JPH09210286A - 管路内面の補修装置 - Google Patents

管路内面の補修装置

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JPH09210286A
JPH09210286A JP8092264A JP9226496A JPH09210286A JP H09210286 A JPH09210286 A JP H09210286A JP 8092264 A JP8092264 A JP 8092264A JP 9226496 A JP9226496 A JP 9226496A JP H09210286 A JPH09210286 A JP H09210286A
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JP
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support
rigid support
repair
pipeline
cylindrical
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JP8092264A
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Inventor
Moritaka Kamitaki
盛貴 上瀧
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Sanken Co Ltd
Original Assignee
Sanken Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
    • F16L55/18Appliances for use in repairing pipes

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sewage (AREA)
  • Pipe Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】管路内面、特に大口径の管路内面の補修装置を
提供する。 【解決手段】複数個の分割可能な筒状の剛性支持体と、
該支持体の外周に設置された膨らみ可能な弾性体からな
る帯状袋状体とからなり、該帯状袋状体を流体により膨
らませ、該帯状袋状体上に載置した補修材を管路内に圧
着するようにすることからなる管路内面の補修装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は管路内面特に大口径
管路内面に発生した亀裂や孔等を管路内面から補修する
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、地中に埋設してある電線管や小型
の下水管等に亀裂や孔等が開き浸入水が発生した場合に
は、地表より掘削して不良個所を探し、管路の修理や交
換等をしていた。又、最近は小型のテレビカメラを管路
内にマンホールより挿入して内面から不良個所を発見す
る技術が開発され、この技術により不良個所の発見と不
良状態の検査が可能となっており、又、管路内面からの
修理技術も開発されている。その一例として、図1に示
すように、両端が閉塞又は開放されている円筒体(ホイ
ールチューブ)1(図2に示されている)の両端の円周
に円筒状の滑走用材4を設けたものを管路9内に挿入す
るようにした装置である。図2に示すようにこの円筒体
1の外周にはその全長にわたってゴム管2が遊嵌してあ
り、そのゴム管の両端は図1に示すように緊締具5によ
り円筒体1に緊締固定してある。このゴム管2の外側に
硬化性樹脂バインダーを含浸させた補修材3を緩く巻き
付けてある。この装置を管路9の欠陥個所まで挿し込
む。そのとき、牽引用ロープの一端を円筒体前端部6の
牽引用環体8に取り付け、後端のエアホース接続管にエ
アホース7を接続し、上記牽引用ロープで全体を欠陥個
所まで引き込むか、牽引用ロープを使用できない場合は
エアホース接続管に押込用口金を取り付けて本装置を欠
陥個所まで押し込む。エアホース7で所要圧のエアーを
供給してゴム管2を管路9の内面に接触して内面を加圧
するように膨らませると、外側に巻きつけられている補
修材3はゴム管2と管路9の内面との間に押付けられて
密着する。この際のゴム管2の膨らむ状態は図1に示す
ように(イ)から(ロ)、(ハ)を経て(ニ)の充分に
膨らんだ状態となり、この管路9の内面に補修材3が押
し付けられた状態で一定時間放置することにより補修材
が硬化して管路内面にぴったりと付着した状態となる。
完全硬化後、円筒体1のエアーを抜き、該装置をマンホ
ールから取り出せば、修理は完了する。この方法を一般
的にEPR(Engineering Plastic Pipe Repair)工法と
呼んでいる。又、大口径の管路内補修では、同様の装置
を用いゴム管の中央部分を極端に膨らませて補修材を圧
着する装置が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなEPR工
法による膨張圧着方式の補修方法は非常に簡便で仕上り
もよい管路補修方法であるが、補修装置が一体的に固定
されたものであるため、補修装置をマンホールより管
内に挿入する場合、滑走用材がマンホール内や管路内に
つっかえて挿入できない場合が生ずる、補修完了後、
管径がせまくなるため同様に滑走用材がつっかえて装置
を取り出せなくなる、補修装置に空気を注入した後、
エアーホースがからみ合って結び目が出来ることがしば
しばあり、補修材を密着させた後の排気が出来なくな
り、又装置の取り出しが出来なくなる、等の不便が生ず
る。そして大口径例えば口径がφ800〜2000mm
等の管の場合は大型の装置が好ましいが、そのような大
型の装置はマンホールのふたの径がφ600mmである
ことからマンホールからの挿入は到底出来ず、従来は前
記のような小型の装置において、その中央部のみを膨ら
ませることにより、補修材を圧着するものであって、充
分な圧着は出来ないものであり、又管路内の水を通すこ
とができず、危険を伴うものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記課題を解
決すべく鋭意研究を重ねた結果、剛性の筒状支持体を分
割可能なものとし、該筒状支持体の外周に膨らみ可能な
高分子弾性体等からなる帯状袋状体を設置することによ
り、前記の課題が一挙に解決できることを見出し、本願
発明に到達したものである。すなわち、本発明は、
(1)複数個の分割可能な筒状の剛性支持体と、該支持
体の外周に設置された膨らみ可能な弾性体からなる帯状
袋状体とからなり、該帯状袋状体を流体により膨らま
せ、該帯状袋状体上に載置した補修材を管路内に圧着す
るようにすることからなる管路内面の補修装置、(2)
分割可能な筒状の剛性支持体が円形又は多角形の断面形
状を有するものである(1)記載の管路内面の補修装
置、(3)分割可能な筒状の剛性支持体が金属又はプラ
スチックから選択されるものからなる(1)又は(2)
記載の管路内面の補修装置、(4)分割可能な筒状の剛
性支持体が3〜16個に分割可能なものである(1)、
(2)又は(3)記載の管路内面の補修装置、(5)分
割可能な筒状の剛性支持体が6分割以上のものであっ
て、分割されるフラグメントの断面形状が円形又は多角
形の断面形状を有する支持体の半径に相当する2つの支
柱とその1つの外周に相当するフレームとから構成され
る三角形状のものである(1)、(2)、(3)又は
(4)記載の管路内面の補修装置、(6)三角形状のフ
ラグメントの支柱の長さが450〜600mm未満であ
る(5)記載の管路内面の補修装置、(7)分割可能な
筒状の剛性支持体が6分割以上のものであって、分割さ
れるフラグメントの断面形状が円形又は多角形の断面形
状を有する支持体の外周に相当するフレームの1つを底
辺とする台形状のものである(1)、(2)又は(3)
記載の管路内面の補修装置、および(8)帯状袋状体が
高分子弾性体又は強化高分子弾性体からなるものである
(1)記載の管路内面の補修装置、に関するものであ
る。
【0005】本発明の剛性筒状支持体は管路内の断面形
状に合わせた円形或いは多角形例えば六角形、四角形等
の形状の筒状体であることができ、該支持体は複数個、
例えば3〜16個に分割可能なものであり、マンホール
からの挿入及び取り出しは分割された状態で行なわれ、
分割して挿入された部材を現場で筒状体に組立てるもの
である。筒状支持体は剛性のものであって、金属例えば
アルミニウム、鉄等からなる素材、或いは剛性のプラス
チック素材からなることができる。この筒状の剛性支持
体は管路内にある水等を通すことができ、作業を安全に
行なうことができる機能も併せ有する。又この筒状剛性
支持体は補修装置の両側に作業員が行来できる連絡通路
ともなり、補修作業を更に容易かつ効率よくすることが
できるものである。本発明の装置は、筒状の剛性支持体
の外周に膨らみ可能な弾性体からなる帯状袋状体を設け
る。この帯状袋状体は、空気等の流体により帯状袋状体
を膨らませ、その外周に載置される補修材を管路内面の
亀裂等の損傷場所に圧着させるものである。この補修材
圧着用帯状袋状体は高分子弾性体又は強化高分子弾性体
からなり、例えば天然ゴム、各種合成ゴム、またはゴム
状エラストマー等であることができ、それらのゴム或い
はゴム弾性体は補強材或いは補強層を埋設し、空気等を
導入して膨らませる際に、その内圧に対して耐圧力を増
すようにすることができる。本発明で用いられる補修材
はガラス繊維、その他カーボン繊維、ケプラー繊維等の
強化材に、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、エ
マルジョン系樹脂等エンジニアプラスチック樹脂である
樹脂バインダー、特に水路での補修は水中硬化性樹脂バ
インダーを含浸させてマット状となしたもので、方向性
に対して強度が一定の合成樹脂製品である。補修材は対
象となる欠陥の大きさ、強さに応じて種々のものを組合
せることができる。この補修材は1枚或いは複数枚を重
ねて用いるが、その欠陥の大きさによって枚数を調節す
る。その例としては通常のガラスクロス4〜5枚、ロー
ビングクロス2〜3枚と真面状のガラスクロス(止水マ
ット)2枚を交互に重ねたものを1組として用いるもの
などが挙げられる。又、これら複数のクロスからなるも
のはその中央部に金属板例えば金属メッシュ、金属孔あ
き板、或いはプラスチックメッシュ等を挿入して剛性を
付与した補修材を用いることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】図面について説明すると、図3は
本発明の補修装置の断面図であり、分割可能な剛性支持
体12の外周に膨らみ可能な弾性体からなる帯状袋状体
13が設けられたものからなる。図4は本発明の補修装
置に補修材を載置した斜視模式図であり、帯状袋状体1
3の外周上に補修材14を載置し、帯状袋状体内に気体
又は液体からなる流体を導入して該帯状袋状体13を膨
らませ、管路内の損傷部分に該補修材14を圧着させて
補修するものである。図5〜図9は本発明の補修装置の
剛性支持体12に関する図であり、図5は16個に分割
可能な剛性支持体12の断面図、図6は剛性支持体の部
分構造図、図7は剛性支持体の分割フラグメント構造模
式図、図8は剛性支持体の分割挿入時のフラグメントの
組合せ模式図、図9は3つに分割可能な剛性支持体の断
面図である。本発明の剛性支持体は管路内面断面形状に
合わせ断面形状が円形や多角形例えば四角形、六角形、
八角形等とすることができ、又、マンホールからの挿入
及び取り出しを自在に可能とするために複数個例えば3
〜16個に(図5及び図9)分割可能な構造を有するも
のである。図10〜図14は本発明の補修装置の剛性支
持体12の他の例である。図10は円形の支持体12の
断面模式図であり、図11に示されている6分割された
フラグメント12aを組合わせたものである。この6個
に分割される支持体12は断面円形の支持体の半径に相
当する長さの2つの支柱20とその円周の1部の円弧状
フレーム21とからなるフラグメント12aから構成さ
れ、このフラグメント12aを組合わせ支柱の適当な位
置で結合手19で固定され組立てられて断面円形の剛性
支持体12が作製される。マンホールの穴の直径はφ6
00mmであるので、この支柱及び円弧状フレームの長
さは450mm〜600mm未満、好ましくは500m
m〜550mmに設定でき、マンホールからの挿入及び
取出しを容易かつ自由に行なうことができ、支柱がある
ことにより強固な支持体とすることができる。そして、
直径が1000mm程度の大きさの剛性支持体12とす
ることができるので、帯状袋状体の膨みによる補修作業
が容易で且つ確実に行なうことができる。又支持体の中
央部は水を通すことができ、作業上安全である。図12
は嵌合型結合手19を用いた場合の組立て支持体の一部
欠載の模式図である。さらに図13は支持体の断面形状
が六角形の場合の剛性支持体の断面模式図である。これ
は図14に示す2個の支柱とフレーム21とからなる二
等辺三角形状の6個の支持体フラグメント12aにより
組立てられる支持体である。この支持体の作用効果は前
述の図10に示す剛性支持体12と同様である。図15
及び図16は本発明の補修装置の剛性支持体12の他の
例である。図15は円形の支持体12の断面模式図であ
り、図16に示されている6分割されたフラグメント1
2aを組合せたものである。この6個に分割される支持
体12は断面円形の支持体の円弧上フレーム21を底辺
とするその断面形状が台形状のフラグメント12aから
構成され、このフラグメント12aを組合せて組立てら
れて断面円形の剛性支持体12が作製される。フラグメ
ント12aはフレーム21、支柱20及び台形上辺フレ
ーム22とからなるものである。円弧状フレームの長さ
は450mm〜600mm未満、好ましくは500mm
〜550mmに設定でき、又支柱20の長さはそれ以下
に設定されるから、マンホールからの挿入及び取出しが
容易且つ自由に行うことができ、フラグメント12aの
形状が台形であることから、より強固な支持体とするこ
とができる。そして、この支持体の中央は空間であるの
で、この中央空間を作業員が行来でき、又水を通すこと
もできるので、補修作業を安全に、且つ容易に確実に行
うことができる。これらの剛性支持体は剛性を有する素
材であれば何れの素材から作成されてもよく、例えば、
金属例えばアルミニウム、鉄等であり、強化プラスチッ
ク等からなることができる。図17は帯状袋状体13の
断面図である。帯状袋状体13は空気導入前は扁平な袋
状体(図17上)であり、これに空気を導入すると膨ら
み(図17下)、これによりその外周上に載置された補
修材14を管路内の損傷部分に圧着して、補修をするも
のである。筒状体からなる剛性支持体を分割可能なもの
とし又その外周に膨らむことのできる弾性帯状袋状体を
設けるものであるため、マンホールから挿入及び取り出
しが自在となり、又組立て及び分解が容易であり、大口
径の管路内面の補修を障害なく、安全且つ確実に行なう
ことができる。
【0007】
【実施例】次に図面を用いて、本発明の補修装置につい
て更に具体的に説明するが、これらが本発明を限定する
ものでないことは云うまでもない。実施例1 図3に示す本発明の補修装置11において、円筒形の剛
性支持体12はアルミ製或いは鉄製のもので、16個の
フラグメント12a(支持体素子)からなるものであ
る。このフラグメント12aは例えば図6及び図7に示
すように蓋板15が結合されており、この蓋板15の結
合穴16及び17で各フラグメント12aは連結され、
円筒形の剛性支持体12が形成される。フラグメント1
2aは図7に示すような補強板18を取り付けることが
できる。この円筒形剛性支持体12の大きさは例えば直
径約1500mm、長さ約1000mmであり、横約2
94mm、縦約1000mmのフラグメント12aが1
6個が連結され形成されている。フラグメント12aの
16個からなる円筒形剛性支持体は、マンホールより挿
入或いは取り出されるときは図8に示すように4個に分
割折り畳まれる。この分割されたものを管路内で組立て
られ円筒形剛性支持体12が作成される。又、管路内か
ら本発明装置の取り出し時には、同様に円筒形剛性支持
体を分解して取り出すのである。図3及び図4に示すよ
うに組立てられた円筒形剛性支持体12の外周には膨ら
み可能な弾性体からなる帯状袋状体13が設けられてい
る。この帯状袋状体13は膨らみ可能な弾性体の素材か
らなるもので、例えば天然ゴム或いは各種合成ゴムから
なるものであり、又それらの強化ゴムからなるものであ
る。強化ゴムは通常用いられている各種補強繊維で補強
されたものであることができる。この帯状袋状体は図1
5に示すように、空気等の流体を導入したい場合は扁平
な袋状体であるが、該流体を導入すると膨らむことがで
きるものであることが必要であり、この膨らみにより、
その外周に載置される補修材を管路内面の損傷部に圧着
し、補修するものである。図4は本発明の補修装置であ
る分割可能な剛性円筒状支持体12と、その外周に設置
された弾性体からなる膨らみ可能な帯状袋状体13とか
らなるものであり、該帯状袋状体13の外周にさらに補
修材14を載置した状態を示す斜視模式図である。該帯
状袋状体13に空気等の流体を導入して膨ませると、そ
の外周に載置されている補修材は管路内面の亀裂部分に
強く圧着され、該亀裂部分は補修されるものである。
【0008】実施例2 図9は3個のフラグメントに分割可能な剛性円筒状支持
体12の断面図であり、前記16個のフラグメントの場
合と同様、マンホールからの挿入時には、3個のフラグ
メントをそれぞれ挿入し、挿入された3個のフラグメン
トを管路内で組立て円筒状支持体12とするものであ
る。これらのフラグメントは連結手19により、連結さ
れ、円筒状支持体12に組立てられ、前記と同様の操作
により、容易に且つ安全に補修作業を行なうことができ
る。
【0009】実施例3 図10に示す6個のフラグメントに分割可能な剛性円筒
状支持体には、実施例1の16個のフラグメントの場合
と同様、マンホールからの挿入時には、図11に示す形
状の6個のフラグメント12aをそれぞれ挿入し、挿入
された6個のフラグメント12aを管路内で組立て、連
結手19により連結し、円筒状剛性支持体12とするも
のである。このフラグメント12aは円筒状支持体を6
等分されたものに相当し、円筒状支持体の半径に相当す
る長さ約500mmの2つの支柱20とその円弧状フレ
ーム21からなるもので、直径約1000mmに相当す
るかなり大きな円筒状剛性支持体12が得られる。フラ
グメント12aの2個の支柱20は長さが約500mm
であり、その円弧状フレームの長さも約500mmに相
当する長さを有するので、マンホールからの挿入及び取
り出しが容易にでき、又、組立てが極めて容易である。
図12はフラグメントの組立結合を嵌合型結合手を用い
て行なった場合の一部欠載の断面模式図である。組立て
られた剛性円筒状支持体12には実施例1(図4)と同
様に膨み可能な弾性体からなる帯状袋状体13が設けら
れ、さらにその外周には補修材14が載置される。該帯
状袋状体13に空気等の流体を導入して膨らませ、補修
材14を管路内面の亀裂部分に強く圧着して、該亀裂部
分の補修を行なうものである。この組立てられた剛性支
持体は直径1000mmというかなり大きな支持体であ
り、又支柱20があるため、強固な支持体が得られ、そ
のため大口径の管路内面の補修が容易且つ確実に行なう
ことができ、組立が容易であると共に作業効率の向上が
計られ、又安全性の高いものとなる。
【0010】実施例4 図13は同じく6個のフラグメントに分割可能な六角形
状剛性支持体12である。前記実施例3と同様に、図1
4に示す二等辺三角形(正三角形)のフラグメント6個
をそれぞれ、マンホールから挿入し、挿入された6個の
フラグメントを組立て六角形状剛性支持体12とするも
のである。実施例3と同様に操作でき、容易且つ安全に
補修作業を行なうことができる。正三角形のフラグメン
ト12aの1辺の長さは約500mmにすることによ
り、マンホールからの挿入及び取り出しが容易であると
共にその長径の長さが約1000mmの支持体が得られ
るので、大型の管路内面の補修作業が容易となる等、実
施例3と同様の効果を有するものである。
【0011】実施例5 図15は同じく6個に分割可能な円形状剛性支持体12
であり、図16に示す円形状支持体のフレーム21を底
辺とする断面形状が台形状のフラグメント12a6個を
それぞれマンホールからの挿入し、挿入した6個のフラ
グメントを組立て六角形状剛性支持体12とするもので
ある。実施例3と同様に操作して、容易且つ安全に補修
作業を行うことができる。台形状のフラグメントのフレ
ーム21の長さを約500mmにすることにより、マン
ホールから挿入及び取出しが容易であり、これにより、
直径1000mmの大きさの支持体が得られ、大口径の
管路内面の補修作業が容易となり、フラグメント12a
が台形であり、台形上辺フレーム22を有するため、よ
り強固な支持体となり、安全性の点ですぐれたものとな
る。
【0012】
【発明の効果】筒状剛性支持体を分割可能なものとし、
及び該支持体外周上に弾性体からなる膨らみ可能な帯状
袋状体を設置するという簡単な構成したことにより、マ
ンホールからの装置の挿入及び取り出しが容易となり、
管路内で該支持体の組立て等装置の組立てができ、下水
を止めることなく、管路内特に大口径の管路内面の補修
が極めて簡単に、且つ作業効率もよく安全に行なうこと
ができるというすぐれた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の管路補修装置の模式図である。
【図2】従来の管路補修装置のホイルチューブの一部欠
載断面図である。
【図3】本発明の補修装置の断面模式図である。
【図4】本発明の補修装置に補修材を載置した斜視模式
図である。
【図5】本発明の16個に分割可能な剛性支持体の断面
模式図である。
【図6】本発明の剛性支持体の部分構造図である。
【図7】本発明の剛性支持体の分割されるフラグメント
の構造図である。
【図8】本発明の剛性支持体の分割挿入又は取り出し時
のフラグメントの組合わせ模式図である。
【図9】本発明の3個に分割可能な剛性支持体の断面模
式図である。
【図10】本発明の6個に分割可能な円筒状剛性支持体
の断面模式図である。
【図11】本願発明の円筒状剛性支持体の分割されるフ
ラグメントの模式図である。
【図12】本願発明の円筒状剛性支持体の結合部を示す
一部欠載断面模式図である。
【図13】本願発明の六角形状支持体の断面模式図であ
る。
【図14】本願発明の六角形状支持体の分割されるフラ
グメントの模式図である。
【図15】本発明の6個に分割可能な円筒状剛性支持体
の断面模式図である。
【図16】本発明の円筒状剛性支持体の分割されるフラ
グメントの模式図である。
【図17】本発明の弾性体帯状袋状体の断面模式図であ
る。
【符号の説明】
1 円筒体 2 ゴム管 3 補修材 4 滑走用材 5 ゴム管緊締具 6 円筒体前端部 7 エアーホース 8 牽引用環体 9 管路 11 本発明の管路内面の補修装置 12 分割可能な筒状剛性支持体 12a 筒状剛性支持体のフラグメント 13 帯状袋状体 14 補修材 15 蓋板 16 結合穴 17 結合穴 18 補強板 19 結合手 20 支柱 21 フレーム 22 台形上辺フレーム

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個に分割可能な筒状の剛性支持体と、
    該支持体の外周に設置された膨らみ可能な弾性体からな
    る帯状袋状体とからなり、該帯状袋状体を流体により膨
    らませ、該帯状袋状体上に載置した補修材を管路内に圧
    着するようにすることからなる管路内面の補修装置。
  2. 【請求項2】分割可能な筒状の剛性支持体が円形又は多
    角形の断面形状を有するものである請求項1記載の管路
    内面の補修装置。
  3. 【請求項3】分割可能な筒状の剛性支持体が金属又はプ
    ラスチックから選択されるものからなる請求項1又は2
    記載の管路内面の補修装置。
  4. 【請求項4】分割可能な筒状の剛性支持体が3〜16個
    に分割可能なものである請求項1、2又は3記載の管路
    内面の補修装置。
  5. 【請求項5】分割可能な筒状の剛性支持体が6分割以上
    のものであって、分割されるフラグメントの断面形状が
    円形又は多角形の断面形状を有する支持体の半径に相当
    する2つの支柱とその1つの外周に相当するフレームと
    から構成される三角形状のものである請求項1、2、3
    又は4記載の管路内面の補修装置。
  6. 【請求項6】三角形状のフラグメントの支柱の長さが4
    50〜600mm未満である請求項5記載の管路内面の
    補修装置。
  7. 【請求項7】分割可能な筒状の剛性支持体が6分割以上
    のものであって、分割されるフラグメントの断面形状が
    円形又は多角形の断面形状を有する支持体の外周に相当
    するフレームの1つを底辺とする台形状のものである請
    求項1、2又は3記載の管路内面の補修装置。
  8. 【請求項8】帯状袋状体が高分子弾性体又は強化高分子
    弾性体からなるものである請求項1記載の管路内面の補
    修装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102032416A (zh) * 2011-01-19 2011-04-27 重庆大学 一种大管径排水管道内插钢管局部加强非开挖修复方法
JP2016003678A (ja) * 2014-06-14 2016-01-12 株式会社サンケン 配管の再生方法
JP2016003677A (ja) * 2014-06-14 2016-01-12 株式会社サンケン 配管の再生方法
CN107355634A (zh) * 2017-08-29 2017-11-17 湖南大麓科技有限公司 管道变形非开挖修复装置及方法

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