JPH0971479A - 耐熱耐摩耗性複合材およびその製法 - Google Patents

耐熱耐摩耗性複合材およびその製法

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JPH0971479A
JPH0971479A JP26195895A JP26195895A JPH0971479A JP H0971479 A JPH0971479 A JP H0971479A JP 26195895 A JP26195895 A JP 26195895A JP 26195895 A JP26195895 A JP 26195895A JP H0971479 A JPH0971479 A JP H0971479A
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composite material
metallic
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JP26195895A
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English (en)
Inventor
Mitsue Koizumi
光恵 小泉
Mitsuyuki Oyanagi
満之 大柳
Toyoshige Mori
豊重 毛利
Masakatsu Ono
昌克 大野
Akira Hosomi
暁 細見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HORYO SANGYO KK
HOURIYOU SANGYO KK
ISHIZUKA KENKYUSHO
Ishizuka Research Institute Ltd
Tokuden Co Ltd Hyogo
Original Assignee
HORYO SANGYO KK
HOURIYOU SANGYO KK
ISHIZUKA KENKYUSHO
Ishizuka Research Institute Ltd
Tokushu Denkyoku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】SHS反応の効果的な適用により、金属部が満
足できる機械的強度を有し、かつ金属部とセラミックス
部とが十分な高温強度で接着された耐熱耐摩耗性複合
材。 【解決手段】本質的に有形の金属塊体から成る基体部
と、基体のある部位に接合されかつ本質的にセラミック
ス質成分から成る作用部とを有する複合材において、基
体部と作用部とがSHS反応の際に生じた溶融金属の作
用により接合されている耐熱耐摩耗性複合材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術の属する分野】 本発明は、耐熱・耐摩耗性のセ
ラミック系材料と、展延性のある金属とを組み合わせた
複合材に関する。ここで基体材料として用いる金属は、
鍛造、圧延、押出し、HIP等の加圧工程を経て調製さ
れた、または鋳造工程によって製作された各種の有形の
塊体(板状を含む)素材であって、一般の構造材料が利
用可能である。
【0002】
【従来技術】 耐熱性の構造材料として、各種の耐熱合
金やセラミックスが知られ、それぞれの特徴を生かした
分野で実用化されている。しかし、金属質材料において
は、使用可能な最高温度や雰囲気、高温強度などの点か
ら、用途が限定されている。一方セラミックス系の材料
は、耐熱性、耐薬品性、耐摩耗性等の物性に優れ、それ
故、半導体材料、切削工具の刃先から、ビルの外装、宇
宙関連技術の諸材料に至る幅広い用途に用いられている
が、反面、機械的強度、特に曲げや引張りに対する抵抗
力は金属材料に比べて劣る。
【0003】 セラミックスと金属との双方の特徴を生
かし、欠点を補うことを目的として、両者を接合した複
合材料が数多く提案され、一部はすでに実用に供されて
いる。しかしこれらの接合方法は主として接着、ろう付
けや機械的な係合によるものであって、接着材料自体の
強度や耐熱温度に関して未解決な面があり、接着強度は
必ずしも満足できる水準にはない。
【0004】 一方粉末冶金の手法を用いて、セラミッ
クス材料と金属材料とを一体化して作製する方法も用い
られている。この際、接着強度の問題は、傾斜機能を付
与することにより、解決が計られている。しかしこの場
合、金属質材料の選択範囲が制限されることや、また金
属部分自体の強度について、構造材料としての強度、特
に引張りや曲げに対する抵抗力が、鍛造や圧延などの工
程を経た材料に比して劣る、という問題点が存在する。
【0005】 ある種の機能材料を調製する手法とし
て、燃焼合成(SHS)法が知られている。これは適切
に組み合わされた出発材料に着火して反応をスタートさ
せると、反応の際に生じる熱によって、反応が未反応部
分に伝播し、継続する現象を利用するものであり、例え
ば炭化物、窒化物、ホウ化物、ケイ化物、酸化物、金属
間化合物等の化合物の形成に利用されている。この方法
の詳細は、例えば燃焼合成研究会編、燃焼合成の化学、
ティ・アイ・シー(1992)に記載されている。
【0006】 燃焼合成法においては、断熱反応に近い
状態で、短時間に高温が生じるので、高融点材料の合成
と焼結とを同時、または経時的に実施する自己燃焼合成
焼結法として、各種材料の焼結体の形成に試みられてい
る。この場合の加圧方法としては、プレス機械などを利
用した静圧加圧や衝撃加圧による方法、HIP装置を用
いた等方加圧方法、圧媒体として鋳物砂を利用し、金型
内で、プレス機械による押圧力を成型物の周囲に作用さ
せる擬HIP法等が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】 本発明は従来の複合
材の製法や製品に内在する上記各種の問題点を検討し、
特にSHS反応の効果的な適用により、金属部が満足で
きる機械的強度を有し、かつ金属部とセラミックス部と
が十分な高温強度で接着された耐熱耐摩耗性複合材、お
よびその効率的な製法を提供することを、主な目的の一
つとするものである。
【0008】 本発明者らは先に、SHS反応と加圧操
作との組み合わせにより、緻密なセラミックス材料を合
成する方法を提案している。この方法は、SHS反応で
形成されるセラミックスの骨格構造の隙間に、反応の際
の高熱で生じた金属の溶融体を流入・充填させるもので
あり、従来のSHS反応では得られなかった緻密な、耐
熱耐摩耗性材料の作製を可能にした。本発明はこのよう
な反応工程をさらに発展させたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】 本発明の複合材は本質
的に次のような構成を採る:本質的に有形の金属塊体か
ら成る基体部と、基体のある部位に接合されかつ本質的
にセラミックス質成分から成る作用部とを有する複合材
において、基体部と作用部とがSHS反応の際に生じた
溶融金属の作用により接合されていることを特徴とす
る。
【0010】 また上記の複合材は、次の方法により効
果的に製造することができる。 (1)SHS反応によってセラミックス体を形成しうる
組成の混合粉末を成型して1乃至数種類の圧粉体を形成
し、さらに上記圧粉体を有形の金属質体に近接配置して
原料系を構成し、この際、SHS反応時に溶融し得る金
属質材料をこの原料系中に存在せしめ、(2)上記原料
系内でSHS反応を生起せしめ、この際の反応熱により
少なくとも上記金属質材料の一部を加熱して溶融状態と
し、(3)さらにこのSHS反応終結から0.1〜10
秒後に加圧手段により加圧を開始して加圧状態を2秒間
以上保持することにより、セラミックス体と金属質塊体
とを接合するものである。
【0011】 本発明におけるセラミックス層の骨格構
造成分としては、IV〜VI族の遷移金属の炭化物、窒
化物、ホウ化物を含む系、及びSiC、Si、B
Cを含む系、ならびにこれらの混合物系を用いること
ができる。これらの中でTiの炭化物、窒化物、ホウ化
物が、製作コストの面から特に好ましい。
【0012】 硬質で緻密な焼結体を得るためには、燃
焼合成反応によって硬質材料が形成される原料の組み合
わせと、燃焼合成反応の際に液相が生じる原料の組み合
わせとを併用するのがよい。例えばTiCとTi−Al
との混合系では、TiCによる骨格構造の隙間をTi−
Alの融液が満たす形で、緻密な構造の耐熱耐摩耗性マ
トリックスを得ることができる。この系にNiを加える
と、セラミックス層の靭性が改善される。
【0013】 基体金属とセラミックスと組み合わせに
よっては、両者間の熱膨張係数の差に起因して、両層の
境界部に割れが生じ得る。この場合、中間の組成を有す
る圧粉体を緩和層として両層間に配置し、全体として傾
斜機能材料の形態を採ることができる。この緩和層は必
要に応じて複数層で構成することもできる。各層は、組
成を段階的に変化させた圧粉体として作製し、作用層と
基体との間に必要数積み重ねて出発原料とする。
【0014】 SHS反応においては、加熱時間が数秒
の単位と極めて短いので、骨格構造の隙間を充墳する溶
融金属自体に、大きな移動距離を期待することはできな
い。したがって効果的な応力緩和層を形成するには、原
料を配置する際に、基体金属に接する箇所には、骨格構
造材料に対する金属質材料の割合を予め増した混合粉末
を配置し、作用面側に向かって段階的に金属質材料の割
合を減じる配置を採り、これによって、組織の不連続性
をなくすようにすることが必要である。
【0015】 本発明の複合材は、ある種の耐熱材料と
しての用途においては、作用面領域を実質的に炭化物、
窒化物などのセラミックス100%で構成するのが好ま
しい。この場合は無気孔の組織は得られないが、炭化
物、窒化物粒子間に残留する気孔による断熱作用が期待
できる。
【0016】 基体金属とセラミックス層とを接合する
ための金属の特性としては、高融点に加えて、引張りや
曲げに対する強度の大きいことが要求される。この点に
おいてNiが特に好ましく、またTiC−Ni、TiB
−Niの組み合わせが汎用性の耐熱材料として、Si
C−Ni、Si−Niの組み合わせが酸化性雰囲
気中における耐熱材料として、特に好適である。
【0017】 一方金属表面に耐摩耗性を付与する場合
には、靭性に関しては劣るものの、TiB−Siの組
み合わせが有効である。研磨抵抗による比較試験では、
これについて超硬合金の100m以上の値が得られてい
る。
【0018】 上記セラミックス材料はSHS反応によ
ってその場で合成されたものでも、基体金属と組み合わ
される前に既に形成された成型体であってもよい。
【0019】 原料混合粉のSHS反応による発熱量だ
けで、セラミックス相の合成を行うためには、高い断熱
燃焼温度が得られる成分の組み合わせを要する。この目
的に有効な組み合わせの例としては、TiやZrの粉末
と、CまたはB粉末との混合物、あるいはSi、Tiや
Zrの粉末を、窒素と結合させる方法が挙げられる。
【0020】 一方目的とする作用層材料の組成の都合
上、原料だけで十分な発熱が得られない場合には、ケミ
カルオーブンとして有用な材料を原料に近接して配置す
ることにより、所要の熱量を確保する。
【0021】 ケミカルオーブンを、原料の圧粉体に直
接接しない状態で使用できる場合には、従来から広く用
いられているアルミニウム−酸化鉄の組み合わせも利用
可能である。しかしこの場合、溶融状態の鉄が生じて、
生成物が融着しやすい。この問題を避けたいときには、
Ti+C系が適している。この反応系では、生成物とし
て固体のTiCが速やかに形成されるので、液相の形成
によるトラブルがなく、さらにケミカルオーブンの反応
生成物は高温の固体圧媒体としても機能するので、好都
合である。ケミカルオーブンはまた徐冷剤としても機能
し、生成物の焼結体に熱歪みに起因する割れの防止に寄
与する。
【0022】 さらに、ケミカルオーブンを用いること
によって、発熱反応を生じない原料の粉末や板を、基体
に接着することも可能である。例えば作用層を形成する
TiC系、またはTiB系の多孔質焼結板と、基体材料
として用いるSUS板との接合部にNi箔を配置する組
み合わせや、接合部にTi、Ni、C(またはB)の混
合粉末を成型して成る圧粉体を配置する組み合わせによ
り、耐熱材料の作製が可能である。
【0023】 同じ要領で,基体材料上にWC−Co
系、またはWC−Ni系の混合粉末、仮焼成品、あるい
は焼結ペレットを置き、周囲をケミカルオーブンで囲む
ことによって、作用層の骨格材がWCであり、Coまた
はNiが作用層の結合材であると共に、作用層を基体材
料に接合する接着剤としても機能する、耐摩耗材料を得
ることができる。
【0024】 これらの組み合わせをまとめて示すと
(Ti、Zr、Hf、Si、Mo、W、Ta、Nb、C
r)−(C、B、N)−(Si、Ni、Co、Cu、A
l)となる。特に好ましい耐熱性セラミックス(サーメ
ット)の例としてはTiC−Ni、TiB−Si、T
iB−Ni、SiC、Si、Al、B
Cを挙げることができる。
【0025】 上記の複合材において、基体材料金属に
接するセラミックス層の厚さは0.5mm以上が好まし
く、十分な耐熱性を確保する見地からは特に2mm以上
が特に有効である。
【0026】本発明で用いられる原料は、通常縮み代を
見込んだ形状に予め成型してから、反応装置へ充填す
る。生成物は一般に硬質材料であり、焼結後の加工は困
難であるので、成型の際には焼結時の縮みを見込んで、
できるだけ目的とする形状に作ることが必要である。例
えば製品が円錐状や角錐状といった、立体形状の場合に
は、圧粉体製作用の金型として、所要の形状の金型を用
いるか、円筒状または角柱状の圧粉体を作製し、所要の
形状に機械加工を施してから、燃焼合成反応に供する。
【0027】 SHS反応に続いて実施する加圧工程で
は、公知の各種の加圧方法を用いることができる。発熱
した圧粉体を直接加圧する方法を採るために、金型加圧
装置を用いる場合には、必要に応じて断熱材を併用する
ことによって、金型の変形や損耗を防ぐようにする。ま
た内容積の大きな金型加圧装置を用い、圧粉体の周囲に
は鋳物砂を充填し、砂を介して加圧する方策を採ると、
等方加圧に近い擬HIP効果が得られ、特に立体形状の
製品を作る際に好都合である。
【0028】 生成物が湾曲面で構成された耐熱材料の
場合には、湾曲面の基体材料に沿って原料の圧粉体を配
置する工程と、湾曲面形状に加圧を行う工程とが必要で
あるが、加圧媒体に鋳物砂を用いることによって、ある
程度の静水圧性が確保できる。
【0029】 鋳物砂の利用は、パイプやバルブなどの
材料の内面に、耐熱・耐摩耗性の内張りを施す際にも有
効に利用できる。このような内面加工の工程では、基体
自体を耐圧容器として用いることができ、基体の表面を
放冷または強制冷却することにより、基体材料と作用層
との間における温度勾配を大きくとることが可能とな
る。
【0030】 一般にセラミックス材料は、圧縮応力に
は強いが、引張り応力には弱いという欠点がある。本方
法で合成された複合材では一般に、熱膨張係数は、作用
層の方が基体材料金属に比べて小さいことから、室温に
おいて、接合部では作用層側に圧縮応力が加わってい
る。このことは、接合部付近におけるセラミックス相中
の金属の格子定数の測定値から確かめられている。さら
に耐熱材料として用いる際には、セラミックス層側が高
温に曝されることから、圧縮応力の状態が維持されるの
で好都合である。しかし立体構造の複合材料を製作する
際には、作用層側に常に圧縮応力が加わるように、設計
時に留意する必要がある。
【0031】 圧粉体の成型密度は、焼結温度が本質的
に圧粉体自体の燃焼反応によって達成される場合には、
理論密度の75%以下とするのが好ましく、一方焼結温
度がケミカルオーブンにより達成される場合には、CI
Pなど既存の手法を用いて、できるだけ緻密にするのが
好ましい。
【0032】 SHS原料粉末を成型した圧粉体は、着
火装置(例えば黒鉛や金属のヒーター線や箔)を備えた
加圧装置内に配置する。加圧装置としては、金型加圧装
置や、ホットプレス装置、HIP装置など、既知の各種
の装置を用いることができる。これらの加圧装置が、外
気から隔離されている構成となっている場合には、雰囲
気を窒素とすることによって、窒化物系のセラミックス
を作製することができる。また真空とすることによっ
て、反応時に放出されるガスの離脱を確実とし、より緻
密な製品を作ることが可能である。
【0033】 ホットプレス装置を用いる場合には、付
属の加熱装置を用いることによって、発熱量の少ないセ
ラミックス原料の使用が可能となる。また付属の加熱装
置を着火の手段としても用いることができる。
【0034】 加圧にHIP装置を用いる場合には、緻
密に成型した圧粉体を、気密材料で包囲し、脱ガスした
後密封し、周囲に燃焼合成法による発熱剤(ケミカルオ
ーブン)を配置した構成で反応に供する。この場合も付
属の加熱装置は、補助加熱手段や、着火手段として利用
することができる。
【0035】 また必要に応じて工具基体の一部だけ
を、圧粉体と共に加圧装置内へ配置してもよい。例えば
耐熱ボルトやビンの製作にあたっては、高温に曝される
先端部のみを、所定の形状に成型した圧粉体と、その周
囲に配置したケミカルオーブン材料とを充填した金型内
に挿入し、耐熱層の作製と基体への接着とを同時に実施
することができる。この場合、燃焼合成反応による発熱
は局部的であるため、引張り強度を必要とする本体部の
物性には本質的な変化は生じない。また必要に応じて、
基体の背面を冷却設備に接続し、金属表面部のみに大き
な熱勾配を与えることによって、基体金属の本来の性質
を維持しながら、作用層に耐熱のための特性を付与する
ことかできる。
【0036】 加圧装置内に充填した圧粉体は、加圧を
行わない状態、または軽く加圧した状態で着火用のヒー
ターに通電して燃焼反応を開始する。着火を容易にする
ために、圧粉体とヒーターとの間に、燃焼反応が容易な
粉末混合物を、点火剤として配置してもよい。燃焼炎が
圧粉体の端まで達し、圧粉体全体が高温となった直後
(燃焼終了後0.1−10秒)に加圧を開始し、2〜1
50秒間、(特に2〜60秒間が好ましい)加圧を続け
る。この時の圧力は、10〜200MPaの範囲が適当
である。
【0037】
【作用及び効果】 上記したように、本発明材料は、セ
ラミックス部分の合成と緻密化と並行して、ホットプレ
スの手法によって、作用層のセラミックス材料が、内張
り乃至裏打ち材料である基体金属と接合されており、接
合部では溶融、拡散によって、作用層の構成材料と裏打
ち材料とが溶け合い、一体化した組織となっているの
で、ろう接に比して格段に大きな接着強度、すなわち同
時焼結を行った場合に匹敵する接着強度が得られる。そ
の上裏打ち材料については、SHS反応の特性から、加
熱領域がごく狭い範囲に限定されるので、加熱による変
質層の厚さを最低限に抑えることが可能である。
【0038】 本発明の複合材は、靭性を有する耐熱材
料として、広範な用に応用することが可能である。好適
な用途としては、例えば高温炉の内張り材や、溶融金属
移送用の樋のような大型材料から、内燃機関の内壁材
料、ガスタービンのブレード、耐熱ピンやフック、温度
計の保護管などを挙げることができる。
【0039】 次に本発明を実施例により説明する。な
お図1〜5は、実施例のいくつかにおいて操作に使用し
た装置の概略断面図を示す。
【0040】
【実施例1】 Ti粉末(粒径22μm)、カーボン粉
末(粒径7μm)のモル比1:1の混合粉を用意し、こ
れに25wt%のNi粉(300メッシュ以下)を混合
した出発原料を用意した。これから金型成型によって、
100×100×5mmの圧粉体を作製した。
【0041】 ×3mmのSUS板12を置き、成型した圧粉体13を
載せ、圧粉体13上にはケミカルオーブンとして、T
i:C=1:1(モル比)混合粉14を70g置き、さ
らに着火用のグラファイトリボン15を載せた。金型1
1内において試料集合体の周囲に鋳物砂16を満たし、
断熱用のセラミックス板17を介して加圧用の上パンチ
18を置いた。
【0042】 グラファイトリボン15に通電して試料
に着火し、燃焼終了2秒後にパンチ18を駆動して10
0MPaの圧力を試料に加え、30秒間保持した。得ら
れた生成物は、TiCの骨格構造の隙間が、主としてN
iならびにTi−Ni系の金属間化合物で満たされた、
緻密な組織のセラミックス質材料が、SUS板上に密着
した構成となっていた。
【0043】 接合部の断面試料について実施した硬度
測定の結果、微小硬度値は境界部において500kg/
mm、境界部からセラミックス側へ約0.3mm入っ
た位置において1000kg/mmであって、この間
が還移層の領域と考えられた。この領域についての顕微
鏡観察によれば、TiC粒子の平均粒径が18μmから
3.2μmへと連続的に変化しており、境界部付近に大
きな温度勾配があったことを示していた。得られた複合
材は耐熱耐摩耗性のタイルとして用いることができた。
【0044】
【実施例2】 マトリックスの原料として、粒径22μ
mのTi粉末、7μmの黒鉛粉末、粒度325メッシュ
以下のAl粉末を用意した。これらの各原料粉を重量比
にてTi:C:Al=73:11:13の割合で秤取
し、十分混合してマトリックスの原料粉とした。
【0045】 10MPaの成型圧力で金型成型を行
い、直径40mm、厚さ10mm、頂角120°の圧粉
体を作製した。以後の操作は図2の装置によった。焼結
用の金型21(内径40mm、深さ65mm)はコア2
2と上パンチ23とで構成され、さらにコア22の焼結
ムライト製のスリーブ24が嵌合されている。コア22
の底部に先端部を頂角120°に加工したSUS製の合
金25を挿入し、この上に上記の成型圧粉体26を被せ
た。圧粉体の上部には、Ti:C=1:1の混合粉27
を30g載せて表面を平らにし、次いで点火用の黒鉛リ
ボン28を配置し、この上に鋳物砂29を20mmの厚
さに敷き、その上に上パンチ23を載せた。なお熱電対
(図示せず)は合金の中央部に直径2mmの貫通孔をあ
け、圧粉体の下端に接して配置した。
【0046】 組立の終わった焼結金型を1軸加圧の油
圧プレス装置に取り付け、圧しない状態で黒鉛リボンに
通電して圧粉体に点火した。圧粉体の下端温度が180
0℃を示した時点で、油圧プレスによる急速加圧を行
い、約100MPaの荷重を加えて40秒間保持した。
反応の記録紙からの読み取りで、加圧開始は燃焼終了後
約0.5秒であった。
【0047】 生成されたセラミックス部は金属光沢を
呈し、X線回折の結果から、TiCとTiAlとで構成
されていることが認められた。また研磨面についての光
学顕微鏡観察によって、TiCで構成された骨格構造の
間を、TiAl相が充填していることが認められた。
【0048】
【実施例3】 作用層の原料として、80Ti/20B
混合粉末を用い、図1の装置 その上にTi−B混合粉末90gを平均に載せ、さらに
ケミカルオーブン剤として、モル比でTi:C=1:1
の混合粉25gを載せた。次いで点火用の黒鉛リボンを
配置し、この上に鋳物砂を10mmの厚さに敷き、その
上に上パンチを載せた。同時に、金型と圧粉体との間の
隙間にも、鋳物砂を充填した。
【0049】 反応温度のモニターのために、Ni板の
中央部に設けた貫通孔内に設置した熱電対を用い、実施
例1と同様の操作で加熱、加圧を行った。得られた複合
材は、Ni板上に厚さ約2mmのTiB層が形成され
た耐摩耗材料であって、生成物の断面について実施した
EPMAによると、接合部から作用層に向かって約0.
5mmの幅の領域でNiの濃度勾配があり、TiB
内の結合、およびTiB層と基体材料との接合に寄与
しているNiが、基体材料から供給されていることが確
かめられた。得られた材料は、耐熱タイルとして使用し
た。
【0050】
【実施例4】 作用層の原料として、48Ti−22B
−30Si(wt%)の混合粉末を用いた。この原料粉
末から、金型成型によって外径100mm、内径80m
m、高さ20mmの環状圧粉体を作製した。図3に示す
ように、これらの環状圧粉体31を8個、鋼製スリーブ
32で補強した内径100mmの、シルミン製円筒33
の内壁に接して、積み重ねて配置した。この内部に、同
様の方法で成型したTi:C=1:1(モル比)の圧粉
体34をケミカルオーブン剤として置き、さらにその中
央部に、黒鉛リボン35を接合したTiC圧粉体円板3
6を着火起点として配置した。残りの空間は鋳物砂37
で満たした。燃焼反応終了後の加圧は、上下パンチ3
8、39によった。
【0051】 燃焼反応後、約100MPaの荷重で加
圧を行い、40秒間圧力を保持した。
【0052】 得られたセラミックス層を内張りしたシ
ルミン円筒は、エンジン材料評価のための模型として用
いた。
【0053】
【実施例5】 上記のSiの代わりにNiを用いた混合
粉末を原料として使用し、図4の装置において、ショッ
トブラスト用ノズル材を作製した。内径50mmの円筒
銅製基体41内に、図示するような輪郭形状を持つ圧粉
体を形成した。圧粉体42の上部に接してTiC圧粉体
の着火剤43を置き、黒鉛リボン44によって点火し
た。燃焼後の加圧には、アルミナ製のパンチ45を用い
た。反応から回収した基体とセラミックスとの間には、
Cu−Ni合金相による強固な結合が形成されていた。
【0054】 反応生成品は、先端部の孔あけ加工と内
壁面の研磨加工を行って、製品とした。
【0055】
【実施例6】 粉体を作製した。また実施例1で使用した金型を、成型
金型として用いた。基板には、100mm角、10mm
厚さのSK材を用いた。基板と圧粉体との間には、厚さ
1mmの純ニッケル板を配置した。ケミカルオーブンな
どその他の構成、反応条件は実施例3と同一とした。
【0056】 得られた生成物の断面分析によると、厚
さ約5mmの焼結セラミックス層の、表面部から約2m
mの領域は、実質的にTiBのみで構成されており、残
りの3mmの領域では、基板側に向かって連続的にニッ
ケル濃度が増加しており、セラミックス層と基板との間
の強固な接合に、ニツケルが寄与していることが認めら
れた。
【0057】
【実施例7】 セラミックス相の原料としてSi
iSi:C=55:31:13(重量比)の混合粉を用
いた。SiおよびSiのサイズは、いずれも32
5メッシュ以下であり、カーボン粉末としては、実施例
6までに用いたのと同じく、粒子サイズは7μmとし
た。
【0058】 上記の混合粉を直径100mm、厚さ約
6mmに金型成型した後、一旦成型金型の上型のみを外
し、金型内の成型品上に、200メッシュ以下のサイズ
のニッケル粉末を、約2mmの厚さとなるように加え
て、再度加圧成型した。成型の終わった圧粉体を、ニッ
ケル粉末側が基板材料に接する形で、厚さ10mmの鉄
板上に置き、ケミカルオーブン剤として、約10mm厚
さのTi:C=80:20(重量比)粉末混合物を被せ
て反応に供した。
【0059】
【実施例8】 以下の表に示した構成を用いて、耐熱/
耐摩耗材料板の試作を試みた。SHS反応は、いずれも
内径150mmの金型内で実施した。原料粉末の粒径は
Tiが22μm、Cが7μm、その他は300メッシュ
以下であった。作用層を形成するマトリックス原料の圧
粉体の厚さと、基板の厚さは共に10mmとし、ケミカ
ルオーブンを併用したものについては、ケミカルオーブ
ン剤の厚さを約8mmとした。加圧は鋳物砂を使用した
擬HIP加圧法で行い、加圧は着火5秒後に開始し、5
0MPaに30秒間保持した。
【0060】
【表1】
【0061】
【実施例9】 図5に略示したような内径125mmの
成型金型51を用い、この中で直径100mm、厚さ5
mmの超硬合金板52を、約5mm厚さのTi:C=8
0:20(重量比)粉未混合物層53を介して、直径1
00mm、厚さ5mmのNi板54の上へ置いた。超硬
合金板52の上面と金型51との間には、ケミカルオー
ブン剤として、上記と同じ組成のTi:C混合粉55を
置き、黒鉛ヒーター56を取り付けた後、厚さ約20m
mの鋳物砂層57で覆った。加圧は着火5秒後に開始
し、パンチ58により50MPaに30秒間保持した。
この方法によって、Ni板と超硬合金板とが密着した耐
摩耗材料が得られた。
【0062】
【実施例10】 実施例9と同じ装置と、方法とを用い
て、焼結アルミナ板をSUS板に接着した。但し接着剤
には、Ni:Al=2:1(重量比)粉未混合物を用
い、ケミカルオーブンには、実施例9と同じ組成のT
i:C混合粉を用いた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1に用いた装置主要部の概略断面図。
【図2】 実施例2に用いた装置主要部の概略断面図。
【図3】 実施例4に用いた装置主要部の概略断面図。
【図4】 実施例5に用いた装置主要部の概略断面図。
【図5】 実施例9に用いた装置主要部の概略断面図。
【符号の説明】
11 焼成金型 12 基体(SUS板) 13 圧粉体 14 Ti/C混合粉 15 黒鉛リボン 16 鋳物砂 17 セラミックス板 18 上パンチ 21 焼結用金型 22 コア 23 上パンチ 24 焼結ムライトスリーブ 25 合金 26 成型圧粉体 27 Ti/C混合粉 28 黒鉛リボン 29 鋳物砂 31 環状圧粉体 32 鋼製スリーブ 33 シルミン製円筒 34 Ti/C混合圧粉体 35 黒鉛リボン 36 TiC圧粉体円板 37 鋳物砂 38 上パンチ 39 下パンチ 41 円筒銅製基体 42 圧粉体 43 着火剤(TiC圧粉体) 44 黒鉛リボン 45 アルミナ製パンチ 51 成型金型 52 超硬合金板 53 Ti/C粉末混合物層 54 Ni 55 Ti/C混合粉 56 黒鉛ヒーター 57 鋳物砂層 58 パンチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000241555 豊菱産業株式会社 大阪府大阪市淀川区三津屋中3丁目4番10 号 (71)出願人 000225027 特殊電極株式会社 兵庫県尼崎市昭和通2丁目2番27号 (72)発明者 小泉 光恵 大阪府豊中市玉井町三丁目6番22号 (72)発明者 大柳 満之 滋賀県大津市大萱1−9−14メゾンエイコ ー瀬田 903 (72)発明者 毛利 豊重 大阪府箕面市粟生外院三丁目5番22号 (72)発明者 大野 昌克 兵庫県尼崎市東難波町三丁目26番29号 特 殊電極株式会社尼崎研究所 (72)発明者 細見 暁 栃木県小山市稲葉郷138番地1

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本質的に有形の金属塊体から成る基体部
    と、基体のある部位に接合されかつ本質的にセラミック
    ス質成分から成る作用部とを有する複合材において、基
    体部と作用部とがSHS反応の際に生じた溶融金属の作
    用により接合されていることを特徴とする、耐熱耐摩耗
    性複合材。
  2. 【請求項2】 上記セラミックス質成分がSHS反応に
    よってその場で合成されたものである、請求項1に記載
    の耐熱耐摩耗性複合材。
  3. 【請求項3】 上記作用部が、IV〜VI族の遷移金
    属、またはB、Alの炭化物、窒化物、炭窒化物、ほう
    化物、けい化物、またはこれらの化合物で構成された骨
    格構造と、骨格構造の隙間を充填している金属質材料と
    を含有する、請求項1に記載の耐熱耐摩耗性複合材。
  4. 【請求項4】 上記溶融金属が鉄族金属、銅、アルミニ
    ウム、および遷移金属から選ばれる少なくとも1種を主
    体とする、請求項1に記載の耐熱耐摩耗性複合材。
  5. 【請求項5】 上記作用部が実質的にセラミックス質成
    分のみで構成されている、請求項1に記載の耐熱耐摩耗
    性複合材。
  6. 【請求項6】 上記セラミックス質成分の組成におい
    て、骨格構造成分と金属質成分の比率が、作用表面と、
    基板との接合面との間で、連続的または段階的に変化し
    ている、請求項1に記載の耐熱耐摩耗性複合材。
  7. 【請求項7】 上記セラミックス質成分層の厚さが0.
    5〜20mmである、請求項1に記載の耐熱耐摩耗性複
    合材。
  8. 【請求項8】 (1)SHS反応によってセラミックス
    体を形成しうる組成の混合粉末を成型して1乃至数種類
    の圧粉体を形成し、さらに上記圧粉体を有形の金属塊体
    に近接配置して原料系を構成し、この際、SHS反応時
    に溶融し得る金属質材料をこの原料系中に存在せしめ、
    (2)上記原料系内でSHS反応を生起せしめ、この際
    の反応熱により少なくとも上記金属質材料の一部を加熱
    して溶融状態とし、(3)さらにこのSHS反応終結か
    ら0.1−10秒後に加圧手段により加圧を開始して加
    圧状態を2秒間以上保持することにより、セラミックス
    体と金属質塊体とを接合することを特徴とする、耐熱耐
    摩耗性複合材の製法。
  9. 【請求項9】 SHS反応を生起しうる化学組成物を別
    体として、上記圧粉体および金属塊体に近接して配置
    し、上記金属質材料の溶融のための熱量の少なくとも一
    部をこの組成物の反応熱により供給する、請求項8に記
    載の耐熱耐摩耗性複合材の製法。
  10. 【請求項10】 上記金属質材料の溶融に必要な熱量
    を、本質的に上記圧粉体のSHS反応熱により供給す
    る、請求項8に記載の耐熱耐摩耗性複合材の製法。
  11. 【請求項11】 上記セラミックス体が炭化物、窒化
    物、炭窒化物、ほう化物、けい化物から選ばれる少なく
    とも1種類を含有する、請求項8に記載の複合材の製
    法。
  12. 【請求項12】 上記金属質材料が粉末状態でセラミッ
    クスの原料と混合され、圧粉体中に分散配置される、請
    求項8に記載の、耐熱耐摩耗性複合材の製法。
  13. 【請求項13】 上記金属質材料が第二の圧粉体とし
    て、セラミック原料混合粉末の圧粉体と、有形金属塊体
    との間に配置される、請求項8に記載の複合材の製法。
  14. 【請求項14】 上記金属質材料が薄板の状態で、セラ
    ミックス圧粉体と、金属塊体との間に配置される、請求
    項8に記載の耐熱耐摩耗性複合材の製法。
  15. 【請求項15】 上記金属質材料が、SHS反応時に基
    体から供給される、請求項8に記載の耐熱耐摩耗性複合
    材の製法。
  16. 【請求項16】 上記金属質材料が本質的に鉄族金属、
    銅、アルミニウム、および遷移金属から選ばれる少なく
    とも1種類を含有する、請求項8に記載の耐熱耐摩耗性
    複合材。
  17. 【請求項17】 上記セラミックス原料混合粉末が、本
    質的にTiおよびSiから選ばれる1種類以上の金属、
    ならびに/またはこれらの炭化物、窒化物、ホウ化物か
    ら選ばれる少なくとも1種類の耐火物を含有する、請求
    項8に記載の耐熱耐摩耗性複合材の製法。
  18. 【請求項18】 上記加圧手段が、金型による直接加
    圧、圧媒体を介した擬HIP加圧、およびロール加圧か
    ら選ばれる1種類である、請求項8に記載の耐熱耐摩耗
    性複合材の製法。
  19. 【請求項19】 上記圧媒体が鋳物砂である、請求項1
    8に記載の耐熱耐摩耗性複合材の製法。
  20. 【請求項20】 上記圧媒体がSHS反応生成物を含有
    する、請求項18に記載の耐熱耐摩耗性複合材の製法。
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