) ,(2) のほかに、装置が管内
の偏平部にも追従性がよく、したがって、仕上り精度に
も優れた管内海生物除去清掃装置を提供することを目的
とする。
の偏平部にも追従性がよく、したがって、仕上り精度に
も優れた管内海生物除去清掃装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのために、請求項1の
発明は、比較的短い本体軸を上端で支持するとともに各
下端がそれぞれ車輪で支持された前後1対の倒立V字型
支脚と、上記本体軸に軸受を介して中心部が軸支される
とともに放射状の複数の貫通スリットを有し流水により
駆動されて回転する翼状回転体の外周にリング状スクレ
ーパが同軸的に嵌着されたデイスクとを具えたことを特
徴とする。
発明は、比較的短い本体軸を上端で支持するとともに各
下端がそれぞれ車輪で支持された前後1対の倒立V字型
支脚と、上記本体軸に軸受を介して中心部が軸支される
とともに放射状の複数の貫通スリットを有し流水により
駆動されて回転する翼状回転体の外周にリング状スクレ
ーパが同軸的に嵌着されたデイスクとを具えたことを特
徴とする。
【0011】また、請求項2の発明は、請求項1におい
て、本体軸の前端に同軸的にダンパが突設されたことを
特徴とする。
て、本体軸の前端に同軸的にダンパが突設されたことを
特徴とする。
【0012】そして、請求項3の発明は、請求項2にお
いて、リング状スクレーパが弾力材で形成されるととも
に翼状回転体の外周とリング状スクレーパとの間に隙間
が設けられたことを特徴とする。
いて、リング状スクレーパが弾力材で形成されるととも
に翼状回転体の外周とリング状スクレーパとの間に隙間
が設けられたことを特徴とする。
【0013】
【作用】このような構成によれば、下記の作用が行われ
る。 (1) 比較的短い本体軸を上端で支持するとともに各下端
がそれぞれ車輪で支持された前後1対の倒立V字型支脚
と、上記本体軸に軸受を介して中心部が軸支されるとと
もに放射状の複数の貫通スリットを有し流水により駆動
されて回転する翼状回転体の外周にリング状スクレーパ
が同軸的に嵌着されたデイスクとを設けているので、特
殊技能者を必要とせず、かつ、危険がなく、また、公害
を発生せず、そして、手間が少なく、加えて、装置が管
内に詰まったり、管内面を傷めたりする惧れがなくな
る。
る。 (1) 比較的短い本体軸を上端で支持するとともに各下端
がそれぞれ車輪で支持された前後1対の倒立V字型支脚
と、上記本体軸に軸受を介して中心部が軸支されるとと
もに放射状の複数の貫通スリットを有し流水により駆動
されて回転する翼状回転体の外周にリング状スクレーパ
が同軸的に嵌着されたデイスクとを設けているので、特
殊技能者を必要とせず、かつ、危険がなく、また、公害
を発生せず、そして、手間が少なく、加えて、装置が管
内に詰まったり、管内面を傷めたりする惧れがなくな
る。
【0014】(2) 上記(1) の構成要件において、本体軸
の前端に同軸的にダンパが突設されているので、上記
(1) の作用のほかに、装置が作業中の衝撃で破損する惧
れがなくなる。
の前端に同軸的にダンパが突設されているので、上記
(1) の作用のほかに、装置が作業中の衝撃で破損する惧
れがなくなる。
【0015】(3) 上記2の構成要件において、リング状
スクレーパが弾力材で形成されるとともに翼状回転体の
外周とリング状スクレーパとの間に隙間が設けられてい
るので、上記(2) の作用のほかに、装置が管内の偏平部
にも追従性がよくなる。
スクレーパが弾力材で形成されるとともに翼状回転体の
外周とリング状スクレーパとの間に隙間が設けられてい
るので、上記(2) の作用のほかに、装置が管内の偏平部
にも追従性がよくなる。
【0016】
【実施例】本発明の一実施例を図面について説明する
と、図2と同一の符号はそれぞれ同図と同一の部材を示
し、図1(A) 側面図及び同図(B) 正面図において、1は
流水03が存在する清掃対象の管04の軸線に沿った本
体軸、2は本体軸1の前部に軸受3を介して支持された
前部ディスクで、これは図1(B) に示すように、放射状
で本体軸1の軸線に斜交する比較的に広い面積を有する
複数の翼4と比較的に狭い面積を有する複数のスリット
5で構成された水車翼状回転体6と、これの外周溝7に
ボルトを介して緩く外嵌され半径方向に若干の隙間C1
を有するとともに外周面に前後方向に延びる複数のスリ
ット溝8が等間隔に切り欠けられた弾力材製のリング状
スクレーパ9とで形成されている。
と、図2と同一の符号はそれぞれ同図と同一の部材を示
し、図1(A) 側面図及び同図(B) 正面図において、1は
流水03が存在する清掃対象の管04の軸線に沿った本
体軸、2は本体軸1の前部に軸受3を介して支持された
前部ディスクで、これは図1(B) に示すように、放射状
で本体軸1の軸線に斜交する比較的に広い面積を有する
複数の翼4と比較的に狭い面積を有する複数のスリット
5で構成された水車翼状回転体6と、これの外周溝7に
ボルトを介して緩く外嵌され半径方向に若干の隙間C1
を有するとともに外周面に前後方向に延びる複数のスリ
ット溝8が等間隔に切り欠けられた弾力材製のリング状
スクレーパ9とで形成されている。
【0017】10は本体軸1の後部に軸受3を介して支
持された後部ディスクで、これは例えば、図3(B) 〜
(D) に示すように、比較的狭い面積を有する放射状の複
数の翼08と比較的狭い面積を有する放射状の複数のス
リット07で構成されたタービン翼状回転体11(図1
(A) )と、この外周溝7にボルトを介して緩く外嵌され
半径方向に若干の隙間C1 を有するとともに外周面に前
後方向に延びる複数のスリット溝8が切り欠けられた弾
力材製のリング状スクレーパ9とで形成されている。
持された後部ディスクで、これは例えば、図3(B) 〜
(D) に示すように、比較的狭い面積を有する放射状の複
数の翼08と比較的狭い面積を有する放射状の複数のス
リット07で構成されたタービン翼状回転体11(図1
(A) )と、この外周溝7にボルトを介して緩く外嵌され
半径方向に若干の隙間C1 を有するとともに外周面に前
後方向に延びる複数のスリット溝8が切り欠けられた弾
力材製のリング状スクレーパ9とで形成されている。
【0018】12は本体軸1の前端部に同軸的に突設さ
ればねが内蔵されたダンパである。13はそれぞれ本体
軸1の前端部,後端部に同軸的でかつ互いに倒立V字状
に突設された合計4本の支脚で、これらはそれぞれ中間
部にはサスペンシヨン14が組込まれ、下端には車輪1
5が軸支されている。
ればねが内蔵されたダンパである。13はそれぞれ本体
軸1の前端部,後端部に同軸的でかつ互いに倒立V字状
に突設された合計4本の支脚で、これらはそれぞれ中間
部にはサスペンシヨン14が組込まれ、下端には車輪1
5が軸支されている。
【0019】このような装置において、これはそれぞれ
支脚13〜車輪15で構成される4組の脚部により管0
4の内部に同軸的に保持されながら流水03で下流に押
され、この移動と管04の内面の付着海生物とリング状
スクレーパ9,9の摩擦抵抗により移動速度が低下する
と、スリット5,スリット07(図3(B) )を通過する
流水03の流体圧がそれぞれ上昇し、これが翼4,翼0
8(図3(B) )に作用して前部ディスク2,後部ディス
ク10が回転し、その結果、装置は下流方向への移動と
回転運動との組合わせでらせん運動をしながら移動す
る。
支脚13〜車輪15で構成される4組の脚部により管0
4の内部に同軸的に保持されながら流水03で下流に押
され、この移動と管04の内面の付着海生物とリング状
スクレーパ9,9の摩擦抵抗により移動速度が低下する
と、スリット5,スリット07(図3(B) )を通過する
流水03の流体圧がそれぞれ上昇し、これが翼4,翼0
8(図3(B) )に作用して前部ディスク2,後部ディス
ク10が回転し、その結果、装置は下流方向への移動と
回転運動との組合わせでらせん運動をしながら移動す
る。
【0020】これによって、回転力が比較的に大きい前
部ディスク2の外周のリング状スクレーパ9もらせん運
動を行い、管04の内面の付着海生物の80〜90%を
粗くそぎ落とすとともにスリット溝8を通過する流水0
3でそぎ落とした付着海生物を排除し、また、回転力が
比較的に小さい後部ディスク10の外周のリング状スク
レーパ9もらせん運動を行い、管04の内面の付着海生
物の20〜10%を仕上げ的に細かくそぎ落とすととも
にスリット溝8を通過する流水03でそぎ落とした付着
海生物を排除し、したがって、両リング状スクレーパ
9,9が協働して管04の内周面の清掃を行う。
部ディスク2の外周のリング状スクレーパ9もらせん運
動を行い、管04の内面の付着海生物の80〜90%を
粗くそぎ落とすとともにスリット溝8を通過する流水0
3でそぎ落とした付着海生物を排除し、また、回転力が
比較的に小さい後部ディスク10の外周のリング状スク
レーパ9もらせん運動を行い、管04の内面の付着海生
物の20〜10%を仕上げ的に細かくそぎ落とすととも
にスリット溝8を通過する流水03でそぎ落とした付着
海生物を排除し、したがって、両リング状スクレーパ
9,9が協働して管04の内周面の清掃を行う。
【0021】かくして、装置は流水03により前部ディ
スク2,後部ディスク10がそれぞれ回転し、これらの
外周のリング状スクレーパ9,9が管04の内面との間
に隙間C2 を設けて、すなわち、非接触でらせん運動に
より付着海生物のみを除去清掃するようにしたので、管
04の内面とリング状スクレーパ9,9との摩擦抵抗が
なくなり、管内での装置の詰り現象が避けられる。
スク2,後部ディスク10がそれぞれ回転し、これらの
外周のリング状スクレーパ9,9が管04の内面との間
に隙間C2 を設けて、すなわち、非接触でらせん運動に
より付着海生物のみを除去清掃するようにしたので、管
04の内面とリング状スクレーパ9,9との摩擦抵抗が
なくなり、管内での装置の詰り現象が避けられる。
【0022】また、装置が下流搬出口に設けたストッパ
に衝突停止したときの衝撃をダンパ12で緩和して装置
の破損を防止することができる。
に衝突停止したときの衝撃をダンパ12で緩和して装置
の破損を防止することができる。
【0023】そして、水車翼状回転体6,タービン翼状
回転体11それぞれの外周溝7とリング状スクレーパ9
との間の隙間C1 と、リング状スクレーパ9の弾力材と
の協働作用により、リング状スクレーパ9が変形可能と
なり、これが管内偏平部にも追従し、その結果、該部の
海生物をむらなく除去清掃することができる。
回転体11それぞれの外周溝7とリング状スクレーパ9
との間の隙間C1 と、リング状スクレーパ9の弾力材と
の協働作用により、リング状スクレーパ9が変形可能と
なり、これが管内偏平部にも追従し、その結果、該部の
海生物をむらなく除去清掃することができる。
【0024】このような、実施例の装置によれば、下記
効果が奏せられる。 (1) 比較的短い本体軸を上端で支持するとともに各下端
がそれぞれ車輪で支持された前後1対の倒立V字型支脚
と、上記本体軸に軸受を介して中心部が軸支されるとと
もに放射状の複数の貫通スリットを有し流水により駆動
されて回転する翼状回転体の外周にリング状スクレーパ
が同軸的に嵌着されたデイスクとを設けているので、特
殊技能者を必要とせず、かつ危険がなく、また、公害を
発生せず、そして、手間が少なく、加えて、装置が管内
に詰まったり、管内面を傷めたりする惧れがなく、した
がって、実用性,安全性,環境性,省力性,信頼性,保
全性等が向上する。
効果が奏せられる。 (1) 比較的短い本体軸を上端で支持するとともに各下端
がそれぞれ車輪で支持された前後1対の倒立V字型支脚
と、上記本体軸に軸受を介して中心部が軸支されるとと
もに放射状の複数の貫通スリットを有し流水により駆動
されて回転する翼状回転体の外周にリング状スクレーパ
が同軸的に嵌着されたデイスクとを設けているので、特
殊技能者を必要とせず、かつ危険がなく、また、公害を
発生せず、そして、手間が少なく、加えて、装置が管内
に詰まったり、管内面を傷めたりする惧れがなく、した
がって、実用性,安全性,環境性,省力性,信頼性,保
全性等が向上する。
【0025】(2) 上記(1) の構成要件において、本体軸
の前端に同軸的にダンパが突設されしているので、上記
(1) の効果のほかに、装置が作業中の衝撃で破損する惧
れがなく、したがって、さらに保全性が向上する。
の前端に同軸的にダンパが突設されしているので、上記
(1) の効果のほかに、装置が作業中の衝撃で破損する惧
れがなく、したがって、さらに保全性が向上する。
【0026】(3) 上記(2) の構成要件において、リング
状スクレーパが弾力材で形成されるとともに翼状回転体
の外周とリング状スクレーパとの間に隙間が設けられて
いるので、上記(2) の効果のほかに、装置が管内の偏平
部にも追従性がよく、したがって、仕上り精度も向上す
る。
状スクレーパが弾力材で形成されるとともに翼状回転体
の外周とリング状スクレーパとの間に隙間が設けられて
いるので、上記(2) の効果のほかに、装置が管内の偏平
部にも追従性がよく、したがって、仕上り精度も向上す
る。
【0027】
【発明の効果】要するに、請求項1の発明によれば、比
較的短い本体軸を上端で支持するとともに各下端がそれ
ぞれ車輪で支持された前後1対の倒立V字型支脚と、上
記本体軸に軸受を介して中心部が軸支されるとともに放
射状の複数の貫通スリットを有し流水により駆動されて
回転する翼状回転体の外周にリング状スクレーパが同軸
的に嵌着されたデイスクとを具えたことにより、特殊技
能者を必要とせず、かつ危険がなく、また、公害を発生
せず、そして、手間が少なく、加えて、装置が管内に詰
まったり、管内面を傷めたりする惧れがなく、したがっ
て、実用性,安全性,環境性,省力性,信頼性,保全性
等に優れた管内海生物除去清掃装置を得るから、本発明
は産業上極めて有益なものである。
較的短い本体軸を上端で支持するとともに各下端がそれ
ぞれ車輪で支持された前後1対の倒立V字型支脚と、上
記本体軸に軸受を介して中心部が軸支されるとともに放
射状の複数の貫通スリットを有し流水により駆動されて
回転する翼状回転体の外周にリング状スクレーパが同軸
的に嵌着されたデイスクとを具えたことにより、特殊技
能者を必要とせず、かつ危険がなく、また、公害を発生
せず、そして、手間が少なく、加えて、装置が管内に詰
まったり、管内面を傷めたりする惧れがなく、したがっ
て、実用性,安全性,環境性,省力性,信頼性,保全性
等に優れた管内海生物除去清掃装置を得るから、本発明
は産業上極めて有益なものである。
【0028】また、請求項2の発明によれば、請求項1
において、本体軸の前端に同軸的にダンパが突設された
ことにより、上記(1) のほかに、装置が作業中の衝撃で
破損する惧れがなく、したがって、さらに保全性が優れ
た管内海生物除去清掃装置を得るから、本発明は産業上
極めて有益なものである。
において、本体軸の前端に同軸的にダンパが突設された
ことにより、上記(1) のほかに、装置が作業中の衝撃で
破損する惧れがなく、したがって、さらに保全性が優れ
た管内海生物除去清掃装置を得るから、本発明は産業上
極めて有益なものである。
【0029】そして、請求項3の発明によれば、請求項
2において、リング状スクレーパが弾力材で形成される
とともに翼状回転体の外周とリング状スクレーパとの間
に隙間が設けられたことにより、上記(1) ,(2) のほか
に装置が管内の偏平部にも追従性がよく、したがって、
仕上り精度にも優れた管内海生物除去清掃装置を得るか
ら、本発明は産業上極めて有益なものである。
2において、リング状スクレーパが弾力材で形成される
とともに翼状回転体の外周とリング状スクレーパとの間
に隙間が設けられたことにより、上記(1) ,(2) のほか
に装置が管内の偏平部にも追従性がよく、したがって、
仕上り精度にも優れた管内海生物除去清掃装置を得るか
ら、本発明は産業上極めて有益なものである。
【図1】本発明の一実施例を示し、(A) ,(B) はそれぞ
れ側面図,正面図である。
れ側面図,正面図である。
【図2】公知の管内海生物除去清掃装置を示す側面図で
ある。
ある。
【図3】本出願人がさきに提案した「管内清掃装置」を
示し、(A) ,(B) ,(C) ,(D)はそれぞれ側面図,正面
図,部分断面図,部分断面図である。
示し、(A) ,(B) ,(C) ,(D)はそれぞれ側面図,正面
図,部分断面図,部分断面図である。
1 本体軸 2 前部ディスク 3 軸受 4 翼 5 スリット 6 水車翼状回転体 7 外周溝 8 スリット溝 9 リング状スクレーパ 10 後部ディスク 11 タービン翼状回転体 12 ダンパ 13 支脚 14 サスペンシヨン 15 車輪 03 流水 04 管 C1 隙間 C2 隙間
フロントページの続き (72)発明者 相沢 善吾 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号 東 京電力株式会社内 (72)発明者 三田 誠司 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号 東 京電力株式会社内 (72)発明者 園山 敏彦 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号 東 京電力株式会社内 (72)発明者 村松 正光 東京都港区高輪1丁目3番13号 住生興和 高輪ビル 東電工業株式会社内 (72)発明者 神谷 昌宏 東京都港区高輪1丁目3番13号 住生興和 高輪ビル 東電工業株式会社内 (72)発明者 下山 博司 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 藤井 孝 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 綱谷 俊彦 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 手塚 久男 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町1丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内
Claims (3)
- 【請求項1】 比較的短い本体軸を上端で支持するとと
もに各下端がそれぞれ車輪で支持された前後1対の倒立
V字型支脚と、上記本体軸に軸受を介して中心部が軸支
されるとともに放射状の複数の貫通スリットを有し流水
により駆動されて回転する翼状回転体の外周にリング状
スクレーパが同軸的に嵌着されたデイスクとを具えたこ
とを特徴とする管内海生物除去清掃装置。 - 【請求項2】 請求項1において、本体軸の前端に同軸
的にダンパが突設されたことを特徴とする管内海生物除
去清掃装置。 - 【請求項3】 請求項2において、リング状スクレーパ
が弾力材で形成されるとともに翼状回転体の外周とリン
グ状スクレーパとの間に隙間が設けられたことを特徴と
する管内海生物除去清掃装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7260676A JP3004572B2 (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 管内海生物除去清掃装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7260676A JP3004572B2 (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 管内海生物除去清掃装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0975879A true JPH0975879A (ja) | 1997-03-25 |
JP3004572B2 JP3004572B2 (ja) | 2000-01-31 |
Family
ID=17351230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7260676A Expired - Fee Related JP3004572B2 (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 管内海生物除去清掃装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3004572B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20090095229A (ko) * | 2008-03-05 | 2009-09-09 | 이현철 | 물 소독용 자외선램프가 삽입되는 석영관청소장치 및 이를이용한 물 소독장치 |
CN110005875A (zh) * | 2019-03-14 | 2019-07-12 | 爱喏工业科技(苏州)有限公司 | 一种ppr纳米抗菌管及其生产工艺 |
CN112845435A (zh) * | 2020-12-30 | 2021-05-28 | 蒋柏成 | 一种用于甑锅及甑锅座之间的酒醅的提升式清理装置 |
CN114951167A (zh) * | 2022-05-10 | 2022-08-30 | 海安县石油科研仪器有限公司 | 一种石油管道疏通装置 |
-
1995
- 1995-09-13 JP JP7260676A patent/JP3004572B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20090095229A (ko) * | 2008-03-05 | 2009-09-09 | 이현철 | 물 소독용 자외선램프가 삽입되는 석영관청소장치 및 이를이용한 물 소독장치 |
CN110005875A (zh) * | 2019-03-14 | 2019-07-12 | 爱喏工业科技(苏州)有限公司 | 一种ppr纳米抗菌管及其生产工艺 |
CN112845435A (zh) * | 2020-12-30 | 2021-05-28 | 蒋柏成 | 一种用于甑锅及甑锅座之间的酒醅的提升式清理装置 |
CN112845435B (zh) * | 2020-12-30 | 2022-06-10 | 贵州钓鱼台国宾酒业有限公司 | 一种用于甑锅及甑锅座之间的酒醅的提升式清理装置 |
CN114951167A (zh) * | 2022-05-10 | 2022-08-30 | 海安县石油科研仪器有限公司 | 一种石油管道疏通装置 |
CN114951167B (zh) * | 2022-05-10 | 2023-11-03 | 山东诺泰环保科技有限公司 | 一种石油管道疏通装置 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3004572B2 (ja) | 2000-01-31 |
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