JPH0971508A - カーサミン粉末顔料およびそれを用いた化粧料 - Google Patents

カーサミン粉末顔料およびそれを用いた化粧料

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JPH0971508A
JPH0971508A JP7228898A JP22889895A JPH0971508A JP H0971508 A JPH0971508 A JP H0971508A JP 7228898 A JP7228898 A JP 7228898A JP 22889895 A JP22889895 A JP 22889895A JP H0971508 A JPH0971508 A JP H0971508A
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powder
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carthamin
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carsamine
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Kyoko Kanai
恭子 金井
Kazuyoshi Yano
一善 矢野
Chisa Kashima
智佐 鹿島
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SOOMA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 豊かで鮮明な色調と大きなカバー力をもち油
系の化粧料にも使用できるカーサミン粉末顔料を提供す
る。 【解決手段】 酸化チタン、黄酸化鉄、シリカ、グンジ
ョウ、グンジョウバイオレット、グンジョウピンク、酸
化亜鉛、タルク、セリサイト、マイカ、合成ケイ酸アル
ミニウム、ナイロンの粉末の表面に該粉末の3〜100
重量%のカーサミンが付着しているカーサミン粉末顔
料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はベニ花色素(カーサ
ミン)の粉末顔料および該粉末顔料を配合した化粧料に
関する。
【0002】
【従来の技術】カーサミンはベニ花の花冠に含まれるフ
ラボノイド系の赤色色素であり、天然色素として古くか
ら食用、医療用、化粧用として用いられているが、酸化
されやすく、熱や光に対して不安定な化合物である。
【0003】また、カーサミンは水またはアルコール中
に分散させることにより鮮明な赤色を呈するが、油性の
媒体ではそうした鮮明な発色はえられないため、油性の
化粧料への使用が制限されている。
【0004】そうした問題の解消を目指して種々の提案
がなされている。たとえば、特開昭53−79041号
(特公昭55−46367号)公報に羊毛ケラチン粉末
もしくは絹(フィブロイン)粉末などの動物性タンパク
質粉末または魚鱗箔粉末などの結晶性粉末にカーサミン
のアルカリ水溶液を添加し、有機酸で反応定着させ脱水
乾燥することにより、色調的に優れ、熱や光で変色せ
ず、しかも水性溶剤に溶解しないカーサミン粉末顔料が
記載されている。
【0005】特開昭60−149512号公報には、特
開昭53−79041号公報記載のカーサミン粉末顔料
が、動物性タンパク質粉末として結晶性の高い絹などを
用いているため濃色に染色し難いこと、および絹とカー
サミンの親和性が低いこと、さらに耐光性、耐熱性、耐
ブリード性なども充分向上していないことから、水溶性
アルミニウム塩を媒染剤とし再生フィブロインの微粉末
を特定の天然色素で媒染染色して反応固定することによ
り、それらの点が解消できたと報告されている。
【0006】また特開昭60−206871号公報に
は、ベニ花の(エタノール)抽出精製液に天然植物由来
の(結晶)セルロースを投入して赤色色素のみを選択的
に吸着させ乾燥したものが光に対して安定な色素となる
ことが開示されている。
【0007】しかしながら特開昭60−149512号
公報の記載も含め、特開昭53−79041号公報記載
の動物性タンパク質の粉末にアルカリや酸を用いた反応
により固定させたものは発色性が充分でなく、またカバ
ー力(隠蔽力)が弱く、色調の幅も狭い。また特開昭6
0−206871号公報記載の結晶セルロースへ吸着さ
せたものも発色が不充分でしかも抽出精製物に直接セル
ロースを添加するため色調のコントロールが難しい。し
たがって、こうしたカーサミンを天然物の微粉末に固定
した粉末顔料は発色が不充分であるほかカバー力が乏し
いため多量のカーサミンが必要になるだけでなく、色調
の幅が狭いため、多種多様な色調が要求される口紅など
の化粧料用の顔料としては未だ満足のいくものではな
い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は少量で鮮やか
な発色を呈し、かつ多種多様な幅の広い色調を有するカ
ーサミン粉末顔料を提供することを目的とする。なお、
さらなる目的は以下の実施の形態などに開示してある。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、酸化
チタン粉末、酸化チタン系粉末、黄酸化鉄粉末、黄酸化
鉄系粉末、シリカ粉末、シリカ系粉末、グンジョウ粉
末、グンジョウバイオレット粉末、グンジョウピンク粉
末、酸化亜鉛粉末、タルク粉末、セリサイト粉末、マイ
カ粉末、合成ケイ酸アルミニウム粉末およびナイロン粉
末よりなる群から選ばれた少なくとも1種の粉末の表面
に該粉末の3〜100重量%のカーサミンが付着してい
るカーサミン粉末顔料に関する。
【0010】かかる粉末顔料は、カーサミン乾燥粉末を
水に分散させ、該カーサミン水分散物中に前記酸化チタ
ン粉末などの粉末を添加混合したのち脱水乾燥してえら
れる。
【0011】また、本発明はかかるカーサミン粉末顔料
が5〜40重量%(全化粧料重量基準)配合された化粧
料に関する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の特徴の1つは、カーサミ
ンを付着させる粉末として、無機粉末を中心とする前記
特定の粉末を用いる点にある。
【0013】本発明の別の特徴は、先行技術のように特
殊な反応物質(アルカリや有機酸、媒染剤など)を用い
ることなく、カーサミンの水たとえば精製水の分散液に
担体粉末を分散させ乾燥させるだけで優れた発色とその
保持が可能となった点にもある。
【0014】さらに本発明の特徴は、カーサミンの付着
量および前記特定の粉末を選定することにより幅の広い
色調で鮮明かつカバー力のあるカーサミン粉末顔料を提
供することができる点にある。
【0015】本発明で用いるカーサミン乾燥粉末は、市
販のものでも、独自に抽出精製し乾燥したものでもよ
い。
【0016】カーサミンを付着させる粉末(以下、「担
体粉末」という)は、前記のとおり、酸化チタン粉末、
酸化チタン系粉末、黄酸化鉄粉末、黄酸化鉄系粉末、シ
リカ粉末、シリカ系粉末、グンジョウ粉末、グンジョウ
バイオレット粉末、グンジョウピンク粉末、酸化亜鉛粉
末、タルク粉末、セリサイト粉末、マイカ粉末、合成ケ
イ酸アルミニウム粉末およびナイロン粉末から選ばれた
少なくとも1種である。
【0017】なお、これらの担体粉末は化粧品原料基準
(粧原基)または化粧品種別許可基準に収載されている
ものであって、それ自体顔料として使用されることもあ
る。
【0018】担体粉末としては、酸化チタン粉末、酸化
チタン系粉末、黄酸化鉄粉末、黄酸化鉄系粉末、シリカ
粉末、シリカ系粉末、グンジョウ粉末、グンジョウバイ
オレット粉末、グンジョウピンク粉末、酸化亜鉛粉末お
よび合成ケイ酸アルミニウム粉末よりなる群から選ばれ
た少なくとも1種が粒子の大きさや形状、カバー力(隠
蔽力)、発色性、分散性、色調、使用感などの点で好ま
しく、特に発色性、使用感、色調の点から酸化チタン粉
末、酸化チタン系粉末、黄酸化鉄粉末、黄酸化鉄系粉
末、シリカ粉末、シリカ系粉末、グンジョウ粉末、グン
ジョウバイオレット粉末およびグンジョウピンク粉末よ
りなる群から選ばれたものが好ましい。
【0019】本発明において酸化チタン系粉末とは酸化
チタンを50重量%以上含む材料の粉末であって、鉄含
有酸化チタン、酸化チタン・酸化鉄焼結物、酸化チタン
・無水ケイ酸複合物、チタン・亜鉛複合酸化物などの粉
末などのほか、各種の処理、たとえばシリカ処理、アル
ミナシリカ処理、アルミナジルコニア処理が施された酸
化チタン粉末など、粧原基などに収載された酸化チタン
系粉末が含まれる。
【0020】また本発明において黄酸化鉄系粉末とは黄
酸化鉄を50重量%以上含む材料の粉末であって、シリ
カ処理などの処理が施された黄酸化鉄の粉末など、粧原
基などに収載されている黄酸化鉄系粉末が含まれる。
【0021】さらにシリカ系粉末とは、シリカを50重
量%以上含有する材料の粉末であって、酸化セリウム処
理などが施されたシリカ粉末など、粧原基などに収載さ
れたシリカ系粉末が含まれる。
【0022】前記担体粉末の平均粒径は通常約0.01
5〜10μm、好ましくは約0.03〜0.5μmであ
る。この範囲の粉末は取り扱い性がよいほか発色ムラが
なく、また使用感、カバー力が優れている。粉末の形状
は球状、鱗片状、板状など、粉末の取り扱い性が損われ
ない限り、特に限定されない。また、多孔質のものであ
ってもよい。この粉末の粒径または形状を変えても本発
明の顔料の色調を若干変化させることができる。
【0023】本発明において担体粉末に付着させるカー
サミンの量は、担体粉末の3〜100重量%の範囲内で
担体粉末の種類、目的とする色調、カバー力、発色、使
用感によって選定する。カーサミンの量が3重量%未満
のばあい赤色系の色調がうすくなり、100重量%を超
えると黒色化が強く鮮明な色調がえられず、いずれも好
ましくない。また、前記範囲内でカーサミンの量が少な
くなると淡い色調のものとなり、多くなると濃く深い色
調のものになる。
【0024】本発明の粉末顔料の特徴は鮮明な発色を保
ったままカバー力(隠蔽力)が大きいことにある。この
カバー力は本発明に用いる担体粉末であればカーサミン
の付着量にかかわらずえられる。したがって、淡い色調
のものでも大きなカバー力をもつ。
【0025】つぎに本発明の粉末顔料の色調を担体粉末
別に示すとつぎのようになる。
【0026】 担体粉末(色) 色 調 カーサミン少 → カーサミン多 酸化チタン(白色) 淡赤紫色 → 帯青赤色 酸化チタン系 淡赤紫色 → 帯青赤色 (シリカ処理酸化チタン、白色) 黄酸化鉄(黄色) 橙色 → 橙赤かっ色 黄酸化鉄系 橙色 → 橙赤かっ色 (シリカ処理黄酸化鉄、黄色) シリカ(白色) 淡赤色 → 深赤色 シリカ系 淡赤色 → 深赤色 (酸化セリウム処理シリカ、白色) グンジョウ(青色) 帯赤青色 → 濃紫色 グンジョウバイオレット(紫色) 淡紫色 → 濃赤紫色 グンジョウピンク(淡紅色) 淡紅色 → 濃赤色 酸化亜鉛(白色) 淡赤色 → 赤かっ色 タルク粉末(白色) 淡赤色 → 濃赤色 セリサイト(白色) 淡赤色 → 濃赤色 マイカ(淡灰色) 淡赤色 → 濃赤色 合成ケイ酸アルミニウム(白色) 淡赤色 → 濃赤色 ナイロン(白色) 淡赤色 → 濃赤色 この表からわかるように、本発明の粉末顔料の色調は担
体粉末自体の色によるものではなく、担体粉末の性質お
よびカーサミンの付着量によって種々多様に変化するも
のであり、したがって担体粉末の種類から容易に予測で
きるものではない。
【0027】本発明の粉末顔料は、所望の量のカーサミ
ンの乾燥粉末を水に分散させ、これに所望の量の担体粉
末を添加混合したのち乾燥させるだけでよい。この際、
アルカリを添加したり(特開昭53−79041号公
報)、水溶性アルミニウム塩を添加したり(特開昭60
−149512号公報)、ベニ花のエタノール抽出精製
液を用いたり(特開昭60−206871号公報)する
必要はない。
【0028】カーサミンは水にごく少量しか溶解しない
ので、カーサミンを多量に入れるばあいは分散液の形と
なる。この分散液に担体粉末を所定量添加し充分に撹拌
し、減圧乾燥させる。
【0029】担体粉末へのカーサミンの付着の形態は吸
着や単なる付着など種々のものが考えられるが、明らか
ではない。
【0030】担体粉末は1種類だけでも2種以上添加し
て同時にカーサミンを付着させてもよい。
【0031】本発明の粉末顔料に粉体処理の分野で知ら
れている表面処理を施してもよい。表面処理としては、
たとえばシリコーン処理、コラーゲン処理、レシチン処
理、アミノ酸処理、シリカ処理などがあげられ、粉末顔
料の表面にコーティング膜を形成したり、使用感を改善
したり、撥水性を付与したりできる。
【0032】本発明はまた、前記粉末顔料を配合してな
る化粧料に関する。顔料の含有量は顔料の種類、化粧品
の種類、目的とする色調、使用感、発色などによって変
化するが、化粧料の通常5〜40重量%である。粉末顔
料が少なすぎるとカバー力と発色に欠け、多すぎると逆
にカバー力と発色が強くなりすぎると共に使用感もわる
くなる。
【0033】本発明の化粧料は、従来、発色がえられな
かった油系タイプの化粧料として特に有効である。油系
タイプの化粧料としては、たとえば口紅、ファンデーシ
ョン、プレストパウダー、チークカラー、アイカラーな
どがあげられる。
【0034】これらの化粧料の調製には本発明のカーサ
ミン粉末顔料を用いるほかは通常の処方でよい。また、
本発明の粉末顔料に加えて他の顔料、たとえば酸化チタ
ン、黄酸化鉄、ベンガラ、黒酸化鉄、グンジョウなどの
無機顔料、タール色素などを適宜併用してもよい。
【0035】
【実施例】以下に本発明の粉末顔料および化粧料を製造
例および実施例に基づいて説明するが、本発明はかかる
実施例のみに限られるものではない。
【0036】製造例1 精製水40gにカーサミン乾燥粉末1gを添加分散さ
せ、酸化チタン粉末(平均粒径0.3μm)20gを添
加し10分間充分に撹拌したのち濾過し、減圧乾燥して
カーサミン5重量%が付着した淡赤紫色のカーサミン粉
末顔料をえた。
【0037】このものを以下、「カーサミン顔料A」と
いう。
【0038】製造例2〜4 カーサミンの添加量および担体粉末の種類と量を表1の
ように変えたほかは前記と同様にしてカーサミン粉末顔
料B、C、Dをえた。
【0039】比較製造例1 カーサミン1gを5%水酸化ナトリウム水溶液200m
lに完全に溶解し、撹拌しながら40gの絹粉末を加え
よく撹拌分散した。これに5%コハク酸水溶液を撹拌し
ながらゆっくりと加え、過剰のアルカリを中和したの
ち、さらにpHが6以下になるまで加えた。えられた沈
澱を脱水し70℃で8時間減圧乾燥して、帯黄赤色のカ
ーサミン/絹粉末顔料をえた(カーサミン顔料E)。
【0040】比較製造例2 カーサミン1gを3%水酸化カリウムの水溶液100m
lに完全に溶解し、撹拌しながら20gの羊毛ケラチン
粉末を加えよく撹拌分散した。これに5%酢酸水溶液を
撹拌しながらゆっくりと加え、過剰のアルカリを中和し
たのち、さらにpHが6以下になるまで加えた。えられ
た沈澱を脱水し70℃で8時間減圧乾燥して、帯青赤色
のカーサミン/羊毛ケラチン顔料をえた(カーサミン顔
料F)。
【0041】
【表1】
【0042】実施例1〜4および比較例1〜3 製造例1〜4および比較製造例1〜2でそれぞれえられ
たカーサミン顔料A〜Fを用い、つぎの処方に従って口
紅を作製した。
【0043】[口紅の処方] (成分) (重量部) ヒマシ油 23.0 セレシン 13.0 カルナウバロウ 5.0 キャンデリラロウ 1.0 ラノリン 18.0 ミリスチン酸オクチルドデシル 25.0 酸化防止剤 適量 カーサミン顔料 15.0 またセルロース粉末にカーサミンを付着させた市販のカ
ーサミン顔料を用いて前記処方で作製した口紅を比較例
3とする。
【0044】実施例1〜4および比較例1〜3の口紅を
ヒトの肌(腕の内側)に塗り(3回擦りつけた)、色調
とカバー力を比較した。結果を表2および図1に示す。
なお、図1は各口紅を塗った腕の内側のカラー写真のス
ケッチ図であり、原カラー写真を参考資料として添付す
る。
【0045】
【表2】
【0046】実施例5〜6(ファンデーション) 表3に示す処方に従って常法によりファンデーションを
作製した。えられたファンデーションをヒトの肌に塗布
して色調を調べた。結果を表3に示す。
【0047】
【表3】
【0048】実施例7〜8(プレストパウダー) 表4に示す処方に従って常法によりプレストパウダーを
作製した。えられたプレストパウダーをヒトの肌に塗布
して色調を調べた。結果を表4に示す。
【0049】
【表4】
【0050】実施例9〜10(チークカラー) 表5に示す処方に従って常法によりチークカラーを作製
した。えられたチークカラーをヒトの肌に塗布して色調
を調べた。結果を表5に示す。
【0051】
【表5】
【0052】実施例11〜12(アイカラー) 表6に示す処方に従って常法によりアイカラーを作製し
た。えられたアイカラーをヒトの肌に塗布して色調を調
べた。結果を表6に示す。
【0053】
【表6】
【0054】
【発明の効果】本発明によるカーサミン粉末顔料を化粧
料に用いたばあい、水、アルコールを含まない製品にお
いても使用でき、充分なカバー力をもちながら、鮮明な
発色がえられ、口紅などの油系に使用したばあいでもく
すまずに鮮明で強い発色がえられ、担体粉末の種類やカ
ーサミンの付着量により豊かな色調がえられ、さらに同
一担体粉末でもその形状や粒径を変えることにより、異
なる色調がえられるという効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1〜4および比較例1〜3の口紅をヒト
の腕の内側に塗布したときのカラー写真のスケッチ図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09B 67/02 C09B 67/02 A D

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化チタン粉末、酸化チタン系粉末、黄
    酸化鉄粉末、黄酸化鉄系粉末、シリカ粉末、シリカ系粉
    末、グンジョウ粉末、グンジョウバイオレット粉末、グ
    ンジョウピンク粉末、酸化亜鉛粉末、タルク粉末、セリ
    サイト粉末、マイカ粉末、合成ケイ酸アルミニウム粉末
    およびナイロン粉末よりなる群から選ばれた少なくとも
    1種の粉末の表面に該粉末の3〜100重量%のカーサ
    ミンが付着しているカーサミン粉末顔料。
  2. 【請求項2】 酸化チタン粉末、酸化チタン系粉末、黄
    酸化鉄粉末、黄酸化鉄系粉末、シリカ粉末、シリカ系粉
    末、グンジョウ粉末、グンジョウバイオレット粉末、グ
    ンジョウピンク粉末、酸化亜鉛粉末および合成ケイ酸ア
    ルミニウム粉末よりなる群から選ばれた少なくとも1種
    の粉末の表面に該粉末の3〜100重量%のカーサミン
    が付着しているカーサミン粉末顔料。
  3. 【請求項3】 酸化チタン粉末、酸化チタン系粉末、黄
    酸化鉄粉末、黄酸化鉄系粉末、シリカ粉末、シリカ系粉
    末、グンジョウ粉末、グンジョウバイオレット粉末およ
    びグンジョウピンク粉末よりなる群から選ばれた少なく
    とも1種の粉末の表面に該粉末の3〜100重量%のカ
    ーサミンが付着しているカーサミン粉末顔料。
  4. 【請求項4】 カーサミン乾燥粉末を水に分散させ、該
    カーサミン水分散物中に請求項1〜3のいずれかに記載
    の粉末を添加混合したのち脱水乾燥することからなるカ
    ーサミン粉末顔料の製造法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載のカーサ
    ミン粉末顔料を化粧料全量の5〜40重量%含有する化
    粧料。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107149563A (zh) * 2017-05-02 2017-09-12 上海蔻沣生物科技有限公司 由浅到深变色的粉底预混料、粉底组合物及其制备方法
CN108852874A (zh) * 2018-07-19 2018-11-23 安徽恒昊科技有限公司 一种用于化妆品的绢云母粉

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