JPH0972485A - 管路内面の補修装置 - Google Patents

管路内面の補修装置

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JPH0972485A
JPH0972485A JP8092265A JP9226596A JPH0972485A JP H0972485 A JPH0972485 A JP H0972485A JP 8092265 A JP8092265 A JP 8092265A JP 9226596 A JP9226596 A JP 9226596A JP H0972485 A JPH0972485 A JP H0972485A
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JP
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repair
elastic body
support
shaped
manhole
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JP8092265A
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Moritaka Kamitaki
盛貴 上瀧
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Sanken Co Ltd
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Sanken Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管路内面、特に大口径の管路内面の補修装置
を提供する。 【解決手段】 膨らむことのできる高硬度の弾性体から
なる筒状支持体と、該筒状支持体の外周に設置された膨
らみ可能な帯状袋状体又はガードスポンジとからなり、
該筒状支持体と該帯状袋状体とを流体により膨らませ、
該帯状袋状体又はガードスポンジ上に載置した補修材を
管路内に圧着するようにすることからなる管路内面の補
修装置、及び中央部に剛性筒状体を有し、筒状支持体の
外周に更に外側筒状支持体を設けてなる管路内面の補修
装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術】本発明は管路内面特に大口径管路
内面に発生した亀裂や孔等を管路内面から補修する装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、地中に埋設してある電線管や小型
の下水管等に亀裂や孔等が開き浸入水が発生した場合に
は、地表より掘削して不良個所を探し、管路の修理や交
換等をしていた。又、最近は小型のテレビカメラを管路
内にマンホールより挿入して内面から不良個所を発見す
る技術が開発され、この技術により不良個所の発見と不
良状態の検査が可能となっており、又、管路内面からの
修理技術も開発されている。その一例として、図1に示
すように、両端が閉塞又は開放されている円筒体(ホイ
ールチューブ)1(図2に示されている)の両端の円周
に円筒状の滑走用材4を設けたものを管路9内に挿入す
るようにした装置である。図2に示すようにこの円筒体
1の外周にはその全長にわたってゴム管2が遊嵌してあ
り、そのゴム管の両端は図1に示すように緊締具5によ
り円筒体1に緊締固定してある。このゴム管2の外側に
は硬化性樹脂バインダーを含浸させた補修材3を緩く巻
き付けてある。この装置を管路9の欠陥個所まで挿し込
む。そのとき、牽引用ロープの一端を円筒体前端部6の
牽引用環体8に取り付け、後端のエアホース接続管にエ
アホース7を接続し、上記牽引用ロープで全体を欠陥個
所まで引き込むか、牽引用ロープを使用できない場合は
エアホース接続管に押込用口金を取り付けて本装置を欠
陥個所まで押し込む。エアホース7で所要圧のエアーを
供給してゴム管2を管路9の内面に接触して内面を加圧
するように膨らませると、外側に巻きつけられている補
修材3はゴム管2と管路9の内面との間に押付けられて
密着する。この際のゴム管2の膨らむ状態は図1に示す
ように(イ)から(ロ)、(ハ)を経て(ニ)の充分に
膨らんだ状態となり、この管路9の内面に補修材3が押
し付けられた状態で一定時間放置することにより補修材
が硬化して管路内面にぴったりと付着した状態となる。
完全硬化後、円筒体1のエアーを抜き、該装置をマンホ
ールから取り出せば、修理は完了する。この方法を一般
的にEPR(Engineering Plastic Pipe Repair)工法と
呼んでいる。又、大口径の管路内補修では、同様の装置
を用いゴム管の中央部分を極端に膨らませて補修材を圧
着する装置が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなEPR工
法による膨張圧着方式の補修方法は非常に簡便で仕上り
もよい管路補修方法であるが、補修装置が一体的に固定
されたものであるため、補修装置をマンホールより管
内に挿入する場合、滑走用材がマンホール内や管路内に
つっかえて挿入できない場合が生ずる、補修完了後、
管径がせまくなるため同様に滑走用材がつっかえて装置
を取り出せなくなる、補修装置に空気を注入した後、
エアーホースがからみ合って結び目が出来ることがしば
しばあり、補修材を密着させた後の排気が出来なくな
り、又装置の取り出しが出来なくなる、等の不便が生ず
る。そして大口径例えば口径がφ800〜2000mm
等の管の場合は大型の装置が好ましいが、そのような大
型の装置はマンホールのふたの径がφ600mmである
ことからマンホールからの挿入は到底出来ず、従来は前
記のような小型の装置において、その中央部のみを膨ら
ませることにより、補修材を圧着するものであって、充
分な圧着は出来ないものであり、又管路内の水を通すこ
とができず、危険を伴うものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記課題を解
決すべく鋭意研究を重ねた結果、膨らむことのできる高
硬度の弾性体からなる筒状支持体とその外周に設けた膨
らみ可能な帯状袋状体とからなる補修装置とすることに
より、前記の課題が一挙に解決できることを見出し、本
願発明に到達したものである。すなわち、本発明は、
(1)膨らむことのできるの弾性体からなる筒状支持体
と、該筒状支持体の外周に設置された膨らみ可能な帯状
袋状体又はガードスポンジとからなり、該筒状支持体と
該帯状袋状体を流体により膨らませ、該帯状袋状体及び
ガードスポンジ上に載置した補修材を管路内面に圧着す
るようにすることからなる管路内面の補修装置、(2)
筒状支持体が円形又は多角形の断面形状を有するもので
ある(1)記載の管路内面の補修装置、(3)筒状支持
体がその中心部に剛性の管状体が設けられたものからな
る(1)又は(2)記載の管路内面の補修装置、(4)
筒状支持体が高硬度の高分子弾性体又は強化高分子弾性
体からなり、その硬度が60〜120のものである
(1)、(2)又は(3)記載の管路内面の補修装置、
(5)帯状袋状体が高分子弾性体又は強化高分子弾性体
からなるものである(1)記載の管路内面の補修装置、
(6)ガードスポンジがゴム又は合成樹脂の発泡体から
なるものである(1)記載の管路内面の補修装置、
(7)(3)記載の管路内面の補修装置において、膨ら
むことができる弾性体からなる筒状支持体の上部に、更
に膨らむことができる弾性体からなる第2の支持体を載
置したことからなる管路内面の補修装置、(8)(7)
記載の管路内面の補修装置において、中心部の剛性の管
状体の下部に更に剛性の管状体からなる通水管が設けら
れてなる管路内面の補修装置、(9)上記第2の筒状支
持体が高硬度の高分子弾性体又は強化高分子弾性体から
なり、その硬度が60〜120のものである(7)記載
の管路内面の補修装置、に関する。
【0005】本発明の膨らむことのできる弾性体からな
る筒状支持体は空気等の流体を導入しないときは縮んだ
状態であり、該流体を導入すると膨らんで筒状体となる
ものである。マンホールからの挿入及び取り出しは縮ん
だ状態で行なわれ、マンホールから挿入及び取り出しが
極めて容易なものとなる。マンホールから挿入される該
筒状支持体及び帯状袋状支持体は、補修作業時に組立て
られ、空気等の流体を該筒状支持体及び帯状袋状体に導
入して膨らませられ、補修作業が行なわれる。筒状支持
体は、高硬度の例えば60〜120度の高分子弾性体又
は強化高分子弾性体からなるものが好ましく、例えば天
然ゴム、各種合成ゴム、またはゴム状エラストマー等の
素材からなることができ、これらのゴム或いはゴム弾性
体は補強材或いは補強層を埋没し、内圧に対して耐圧性
のものとすることができる。又、筒状支持体は閉塞され
た筒状体であることができるが、その中心部を貫通する
剛性の管状体を設けることができる。これにより、管路
内の水等を通すことができ、又補修装置の両側に作業員
が行来できるので、より作業性及び安全性のよいものと
することができる。該剛性の管状体は金属例えばアルミ
ニウム、鉄等からなる素材、或いは剛性の素材からなる
ことができる。又、必要に応じて、前記の作業員が行来
できる剛性の管状体の外に水等の流体を通すことのでき
る剛性の管状体を別個に設けることもできる。これらの
剛性管状体の大きさはマンホールの径よりも小さいもの
が使用されるので、マンホールからの挿入、取り出しも
容易である。
【0006】本発明の補修装置では、筒状支持体の外周
に膨らみ可能な弾性体からなる帯状袋状体が設られてい
る。この帯状袋状体は、空気等の流体により帯状袋状体
を膨らませ、その外周上に載置される補修材を管路内面
の亀裂等の損傷場所に圧着させて補修が行なわれる。こ
の補修材を圧着する帯状袋状体は筒状支持体よりも硬度
の低い高分子弾性体又は強化高分子弾性体からなり、例
えば天然ゴム、各種合成ゴム、またはゴム状エラストマ
ー等であることができ、それらのゴム或いはゴム弾性体
は補強材或いは補強層を埋設し、空気等を導入して膨ら
ませる際に、その内圧に対して耐圧力を増すようにする
ことができる。又、補修材を充分に圧着するものとして
ガードスポンジを用いる。このガードスポンジは天然ゴ
ム、各種合成ゴム等の発泡体で構成されている。
【0007】本発明で用いられる補修材はガラス繊維、
その他カーボン繊維、ケプラー繊維等の強化材に、不飽
和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、エマルジョン系樹
脂等エンジニアプラスチック樹脂である樹脂バインダ
ー、特に水路での補修は水中硬化性樹脂バインダーを含
浸させてマット状となしたもので、方向性に対して強度
が一定の合成樹脂製品である。補修材は対象となる欠陥
の大きさ、強さに応じて種々のものを組合せることがで
きる。この補修材は1枚或いは複数枚を重ねて用いる
が、その欠陥の大きさによって枚数を調節する。その例
としては通常のガラスクロス4〜5枚、ロービングクロ
ス2〜3枚と真面状のガラスクロス(止水マット)2枚
を交互に重ねたものを1組として用いるものなどが挙げ
られる。又、これら複数のクロスからなるものはその中
央部に金属板例えば金属メッシュ、金属孔あき板、或い
はプラスチックメッシュ等を挿入して剛性を付与した補
修材を用いることができる。
【0008】図面について説明すると、図3は本発明の
補修装置の斜視模式図であり、膨むことができる高硬度
の弾性体からなる筒状支持体12と、その外周に設けら
れた膨み可能な帯状袋状体13とからなり、該帯状袋状
体上に補修材14を載置した状態を示すものである。図
4は本発明の補修装置の斜視模式図であり、高硬度の弾
性体からなる筒状支持体12と、その外周に設けられて
膨らみ可能な帯状袋状体13とからなり、該筒状支持体
の中心部に剛性の管状体16が設けられたものであり、
該帯状袋状体上に補修材を載置した状態を示すものであ
る。図5〜図8は本発明の筒状支持体12に関する図で
あり、図5及び図7は筒状支持体12を空気等の流体に
より膨らませたときの斜視模式図であり、図5ではその
中心部にロープ止め具15を設け、筒状支持体12の両
側の膨らみを防止するようにしており、又図7では中心
部に剛性の管状体16が設けられており、これにより装
置自体を堅固なものとすると同時に、管路内面の水を通
し、且つ作業員が装置の両側に行き来できるようにした
もので、作業性及び安全性をより高めたものである。図
6及び図8は筒状支持体12から空気を抜いたときの斜
視模式図であり、空気を抜いているときにはこの筒状支
持体12は膨らみがなく、折り畳まれているような状態
となっており、この状態でマンホールからの挿入及び取
り出しが行われるものであり、補修作業時での装置自体
は大きくなっても、マンホールからの挿入及び取り出し
が自在に行うことができるのである。剛性の管状体16
は剛性を有する素材であれば何れの素材から作成されて
もよく、例えば金属例えばアルミニウム、鉄等であり、
強化プラスチック等からなることができる。図9は帯状
袋状体13の断面図である。帯状袋状体13は空気導入
前は扁平な袋状体(図9上)であり、これに空気を導入
すると膨らみ(図9下)、これによりその外周上に載置
された補修材を管路内面の損傷部分に圧着して、補修を
行なうものである。図10〜11は本発明の補修装置の
1つであり、大口径、例えば、直径1500mm以上、
例えば1600mm,1800mm,2000mm以上
の管路の内面の補修の際に好適に用いることのできるも
のである。図10において、図7と同じく、中心部に管
状体16の外側に膨らますことができる高硬度の弾性体
からなる筒状支持体12と更にその外側に同じく膨らま
すことのできる高硬度の弾性体からなる筒状支持体17
を設けるものでるある。中心部の剛性管状体16は例え
ば500mmの径の大きさとするものであるから、作業
時に補修装置の両側への通路として利用でき、又マンホ
ールからの挿入及び取り出しが自由にできるものであ
る。そして、該管状体16の外周に取り付けられる筒状
支持体12及び該筒状支持体12の外周に取り付けられ
る筒状支持体17は膨らますことができる弾性体、好ま
しくは高硬度の弾性体からなり、補修時以外には膨らま
せないので、マンホールからの挿入及び取り出しが自由
にできる。そして、これらは補修現場で組立られ、それ
ぞれ筒状支持体を膨らませて補修作業を行うものであ
る。したがって、大口径の管路の内面の補修作業が、容
易に且つ、作業効率よく行うことができるのである。図
11において、18は筒状支持体12の取手、19は同
じく口栓、20は同じく安全弁であり、21は筒状支持
体17の取手、22は同じく口栓である。
【0009】そして、特に、この弾性体からなる筒状支
持体を2個組合せることにより装置全体が軽量となり、
大口径の管路内の補修作業が極めて簡単に且つ安全に確
実に行うことができるのである。図12はガードスポン
ジ23の正面図である。このガードスポンジ23は補修
材を管路内面に圧着する際に使用するものであり、これ
により補修材を確実に管路内面に圧着できるのである。
このガードスポンジ17は天然ゴム或いは合成ゴム、例
えばクロロプレンゴム(CRゴム)等の発泡体材料から
なり、その上部にはエア抜きストライブ24が圧着後の
補修材とガードスポンジの離れをよくするために設けら
れている。このエア抜きストライブ24は例えば塩化ビ
ニル樹脂(PVC)からなるものである。図13は、中
央部に作業員が作業時に補修装置の両側への通路として
利用できる剛性管状体16と管路内の水等を通すことの
できる剛性管状体(通水管)25とを設けるもので、こ
れらの外周に設けられる高硬度の弾性体からなる筒状支
持体からなる筒状支持体12と更にその外側に同じく膨
らますことのできる高硬度の弾性体からなる筒状支持体
17を設けるものである。中央部の剛性管状体16は例
えば500mmの径の大きさであり、通水管25は30
0mmの径の大きさとすることができる。この装置では
通水管25があるのでより作業を安全且つ容易に行うこ
とができる。この装置では2000mm以上の大口径の
管路内面の補修を安全且つ容易に行うことができる。図
13において、18は筒状支持体12の取手、19は口
栓、20は安全弁、26は引き出し用フックであり、2
1は筒状支持体17の取手、22は口栓である。
【0010】
【作用】支持体として、膨らむことができ高硬度の弾性
体からなる筒状支持体を採用し、又その外周に膨らみ可
能な弾性帯状袋状体又はガードスポンジを設けたことに
より、補修装置のマンホールからの挿入及び取り出しが
自在となり、又軽量で組立て及び分解が容易となり、大
口径の管路内面の補修をより容易に且つ確実に行うこと
ができる。
【0011】
【実施例】次に図面を用いて、本発明の補修装置につい
て更に具体的に説明するが、これらが本発明を限定する
ものでないことは云うまでもない。実施例1 図3に示す本発明装置11において、円筒状支持体12
は高硬度、例えば硬度60〜120を有する高分子弾性
体又は強化高分子弾性体からなり、例えば天然ゴム或い
は各種合成ゴムからなるものであり、又それらの強化ゴ
ムからなるものである。強化ゴムは通常用いられる各種
補強繊維等で補強されたものである。円筒状支持体12
はその中心部にロープ止め具15が設けられ、円筒状支
持体の両側の膨らみの防止が計られている。円筒状支持
体12の大きさは例えば直径約900〜3000mm、
長さ500〜1500mmのものである。円筒状支持体
12は、図5に示すように、空気等の流体を導入するこ
とにより膨らむことができ、補修作業時には膨らませら
れる。又円筒状支持体は図6に示す通り、空気等の流体
を導入しないときには、膨らみがなく、折り畳まれた状
態となる。この膨らみのない状態でマンホールからの挿
入及び取り出しが行われ、装置自体は大きなものである
にも拘らず、マンホールからの挿入及び取り出しが容易
なものとなるのである。円筒状支持体12の外周には膨
らみ可能な弾性体からなる帯状袋状体13が設けられて
いる。この帯状袋状体13は膨らみ可能な弾性体の素材
からなるもので、例えば天然ゴム或いは各種合成ゴムか
らなるものであり、又それらの強化ゴムからなるもので
ある。これらの弾性体の硬度は前記円筒状支持体に用い
られるものよりも硬度の低いものが使用される。強化ゴ
ムは通常用いられている各種補強繊維で補強されたもの
であることができる。この帯状袋状体は図9に示すよう
に、空気等の流体を導入しない場合は扁平な袋状体であ
るが、該流体を導入すると膨らむことができるものであ
ることが必要であり、この膨らみにより、その外周に載
置される補修材14を管路内面の損傷部に圧着し、補修
するものである。補修作業終了後は、帯状袋状体13及
び円筒状支持体12より空気等の流体を抜き、膨らみの
ないものとし、これをマンホールより取り出す。
【0012】実施例2 図4に示す本発明の補修装置11において、円筒状支持
体12はその中心部に剛性管状体16が設けられている
点以外は前記実施例1で説明したものと同一である。こ
の剛性の管状体16は例えば金属例えばアルミニウム、
鉄等又は強化プラスチック等からなることができ、その
径はマンホールの径よりも小さいものが用いられる。こ
の管状体により装置自体を堅固なものとする他に、管路
内面の水を通すことができ、又作業員が装置の両側に行
き来できるようになり、作業性及び安全性がより高めら
れるのである。図7及び図8は、剛性管状体16を有す
る円筒状支持体12の模式図であり、図7は空気等の流
体を導入して膨らませられたときの模式図であり、補修
作業時に、この円筒状支持体12は膨らませられる。又
図8は円筒状支持体12より空気等を抜いたときの状態
を示す模式図であり、この状態でマンホールから挿入及
び取り出しが行われる。補修作業は、円筒状支持体12
及び帯状袋状体13を空気等により膨らませ、帯状袋状
体13の外周に載置した補修材14を管路内面の亀裂部
分等に圧着して補修するものである。
【0013】実施例3 図10に示す本発明の補修装置11は、中心部に剛性管
状体16を有し、その外周に円筒状支持体12及び該円
筒状支持体12の外周に更に円筒状支持体17を有する
ものである。中心部の剛性管状体16は補修作業の際の
通路となるものであり、作業が極めて容易となり、作業
の効率を上げるのに役立つものである。この剛性管状体
の大きさは500mm、肉厚3mm程度のものからな
り、軽量でマンホールからの挿入及び取り出しが容易に
行えるものである。この剛性管状体16の外周にある円
筒状支持体12は膨らむことのできるゴム弾性体からな
るものであり、マンホールからの挿入及び取り出し時は
しぼんだ状態で行われる。又該円筒状支持体12の外周
に設けられる円筒状支持体17も同じく膨らむことので
きるゴム弾性体からなる。これらは圧着を容易にするた
高硬度の弾性体からなることが好ましい。円筒状支持体
17の外周にはガードスポンジ23が設けられており、
このガードスポンジはCRゴム発泡材からなり、これに
より、補修剤14の管路内面への圧着を容易にするもの
である。この管路内面の補修装置は、各部材を分離して
マンホールから挿入され、作業現場で組立てられて補修
作業ができる上に、ゴム弾性体からなる支持体を二重に
して用いるものであり、全体として軽量であり、150
0mmを超える大口径、例えば1600〜2000mm
の大口径の管路内面の補修が容易に且つ安全確実に行う
ことができる。
【0014】実施例4 図13に示すように、補修装置の中央部に剛性管状体1
6と剛性管状体25とを有するものである。剛性管状体
16は作業員が装置の両側に行来でき、又剛性管状体2
5により管路内の水等を通すことができるので、安全且
つ容易に補修作業ができる。管状体16の大きさは径が
500mm、管状体25の径は300mm程度であり、
これにより、装置をマンホールから容易に挿入したり、
取り出したりすることができる。実施例3と同様にこの
管路内面の補修装置は管状体16、管状体25、筒状支
持体12、筒状支持体17、ガードスポンジ23等の各
部材を分解してそれぞれマンホールから挿入し、作業現
場で組立てられ補修作業が行われる。この装置では20
00mm以上の更に大口径の管路内面の補修作業が容易
且つ安全に行われるものである。
【0015】
【発明の効果】支持体が、膨らむことのできる高硬度弾
性体からなる筒状支持体であり、又、該支持体外周上に
弾性体からなる膨らみ可能な帯状袋状体又はガードスポ
ンジを設けるという簡単な構成としたことにより、装置
自体が軽量であり、又マンホールからの装置の挿入及び
取り出しが容易となり、下水を止めることなく、管路内
で装置の組立て及び補修ができ、管路内面特に大口径の
管路内面の補修が極めて簡単に且つ安全に行なうことが
できるというすぐれた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の管路補修装置の模式図である。
【図2】従来の管路補修装置のホイルチューブの一部欠
載断面図である。
【図3】本発明の1つの補修装置の斜視模式図である。
【図4】本発明の1つの補修装置の斜視模式図である。
【図5】本発明の筒状支持体を空気等で膨らませたとき
の斜視模式図である。
【図6】本発明の筒状支持体から空気等を抜いたときの
斜視模式図である。
【図7】本発明の剛性管状体が設けられている筒状支持
体を空気等で膨らませたときの斜視模式図である。
【図8】本発明の剛性管状体が設けられている筒状支持
体から空気等を抜いたときの斜視模式図である。
【図9】本発明の帯状袋状体の断面模式図である。
【図10】本発明の2つの筒状支持体を空気等で膨らま
せたときの補修装置の斜視模式図である。
【図11】本発明の2つの筒状支持体を空気等で膨らま
せたときの補修装置の要部の正面図である。
【図12】本発明の補修装置のガードスポンジの正面図
である。
【図13】本発明のその中央部に2つの剛性管状体を有
するものであって、2つの筒状支持体を空気で膨らませ
たときの補修装置の要部の正面図である。
【符号の説明】
1 円筒体 2 ゴム管 3 補修材 4 滑走用材 5 ゴム管緊締具 6 円筒体前端部 7 エアーホース 8 牽引用環体 9 管路 11 本発明の管路内面の補修装置 12 筒状支持体 13 帯状袋状体 14 補修材 15 ロープ止め具 16 剛性管状体 17 外側筒状支持体 18 取手 19 口栓 20 安全弁 21 取手 22 口栓 23 ガードスポンジ 24 エア抜きストライブ 25 剛性管状体(通水管) 26 引き出しフック

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】膨らむことのできるの弾性体からなる筒状
    支持体と、該筒状支持体の外周に設置された膨らみ可能
    な帯状袋状体又はガードスポンジとからなり、該筒状支
    持体と該帯状袋状体を流体により膨らませ、該帯状袋状
    体及びガードスポンジ上に載置した補修材を管路内面に
    圧着するようにすることからなる管路内面の補修装置。
  2. 【請求項2】筒状支持体が円形又は多角形の断面形状を
    有するものである請求項1記載の管路内面の補修装置。
  3. 【請求項3】筒状支持体がその中心部に剛性の管状体が
    設けられたものからなる請求項1又は2記載の管路内面
    の補修装置。
  4. 【請求項4】筒状支持体が高硬度の高分子弾性体又は強
    化高分子弾性体からなり、その硬度が60〜120のも
    のである請求項1、2又は3記載の管路内面の補修装
    置。
  5. 【請求項5】帯状袋状体が高分子弾性体又は強化高分子
    弾性体からなるものである請求項1記載の管路内面の補
    修装置。
  6. 【請求項6】ガードスポンジがゴム又は合成樹脂の発泡
    体からなるものである請求項1記載の管路内面の補修装
    置。
  7. 【請求項7】請求項3記載の管路内面の補修装置におい
    て、膨らむことができる弾性体からなる筒状支持体の上
    部に、更に膨らむことができる弾性体からなる第2の支
    持体を載置したことからなる管路内面の補修装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の管路内面の補修装置におい
    て、中心部の剛性の管状体の下部に更に剛性の管状体か
    らなる通水管が設けられてなる管路内面の補修装置。
  9. 【請求項9】上記第2の筒状支持体が高硬度の高分子弾
    性体又は強化高分子弾性体からなり、その硬度が60〜
    120のものである請求項7記載の管路内面の補修装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008073925A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Sekisui Chem Co Ltd 既設管の更生方法

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