JPH0974587A - 衛星系/地上系統合移動通信システム - Google Patents

衛星系/地上系統合移動通信システム

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Publication number
JPH0974587A
JPH0974587A JP8152335A JP15233596A JPH0974587A JP H0974587 A JPH0974587 A JP H0974587A JP 8152335 A JP8152335 A JP 8152335A JP 15233596 A JP15233596 A JP 15233596A JP H0974587 A JPH0974587 A JP H0974587A
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JP
Japan
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satellite
communication system
terrestrial
mobile communication
base station
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Pending
Application number
JP8152335A
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English (en)
Inventor
Yasuki Nishi
泰樹 西
Susumu Ueno
晋 上野
Takashi Ueda
隆 上田
Kiyoto Nagata
清人 永田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
NTT Mobile Communications Networks Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既に使用されている地上系移動通信システム
用の端末を使用しても衛星系移動通信システムにアクセ
スし得る衛星系/地上系統合移動通信システムを提供す
ること。 【解決手段】 衛星系移動通信システムと、地上系移動
通信システムと、地上系移動通信システムを介して通信
が可能な子局又は移動機と、衛星系移動通信システムを
介して通信を行う機能11と地上系移動通信システムの基
地局の機能12とを有する親局9-1又はサテライトゾーン
基地局とからなる。親局9-1と子局とはデュアルモード
移動機を構成し、サテライトゾーン基地局は地上セルラ
サービスエリア外で衛星サービスエリア内に位置する。
子局は、地上セルラサービスエリア内では地上系移動通
信システムを介して直接通信し、地上セルラサービスエ
リア外で衛星サービスエリア内にある時は親局9-1又は
サテライトゾーン基地局を介して衛星系移動通信システ
ムを用いて通信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衛星系移動通信シ
ステムと地上系移動通信システムの両方にアクセス可能
な移動局を用いた衛星系/地上系統合移動通信システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】地上系移動通信システムは、主要都市や
幹線道路を中心に展開されており、現在の日本のサービ
スエリアは、面積率で30%以上、人口カバー率で70
%以上と言われている。しかしながら、地上系移動通信
システムを用いて日本全土をカバーするのは、無線基地
局コスト及び伝送路コストの点で非常に不経済である。
【0003】この問題を解決するために衛星を用いた衛
星系移動通信システムが導入されようとしている。衛星
系移動通信システムは、都市部等に集中した大容量トラ
ヒックの取り扱いには不向きであるが、全国に分散した
密度の低いトラヒックの扱いには経済的に有利であり、
地上系移動通信システムとは逆の特徴を持つ。
【0004】このため、衛星系移動通信システムと地上
系移動通信システムの両方にアクセス可能なデュアルモ
ード移動機を導入することにより、衛星系移動通信シス
テムと地上系移動通信システムの両方の利点を活かした
経済的に有利な統合移動通信システムの実現が可能とな
る。
【0005】衛星系/地上系統合移動通信システムに使
用するものとして従来提案されているデュアルモード移
動機は、図1に28として示すように、衛星系移動機部
29、地上系移動機部30、共通部33から構成されて
いる。
【0006】衛星系移動機部29は、アンテナ部13、
該アンテナ部13に接続されるRF部17、該RF部1
7に接続される変復調部18、該変復調部18に接続さ
れる信号組み立て分解部19、及び、該信号組み立て分
解部19に接続される制御部35から構成されており、
一方、地上系移動機部30は、アンテナ部34、該アン
テナ部34に接続されるRF部36、該RF部36に接
続される変復調部37、該変復調部37に接続される信
号組み立て分解部38、及び、該信号組み立て分解部3
8に接続される制御部39から構成され、これらは衛星
系移動機部29の対応する要素からは独立して設けられ
ている。
【0007】共通部33は、衛星系移動機部29の信号
組み立て分解部19あるいは地上系移動端末機区画30
の信号組み立て分解部38のいずれかを選択して接続す
るための切り換えスイッチ40、システム選択等の制御
を行う選択制御部42、該切り換えスイッチ40と接続
されるコーデック部41、及び、該コーデック部41と
接続されるハンドセット43から構成される。
【0008】ここで、図1のデュアルモード移動機28
が公衆網の端末との通信に使用される場合について説明
する。
【0009】即ち、図2は、デュアルモード移動機28
が地上系セルラサービスエリアの外部にいる場合に公衆
網の端末と通信を行う場合を示す図である。図2におい
て、システムは、衛星系サービスエリア3をカバーする
衛星1、衛星系基地局2、地上系セルラサービスエリア
5をカバーするセルラ系基地局4、該基地局2及び4と
接続される移動通信網6、該移動通信網6と接続される
公衆網7、及び、該公衆網7に設けられる端末8を有す
る。デュアルモード移動機28は、図1の構成にあるよ
うに、衛星系移動機部29及び地上系移動機部30を有
する。
【0010】図2に示すようにデュアルモード移動機2
8が地上系セルラサービスエリア5の外部にいる場合に
は、デュアルモード移動端末機28は、衛星1、衛星系
基地局2、移動通信網6及び公衆網7を介して端末8と
接続される衛星系移動機部29を用いて、図2に示され
る経路31により端末8と通信を行う。
【0011】一方、図3は、デュアルモード移動機28
が地上系セルラサービスエリア5の内部にいる時に公衆
網7の端末8と通信する場合を示す。この場合には、デ
ュアルモード移動機28は、セルラ系基地局4、移動通
信網6、公衆網7を介して端末8に接続される地上系移
動機部30を用いて、図3に示される経路32により端
末8と通信を行う。なお、デュアルモード移動機28が
地上系セルラサービスエリア5の内部にいるかどうかの
判定は、地上系移動通信システムの受信レベルに従って
行われる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述したような衛星系
移動通信システムと地上系移動通信システムの両方にア
クセス可能なデュアルモード移動機を導入すれば、移動
通信システムのオペレータ側からみれば、経済的にサー
ビスエリアを拡大するのに有効な手段となるが、ユーザ
側からみれば、新たな移動機を購入して衛星サービスに
加入する必要があるという問題がある。
【0013】又、地上系移動通信システムは既に社会に
十分浸透し、利便性の高い携帯端末が導入されている
が、これに対して今後導入される衛星系移動通信システ
ムにおいて地上系移動通信システムと同様の携帯端末を
誕生させるには何等かの技術的ブレイクスルーが必要で
あると考えられる。
【0014】既に地上系移動通信システム用の携帯端末
を有している地上系移動通信システムのユーザが衛星系
/地上系統合移動通信システムを使用しようとする場合
には、このユーザは既に使用している携帯端末から衛星
系/地上系統合移動通信システム用の可搬端末へ変更す
る必要があるが、デュアルモード移動機は、機能増加に
伴い端末が大型化するために利便性が低下するという問
題があるとともに、今まで使用していた地上系移動通信
システム用の携帯端末が全く無駄になるという問題もあ
る。
【0015】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、既に使用されている地上系移
動通信システム用の端末を使用して衛星系移動通信シス
テムにもアクセスし得る衛星系/地上系統合移動通信シ
ステムを提供することにある。
【0016】又、本発明は、ユーザに不都合を生ずるこ
となく経済的にサービスエリアを拡大するのに有効な手
段を移動通信システムオペレータに提供可能な衛星系/
地上系統合移動通信システムを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、衛星サービスエリアをカバーする衛星系
移動通信システムと、地上セルラサービスエリアをカバ
ーする地上系移動通信システムと、該地上系移動通信シ
ステムを介して通信が可能な子局及び該衛星系移動通信
システムを介して通信を行う機能と該地上系移動通信シ
ステムの基地局の機能とを有する親局から形成されるデ
ュアルモード移動機とを有する衛星系/地上系統合移動
通信システムであって、前記子局は、前記地上セルラサ
ービスエリア内にあるときは地上系移動通信システムを
介して直接通信を行い、前記地上セルラサービスエリア
外で前記衛星サービスエリア内にあるときは該親局を介
して前記衛星系移動通信システムを用いて通信を行う衛
星系/地上系統合移動通信システムを提供する。
【0018】又、本発明は、衛星サービスエリアをカバ
ーする衛星系移動通信システムと、地上セルラサービス
エリアをカバーする地上系移動通信システムと、前記地
上セルラサービスエリア外で前記衛星サービスエリア内
に位置し、該衛星系移動通信システムの移動機の機能及
び該地上系移動通信システムの基地局の機能を有するサ
テライトゾーン基地局と、前記地上セルラサービスエリ
ア内にあるときは地上系移動通信システムを介して直接
通信を行い、前記地上セルラサービスエリア外で前記衛
星サービスエリア内にあるときは前記衛星系移動通信シ
ステムを用いて前記サテライトゾーン基地局を介して通
信を行う移動機とを有する衛星系/地上系統合移動通信
システムを提供する。
【0019】又、本発明は、衛星サービスエリアをカバ
ーする衛星系移動通信システムと地上セルラサービスエ
リアをカバーする地上系移動通信システムとによって形
成される衛星系/地上系統合移動通信システムのための
デュアルモード移動機装置であって、該地上系移動通信
システムを介して通信が可能な子局と、該衛星系移動通
信システムを介して通信を行う機能と該地上系移動通信
システムの基地局の機能とを有する親局と、から形成さ
れ、前記子局は、前記地上セルラサービスエリア内にあ
るときは地上系移動通信システムを介して直接通信を行
い、前記地上セルラサービスエリア外で前記衛星サービ
スエリア内にあるときは該親局を介して前記衛星系移動
通信システムを用いて通信を行うデュアルモード移動機
装置を提供する。
【0020】本発明は、衛星サービスエリアをカバーす
る衛星系移動通信システムと、地上セルラサービスエリ
アをカバーする地上系移動通信システムと、移動機とに
よって形成される衛星系/地上系統合移動通信システム
のためのサテライトゾーン基地局装置であって、該衛星
系移動通信システムの移動機の機能を実現するための衛
星系移動機部と、該地上系移動通信システムの基地局の
機能を実現するための地上系基地局部とを有し、前記地
上セルラサービスエリア外で前記衛星サービスエリア内
に位置し、上記移動機が、前記地上セルラサービスエリ
ア外で前記衛星サービスエリア内にあるときは前記衛星
系移動通信システムを用いて当該サテライトゾーン基地
局を介して通信を行うものであることを特徴とするサテ
ライトゾーン基地局装置を提供する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図4〜6を参照して、本発
明に係る衛星系/地上系統合移動通信システムの第1実
施形態について詳細に説明する。
【0022】この第1実施形態では、移動局は、地上系
移動通信システムを介して通信可能な子局と、衛星系移
動通信システムを介して通信を行う機能及び地上系移動
通信システムの基地局の機能を有する親局とによって形
成されるデュアルモード移動機の形で設けられている。
【0023】親局は、衛星系移動通信システムを地上系
基地局機能のエントランスとして用いて、その周囲に地
上系移動通信システム用のマイクロサービスエリアを形
成する。この親局の構成の詳細は以下で説明する。
【0024】子局は、地上系移動通信システムのセルラ
サービスエリア内に位置するときは地上系移動通信シス
テムを介して直接通信を行い、地上系移動通信システム
のセルラサービスエリア外に位置するときは親局によっ
て提供されるマイクロサービスエリアを用いて通信を行
う。この子局には、通常の地上系移動通信システムの携
帯端末として従来用いられているものを使用することが
できる。
【0025】この第1実施形態のこの衛星系/地上系統
合移動通信システムにおいて移動局として使用されるデ
ュアルモード移動機の親局は、図4に示すような構成を
有し、ここで親局9−1は、衛星系移動機部11と地上
系基地局部12とから構成されている。
【0026】衛星系移動機部11は、アンテナ部13、
該アンテナ部13と接続されるRF部17、該RF部1
7と接続される変復調部18、該変復調部18と接続さ
れる信号組み立て分解部19、及び、該信号組立分解部
19と接続される制御部20を有している。
【0027】地上系基地局部12は、アンテナ部14、
該アンテナ部14と接続されるRF部21、該RF部2
1と接続される制御回線用の変復調部22と信号組み立
て分解部23、該RF部21と接続される通信回線用の
変復調部24と信号組み立て分解部25、該RF部21
に接続されこの親局9−1周辺の地上系移動通信システ
ムが使用している無線回線の受信レベルを測定するため
のレベル測定部26、及び、レベル測定部26及び衛星
系移動機部11の制御部20に接続され地上系基地局部
12における動作制御と衛星系移動機部11に対するタ
イミング制御とを行うための共通制御部27を有する。
【0028】衛星系移動機部11の信号組み立て分解部
19は更に、地上系基地局部12の制御回線用信号組み
立て分解部23と接続され、信号組み立て分解部23及
び25は更に地上系基地局部12の共通制御部27と接
続される。
【0029】親局9−1の地上系基地局部12は、レベ
ル測定部26を用いて予め定められた時間間隔で周辺の
地上系移動通信システムが使用している無線チャネルの
受信レベルをモニタし、この親局9−1が使用できる無
線回線を自律的に決定して周辺の他のシステムとの電波
干渉を回避している。
【0030】図5は、図4の親局9−1を用いて公衆網
に設けられた端末と通信を行う場合における第1実施形
態の衛星系/地上系統合移動通信システムの全体構成を
示す。
【0031】この図5は、デュアルモード移動機が地上
セルラサービスエリアの外に位置するときに公衆網の端
末と通信する状態を示す。図5において、システムは、
衛星系サービスエリア3をカバーする衛星1、衛星系基
地局2、地上セルラ系サービスエリア5をカバーするセ
ルラ系基地局4、該基地局2及び4と接続される移動通
信網6、該移動通信網6と接続される公衆網7、及び、
該公衆網7に設けられる端末8を有する。親局9−1
は、図4の構成にあるように、衛星系移動機部11及び
地上系基地局部12を有する。又、子局9−2は、親局
9−1の地上系基地局部12によって提供されるマイク
ロサービスエリア10内に設置される。
【0032】図5に示すように、親局9−1が地上系セ
ルラサービスエリア5の外部に位置する場合には、親局
9−1の地上系基地局部12は、衛星系移動機部11を
エントランスとして用いて、自局の周辺にマイクロサー
ビスエリア10を提供している。従って、子局9−2
は、親局9−1の提供するマイクロサービスエリア10
を用いて図5に示される経路15−1及び15−2によ
り、衛星1、衛星系基地局2、移動通信網6及び公衆網
7を介して、端末8に接続される。
【0033】一方、図6は、親局9−1を用いずに公衆
網に設けられた端末と通信を行う場合における第1実施
形態の衛星系/地上系移動通信システムの全体構成を示
す。
【0034】この図6は、デュアルモード移動機が、地
上セルラ系サービスエリア5の内部にいる場合に公衆網
7の端末8と通信する状態を示す。この場合、子局9−
2は、セルラ系基地局4に直接アクセスすることによっ
て端末8と通信を行い、図6に示される経路16によ
り、セルラ系基地局4、移動通信網6及び公衆網7を介
して端末8に接続される。
【0035】図6のこの状態から、図5にあるように親
局9−1が地上セルラ系サービスエリア5の外部に移動
してきた場合には、子局9−2はそれまで受信していた
制御チャネルを失うので、子局9−2は、制御チャネル
をスキャンして親局9−1の送信する制御チャネルをハ
ントし、親局9−1に対して位置登録を実施する。子局
9−2からの位置登録を受信すると、親局9−1は、衛
星系移動機部11を用いて衛星系移動通信システムに対
して位置登録を行い、デュアルモード移動機の親局9−
1を衛星系移動通信システムに登録する。この時点で、
発着信ともに衛星系移動通信システムを経由して実施す
ることが可能となる。
【0036】逆に、図5の状態から、親局9−1が図6
にあるように地上セルラ系サービスエリア5の内部に移
動してきた場合には、親局9−1は、周辺のセルラ系基
地局4の制御チャネルの受信が可能となるので、これに
より親局9−1は地上セルラ系サービスエリア5内に移
動したことを知ることができる。
【0037】従って、親局9−1は、地上セルラ系サー
ビスエリア5内に移動したことを知ると、報知情報でセ
ルラ系基地局4の制御チャネルを報知するとともに、現
在親局9−1が送信している制御チャネルの周波数と位
置情報を変更し、これにより子局9−2のチャネルスキ
ャンを促す。
【0038】この結果、子局9−2は、それまでハント
していた制御チャネルが無くなるので、それまで受信し
ていた報知情報に従ってチャネルスキャンを行って地上
系移動通信システムの制御チャネルをハントし、位置登
録を行う。この時点で、子局9−2は地上系移動通信シ
ステムに対する直接発着信が可能となる。
【0039】子局9−2にチャネルスキャンを促す場合
に親局9−1が制御チャネルの周波数だけでなく位置情
報をも変更するのは、子局9−2が誤って再度親局9−
1の制御チャネルをハントした場合を検出するためであ
る。即ち、位置情報を変更しておけば、位置登録を行う
ので、子局9−2が地上系移動通信システムに移らなか
った場合を認識することが可能となる。この場合には、
再度同じ動作を繰り返し行うことになる。
【0040】又、従来のデュアルモード移動機の場合と
同様に、親局9−1は公衆網の端末と以下のように接続
することが可能である。
【0041】即ち、親局9−1が図5に示すように地上
セルラ系サービスエリア5の外部に位置する場合、親局
9−1は、衛星1、衛星系基地局2、移動通信網6及び
公衆網7を介して端末8と接続される衛星系移動機部1
1によって、図5に示される経路15−2により端末8
と接続できる。
【0042】上述したように、この第1実施形態におい
ては、移動局は、地上系移動通信システムを介して通信
可能な子局と、衛星系移動通信システムを介して通信を
行う機能及び地上系移動通信システムの基地局の機能を
有する親局とによって形成されるデュアルモード移動機
の形で設けられ、子局は、地上系移動通信システムのセ
ルラサービスエリア内に位置するときは地上系移動通信
システムを介して直接通信を行い、地上系移動通信シス
テムのセルラサービスエリア外に位置するときは親局に
よって提供されるマイクロサービスエリアを用いて通信
を行う。
【0043】従って、従来使用されていた利便性の高い
通常の地上系移動通信システム用携帯端末をデュアルモ
ード移動機の子局として使用することができ、既に使用
している携帯端末を無駄にすることなく、地上系移動通
信システム用の移動機を用いて衛星系移動通信システム
へのアクセスができる衛星系/地上系統合移動通信シス
テムの提供が可能となる。
【0044】又、ユーザに不都合を生じることなく、経
済的にサービスエリアを拡大するのに有効な手段を移動
通信システムオペレータに提供可能な衛星系/地上系統
合移動通信システムの提供が可能となる。
【0045】次に、図7〜11を参照して、本発明に係
る衛星系/地上系統合移動通信システムの第2実施形態
について詳細に説明する。
【0046】この第2実施形態では、地上系移動通信シ
ステムの地上セルラサービスエリアの外側での移動通信
に関して、システムは、衛星系移動通信システムにおけ
る移動機の機能と地上系移動通信システムの基地局の機
能とを有するサテライトゾーン基地局を備えている。
又、システムは、セルラ系基地局を介して地上系移動通
信システムを用いる通信、あるいはサテライトゾーン基
地局及び衛星系基地局を通じて衛星系移動通信システム
を用いる通信のいずれも行える移動機も備えている。
【0047】図7は、この第2実施形態に係る衛星系/
地上系統合移動通信システムの全体構成を示す図であ
る。図7において、システムは、衛星系サービスエリア
3をカバーする衛星1、衛星系基地局2、地上セルラサ
ービスエリア5をカバーするセルラ系基地局4、該基地
局2及び4と接続される移動通信網6、該移動通信網6
と接続される公衆網7、及び、該公衆網7に設けられる
端末8を有する。更に、システムは、地上セルラサービ
スエリア5の外側に位置しサテライトゾーンサービスエ
リア70をカバーするサテライトゾーン基地局90、及
び、サテライトゾーンサービスエリア70内に位置する
移動機71を有する。
【0048】この図7は、移動機71が地上セルラサー
ビスエリア5の外側に位置する時に、サテライトゾーン
基地局90を介して、衛星系移動通信システムをエント
ランスとして使用して、公衆網7の端末8と通信する状
態を示す。
【0049】経済的理由から、セルラ系基地局4はユー
ザの多い地域にしか設置できないため、地上セルラサー
ビスエリア5を拡大してサービスを提供すべき全域をカ
バーするのは困難であるが、第2実施形態の衛星系/地
上系統合移動通信システムでは、地上のエントランス通
信回線を必要としないサテライトゾーン基地局90を設
けることによって、地上系移動通信システムのサービス
エリアを追加形成することを可能としている。
【0050】第2実施形態の衛星系/地上系統合移動通
信システムにおけるサテライトゾーン基地局90は、図
8に示すような構成を有し、ここでサテライトゾーン基
地局90は、衛星系移動通信システムをエントランスと
して使用するための衛星系移動機部91、移動機71と
通信するための地上系基地局部92、及び、共通制御部
93から構成されている。
【0051】衛星系移動機部91は、衛星系アンテナ7
4、該衛星系アンテナ74と接続される衛星系RF部7
5、及び、該衛星系RF部75と接続される複数の衛星
移動機76−1〜76−mを有する。なお、衛星移動機
76−1〜76−mの各々が独自の衛星系アンテナ及び
衛星系RF部を有する場合には、図8に示す衛星系アン
テナ74及び衛星系RF部75を別個に設ける必要はな
い。
【0052】地上系基地局部92は、地上系アンテナ7
7、該地上系アンテナ77と接続される地上系RF部7
8、制御回線用送受信機79、および、該地上系RF部
78と接続される複数の通信回線用送受信機80−1〜
80−nから構成されている。
【0053】共通制御部93は、衛星移動機76−1〜
76−mと通信回線用送受信機80−1〜80−nとの
通信路の切り換え接続を行うためのm×nスイッチ8
1、このサテライトゾーン基地局90に位置登録を行う
移動機71の情報を記憶する情報メモリ部83、およ
び、該衛星移動機76−1〜76−m、制御回線用送受
信機79、通信回線用送受信機80−1〜80−n及び
情報メモリ部83と接続され地上系基地局部92のシー
ケンス制御、衛星移動機76−1〜76−mの使用状況
の管理およびm×nスイッチ81の制御を行う制御部8
2から構成されている。
【0054】次に、以上のように構成される図8のサテ
ライトゾーン基地局90を用いた第2実施形態の衛星系
/地上系統合移動通信システムの動作を、図9〜図11
に示すシーケンス図を参照して説明する。
【0055】まず、図9を参照して、位置登録シーケン
スについて説明する。
【0056】移動機71からサテライトゾーン基地局9
0へ制御回線経由で「位置登録要求」が送られてくる
と、サテライトゾーン基地局90の制御部82は、衛星
移動機76−1〜76−mのうち現在使用されていない
1つの衛星移動機76−iを選択し、この選択した衛星
移動機76−iを使用して、衛星1を介して衛星系基地
局2に「位置登録要求」を送信する。
【0057】それから、この「位置登録要求」は衛星系
基地局2から移動通信網6へ送信され、該移動通信網6
で位置登録が受け付けられると、衛星1を経由して「位
置登録受付」が返ってくる。これに応じて、サテライト
ゾーン基地局90の制御部82は、「位置登録要求」を
送信した移動機71に「位置登録受付」を返送するとと
もに、情報メモリ部83に書き込み指令を送出して、該
情報メモリ部83に移動機情報を記憶する。
【0058】次に、図10を参照して、発信シーケンス
について説明する。
【0059】移動機71からサテライトゾーン基地局9
0へ「発信要求」が送られると、サテライトゾーン基地
局90の制御部82は、衛星移動機76−1〜76−m
のうち現在使用されていない1つの衛星移動機76−i
を選択し、この選択した衛星移動機76−iを起動し、
この衛星移動機76−iを用いて衛星1を介して衛星系
基地局2に「発信要求」を送信して、衛星系移動通信シ
ステムにおける発信シーケンスを開始する。
【0060】衛星系移動通信システムで「発信要求」が
受け付けられ、衛星系基地局2から衛星1を介して「発
信要求受付」が返ってくると、サテライトゾーン基地局
90の制御部82は「発信要求」を送った移動機71に
対して「発信要求受付」を返送し、以後、地上系基地局
部92における発信シーケンスを実行する。
【0061】チャネル指定、接続完了及び接続完了確認
によって地上系と衛星系で通信回線の接続が完了する
と、サテライトゾーン基地局90の制御部82はm×n
スイッチ81を制御して、衛星移動機76−iと通信回
線用送受信機80−iとの通信路を接続して、システム
を通信中状態にする。
【0062】次に、図11を参照して、着信シーケンス
について説明する。
【0063】衛星系基地局2から衛星1を介してサテラ
イトゾーン基地局90に「着信信号」が送信されると、
衛星移動機76−1〜76−mのうちで現在使用されて
いないすべての衛星移動機76からサテライトゾーン基
地局90の制御部82に、「着信信号」中の処理に必要
な部分である着信情報が入力される。
【0064】制御部82は、受信した着信情報に従って
情報メモリ部83に着信移動端末機の検索を指示し、該
当する移動機が情報メモリ部83にある場合には、制御
回線用送受信機79を用いて、この見つかった移動機7
1に対して「着信信号」を送信する。
【0065】この見つかった移動機71から「着信応
答」が送られると、制御部82は、この移動機71に対
して着信シーケンスを継続するとともに、また衛星移動
機76−1〜76−mのうちで現在使用されていない1
つの衛星移動機76−iを選択し、この選択した衛星移
動機76−iを使用して、衛星系移動通信システムの着
信シーケンスを継続する。
【0066】チャネル指定、接続完了及び接続完了確認
によって、地上系と衛星系で通信回線の接続が完了する
と、サテライトゾーン基地局90の制御部82はm×n
スイッチ81を制御して、衛星移動機76−iと通信回
線用送受信機80−iとの通信路を接続し、システムを
通信中状態にする。
【0067】このようにして、この第2実施形態では、
サテライトゾーン基地局90は、衛星系移動機部91を
用いて、衛星系移動通信システムへの移動機71の位置
登録及び移動機71に対する衛星系移動通信システムか
らの着信に対する応答を行うとともに、地上系基地局部
92を用いて衛星系移動通信システムからの着信を移動
端末機71へ中継し、サテライトゾーンサービスエリア
内での移動機71からの発信を衛星系移動機部91を用
いて衛星系移動通信システムを介して接続する。
【0068】従って、地上系移動通信システムの基地局
のエントランスとして衛星系移動通信システムを使用す
ることが可能となり、このエントランスを呼毎のデマン
ドアサインで効率的に使用できるため、エントランス経
費を安価に抑えることができるとともに、エントランス
用のシステムを新たに開発する必要がなく、開発コスト
が不要になる。
【0069】この結果、この第2実施形態は、地上系移
動通信システム用の基地局をトラヒックの少ないエリア
に導入することの実現性を高め、ユーザに不都合を生ず
ることなく、経済的にサービスエリアを拡大するのに有
効な手段を移動通信システムをオペレータに提供できる
衛星系/地上系統合移動通信システムが実現される。上
述した以外に、本発明の新規且つ有利な特徴から逸脱す
ることなく、上記実施例について多くの応用及び変形が
可能である。従って、そのような応用及び変形は、全て
請求項に記載された発明の範疇に含まれるものである。
【0070】
【発明の効果】本発明の衛星系/地上系統合移動通信シ
ステムによれば、既に使用されている地上系移動通信シ
ステム用の端末を使用して衛星系移動通信システムにも
アクセスすることが可能となる。又、ユーザに不都合を
生ずることなく経済的に移動通信システムのサービスエ
リアを拡大できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】衛星系/地上系統合移動通信システム用の従来
のデュアルモード移動機のブロック図である。
【図2】デュアルモード移動機が地上系サービスエリア
外にある場合の、従来の衛星系/地上系統合移動通信シ
ステムの概略図である。
【図3】デュアルモード移動機が地上セルラサービスエ
リア内にある場合の、従来の衛星系/地上系統合移動通
信システムの概略図である。
【図4】本発明に係る衛星系/地上系統合移動通信シス
テムの第1実施形態におけるデュアルモード移動機の親
局のブロック図である。
【図5】デュアルモード移動機が地上セルラサービスエ
リア外に位置するときの本発明に係る衛星系/地上系統
合移動通信システムの第1実施形態の概略図である。
【図6】デュアルモード移動機が地上セルラサービスエ
リア内に位置するときの本発明に係る衛星系/地上系統
合移動通信システムの第1実施形態の概略図である。
【図7】本発明に係る衛星系/地上セルラ系統合移動通
信システムの第2実施形態の概略図である。
【図8】本発明に係る衛星系/地上系統合移動通信シス
テムの第2実施形態におけるサテライトゾーン基地局の
ブロック図である。
【図9】本発明に係る衛星系/地上系統合移動通信シス
テムの第2実施形態における位置登録操作のシーケンス
図である。
【図10】本発明に係る衛星系/地上系統合移動通信シ
ステムの第2実施形態における発信操作のシーケンス図
である。
【図11】本発明に係る衛星系/地上系統合移動通信シ
ステムの第2実施形態における着信操作のシーケンス図
である。
【符号の説明】
1 衛星 2 衛星系基地局 3 衛星系サービスエリア 4 セルラ系基地局 5 地上セルラサービスエリア 6 移動通信網 7 公衆網 8 端末 9−1 親局 9−2 子局 10 マイクロサービスエリア 11 衛星系移動機部 12 地上系基地局部 13、14 アンテナ部 70 サテライトゾーンサービスエリア 71 移動機 74 衛星系アンテナ 75 衛星系RF部 76−1〜76−m 衛星移動機 77 地上系アンテナ 78 地上系RF部 79 制御回線用送受信機 80−1〜80−n 制御回線用送受信機 81 m×nスイッチ 82 制御部 83 情報メモリ部 90 サテライトゾーン基地局 91 衛星系移動機部 92 地上系基地局部 93 共通制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永田 清人 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エヌ・ ティ・ティ移動通信網株式会社内

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衛星サービスエリアをカバーする衛星系
    移動通信システムと、 地上セルラサービスエリアをカバーする地上系移動通信
    システムと、 該地上系移動通信システムを介して通信が可能な子局及
    び該衛星系移動通信システムを介して通信を行う機能と
    該地上系移動通信システムの基地局の機能とを有する親
    局から形成されるデュアルモード移動機とを有する衛星
    系/地上系統合移動通信システムであって、 前記子局は、前記地上セルラサービスエリア内にあると
    きは地上系移動通信システムを介して直接通信を行い、
    前記地上セルラサービスエリア外で前記衛星サービスエ
    リア内にあるときは該親局を介して前記衛星系移動通信
    システムを用いて通信を行うことを特徴とする衛星系/
    地上系統合移動通信システム。
  2. 【請求項2】 前記子局は地上系移動通信システム用携
    帯端末である請求項1記載の衛星系/地上系統合移動通
    信システム。
  3. 【請求項3】 前記親局は、前記衛星系移動通信システ
    ムを、前記地上系移動通信システムの基地局の機能のエ
    ントランスとして使用する請求項1記載の衛星系/地上
    系統合移動通信システム。
  4. 【請求項4】 前記親局は、その中で前記子局が該親局
    を介して通信可能となるようなマイクロサービスエリア
    を形成する請求項1記載の衛星系/地上系統合移動通信
    システム。
  5. 【請求項5】 前記親局は、前記衛星系移動通信システ
    ムを介して通信を行うための衛星系移動機部と、前記地
    上系移動通信システムの基地局の機能を実現するための
    地上系基地局部とを有する請求項1記載の衛星系/地上
    系統合移動通信システム。
  6. 【請求項6】 衛星サービスエリアをカバーする衛星系
    移動通信システムと、 地上セルラサービスエリアをカバーする地上系移動通信
    システムと、 前記地上セルラサービスエリア外で前記衛星サービスエ
    リア内に位置し、該衛星系移動通信システムの移動機の
    機能及び該地上系移動通信システムの基地局の機能を有
    するサテライトゾーン基地局と、 前記地上セルラサービスエリア内にあるときは地上系移
    動通信システムを介して直接通信を行い、前記地上セル
    ラサービスエリア外で前記衛星サービスエリア内にある
    ときは前記衛星系移動通信システムを用いて前記サテラ
    イトゾーン基地局を介して通信を行う移動機と、を有す
    ることを特徴とする衛星系/地上系統合移動通信システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記移動機は、該地上系移動通信システ
    ムの携帯端末である請求項6記載の衛星系/地上系統合
    移動通信システム。
  8. 【請求項8】 前記サテライトゾーン基地局は、該衛星
    系移動通信システムを前記地上系移動通信システムの基
    地局の機能のためのエントランスとして使用する請求項
    6記載の衛星系/地上系統合移動通信システム。
  9. 【請求項9】 前記サテライトゾーン基地局は、その中
    で前記移動機が該サテライトゾーン基地局を介して通信
    可能となるようなマイクロサービスエリアを形成する請
    求項6記載の衛星系/地上系統合移動通信システム。
  10. 【請求項10】 前記サテライトゾーン基地局は、 前記衛星系移動通信システムの移動機の機能を実現する
    ための衛星系移動機部と、 前記地上系移動通信システムの基地局の機能を実現する
    ための地上系基地局部と、 上記衛星系移動機部と上記地上系基地局部との間におい
    て接続切り替えを行うためのスイッチ手段と、 上記衛星系移動機部、上記地上系基地局部及び上記スイ
    ッチ手段の動作を制御するための共通制御手段とを有す
    る請求項6記載の衛星系/地上系統合移動通信システ
    ム。
  11. 【請求項11】 前記サテライトゾーン基地局は、該サ
    テライトゾーン基地局を介して通信を行う各移動機の情
    報を格納するためのメモリ手段を有する請求項6記載の
    衛星系/地上系統合移動通信システム。
  12. 【請求項12】 前記サテライトゾーン基地局は、各移
    動機から該サテライトゾーン基地局に対してなされる位
    置登録要求に従って衛星系移動通信システムにおける当
    該各移動機の位置登録を実行し、前記メモリ手段に当該
    各移動機の情報を格納する請求項11記載の衛星系/地
    上系統合移動通信システム。
  13. 【請求項13】 前記サテライトゾーン基地局は、前記
    メモリ手段に情報が格納される当該各移動機に対する前
    記衛星系移動通信システムからの着信信号に応答する請
    求項11記載の衛星系/地上系統合移動通信システム。
  14. 【請求項14】 前記サテライトゾーン基地局は、前記
    メモリ手段に情報が格納される当該各移動機に対する前
    記衛星系移動通信システムからの着信信号を中継する請
    求項11記載の衛星系/地上系統合移動通信システム。
  15. 【請求項15】 前記サテライトゾーン基地局は、前記
    メモリ手段に情報が格納される当該各移動機からの発信
    信号を、前記衛星系移動通信システムを介して接続する
    請求項11記載の衛星系/地上系統合移動通信システ
    ム。
  16. 【請求項16】 衛星サービスエリアをカバーする衛星
    系移動通信システムと地上セルラサービスエリアをカバ
    ーする地上系移動通信システムとによって形成される衛
    星系/地上系統合移動通信システムのためのデュアルモ
    ード移動機装置であって、 該地上系移動通信システムを介して通信が可能な子局
    と、 該衛星系移動通信システムを介して通信を行う機能と該
    地上系移動通信システムの基地局の機能とを有する親局
    と、から形成され、 前記子局は、前記地上セルラサービスエリア内にあると
    きは地上系移動通信システムを介して直接通信を行い、
    前記地上セルラサービスエリア外で前記衛星サービスエ
    リア内にあるときは該親局を介して前記衛星系移動通信
    システムを用いて通信を行うことを特徴とするデュアル
    モード移動機装置。
  17. 【請求項17】 前記子局は地上系移動通信システム用
    携帯端末である請求項16記載のデュアルモード移動機
    装置。
  18. 【請求項18】 前記親局は、前記衛星系移動通信シス
    テムを、前記地上系移動通信システムの基地局の機能の
    エントランスとして使用する請求項16記載のデュアル
    モード移動機装置。
  19. 【請求項19】 前記親局は、その中で前記子局が該親
    局を介して通信可能となるようなマイクロサービスエリ
    アを形成する請求項16記載のデュアルモード移動機装
    置。
  20. 【請求項20】 前記親局は、前記衛星系移動通信シス
    テムを介して通信を行うための衛星系移動機部と、前記
    地上系移動通信システムの基地局の機能を実現するため
    の地上系基地局部とを有する請求項16記載のデュアル
    モード移動端末装置。
  21. 【請求項21】 衛星サービスエリアをカバーする衛星
    系移動通信システムと、地上セルラサービスエリアをカ
    バーする地上系移動通信システムと、移動機とによって
    形成される衛星系/地上系統合移動通信システムのため
    のサテライトゾーン基地局装置であって、 該衛星系移動通信システムの移動機の機能を実現するた
    めの衛星系移動機部と、該地上系移動通信システムの基
    地局の機能を実現するための地上系基地局部とを有し、
    前記地上セルラサービスエリア外で前記衛星サービスエ
    リア内に位置し、上記移動機が、前記地上セルラサービ
    スエリア外で前記衛星サービスエリア内にあるときは前
    記衛星系移動通信システムを用いて当該サテライトゾー
    ン基地局を介して通信を行うものであることを特徴とす
    るサテライトゾーン基地局装置。
  22. 【請求項22】 前記地上系基地局部は、該地上系移動
    通信システムの携帯端末である移動機からアクセス可能
    である請求項21記載のサテライトゾーン基地局装置。
  23. 【請求項23】 前記衛星系移動機部は、該衛星系移動
    通信システムを前記地上系基地局部のエントランスとし
    て使用する請求項21記載のサテライトゾーン基地局装
    置。
  24. 【請求項24】 前記地上系基地局部は、その中で前記
    移動機が該サテライトゾーン基地局装置を介して通信可
    能となるようなマイクロサービスエリアを形成する請求
    項21記載のサテライトゾーン基地局装置。
  25. 【請求項25】 前記サテライトゾーン基地局装置は、
    更に、 前記衛星系移動機部と前記地上系基地局部との間におい
    て接続切り替えを行うためのスイッチ手段と、 上記衛星系移動機部、上記地上系基地局部及び上記スイ
    ッチ手段の動作を制御するための共通制御手段とを有す
    る請求項21記載のサテライトゾーン基地局装置。
  26. 【請求項26】 更に、該サテライトゾーン基地局を介
    して通信を行う各移動機の情報を格納するためのメモリ
    手段を有する請求項21記載のサテライトゾーン基地局
    装置。
  27. 【請求項27】 前記サテライトゾーン基地局装置は、
    各移動機から該サテライトゾーン基地局に対してなされ
    る位置登録要求に従って衛星系移動通信システムにおけ
    る当該各移動機の位置登録を実行し、前記メモリ手段に
    当該各移動機の情報を格納する請求項26記載のサテラ
    イトゾーン基地局装置。
  28. 【請求項28】 前記サテライトゾーン基地局装置は、
    前記メモリ手段に情報が格納される当該各移動機に対す
    る前記衛星系移動通信システムからの着信信号に応答す
    る請求項26記載のサテライトゾーン基地局装置。
  29. 【請求項29】 前記サテライトゾーン基地局装置は、
    前記メモリ手段に情報が格納される当該各移動機に対す
    る前記衛星系移動通信システムからの着信信号を中継す
    る請求項26記載のサテライトゾーン基地局装置。
  30. 【請求項30】 前記サテライトゾーン基地局装置は、
    前記メモリ手段に情報が格納される当該各移動機からの
    発信信号を、前記衛星系移動通信システムを介して接続
    する請求項26記載のサテライトゾーン基地局装置。
JP8152335A 1995-06-19 1996-06-13 衛星系/地上系統合移動通信システム Pending JPH0974587A (ja)

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JP16498395 1995-06-30
JP7-151468 1995-06-30
JP7-164983 1995-06-30
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100371975B1 (ko) * 2001-02-07 2003-02-14 주식회사 넥스턴 위성을 이용한 개인휴대통신시스템
US6819940B1 (en) 1999-09-13 2004-11-16 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Mobile communications system
JP2013526227A (ja) * 2010-05-07 2013-06-20 センタ・ナショナル・デチュード・スパティアレ 大容量ハイブリッド地上/衛星セルラ無線通信システム

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