JPH097284A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JPH097284A
JPH097284A JP15030295A JP15030295A JPH097284A JP H097284 A JPH097284 A JP H097284A JP 15030295 A JP15030295 A JP 15030295A JP 15030295 A JP15030295 A JP 15030295A JP H097284 A JPH097284 A JP H097284A
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disc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動部が移動してディスクが選択されるディ
スク装置において、移動部のがたつきを防止できるよう
にする。 【構成】 マガジンM内のディスクは移動部50の昇降
動作により選択される。選択されたディスクDはトレイ
Tと共に移動部50内に収納され、スピンドルモータ5
4によりディスクDが回転駆動され、光ヘッド55によ
り再生が行われる。停止状態のときには、移動部50が
最上部へ移動させられ、移動部50が弾性部材61を介
して筐体41の上部内面に加圧され、この状態で移動部
50を昇降するモータが停止する。移動部50が弾性部
材61を介して筐体41の内面に加圧されることにより
移動部50のがたつきが防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のディスクのいず
れかが選択されて移動部に保持されるディスク装置に係
り、特にディスク選択動作を行なっていないときに移動
部を移動させるための機構上のがたつきを防止できるよ
うにしたディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の車載用のディスク装置であ
るいわゆるCDチェンジャの構造を示す側面図である。
このディスク装置の筐体1内には、マガジンMが装填さ
れる。マガジンM内には、複数の引き出し可能なトレイ
Tが収納されており、各トレイT上にディスク(コンパ
クトディスク)Dが設置されている。筐体1内には図示
上下方向へ移動する移動部2が設けられている。移動部
2には、ディスクDの中心部が設置されるターンテーブ
ル3、このターンテーブル3を駆動するスピンドルモー
タ4、ディスクDをターンテーブル3に固定するクラン
プ部材5、ディスクDに記録された信号を再生する光ヘ
ッド6などが設けられている。
【0003】移動部2が昇降移動して、マガジンM内の
いずれかのディスクDを選択する位置に対向すると、図
示しないトレイ突出機構により、選択されたディスクD
を設置したトレイTがマガジンMから引き出される。移
動部2では、トレイT上のディスクDの中心部がターン
テーブル3上に嵌着され、且つクランプ部材5によりク
ランプされる。そして、ディスクDがスピンドルモータ
4により回転駆動され、光ヘッド6により信号の再生が
行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このCDチャンジャな
どのディスク装置では、筐体1内で移動部2が図示上下
方向へ移動するものであるが、ディスクDの選択動作を
行なっていないとき、例えば装置全体が停止していると
きには、移動部2は筐体1内のいずれかの高さ位置に停
止している。この状態では、移動部2と、これを図示上
下方向へ案内しているガイド部との間、または移動部2
と、これを昇降移動させる移動機構との間、さらには前
記移動機構内において機構上の隙間が生じるのを避ける
ことができない。よって、自動車に搭載しているときの
車体振動などが筐体1に作用すると、移動部2に作用す
る振動により、筐体1内で移動部2ががたつきを発生す
る。また、移動部2内で上下に2つの機構に分離されて
いる構造の場合、移動部2内で各機構部間のがたつきも
発生する。
【0005】上記のがたつきが生じると、車室内にがた
つき音がノイズとして洩れ耳ざわりであるのみならず、
機構のがたつきにより、ねじの弛みや機構部品の摩耗な
どが生じやすくなる。
【0006】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、移動部の移動によりディスクの選択が行われるデ
ィスク装置において、移動部のがたつき、または移動部
を案内するガイド部、あるいは移動機構内での部品間の
がたつきを防止し、がたつき音の発生などを抑制できる
ようにすることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のディス
クが設置される収納部と、前記収納部に収納されたディ
スクを選択する方向へ移動自在であり且つ収納部から選
択されたディスクを保持する移動部と、前記移動部を前
記選択方向へ移動させる移動機構とが設けられたディス
ク装置において、ディスクの選択動作を行なっていない
ときに、前記移動部が移動領域の終端に移動させられ
て、前記移動部または移動部と共に移動するいずれかの
部分が、固定部に当接させられることを特徴とするもの
である。
【0008】上記において、移動領域の終端に移動した
移動部と固定部との間に弾性体が介装されることが好ま
しく、さらに、固定部側に移動部を案内する案内部が設
けられ、この案内部の端部に、弾性体が設けられている
構造とすることが好ましい。
【0009】さらに、移動部が、相対的に移動可能な少
なくとも2つの機構に分離されているものでは、一方の
機構部が固定部に当たった状態で、他方の機構部に対し
て移動機構から固定部方向への押圧力が与えられる構造
とすることが好ましい。
【0010】
【作用】本発明のディスク装置では、例えば複数枚のデ
ィスクが収納されたマガジンMが筐体内に装填され、こ
のマガジン内からディスクが選択されて移動部に取り出
される。あるいは収納部が筐体内に固定設置されて、外
部から前記収納部にディスクが個別に挿入されるものに
おいて、この収納部内に挿入されたいずれかのディスク
が選択されて移動部へ取り出されるものとすることも可
能である。ディスクはCD(コンパクトディスク)のよ
うに単体で使用されるものあるいは、ミニディスクなど
のようにディスクがカートリッジに収納されたものなど
である。
【0011】前記マガジンが装填され、あるいは個々の
ディスクが挿入される収納部には、移動部が対向して設
けられる。この移動部が移動して、収納部内でのいずれ
かのディスクが選択される。この移動部は、ディスクを
駆動する回転体(ターンテーブル)および光ヘッドなど
が搭載されているものであり、収納部から取り出された
ディスクがこの移動部内でただちに再生や記録駆動され
るものとなる。あるいは、移動部とは別の位置に駆動部
が設けられているものでは、収納部から取り出されたデ
ィスクが移動部に保持され、この移動部が移動して、デ
ィスクが駆動部に装填されるものとなる。
【0012】上記移動部は、傾斜した長穴とこれに挿入
されるピンなどで構成される移動機構により移動させら
れる。ディスクの選択動作が行われていないとき、例え
ばディスク装置が停止しているときに、移動機構によ
り、移動部がその移動領域の終端まで移動させられ、移
動部が筐体の内面や筐体内に設けられた他の部品などの
固定部に当接させられる。これにより、移動部とガイド
部との機構上の隙間や、移動部と移動機構との隙間など
が埋められ、筐体に振動が与えられたときに、移動部が
がたつくことがない。
【0013】また移動部内において、例えば上部シャー
シなどの機構部と、下部シャーシなどの機構部とが相対
的に移動自在とされているものであっては、例えば一方
の機構部である上部シャーシが固定部に当接した状態
で、他方の機構部である下部シャーシが、前記移動機構
により固定部方向へ加圧されることにより、移動部内の
機構部間のがたつきが防止される。
【0014】また、移動部と固定部とが直接に当接せ
ず、例えば移動部から延びる他の部材が固定部に圧接
し、これによりがたつきが防止される構造であってもよ
い。
【0015】さらに、移動部と固定部との間にゴムやス
ポンジさらには板ばねなどの弾性部材が介在し、この弾
性部材が収縮した状態で、移動部が固定部に圧接させら
れる構造とすると、移動部のがたつき効果を高くでき
る。
【0016】上記弾性体は、移動部を案内する案内部の
終端に設けることが可能である。案内部が、移動部をガ
イドするガイド軸の場合、このガイド軸の終端に弾性部
材が取り付けられる。ガイド軸の終端にて、例えば筐体
とガイド軸の端部との間に弾性部材を介装して支持する
ことにより、弾性部材を離脱しにくい状態で取り付ける
ことが可能である。
【0017】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。図1は本発明の第1実施例のディスク装置を示す分
解斜視図、図2と図3はその動作別の側面図である。筐
体11の前方には収納部12が設けられている。この収
納部12は区分壁12aによって上下が複段に区分され
ており、この区分されたそれぞれの収納領域13内にデ
ィスクDが収納されている。このディスクDは、カート
リッジCに収納された例えばミニディスクであり、装置
の外部から個々の収納領域13内に個別に挿入されて保
持される。
【0018】筐体11の左右両側面には、X1−X2方
向に延びる長穴14a、14bが形成されている。筐体
11内には駆動部材15が設けられ、この駆動部材15
の両側面に設けられた軸16aと16bが前記長穴14
aと14b内に摺動自在に挿入され、これにより駆動部
材15がX1−X2方向へ移動自在に支持されている。
駆動部材15のX1側の端部には駆動ピン31が固定さ
れている。前記収納部12の下方位置には、支持部材
(図示せず)が設けられ、この支持部材に対し、駆動回
転体32が軸34により回動自在に支持されている。こ
の駆動回転体32の上面に形成された溝カム33内に駆
動ピン31が摺動可能に挿入されている。図2に示すよ
うに、筐体11の下部に設けられた前記支持部材にはモ
ータ35と減速歯車列36が設けられており、駆動回転
体32の外周の歯が減速歯車列36の終段の歯車と噛合
っている。モータ35の出力はウオーム歯車37および
減速歯車列36に減速されて駆動回転体32に伝達さ
れ、駆動回転体32が回転駆動される。駆動回転体32
が回転すると前記溝カム33により、駆動部材15はX
1−X2方向へ駆動される。
【0019】駆動部材15の内側には移動部20が設け
られている。この移動部20の移動ベース21の内部に
は、収納部12から選択されたディスクD(カートリッ
ジC)を保持するホルダ22が設けられている。このホ
ルダ22は移動ベース21に対しダンパー23を介して
弾性支持されている。移動ベース21の両側面には駆動
ピン24a、24bが固定されている。駆動部材15の
両側面には、傾斜駆動穴17a、17bが形成され、前
記筐体11の側面には、Y1−Y2方向に延びるガイド
長穴18a、18bが形成されている。前記駆動ピン2
4a、24bは、傾斜駆動穴17a、17b内に挿入さ
れ、さらにガイド長穴18a、18b内に挿入されてい
る。
【0020】この実施例では、ガイド長穴18a、18
bが、移動部20を案内するガイド部となり、また、駆
動回転体32、駆動部材15および傾斜駆動穴17a、
17bと駆動ピン24a、24bとで、移動部20をY
1−Y2方向へ選択移動させる移動機構が構成されてい
る。さらに、移動部20の移動ベース21の上面には、
弾性部材25が固定されている。この弾性部材は合成ゴ
ムや発泡樹脂材料(例えばスポンジ)などである。
【0021】上記ディスク装置の動作について説明す
る。このディスク装置では、収納部12に収納されたい
ずれかのディスクDの選択指令が出されると、モータ3
5が始動して駆動回転体32が回転駆動され、カム溝3
3により、駆動部材15がX1−X2方向へ駆動され
る。このとき傾斜駆動穴17a、17bにより移動部2
0がY1−Y2方向へ移動させられる。移動部20が収
納部12内の選択されたディスクDに対向する位置に至
ると、モータ35が停止する。
【0022】そして収納部12内の選択されたディスク
Dを収納したカートリッジCが、移動部20のホルダ2
2内に送り込まれ、カートリッジCがホルダ22に保持
される。そしてディスクDが移動部20内の回転体(タ
ーンテーブル)に支持されて回転駆動され、光ヘッドに
より再生などが行われる。再生が行われている間、移動
部20の移動位置は変わらず、ディスクDを収納部12
から取り出したときと同じ位置に停止している。再生な
どの動作が完了したカートリッジCは収納部12の基の
収納領域13内に戻される。
【0023】次に、ディスクDの再生を行なっていない
ときで、且つディスクDの選択指令が出されていないと
き、すなわち、装置が停止状態となると、前記モータ3
5により駆動部材15がX2方向へ駆動される。そして
傾斜駆動穴17a、17bにより移動部20がその移動
領域の終端である最上位置へ移動させられる。図3に示
すように、この位置で、移動ベース21の上面に設けら
れた弾性部材25が、筐体11の天井内面に圧接させら
れる。この圧接時には、傾斜駆動穴17a、17bの上
縁部が駆動ピン24a、24bに圧接されているため、
駆動ピン24a、24bと、傾斜駆動穴17a、17b
との隙間による移動部20のがたつきが防止される。し
たがって、装置が停止状態のときに、車体などの振動が
筐体11に作用しても、移動部20のがたつきノイズを
防止できる。
【0024】なお、移動ベース21の上面の弾性部材2
5が、筐体11の天井内面に圧接された時点で、モータ
35は停止状態になる。モータ35の動力は、ウオーム
歯車37から減速歯車列36を経て駆動回転体32に伝
達される構造であるため、モータ35が停止してときに
は、駆動部材15側からモータ35に力を与えても、そ
の負荷が極めて大きいものとなる。よって、モータ35
を停止しても、移動ベース21が弾性部材25を介して
筐体11に圧接した状態から、移動部20が簡単に動く
ことはなく、移動部20は、がたつきを生じない状態に
維持される。
【0025】図4と図5は本発明の第2実施例によるデ
ィスク装置を動作別に示す側面図である。このディスク
装置は、マガジンMが装填されるものである。マガジン
Mは内部に複数のトレイTが出入り自在に設けられ、そ
れぞれのトレイT上にディスクDが設置されている。こ
のディスクDはカートリッジに収納されていないもので
あり、例えばCD(コンパクトディスク)である。マガ
ジンMは筐体41の外部から、筐体41内の収納部43
に装填される。
【0026】筐体41内には、Y1−Y2方向に延びる
ガイド軸42が案内部材として設けられており、移動部
50がこのガイド軸42に案内されてY1−Y2方向へ
選択移動できるようにガイドされている。移動部50は
上部シャーシ51と下部シャーシ52に別れ、それぞれ
のシャーシ51と52により2つの機構部に分離されて
いる。一方の機構部では、下部シャーシ52内に、ディ
スクDの中心部が嵌着されるターンテーブル53とこの
ターンテーブル53を回転駆動するスピンドルモータ5
4、さらにはディスクDに記録された信号を再生する光
ヘッド55が搭載されている。また他方の機構部では、
上部シャーシ51内にクランプ部材56が搭載されてい
る。
【0027】移動部50のうちの下部シャーシ52は、
図1に示した第1実施例と同様に、駆動部材15、傾斜
駆動穴17a、17bおよび駆動ピン24a、24bを
有する移動機構により、Y1−Y2方向へ選択移動させ
られる。上部シャーシ51は、さらに下部シャーシ52
上に対して相対的にわずかに昇降移動できるように支持
されている。そして、前記ガイド軸42の上端部分に弾
性部材61が取り付けられている。この弾性部材61
は、ゴムや発泡樹脂などの弾性体により形成された円板
または輪形状であり、例えば筐体41の天井内面とガイ
ド軸42の端面間に挟まれるなどして固定されている。
【0028】上記第2実施例のディスク装置の動作につ
いて説明する。収納部43に位置しているマガジンM内
のいずれかのディスクDの選択指令が出されると、図1
に示したのと同様に、モータの動力が減速されて駆動部
材に与えられて駆動部材が駆動され、駆動部材に形成さ
れた傾斜駆動穴により移動部50が昇降移動させられ
る。このとき、上部シャーシ51が選択されたディスク
Dに対向する位置へ至ると上部シャーシ51は移動部5
0内でそれ以上上昇しないようにロックされる。マガジ
ンM内から選択されたディスクDが設置されたトレイT
が引き出され、上部シャーシ51の下側に導かれる。そ
の後にさらに移動機構から下部シャーシ52に移動力が
与えられ、下部シャーシ52がわずかに上昇し、この上
昇により、図4に示すように、トレイTからディスクD
が持ち上げられ、ターンテーブル53とクランプ部材5
6とでディスクDが挟持される。そして、スピンドルモ
ータ54によりディスクDが回転駆動され、光ヘッド5
5により再生動作が行われる。
【0029】次に、ディスクDの選択動作が行われてお
らず、またディスクDの再生が行われていない装置停止
時には、移動機構により移動部50が最上部、すなわち
移動領域の終端位置に移動させられ、移動部50の一方
の機構部を構成する上部シャーシ51の上面が、筐体4
1の上部内面に設けられた弾性部材61に当たる。この
状態で、移動機構から他方の機構部である下部シャーシ
52に上昇力が与えられ、下部シャーシ52を介して上
部シャーシ51が筐体41の上部内面に加圧され、この
加圧状態にて、移動部50を駆動している移動機構のモ
ータが停止する。図1に示した実施例と同様に、モータ
からの出力は減速歯車列を介して駆動部材に伝達されて
いるため、モータを停止した時点で、移動部50は動く
ことのない状態で維持される。
【0030】移動部50が弾性部材61を介して固定部
である筐体41の天井内面に押し付けられているため、
移動部50と移動機構との隙間、例えば傾斜駆動穴と駆
動ピンとの隙間などが吸収され、移動部50のがたつき
を防止できる。さらに、図4と図5の実施例では、移動
部50内において、それぞれの機構部を構成する上部シ
ャーシ51と下部シャーシ52とが相対的に移動可能な
構造であるため、両シャーシ51と52間を連結する機
構にも隙間によるがたつきが生じるおそれがある。しか
し、図5に示すように、上部シャーシ51が弾性部材6
1を介して筐体41に当接した状態で、移動機構により
下部シャーシ52が上方へ加圧された状態でモータが停
止するものであるため、下部シャーシ52と上部シャー
シ51とが互いに圧縮状態となる。よって移動部50内
での上部シャーシ51と下部シャーシ52との間のがた
つきも生じなくなる。
【0031】図6は、上記第1実施例および第2実施例
でのディスク装置に用いられる電気回路の回路ブロック
図であり、図7は制御部での制御動作を示している。図
6に示すように、移動部20または50を選択移動させ
るモータ35は、モータドライバー62により駆動さ
れ、またモータドライバー62は、マイクロコンピュー
タのCPUを主体とした制御部65により制御される。
また図1に示す筐体11または図4に示す筐体41内に
は、移動部20または50が最上部位置へ移動したこと
を検知する検知器63が設けられている。この検知器6
3は、機械的なスイッチまたは光学検知器などである。
この検知出力は制御部65に与えられる。
【0032】制御部65では、予めプログラムされた制
御手順で動作制御が行われる。図7に示すようにステッ
プ1(ST1)では、ディスク装置が停止モードか否か
監視される。停止モードではないときには、動作モード
が設定される(ST2)。動作モードでは、ディスク選
択動作または再生動作などの動作プログラムに応じた制
御動作が行われる。停止モードのときにはモータ35が
始動し(ST3)、移動部20または50が上昇させら
れる。移動部20または50が弾性部材25または61
を介して筐体に加圧されると、移動部20または50が
移動領域の終端に至ったことが検知器により検知される
(ST4)。この時点でモータ35が停止し(ST
5)、図3または図5に示す状態で移動部が保持され
る。
【0033】なお上記各実施例では、移動部が筐体の上
部内面に押し付けられるものとなっているが、移動部が
筐体の下部内面に押付けられるものであってもよい。ま
た移動部が筐体内の他の固定部に当接させられてもよ
い。あるいは、例えば図1に示す移動部20に設けられ
た駆動ピン24a、24bが筐体内の固定部に当接する
構造であってもよい。
【0034】また、移動部20または50を移動させる
移動機構は、傾斜駆動穴と駆動ピンを用いたものに限ら
れず、例えばX状に組まれ中央で連結されたリンクを設
け、このリンクのX形状の形状変化により移動部が昇降
駆動されるものであってもよい。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明では、移動部が選択
移動してディスクが選択されるディスク装置において、
ディスク選択を行なっていないときに、移動部が固定部
に加圧され、がたつきが防止されるものとなっている。
よって、移動部のがたつき音が防止され、また移動部の
がたつきによる部品の摩耗やねじの弛みなどが防止でき
る。
【0036】また移動部が2つ以上の機構部に分離され
ているものでは、一方の機構部が固定部に当たった状態
で、他方の機構部に押圧力が与えられる。これにより、
移動部内での機構のがたつきも防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるディスク装置を示す
分解斜視図、
【図2】図1に示すディスク装置の側面図、
【図3】図1に示すディスク装置において移動部が最上
部に移動した状態を示す側面図、
【図4】本発明の第2実施例のディスク装置を示す側面
図、
【図5】第2実施例において移動部が最上部に移動した
状態を示す側面図、
【図6】移動部を駆動する制御回路を示す回路ブロック
図、
【図7】制御回路の制御動作を示すフローチャート、
【図8】従来のディスク装置を示す側面図、
【符号の説明】
11、41 筐体 12、43 収納部 15 駆動部材 17a、17b 傾斜駆動穴 20、50 移動部 22 ホルダ 42 ガイド軸 51 上部シャーシ 52 下部シャーシ 25、61 弾性部材 D ディスク M マガジン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のディスクが設置される収納部と、
    前記収納部に収納されたディスクを選択する方向へ移動
    自在であり且つ収納部から選択されたディスクを保持す
    る移動部と、前記移動部を前記選択方向へ移動させる移
    動機構とが設けられたディスク装置において、ディスク
    の選択動作を行なっていないときに、前記移動部が移動
    領域の終端に移動させられて、前記移動部または移動部
    と共に移動するいずれかの部分が、固定部に当接させら
    れることを特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】 移動領域の終端に移動した移動部と固定
    部との間に弾性体が介装される請求項1記載のディスク
    装置。
  3. 【請求項3】 固定部側に移動部を案内する案内部が設
    けられ、この案内部の端部に、弾性体が設けられている
    請求項2記載のディスク装置。
  4. 【請求項4】 移動部は、相対的に移動可能な少なくと
    も2つの機構に分離されており、一方の機構部が固定部
    に当たった状態で、他方の機構部に対して移動機構から
    固定部方向への押圧力が与えられる請求項1または2記
    載のディスク装置。
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