JP2001016717A - 引出形遮断器ユニット - Google Patents

引出形遮断器ユニット

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JP2001016717A
JP2001016717A JP11183892A JP18389299A JP2001016717A JP 2001016717 A JP2001016717 A JP 2001016717A JP 11183892 A JP11183892 A JP 11183892A JP 18389299 A JP18389299 A JP 18389299A JP 2001016717 A JP2001016717 A JP 2001016717A
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shutter
circuit breaker
drive lever
draw
shutter drive
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JP11183892A
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Tomonari Kurata
智成 倉田
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シャッタが開状態における遮断器の挿入動作を
防ぐ。 【解決手段】引出形遮断器ユニット1Aの左側に固定し
た段付ねじ付ピン8を軸として後部が上下に揺動するシ
ャッタ駆動レバー6Aを設け、このシャッタ駆動レバー
6Aの後端をユニットの奥の下側の主回路断路部3Bの
前方のシャッタ5Bを固定するシャッタ支持枠の下端と
連結する。引出形遮断器ユニット1Aの右側に固定した
段付ねじ付ピン8にはシャッタ駆動レバー6A(6B)
を対称的に設け、このシャッタ駆動レバーの後端は、上
側の主回路断路部3Aの前方のシャッタ5Aを固定する
シャッタ支持枠の下端と連結する。これらのシャッタ駆
動レバーには、前端が開口した蛇行溝を形成し、この蛇
行溝に対して、遮断器の両側のローラ2dを嵌合させて
シャッタ駆動レバー6A(6B)を揺動させ、シャッタ
5A,5Bを開閉する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属閉鎖形スイッ
チギヤなどに組み込まれる引出形遮断器ユニットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図8は、金属閉鎖形スイッチギヤの箱体
の内部に上下に多段に収納される従来の引出形遮断器ユ
ニットの一例を示す右側面図で、鎖線で示す引出形遮断
器が断路位置の直前にある状態を示す。また、図9は、
図8の状態の引出形遮断器が接続位置まで挿入された状
態を示す。
【0003】図8及び図9において、略L字形に製作さ
れた引出形遮断器ユニット1Bの後部の縦枠1cには、
エポキシ樹脂の注型成形で製作された主回路断路部3C
が上下に2段に貫設され、この主回路断路部3Cの絶縁
筒の軸心には、前端に破線で示す接触子が突き出た中心
導体3bが前後を突き出してあらかじめ埋設されてい
る。
【0004】引出形遮断器ユニット1Bの下部の左右に
は、ガイドレール1dが平行に設けられ、これらのガイ
ドレール1dの上端の中央部には、詳細省略した段付ね
じ付ピン1eが内側から挿入されて外側から固定されて
いる。これらの段付ねじ付ピン1eには、略へ字状に製
作されたシャッタ駆動レバー6Cの前端がガイドレール
1dの内側に連結されている。
【0005】縦枠1cの左右の内側には、図示しないシ
ャッタ案内枠が主回路断路部3Cの前端の横の位置に対
称的に立設され、これらのシャッタ案内枠には、上下方
向に長い複数の案内溝が等間隔に加工されている。
【0006】これらのシャッタ案内枠の対向側には、横
断面がL字形に形成されたシャッタ支持枠が縦に設けら
れ、これらのシャッタ支持枠の外側(シャッタ案内枠
側)には、複数の案内ピンが等間隔に突設され、これら
の案内ピンの先端は、シャッタ案内枠に形成された案内
溝に遊嵌している。
【0007】これらのシャッタ支持枠の上部の前面に
は、耐食アルミ合金板から短冊状に製作された上部シャ
ッタ5Cが横に添設され、複数のボルトでシャッタ支持
枠に固定されている。
【0008】同じく、左右のシャッタ支持枠の下部の前
面にも、上部のシャッタ5Cと同一品の下部シャッタ5
Dが横に添設され、ボルトで固定され、このうち、上部
シャッタ5Cは、上側の主回路断路部3Cの絶縁筒の前
面を覆っており、下部シャッタ5Dは、下側の主回路断
路部3Cの前面を覆っている。
【0009】なお、これらのシャッタは、金属閉鎖形ス
イッチギヤの品質を規定する国際規格(IEC.298)や
この規格をもとに制定された日本電機工業会規格JEM
1425(5、103 項)などで規定されている。左右のシャ
ッタ支持枠の下端は、シャッタ駆動レバー6Cの後端に
連結ピンを介して連結されている。
【0010】縦枠1cの左右の内側の中間部には、密着
巻のコイルばね10の上端のフック部が係止され、コイル
ばね10の下端のフック部は、シャッタ駆動レバー6Cの
後端のフック穴に係止されている。この結果、左右のコ
イルばね10は、シャッタ駆動レバー6Cやシャッタ5
C,5Dの重みで僅かに伸長している。
【0011】このように構成された引出形遮断器ユニッ
トにおいては、このユニットの前方から鎖線で示すよう
に挿入された引出形真空遮断器2Bは、前端に固定され
た取手2gを把持した操作員によって、同図の矢印Cに
示すように主回路断路部3Cの方向に挿入されること
で、図9に示す接続位置まで挿入される。
【0012】すると、この引出形真空遮断器2Bは、後
方に突き出た図示しない雌形の接触子が主回路断路部3
Cの中心導体3bの前端に突き出た雄形の接触子と嵌合
することで、主回路が接続され、図示しない負荷と電源
側に接続される。
【0013】この引出形真空遮断器の挿入過程におい
て、この引出形真空遮断器の左右の側板の下部から突き
出たローラ2dは、シャッタ駆動レバー6Cの上端面を
転動し、このシャッタ駆動レバー6Cの前方に形成され
た段付部に達すると、この段付部の上面に接触し、この
シャッタ駆動レバー6Cを前端の段付ねじ付ピン1eを
軸に下方に揺動させる。
【0014】すると、左右のシャッタ駆動レバー6Cの
後端に下端が連結された左右のシャッタ支持枠も下方に
駆動され、コイルばね10を引き伸ばすとともに、シャッ
タ5C,5Dを図9に示すように下ろして開状態とす
る。このシャッタ5C,5Dの開動作によって、引出形
真空遮断器2Bの後部の接触子は、主回路断路部3Cの
接触子に前述したように嵌合する。
【0015】逆に、図9の状態の引出形真空遮断器2B
を引き出すときには、ローラ2dがシャッタ駆動レバー
6Cの前方の段付部に達することで、シャッタ駆動レバ
ー6Cはコイルばね10の復帰力で後部が上昇し、これに
伴って連動するシャッタ5C,5Dは図8の状態に復帰
する。
【0016】なお、定期点検などで、電源側から切り離
された主回路断路部3Cの接触子を点検するときには、
シャッタ支持枠の下端を鎖錠具11で縦枠1cの下部に固
定することで、シャッタ5C,5Dを開状態とし、接触
子の表面の荒れの状態などを前方から視認する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
構成された引出形遮断器ユニットにおいては、定期点検
が終了して引出形真空遮断器2Bをユニットの内部に挿
入するときに、万一、前述した鎖錠具11が外されていな
かった場合には、接続位置まで挿入されるおそれがあ
る。もし、接続位置の前の点検位置などで操作回路を接
続すると、上下の主回路断路部が引出形真空遮断器2B
で接続されるおそれもある。
【0018】すると、引出位置と断路位置では、安全上
シャッタが閉状態でなければならない、となっている前
述した規格に整合できなくなる。そこで、本発明の目的
は、安全且つ確実にシャッタを動作させることのできる
引出形遮断器ユニットを得ることである。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1に対応する発明
は、内部に収納する真空遮断器の断路位置から接続位置
への挿入で後部の上下の可動側接続具が接続される固定
側接続具と、これらの固定側接続具の前方に上下動自在
に設けられたシャッタと、真空遮断器から突設された押
圧具に係合し真空遮断器の断路位置から接続位置への挿
入でシャッタを固定側接続具の前方から退避させ接続位
置から断路位置への引き出しでシャッタを復帰させるシ
ャッタ駆動レバーを備えた引出形遮断器ユニットにおい
て、押圧具が嵌合する蛇行溝をシャッタ駆動レバーに形
成し、このシャッタ駆動レバーの前端に上端が連結され
下端が引出形遮断器ユニットに軸支され断路位置に挿入
される真空遮断器の押圧具が当接する揺動リンクを設け
たことを特徴とする。
【0020】請求項2に対応する発明の引出形遮断器ユ
ニットは、シャッタ駆動レバーを、遮断器位置から挿入
される真空遮断器の押圧具で後部が下方に移動し下側の
シャッタを下側に退避させる第1のシャッタ駆動レバー
と、遮断位置から挿入される真空遮断器の押圧具で後部
が上方に揺動し上側のシャッタを上側に退避させる第2
のシャッタ駆動レバーとで構成したことを特徴とする。
【0021】請求項3に対応する発明の引出形遮断器ユ
ニットは、シャッタ駆動レバーを、押圧具が嵌合する蛇
行溝を形成した案内レバーと、この案内レバーを外周に
固定し引出形遮断器ユニットに軸支される駆動レバーと
で構成したことを特徴とする。
【0022】このような手段によって、請求項1に対応
する発明では、シャッタが開のときに引出形遮断器ユニ
ットに挿入される真空遮断器は、この真空遮断器の押圧
具が当接する揺動リンクで挿入不能とする。
【0023】請求項2に対応する発明では、下側のシャ
ッタは後部が下側に揺動する第1のシャッタ駆動レバー
で退避させ、上側のシャッタは後部が上方に揺動する第
2のシャッタで退避させる。
【0024】請求項3に対応する発明では、シャッタの
いつが塀の位置からずれると、蛇行溝への押圧具の嵌合
を防ぐシャッタ駆動レバーで真空遮断器の挿入動作を不
能とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の引出形遮断器ユニ
ットの一実施形態を図面を参照して説明する。図1は、
本発明の引出形遮断器ユニットの一実施形態を示す右側
面図で、従来の技術で示した図8に対応し、この図8と
同様に挿入された引出形真空遮断器が断路位置にある状
態を示す。また、図2は接続位置を示す。
【0026】図1及び図2において、従来の技術で示し
た図8及び図9と異なるところは、特にシャッタ駆動レ
バーの構造とこのシャッタ駆動レバーの前端に連結され
る揺動リンクを設けたことで、シャッタの動作方向も一
部異なっている。
【0027】なお、図1及び図2で示したシャッタ駆動
レバー6Aは、ユニットの前方(すなわち、図1の左
側)から見て左側に取り付けられた状態を示し、このシ
ャッタ駆動レバー6Aと対称的に図1及び図2では示し
ていないが右側に取り付けられたシャッタ駆動レバー
は、後述する図5(b)に示すように、図1で示すシャ
ッタ駆動レバー6Aとは取付姿勢が上下逆となってい
る。
【0028】すなわち、図1及び図2で示す左側のシャ
ッタ駆動レバー6Aは、引出形遮断器ユニット1Aの左
側の側板に対して、図1のシャッタ駆動レバー6Aの拡
大詳細図である図4のB−B拡大断面図を示す図5
(a)で示した段付ねじ付ピン8を介して、この段付ね
じ付ピン8の軸を軸として前後が上下に揺動自在に取り
付けられている。なお、図3は図1及び図4で示したシ
ャッタ駆動レバー6Aの平面図である。
【0029】このシャッタ駆動レバー6Aは、図3,図
4及び図5(a)で示すように、耐食アルミニウム合金
板から折り曲げて製作された略へ字状のレバー6aと、
このレバー6aの以下説明する折り曲げ部に添設され複
数のリベットでレバー6aにかしめられる略三角形の案
内板6bとで略角筒状に形成されている。
【0030】このうち、レバー6aには、後方に帯板状
の連結部6a1が突設され、この連結部6a1の後端に
は、ピン嵌合溝6a3が斜めに加工されている。レバー
6aには、連結部6a1の前方の略三角形の部分の各辺
に対して、図5(a)に示す二段折り曲げ部6a2が図
4の破線で示すように形成されている。
【0031】案内板6bは、レバー6aの二段折り曲げ
部6a2の外側に外周が一致するように重ねられ、図4
に示すように16本のリベット9でレバー6aにかしめら
れている。
【0032】案内板6bの前方の上部には、図4で示す
ように長方形の切欠き部6b2があらかじめ形成され、
レバー6aには切欠き部6b2の中心部と対向する位置
に対して、図5(a)で示すようにシャッタ駆動レバー
6Aをユニットの左側に図5(a)で示すように軸支す
る段付ねじ付ピン8が外側から挿入されている。
【0033】案内板6bには、図4で示すように蛇行し
た溝6b1が加工され、この溝6b1には、前端がラッ
パ状となる水平部6b3の後端に続く第1,第2,第3
の斜行部を形成している。
【0034】案内板6bの前端の下部には、リンク連結
穴4Aが加工され、レバー6aには、溝6b1の第3の
斜行部の中間やや前方と対置する位置に対して、後述す
るレバー復帰棒の上端と連結するねじ付段付ピンが固定
されるピン連結穴4Bが加工されている。
【0035】図5(b)は、図1で示した引出形遮断器
ユニットの前方(すなわち、図1の左側)から見て右側
に取り付けられるシャッタ駆動レバー6Bを示す図で、
図4に対応し、紙面の制約上縮小して示している。な
お、図5(b)の姿勢は図1及び図4と同様に断路位置
を示す。
【0036】図5(b)に示すように、このシャッタ駆
動レバー6Bは、左側のシャッタ駆動レバー6Aと全く
同一に製作されているが、リンク連結穴4Aの位置だけ
が異なっている。
【0037】再び図1において、上側のシャッタ5A
は、ユニットの後部右側に対して従来と同様に縦設され
たシャッタ支持枠の上端に右端だけが固定されている。
一方、下側のシャッタ5Bは、ユニットの後部左側に対
して縦設されたシャッタ支持枠の下端に左端だけが固定
されている。したがって、上下のシャッタ5A,5Bは
個別のシャッタ支持枠に片側だけが固定されている。
【0038】これらのシャッタ支持枠も、従来と同様に
ユニットの後部の左右に縦設された図示しないシャッタ
案内枠の溝に遊嵌する複数の案内ピンを介して上下動自
在となっている。
【0039】このうち、左側のシャッタ支持枠の下端
は、シャッタ駆動レバー6Aの後端のピン案内溝6a3
にピンを介して連結され、同様に右側のシャッタ支持枠
の下端も、図5(b)で示した姿勢のシャッタ駆動レバ
ー6Bの後端のピン案内溝6a3にピンを介して連結さ
れている。
【0040】引出形真空遮断器2Aの左右の側板には、
図示しない段付ねじ付ピンを介して、従来と同様にロー
ラ2dが取り付けられ、このうち左側のローラ2dは、
図1においてはシャッタ駆動レバー6Aの案内溝6b1
の水平部6b3の後端にあり、右側のローラ2dも図5
で示すシャッタ駆動レバー6Bの案内溝6b1の水平部
6b3の後端にある。
【0041】引出形遮断器ユニット1Aの後部の縦枠1
bの中間部には、主回路断路部3Aが上側に貫設され、
この主回路断路部3Aの下側に主回路断路部3Bが貫設
され、これらの主回路断路部3A,3Bの上下の間隔は
従来の技術で示した図8の主回路断路部3Cと比べて狭
くなっている。
【0042】上下の主回路断路部3A,3Bの中心部に
は、中心導体3aが従来と同様にあらかじめ埋設され、
上側の主回路断路部3Aの絶縁円筒部は後部の上部に切
欠き部を形成し、下側の主回路断路部3Bは後部の下部
に切欠き部を形成し、上部は上方から下部は下方から導
体が接続されるように配慮されている。
【0043】引出形遮断器ユニット1Aの左右のガイド
レール1aの前方には、帯板状の揺動リンク7の基端が
図示しない段付ねじ付ピンを介して支えられている。こ
の揺動リンク7の上端には溝が斜めに形成され、この溝
には、シャッタ駆動レバー6A,6Bの前端のリンク連
結穴4Aに基端が固定された図示しない段付ねじ付ピン
の先端が嵌合している。
【0044】揺動リンク7の上端の前面側には、斜面部
が形成され、上端には曲面部が形成されている。引出形
遮断器ユニット1Aの後部の下部の両側には、シャッタ
駆動レバー6A,6Bを軸支する段付ねじ付ピン8の高
さの位置に対して、図示しないピンが側板から内側に突
設されている。
【0045】これらのピンには、鋼板から製作された図
示しない略矢印状のレバー復帰棒の後端がこの後端の中
央部に長手方向に形成された溝を介して挿入されてい
る。このレバー復帰棒の外周には、コイル状のレバー復
帰ばねが挿入され、このレバー復帰ばねの後端はピンに
当接し、レバー復帰棒の矢印部となる先端は、図示しな
い段付ねじ付ピンを介してシャッタ駆動レバー6A,6
Bの前述したピン穴4Bに連結されている。
【0046】レバー復帰ばねは、レバー復帰棒の先端の
矢印部の首下部に前端が当接し、図1及び図3〜5の状
態のシャッタ駆動レバー6A,6Bでは僅かに圧縮され
ており、図2で示す接続位置では、後部が下方に揺動し
たシャッタ駆動レバー6A,6Bによって更に圧縮され
る。
【0047】図1において、引出形真空遮断器2Aの前
端に立設された前面枠2aの両側には取手2gが取り付
けられ、前面枠2aの後方には図示しない真空バルブを
収納する絶縁枠2cが立設され、この絶縁枠2cの後部
には、この絶縁枠2cに前端が固定された接続導体2e
が示され、この接続導体2eの後端に雌形の接触子2f
が取り付けられている。
【0048】次に、このように構成された引出形遮断器
ユニットにおいて、引出位置における引出形真空遮断器
を接続位置まで挿入し、この接続位置から引き出す過程
におけるシャッタ駆動レバー6A,6B及びシャッタ5
A,5Bの動作を図6及び図7を含めて説明する。
【0049】まず、引出し位置に図6で示すように挿入
された引出形真空遮断器2Aは、この引出形真空遮断器
2Aの左右の側板から突き出たローラ2dが復帰リンク
7の中間部の前面と対置する。
【0050】この状態の引出形真空遮断器を引出形遮断
器ユニットに更に挿入するときには、ユニットの右側前
方に組み込まれた図示しない鎖錠片をまず解錠してハン
ドル2gを把んで後方に押す。
【0051】すると、引出形真空遮断器2Aの左右のロ
ーラ2dは、揺動リンク7の前面に接触する。すると、
このリンク7は、この揺動リンク7の上端に前端が連結
されたシャッタ駆動レバー6Aの後端に連結されたシャ
ッタ支持枠が、保守・点検のための鎖錠具で固定されて
いるときには揺動しないので、引出形真空遮断器2Aは
挿入できない。したがって、シャッタの動作が鎖錠具で
鎖錠されていることを操作員は知ることができる。
【0052】操作員が鎖錠具を外して引出形真空遮断器
2Aを挿入すると、この引出形真空遮断器のローラ2d
は揺動リンク7を押しながらこの揺動リンク7の上面か
ら斜面部を転動して進むとともに、揺動リンク7の後方
への揺動でシャッタ駆動レバー6A,6Bは、段付ねじ
付ピン8を軸として反時計方向に駆動され、下側のシャ
ッタ5Bは上方へ上側のシャッタ5Aは下方へ駆動され
る。
【0053】ローラ2dが揺動リンク7の上端の曲面部
を過ぎると、ローラ2dは、図7の(ロ)で示すように
案内溝の水平部6b3が水平となったシャッタ駆動レバ
ー6A,6Bの案内溝の水平部6b3の前端に導かれ、
水平部6b3に進入し、上下のシャッタ5A,5Bは主
回路断路部の前面を覆う位置となる(注;以下の説明
は、錯綜を避けるために、左側のシャッタ駆動レバー6
Aとこれと連動する下側のシャッタ5Bに限定して行
う)。
【0054】引出形真空遮断器が断路位置まで挿入され
ると、ローラ2dは図1のシャッタ駆動レバー6Aと同
姿勢の図7の(ハ)に示すように、案内溝の水平部6b
3の後端の位置となる。
【0055】次に、この断路位置の引出形真空遮断器を
更に挿入すると、ローラ2dは水平部6b3の後端に続
く第1の斜行部に進入し、この第1の斜行部の下側の内
側を押圧しながら進入し、この結果、シャッタ駆動レバ
ー6Aは後部が時計方向に揺動し、シャッタ5Bは下降
する。
【0056】更に、引出形真空遮断器を挿入してローラ
2dが第2の斜行部の後端に達すると、シャッタ5Bは
図2の位置まで下降し、主回路断路部3Bは完全に露出
して、引出形真空遮断器の後端の接触子は主回路断路部
への挿入が可能となるとともに、シャッタ駆動レバー6
Aの案内溝6b1の後端の斜行部は水平の状態となる。
【0057】以後は、引出形真空遮断器を接続位置まで
挿入する過程で、シャッタ駆動レバー6Aは水平を維持
して揺動せず、したがってシャッタ5Bはその位置を維
持する。
【0058】接続位置まで挿入された引出形真空遮断器
を引き出すときには、前述した動作の逆となって、断路
位置まで引き出されると、シャッタ5Bは図1に示すよ
うに主回路断路部3Bの前方まで上昇して、この主回路
断路部3Bの前方を遮蔽する。
【0059】さらに、この断路位置から図6で示す引出
し位置まで引き出す過程では、シャッタ駆動レバー5B
の案内溝の水平部6b3は水平となっているので、シャ
ッタ5Bは閉の位置を維持し、ローラ2dが水平部6b
3の前端から脱出すると、シャッタ駆動レバー6Aは、
この後端に先端が連結された前述したレバー復帰枠に挿
入されたレバー復帰ばねの復帰力で図1の状態を維持す
る。
【0060】一方、右側のシャッタ駆動レバー6Bは、
取付姿勢がシャッタ駆動レバー5Aと上下逆に取り付け
られているだけで、シャッタ5Aが閉のときは、図5
(b)に示す“シャッタ閉”の姿勢であり、ローラ2d
が断路位置から更に進入すると、図4とは逆向きのシャ
ッタ駆動レバー6Bの案内溝6b1によって後部が上方
に揺動して、シャッタ5Aを図1の矢印A1に示すよう
に上方に駆動する。
【0061】したがって、逆に接続位置から断路位置ま
で引き出すときには、シャッタ5Aは後部が下方に揺動
して図5(b)の位置となり、主回路断路部3Aの前方
を遮蔽する。
【0062】このように構成された引出形遮断器ユニッ
トにおいては、保守・点検時にシャッタ駆動レバー6
A,6Bの後端を鎖錠具で図2及び図6に示す姿勢で鎖
錠した状態で、万一、引出形遮断器を図6で示すように
断路位置に挿入する場合には、ローラ2dが揺動リンク
7の前面に当接する。
【0063】ここで、もし、無理に真空遮断器を押して
も、シャッタ駆動レバー6A,6Bは後端を固定した鎖
錠具で揺動しないので、揺動リンク7は後方に揺動せ
ず、真空遮断器の挿入を防ぐことができるだけでなく、
操作員に対してその状態を知らせることができる。
【0064】なお、上記実施形態では、上側の主回路断
路部3Aと下側の主回路断路部3Bの間隔が狭くて、上
側のシャッタ5Aは上方に退避し、下方のシャッタ5B
は下方に退避するので、上下のシャッタは個別に駆動さ
れる場合で説明したが、従来の技術で示した図8及び図
9に示すように、上下のシャッタが同一方向(図8,図
9では下方)に退避する場合には、右側のシャッタ駆動
レバー6Bをシャッタ駆動レバー6Aと同一取付姿勢と
する(注;但し案内溝が対向するように勝手違いに製作
する)ことで、対応することができる。
【0065】同じ理由で、上下のシャッタを上方に退避
させる場合には、左側のシャッタ駆動レバー6Aを右側
のシャッタ駆動レバー6Bと同一取付姿勢とすることで
対応することができる。
【0066】さらに、上記実施形態では、引出形真空遮
断器の後方に突き出た接続部が接続位置で嵌合する主回
路断路部が、引出形遮断器ユニットの後端に設けられた
例で説明したが、金属閉鎖形スイッチギヤの箱体側の仕
切りに設けられた場合でも同様に対応することができ
る。
【0067】
【発明の効果】請求項1に対応する発明によれば、内部
に収納する真空遮断器の断路位置から接続位置への挿入
で後部の上下の可動側接続具が接続される固定側接続具
と、これらの固定側接続具の前方に上下動自在に設けら
れたシャッタと、真空遮断器から突設された押圧具に係
合し真空遮断器の断路位置から接続位置への挿入でシャ
ッタを固定側接続具の前方から退避させ接続位置から断
路位置への引き出しでシャッタを復帰させるシャッタ駆
動レバーを備えた引出形遮断器ユニットにおいて、押圧
具が嵌合する蛇行溝をシャッタ駆動レバーに形成し、こ
のシャッタ駆動レバーの前端に上端が連結され下端が引
出形遮断器ユニットに軸支され断路位置に挿入される真
空遮断器の押圧具が当接する揺動リンクを設けること
で、シャッタが開のときに引出形遮断器ユニットに挿入
される真空遮断器は、この真空遮断器の押圧具が当接す
る揺動リンクで挿入不能としたので、安全且つ確実にシ
ャッタを動作させることのできる引出形遮断器ユニット
を得ることができる。
【0068】請求項2に対応する発明によれば、シャッ
タ駆動レバーを、遮断器位置から挿入される真空遮断器
の押圧具で後部が下方に移動し下側のシャッタを下側に
退避させる第1のシャッタ駆動レバーと、遮断位置から
挿入される真空遮断器の押圧具で後部が上方に揺動し上
側のシャッタを上側に退避させる第2のシャッタ駆動レ
バーとで構成することで、下側のシャッタは後部が下側
に揺動する第1のシャッタ駆動レバーで退避させ、上側
のシャッタは後部が上方に揺動する第2のシャッタで退
避させたので、安全且つ確実にシャッタを動作させるこ
とのできる引出形遮断器ユニットを得ることができる。
【0069】請求項3に対応する発明によれば、シャッ
タ駆動レバーを、押圧具が嵌合する蛇行溝を形成した案
内レバーと、この案内レバーを外周に固定し引出形遮断
器ユニットに軸支される駆動レバーとで構成すること
で、シャッタのいつが塀の位置からずれると、蛇行溝へ
の押圧具の嵌合を防ぐシャッタ駆動レバーで真空遮断器
の挿入動作を不能としたので、安全且つ確実にシャッタ
を動作させることのできる引出形遮断器ユニットを得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の引出形遮断器ユニットの一実施形態を
示す右側面図で、断路位置を示す。
【図2】本発明の引出形遮断器ユニットの一実施例を示
す右側面図で、接続位置を示す。
【図3】本発明の引出形遮断器ユニットの左側に組み込
まれるシャッタ駆動レバーを示す平面図。
【図4】図3の前面図。
【図5】(a)は、図4のB−B断面拡大図、(b)は
本発明の引出形遮断器ユニットの右側に組み込まれるシ
ャッタ駆動レバーを示す右側面図。
【図6】本発明の引出形遮断器ユニットの作用を示す右
側面図で、引出形真空遮断器が断路位置に挿入される前
の段階を示す。
【図7】本発明の引出形遮断器ユニットの作用を示す説
明図で、シャッタ駆動カバーの姿勢の変化を示す図。
【図8】従来の引出形遮断器ユニットの一例を示す右側
面図断路位置の直前の状態を示す。
【図9】図8の状態の引出形遮断器ユニットが接続状態
に移行した状態を示す右側面図。
【符号の説明】
1A,1B…引出形遮断器ユニット、2A,2B…引出
形真空遮断器、2d…ローラ、3A,3B,3C…主回
路断路部、3a,3b…中心導体、4A…リンク連結
穴、4B…ピン連結穴、5A,5B,5C,5D…シャ
ッタ、6A,6B…シャッタ駆動レバー、6a…レバ
ー、6b…案内板、7…揺動リンク、8…段付ねじ付ピ
ン、9…リベット、10…コイルばね、11…鎖錠具。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に収納する真空遮断器の断路位置か
    ら接続位置への挿入で後部の上下の可動側接続具が接続
    される固定側接続具と、これらの固定側接続具の前方に
    上下動自在に設けられたシャッタと、前記真空遮断器か
    ら突設された押圧具に係合し前記真空遮断器の前記断路
    位置から接続位置への挿入で前記シャッタを前記固定側
    接続具の前方から退避させ前記接続位置から断路位置へ
    の引き出しで前記シャッタを復帰させるシャッタ駆動レ
    バーを備えた引出形遮断器ユニットにおいて、前記押圧
    具が嵌合する蛇行溝を前記シャッタ駆動レバーに形成
    し、このシャッタ駆動レバーの前端に上端が連結され下
    端が前記引出形遮断器ユニットに軸支され断路位置に挿
    入される前記真空遮断器の前記押圧具が当接する揺動リ
    ンクを設けたことを特徴とする引出形遮断器ユニット。
  2. 【請求項2】 前記シャッタ駆動レバーを、前記遮断器
    位置から挿入される前記真空遮断器の押圧具で後部が下
    方に移動し下側のシャッタを下側に退避させる第1のシ
    ャッタ駆動レバーと、前記遮断位置から挿入される前記
    真空遮断器の押圧具で後部が上方に揺動し上側のシャッ
    タを上側に退避させる第2のシャッタ駆動レバーとで構
    成したことを特徴とする請求項1記載の引出形遮断器ユ
    ニット。
  3. 【請求項3】 前記シャッタ駆動レバーを、前記押圧具
    が嵌合する蛇行溝を形成した案内レバーと、この案内レ
    バーを外周に固定し前記引出形遮断器ユニットに軸支さ
    れる駆動レバーとで構成したことを特徴とする請求項1
    又は請求項2記載の引出形遮断器ユニット。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2018055829A1 (ja) 2016-09-26 2018-03-29 株式会社日立産機システム スイッチギヤ
CN109326969A (zh) * 2018-11-19 2019-02-12 江苏天港箱柜有限公司 改进型高压开关柜
CN109672108A (zh) * 2019-02-26 2019-04-23 济南轨道交通集团有限公司 一种应用于牵混所内的自动小车

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