JPH097142A - 記録トラック位置検出方法およびそれを用いた記録トラック位置検出装置 - Google Patents

記録トラック位置検出方法およびそれを用いた記録トラック位置検出装置

Info

Publication number
JPH097142A
JPH097142A JP15783095A JP15783095A JPH097142A JP H097142 A JPH097142 A JP H097142A JP 15783095 A JP15783095 A JP 15783095A JP 15783095 A JP15783095 A JP 15783095A JP H097142 A JPH097142 A JP H097142A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
reference signal
reproduced
recording track
position reference
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15783095A
Other languages
English (en)
Inventor
Wataru Hayashi
渉 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aiwa Co Ltd filed Critical Aiwa Co Ltd
Priority to JP15783095A priority Critical patent/JPH097142A/ja
Publication of JPH097142A publication Critical patent/JPH097142A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】記録媒体の記録トラックの位置検出を短時間で
精度良く行うことができる記録トラック位置検出方法を
提供する。 【構成】磁気ヘッド22が上端の位置とされたときにテ
ープ8の駆動を開始する。時点t1でヘッド22を所定
位置P1まで移動する。ヘッド22は基準トラックTRB
の位置とされていないので、トラックTRBに記録され
た信号は再生されないことから、時点t2でヘッド22
を下方に10ステップ分移動して位置P2とする。この
とき、トラックTRBの信号が再生されるので、時点t3
でヘッド22を(10−1)ステップ分戻して位置P3
とする。その後、ヘッド22を1ステップずつ下方に移
動してトラックTRBの信号が再生されたか否かを判別
する。時点t4でヘッド22がトラックTRB内の位置P
4とされて、トラックTRBの信号が再生されたことが判
別されたときには、位置P4をトラックTRBのエッジと
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は記録トラック位置検出
方法とそれを用いた記録トラック位置検出装置に関す
る。詳しくは、記録トラックに位置基準信号が記録され
た記録媒体を駆動すると共に、信号読出手段を記録トラ
ックの長手方向に対して直交方向に所定位置から所定方
向に順次ステップ移動させる。ここで、位置基準信号が
再生されたときには、位置基準信号が再生されなくなる
位置まで信号読出手段をステップ移動させ、その後ステ
ップ移動の移動量を小さくして信号読出手段を移動させ
ると共に位置基準信号が再生されたことを判別し、位置
基準信号が記録された記録トラックのエッジを短時間で
精度良く検出するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ装置等では、データを保存
しておくために、例えばカセットテープや1/4インチ
テープカートリッジ(QIC:Quarter−Inc
h−Cartridge)が用いられている。
【0003】ところで、この1/4インチテープカート
リッジではオーディオカセットテープのようにキャプス
タンとピンチローラでテープを挟んでテープを走行させ
る駆動システムは使用せず、カートリッジ内に設けられ
たフリクションベルトをベルトキャプスタンで循環させ
ることでテープを走行させる駆動システムが採用されて
いる。
【0004】図6は1/4インチテープカートリッジの
外観図、図7はその構造図である。図6に示すように、
このカートリッジ1は耐久性を考慮したアルミニウム製
のベース板2を有し、ベース板2の上に後述の各種部品
が取り付けられると共に、その上に透明なプラスチック
製のケーシング3が装着されている。ケーシング3の前
面の中央部には開口4が設けられ、その開口4から内部
のベルトキャプスタン5の外周の一部が臨んでいる。ケ
ーシング3の前面の側部にはヘッドアクセスドア6が開
閉自在に取り付けられている。また、ケーシング3には
書き込み禁止スイッチ7が取り付けられ、このスイッチ
7の位置によってテープ8への書き込みが禁止されるよ
うになっている。
【0005】図7に示すように、カートリッジ1はテー
プ8が巻き取られる2つのテープハブ11,12とカー
トリッジ1の前面両端部に設けられた2つのテープガイ
ド13,14を有し、テープハブ11から出たテープ8
は一方のテープガイド13を回ってカートリッジ1の前
縁部を通り、もう一方のテープガイド14を回って他方
のテープハブ12に巻き取られる。
【0006】カートリッジ1の後面側の両側部にはベル
トガイドローラ15,16が設けられ、これらのベルト
ガイドローラ15,16と前述のベルトキャプスタン5
を巡らせて薄く弾力性のある輪状のフリクションベルト
17(図7では一点鎖線で表示している)が張設されて
いる。ここで、図7に示すように、ベルトキャプスタン
5から出たフリクションベルト17は一方のテープハブ
11に巻かれたテープTの表面に接触しながらベルトガ
イドローラ15に至り、ベルドガイドローラ16を出た
フリクションベルト17はもう一方のテープハブ12に
巻かれたテープ8の表面に接触しながらベルトキャプス
タン5に至るようになっている。
【0007】このカートリッジ1を使用してデータの記
録や再生を行う場合、カートリッジ1信号のベルトキャ
プスタン5には、図7に示すように駆動ローラ21が押
圧される。駆動ローラ21の駆動回転によりベルトキャ
プスタン5が回転し、それによってフリクションベルト
17が循環し、フリクションベルト17は接触している
テープ8を走行させる。また、カートリッジ1のヘッド
アクセスドア6(図6参照)が開き、図7に示すように
そこへ磁気ヘッド22が進入してテープ8と接触され
る。
【0008】さらに、カートリッジ1にはミラー23が
設けられ、ミラー23がテープ8を挟んで光センサ24
と対向するようになっている。またカートリッジ1のテ
ープ8には、図8に示すようにテープ巻初め箇所BO
T、ヘッド待機位置LP、テープ巻終わり警告位置E
W、テープ巻終わり箇所EOTを知らせるための複数の
孔が予め穿設され、光センサ24はテープ8に穿設され
たそれらの孔を検出することで所要の情報を得るように
なっている。
【0009】このようなカートリッジ1のテープ8上
に、図8に示すように複数の記録トラックを形成するこ
とで記憶容量の増大が図られている。なお、1/4イン
チテープカートリッジ1のテープ8では28本の記録ト
ラックが渦巻き状に形成されている。
【0010】テープセンターから上半分は偶数トラック
でテープ巻初め箇所からテープ巻終わり箇所の方向に向
かって進行し、下半分は奇数トラックになり逆方向にテ
ープ巻終わり箇所からテープ巻初め箇所の方向に向かっ
て進行する。このようなテープ8に対して記録・再生を
行う磁気ヘッド22はテープ8の記録トラック(0〜2
7トラック)をトレースするために記録トラックの長手
方向に対して直交する方向に移動できるように構成され
ている。
【0011】このテープ8の、例えば0トラックおよび
3トラックのテープ巻初め箇所BOTとヘッド待機位置
LP間には、位置基準信号(以下「リファレンスバース
ト信号」という)BSが記録されている。また、テープ
8のヘッド待機位置LPとテープ巻終わり警告位置EW
間のそれぞれの記録トラックにデータが記録され、1つ
の記録トラックは複数のセグメントから構成されてい
る。さらに、記録トラックの書込幅は、例えば213μ
mに設定されている。なお、リファレンスバースト信号
BSが記録されている記録トラックを基準トラックTR
Bとする。
【0012】このテープ8に対して信号の記録再生は、
図9に示すギャップ部を有する磁気ヘッド22によって
行われる。図9において、磁気ヘッド22のライトコア
22Wは記録トラックの書込幅に対応して形成されてい
る。またリードコア22Rはライトコア22Wよりも幅が
狭く形成されている。このため、読み取り時に磁気ヘッ
ド22の位置が多少ずれても読出信号RSの信号レベル
の低下を防止することができる。
【0013】この磁気ヘッド22は、図10に示すヘッ
ド駆動部30によって位置が移動される。図10におい
て、ヘッド駆動部30ではホルダベース31にガイドピ
ン32が立設され、そこにヘッドキャリッジ33が摺動
自在に取り付けられる。ヘッドキャリッジ33の前端に
は磁気ヘッド22が支持されている。
【0014】ホルダベース31にはリードスクリュウ3
5磁気ヘッドが回動自在に支持され、ヘッドキャリッジ
33に固定されたねじ部材36がこのリードスクリュウ
35に螺合している。また、リードスクリュウ35には
同軸上に歯車37が固定され、この歯車37がホルダベ
ース31に支持されたステップモータ38の駆動歯車3
9と噛み合っている。
【0015】従って、ヘッド駆動信号によってステップ
モータ38が駆動されることによりリードスクリュウ3
5が回転し、それによってリードスクリュウ35に螺合
するねじ部材36を有するヘッドキャリッジ33が上下
に移動することで、磁気ヘッド22がテープ8の長手方
向に対して直交する方向に移動される。
【0016】また、磁気ヘッド22の上方には磁気ヘッ
ド22の位置制限用のリミットスイッチ(図示せず)が
設けられており、磁気ヘッド22が上方に移動されてリ
ミットスイッチがオン状態とされたときには、テープ8
の走行が開始されると共に磁気ヘッド22が略基準トラ
ックTRBの位置まで移動される。その後、磁気ヘッド
22が順次1ステップずつ下方に移動させながらテープ
8の再生が行われる。なお、図7に示す光センサ24か
らの検出信号SSに基づいて図8に示すテープ8のテー
プ巻初め箇所BOTとヘッド待機位置LPとの間が再生
されて、リファレンスバースト信号BSが記録された基
準トラックTRBの位置の検出が行われる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、磁気ヘッド
22を略基準トラックTRBの位置まで移動し、その
後、磁気ヘッド22を順次1ステップずつ下方に移動さ
せる場合、磁気ヘッド22が基準トラックTRBの位置
よりも上方に離れていたときには位置の検出に長い時間
を要していた。また磁気ヘッド22が基準トラックTR
Bの位置とされたときには、リファレンスバースト信号
BSが再生されることにより基準トラックTRB上であ
ることは判別されるが、基準トラックTRB上のどの位
置であるか判別することができず、記録トラックの位置
を精度良く検出することができない。
【0018】そこで本発明では、記録媒体の記録トラッ
クの検出を短時間で精度良く行うことができる記録トラ
ック位置検出方法および装置を提供するものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明に係る記録トラ
ック位置検出方法は、位置基準信号が記録された記録ト
ラックを有する記録媒体を再生して読出信号を得る信号
読出手段を、記録媒体の記録トラックの長手方向に対し
て直交する方向に所定の位置から一の方向に順次ステッ
プ移動し、信号読出手段で得られた読出信号に基づいて
位置基準信号が再生されたことが判別されたときには、
位置基準信号が再生されたと判別されない位置まで信号
読出手段をステップ移動し、その後ステップ移動の移動
量を小さくして信号読出手段を逆の方向に移動させて位
置基準信号が再生されたか否かを判別することにより、
位置基準信号が記録された記録トラックのエッジを検出
するものである。
【0020】また、この発明に係る記録トラック位置検
出装置は、位置基準信号が記録された記録トラックを有
する記録媒体を再生して読出信号を得る信号読出手段
と、記録トラックの長手方向に対して直交する方向に信
号読出手段の位置を可変する位置可変手段と、読出信号
に基づき位置基準信号が再生されたか否かを判別する信
号判別手段とを有し、位置可変手段で信号読出手段を所
定の位置から一の方向に順次ステップ移動させて、信号
判別手段で位置基準信号が再生されたことが判別された
ときには、位置基準信号が再生されたと判別されない位
置まで信号読出手段をステップ移動させ、その後ステッ
プ移動の移動量を小さくして信号読出手段を逆の方向に
移動させると共に信号判別手段で位置基準信号が再生さ
れたか否かを判別することで、位置基準信号が記録され
た記録トラックのエッジを検出するものである。
【0021】
【作用】この発明においては、位置可変手段によって信
号読出手段が記録媒体の記録トラックの長手方向に対し
て直交する一の方向に所定の位置から順次ステップ移動
されると共に、信号読出手段によって記録媒体が再生さ
れる。ここで、信号判別手段によって信号読出手段から
の読出信号に基づき記録媒体の位置基準信号が再生され
たことが判別されたときには、位置基準信号が再生され
たと判別されない位置まで信号読出手段が一の方向ある
いは他の方向にステップ移動されて、その後ステップ移
動の移動量が小さくされて信号読出手段が逆方向に移動
される。このとき、位置基準信号が再生されたか否かが
信号判別手段で判別されて位置基準信号が記録された記
録トラックのエッジが検出されるので、この記録トラッ
クのエッジの位置に基づき記録トラックの位置を正しく
検出することが可能となる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて詳細
に説明する。
【0023】図1は本発明の記録トラック位置検出装置
を用いた記録媒体再生装置の構成を示す図である。図1
において、マイクロコンピュータ41(以下「マイコ
ン」という)には、記録媒体再生装置の動作を切り換え
るための操作部40が接続されており、この操作部40
の操作に応じて操作信号CTがマイコン41に供給され
る。マイコン41では、操作信号CTに基づき信号読出
手段である磁気ヘッド22のヘッド位置を可変するため
のヘッド駆動信号HDが生成されて、位置可変手段であ
る位置ヘッド駆動部30に供給される。またテープ8を
駆動するためのテープ駆動信号TDが生成されてテープ
駆動部9に供給される。
【0024】このマイコン41には、磁気ヘッド22の
上方に設けられた位置制限用のリミットスイッチ48か
らリミット信号LSが供給されており、磁気ヘッド22
が上方に移動されて位置制限用のリミットスイッチ48
がオン状態とされたか否かを判別することができる。さ
らに、図7に示す光センサ24から検出信号SSが供給
されており、検出信号SSに基づいてテープ8のテープ
巻初め箇所BOTとヘッド待機位置LPとの間のテープ
位置が判別される。
【0025】カートリッジ1がこの記録媒体再生装置に
装着されると、マイコン41からヘッド駆動信号HDが
図10に示す位置ヘッド駆動部30のステップモータ3
8に供給されて磁気ヘッド22が上方に移動される。そ
の後、リミットスイッチがオン状態とされると、磁気ヘ
ッド22がヘッド駆動信号HDに基づき下方に移動され
ると共にテープ駆動信号TDに基づきテープ8が駆動さ
れる。さらに検出信号SSに基づきテープ8のテープ巻
初め箇所BOTとヘッド待機位置LPとの間が再生され
る。
【0026】磁気ヘッド22から得られた読出信号RS
は、アンプ部42を介してピーク検出部43と信号変換
部44に供給される。ピーク検出部43では、読出信号
RSのピークが検出されてピーク検出信号PDが生成さ
れる。このピーク検出信号PDは、信号変換部44と位
置判別手段であるマイコン41に供給される。
【0027】ところで、テープ8のテープ巻初め箇所B
OTとヘッド待機位置LPとの間の基準トラックTRB
以外の部分については信号が記録されていない。このた
め、磁気ヘッド22が基準トラックTRBの位置とされ
てリファレンスバースト信号BSが再生された場合にの
み、読出信号RSのピークが検出されてピーク検出信号
PDが生成されるので、このピーク検出信号PDをマイ
コン41で検出することにより磁気ヘッド22が基準ト
ラックTRBの位置とされたことが判別される。
【0028】また、この基準トラックTRBの位置を基
準として、マイコン41により所望する記録トラックの
位置に精度良く磁気ヘッド22を移動することができ
る。
【0029】なお、磁気ヘッド22を所望の記録トラッ
クの位置として、テープ8のヘッド待機位置LPとテー
プ巻終わり警告位置EW間を再生することにより得られ
たピーク検出信号PDが信号変換部44に供給される
と、信号変換部44では読出信号RSの信号レベルとピ
ーク検出信号PDに基づきデータパルスBDが生成され
てデータ復調部45に供給される。データ復調部45で
は供給されたデータパルスBDに基づき信号の復調が行
われて再生データ信号DOを得ることができる。
【0030】ここで、マイコン41による基準トラック
TRBの位置検出動作のフローチャートを図2に示す。
図2において、ステップST1では、リミット信号LS
に基づきリミットスイッチ48がオン状態とされたか否
かが判定される。ここでリミットスイッチ48がオン状
態でないときはステップST1に戻り、リミットスイッ
チ48がオン状態とされたときにはステップST2に進
む。
【0031】ステップST2では、磁気ヘッド22が略
基準トラックTRBの位置である所定位置P1まで移動さ
れる。
【0032】ステップST3では、ピーク検出信号PD
が供給されたか否かが検出される。ここで、ピーク検出
信号PDが供給されない場合にはステップST4に進
み、ピーク検出信号PDが供給されている場合にはステ
ップST9に進む。
【0033】ステップST4では、磁気ヘッド22が下
方に10ステップ分だけ移動される。なお、10ステッ
プ分の磁気ヘッド22の移動量は、磁気ヘッド22が1
0ステップ分移動されたときに基準トラックを飛び越え
ないように、基準トラックの書込幅よりも小さく設定さ
れている。磁気ヘッド22が10ステップ分だけ移動さ
れるとステップST5に進む。
【0034】ステップST5では、ステップST3と同
様にピーク検出信号PDが供給されたか否かが検出され
る。ここで、ピーク検出信号PDが供給されない場合に
はステップST4に戻り、ピーク検出信号PDが供給さ
れている場合にはステップST6に進む。
【0035】ステップST6では、磁気ヘッド22の位
置が(10−1)ステップ分だけ戻されて、磁気ヘッド
22は上方に移動されてステップST7に進む。
【0036】また、ステップST3でピーク検出信号P
Dが供給されている場合には、ステップST9で磁気ヘ
ッド22の位置が10ステップ分だけ戻される。その
後、ステップST10でピーク検出信号PDが供給され
たか否かが検出される。ここで、ピーク検出信号PDが
供給されている場合にはステップST9に戻り、ピーク
検出信号PDが供給されていない場合にはステップST
7に進む。
【0037】ステップST7では、磁気ヘッド22が1
ステップ分だけ下方に移動される。その後、ステップS
T8では、ピーク検出信号PDが供給されたか否かが検
出される。ここで、ピーク検出信号PDが供給されない
場合にはステップST7に戻り、ピーク検出信号PDが
供給された場合には、この磁気ヘッド22の位置が基準
トラックTRBの上側エッジであることが判別される。
【0038】ここで、磁気ヘッド22の軌跡を図3に示
す。図3において、時点t1でリミットスイッチ48が
オン状態とされると、磁気ヘッド22は所定位置P1ま
で移動される。この場合、磁気ヘッド22は基準トラッ
クTRBの位置とされていないので、マイコン41には
ピーク検出信号PDが供給されず、時点t2で磁気ヘッ
ド22は下方に10ステップ分移動されて位置P2とさ
れる。この位置P2は、基準トラックTRB内の位置とさ
れるので、マイコン41にはピーク検出信号PDが供給
される。このため、時点t3で磁気ヘッド22は(10
−1)ステップ分戻されて位置P3とされる。
【0039】その後、磁気ヘッド22が1ステップずつ
下方に移動されてピーク検出信号PDが供給されたか否
かが判断される。時点t4で磁気ヘッド22が基準トラ
ックTRB内の位置P4とされて、ピーク検出信号PDが
マイコン41に供給されると、マイコン41では、この
位置P4が基準トラックTRBの上側エッジであると判別
される。このため、この位置P4を基準として磁気ヘッ
ド22を所望の記録トラックの位置に移動することがで
きる。
【0040】ところで、上述の実施例では基準トラック
TRBの上側エッジを検出するものとしたが、基準トラ
ックTRBの下側エッジも容易に検出することができ
る。ここで、図4のフローチャートを用いて基準トラッ
クTRBの下側エッジを検出する場合について説明す
る。この図4において、ステップST1〜ST5は図2
のステップST1〜ST5と対応するものであり、詳細
な説明は省略する。
【0041】ステップST5でピーク検出信号PDが供
給されている場合にはステップST15に進む。
【0042】ステップST15では、磁気ヘッド22が
下方に10ステップ分だけ移動されてステップST16
に進む。
【0043】ステップST16では、ピーク検出信号P
Dが供給されたか否かが検出される。ここで、ピーク検
出信号PDが供給されている場合にはステップST15
に戻り、ピーク検出信号PDが供給されない場合にはス
テップST17に進む。
【0044】また、ステップST3でピーク検出信号P
Dが供給されている場合には、ステップST19で磁気
ヘッド22が下方に10ステップ分だけ移動されてステ
ップST20に進む。
【0045】ステップST20では、ピーク検出信号P
Dが供給されたか否かが検出される。ここで、ピーク検
出信号PDが供給されている場合にはステップST19
に戻り、ピーク検出信号PDが供給されていない場合に
はステップST17に進む。
【0046】ステップST17では、磁気ヘッド22の
位置が1ステップ分戻されてステップST18に進む。
ステップST18では、ピーク検出信号PDが供給され
たか否かが検出される。ここで、ピーク検出信号PDが
供給されない場合にはステップST17に戻り、ピーク
検出信号PDが供給された場合にはこの磁気ヘッド22
の位置が基準トラックTRBの下側エッジであると判別
される。
【0047】次に、磁気ヘッド22の軌跡を図5に示
す。図5において、時点t11でリミットスイッチ48が
オン状態とされると、磁気ヘッド22は所定位置P1ま
で移動される。この場合、磁気ヘッド22は基準トラッ
クTRBの位置とされていないので、マイコン41には
ピーク検出信号PDが供給されず、時点t12で磁気ヘッ
ド22は下方に10ステップ分移動されて位置P2とさ
れる。この位置P2は、基準トラックTRB内の位置とさ
れるので、マイコン41にはピーク検出信号PDが供給
される。このため、時点t13で磁気ヘッド22はさらに
10ステップ分移動されて位置P13とされる。この位置
P13は、基準トラックTRB内の位置よりも下方とされ
るので、マイコン41にはピーク検出信号PDの供給が
停止される。
【0048】その後、磁気ヘッド22の位置は1ステッ
プずつ上方に戻されてピーク検出信号PDが供給された
か否かが判断される。時点t14で磁気ヘッド22が基準
トラックTRB内の位置P14とされて、ピーク検出信号
PDがマイコン41に供給されると、マイコン41で
は、この位置P14が基準トラックTRBの下側エッジで
あると判別される。このため、この位置P14を基準とし
て磁気ヘッド22を所望のトラック位置に移動させるこ
とができる。
【0049】このように上述の実施例によれば、ヘッド
駆動部30およびマイコン41によって磁気ヘッド22
が所定位置P1から下方に10ステップ分ずつ移動され
て、ピーク検出信号PDがマイコン41に供給されたと
きには、ピーク検出信号PDがマイコン41に供給され
ない位置まで磁気ヘッド22がステップ移動され、その
後1ステップずつ磁気ヘッド22が移動されてテープ8
の基準トラックTRBのエッジが検出されるので、短時
間で精度良く基準トラックTRBの位置を検出すること
ができる。また、検出された基準TRBの位置を基準と
して、磁気ヘッド22を所望する他の記録トラックの位
置に容易に移動することができる。さらに、ピーク検出
信号PDがマイコン41に供給された後、ピーク検出信
号PDがマイコン41に供給されない位置となるように
移動される磁気ヘッド22の移動方向を制御して、基準
トラックTRBの上方あるいは下方のいずれか所望する
側のエッジを検出することができる。
【0050】なお、所定位置P1からのステップ移動の
移動量は、基準トラックTRBを飛び越えないものであ
れば10ステップ分に限られるものではない。さらに、
記録媒体は1/4インチテープカートリッジに限られる
ものではなく、他の記録媒体を用いてもよいことは勿論
である。
【0051】
【発明の効果】この発明によれば、位置可変手段によっ
て信号読出手段が記録媒体の記録トラックの長手方向に
対して直交する方向に所定位置から所定方向に順次ステ
ップ移動されると共に、信号読出手段によって記録媒体
が再生される。ここで、信号判別手段によって信号読出
手段からの読出信号に基づき記録媒体の位置基準信号が
再生されたことが判別されたときには、位置基準信号が
再生されたと判別されない位置まで信号読出手段がステ
ップ移動されて、その後ステップ移動の移動量が小さく
されて信号読出手段が逆の方向に移動されるので、この
ときに位置基準信号が再生されたことを信号判別手段で
判別して、位置基準信号が記録された記録トラックのエ
ッジが検出される。
【0052】このように、位置基準信号が記録された記
録トラックが検出するまで、信号読出手段が所定位置か
らステップ移動され、その後ステップ移動の移動量が小
さくされて位置基準信号が記録された記録トラックのエ
ッジが検出されるので、短時間で精度良く位置基準信号
が記録された記録トラックの位置を検出することができ
る。また、位置基準信号が記録された記録トラックの位
置が精度良く検出されるので、この位置を基準として信
号読出手段を他の記録トラックの位置に容易に移動する
ことができる。さらに、位置基準信号が再生されたと判
別された後、位置基準信号が再生されたと判別されない
位置となるように移動される信号読出手段の移動方向を
制御することで、位置基準信号が記録された記録トラッ
クの所望する側のエッジを検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る記録トラック位置検出装置を用
いた記録媒体再生装置の一実施例の構成を示す図であ
る。
【図2】実施例の動作を示すフローチャートである。
【図3】磁気ヘッド22の軌跡を示す図である。
【図4】実施例の動作を示すフローチャートである。
【図5】磁気ヘッド22の軌跡を示す図である。
【図6】1/4インチテープカートリッジの外観図であ
る。
【図7】1/4インチテープカートリッジの構造図であ
る。
【図8】テープの構成を示す図である。
【図9】磁気ヘッド22の構成を示す図である。
【図10】ヘッド駆動部30の側面図である。
【符号の説明】
8 テープ 9 テープ駆動部 22 磁気ヘッド 30 ヘッド駆動部 40 操作部 41 マイコン(マイクロコンピュータ) 42 アンプ部 43 ピーク検出部 44 信号変換部 45 データ復調部 48 リミットスイッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置基準信号が記録された記録トラック
    を有する記録媒体を再生して読出信号を得る信号読出手
    段を、上記記録媒体の記録トラックの長手方向に対して
    直交する方向に所定の位置から一の方向に順次ステップ
    移動し、 上記信号読出手段で得られた読出信号に基づいて上記位
    置基準信号が再生されたことが判別されたときには、上
    記位置基準信号が再生されたと判別されない位置まで上
    記信号読出手段をステップ移動し、その後ステップ移動
    の移動量を小さくして上記信号読出手段を逆の方向に移
    動させて上記位置基準信号が再生されたか否かを判別す
    ることにより、上記位置基準信号が記録された記録トラ
    ックのエッジを検出することを特徴とする記録トラック
    位置検出方法。
  2. 【請求項2】 上記信号読出手段で得られた読出信号に
    基づいて上記位置基準信号が再生されたことが判別され
    たときには、上記信号読出手段を上記位置基準信号が再
    生されたと判別されない位置まで一の方向とは逆の方向
    に移動するものとし、その後ステップ移動の移動量を小
    さくして上記信号読出手段を一の方向に順次移動させて
    上記位置基準信号が再生されたか否かを判別することに
    より、上記位置基準信号が記録された記録トラックのエ
    ッジを検出することを特徴とする請求項1記載の記録ト
    ラック位置検出方法。
  3. 【請求項3】 上記信号判別手段で上記位置基準信号が
    再生されたことが判別されたときには、上記信号読出手
    段を上記位置基準信号が再生されたと判別されない位置
    まで一の方向に移動するものとし、その後ステップ移動
    の移動量を小さくして上記信号読出手段を一の方向とは
    逆の方向に順次移動させて上記位置基準信号が再生され
    たか否かを判別することにより、上記位置基準信号が記
    録された記録トラックのエッジを検出することを特徴と
    する請求項1記載の記録トラック位置検出方法。
  4. 【請求項4】 位置基準信号が記録された記録トラック
    を有する記録媒体を再生して読出信号を得る信号読出手
    段と、 上記記録トラックの長手方向に対して直交する方向に上
    記信号読出手段の位置を可変する位置可変手段と、 上記読出信号に基づき上記位置基準信号が再生されたか
    否かを判別する信号判別手段とを有し、 上記位置可変手段で上記信号読出手段を所定の位置から
    一の方向に順次ステップ移動させて、上記信号判別手段
    で上記位置基準信号が再生されたことが判別されたとき
    には、上記位置基準信号が再生されたと判別されない位
    置まで上記信号読出手段をステップ移動させるものと
    し、その後ステップ移動の移動量を小さくして上記信号
    読出手段を逆の方向に移動させると共に上記信号判別手
    段で上記位置基準信号が再生されたか否かを判別するこ
    とで、上記位置基準信号が記録された記録トラックのエ
    ッジを検出することを特徴とする記録トラック位置検出
    装置。
  5. 【請求項5】 上記信号判別手段で上記位置基準信号が
    再生されたことが判別されたときには、上記信号読出手
    段を上記位置基準信号が再生されたと判別されない位置
    まで一の方向とは逆の方向に移動するものとし、その後
    ステップ移動の移動量を小さくして上記信号読出手段を
    一の方向に順次移動させると共に上記信号判別手段で上
    記位置基準信号が再生されたことを判別することで、上
    記位置基準信号が記録された記録トラックのエッジを検
    出することを特徴とする請求項4記載の記録トラック位
    置検出装置。
  6. 【請求項6】 上記信号判別手段で上記位置基準信号が
    再生されたことが判別されたときには、上記信号読出手
    段を上記位置基準信号が再生されたと判別されない位置
    まで一の方向に移動するものとし、その後ステップ移動
    の移動量を小さくして上記信号読出手段を一の方向とは
    逆の方向に順次移動させると共に上記信号判別手段で上
    記位置基準信号が再生されたことを判別することで、上
    記位置基準信号が記録された記録トラックのエッジを検
    出することを特徴とする請求項4記載の記録トラック位
    置検出装置。
JP15783095A 1995-06-23 1995-06-23 記録トラック位置検出方法およびそれを用いた記録トラック位置検出装置 Pending JPH097142A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15783095A JPH097142A (ja) 1995-06-23 1995-06-23 記録トラック位置検出方法およびそれを用いた記録トラック位置検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15783095A JPH097142A (ja) 1995-06-23 1995-06-23 記録トラック位置検出方法およびそれを用いた記録トラック位置検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH097142A true JPH097142A (ja) 1997-01-10

Family

ID=15658265

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15783095A Pending JPH097142A (ja) 1995-06-23 1995-06-23 記録トラック位置検出方法およびそれを用いた記録トラック位置検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH097142A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5914929A (en) Optical disk recording/playback device with means to recognize, read from and record to multiple types of optical disk types
JPH06150217A (ja) 磁気テープ記録再生装置
JPH0535491Y2 (ja)
JPH11306690A (ja) 信号記録方法とテープ状記録媒体処理装置およびテープ状記録媒体
JPH097142A (ja) 記録トラック位置検出方法およびそれを用いた記録トラック位置検出装置
JPH0798828A (ja) ヘッド位置決め機構及びヘッド位置決め方法
JPH11328771A (ja) 信号記録位置サーチ方法およびテープ状記録媒体処理装置
JPH0917121A (ja) 記録媒体再生方法およびそれを用いた記録媒体再生装置
JPH0917061A (ja) 記録媒体再生方法およびそれを用いた記録媒体再生装置
JPH0917060A (ja) 記録トラック位置検出方法およびそれを用いた記録トラック位置検出装置
JP2531059B2 (ja) 磁気テ−プ走行方法
US20060204212A1 (en) Information recording/reproducing device
JP2001126203A (ja) 信号再生処理方法および信号再生処理装置
US4901170A (en) Rotary head type digital signal reproducing method
JP2001126224A (ja) しきい値設定方法としきい値設定装置
JP2832327B2 (ja) ダビング方法およびダビング装置
JP3365201B2 (ja) 検索制御方法および装置
JPH0531740Y2 (ja)
JP3339176B2 (ja) テープフォーマット方法及びテープフォーマット装置並びにカセットテープ
JPH08180519A (ja) テープテンション調整装置
JP2001184604A (ja) 信号記録方法および信号記録装置
JPH04134754A (ja) 光ディスク装置
JPH07141607A (ja) 磁気テ−プ装置
JP2001126383A (ja) 評価結果出力方法と記録媒体評価システムおよびコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JPH07272232A (ja) 記録再生装置