JPH097433A - 中心支持物入り各心シース型耐火ケーブル - Google Patents
中心支持物入り各心シース型耐火ケーブルInfo
- Publication number
- JPH097433A JPH097433A JP7172957A JP17295795A JPH097433A JP H097433 A JPH097433 A JP H097433A JP 7172957 A JP7172957 A JP 7172957A JP 17295795 A JP17295795 A JP 17295795A JP H097433 A JPH097433 A JP H097433A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- respective core
- support
- central support
- sheath type
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Insulated Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 高温に晒されても布設時の直線状態を維持す
ることができる耐火ケーブルを提供する。 【構成】 各心シース4を施した絶縁線心5を700℃
以上の温度で硬化する支持物8を中心に3本あるいは4
本撚り合わせて構成した中心支持物入り各心シース型耐
火ケーブルである。また、支持物8は、耐熱性繊維より
なる紐6にセラミックスペーパー7を巻回して構成され
ている中心支持物入り各心シース型耐火ケーブルであ
る。
ることができる耐火ケーブルを提供する。 【構成】 各心シース4を施した絶縁線心5を700℃
以上の温度で硬化する支持物8を中心に3本あるいは4
本撚り合わせて構成した中心支持物入り各心シース型耐
火ケーブルである。また、支持物8は、耐熱性繊維より
なる紐6にセラミックスペーパー7を巻回して構成され
ている中心支持物入り各心シース型耐火ケーブルであ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は耐火ケーブル、特に各
心シース型耐火ケーブルに関するものである。
心シース型耐火ケーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の各心シース型耐火ケーブルは、耐
火層を施した絶縁線心を所要本数撚り合わせることによ
り構成されているもので、ケーブルの撚り合わせ中心部
は空隙であり、そこには支持物を入れて構成されていな
い。
火層を施した絶縁線心を所要本数撚り合わせることによ
り構成されているもので、ケーブルの撚り合わせ中心部
は空隙であり、そこには支持物を入れて構成されていな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の各心シース
型耐火ケーブルでは、火災に遭遇して高温に晒された場
合に各絶縁線心のケーブル導体が軟化し、そのため自重
で耐火ケーブルがU字状に屈曲し、この屈曲部の耐火層
が口を開くなどの損傷を受けることになる。このため、
耐火ケールは布設時における初期の特性を維持すること
が困難になることが懸念されていた。
型耐火ケーブルでは、火災に遭遇して高温に晒された場
合に各絶縁線心のケーブル導体が軟化し、そのため自重
で耐火ケーブルがU字状に屈曲し、この屈曲部の耐火層
が口を開くなどの損傷を受けることになる。このため、
耐火ケールは布設時における初期の特性を維持すること
が困難になることが懸念されていた。
【0004】この発明はこのような点に鑑みてなされた
ものであり、上記従来技術の欠点を解消し、高温に晒さ
れても布設時の直線状態を維持することができる耐火ケ
ーブルを提供することを目的とする。
ものであり、上記従来技術の欠点を解消し、高温に晒さ
れても布設時の直線状態を維持することができる耐火ケ
ーブルを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、各心シース
を施した絶縁線心を700℃以上の温度で硬化する支持
物を中心に3本あるいは4本撚り合わせて構成した中心
支持物入り各心シース型耐火ケーブルである。また、支
持物は、耐熱性繊維よりなる紐にセラミックスペーパー
を巻回して構成されている中心支持物入り各心シース型
耐火ケーブルである。
を施した絶縁線心を700℃以上の温度で硬化する支持
物を中心に3本あるいは4本撚り合わせて構成した中心
支持物入り各心シース型耐火ケーブルである。また、支
持物は、耐熱性繊維よりなる紐にセラミックスペーパー
を巻回して構成されている中心支持物入り各心シース型
耐火ケーブルである。
【0006】
【作用】中心部に挿入された支持物は高温に晒されて硬
化し、ケーブルに荷重が加わった場合に荷重をこの硬化
した支持物で支え、ケーブルがU字状に変形することを
防止する。また、耐火ケーブルの布設時における可撓性
を確保するため、支持物には耐熱繊維よりなる紐にセラ
ミックスペーパーを巻回したものを使用しているので、
布設時の可撓性が確保できる。
化し、ケーブルに荷重が加わった場合に荷重をこの硬化
した支持物で支え、ケーブルがU字状に変形することを
防止する。また、耐火ケーブルの布設時における可撓性
を確保するため、支持物には耐熱繊維よりなる紐にセラ
ミックスペーパーを巻回したものを使用しているので、
布設時の可撓性が確保できる。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づいてこの発明の実施例を説
明する。図1は一実施例の耐火ケーブルの構成を示す横
断面図である。即ち、それぞれの耐火絶縁線心5は、中
心の軟銅線(円形圧縮撚線)からなるケーブル導体1の
周りにマイカテープを1/5ラップ巻きした2枚からな
る耐火層2を形成し、この上にポリエチレン絶縁体3を
被覆し、さらに難燃性ポリエチレンからなるシース4を
押出被覆して構成されている。そして、これらの耐火絶
縁線心4本と中心部の支持物8とを撚り合わせて中心支
持物入り各心シース型耐火ケーブルは構成されている。
明する。図1は一実施例の耐火ケーブルの構成を示す横
断面図である。即ち、それぞれの耐火絶縁線心5は、中
心の軟銅線(円形圧縮撚線)からなるケーブル導体1の
周りにマイカテープを1/5ラップ巻きした2枚からな
る耐火層2を形成し、この上にポリエチレン絶縁体3を
被覆し、さらに難燃性ポリエチレンからなるシース4を
押出被覆して構成されている。そして、これらの耐火絶
縁線心4本と中心部の支持物8とを撚り合わせて中心支
持物入り各心シース型耐火ケーブルは構成されている。
【0008】この耐火絶縁線心5の中心部に挿入する支
持物8は、例えばガラスファイバーからなり、径が約
2.2mmφ相当まで集合撚りした耐熱製の紐6の周り
にセラミックスペーパー7を1枚1/2ラップで巻回し
て構成される。このセラミックスペーパー7はシリコー
ンレジンにマイカ粉を混入させたものをスフ系の基布に
塗布したもので、その厚さは約0.3mmである。
持物8は、例えばガラスファイバーからなり、径が約
2.2mmφ相当まで集合撚りした耐熱製の紐6の周り
にセラミックスペーパー7を1枚1/2ラップで巻回し
て構成される。このセラミックスペーパー7はシリコー
ンレジンにマイカ粉を混入させたものをスフ系の基布に
塗布したもので、その厚さは約0.3mmである。
【0009】上記支持物8の耐熱繊維として、この他に
宇部興産(株)製の「チラノ繊維」(商品名)、セラミ
ックスペーパーとしては土岐市陶器試験所の「セラー
ト」(商品名)あるいは小野田セメント(株)の「モマ
セラート」(商品名)がある。なお、支持物8が高温に
晒されて硬化した際の機械的強度は、3.38mmφの
支持物を間隔200mmの二点で支え、中心部に荷重を
加えた場合、荷重1.5kg以上に耐える性能を有する
ことが必要である。これは耐火試験方法で、ケーブル
(1.3mm)の自重の2倍荷重をかけるためである。
(トリプレックスタイプの最小サイズの自重の2倍値で
ある。)
宇部興産(株)製の「チラノ繊維」(商品名)、セラミ
ックスペーパーとしては土岐市陶器試験所の「セラー
ト」(商品名)あるいは小野田セメント(株)の「モマ
セラート」(商品名)がある。なお、支持物8が高温に
晒されて硬化した際の機械的強度は、3.38mmφの
支持物を間隔200mmの二点で支え、中心部に荷重を
加えた場合、荷重1.5kg以上に耐える性能を有する
ことが必要である。これは耐火試験方法で、ケーブル
(1.3mm)の自重の2倍荷重をかけるためである。
(トリプレックスタイプの最小サイズの自重の2倍値で
ある。)
【0010】従って、このように構成された耐火ケーブ
ルは、火災などにより700℃以上の高温に晒される
と、中心に設けた支持物が硬化して、あたかもテンショ
ンメンバー入りケーブルのように耐火ケーブルを布設状
態のままに維持するように支持することが可能である。
また、布設時には支持物は硬化していないので可撓性を
有し、その作業は従来のケーブル布設と何ら変わること
がなく容易である。
ルは、火災などにより700℃以上の高温に晒される
と、中心に設けた支持物が硬化して、あたかもテンショ
ンメンバー入りケーブルのように耐火ケーブルを布設状
態のままに維持するように支持することが可能である。
また、布設時には支持物は硬化していないので可撓性を
有し、その作業は従来のケーブル布設と何ら変わること
がなく容易である。
【0011】上記例では絶縁心線5を中心の支持物8の
周りに4本撚り合わて構成したものについて説明した
が、これは中心の支持物8の周りに絶縁心線5を3本撚
り合わせて構成してもよいことは勿論である。
周りに4本撚り合わて構成したものについて説明した
が、これは中心の支持物8の周りに絶縁心線5を3本撚
り合わせて構成してもよいことは勿論である。
【0012】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明の中心支
持物入り各心シース型耐火ケーブルによれば、火災に際
して耐火ケーブルのU字型垂れ下がりが防止することが
でき、耐火ケーブルの初期の特性の確保が従来に増して
容易となる。その結果、火災により失われる尊い人命や
貴重な財産を救う大きな効果が期待できる。
持物入り各心シース型耐火ケーブルによれば、火災に際
して耐火ケーブルのU字型垂れ下がりが防止することが
でき、耐火ケーブルの初期の特性の確保が従来に増して
容易となる。その結果、火災により失われる尊い人命や
貴重な財産を救う大きな効果が期待できる。
【図1】実施例の耐火ケーブルの構成を示す横断面図で
ある。
ある。
1 ケーブル導体 2 耐火層 3 絶縁体 4 シース 5 絶縁心線 6 耐熱繊維よりなる紐 7 セラミックスペーパー 8 支持物
Claims (2)
- 【請求項1】 各心シースを施した絶縁線心を700℃
以上の温度で硬化する支持物を中心に3本あるいは4本
撚り合わせて構成したことを特徴とする中心支持物入り
各心シース型耐火ケーブル。 - 【請求項2】 上記支持物は、耐熱性繊維よりなる紐に
セラミックスペーパーを巻回して構成されている請求項
1記載の中心支持物入り各心シース型耐火ケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7172957A JPH097433A (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | 中心支持物入り各心シース型耐火ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7172957A JPH097433A (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | 中心支持物入り各心シース型耐火ケーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH097433A true JPH097433A (ja) | 1997-01-10 |
Family
ID=15951503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7172957A Pending JPH097433A (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | 中心支持物入り各心シース型耐火ケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH097433A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104392794A (zh) * | 2014-11-27 | 2015-03-04 | 江苏红峰电缆集团有限公司 | 一种新型加固型内置光纤防水耐火铠装电缆 |
-
1995
- 1995-06-16 JP JP7172957A patent/JPH097433A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104392794A (zh) * | 2014-11-27 | 2015-03-04 | 江苏红峰电缆集团有限公司 | 一种新型加固型内置光纤防水耐火铠装电缆 |
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