JPH0972198A - トンネル構築方法 - Google Patents
トンネル構築方法Info
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- JPH0972198A JPH0972198A JP7248745A JP24874595A JPH0972198A JP H0972198 A JPH0972198 A JP H0972198A JP 7248745 A JP7248745 A JP 7248745A JP 24874595 A JP24874595 A JP 24874595A JP H0972198 A JPH0972198 A JP H0972198A
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- Japan
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- tunnel
- wall surface
- cloth
- tunnel wall
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- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 トンネル工事の進行を早めることができ、ま
た、作業時間を短縮し、コストダウンを図れるトンネル
構築方法を提供すること。 【解決手段】 トンネル壁面4は、硬岩が発破や機械式
掘削機により掘削され、ピック等により浮石の処理がな
されている。アーム10の先部には作業部12が設けら
れ、作業部12は、清掃部20、補強体14の押し付け
ローラ22、加熱ローラ24等を備える。清掃部20で
はモップ等によりトンネル壁面4の水洗浄が行われ、次
いで、熱風が吹き付けられ、乾燥される。次に、押し付
けローラ22により、接着剤32を含浸した布状の補強
体14がトンネル壁面4に押し付けられ、次ぎに、加熱
ローラ24により補強体14が加熱され、これらにより
接着剤32が硬化し、トンネル壁面4に布状の補強体1
4が取り付けられ、補強体14によりトンネル壁面の支
持がなされる。
た、作業時間を短縮し、コストダウンを図れるトンネル
構築方法を提供すること。 【解決手段】 トンネル壁面4は、硬岩が発破や機械式
掘削機により掘削され、ピック等により浮石の処理がな
されている。アーム10の先部には作業部12が設けら
れ、作業部12は、清掃部20、補強体14の押し付け
ローラ22、加熱ローラ24等を備える。清掃部20で
はモップ等によりトンネル壁面4の水洗浄が行われ、次
いで、熱風が吹き付けられ、乾燥される。次に、押し付
けローラ22により、接着剤32を含浸した布状の補強
体14がトンネル壁面4に押し付けられ、次ぎに、加熱
ローラ24により補強体14が加熱され、これらにより
接着剤32が硬化し、トンネル壁面4に布状の補強体1
4が取り付けられ、補強体14によりトンネル壁面の支
持がなされる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は山岳トンネル工法等
で硬岩をトンネル掘削する際に好適なトンネル構築方法
に関する。
で硬岩をトンネル掘削する際に好適なトンネル構築方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】トンネルを山岳トンネル工法で掘削する
手順は次の通りである。 1.発破あるいは機械式掘削機によりトンネル掘削を行
う。 2.ピック等によりトンネル壁面の浮石を処理する。 3.H型鋼等をトンネル形状に合わせて曲げた鋼製支保
工をトンネル壁面に建て込む。 4.トンネル壁面にコンクリートを所定の厚さ吹き付け
る。 5.吹き付けたコンクリート面を貫通させてロックボル
トを打設する。 6.覆工コンクリートを打設する。 通常は、上記の1〜5の手順をトンネル進行の1.5m
以内毎に繰り返し、後続して6の作業を行う。そして、
このような従来の工法は、ある程度、標準化されている
と取られがちである。
手順は次の通りである。 1.発破あるいは機械式掘削機によりトンネル掘削を行
う。 2.ピック等によりトンネル壁面の浮石を処理する。 3.H型鋼等をトンネル形状に合わせて曲げた鋼製支保
工をトンネル壁面に建て込む。 4.トンネル壁面にコンクリートを所定の厚さ吹き付け
る。 5.吹き付けたコンクリート面を貫通させてロックボル
トを打設する。 6.覆工コンクリートを打設する。 通常は、上記の1〜5の手順をトンネル進行の1.5m
以内毎に繰り返し、後続して6の作業を行う。そして、
このような従来の工法は、ある程度、標準化されている
と取られがちである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の工法では、工程数が多くトンネル工事の進行
を早めることができない問題があった。また、硬岩のト
ンネル工事では上記の3から5の作業が不必要な場合が
あり、従来の標準化された手順では不経済となる問題が
あった。本発明は前記事情に鑑み案出されたものであっ
て、本発明の目的は、トンネル工事の進行を早めること
ができ、また、作業時間を短縮し、コストダウンを図れ
るトンネル構築方法を提供することにある。
うな従来の工法では、工程数が多くトンネル工事の進行
を早めることができない問題があった。また、硬岩のト
ンネル工事では上記の3から5の作業が不必要な場合が
あり、従来の標準化された手順では不経済となる問題が
あった。本発明は前記事情に鑑み案出されたものであっ
て、本発明の目的は、トンネル工事の進行を早めること
ができ、また、作業時間を短縮し、コストダウンを図れ
るトンネル構築方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、硬岩を発破あるいは機械式掘削機によりトン
ネル掘削し、掘削され浮石が処理されたトンネル壁面に
覆工コンクリートを打設してトンネルを構築していくに
際して、前記トンネル壁面に布状の補強体を接着剤によ
り貼り付け固定してトンネル壁面を布状の補強体で支持
し、前記覆工コンクリートをこの布状の補強体の上から
打設するようにしたことを特徴とする。
本発明は、硬岩を発破あるいは機械式掘削機によりトン
ネル掘削し、掘削され浮石が処理されたトンネル壁面に
覆工コンクリートを打設してトンネルを構築していくに
際して、前記トンネル壁面に布状の補強体を接着剤によ
り貼り付け固定してトンネル壁面を布状の補強体で支持
し、前記覆工コンクリートをこの布状の補強体の上から
打設するようにしたことを特徴とする。
【0005】また、本発明は、前記布状の補強体を接着
剤によりトンネル壁面に貼り付ける前に、トンネル壁面
から塵埃を取り除く清掃が行われることを特徴とする。
また、本発明は、前記接着剤として急結性接着剤が用い
られ、布状の補強体が接着剤によりトンネル壁面に貼り
付けられたのち、加圧されることを特徴とする。また、
本発明は、前記接着剤として熱硬化性接着剤が用いら
れ、布状の補強体が接着剤によりトンネル壁面に貼り付
けられたのち、加熱されることを特徴とする。また、本
発明は、前記布状の補強体が、所定幅で少なくともトン
ネル壁面の両側面及び上面を覆う長さを有することを特
徴とする。
剤によりトンネル壁面に貼り付ける前に、トンネル壁面
から塵埃を取り除く清掃が行われることを特徴とする。
また、本発明は、前記接着剤として急結性接着剤が用い
られ、布状の補強体が接着剤によりトンネル壁面に貼り
付けられたのち、加圧されることを特徴とする。また、
本発明は、前記接着剤として熱硬化性接着剤が用いら
れ、布状の補強体が接着剤によりトンネル壁面に貼り付
けられたのち、加熱されることを特徴とする。また、本
発明は、前記布状の補強体が、所定幅で少なくともトン
ネル壁面の両側面及び上面を覆う長さを有することを特
徴とする。
【0006】本発明では、従来の浮石処理後に、トンネ
ル壁面を布状の補強体で支持する。すなわち、硬岩のト
ンネル工事では、トンネル掘削後に落下する浮石は小さ
いものが多く、布状の補強体でトンネル壁面を支持する
ことで小石の落下を十分に防げ、従来の3〜4、あるい
は、3〜5の作業手順を省くことが可能となり、トンネ
ルの進行を早め、作業時間の短縮化、コストダウンを図
れる。
ル壁面を布状の補強体で支持する。すなわち、硬岩のト
ンネル工事では、トンネル掘削後に落下する浮石は小さ
いものが多く、布状の補強体でトンネル壁面を支持する
ことで小石の落下を十分に防げ、従来の3〜4、あるい
は、3〜5の作業手順を省くことが可能となり、トンネ
ルの進行を早め、作業時間の短縮化、コストダウンを図
れる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づき説明する。図1はトンネルの断面図を示す。2は硬
岩を発破や機械式掘削機により掘削したトンネル、4は
その壁面を示し、トンネル壁面4はピック等により浮石
の処理がなされている。10は垂直面内において揺動す
るアームで、アーム10の先部には作業部12が設けら
れ、作業部12によりトンネル壁面4の清掃、トンネル
壁面4への布状の補強体14の貼り付けが行われる。
づき説明する。図1はトンネルの断面図を示す。2は硬
岩を発破や機械式掘削機により掘削したトンネル、4は
その壁面を示し、トンネル壁面4はピック等により浮石
の処理がなされている。10は垂直面内において揺動す
るアームで、アーム10の先部には作業部12が設けら
れ、作業部12によりトンネル壁面4の清掃、トンネル
壁面4への布状の補強体14の貼り付けが行われる。
【0008】作業部12は、清掃部20、補強体14の
押し付けローラ22、加熱ローラ24等を備える。ま
た、作業部12のフレーム26の内部には、常時水平状
態を保つように接着剤容器28が支持されており、ま
た、補強体14が巻回された補強体ロール30が支持さ
れている。補強体14は、補強体ロール30から接着剤
容器28内で接着剤32に浸漬されたのち押し付けロー
ラ22に繰り出される。前記アーム10の揺動により、
清掃部20、押し付けローラ22、加熱ローラ24がト
ンネル壁面4に沿って移動される。
押し付けローラ22、加熱ローラ24等を備える。ま
た、作業部12のフレーム26の内部には、常時水平状
態を保つように接着剤容器28が支持されており、ま
た、補強体14が巻回された補強体ロール30が支持さ
れている。補強体14は、補強体ロール30から接着剤
容器28内で接着剤32に浸漬されたのち押し付けロー
ラ22に繰り出される。前記アーム10の揺動により、
清掃部20、押し付けローラ22、加熱ローラ24がト
ンネル壁面4に沿って移動される。
【0009】そして、清掃部20ではモップ等により水
洗浄が行われ、次いで、熱風が吹き付けられ、乾燥され
る。次ぎに、押し付けローラ22により、接着剤32を
含浸した布状の補強体14がトンネル壁面4に押し付け
られ、次ぎに、加熱ローラ24により補強体14が加熱
され、これらにより接着剤32が硬化し、トンネル壁面
4に布状の補強体14が取り付けられ、固定される。
洗浄が行われ、次いで、熱風が吹き付けられ、乾燥され
る。次ぎに、押し付けローラ22により、接着剤32を
含浸した布状の補強体14がトンネル壁面4に押し付け
られ、次ぎに、加熱ローラ24により補強体14が加熱
され、これらにより接着剤32が硬化し、トンネル壁面
4に布状の補強体14が取り付けられ、固定される。
【0010】トンネル壁面4の清掃は、接着剤32によ
り布状の補強体14がトンネル壁面4に確実に貼着され
るように行われるもので、トンネル壁面4から塵埃等が
取り除かれる。布状の補強体14としては、例えば、厚
みが1〜20mm程度で、幅が10〜50cm程度の大きさ
の帯状のものが用いられる。布状の補強体14の材料と
しては、綿や合成繊維やガラス繊維、あるいはこれらが
混合されたもの等、種々の材料が用いられ、引っ張り強
度の大きい材料が好ましい。
り布状の補強体14がトンネル壁面4に確実に貼着され
るように行われるもので、トンネル壁面4から塵埃等が
取り除かれる。布状の補強体14としては、例えば、厚
みが1〜20mm程度で、幅が10〜50cm程度の大きさ
の帯状のものが用いられる。布状の補強体14の材料と
しては、綿や合成繊維やガラス繊維、あるいはこれらが
混合されたもの等、種々の材料が用いられ、引っ張り強
度の大きい材料が好ましい。
【0011】接着剤32はエポキシ樹脂系接着剤、ウレ
タン樹脂系接着剤等のような熱硬化性接着剤が用いられ
る。そして、押し付けローラ22からトンネル2の両側
面4A、4Aの中間部から上面4Bにわたり布状の補強
体14が繰り出され、押し付けローラ22により布状の
補強体14がトンネル壁面4に押し当てられ、布状の補
強体14とトンネル壁面4との接着がより確実になされ
る。更に、接着された布状の補強体14に加熱ローラ2
4等を押し当てることにより、接着剤32の硬化を早
め、布状の補強体14の取付けを早期に完了できる。
タン樹脂系接着剤等のような熱硬化性接着剤が用いられ
る。そして、押し付けローラ22からトンネル2の両側
面4A、4Aの中間部から上面4Bにわたり布状の補強
体14が繰り出され、押し付けローラ22により布状の
補強体14がトンネル壁面4に押し当てられ、布状の補
強体14とトンネル壁面4との接着がより確実になされ
る。更に、接着された布状の補強体14に加熱ローラ2
4等を押し当てることにより、接着剤32の硬化を早
め、布状の補強体14の取付けを早期に完了できる。
【0012】そして、このような布状の補強体14の取
付け作業を、トンネルの長手方向に沿って複数回行い、
図2に示すように、布状の補強体14が複数列形成され
たならば、すなわち、例えば、トンネル壁面4が布状の
補強体14により1.5メートル程度の幅で支持された
ならば、次ぎに、布状の補強体14で支持されたトンネ
ル壁面4に内側に、コンクリート型枠を組み込み、布状
の補強体14とコンクリート型枠の間にコンクリートを
打設し、布状の補強体14の上に覆工コンクリートを形
成する。そして、このような作業を繰り返してトンネル
を構築していく。
付け作業を、トンネルの長手方向に沿って複数回行い、
図2に示すように、布状の補強体14が複数列形成され
たならば、すなわち、例えば、トンネル壁面4が布状の
補強体14により1.5メートル程度の幅で支持された
ならば、次ぎに、布状の補強体14で支持されたトンネ
ル壁面4に内側に、コンクリート型枠を組み込み、布状
の補強体14とコンクリート型枠の間にコンクリートを
打設し、布状の補強体14の上に覆工コンクリートを形
成する。そして、このような作業を繰り返してトンネル
を構築していく。
【0013】硬岩のトンネル工事では、トンネル掘削後
に落下する浮石は小さいものが多く、トンネルの崩壊
は、これら小さな石の落下が契機となる。このような小
さな石の落下を防止する力は小さい力で足り、布状の補
強体14により小石の落下が十分に防げる。従って、本
発明によれば、布状の補強体14をトンネル壁面4に接
着するという簡単な作業により、従来の3〜4、あるい
は、3〜5の作業手順、すなわち、鋼製支保工の建て込
み作業や、コンクリートの吹き付け作業、ロックボルト
の打設作業を省き、トンネル工事の進行を早め、また、
作業時間の短縮化、コストダウンを図ることが可能とな
り、特に、硬岩のトンネル工事に好適である。
に落下する浮石は小さいものが多く、トンネルの崩壊
は、これら小さな石の落下が契機となる。このような小
さな石の落下を防止する力は小さい力で足り、布状の補
強体14により小石の落下が十分に防げる。従って、本
発明によれば、布状の補強体14をトンネル壁面4に接
着するという簡単な作業により、従来の3〜4、あるい
は、3〜5の作業手順、すなわち、鋼製支保工の建て込
み作業や、コンクリートの吹き付け作業、ロックボルト
の打設作業を省き、トンネル工事の進行を早め、また、
作業時間の短縮化、コストダウンを図ることが可能とな
り、特に、硬岩のトンネル工事に好適である。
【0014】尚、実施例では、アーム10の旋回により
作業部12において、トンネル壁面4の清掃、布状の補
強体14の貼り付け、接着剤32の加熱を自動的に行う
場合について説明したが、本発明はこれら作業を手作業
で行う場合にも無論適用される。また、実施例では、接
着剤として熱硬化性接着剤を用い、布状の補強体をトン
ネル壁面に貼り付けたのち、加熱するようにしたが、布
状の補強体のトンネル壁面への接着は、急結性接着剤を
用い、布状の補強体をトンネル壁面に貼り付けたのち、
加圧することで行ってもよい。
作業部12において、トンネル壁面4の清掃、布状の補
強体14の貼り付け、接着剤32の加熱を自動的に行う
場合について説明したが、本発明はこれら作業を手作業
で行う場合にも無論適用される。また、実施例では、接
着剤として熱硬化性接着剤を用い、布状の補強体をトン
ネル壁面に貼り付けたのち、加熱するようにしたが、布
状の補強体のトンネル壁面への接着は、急結性接着剤を
用い、布状の補強体をトンネル壁面に貼り付けたのち、
加圧することで行ってもよい。
【0015】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明は、
硬岩を発破あるいは機械式掘削機によりトンネル掘削
し、掘削され浮石処理されたトンネル壁面に覆工コンク
リートを打設してトンネルを構築していくに際して、前
記トンネル壁面に布状の補強体を接着剤により貼り付け
固定してトンネル壁面を布状の補強体で支持し、前記覆
工コンクリートをこの布状の補強体の上から打設するよ
うにした。そのため、硬岩のトンネル工事において、鋼
製支保工の建て込み作業や、コンクリートの吹き付け作
業、ロックボルトの打設作業を省き、トンネル工事の進
行を早め、また、作業時間を短縮し、コストダウンを図
ることが可能となる。
硬岩を発破あるいは機械式掘削機によりトンネル掘削
し、掘削され浮石処理されたトンネル壁面に覆工コンク
リートを打設してトンネルを構築していくに際して、前
記トンネル壁面に布状の補強体を接着剤により貼り付け
固定してトンネル壁面を布状の補強体で支持し、前記覆
工コンクリートをこの布状の補強体の上から打設するよ
うにした。そのため、硬岩のトンネル工事において、鋼
製支保工の建て込み作業や、コンクリートの吹き付け作
業、ロックボルトの打設作業を省き、トンネル工事の進
行を早め、また、作業時間を短縮し、コストダウンを図
ることが可能となる。
【図1】トンネルの断面図である。
【図2】布状の補強体によりトンネル壁面を支持した状
態の斜視図である。
態の斜視図である。
2 トンネル 4 トンネル壁面 10 アーム 12 作業部 14 布状の補強体 20 清掃部 22 押し付けローラ 24 加熱ローラ 28 接着剤容器 30 補強体ロール 32 接着剤
Claims (5)
- 【請求項1】 硬岩を発破あるいは機械式掘削機により
トンネル掘削し、 掘削され浮石が処理されたトンネル壁面に覆工コンクリ
ートを打設してトンネルを構築していくに際して、 前記トンネル壁面に布状の補強体を接着剤により貼り付
け固定してトンネル壁面を布状の補強体で支持し、 前記覆工コンクリートをこの布状の補強体の上から打設
するようにした、 ことを特徴とするトンネル構築方法。 - 【請求項2】 前記布状の補強体を接着剤によりトンネ
ル壁面に貼り付ける前に、トンネル壁面から塵埃を取り
除く清掃が行われる請求項1記載のトンネル構築方法。 - 【請求項3】 前記接着剤として急結性接着剤が用いら
れ、布状の補強体が接着剤によりトンネル壁面に貼り付
けられたのち、加圧される請求項1記載のトンネル構築
方法。 - 【請求項4】 前記接着剤として熱硬化性接着剤が用い
られ、布状の補強体が接着剤によりトンネル壁面に貼り
付けられたのち、加熱される請求項1記載のトンネル構
築方法。 - 【請求項5】 前記布状の補強体は、所定幅で少なくと
もトンネル壁面の両側面及び上面を覆う長さを有する請
求項1記載のトンネル構築方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7248745A JPH0972198A (ja) | 1995-09-01 | 1995-09-01 | トンネル構築方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7248745A JPH0972198A (ja) | 1995-09-01 | 1995-09-01 | トンネル構築方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0972198A true JPH0972198A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=17182742
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7248745A Pending JPH0972198A (ja) | 1995-09-01 | 1995-09-01 | トンネル構築方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0972198A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1493899A1 (de) * | 2003-07-01 | 2005-01-05 | Paul Vogt | Verfahren und Vorrichtung zum Befestigen von Folienbahnen an Bauwerksflächen |
US20130212967A1 (en) * | 2010-12-17 | 2013-08-22 | Sika Technology Ag | Use of polyolefin sealing films coated with non-reactive hot-melt adhesive for sealing |
-
1995
- 1995-09-01 JP JP7248745A patent/JPH0972198A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1493899A1 (de) * | 2003-07-01 | 2005-01-05 | Paul Vogt | Verfahren und Vorrichtung zum Befestigen von Folienbahnen an Bauwerksflächen |
WO2005003516A2 (de) * | 2003-07-01 | 2005-01-13 | Paul Vogt | Verfahren und vorrichtung zum befestigen von folienbahnen an bauwerksflächen |
WO2005003516A3 (de) * | 2003-07-01 | 2005-05-06 | Paul Vogt | Verfahren und vorrichtung zum befestigen von folienbahnen an bauwerksflächen |
EP1746248A1 (de) * | 2003-07-01 | 2007-01-24 | Paul Vogt | Verfahren und Vorrichtung zum Befestigen von Folienbahnen an Bauwerksflächen |
US20130212967A1 (en) * | 2010-12-17 | 2013-08-22 | Sika Technology Ag | Use of polyolefin sealing films coated with non-reactive hot-melt adhesive for sealing |
US8858743B2 (en) * | 2010-12-17 | 2014-10-14 | Sika Technology Ag | Use of polyolefin sealing films coated with non-reactive hot-melt adhesive for sealing |
US9157238B2 (en) | 2010-12-17 | 2015-10-13 | Sika Technology Ag | Use of polyolefin membranes being coated by non-reactive hotmelt adhesives for sealing |
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