JPH0974627A - 引出し形回路遮断器のインターロック装置 - Google Patents

引出し形回路遮断器のインターロック装置

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JPH0974627A
JPH0974627A JP22434595A JP22434595A JPH0974627A JP H0974627 A JPH0974627 A JP H0974627A JP 22434595 A JP22434595 A JP 22434595A JP 22434595 A JP22434595 A JP 22434595A JP H0974627 A JPH0974627 A JP H0974627A
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drawer rail
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 引出し挿入機構が誤って操作されることな
く、回路遮断器本体の端子導体と外部接続導体に固着さ
れたジャンクションとの接続が十分で、しかも安定した
接続状態が維持できる引出し形回路遮断器のインターロ
ック装置を得る。 【解決手段】 固定枠22の側壁22aにおいて、端子
導体21の配置の中間に相当する位置に、締付け用ねじ
穴を設けた固定ブロック38を固着し、引出しレール3
2,33を挿入したとき固定ブロック38に当接する係
止部33dを引出しレール33の先端部に設け、固定ブ
ロック38に当接する係止部33dを固定ボルト42で
締付けて押し込むことができるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、保守・点検の際
に固定枠に対し引出し・挿入できるように構成された引
出し形回路遮断器において、特に、挿入した回路遮断器
を誤って引出すことのないように保持するためのインタ
ーロック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、例えば実公昭62−37375
号公報に示された従来の引出し形回路遮断器のインター
ロック装置を示す側面図である。図において、1は回路
遮断器本体、2は回路遮断器本体1の前面に突出した突
出部である。3は操作とってであり、手動操作できるよ
うに突出部2から突出して設けられており、回路遮断器
を手動操作で投入する場合に使用する。4はフロントカ
バー、5は回路遮断器本体1の両側に設けられた側板で
金属板で形成されたものである。6は戸車状に形成され
たローラであり、側板5に取付けられた軸7に回転可能
に支承されている。8は金属板で形成された固定枠であ
り、回路遮断器本体1をコ字状に包囲して外周壁を構成
すると共に、側板5に対向する側壁8bにレール部8a
が形成されている。9は引出しレールであり、固定枠8
の側壁8bの外面においてレール部8aに沿うように設
置され、前面側に引出すことができるように長孔9aが
形成されている。回路遮断器本体1はローラ6を介して
レール部8aの上に搭載され、引出しレール9を引出し
たときは、実公昭62−37375号公報の図5に示さ
れたように、引出した引出しレール9の上まで回路遮断
器本体1を引出すことができるように構成されている。
【0003】10は引出しレール9の支持ピンであり、
固定枠8に植設され、引出しレール9を支持するように
長孔9aに嵌められている。11は支持ピン10に回動
可能に支承されたストッパであり、回路遮断器本体1が
固定枠8に挿入されている状態では、折曲げ部11aは
引出しレール9の凹部(図示せず)に係合している。1
2は固定枠8とストッパ11の間に懸架されたつる巻き
ばねであり、図示のストッパ11が時計方向に回動する
ように付勢するものである。この付勢によりストッパ1
1の折曲げ部11aが引出しレール9の凹部(図示せ
ず)に係合している。13は案内ピンであり、引出しレ
ール9を固定枠8に収納するときの案内用に設けられて
いる。
【0004】14は手で握ることができるように形成さ
れた引出し用とってであり、回路遮断器本体1の側板5
に設置されている。15は固定ねじであり、固定枠8の
側壁8bを貫通して引出し用とって15に穿設されたね
じ孔に螺着されている。この固定ねじ15の螺着は、挿
入した回路遮断器本体1を固定枠8から誤って引出すこ
とのないように保持するためのロック機構を構成するも
のである。16は回路遮断器本体1の背面に突設された
端子導体、17は固定枠8の背面側に設置された外部接
続導体で、外部の母線導体に接続されるものである。1
8は複数枚の接触片とスプリングなどで形成されたジャ
ンクションであり、外部接続導体17に固着され、端子
導体16を差し込んで端子導体16と外部接続導体17
を接続するものである。なお、19は固定枠8の側壁を
補強するための補強板である。
【0005】上記のように構成された従来の引出し形回
路遮断器においては、回路遮断器本体1は常時は固定枠
8の内部に挿入されているが、保守・点検を行う際に、
必要に応じて回路遮断器本体1を引出すことがある。こ
の回路遮断器本体1の引出しは、先ず、ロック機構を構
成する固定ねじ15を取り外してロック状態を解除す
る。次に、外部接続導体17に固着されたジャンクショ
ン18から端子導体16が離脱開離するまで、引出し挿
入機構(図示せず)により回路遮断器本体1を引出す。
この状態においては、回路遮断器本体1の側板5に設置
された引出し用とって14が固定枠8の側壁8bから前
面側に露出する。その引出し用とって14を手で握って
引くことにより、回路遮断器本体1は引出しレール9に
搭載された状態で前面に引出される。この引出しにより
回路遮断器本体1は電源回路から開離されるので、安全
に保守・点検を行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の引
出し形回路遮断器のインターロック装置では、回路遮断
器本体1を固定枠8に挿入した状態で、端子導体16と
外部接続導体17との接続が不安定になることがあっ
た。即ち、ロック機構を構成する固定ねじ15の位置
は、上下の外部接続導体17の中心位置Cよりも下部に
あるので、ジャンクション18へ端子導体16を差し込
む場合に、回路遮断器本体1の上部が矢印Aで示す反時
計方向に回動し易い。つまり、ジャンクション18の接
触圧力が強いときには、端子導体16の差し込みがなさ
れず、回路遮断器本体1が矢印A方向に逃げてしまい、
その状態で固定ねじ15が螺着されることがある。この
回路遮断器本体1の回動により上側のジャンクション1
8に対する上側の端子導体16の差し込みが不十分に成
る場合がある。また、この状態において、回路遮断器本
体1に短絡電流が流れた場合には、遮断動作時における
可動接触子機構の電磁力によるはね返り力により、上側
の端子導体16の差し込み接続の状態が外れるおそれが
ある。従って、遮断動作の繰り返しにより接触不良を起
こして導通不良になったり、端子導体16とジャンクシ
ョン18が溶着して引出し操作が不可能になるなどの問
題点があった。また、ジャンクション18から端子導体
16を離脱開離させる場合、ロック機構の固定ねじ15
の取り外しを忘れると、引出し挿入機構(図示せず)の
操作により、引出し用とって14または固定ねじ15が
破壊されるという問題点があった。
【0007】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、引出し挿入機構が誤って操作さ
れることなく、回路遮断器本体1の端子導体16と外部
接続導体17に固着されたジャンクション18との接続
が十分で、しかも安定した接続状態が維持できる引出し
形回路遮断器のインターロック装置を得ることを目的と
する。また、回路遮断器本体1を固定枠8から引出す場
合に、ロック機構や引出し挿入機構を破壊しないように
構成された引出し形回路遮断器のインターロック装置を
得ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る引出し形
回路遮断器のインターロック装置は、外周壁を形成する
固定枠と、固定枠の両側の側壁面にそれぞれ装着され、
かつ、引出し・挿入自在に形成された引出しレールと、
引出しレールに搭載され、背面に端子導体を突設させた
回路遮断器本体と、端子導体に対しジャンクションを介
して接続されるように固定枠の背面側に設置された外部
接続導体と、回路遮断器本体の下側において回路遮断器
本体の前面側から操作できるように設置され、メインス
クリューとインサートスクリューの螺合により端子導体
とジャンクションとを接続または開離させる引出し挿入
機構と、引出し挿入機構に隣接して設けられ、回路遮断
器本体の前面側に突出しているときは引出し挿入機構の
操作ができないようにロックし、押し込んだときは引出
し挿入機構のロックを解除するように引出し挿入機構に
対して作用するロックプレートと、固定枠の側壁におけ
る端子導体の配置の中間に相当する位置に取付けられ、
締付け用ねじ穴を有する固定ブロックと、引出しレール
の先端部に設けられ引出しレールを挿入したとき固定ブ
ロックに当接する係止部と、固定ブロックに当接する係
止部を締付ける固定ボルトを備えたものである。
【0009】また、固定ボルトを固定ブロックに回動自
在に設けられたアームに内蔵させ、上記アームの回動に
連動して作動し先端にロックプレートと係合する作動片
を有するロック作動板をロックプレートに近接して設
け、アームを所定方向に回動したとき引出しレールを引
出し可能にすると共に、引出しレールを挿入して固定ブ
ロックに当接する引出しレールの係止部を固定ボルトで
締付けるときには、アームの逆方向の回動によりロック
作動板の作動片がロックプレートに係合してロックプレ
ートの押し込みを拘束するように構成したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1,図2はこの発明の一実施例である
引出し形回路遮断器のインターロック装置を示すもの
で、図1は側面図、図2は正面図である。図において、
20は回路遮断器本体であり、外周は合成樹脂製のケー
スで形成されている。21は回路遮断器本体20の背面
に突設された端子導体であり、21aは電源側の端子導
体、21bは負荷側の端子導体である。22は金属板で
形成された固定枠であり、回路遮断器本体20をコ字状
に包囲して外周壁を構成すると共に、回路遮断器本体2
0が後述の引出しレールを介して引出し・挿入できるよ
うに装着されている。23は固定枠22の背面側に設置
された外部接続導体で、外部の母線導体に接続されるも
のである。なお、23aは電源側、23bは負荷側の外
部接続導体である。24は複数枚の接触片とスプリング
などで形成されたジャンクションであり、外部接続導体
23に固着され、端子導体21を差し込んで端子導体2
1と外部接続導体23を接続するものである。
【0011】25は端子導体21とジャンクション24
とを接続または開離させる引出し挿入機構であり、図7
及び図8に詳細を示すように、インサートスクリュー2
6(雌ねじ部材)、メインスクリュー27(雄ねじ部
材)、スクリューロック28などにより構成され、回路
遮断器本体20の下側中央部近傍に設置されている。こ
の場合、インサートスクリュー26は固定枠22に固着
されている。メインスクリュー27は回動できるように
回路遮断器本体20の下側に設置されている。なお、メ
インスクリュー27の頭部には六角穴があり、回路遮断
器本体20の前面側から操作ハンドル(図示せず)によ
り回動操作できるように形成されている。このメインス
クリュー27を回動操作してインサートスクリュー26
にねじ込むことにより、端子導体21とジャンクション
24とが接続され、固定枠22に回路遮断器本体20が
固定される。また、メインスクリュー27をインサート
スクリュー26から外す方向に回動することにより、ジ
ャンクション24から端子導体21が離脱開離され、後
述の回路遮断器本体20の引出しが行われる。
【0012】図7及び図8の引出し挿入機構25につい
て詳細に説明すると、この引出し挿入機構25は、例え
ば、実願平3−75312号「引出形遮断器の位置ロッ
ク機構」の出願の明細書に示されたロック機構と同様の
ものである。即ち、28はスクリューロックであり、メ
インスクリュー27のロッド部27aに摺動自在に嵌装
されている。29はスクリューばねであり、図8に示す
ようにメインスクリュー27のロッド部27aに設けた
鍔部27bとスクリューロック28の間に嵌められ、ス
クリューロック28を矢印E方向に付勢している。30
はロックピンであり、スクリューばね29により付勢さ
れたスクリューロック28の凹部28aが嵌まるように
メインスクリュー27のロッド部27aに植設されてい
る。上記スクリューロック28の凹部28aにロックピ
ン30が嵌まった状態では、メインスクリュー27の回
動操作ができないように構成されている。なお、この引
出し挿入機構25には、引出しまたは挿入またはテスト
状態のそれぞれを表示するためのインジゲータ機構が組
込まれているが、この発明には直接関係しないので説明
を省略する。
【0013】50はメインスクリュー27に近接して設
けられたロックプレートであり、常時はスプリング(図
示せず)により付勢されて、図7のように一端が回路遮
断器本体20の前面側に突出するように設けられてい
る。このロックプレート50の他端はスクリューロック
28に係合するように形成されている。従って、上記の
ように一端が回路遮断器本体20の前面側に突出した状
態においては、図8において一点鎖線で示すようにスク
リューロック28の凹部28aがロックピン30に嵌ま
り、メインスクリュー27の回動操作ができない。ま
た、ロックプレート50は、図7において矢印D方向に
押し込むことができると共に、押し込んだ状態を係止で
きるようになされている。ロックプレート50を押し込
んだときには、スクリューロック28は図8において実
線で示すようにロックピン30から外れて、メインスク
リュー27の回動操作ができるように構成されている。
なお、上記の係止されたロックプレート50は手動操作
により係止を解除することができる。上記のように構成
された引出し挿入機構25により、端子導体21とジャ
ンクション24が開離され、そのあとは後述の引出しレ
ールにより引出される。また、挿入するときは、ジャン
クション24に対する端子導体21の差し込みもこの引
出し挿入機構25によりなされる。
【0014】101はこの発明の要部となるインターロ
ック装置であり、その詳細を図3ないし図6に示す。図
3は固定枠22に装着されたインターロック装置101
のインターロックが解除された状態を示す。図4はロッ
クされた状態を示す。図5はインターロック装置101
の拡大図、図6はロック作動板51の平面図である。図
において、31はレールサポートであり、固定枠22の
両側の側壁22aの内側に上下一対設置されている。3
2は第1の引出しレールであり、一対のレールサポート
31の間に支承され、矢印B方向に引出しできるように
形成されている。32aは第1の引出しレール32に設
けた長孔であり、この長孔32aが後述のようにローラ
36を転動させるためのレールになる。33は第1の引
出しレール32の内面(第1の引出しレール32と回路
遮断器本体20との間)において、上記第1の引出しレ
ール32に接して設けた第2の引出しレールである。な
お、第2の引出しレール33の板面には長孔33aが、
また、上縁には段部33b,33cが形成されている。
さらに、先端部分を外側に折り曲げて係止部33dが形
成されている。上記の段部33b,33cは、回路遮断
器本体20の側面にモールド成型により形成された係合
段部20b,20c(図1に示す)に係合し、回路遮断
器本体20と第2の引出しレール33とは一体的に動く
ように構成されている。なお、係合段部20b,20c
の位置は、端子導体21aと端子導体21bのほぼ中心
位置になるように配置されている。
【0015】34は戸車状に形成された第1のローラで
あり、固定枠22の側壁22aに植設された軸35に支
承され、長孔33aをレールにして第2の引出しレール
33即ち回路遮断器本体20を引出すように転動する。
36は戸車状に形成された第2のローラであり、第2の
引出しレール33に植設された軸37に支承され、第1
の引出しレール32の長孔32aをレールにして転動
し、回路遮断器本体20が引出される。つまり、第1段
階として、第2の引出しレール33の長孔33aをレー
ルにして回路遮断器本体20が前面側に引出される。こ
のとき、第1の引出しレール32も一緒に引出される。
次に第2段階として、第1の引出しレール32の長孔3
2aをレールにして回路遮断器本体20がもう1段階前
面側に引出される。このとき、第2のローラ36が長孔
32aの中を転動する。
【0016】図5において、38は固定枠22の側壁2
2aに固着された固定ブロックであり、前面側にねじ穴
38aが形成されている。なお、この固定ブロック38
は、端子導体21aと端子導体21bの配置の中間に相
当する位置に固着されている。39はアームであり、固
定ブロック38に植設されたピン40により回動可能に
支承されている。41はアーム39に一体的に形成され
たボルト受けであり、抜け止め用のねじ孔41a及び凹
部41bを有する。42は固定ボルト、43は押しばね
であり、ボルト受け41に嵌められアーム39に内蔵さ
れた構成になっている。44はアーム引きばねであり、
アーム39の掛止孔39aと固定ブロック38の掛止孔
38bとの間に掛止され、図5において、アーム39を
時計方向に回動させるように作用している。
【0017】上記構成において、アーム39を図1及び
図4に示す状態に回動した状態で、固定ボルト42が固
定ブロック38のねじ穴38aに螺着される。この場
合、第2の引出しレール33の先端部分を外側に折り曲
げて形成された係止部33dが、固定ブロック38に当
接し、ボルト受け41により締めつけられて、第2の引
出しレール33が引出しできないように挟持される。固
定ボルト42を外して、アーム39を図3のように回動
したときは、第1の引出しレール32及び第2の引出し
レール33が引出しできる。なお、固定ボルト42の頭
部には、メインスクリュー27の頭部の六角穴と同一の
六角穴があり、引出し挿入機構25の操作ハンドルを用
いて締めつけできる。
【0018】45は連結ピンであり、固定枠22の側壁
22aにおいて固定ブロック38の近傍に固着されたカ
バー46の折り曲げ部46aに穿設された貫通孔46b
を貫通し、先端(図示の下側)はL字状に折り曲げられ
ている。47は連結ピン引きばねであり、アーム39の
掛止孔39bと連結ピン45の掛止孔45aとの間に掛
止されている。48はロック作動板用押しばねである。
51はロック作動板、52は保持アングルであり、図6
に示すように形成されている。即ち、保持アングル52
はアングル部52aを有し、固定枠22の両側壁22a
の下部において、両側壁22aに対し橋架されている。
ロック作動板51は、両端部に連結用折り曲げ部51a
及び回動支点部51cが、また、中央部に作動片51b
が形成されたもので、保持アングル52のアングル部5
2aに設けた支点孔(図示せず)に回動支点部51cを
嵌めて、回動できるように構成されている。このロック
作動板51の連結用折り曲げ部51aに連結ピン45の
L字状に折り曲げられた先端が嵌められている。従っ
て、アーム39が図3のように回動したときは、ロック
作動板51はロック作動板用押しばね48の付勢力によ
り反時計方向に回動される。また、アーム39が図1及
び図4の状態にあるときは、連結ピン45が引き上げら
れて時計方向(図4において矢印E方向)に回動され
る。
【0019】上記のように固定ボルト42が固定ブロッ
ク38のねじ穴38aに螺着されたとき、つまり、ロッ
ク作動板51が時計方向に回動されたとき、作動片51
bが前記のロックプレート50に係合して、ロックプレ
ート50の押し込みができないようになる。ロックプレ
ート50の押し込みができないことは、前記のように、
スクリューロック28の凹部28aがロックピン30に
嵌まった状態であり、メインスクリュー27の回動操作
ができない。固定ボルト42による螺着を外したとき、
つまり、図3に示すように、ロック作動板51が反時計
方向に回動されたときは、作動片51bのロックプレー
ト50に対する係合が解除されるので、ロックプレート
50の押し込みができる。従って、メインスクリュー2
7の回動操作ができるので、回路遮断器本体20の引出
しが可能になる。
【0020】上記実施の形態による引出し形回路遮断器
のインターロック装置によれば、回路遮断器本体20の
端子導体21と固定枠22の外部接続導体23との接続
状態において、インターロック装置が、電源側の端子導
体21aと負荷側の端子導体21bのほぼ中間位置に配
設され、固定ブロック38に固定ボルト42を螺合する
ことにより、第2の引出しレール33の係止部33dが
締めつけ挟持される。この締めつけ挟持は、引出し挿入
機構25による端子導体21とジャンクション24との
接続状態が不十分であったとしても、インターロック装
置により矯正されて十分な接続状態が得られる。なお、
上記説明においては、アーム39に固定ボルト42が内
蔵されたものを示したが、アーム39を設けず固定ボル
ト42だけを用いたものであっても同様の効果が得られ
る。
【0021】また、アーム39に固定ボルト42が内蔵
された構成により、固定ブロック38に第2の引出しレ
ール33の係止部33dを締めつけたものは、第1の引
出しレール32及び第2の引出しレール33が共に引出
しできなくなるが、同時に、ロック作動板51により引
出し挿入機構25がロックされるので、誤って引出し挿
入機構25を操作するような不安も解消される。
【0022】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0023】端子導体とジャンクションとの接続が十分
な接続状態になるので、短絡電流が流れた場合も、回路
遮断器本体の可動子群の電磁力によるはね返り力の衝撃
によっても、端子導体がジャンクションから外れるよう
な問題点が解消され、端子導体とジャンクションとの接
触不良や溶着を防止することができる。
【0024】また、引出しレールをロックしているとき
には、引出し挿入機構ロックされるので、インターロッ
ク装置や引出しレールなどを破損するような誤操作の問
題が解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の一形態である引出し形回路
遮断器のインターロック装置を示す側面図である。
【図2】 この発明の実施の一形態である引出し形回路
遮断器のインターロック装置を示す正面図である。
【図3】 この発明のインターロック装置を装着した側
面図である。
【図4】 この発明のインターロック装置を装着した側
面図である。
【図5】 この発明のインターロック装置の詳細図であ
る。
【図6】 この発明のロック作動板の平面図である。
【図7】 引出し挿入機構とロック作動板の関係を示す
断面図である。
【図8】 引出し挿入機構の一部分を示す拡大図であ
る。
【図9】 従来の引出し形回路遮断器の側面図である。
【符号の説明】
20 回路遮断器本体、21 端子導体、22 固定
枠、22a 側壁、23 外部接続導体、24 ジャン
クション、25 引出し挿入機構、26 インサートス
クリュー、27 メインスクリュー、28 スクリュー
ロック、32 第1の引出しレール、33 第2の引出
しレール、33d 係止部、38 固定ブロック、39
アーム、42 固定ボルト、45 連結ピン、51
ロック作動板、51b 作動片、101 インターロッ
ク装置。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周壁を形成する固定枠と、上記固定枠
    の両側の側壁面にそれぞれ装着され、かつ、引出し・挿
    入自在に形成された引出しレールと、上記引出しレール
    に搭載され、背面に端子導体を突設させた回路遮断器本
    体と、上記端子導体に対しジャンクションを介して接続
    されるように上記固定枠の背面側に設置された外部接続
    導体と、上記回路遮断器本体の下側において上記回路遮
    断器本体の前面側から操作できるように設置され、メイ
    ンスクリューとインサートスクリューの螺合により上記
    端子導体とジャンクションとを接続または開離させる引
    出し挿入機構と、上記引出し挿入機構に隣接して設けら
    れ、上記回路遮断器本体の前面側に突出しているときは
    上記引出し挿入機構の操作ができないようにロックし、
    押し込んだときは上記引出し挿入機構のロックを解除す
    るように上記引出し挿入機構に対して作用するロックプ
    レートと、上記固定枠の側壁における上記端子導体の配
    置の中間に相当する位置に取付けられ、締付け用ねじ穴
    を有する固定ブロックと、上記引出しレールの先端部に
    設けられ上記引出しレールを挿入したとき上記固定ブロ
    ックに当接する係止部と、上記固定ブロックに当接する
    係止部を締付ける固定ボルトを備えたことを特徴とする
    引出し形回路遮断器のインターロック装置。
  2. 【請求項2】 固定ボルトを固定ブロックに回動自在に
    設けられたアームに内蔵させ、上記アームの回動に連動
    して作動し先端にロックプレートと係合する作動片を有
    するロック作動板を上記ロックプレートに近接して設
    け、上記アームを所定方向に回動したとき引出しレール
    を引出し可能にすると共に、上記引出しレールを挿入し
    て上記固定ブロックに当接する引出しレールの係止部を
    上記固定ボルトで締付けるときには、上記アームの逆方
    向の回動によりロック作動板の作動片が上記ロックプレ
    ートに係合してロックプレートの押し込みを拘束するよ
    うに構成したことを特徴とする請求項1記載の引出し形
    回路遮断器のインターロック装置。
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