JPH0973338A - デジタル画像形成装置 - Google Patents

デジタル画像形成装置

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JPH0973338A
JPH0973338A JP7250073A JP25007395A JPH0973338A JP H0973338 A JPH0973338 A JP H0973338A JP 7250073 A JP7250073 A JP 7250073A JP 25007395 A JP25007395 A JP 25007395A JP H0973338 A JPH0973338 A JP H0973338A
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JP
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clock
mode
control signal
digital image
cpu
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JP7250073A
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Inventor
Akihiko Yasuda
明彦 保田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタル画像形成装置の動作状態に応じて、
クロックのクロック周波数を最適なクロック周波数に変
換することによりクロック周波数を高速にすることで,
CPU等の処理速度を向上させ,かつ,クロック周波数
を低速にすることで,デジタル画像形成装置の低消費電
力化を図るとともに、該装置の高温化を防止し、高温化
に伴う弊害を除去する。 【解決手段】 基本クロックを生成するクロック生成部
202と、クロック生成部202により生成した基本ク
ロックのクロック周波数を、CPU201の動作状態等
に応じて、最適なクロック周波数に変更するクロック変
換部203とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル複写機、
ファクシミリ装置、プリンター等のデジタル画像形成装
置に関し、特に、クロックに基づいて動作の同期をとる
CPU(中央処理装置)等の回路および(または)素子
からなるデジタル画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル複写機、ファクシミリ装
置、プリンター等のデジタル画像形成装置にあっては、
装置の多機能化、高性能化、高速化に伴って、デジタル
画像形成装置を制御する回路あるいは素子,特に,CP
U(中央処理装置)等へ供給するクロックのクロック周
波数の高速化が要求されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のデジタル画像形成装置によれば、CPU等の動作、
非動作状態にかかわらず、常に、クロック周波数が高速
状態を保持するため、該デジタル画像形成装置の消費電
力が増加し、かつ、該デジタル画像形成装置内の温度が
上昇し、温度の上昇に伴う弊害が生じるという問題点が
あった。
【0004】この発明は上記に鑑みてなされたものであ
って、デジタル画像形成装置の動作状態に応じて、クロ
ックのクロック周波数を最適なクロック周波数に変換す
ることによりクロック周波数を高速にすることで,CP
U等の処理速度を向上させ,かつ,クロック周波数を低
速にすることで,デジタル画像形成装置の低消費電力化
を図るとともに、該装置の高温化を防止し、高温化に伴
う弊害を除去することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に係るデジタル画像形成装置は、クロッ
クに基づいて動作の同期をとるCPU(中央処理装置)
等の回路および(または)素子からなるデジタル画像形
成装置において、基本クロックを生成するクロック生成
手段と、前記クロック生成手段により生成された基本ク
ロックのクロック周波数を一つまたは複数のクロック制
御信号に基づいて変換するクロック変換手段とを備えた
ものである。
【0006】また、請求項2に係るデジタル画像形成装
置は、前記クロック周波数を変換する複数のモードを有
し、該複数のモードの中から前記回路および(または)
素子の動作に最適なモードを選択し、該選択したモード
に応じて、前記クロック制御信号を前記クロック変換手
段へ出力するモード制御手段を備えたものである。
【0007】また、請求項3に係るデジタル画像形成装
置は、前記回路および(または)素子が前記クロック周
波数を変換可能な状態か否かを監視し、該監視結果に応
じて、前記クロック制御信号を前記クロック変換手段へ
出力する監視手段を備えたものである。
【0008】また、請求項4に係るデジタル画像形成装
置は、前記監視手段により監視をした結果、前記回路お
よび(または)素子が前記クロック周波数を変換できな
い状態にある場合に、該回路および(または)素子の動
作を強制的にホールドし、該回路および(または)素子
がクロック周波数を変換できる状態にある旨の前記クロ
ック制御信号を前記クロック変換手段へ出力するクロッ
ク制御信号制御手段を備えたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係るデジタル画
像形成装置の一実施例について、〔実施例1〕、〔実施
例2〕、〔実施例3〕、〔実施例4〕の順で図面を参照
して詳細に説明する。
【0010】〔実施例1〕 (デジタル画像形成装置の概要)図1は、実施例1のデ
ジタル画像形成装置の外観図を示し、原稿画像を光学的
に読み取り、画像信号を出力する、スキャナー機能およ
びコピー機能を実現するためのスキャナー101と、記
録紙に画像を形成するプリンター102とから構成され
ており、これらのスキャナー101およびプリンター1
02は、それぞれ単独でスキャナーまたはプリンターと
して動作可能な装置である。なお、103は、スキャナ
ー101およびプリンー102を載置するためのテーブ
ルを示す。
【0011】(実施例1に係る画像形成装置の概要)図
2は、実施例1に係るデジタル画像形成装置の装置全体
を制御するCPU(中央処理装置)と、その周辺のブロ
ック構成図を示し、図示のごとく、CPU201と、C
PU201の動作をつかさどる基本クロックを生成する
クロック生成部202と、クロック生成部202により
生成されたクロックのクロック周波数を変換し、変換後
のクロックをCPU201へ出力するクロック変換部2
03と、上記CPU201と他の回路または素子等との
間のデータの入出力、すなわち、他の回路または素子等
との間のデータのやり取りを行うためのデータバス20
4とから構成される。
【0012】(クロック生成部の構成および動作)クロ
ック生成部202は、一般に、クリスタル(水晶)を外
付けし、そのクリスタルの結晶体の固有振動数特性を利
用して、内蔵する発振回路(オシレータ)によってパル
スを発生させ、そのパルスに基づいて、基本クロックを
生成する。
【0013】(クロック変換部の構成および動作)クロ
ック変換部203は、クロック生成部202に接続さ
れ、クロック生成部202により生成された基本クロッ
クの入力を受ける。また、クロック変換部203は、入
力された基本クロックのクロック周波数をクロック制御
信号に基づいて変換する。さらに、クロック変換部20
3は、クロック周波数を変換したクロックをCPU20
1へ出力する。
【0014】通常、クロック変換部203においては、
クロック制御信号の入力がない場合は、クロック生成部
202によって生成された基本クロックの入力を受け、
クロック周波数を変換せずに、入力された基本クロック
をそのままの状態でCPU201へ出力する。クロック
変換部203は、この状態でクロック制御信号の入力を
待つ。一方、クロック変換部203は、クロック制御信
号の入力があった場合は、そのクロック制御信号に基づ
いて、入力された基本クロックのクロック周波数を変換
した後、変換したクロックをCPU201へ出力する。
【0015】CPU201は、クロック変換部203に
よって変換されたクロックにより処理動作を行うため、
クロック周波数が高い高速モードのクロックの入力を受
けると、CPU201の処理速度は向上する。逆に、C
PU201は、クロック周波数が低い低速モードのクロ
ックの入力を受けると、処理速度は減少するが、CPU
201の消費電力が軽減する。
【0016】(実施例1の効果)前述したように実施例
1によれば、クロック制御信号によってCPU201の
動作をつかさどるクロックのクロック周波数を変換する
ことができるので、クロック周波数を高速にすることに
より、CPU201の処理速度を向上させることがで
き、かつ、クロック周波数を低速にすることにより、デ
ジタル画像形成装置の消費電力を軽減することができ
る。
【0017】〔実施例2〕 (実施例2に係るデジタル画像形成装置の構成)実施例
2は、実施例1の構成に加えて、複数のクロック速度変
換モードを有し、選択されたモードをクロック制御信号
として前記クロック変換部203へ出力し、そのクロッ
ク制御信号を基本クロックのクロック周波数の変換を行
うことにより、デジタル画像形成装置の外的環境等に応
じたクロック周波数の変換の最適化を図ったものであ
る。なお、基本的な構成は実施例1と同様であり、同一
符号は共通の構成を示すため、ここでは異なる部分のみ
を説明する。
【0018】図3は、実施例2に係るデジタル画像装置
の装置全体を制御するCPUと、その周辺のブロック構
成図を示し、クロック速度変換モードをクロック制御信
号としてクロック変換部203へ出力するモード制御部
301と、モード制御部301に接続される、ユーザー
指定モード入力部302、人体検知素子303、およ
び、温度検知素子304とを備えている。
【0019】モード制御部301は、「低速モード」、
「通常モード」、「高速モード」の3通りのクロック速
度変換モードの切り換えの制御を行う。なお,本実施例
にあっては、クロック速度変換モードは「低速モー
ド」、「通常モード」、「高速モード」の3通りのクロ
ック速度変換モードをあらかじめ設定したが、上記3通
りに限定されるものではない。また、クロック速度変換
モードは、ユーザーの入力操作等により、可変とするこ
ともできる。
【0020】モード制御部301による上記クロック速
度変換モードの切り換えの制御は、ユーザー指定モード
入力部302と、人体検知素子303と、温度度検知素
子304とからそれぞれ入力される制御信号に基づいて
行われる。そして、モード制御部301は、上記クロッ
ク速度変換モードの切り換えの制御を行った結果を、ク
ロック制御信号として、クロック変換部201へ出力す
る。
【0021】また、ユーザー指定モード入力部302
は、例えば、キーボード、テンキー、タッチパネル等を
有するオペレーションボード等であり、ユーザーは、ユ
ーザー指定モード入力部302から、ユーザーの所望の
クロック速度変換モードを指定し、入力する。
【0022】また、人体検知素子303は、たとえば、
赤外線センサ等のセンサからなる素子であり、デジタル
画像形成装置の手前の所定エリア内に人体が存在するか
否かを検知する。
【0023】また、温度検知素子304は、デジタル画
像形成装置の装置内部の温度が所定の温度に達したか否
かを検知する素子である。
【0024】(モード制御部の動作)次に、モード制御
部301の動作について説明する。モード制御部301
は、ユーザー指定モード入力部302、人体検知素子3
03、あるいは、温度検知素子304からの制御信号の
入力を待つ。この状態にあっては、クロック変換部20
3へ出力するクロック制御信号は、ハイ・レベル
(「H」)の状態である。
【0025】次に,ユーザー指定モード入力部302か
らユーザーの所望のクロック速度変換モードが入力され
た場合には、モード制御部301はクロック制御信号を
クロック変換部203へ出力し,クロック変換部203
は,入力されたクロック制御信号に基づいて,現在のク
ロック速度変換モードをユーザー指定モード入力部30
2から入力されたクロック速度変換モードに変換する。
【0026】具体的には、モード制御部301は、ユー
ザー指定モード入力部302から入力されたクロック速
度変換モードと、クロック変換部203が変換を実行し
てる現在のクロック速度変換モードとを比較する。比較
をした結果、両者のクロック速度変換モードが同一の場
合は、クロック変換部がクロック速度変換モードを変更
する必要がないため、モード制御部301からクロック
変換部203へ出力されるクロック制御信号は、「H」
の状態のままである。
【0027】一方,上記の比較をした結果、両者のクロ
ック速度変換モードが異なる場合は、モード制御部30
1は、クロック制御信号をロー・アクテイブ・レベル
(「L」)の状態に変更する。このとき、1回の「L」
への状態の変更により、クロック速度変換モードは「低
速モード」→「通常モード」→「高速モード」→「低速
モード」の順序でそれぞれ1回ずつ変更をする。したが
って、現在、実行しているクロック変換部203のクロ
ック速度変換モードが「低速モード」であって、ユーザ
ー指定モード入力部302から入力されたクロック速度
変換モードが「高速モード」であった場合には、モード
制御部301は、「L」の状態のクロック制御信号を2
回出力する。すなわち、モード制御部301は、クロッ
ク変換部203へ出力するクロック制御信号を所定のタ
イミングで「H」→「L」→「H」→「L」というよう
にクロック制御信号の状態を変更することにより、クロ
ック速度変換モードを「低速モード」から「高速モー
ド」へ変更する。
【0028】次に、人体検知素子303によって検知さ
れた信号によって行われるモード制御部301の動作に
ついて説明する。人体検知素子303は、デジタル画像
形成装置の手前の所定エリア内に人体が存在しない状
態,および,人体が存在する状態を検知し、その信号を
モード制御部301へ出力する。モード制御部301
は、人体検知素子303から出力される人体が存在しな
い状態である旨の制御信号を所定時間t’の間、連続し
て入力を受け続けた場合にその時間を計測し、計測した
時間が所定時間t’の経過した後、クロック速度変換モ
ードを「低速モード」にするように、クロック制御信号
をクロック変換部203へ出力する。人体検知素子30
3が,上記所定時間t‘が経過する前にデジタル画像形
成装置の手前の所定エリア内に人体が存在する状態を検
知した場合は,モード制御部301は,その時間の計測
をリセットし,再び,デジタル画像形成装置の手前の所
定エリア内に人体が存在しない状態が検知された旨の制
御信号を人体検知素子303から受けた後,再び,時間
の計測を開始する。
【0029】具体的には、モード制御部301は、クロ
ック変換部203において実行している現在のクロック
速度変換モードを認識し、現在のクロック速度変換モー
ドが「低速モード」である場合には、モード制御部30
1からクロック変換部203へ出力するクロック制御信
号は、「H」の状態のまま保持する。一方、現在のクロ
ック速度変換モードが「高速モード」である場合には、
モード制御部301は、クロック制御信号を「L」状態
へ変更する。これにより、「高速モード」→「低速モー
ド」へ変更する。また、現在のクロック速度変換モード
が「通常モード」である場合には、モード制御部301
は、「L」を2回出力する。これにより、「通常モー
ド」→「高速モード」→「低速モード」という順序でク
ロック速度変換モードを変更する。
【0030】次に、温度検知素子304によって検知さ
れた信号によって行われる,モード制御部301の動作
について説明する。図4は、デジタル画像形成装置内部
の温度の計時変化を示す説明図であり、図において、縦
軸はデジタル画像形成装置内部の温度Tを示しており、
横軸は時間tを示している。
【0031】クロック速度変換モードが「通常モード」
あるいは「高速モード」の状態にあって、時間の経過に
応じて、デジタル画像形成装置内部の温度が上昇して、
時間がt1のとき、デジタル画像形成装置内部の温度は
Taに達する。温度検知素子304は、デジタル画像形
成装置内部の温度がTaに達したことを検知して、その
制御信号をモード制御部301へ出力する。温度検知素
子304からデジタル画像形成装置内の温度がTaに達
したという制御信号の入力を受けたモード制御部301
は、クロック速度変換モードを「低速モード」にする旨
のクロック制御信号をクロック変換部203へ出力す
る。具体的には、上述の方法と同様の方法により、クロ
ック速度変換モードを「高速モード」あるいは「通常モ
ード」から、「低速モード」へ変更する。
【0032】次に、クロック速度変換モードが「低速モ
ード」であって、時間の経過に応じて、デジタル画像形
成装置内部の温度が下降して、時間がt2であるとき、
デジタル画像形成装置内部の温度はTbに達する。温度
検知素子304は、デジタル画像形成装置内部の温度が
Tbに達したことを検知して、その制御信号をモード制
御部301へ出力する。温度検知素子304からデジタ
ル画像形成装置内の温度がTbに達したという制御信号
の入力を受けたモード制御部301は、クロック速度変
換モードを「高速モード」あるいは「通常モード」にす
る旨のクロック制御信号をクロック変換部203へ出力
する。具体的には、上述の方法と同様の方法により、ク
ロック速度変換モードを「低速モード」から、「高速モ
ード」あるいは「通常モード」へ変更する。このよう
に、デジタル画像形成装置内の温度の計時的変化に応じ
て、所定温度TaおよびTbに基づいて、クロック速度
変換モードの切り換えを行うものである。
【0033】(実施例2の効果)前述したように実施例
2によれば、クロック速度変換モードをクロック制御信
号としてクロック変換部203へ出力するので、クロッ
ク変換部203は、クロック制御信号に基づいて基本ク
ロックのクロック周波数の変換を行うことにより、デジ
タル画像形成装置の外的環境等に応じた最適なクロック
周波数への変換をすることができる。
【0034】〔実施例3〕 (実施例3に係るデジタル画像形成装置の構成)実施例
3は、実施例1または2の構成に加えて、CPU201
の状態がクロック周波数を切り替え可能な状態か否かを
監視し、その結果をクロック制御信号としてクロック変
換部203へ出力することにより、クロック周波数の変
換によるCPU201の誤動作あるいは異常動作等を防
止し、デジタル画像形成装置の動作の安定化を図ったも
のである。なお、基本的な構成は実施例1または2と同
様であり、同一符号は共通の構成を示すため、ここでは
異なる部分のみを説明する。
【0035】図5は、実施例3のデジタル画像装置の装
置全体を制御するCPUと、その周辺のブロック構成図
を示し、CPU201に接続されており、CPU201
の動作を監視し、かつ、監視結果をクロック制御信号と
してクロック変換部203へ出力するCPU監視部50
1を備えている。
【0036】(CPU監視部の動作)次に、CPU監視
部501の動作について説明する。CPU監視部501
は、CPU201の動作を監視し、CPU201がクロ
ック周波数を変換しても問題にならない状態、たとえ
ば、CPU201がアイドル状態である否かを監視す
る。CPU201がアイドル状態であれば、クロック周
波数を変換しても問題にならない状態であると判断し、
逆に、CPU101がアイドル状態でなければ、クロッ
ク周波数を変換するには問題がある状態であると判断す
る。
【0037】次に、CPU監視部501は、CPU20
1の動作を監視した結果、クロック周波数を変換しても
問題にならない状態であると判断した場合には、クロッ
ク周波数の変換を許可する旨のクロック制御信号をクロ
ック変換部203へ出力する。より具体的には、通常、
CPU監視部501からクロック変換部203へのクロ
ック制御信号は、ハイレベル(「H」)の状態であり,
クロック周波数を変換しても問題にならない状態である
と判断した場合には、クロック制御信号をロー・アクテ
ィブ・レベル(「L」)の状態へ変更し,クロック変換
部203へ出力する。クロック変換部203は、この
「L」の状態へ変更することを待って、クロック周波数
の変換を実行する。
【0038】(モード制御部から出力されるクロック制
御信号との関係)次に、実施例2に係るモード制御部3
01から出力されるクロック信号と、CPU監視部50
1から出力されるクロック制御信号との関係について説
明する。クロック変換部203は、カウンタ・ラッチ機
能を有しており、モード制御部301から出力されるク
ロック制御信号と、上記CPU監視部501から出力さ
れるクロック制御信号が共に「L」の状態へ変更したと
きのみ、基本クロックのクロック周波数、すなわち、ク
ロック速度変換モードを変換する。したがって、モード
制御部301から出力されるクロック制御信号,あるい
は,CPU監視部501から出力されるクロック制御信
号のどちらか一方のみ「L」の状態へ変更し,他方は
「L」の状態へ変更しない場合には、クロック変換部2
03は,クロック速度変換モードの変換を行わない。
【0039】(実施例3の効果)前述したように実施例
3によれば、CPU監視部501が、CPU201がク
ロック周波数を切り換え可能な状態か否かを監視し、そ
の結果をクロック制御信号としてクロック変換部203
へ出力し,クロック変換部203が出力されて結果に基
づいて基本クロックのクロック周波数を変更することに
より、クロック周波数の変換によるCPU201の誤動
作あるいは異常動作等を防止し、デジタル画像形成装置
の安定化を図りつつ、クロック周波数の変換を実行する
ことができる。
【0040】〔実施例4〕 (実施例4に係るデジタル画像形成装置の構成)実施例
4は、実施例3の構成に加えて、CPU監視部501が
CPU201を監視した結果、クロック周波数を切り換
え可能な状態とならない場合に、CPU201を強制的
にホールド状態にして、クロック制御信号を「L」の状
態へ変更してクロック変換部203へ出力することによ
り、基本クロックのクロック周波数の変換を円滑に行な
うためのものである。なお、基本的な構成は実施例1乃
至3と同様であり、同一符号は共通の構成を示すため、
ここでは異なる部分のみを説明する。
【0041】図6は、実施例4のデジタル画像装置の装
置全体を制御するCPUとその周辺のブロック構成図を
示し、CPU201およびCPU監視部501に接続さ
れており、かつ、クロック制御信号をクロック変換部2
03へ出力するクロック制御信号制御部601を備えて
いる。また、クロック制御信号制御部601は、モード
制御部301から出力されるクロック制御信号を入力す
る。さらに、クロック制御信号制御部601は、図示し
ない、カウンタ、あるいは、メモリ機能を実現するメモ
リを有している。また、図6において,CPU監視部5
01から出力されるクロック制御信号を「A’」とし、
クロック制御信号制御部601から出力されるクロック
制御信号を「A’’」としたとき,この「A’」と
「A’’」に基づいて、クロック制御信号「A」を発生
させ、該クロック制御信号「A」をクロック変換部20
3へ出力するゲート回路602を備えている。また、図
6において,モード制御部301から出力されるクロッ
ク制御信号を「B」とする。
【0042】(CPU監視部の動作)次に、クロック制
御信号制御部601の動作について説明する。図7は、
クロック制御信号の状態を示すタイミングチャートであ
り、クロック制御信号「B」、「A’」、「A’’」、
「A」のそれぞれの信号の状態を時系列にそって示して
いる。なお、実施例3において説明したとおり、クロッ
ク制御信号「A」と「B」は、共に、「L」にならなけ
れば、クロック変換部203は基本クロックのクロック
周波数の変換を実行しない。
【0043】クロック制御信号制御部601は、CPU
監視部501から出力されたクロック制御信号
「A’」、および、モード制御部301から出力された
クロック制御信号「B」を監視する。クロック制御信号
「B」が「H」の状態から「L」の状態へと変更になっ
た後、所定時間t以内にCPU監視部501から出力さ
れるクロック制御信号「A’」が「H」の状態から
「L」の状態へと変更しなかった場合には、誤動作、あ
るいは、異常動作等を防止するために、クロック制御信
号制御部601はCPU201を強制的にホールド状態
にする。その後、クロック制御信号制御部601はクロ
ック制御信号「A’’」を「H」の状態から「L」の状
態へと変更して、ゲート回路602へ出力する。これに
より、ゲート回路602は、クロック制御信号「A’」
が「H」の状態であっても、クロック制御信号
「A’’」が「L」の状態であることから、クロック制
御信号「A」を「L」の状態として、クロック変換部2
03へ出力する。
【0044】クロック制御信号制御部601は、CPU
201を強制的にホールド状態にする前に、データバス
204を介して、CPU201において処理中のデータ
をCPU201から引き出して、そのデータをクロック
制御信号制御部601内のメモリに一時的に記憶する。
クロック変換部203によるクロックの変換が完了した
後、クロック制御信号制御部601は、上記メモリに一
時的に記憶したデータをデータバス204を介してCP
U201へ出力する。それにより、CPU201はデー
タの処理を再開する。
【0045】(実施例4の効果)前述したように実施例
4によれば、CPU監視部501がCPU201を監視
した結果、クロック周波数を切り替え可能な状態となら
ない場合に、CPU201を強制的にホールド状態にし
て、クロック制御信号を「L」の状態として前記クロッ
ク変換部203へ出力することにより、CPU201の
動作の状態にかかわらず、クロック周波数の変換を円滑
に行なうことができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のデジタル
画像形成装置(請求項1)にあっては、基本クロックを
生成し、生成された基本クロックのクロック周波数を一
つまたは複数のクロック制御信号に基づいて変換するの
で、クロック周波数を高速にすることにより、回路また
は素子のの処理速度を向上させることができ、かつ、ク
ロック周波数を低速にすることにより、デジタル画像形
成装置の消費電力を軽減することができる。
【0047】また、デジタル画像形成装置(請求項2)
にあっては、モード制御手段が、クロック周波数を変換
する複数のモードから、回路および(または)素子の動
作に最適なモードを選択し、選択したモードに応じて、
前記クロック制御信号をクロック変換手段へ出力するの
で、デジタル画像形成装置の外的環境等に応じた最適な
クロック周波数への変換をすることができる。
【0048】また、デジタル画像形成装置(請求項3)
は、監視手段が、回路および(または)素子がクロック
周波数を変換可能な状態か否かを監視し、監視結果に応
じて、クロック制御信号をクロック変換手段へ出力する
ので、クロック周波数の変換による回路および(また
は)素子の誤動作あるいは異常動作等を防止し、デジタ
ル画像形成装置の安定化を図りつつ、クロック周波数の
変換を実行することができる。
【0049】また、デジタル画像形成装置(請求項4)
は、クロック制御信号制御手段が、監視手段により監視
した結果、回路および(または)素子がクロック周波数
を変換可能な状態にない場合に、回路および(または)
素子の動作を強制的にホールドし、回路および(また
は)素子がクロック周波数を変換可能な状態にある旨の
クロック制御信号をクロック変換手段へ出力するので、
回路および(または)素子の動作の状態にかかわらず、
クロック周波数の変換を円滑に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のデジタル画像形成装置の外観図であ
る。
【図2】実施例1のデジタル画像装置の装置全体を制御
するCPUとその周辺のブロック構成図である。
【図3】実施例2のデジタル画像装置の装置全体を制御
するCPUとその周辺のブロック構成図である。
【図4】実施例2のデジタル画像形成装置内部の温度の
計時変化を示す説明図である。
【図5】実施例3のデジタル画像装置の装置全体を制御
するCPUとその周辺のブロック構成図である。
【図6】実施例4のデジタル画像装置の装置全体を制御
するCPUとその周辺のブロック構成図である。
【図7】実施例4のデジタル画像形成装置のクロック制
御信号の状態を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】 101 スキャナー 102 プリンター 103 テーブル 201 CPU(中央処理装置) 202 クロック生成部 203 クロック変換部 301 モード制御部 302 ユーザー指定モード入力部 303 人体検知素子 304 温度検知素子 501 CPU監視部 601 クロック制御信号制御部 602 ゲート回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロックに基づいて動作の同期をとるC
    PU(中央処理装置)等の回路および(または)素子か
    らなるデジタル画像形成装置において、 基本クロックを生成するクロック生成手段と、 前記クロック生成手段により生成された基本クロックの
    クロック周波数を一つまたは複数のクロック制御信号に
    基づいて変換するクロック変換手段とを備えたことを特
    徴とするデジタル画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデジタル画像形成装置に
    おいて、 前記クロック周波数を変換する複数のモードを有し、該
    複数のモードの中から前記回路および(または)素子の
    動作に最適なモードを選択し、該選択したモードに応じ
    て、前記クロック制御信号を前記クロック変換手段へ出
    力するモード制御手段を備えたことを特徴とするデジタ
    ル画像装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のデジタル画像形
    成装置において、 前記回路および(または)素子が前記クロック周波数を
    変換可能な状態か否かを監視し、該監視結果に応じて、
    前記クロック制御信号を前記クロック変換手段へ出力す
    る監視手段を備えたことを特徴とするデジタル画像装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のデジタル画像形成装置に
    おいて、 前記監視手段により監視をした結果、前記回路および
    (または)素子が前記クロック周波数を変換できない状
    態にある場合に、該回路および(または)素子の動作を
    強制的にホールドし、該回路および(または)素子がク
    ロック周波数を変換できる状態にある旨の前記クロック
    制御信号を前記クロック変換手段へ出力するクロック制
    御信号制御手段を備えたことを特徴とするデジタル画像
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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