JPH0975072A - 高凝集活性変異株 - Google Patents

高凝集活性変異株

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JPH0975072A JP25723195A JP25723195A JPH0975072A JP H0975072 A JPH0975072 A JP H0975072A JP 25723195 A JP25723195 A JP 25723195A JP 25723195 A JP25723195 A JP 25723195A JP H0975072 A JPH0975072 A JP H0975072A
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穣 飯村
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Hitoshi Shimoii
仁 下飯
Tsutomu Fujii
力 藤井
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  • Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 新規酵母変異株 Trichosporon sp M111-
HAG−No 3を新たに分離し、この新変異株及び植物繊維
を用いて酒類蒸留廃液を処理する。 【効果】 微生物と植物繊維処理との併用によって廃液
中の固形物がごく短時間に凝集して固液分離が短時間に
行われ、その結果、高固形分、高粘度の蒸留廃液の効率
的処理が可能となる。しかもこの際、微生物として増殖
速度及び凝集活性が特にすぐれた新変異株を使用するた
め、そしてまた、その培養に廃液を使用することができ
るため、更に実用性、工業性、経済性が高まる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃液の処理システ
ムに関するものであり、更に詳細には、高濃度の有機物
を含み、かつ難濾過性の蒸留廃液等の食品工場廃水を、
新たに育種した高凝集活性を有する酵母により、廃水中
の固形分を凝集させ、これを回収除去することを特徴と
する廃液の処理方法に関するものである。また本発明
は、新たに育種するのに成功した高凝集活性を有する新
規酵母変異株及びその工業的培養方法にも関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】酒類蒸留廃液の処理方法として、自然界
から分離した酵母Trichosporon sp M111株の培養菌体、
およびさらに植物性繊維を添加することにより焼酎蒸留
廃液中の固形分を凝集させ、固液分離を行う方法が提案
されている。
【0003】しかしながら、たしかに本酵母の凝集作用
によって廃液の固液分離が容易になり、濾過性が大幅に
改善されるが、菌体を2×107cells/mlの濃度となる
よう添加する必要があり、この酵母を実用的に利用する
には大量培養を行わなければならない難点があり、未だ
充分なものではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、酵母
Trichosporon sp M111株の有効使用量は、廃液中の最終
濃度として1〜2×107cells/ml以上が必要である。
しかし、本酵母を培養によって得るための、現在での最
も効率的な培養法によっても、培養時間48時間で、最
終菌濃度1〜2×108cells/mlが限界である。従っ
て、蒸留廃液処理量の10分の1量の酵母培養液が必要
となる。たとえば、10トン/日量の蒸留廃液を処理す
るためには、酵母M111株の培養量を1トン/日とし
なければならず、培養にかかる設備費が高額になるとい
う問題点があった。そこで、本発明者らはこの問題点を
解決するための方法として、培養日数の短縮や酵母増殖
量を多くする方法の開発を新たな課題として新規に設定
した。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、現在用いられている酵母Trichosporon sp M111株
から、増殖速度が親株より早く、最終増殖量も親株より
多い性質を有する変異株を分離育種することを目的に研
究を行った。その結果、目的とする変異株(Trichospor
on sp M111-HAG-No 3)を分離することができた。この
変異株が分離できたことにより、酵母の培養効率が上昇
し、酵母の培養設備費の低減が可能になった。さらに、
酵母M111株は、形態的に菌糸状と酵母状(単細胞
状)の二形性を持つが、凝集活性は酵母状でのほうが高
いという性質があるが、取得した変異株は培養初期から
酵母状の形態を示し、この点においても凝集処理に適し
た株である。
【0006】本発明は、これらの新知見を基礎とし、更
に検討の結果、遂に完成されたものである。以下、本発
明について詳しく述べる。
【0007】本発明に係る高凝集活性変異株は、繊維凝
集性酵母M111株(Trichosporonsp M111)を親株と
し、これを突然変異処理し、変異株の中から目的とする
株を分離することによって得られる。
【0008】突然変異処理は、常法にしたがって行い、
例えば紫外線照射、X線照射、N−メチル−N′−ニト
ロ−N−ニトロソグアニジン、2−アミノプリン、エチ
ルメタンスルホネート(EMS)等の処理を単独である
いは適宜組み合わせて、必要あればくり返して行う。
【0009】更に具体的には、本発明に係る高凝集活性
変異株は、次のようにして分離することができる。すな
わち、親株であるM111株を紫外線照射またはEMS
処理後、クエン酸0.3%を含むYPD寒天培地にコロ
ニーを形成させ、コロニー形状が親株と異なる株を分離
する。これらの株をYPD液体培地を用いバッフル付の
三角フラスコで130rpmで回転振とう培養し、得ら
れた菌体の形態およびセルロース繊維(KCフロック)
との凝集活性を希釈法により検定する。そして、変異株
の焼酎蒸留廃液に対する凝集性、固液分離効果、廃液濾
液を培地として用いた時の培養特性について親株との比
較を行う。
【0010】その結果、クエン酸YPD寒天培地上で形
態的に親株と異なる変異株を数株分離し、その中から増
殖性が良く、親株の1/2の菌体重量でも親株とほぼ等
しい繊維との凝集活性を示す株を分離できた。M111
株は菌糸状と酵母状の二形性を示し、凝集活性は酵母状
の場合の方が高い。変異株は振とう培養で酵母状の形態
を示し、親株に比べセルサイズが小さい上、増殖が早く
短時間で定常増殖に達し、最終酵母数も多くなった。し
かし最終菌体重量は親株と変わらなかった。培養液単位
当たり、または乾燥重量単位当たりのセルロース繊維と
の凝集活性は親株より高かったが、菌体単位数当たりの
凝集活性には差が認められなかった。
【0011】以上のことより、変異株の効果は細胞のサ
イズが小さくなったことによって、培養液単位当たりの
酵母数が多くなり凝集活性が親株に勝さったものと推定
された。なお、変異株の基本的な菌学的性質、1菌数当
たりの繊維凝集活性及び蒸留廃液処理能力は親株との間
に格別の差は認められなかった。
【0012】また更に、本発明は、この新規変異株のす
ぐれた性質の利用も包含するものであって、その一例と
して、酒類蒸留廃液の固液分離、廃水処理システムの利
用が挙げられる。
【0013】通常の廃液とは異なり、特に、酒類の蒸留
廃液のような高濃度の有機物とともに固形分を含む溶液
を浄化処理するには、まず固形分の除去が必須の前処理
工程となっているが、この前処理に関して充分に満足で
きる方法はいまだ開発されていない。そこで、本発明者
らは、蒸留廃液等に含まれる固形分を速やかに凝集さ
せ、固液分離を容易に実施できる方法の開発を課題と
し、この課題を解決するために各方面から鋭意研究を行
った結果、固形分を除去する技術において、固形分含量
の高い蒸留廃液に更に植物繊維という固形分を添加する
という全く技術常識に逆行する処理を行い、更に今回分
離するのに成功したトリコスポロン属による微生物処理
を併用することにより、高濃度廃液の固液分離をきわめ
て効率的に行うことに成功した。
【0014】本発明は、このような新知見に基づきなさ
れたものであって、その基本的技術思想は、植物繊維ま
たは植物繊維を主成分とする混合物とともにトリコスポ
ロンに属する新菌株を、固形分を含む食品廃水に添加し
て速やかに固形分を凝集させ、容易に固形分を分離除去
する点である。
【0015】本発明に係る廃水処理システムにおいて
は、今回新たに分離するのに成功したトリコスポロン属
に属する新規酵母変異株、トリコスポロン スピーシー
ズM111−HAG−No3(Trichosporon sp M111-H
AG−No 3)(FERM P-14997)を使用するが、この酵母変
異株としては、分離した酵母変異株の菌体自体やその胞
子のほか、ウエットケーキ、培養液、培養物、その濃縮
ないしペースト化物、希釈物等酵母含有物もすべて使用
することができ、また、廃液を処理した後に得られる酵
母含有物を少なくとも一部返送使用することも可能であ
る。
【0016】本発明においては、微生物処理に当り、処
理対象廃液に植物繊維及び/又はその含有物を添加して
おくことが必要である。その添加量は、使用する植物繊
維や処理対象廃液の種類等によって異なるが、廃液量に
対して乾燥固形分として少なくとも0.1%程度は必要
である。好適には0.1〜30%、更に好適には0.5
〜20%程度である。
【0017】植物繊維としては、KC−フロックW−5
0(武田薬品工業株式会社製品)といった植物繊維製
品;オカラ、バガス、ビート粕、ヌカ類、フスマ類、脱
穀粕、澱粉製造粕等の農産製造粕;クエン酸等有機酸発
酵粕、醤油粕、アルコール製造粕等の発酵粕;木材ない
し果実パルプ類;こ(れら)の工場の排水汚泥その他が
例示される。
【0018】酒類蒸留廃液としては、麦、米、ソバ等を
原料とした焼酎蒸留廃液、及び/又は、アルコール蒸留
廃液等各種酒類蒸留時に副生する廃液が広く対象として
包含される。こ(れら)の酒類蒸留廃液に、上記した植
物繊維(その含有物)を添加混合しておき、これに今回
分離したトリコスポロン属変異株(その培養物、含有物
及び/又はその処理物)を接種してインキュベートする
と、添加直後から固形物が凝集、沈澱してくる。
【0019】このようにして固液分離して分離された液
状部は、汚染度が低い場合にはそのまま河川等に放流
し、それができない場合には、常用される廃液処理、例
えば活性汚泥や各種の微生物を用いる処理、物理的処
理、化学的処理又はこれらの結合によって処理すれば良
く、きわめて効率的に処理が行われる。
【0020】他方、液体と分離された固形部は、そのま
ま、あるいは脱水してペースト状とし、あるいは更に乾
燥せしめて、飼料、肥料、土壌改良材、人工土壌等とし
て有効に利用することができるし、必要あれば植物繊維
として本発明において再利用することも可能である。ま
た、希望するのであれば、焼却したり、土壌還元したり
することも可能である。該固形部は安全性に問題がない
ため、この処理をしても二次公害をひき起すおそれはな
い。
【0021】以下、本発明の実施例について述べる。
【0022】
【実施例1】Trichosporon sp M111株(親株)をYPD
培地(イーストエキス、ペプトン、グルコース含有培
地)で30時間振とう培養後、遠心分離により集菌し、
50mMクエン酸緩衝液(pH4.1)に1×108cel
ls/mlの濃度で懸濁し、15Wの紫外線灯下15cmの
距離で3分間照射した。照射後の生菌率は15%であっ
た。照射後の菌体をクエン酸0.3%を含むYPD寒天
培地に、1シャーレ当たりコロニーが400個程度にな
るように塗布した。以上の操作はすべて無菌的に行っ
た。得られた5万コロニーについて、コロニーの形態が
親株と異なる株を7株選抜した。このようにして分離し
た7株(M111-No 1〜M111-No 7)についてYPD液体培
地を用い、バッフル付の三角フラスコで130rpmで
振とう培養した。培養24時間後と48時間後の増殖菌
数を下記表1に示す。
【0023】
【表1】
【0024】上記結果から明らかなように、7株の内M
111−No3株とM111−No6株の2株が親株よ
りもすぐれた増殖性を示した。
【0025】
【実施例2】上記実施例によりすぐれた増殖性が実証さ
れた2変異株(M111-No 3、M111-No6)について、セルロ
ース繊維との凝集活性試験を行った。
【0026】上記2変異株(及び対照としての親株)の
48時間培養後の菌体を含む培養液を原液、及び1/
2、1/4、1/8、1/16に希釈したものを、植物
性繊維KC−フロックW−50(武田薬品工業株式会社
製品)の0.5%水溶液0.5mlに、それぞれ25μ
l添加して、凝集活性を検定した。その結果得られた、
菌体培養液とセルロース繊維との凝集活性比較試験結果
を下記表2に示す。
【0027】
【表2】
【0028】上記結果から明らかなように、増殖性の高
い2変異株は、親株よりも凝集性が高いことが確認され
た。これら2変異株の内、特にすぐれた増殖性及び凝集
性を示すM111−No3株は、顕微鏡観察の結果、親
株よりも酵母状を示す菌体割合が高く、その大きさが小
さいことが確認されたことから、本菌株を新変異株と同
定し、これをトリコスポロン スピーシーズM111−
HAG−No3(Trichosporon sp M111-HAG-No 3)と
新たに命名し、工業技術院 生命工学工業技術研究所に
FERM P−14997として寄託した。
【0029】
【実施例3】蒸留廃液の培地としての適性試験は、麦焼
酎減圧蒸留廃液を3000rpm、15分間遠心分離
し、その上澄液のNo5A濾紙濾過液を数段階に希釈し
たものを培地として用い行った。対照としてYPD培地
を使用した。結果を表3に示す。減圧蒸留廃液の遠心分
離上澄液は原液では粘性が高く充分攪拌されなかったた
めに菌の生育が悪かったが、2倍希釈ではYPD培地と
同等の増殖を示した。また、培養菌体のKCフロックと
の凝集性にも差が認められなかった。
【0030】
【表3】
【0031】以上の結果から、麦焼酎蒸留廃液の固液分
離後の2倍希釈上澄液が培養に利用でき、培養コストの
低減が可能であることが示された。このように、M11
1株の培養において、廃液処理後の液部そのもの、又は
希釈したものがそのままで(一般に、栄養源等の添加を
必要としないが、希望するのであれば、栄養源等の添加
はもちろん可能である。)培地として利用できる点は、
培養のための高価な培地基材を使用することなく、処理
対象廃液をリサイクルして利用できる点で特に工業的な
面から優れている。
【0032】
【実施例4】麦製焼酎の減圧蒸留廃液100gに、植物
性繊維、菌体懸濁液の順に添加して、固液分離のための
濾過性の改善の評価を行った。植物性繊維としてKC−
フロックW−50(武田薬品工業株式会社製品)を1%
濃度となるよう添加し攪拌後、Trichosporon sp. M111-
HAG-No 3(FERM P-14997)菌体懸濁液を最終濃度が2×1
7cells/mlとなるように添加し、総量110mlとし
た。
【0033】(濾過条件)桐山ロートS−60(有限会
社 桐山製作所製品)(直径60mm)の底面にステンレス
製網(330mesh、45μm孔径)を敷き、その上に凝集させ
た廃液を注ぎ、△P66.6KPaで吸引濾過した。試
験は室温(20℃)で行い、所定時間に得られた濾過液
量を測定し、その結果を図1に示した。
【0034】(結果)上記結果から明らかなように、麦
焼酎蒸留廃液及びソバ焼酎蒸留廃液のいずれにおいて
も、本発明(KCフロック+菌体併用)によれば、きわ
めてすぐれた固液分離が達成され、これらの廃液処理が
きわめて効率的に行われることが確認された。
【0035】
【発明の効果】本発明によって、新規酵母変異株が分
離、創製された。この変異株は、増殖速度が親株の約2
倍(わずか24時間で従来の株と同等の数に増殖する)
となって、きわめて増殖速度がはやく、しかも最終増殖
量も親株よりも多いというすぐれた特質を有するもので
ある。そのうえ、この変異株は、培養の初期から、菌糸
状ではなく、凝集活性の高い酵母状(単細胞状)の形態
を示し、凝集処理に好適な株である。
【0036】本発明は、この有用な新規変異株を分離、
創製したという著効のほかに、蒸留廃液を用いる効率的
な培養方法も開発し、また、これらの変異株の有用特性
を利用して、廃水処理、特に従来より処理がきわめて困
難であった酒類蒸留廃液を効率的に処理するという、実
用的ないし工業的な廃液処理を経済的に実施できるとい
う著効も奏される。
【0037】したがって、本発明によれば、この新規変
異株を用いる微生物処理と植物繊維処理を併用するとい
う全く新規な構成を採用することにより、高濃度の固形
分を含み、且つ粘度が高いために固液分離が非常に困難
であるため廃液処理がきわめて困難な蒸留廃液等の廃液
について、固液分離を単に可能にしただけでなく、きわ
めて短時間且つ効率的にそれを可能にすることにはじめ
て成功したものであって、特に実用化ないし工業化には
じめて成功したものである。
【0038】その結果、麦、米、ソバ等を原料とした各
種焼酎蒸留廃液やアルコール製造廃液等の酒類蒸留廃液
といった高濃度の固形分を含み、且つ粘度の高い廃液を
きわめて短時間に効率的に固液分離することができ、従
来長時間を要していたこれらの廃液処理が短時間で可能
となり、実用化ないし工業化がはじめて達成されたので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】麦焼酎廃液のM111−No3菌による凝集処
理を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12R 1:645) (72)発明者 下飯 仁 広島県東広島市西条町御薗字8511−14 国 税庁醸造研究所内 (72)発明者 藤井 力 広島県東広島市西条町御薗字8511−14 国 税庁醸造研究所内 (72)発明者 岩下 雄二郎 熊本県天草郡親和町小宮地11808 合名会 社 天草酒造内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高凝集活性を有することを特徴とする酵
    母変異株 トリコスポロン スピーシーズ M111−
    HAG−No3(Trichosporon sp M111-HAG-No 3)。
  2. 【請求項2】 酒類蒸留廃液を、植物性繊維及び/又は
    その含有物と請求項1に記載の酵母変異株とを用いて処
    理すること、を特徴とする廃液の固液分離方法。
  3. 【請求項3】 酒類蒸留廃液が、麦、米、ソバ等を原料
    とした焼酎蒸留廃液及び/又はアルコール蒸留廃液であ
    ること、を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 植物性繊維が、植物繊維製品、農産製造
    粕、発酵粕、木材ないし果実パルプ、及び/又はこ(れ
    ら)の工場の排水汚泥であること、を特徴とする請求項
    1〜請求項3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 酒類蒸留廃液に植物性繊維及び/又はそ
    の含有物とともに請求項1に記載の酵母変異株を添加し
    て廃液中の固形物を凝集せしめることを特徴とする酒類
    蒸留廃液の処理方法。
  6. 【請求項6】 請求項2〜請求項4のいずれか1項に記
    載の方法で固液分離した後、液状部を更に微生物処理、
    物理処理及び/又は化学処理すること、を特徴とする酒
    類蒸留廃液の処理方法。
  7. 【請求項7】 酒類蒸留廃液の液部及び/又はその希釈
    物を用いることを特徴とする、トリコスポロン スピー
    シーズ M111−HAG−No3(Trichosporon sp
    M111-HAG-No 3)の培養方法。
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