JPH0974422A - 予備ユニット切替制御装置 - Google Patents

予備ユニット切替制御装置

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JPH0974422A
JPH0974422A JP22620195A JP22620195A JPH0974422A JP H0974422 A JPH0974422 A JP H0974422A JP 22620195 A JP22620195 A JP 22620195A JP 22620195 A JP22620195 A JP 22620195A JP H0974422 A JPH0974422 A JP H0974422A
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栄二 飯田
Koji Maki
幸治 牧
Hiroyuki Suzuki
宏幸 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の現用ユニットおよび予備ユニットを備
えた伝送装置の予備ユニット切替制御装置に関し、現用
ユニットに障害が発生してから予備ユニットが作動を開
始するまでの所要時間を短縮することを課題とする。 【解決手段】 設定データ送出手段2は、設定データに
変更が生じているか否かを示す変更表示信号を、設定デ
ータに付加して受信判断手段3に定期的に送出する。受
信判断手段3は、設定データを受信するとともに、変更
表示信号を抽出する。この抽出された変更表示信号が、
設定データに変更が生じていることを示している場合の
み、設定データ記憶更新手段4は、設定データを記憶更
新する。複数の現用ユニット1のいずれかに障害が生じ
たとき、データ転送手段6は、障害発生の現用ユニット
に設定されていた設定データと同一のデータを設定デー
タ記憶更新手段4から読み出して予備ユニット5に転送
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の現用ユニッ
トおよび予備ユニットを備えた伝送装置の予備ユニット
切替制御装置に関し、特に、リング状のネットワーク構
成のノードにおいて、現用ユニットの予備ユニットへの
素早いユニット切替えを可能とする予備ユニット切替制
御装置に関する。
【0002】近年、通信分野において伝送速度の高速化
が進み、それにより、回線内に生じた短時間の障害でも
その時間内に失う情報量が膨大なものとなっている。そ
のため、できるだけ早い障害復旧により情報の損失を最
小限に食い止めることが求められている。
【0003】本発明は、ユニット障害(ハードウェア障
害)等により発生した主信号断を予備ユニットへの切替
えによって障害復旧する場合における、障害発生から切
替え完了までの所要時間の短縮を図ったものである。
【0004】
【従来の技術】図9は、一般のリング状のネットワーク
構成を示す。すなわち、例えば4つのノード(伝送装
置)101〜104が双方向のリンクによってリング状
に接続されている。各ノードの構成は同一であり、代表
してノード101の構成を説明すると、HS(High Spee
d)インタフェース101a,101bを介してTSI(T
ime Slot Interchange) 101cが設けられ、TSI1
01cにLS(Low Speed)インタフェース101dが接
続される。HSインタフェース101a,101bは、
SDH(Synchronous Digital Hierarchy )の高速信号
に対するインターフェース処理を行い、TSI101c
は、タイムスロットの入れ替えを行う。LSインタフェ
ース101dは、公衆回線側のPDH(Presiochronous
Digital Hierarchy)の低速信号とのインターフェース
処理を行う。LSインタフェース101dの従来の構成
を、図10を参照して詳述する。
【0005】図10は、図9に示すLSインタフェース
101dの従来の内部構成を示すブロック図である。す
なわち、インターフェース処理用の3つの主信号ユニッ
ト105〜107が備えられ、合わせて、これらの現用
装置に障害が発生したときに切り替えられて使用される
同一構成の予備ユニット108が備えられる。主信号ユ
ニット105〜107および予備ユニット108は、P
DHのC−12信号(伝送速度2.048Mbps)21チャネル
分をSDHのSTM−0信号(伝送速度25.92Mbps)に変
換したり、またその逆変換をする機能を有するととも
に、ネットワークのリング構成に対応したパススイッチ
を持ち、また、C−12信号やSTM−0信号等の主信
号を監視してアラームを出力する機能を有する。
【0006】主信号ユニット制御部109は、主信号ユ
ニット105〜107がそれぞれ担当する各主信号の状
態を管理するとともに、主信号ユニット105〜107
およびSW制御部111へバス112を介してプロビジ
ョニングデータを送る。プロビジョニングデータは、主
信号ユニット105〜107に対して、ユニット固有の
チャネル毎の動作の設定を行う場合の設定データであ
る。すなわち、このプロビジョニングデータによって、
ユニット内においてチャネル毎に各種制御条件が設定さ
れる。図10に示す破線は、予備ユニット108が現用
になった場合のデータの流れを示している。SW制御部
111に対してもプロビジョニングデータを送る理由に
ついては後述する。
【0007】さらに主信号ユニット制御部109には、
主信号ユニット105〜107および予備ユニット10
8からバス116を介してコンディションデータが入力
される。すなわち、主信号ユニット105〜107およ
び予備ユニット108では、ネットワークのリング構成
に対応したパススイッチがチャネル毎にそれぞれ備えら
れ、リングの内回りパスを経て到達した信号と外回りパ
スを経て到達した信号とを比べて品質のよい方のパスを
選択することが自主的に行われているが、その選択され
たパス名を示すパス選択情報が、コンディションデータ
として主信号ユニット制御部109へ送られる。このコ
ンディションデータもプロビジョニングデータの一部と
して主信号ユニット制御部109から出力される。
【0008】主信号ユニット制御部109にはTL1制
御部110が接続される。TL1制御部110は、保守
者とのインタフェースであるTL1言語を終端し、各種
コマンドを解析し、主信号ユニット制御部109に対し
て設定情報を通知する。
【0009】SW制御部111は、主信号ユニット10
5〜107および予備ユニット108からバス115を
介して障害情報を収集し、それに基づき、主信号ユニッ
ト105〜107のいずれかにおいて障害が発生してい
ることを検出する。障害の発生を検出した場合、その障
害発生の主信号ユニットに設定されているプロビジョニ
ングデータ(コンディションデータを含む)と同じデー
タを、自己の記憶スペースから読み出して予備ユニット
108にバス113を介して転送する。その転送が完了
した上で、切替信号をバス114を介して主信号ユニッ
ト105〜107および予備ユニット108へ出力し
て、障害発生の主信号ユニットから予備ユニット108
への切替えを行わせる。この結果、予備ユニット108
が障害発生の主信号ユニットに代わってその動作を継続
することになる。
【0010】図11は、SW制御部111の内部構成を
示すブロック図である。SW制御部111はプロセッサ
構成であり、所定のプログラムを実行することにより、
図中のデュアルポートRAM111aを除いた残りの各
機能構成を実現する。すなわち、プロビジョニングデー
タ(コンディションデータを含む)が主信号ユニット1
05〜107毎およびチャネル毎にデュアルポートRA
M111aに入力される。プロビジョニングデータ記憶
部111bは、取込み制御部111gのタイミング指示
に従い、デュアルポートRAM111aからプロビジョ
ニングデータを読み出し、ユニット毎およびチャネル毎
に記憶する。これによって、プロビジョニングデータ記
憶部111bには、原則として、主信号ユニット105
〜107に設定されているプロビジョニングデータと同
じデータが常時記憶されていることになる。実際には、
後述のように、コンディションデータに例外がある。
【0011】障害情報収集部111cは、主信号ユニッ
ト105〜107および予備ユニット108からバス1
15を介して各障害情報を収集する。障害情報は、主信
号ユニット105〜107および予備ユニット108が
各自己のハードウェア障害を検出して信号化したもので
ある。障害検出部111dは、収集された障害情報を基
に主信号ユニット105〜107のいずれかに障害が発
生していることを検出する。障害を検出すると、データ
転送部111eおよび切替制御部111fへ、障害のあ
る主信号ユニット名を知らせる。データ転送部111e
は、名を知らされた主信号ユニットに対応するプロビジ
ョニングデータをプロビジョニングデータ記憶部111
bから読み出して、予備ユニット108にバス113を
介して転送する。転送が終了すると、データ転送部11
1eは切替制御部111fへ転送終了を知らせ、切替制
御部111fは、その知らせを受けて、障害発生の主信
号ユニットから予備ユニット108への切替えを指令す
る切替信号を、バス114を介して障害発生の主信号ユ
ニットおよび予備ユニット108へ送る。
【0012】取込み制御部111gはタイマを内蔵し、
プロビジョニングデータ記憶部111bに、デュアルポ
ートRAM111aからのプロビジョニングデータの取
り込みのタイミングを指示し、また、その取り込みの終
了信号を受けると、障害情報収集部111cへ障害情報
の収集の開始を指示する。
【0013】図12に、取込み制御部111gの動作指
示に基づくプロビジョニングデータ記憶部111bおよ
び障害情報収集部111cの動作順序、並びに、関連す
る障害検出部111d、データ転送部111e、および
切替制御部111fの動作順序を示す。以下、図のフロ
ーチャートのステップに沿って説明する。
【0014】〔S11〕プロビジョニングデータ記憶部
111bは、取込み制御部111gの動作指示に基づ
き、デュアルポートRAM111aからプロビジョニン
グデータを取り込む。その取り込みが終了すると、プロ
ビジョニングデータ記憶部111bは終了信号を取込み
制御部111gへ送る。
【0015】〔S12〕終了信号を受けると、取込み制
御部111gは障害情報収集部111cへ障害情報の収
集の開始を指示する。障害情報収集部111cは、主信
号ユニット105、主信号ユニット106、主信号ユニ
ット107、予備ユニット108の順に障害情報の収集
を行う。
【0016】〔S13〕収集された各障害情報を基に、
障害検出部111dが主信号ユニット105〜107に
障害が発生しているか否かを判別する。障害の発生を検
出するとステップS14へ進み、検出しないときにはス
テップS15へ進む。
【0017】〔S14〕データ転送部111eがプロビ
ジョニングデータを予備ユニット108に転送し、その
転送完了後、切替制御部111fが、障害発生の主信号
ユニットから予備ユニット108への切替えの指示をす
る。
【0018】〔S15〕取込み制御部111gは、内蔵
のタイマにより所定時間の待機を行なった上でステップ
S11へ進む。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】主信号ユニット105
〜107に障害が発生してから予備ユニット108が作
動を開始するまでの間は信号断状態となるので、この所
要時間を出来るだけ短縮することが要求される。
【0020】ところで、従来の装置において、図12の
ステップS11の実行は、プロビジョニングデータの変
更がなくても行われる。しかし、このプロビジョニング
データの取り込みは、例えば1チャネル当たり4バイト
のプロビジョニングデータを1ユニット当たり21チャ
ネル分、3ユニットに亘って取り込むとすると、約2m
sを必要とする。プロビジョニングデータ記憶部111
bには前回取り込まれたプロビジョニングデータが記憶
されているのであるから、この取り込みは、変更がなけ
れば行う必要がないものである。したがって、図12の
ステップS11のプロビジョニングデータの取り込みに
関して改善の余地がある。
【0021】また、図12のステップS15の実行によ
る所定時間の待機も、信号断状態の時間の短縮に障害と
なっている。また、従来装置では、障害の発生を検出す
ると、データ転送部111eがプロビジョニングデータ
を予備ユニット108に転送し、その転送の完了後に、
切替制御部111fが、障害発生の主信号ユニットから
予備ユニット108への切替えの指示をする。しかし、
データ転送部111eがプロビジョニングデータを予備
ユニット108に転送するのに要する時間は、例えば
0.7msであるのに対して、障害発生の主信号ユニッ
トから予備ユニット108への切替えに要する時間は、
リレーの機械的動作が介在するために、例えば4msで
ある。したがって、プロビジョニングデータの転送の完
了を待たずに予備ユニット108への切替えを開始して
も、何ら問題がないと思われる。ここにも、信号断状態
の時間の短縮を可能とする改善の余地がある。
【0022】さらに、従来、主信号ユニット制御部10
9には、主信号ユニット105〜107および予備ユニ
ット108からコンディションデータが入力され、プロ
ビジョニングデータの一部としてSW制御部111へ送
られるが、障害発生に伴い予備ユニット108へ送られ
たコンディションデータが、障害発生の主信号ユニット
におけるコンディションデータ(パス選択情報)と異な
る事態が生じる可能性がある。
【0023】すなわち、図13に示すように、例えば主
信号ユニット105においてパス♯1が選択され、その
パス選択情報が、コンディションデータとして主信号ユ
ニット制御部109を経てSW制御部111へ送られ、
記憶されていたとする。次に主信号ユニット105で時
点T1においてパス設定の変更が発生したする。そのた
め、例えば新しいパス♯2を示すコンディションデータ
が主信号ユニット制御部109へ送られるが、その直後
に主信号ユニット105に障害121が発生したとす
る。この場合、SW制御部111では、新しいパス♯2
を示すコンディションデータが届いていないので、実際
とは異なるパス♯1をプロビジョニングデータと一緒に
予備ユニット108に転送してしまい、予備ユニット1
08は、主信号ユニット105の動作を正しく継続する
ことができないという問題が発生する。
【0024】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、主信号ユニットに障害が発生してから予備ユ
ニットが作動を開始するまでの所要時間の短縮を図った
予備ユニット切替制御装置を提供することを第1の目的
とする。
【0025】また、障害発生に伴い予備ユニットへ送ら
れたパス選択情報が、障害発生の主信号ユニットにおけ
るパス選択情報と常時一致するようにした予備ユニット
切替制御装置を提供することを第2の目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明では上記第1の目
的を達成するために、図1に示すように、複数の現用ユ
ニット1にそれぞれ設定されるべきユニット動作に関す
る設定データに、これらの設定データに変更が生じてい
るか否かを示す変更表示信号を付加して定期的に送出す
る設定データ送出手段2と、設定データ送出手段2から
送出された設定データを受信するとともに、この受信し
た設定データに付加された変更表示信号を抽出して設定
データ変更の有無を判断する受信判断手段3と、受信判
断手段3により、設定データに変更が生じていると判断
された場合のみ、上記受信した設定データを記憶更新す
る設定データ記憶更新手段4と、複数の現用ユニット1
のいずれかに障害が生じたとき、この障害が生じた現用
ユニットに設定されていた設定データと同一のデータを
設定データ記憶更新手段4から読み出して予備ユニット
5に転送するデータ転送手段6とを、有することを特徴
とする予備ユニット切替制御装置が提供される。
【0027】また、上記第2の目的を達成するために、
図2に示すように、障害情報を、複数のパスのうちのい
ずれのパスから信号を受けるかを示すパス選択情報とと
もに定期的にそれぞれ送出する複数の現用ユニット7
と、複数の現用ユニット7から送出された各パス選択情
報を受信して、記憶更新するパス選択情報記憶更新手段
8と、複数の現用ユニット7から送出された各障害情報
を受信して、それらの障害情報に基づき、複数の現用ユ
ニット7のいずれかに障害が発生していることを検出す
る障害検出手段9と、複数の現用ユニット7にそれぞれ
設定されるべきユニット動作に関する設定データを定期
的に送出する設定データ送出手段10と、設定データ送
出手段10から送出された設定データを受信して、記憶
更新する設定データ記憶更新手段11と、障害検出手段
9によって障害が検出されたとき、その障害が発生して
いる現用ユニットに設定された設定データと同一のデー
タを設定データ記憶更新手段11から読み出すととも
に、障害発生の現用ユニットに対応するパス選択情報を
パス選択情報記憶更新手段8から読み出して予備ユニッ
ト12に転送するデータ転送手段13とを、有すること
を特徴とする予備ユニット切替制御装置が提供される。
【0028】図1に示す構成において、複数の現用ユニ
ット1に対して予備ユニット5が設けられており、複数
の現用ユニット1のいずれかに障害が発生すると、その
障害が発生した現用ユニットに代わって予備ユニット5
が作動するようになっている。複数の現用ユニット1に
は設定データ送出手段2から、ユニット動作に関する設
定データがそれぞれ送られ、各現用ユニットに設定され
る。
【0029】また、設定データ送出手段2は、設定デー
タに変更が生じているか否かを示す変更表示信号を、こ
の設定データに付加して受信判断手段3に定期的に送出
する。受信判断手段3は、設定データ送出手段2から送
出された設定データを受信するとともに、この受信した
設定データに付加された変更表示信号を抽出する。この
抽出された変更表示信号が、設定データに変更が生じて
いることを示している場合のみ、設定データ記憶更新手
段4が、受信判断手段3で受信された設定データを記憶
更新する。すなわち、設定データ記憶更新手段4は、設
定データに変更が生じていないならば、今回送られた設
定データを取り込む動作は無駄であるとして記憶更新を
行わない。なお設定データ記憶更新手段4は、複数の現
用ユニット1の各ユニット別に設定データを記憶する。
こうして、複数の現用ユニット1にそれぞれ設定されて
いる設定データと同一のデータが設定データ記憶更新手
段4に保管されている。
【0030】複数の現用ユニット1のいずれかに障害が
生じたとき、データ転送手段6は、この障害が生じた現
用ユニットに設定されていた設定データと同一のデータ
を設定データ記憶更新手段4から読み出して予備ユニッ
ト5に転送する。予備ユニット5は、この転送された設
定データを自己に設定して、障害が生じた現用ユニット
に代わってその動作を継続する。
【0031】以上のように、設定データ記憶更新手段4
が、設定データに変更が生じていない限り、設定データ
の記憶更新を省略するようにしたことにより、現用ユニ
ットに障害が発生してから予備ユニットが作動を開始す
るまでの所要時間を短縮することができる。
【0032】また、図2に示す構成において、複数の現
用ユニット7に対して予備ユニット12が設けられてお
り、複数の現用ユニット7のいずれかに障害が発生する
と、その障害が発生した現用ユニットに代わって予備ユ
ニット12が作動するようになっている。複数の現用ユ
ニット7には設定データ送出手段10から、ユニット動
作に関する設定データがそれぞれ送られ、各現用ユニッ
トに設定される。
【0033】複数の現用ユニット7は、障害情報をパス
選択情報とともに定期的にそれぞれ送出する。パス選択
情報記憶更新手段8は、複数の現用ユニット7の各ユニ
ット別の記憶場所を備え、複数の現用ユニット7から送
出されたパス選択情報を受信して、記憶更新する。こう
して、パス選択情報記憶更新手段8には、複数の現用ユ
ニット7における最新の各パス選択情報が保管される。
【0034】障害検出手段9は、複数の現用ユニット7
からそれぞれ送出された障害情報を受信して、それらの
障害情報に基づき、複数の現用ユニット7のいずれかに
障害が発生していることを検出する。
【0035】一方、設定データ送出手段10が、設定デ
ータを設定データ記憶更新手段11に定期的に送出す
る。設定データ記憶更新手段11は、複数の現用ユニッ
ト7の各ユニット別の記憶場所を備え、設定データ送出
手段10から送出された設定データを受信して、記憶更
新する。こうして、設定データ記憶更新手段11には、
複数の現用ユニット7にそれぞれ設定された設定データ
と同一のデータが保管される。
【0036】障害検出手段9によって障害が検出された
とき、データ転送手段13は、その障害が発生している
現用ユニットに設定された設定データと同一のデータを
設定データ記憶更新手段11から読み出すとともに、障
害が発生している現用ユニットから障害の発生前に送出
されて記憶されたパス選択情報をパス選択情報記憶更新
手段8から読み出して予備ユニット12に転送する。予
備ユニット12は、この転送された設定データおよびパ
ス選択情報を自己に設定して、障害が生じた現用ユニッ
トに代わってその動作を継続する。
【0037】以上のように、障害情報とともにパス選択
情報が送られ、パス選択情報記憶更新手段8が、複数の
現用ユニット7における最新の各パス選択情報を保管す
るようにしたことにより、障害発生に伴い予備ユニット
12へ送られたパス選択情報を、障害発生の現用ユニッ
トにおけるパス選択情報と常時一致させることが可能と
なる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図3〜図5は、本発明の実施の形
態の具体的な構成を示すブロック図である。図3はLS
インタフェースを示し、図4は、図3に示すSW制御部
27の内部構成を示し、図5は、図3に示す主信号ユニ
ット23の内部構成を示す。
【0039】ここで、図1における現用ユニット1は、
図3の主信号ユニット23〜25に対応し、同様に、設
定データ送出手段2が、図3の主信号ユニット制御部2
2に、受信判断手段3が図4のデュアルポートRAM2
7aおよび設定変更検出部27bに、設定データ記憶更
新手段4が図4のプロビジョニングデータ記憶部27c
に、予備ユニット5が図3の予備ユニット26に、デー
タ転送手段6が図4の編集転送部27iに対応する。
【0040】また、図2における複数の現用ユニット7
は、図3の主信号ユニット23〜25に対応し、同様
に、パス選択情報記憶更新手段8が図4の監視情報収集
部27d、情報分離部27e、およびコンディションデ
ータ記憶部27hに、障害検出手段9が図4の監視情報
収集部27d、情報分離部27e、および障害検出部2
7fに、設定データ送出手段10が図3の主信号ユニッ
ト制御部22に、設定データ記憶更新手段11が図4の
デュアルポートRAM27aおよび設定変更検出部27
bに、予備ユニット12が図3の予備ユニット26に、
データ転送手段13が図4の編集転送部27iに対応す
る。
【0041】まず、図3において、TL1制御部21
は、保守者とのインタフェースであるTL1言語を終端
し、各種コマンドを解析し、主信号ユニット制御部22
に対して設定情報を通知する。主信号ユニット制御部2
2は、主信号ユニット23〜25がそれぞれ担当する各
主信号の状態を管理するとともに、主信号ユニット23
〜25およびSW制御部27へバス28を介して、変更
表示信号とともにプロビジョニングデータを送る。プロ
ビジョニングデータは、主信号ユニット23〜25に対
して、ユニット固有のチャネル毎の動作の設定を行う場
合の設定データである。すなわち、このプロビジョニン
グデータによって、ユニット内においてチャネル毎に各
種制御条件が設定される。図3に示す破線は、予備ユニ
ット26が現用になった場合のデータの流れを示してい
る。
【0042】主信号ユニット制御部22は、プロセッサ
構成となっており、所定プログラムを実行することによ
り、次のような機能を実現する。すなわち、所定の記憶
場所にユニット毎およびチャネル毎にプロビジョニング
データを記憶するとともに、それらのプロビジョニング
データに変更が生じると記憶更新する。また、カウンタ
機能を備え、プロビジョニングデータに変更が生じると
カウントアップして、そのカウント値を上記所定の記憶
場所に記憶させる。そして、定期的に、上記所定の記憶
場所に記憶されたカウント値およびプロビジョニングデ
ータを読み出して、カウント値を変更表示信号として、
プロビジョニングデータに付加して出力する。
【0043】図6は、主信号ユニット制御部22から出
力されるプロビジョニングデータの送信フレームを示
す。すなわち、区画29〜31は、主信号ユニット23
〜25にそれぞれ設定されるべきプロビジョニングデー
タの搭載場所であり、こうした区画29〜31の先頭
に、1バイト分の変更表示信号の送信区画32を設け
る。この送信区画32に上記のカウント値を搭載する。
なお、区画29〜31の各内部構成は同一であり、各チ
ャネルに対して4バイトが割り当てられた21チャネル
分の内部構成となっている。
【0044】つぎに、図4を参照してSW制御部27を
説明する。SW制御部27はプロセッサ構成となってお
り、所定のプログラムの実行により、デュアルポートR
AM27aを除いた他の各部の機能を実現する。
【0045】主信号ユニット制御部22から出力され
た、図6に示すフレーム構成のプロビジョニングデータ
が、デュアルポートRAM27aに一時格納される。そ
れを設定変更検出部27bが、取込み制御部27jの指
示により読み出す。そして、設定変更検出部27bは、
先頭1バイトに記載されているカウント値を抽出する。
設定変更検出部27bは、前回抽出されたカウント値を
記憶していて、今回抽出されたカウント値を、前回抽出
されたカウント値と比較する。その結果、今回抽出され
たカウント値が1だけカウントアップされているときの
み、受信したプロビジョニングデータに変更が生じてい
ると判断する。すなわち、今回抽出されたカウント値
が、前回抽出されたカウント値と同じであれば、主信号
ユニット制御部22におけるカウントアップが行われて
おらず、したがって、プロビジョニングデータに変更が
発生していないと判断される。
【0046】設定変更検出部27bは、プロビジョニン
グデータに変更が生じていると判断した場合、デュアル
ポートRAM27aで受信したプロビジョニングデータ
をプロビジョニングデータ記憶部27cへ出力する。そ
して、この出力を終えた後、取込み制御部27jへ終了
信号を送る。一方、設定変更検出部27bは、プロビジ
ョニングデータに変更が生じていないと判断した場合、
プロビジョニングデータの出力を行わず、即座に取込み
制御部27jへ終了信号を送る。最後に、設定変更検出
部27bは、今回抽出されたカウント値を記憶する。
【0047】なお、今回抽出されたカウント値が、前回
抽出されたカウント値から2以上カウントアップされた
値になっていたり、またカウントダウンされた値になっ
ていたりした場合、主信号ユニット制御部22におい
て、カウント値およびプロビジョニングデータを記憶し
ている所定の記憶場所に異常があると推定され、したが
って、プロビジョニングデータも信頼できないデータで
あると推定される。こうした場合にも当然、上記の判断
により、プロビジョニングデータのプロビジョニングデ
ータ記憶部27cへの出力は行われないので、プロビジ
ョニングデータ記憶部27cは誤ったプロビジョニング
データを取り込むことを回避できる。なおこうした場
合、今回抽出されたカウント値が記憶されて次回のプロ
ビジョニングデータの送信を待つことになる。
【0048】プロビジョニングデータ記憶部27cは、
主信号ユニット23〜25の各ユニット別にプロビジョ
ニングデータを記憶する。これらのプロビジョニングデ
ータは、主信号ユニット23〜25にそれぞれ設定され
ているプロビジョニングデータと同一のデータとなる。
【0049】取込み制御部27jは、設定変更検出部2
7bから終了信号を受けると、監視情報収集部27dへ
監視情報の収集を開始するように指示する。監視情報収
集部27dには、バス33を介して主信号ユニット23
〜25および予備ユニット26が接続されており、監視
情報収集部27dは、取込み制御部27jからの開始指
示に従い、主信号ユニット23〜25および予備ユニッ
ト26から順次、監視情報を収集する。監視情報につい
ては、図5を参照して主信号ユニットの内部構成を解説
しながら説明する。
【0050】図5は、主信号ユニット23の内部構成を
示すブロック図である。主信号ユニット24,25およ
び予備ユニット26も主信号ユニット23と同じ構成で
あるので、代表して主信号ユニット23を説明する。
【0051】信号変換部23aは、公衆回線側のPDH
のC−12信号21チャネル分をTSI側のSDHのS
TM−0信号に変換したり、またその逆変換を行う。主
信号ユニット23は、ネットワークのリング構成に対応
してチャネル毎にパススイッチ(図示せず)を有してい
るが、パススイッチ制御部23bは、リングの内回りパ
スを経て到達した信号と外回りパスを経て到達した信号
とを比べて品質のよい方のパスを選択することを行い、
その選択に応じてパススイッチを切替えている。そし
て、パススイッチ制御部23bは、その選択されたパス
名を、コンディションデータとして転送部23dへ送
る。監視部23cは、主信号ユニット23に発生するハ
ードウェア障害を監視し、障害があると、その障害情報
を転送部23dへ送る。転送部23dは、監視情報収集
部27d(図4)からの要請があると、コンディション
データと障害情報とを監視情報フレームに搭載して監視
情報として監視情報収集部27dへ送る。
【0052】図7は、その監視情報フレームの構成を示
す。すなわち、監視情報フレームは8ビットから成り、
区画36,39の2ビットに障害情報を搭載し、区画3
8の4ビットにコンディションデータを搭載し、区画3
7の2ビットにコンディションデータの種別情報を搭載
するようにする。
【0053】図5に戻って、現用/予備切替部23e
は、図4の後述の切替制御部27gからバス34を介し
て切替信号を受けてリレーを動作させ、自ユニットの指
定があれば、現用のときには切り離し、予備のときには
現用への切替えを行う。プロビジョニングデータ設定部
23fは、自ユニットが現用であれば、バス28を介し
て主信号ユニット制御部22から自ユニット向けのプロ
ビジョニングデータを受けて自ユニットに設定し、自ユ
ニットが予備であれば、バス35を介して図4の後述の
編集転送部27iからプロビジョニングデータ(コンデ
ィションデータを含む)を受けて自ユニットに設定す
る。
【0054】図4に戻って、監視情報収集部27dが、
主信号ユニット23〜25および予備ユニット26から
順次、収集した監視情報を、情報分離部27eが障害情
報とコンディションデータとに分離し、障害情報を障害
検出部27fへ送り、コンディションデータをコンディ
ションデータ記憶部27hへ送る。コンディションデー
タ記憶部27hは、主信号ユニット23〜25の各ユニ
ット毎に記憶場所を持ち、送られたコンディションデー
タを各ユニット毎に記憶するとともに、新たなコンディ
ションデータが届く度に更新するようにする。したがっ
て、コンディションデータ記憶部27hには、主信号ユ
ニット23〜25の最新のパス選択状態を示す情報が常
時記憶されている。
【0055】障害検出部27fは障害情報を受けて、障
害の発生している主信号ユニットを特定して切替制御部
27gおよび編集転送部27iへ知らせる。まず、切替
制御部27gが切替信号を出力し、これによって、障害
の発生している主信号ユニットを切り離して予備ユニッ
ト26を現用へ切替えるためのリレー動作を開始させ
る。そして同時に、編集転送部27iが、障害の発生し
ている主信号ユニットに設定されているプロビジョニン
グデータと同一のデータをプロビジョニングデータ記憶
部27cから読み出し、また、障害発生の主信号ユニッ
トの最新のパス選択状態を示すコンディションデータを
コンディションデータ記憶部27hから読み出す。そし
て、両者を編集して(フレームフォーマットを作り直し
て)予備ユニット26へ出力する。
【0056】障害発生の主信号ユニットから予備ユニッ
ト26へ切替えるためのリレー動作に要する時間は、予
備ユニット26にプロビジョニングデータ(コンディシ
ョンデータを含む)を設定するのに要する時間に比べて
充分長いので、プロビジョニングデータの設定は、切替
えリレー動作が完了するまでには完了している。これ
は、譬えチャネル数がもっと多い場合でも、同様であ
る。
【0057】以上に示したSW制御部27の動作手順
を、図8のフローチャートを参照して説明する。以下、
図中のステップに沿って説明する。 〔S1〕SW制御部27の内部の各記憶部等の初期化を
行う。
【0058】〔S2〕設定変更検出部27bにより、プ
ロビジョニングデータに変更があるか否かを判別する。 〔S3〕ステップS2の判別の結果、プロビジョニング
データに変更があればステップS4へ進み、無ければス
テップS5へ進む。
【0059】〔S4〕プロビジョニングデータ記憶部2
7cが、送られたプロビジョニングデータを記憶更新す
る。 このように、プロビジョニングデータに変更が無けれ
ば、プロビジョニングデータの記憶処理を行わないの
で、主信号ユニットに障害が発生してから予備ユニット
が作動を開始するまでの所要時間を短縮することができ
る。
【0060】〔S5〕監視情報収集部27dが主信号ユ
ニット23〜25および予備ユニット26から順次、障
害情報とともにコンディションデータを監視情報として
収集する。
【0061】このコンディションデータ、すなわちパス
選択情報が、障害情報とともにSW制御部27へ直接収
集されるので、後述のステップS7,S9の実行と相ま
って、障害発生に伴い予備ユニットへ送られたパス選択
情報を、障害発生の主信号ユニットにおけるパス選択情
報と常時一致させることが可能となる。
【0062】〔S6〕障害検出部27fが、主信号ユニ
ット23〜25のいずれかに障害が発生しているか否か
を判別し、発生していればステップS7へ進み、発生し
ていなければステップS2へ戻る。
【0063】このように、障害が発生していなければ、
ステップS2に戻ってすぐ、プロビジョニングデータの
変更有無の判別を行う。したがって、従来のように、所
定時間の待機(図12のステップS15)を行わないの
で、ここでも、主信号ユニットに障害が発生してから予
備ユニットが作動を開始するまでの所要時間を短縮する
ことができる。
【0064】〔S7〕編集転送部27iによって、プロ
ビジョニングデータとコンディションデータとを同一の
送信フレームに収納する編集を行う。 〔S8〕切替制御部27gが切替信号を出力する。
【0065】〔S9〕編集転送部27iが、ステップS
7で編集されたデータを予備ユニット26へ転送する。 このように、編集転送部27iによるプロビジョニング
データ等の転送の前に切替制御部27gが切替信号を出
力する。したがって、主信号ユニットに障害が発生して
から予備ユニットが作動を開始するまでの従来の所要時
間から、プロビジョニングデータ等の転送に要する時間
が削除され、ここでも、主信号ユニットに障害が発生し
てから予備ユニットが作動を開始するまでの所要時間を
短縮することができる。
【0066】なお上記の実施の形態では、3つの主信号
ユニットに対して1つの予備ユニットを備えているが、
本発明は、一般にN個の主信号ユニットに対してm個
(1≦m<N)の予備ユニットを備えた伝送装置に対し
て適用可能である。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、プロビ
ジョニングデータに変更が無ければ、SW制御部におい
てプロビジョニングデータの記憶処理を行わないように
する。また、障害情報を収集した後、主信号ユニットに
おける障害の発生が検出されなければ、従来のように、
所定時間の待機(図12のステップS15)を行わず、
直ぐ、プロビジョニングデータの取り込み処理(変更有
無の判別を含む)を開始する。さらに、主信号ユニット
における障害の発生時に、予備ユニットへのプロビジョ
ニングデータ等の転送の前に、障害発生の主信号ユニッ
トおよび予備ユニットへリレーの切替信号を出力するよ
うにする。こうしたことにより、主信号ユニットに障害
が発生してから予備ユニットが作動を開始するまでの所
要時間の短縮を図ることができる。
【0068】また、予め、パス選択情報(コンディショ
ンデータ)を、障害情報とともにSW制御部へ直接収集
しておき、主信号ユニットのいずれかに障害が発生する
と、このパス選択情報が、プロビジョニングデータとと
もに予備ユニットに転送される。これにより、障害発生
に伴い予備ユニットへ送られたパス選択情報を、障害発
生の主信号ユニットにおけるパス選択情報と常時一致さ
せることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の原理説明図である。
【図2】本発明の第2の原理説明図である。
【図3】本発明のLSインタフェースの構成図である。
【図4】本発明のSW制御部の内部構成図である。
【図5】本発明の主信号ユニットの内部構成図である。
【図6】本発明のプロビジョニングデータの送信フレー
ム図である。
【図7】本発明の監視情報フレームの構成図である。
【図8】本発明のSW制御部の動作のフローチャートで
ある。
【図9】ネットワークの構成図である。
【図10】従来のLSインタフェースの構成図である。
【図11】従来のSW制御部の内部構成図である。
【図12】従来のSW制御部内の動作手順を示すフロー
チャートである。
【図13】従来のコンディションデータの転送を説明す
る図である。
【符号の説明】
1 複数の現用ユニット 2 設定データ送出手段 3 受信判断手段 4 設定データ記憶更新手段 5 予備ユニット 6 データ転送手段 7 複数の現用ユニット 8 パス選択情報記憶更新手段 9 障害検出手段 10 設定データ送出手段 11 設定データ記憶更新手段 12 予備ユニット 13 データ転送手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の現用ユニットおよび予備ユニット
    を備えた伝送装置の予備ユニット切替制御装置におい
    て、 複数の現用ユニットにそれぞれ設定されるべきユニット
    動作に関する設定データに、これらの設定データに変更
    が生じているか否かを示す変更表示信号を付加して定期
    的に送出する設定データ送出手段と、 前記設定データ送出手段から送出された設定データを受
    信するとともに、この受信した設定データに付加された
    変更表示信号を抽出して設定データ変更の有無を判断す
    る受信判断手段と、 前記受信判断手段により、設定データに変更が生じてい
    ると判断された場合のみ、前記受信した設定データを記
    憶更新する設定データ記憶更新手段と、 前記複数の現用ユニットのいずれかに障害が生じたと
    き、この障害が生じた現用ユニットに設定されていた設
    定データと同一のデータを前記設定データ記憶更新手段
    から読み出して予備ユニットに転送するデータ転送手段
    と、 を有することを特徴とする予備ユニット切替制御装置。
  2. 【請求項2】 前記設定データ送出手段は、 前記設定データを記憶更新する送信側設定データ記憶更
    新手段と、 前記設定データに変更が生じるとカウントアップして、
    そのカウント値を前記送信側設定データ記憶更新手段に
    記憶させるカウンタと、 前記送信側設定データ記憶更新手段に記憶されたカウン
    ト値および設定データを定期的に読み出し、この読み出
    されたカウント値を前記変更表示信号として、前記読み
    出された設定データに付加して定期的に送出する送出手
    段と、 を含み、前記受信判断手段は、 前回抽出されたカウント値を記憶するカウント値記憶手
    段と、 今回抽出されたカウント値を、前記カウント値記憶手段
    に記憶されているカウント値と比較して、1だけカウン
    トアップされているときのみ、前記受信した設定データ
    に変更が生じていると判断する変更判断手段と、 を含むことを特徴とする請求項1記載の予備ユニット切
    替制御装置。
  3. 【請求項3】 複数の現用ユニットおよび予備ユニット
    を備えた伝送装置の予備ユニット切替制御装置におい
    て、 障害情報を、複数のパスのうちのいずれのパスから信号
    を受けるかを示すパス選択情報とともに定期的にそれぞ
    れ送出する複数の現用ユニットと、 前記複数の現用ユニットから送出された各パス選択情報
    を受信して、記憶更新するパス選択情報記憶更新手段
    と、 前記複数の現用ユニットから送出された各障害情報を受
    信して、それらの障害情報に基づき、前記複数の現用ユ
    ニットのいずれかに障害が発生していることを検出する
    障害検出手段と、 前記複数の現用ユニットにそれぞれ設定されるべきユニ
    ット動作に関する設定データを定期的に送出する設定デ
    ータ送出手段と、 前記設定データ送出手段から送出された設定データを受
    信して、記憶更新する設定データ記憶更新手段と、 前記障害検出手段によって障害が検出されたとき、その
    障害が発生している現用ユニットに設定された設定デー
    タと同一のデータを前記設定データ記憶更新手段から読
    み出すとともに、前記障害発生の現用ユニットに対応す
    るパス選択情報を前記パス選択情報記憶更新手段から読
    み出して予備ユニットに転送するデータ転送手段と、 を有することを特徴とする予備ユニット切替制御装置。
  4. 【請求項4】 複数の現用ユニットおよび予備ユニット
    を備えた伝送装置の予備ユニット切替制御装置におい
    て、 複数の現用ユニットにそれぞれ設定されるべきユニット
    動作に関する設定データを定期的に送出する設定データ
    送出手段と、 前記設定データ送出手段から送出された設定データを受
    信して、記憶更新する設定データ記憶更新手段と、 前記複数の現用ユニットのいずれかに障害が発生したと
    き、この障害が発生した現用ユニットに設定されていた
    設定データと同一のデータを、前記設定データ記憶更新
    手段から読み出して前記予備ユニットに転送するデータ
    転送手段と、 前記複数の現用ユニットのいずれかに障害が発生したと
    き、この障害が発生した現用ユニットに代わって予備ユ
    ニットを動作させるべく、前記データ転送手段による転
    送の終了前に、前記障害発生の現用ユニットおよび前記
    予備ユニットに切替え動作を開始させる切替制御手段
    と、 を有することを特徴とする予備ユニット切替制御装置。
  5. 【請求項5】 複数の現用ユニットおよび予備ユニット
    を備えた伝送装置の予備ユニット切替制御装置におい
    て、 障害情報を、複数のパスのうちのいずれのパスから信号
    を受けるかを示すパス選択情報とともに定期的にそれぞ
    れ送出する複数の現用ユニットと、 前記複数の現用ユニットから送出された各パス選択情報
    を受信して、記憶更新するパス選択情報記憶更新手段
    と、 前記複数の現用ユニットから送出された各障害情報を受
    信し、それらの障害情報に基づき、前記複数の現用ユニ
    ットのいずれかに障害が発生していることを検出する障
    害検出手段と、 前記複数の現用ユニットにそれぞれ設定されるべきユニ
    ット動作に関する設定データに、これらの設定データに
    変更が生じているか否かを示す変更表示信号を付加して
    定期的に送出する設定データ送出手段と、 前記設定データ送出手段から送出された設定データを受
    信するとともに、この受信した設定データに付加された
    変更表示信号を抽出して設定データ変更の有無を判断す
    る受信判断手段と、 前記受信判断手段により、設定データに変更が生じてい
    ると判断された場合のみ、前記受信した設定データを記
    憶更新する設定データ記憶更新手段と、 前記障害検出手段によって障害が検出されたとき、その
    障害が発生している現用ユニットに設定された設定デー
    タと同一のデータを前記設定データ記憶更新手段から読
    み出すとともに、前記障害発生の現用ユニットに対応す
    るパス選択情報を前記パス選択情報記憶更新手段から読
    み出して予備ユニットに転送するデータ転送手段と、 前記障害検出手段によって障害が検出されたとき、この
    障害が発生した現用ユニットに代わって予備ユニットを
    動作させるべく、前記データ転送手段による転送の終了
    前に、前記障害発生の現用ユニットおよび前記予備ユニ
    ットに切替え動作を開始させる切替制御手段と、 を有することを特徴とする予備ユニット切替制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6804722B1 (en) 1999-07-09 2004-10-12 Nec Corporation System, method and device for communication service provisioning
JP2007235537A (ja) * 2006-03-01 2007-09-13 Nec Corp パス切替制御システム、コンピュータシステム及びパス切替制御方法
WO2008155798A1 (ja) * 2007-06-20 2008-12-24 Fujitsu Limited ユニット間設定同期装置
JP2017098695A (ja) * 2015-11-20 2017-06-01 Necフィールディング株式会社 保守装置、ネットワークシステム及びその保守方法

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