JPH0971316A - 簡易蓋開け式缶詰整列装置 - Google Patents

簡易蓋開け式缶詰整列装置

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JPH0971316A
JPH0971316A JP27075595A JP27075595A JPH0971316A JP H0971316 A JPH0971316 A JP H0971316A JP 27075595 A JP27075595 A JP 27075595A JP 27075595 A JP27075595 A JP 27075595A JP H0971316 A JPH0971316 A JP H0971316A
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rotation
rotation guide
guide pin
canned food
spiral
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俊太郎 野澤
Sukezou Tsurubami
理三 鶴喰
Iwao Maruyama
巌 丸山
Hiromitsu Yamamoto
広 光 山本
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】構造的に簡単で床面積も多くとらない実用性の
高い缶詰の簡易蓋開け部(タブ)向きを一定に整列させ
る簡易蓋開け式缶詰整列装置を提供する。 【解決手段】缶詰搬送コンベア上を搬送されてきた缶詰
Aが、スパイラル搬送体2の前半部26によって個別に
順次搬送され、中間部の停留凹部3に嵌合して所定時間
停留された後、スパイラル搬送体の後半部2cによって
更に搬送されて、前方の缶詰搬送コンベアに送り出され
るように構成し、当該スパイラル搬送体2の停留凹部3
に停留する缶詰Axに相対応する上方位置には、1回転
毎に定位置で停止させることの出来る回転案内ピン5a
を備えた回転案内体5と、当該回転案内体5を回転させ
る回転機構と、当該回転案内体を上下動し回転案内ピン
5aが停留凹部3に嵌合している缶詰Axの上蓋面に接
触し得るように構成した昇降機構と、作動制御部とから
なる回転タブ向き揃え装置を配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、簡易蓋開け式缶詰を一
定方向に整列して、缶詰の上面や表面への印刷や、ラベ
ルの貼付等の作業を円滑且つ確実に行えるようにするた
めの簡易蓋開け式缶詰整列装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、日本では、缶詰の外側に、原
料、内容物、調理方法、型、製造業者農林省登録記号、
製造年月日等のカン記号を印刷しなければならないこと
が義務付けられている。最近、飲料缶は勿論それ以外の
食品缶詰においても簡易蓋開け式缶詰(イージーオープ
ン缶)が使用されることが多くなった。このような簡易
蓋開け式缶詰であっても、前記カン記号Eを印刷する義
務を免れるわけにはいかない。
【0003】当該カン記号の印刷は、缶蓋、缶底、缶胴
のいずれの部分に印刷してもよいことになっているが、
我社では、前記カン記号Eの印刷は、取引業者や需要者
に当該缶詰についての貴重な情報を知らせるものである
ところから、昔から見易い缶蓋に印刷するのを習慣にし
ている。缶詰が簡易蓋開け式缶詰であっても、要請は同
じであり、カン記号を缶蓋に印刷することを変えるわけ
にはいかない。また、いわゆる絞り缶と称されるツーピ
ース缶においては、缶胴から缶底にかけて、予め、商品
名、写真、図などが、全面的に印刷されており、これら
のスペースに製造造年月日等を記載する余地がない場合
が多く、そのような場合必然的に缶蓋にそれらを記載す
ることが要請される。
【0004】ところが、簡易蓋開け式缶詰の缶蓋にカン
記号Eをインジェクターなどにより印刷する場合、図1
1に示す通り、簡易蓋開け部(タブ)の上に文字がかか
る位置に印刷されると、取引業者や消費者には、読み取
り難く、美観的にも好ましくないので、小売り店側から
嫌われ、クレームの対象になる場合もある。
【0005】そのため、我社では、簡易蓋開け部(タ
ブ)上にカン記号が印刷されないように、プリンターの
直前で、手作業により簡易蓋開け式缶詰のタブの向きを
そろえてタブのない部分に印刷するようにしているのが
現状である。
【0006】このような、簡易蓋開け式缶詰のタブの向
きをそろえて整列させる装置が、既に開発され、市販さ
れているが、それは複数個のヘッドがターレットと供に
回転しながら、その間にタブの向きを一定方向にそろえ
る方式のものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前者の手作業により簡
易蓋開け式缶詰のタブの向きをそろえる場合には、その
作業が極めて単純な手作業であるため、飽きられ易く、
日本ではそのような人材の確保が難しい。例え、人材が
確保出来たとしても、今度は人件費が高くなって、経済
的に合わなくなってきている。また、後者の市販されて
いる機械装置は、構造が大掛かりで複雑であり、床面積
も取るうえ、取り扱いも複雑だし、値段も高いので、実
用性、経済性の面で問題があった。そこで、本発明者
は、これらの問題点を解消すべく、構造的に簡単で床面
積も多くとらない実用性の高い機械の開発をおこなった
のが本発明である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明は、前記課題を
解決するための手段として、次のように構成した。
【0009】特許を受けようとする第1発明は、まず、
長尺な軸体の周囲に缶詰を個別に送るピッチのスパイラ
ル状送り溝が形成されていると共に、その中間部にピッ
チのない停留凹部を形成してなるスパイラル搬送体を缶
詰搬送コンベアに沿って併設し、駆動源からの駆動力に
よって、缶詰搬送コンベア上を搬送されてきた缶詰が、
スパイラル搬送体の前半部によって個別に搬送され、中
間部の停留凹部に嵌合して所定時間停留された後、スパ
イラル搬送体の後半部によって更に搬送されて、前方の
缶詰搬送コンベアに送り出されるように構成しておく。
【0010】次に、当該スパイラル搬送体の停留凹部に
停留する缶詰に相対応する上方位置には、1回転毎に定
位置で停止させることの出来る回転案内ピンを備えた回
転案内体と、当該回転案内体を回転させる回転機構と、
当該回転案内体を上下動し回転案内ピンが停留凹部に嵌
合している缶詰の上蓋面に接触し得るように構成した昇
降機構とからなる回転タブ向き揃え装置を配設してお
く。
【0011】そして缶詰搬送コンベア上を搬送されてき
た簡易蓋開け式缶詰がスパイラル搬送体の作動によって
個別に搬送され停留凹部に停留するが、その停留時間に
合わせて昇降機構が作動して回転案内体が下降し、その
回転案内ピンが缶詰の上面に接触すると、缶詰回転機構
が作動して回転案内ピンが1回転して所定の位置に停止
するようになし、これによって回転案内ピンが缶詰の上
面の簡易蓋開け部(タブ)に係合して缶詰を回転させ、
その缶詰の簡易蓋開け部(タブ)の向きを一定に整列さ
せるようにしたことを特徴とする簡易蓋開け式缶詰整列
装置である。
【0012】特許を受けようとする第2発明は、第1発
明に記載した回転タブ向き揃え装置は、機枠に上下動自
在なるように装着した上下可動柱の下部にクランク装置
を設け、駆動源により回動する駆動軸の回動により上下
可動柱を所定のストローク幅だけ昇降するように構成し
てなる昇降機構と、当該上下可動柱の上部に固設した回
転機構とからなる。
【0013】当該回転機構は、上下可動柱の上部に固設
した可動基盤に、所定以上の負荷が加わると停止し、且
つその負荷が解除されると回転するブレーキモータと、
その回転駆動力を伝動するギヤと、当該ギヤにより回転
力を付与される回転軸と、当該回転軸の先端に着脱可能
に固着した回転案内ピンを備えた回転案内体と、回転軸
を1回転させては所定位置で停止することを繰り返す回
転制御装置とが装着されている。
【0014】回転制御装置は、回転軸に軸着した1回転
クラッチと、可動基盤に固着されたエアシリンダと、当
該エアシリンダにより揺動するレバーと、揺動したレバ
ーを元の位置に戻すスプリングとからなり、平時は当該
レバーの一端が1回転クラッチのストッパー部に係合し
て回転軸の回転を止める状態に組み合わさっており、エ
アシリンダの作動によりレバーを揺動して1回転クラッ
チのストッパー部への係合を解除すると、回転軸が1回
転するとともに、当該レバーはスプリングにより元の位
置に戻って再びレバーの一端が1回転クラッチのストッ
パー部に係合して回転軸の回転を止めるように構成され
ている。
【0015】昇降機構のクランク装置は、スパイラル搬
送体の作動により簡易蓋開け式缶詰が停留凹部に停留す
る時間に合わせて上下可動柱が下がり、当該缶詰上に回
転案内体が下降しているようなタイミングで回転上下動
をするようになし、回転機構のエアシリンダは、回転案
内体の下降によってその回転案内ピンが缶詰の上面に接
触すると、回転機構のエアシリンダを作動してレバーを
揺動させストッパー部への係合を解除し、回転案内ピン
が一回転して所定の位置に停止するようになし、これに
よって回転案内ピンが缶詰の上面の簡易蓋開け部(タ
ブ)に係合して缶詰を回転させ、その缶詰の簡易蓋開け
部(タブ)の向きを一定に整列させるようにしたことを
特徴とする簡易蓋開け式缶詰整列装置である。
【0016】
【実施例】以下本発明を実施例に基づいて詳細に説明す
る。図1は、本発明に係る簡易蓋開け式缶詰整列装置の
缶詰の簡易蓋開け部(タブ)の向きを一定に整列させる
基本構成を示した概念図であり、図2は、本発明に係る
簡易蓋開け式缶詰整列装置の構成を示す正面図であり、
図3は同簡易蓋開け式缶詰整列装置の構成を示す左側面
図であり、図4は、同簡易蓋開け式缶詰整列装置の構成
を示す平面図である。
【0017】先ず、本発明の基本構成について説明す
る。図1に示されているように、缶詰搬送コンベア1に
沿ってスパイラル搬送体2を併設するが、そのスパイラ
ル搬送体2は、図12に示すように、長尺な軸体の周囲
に缶詰を個別に送るピッチのスパイラル状の送り溝2a
が形成されていると共に、その中間部2cにピッチのな
い停留凹部3を形成してなるものである。図示実施例の
スパイラル搬送体2は、その軸体の前半部2bが細くな
っていて缶詰搬送コンベア1により送られてくる缶詰A
をスパイラル搬送体2に係合し易くなっている。また、
その送り溝2aのピッチ幅は前部から中間部2cにかけ
て次第に広く深くなっており、中間部2cではピッチが
ない停留凹部3となっている。更にその後半部2dでは
送り溝2aのピッチ幅が広く形成されている。なお、図
中1aは、缶詰搬送コンベア1に沿って設けられている
サイドガイド体であり、缶詰搬送コンベア1により搬送
されてきた缶詰Aは、スパイラル搬送体2とサイドガイ
ド体1aとの間に挟まれて、缶詰搬送コンベア1による
ほぼ均一な速度での搬送から、スパイラル搬送体2の案
内による「加速搬送−停留−急速搬送」という変速搬送
が優先しておこなわれることになる。
【0018】当該スパイラル搬送体2による変速搬送
は、駆動力による回転よって、缶詰搬送コンベア1上を
搬送されてきた缶詰A,A,…を、スパイラル搬送体2
の送り溝2aに係合し、その前半部2bによって個別化
しながら加速搬送し、中間部2cの停留凹部3において
は所定時間停留された状態となり、その後スパイラル搬
送体2の後半部2dの送り溝2aによって急速に搬送さ
れて、再び搬送方向の缶詰搬送コンベア1aにもどさ
れ、缶詰搬送コンベア1により送り出される。
【0019】当該スパイラル搬送体2の停留凹部3に停
留する缶詰Axに相対応する上方位置に1回転毎に定位
置で停止させることの出来る回転案内ピン5aを備えた
回転案内体5を配置し、この回転案内体5を下降して、
その回転案内ピン5aを缶詰Axの上蓋の簡易蓋開け部
(タブ)Atに係合して缶詰Axを回転させ、その缶詰
A,A,…の簡易蓋開け部(タブ)Atの向きを一定に
整列させるようにし、その後このような簡易蓋開け部
(タブ)Atの向きを一定に整列させた缶詰を、缶詰搬
送コンベア1にもどすようにする。従って、缶詰搬送コ
ンベア1に沿って設けられたカン記号E印刷用の印刷機
Cに送り込むことにより、適正な位置に確実にカン記号
Eを印刷できるようにしたものである。
【0020】本発明に係る簡易蓋開け式缶詰整列装置の
構成を図示実施例に基づき、詳細に説明する。図2,図
3,図4に示すように、長尺な軸体の周囲に缶詰Aを個
別に送るピッチのスパイラル状送り溝2aが形成されて
いると共に、その中間部2cにピッチのない停留凹部3
を形成してなるスパイラル搬送体2を缶詰搬送コンベア
1に沿って併設し、駆動源4からの駆動力によって、缶
詰搬送コンベア1上を搬送されてきた缶詰Aが、スパイ
ラル搬送体2の前半部2bによって個別に加速搬送さ
れ、中間部2cの停留凹部3に嵌合して所定時間停留さ
れた後、スパイラル搬送体2の後半部2dによって更に
急速搬送されて、再び前方の缶詰搬送コンベア1に送り
出されるように構成してある。尚、図中実施例では、駆
動源4であるモーターの回転力を伝動機構により伝動し
て駆動軸11を回動し、更に駆動軸11の回動力をプー
リーや歯車などの伝動機構により伝動してスパイラル搬
送体2を回転させるように構成されている。
【0021】図2,図3,図4に示すように、当該スパ
イラル搬送体2の停留凹部3に停留する缶詰Axに相対
応する上方位置には、回転タブ向き揃え装置7を配設す
る。当該回転タブ向き揃え装置7は、1回転毎に定位置
で停止させることの出来る回転案内ピン5aを備えた回
転案内体5と、当該回転案内体5を回転させる回転機構
13と、当該回転案内体5を上下動し回転案内ピン5a
が停留凹部3に嵌合している缶詰Axの上蓋面に接触し
得るように構成した昇降機構12ととからなる。
【0022】当該昇降機構12は、機枠8に上下動自在
なるように装着した上下可動柱9の下部にクランク装置
10を設け、駆動源4により回動する駆動軸11の回動
により上下可動柱9を所定のストローク幅Bだけ昇降す
るように構成してなるものである。なお、本実施例で
は、駆動源4のモーターにより回動する駆動軸11の回
動を共通の駆動源として、昇降機構12の昇降運動とス
パイラル搬送体2の回転運動とをおこさせる。そのた
め、スパイラル搬送体2による缶詰の変速搬送、すなわ
ち「変速送り込み−停留−変速送り出し」と、停留時間
内での昇降機構12の下降運動のタイミングを採るよう
に構成されている。
【0023】図5は、本発明を構成する回転機構13の
要部を拡大した側面図であり、図6は、回転案内ピン5
aを備えた回転案内体5を上下動し回転案内ピン5aが
停留凹部3に嵌合している缶詰Axの上蓋面に接触した
状態を示す一部切欠の説明図である。
【0024】当該回転機構13は、図2,図3,図5,
図6に示すように、上下可動柱9の上部に固設した可動
基盤6に、所定以上の負荷が加わると停止し、且つその
負荷が解除されると回転するブレーキモータ15と、そ
の回転駆動力を伝動するギヤ16と、当該ギヤ16によ
り回転力を付与される回転軸17と、当該回転軸17の
先端に着脱可能に固着した回転案内ピン5aを備えた回
転案内体5と、回転軸17を1回転させては所定位置で
停止することを繰り返す回転制御装置18とが装着され
たものである。尚、当該回転案内体5は、回転軸17の
先端に着脱可能に固着したので、缶詰の大きさや高さの
相違に合わせて適当な寸法のものに取り替えが可能であ
る。また、当該回転案内体5の回転案内ピン5aには、
バネが装着されており、当該回転案内ピン5aが缶詰の
上蓋に接触したときの緩衝としている。
【0025】回転制御装置18は、図3,図8に示すよ
うに、回転軸17に軸着した1回転クラッチ20と、可
動基盤6に固着されたエアシリンダ19と、当該エアシ
リンダ19により揺動するレバー21と、揺動したレバ
ー21を元の位置に戻すスプリング22とからなり、平
時は当該レバー21の一端が1回転クラッチ20のスト
ッパー部20aに係合して回転軸17の回転を止める状
態に組み合わさっており、エアシリンダ19の作動によ
りレバー21を揺動して1回転クラッチ20のストッパ
ー部20aへの係合を解除すると回転軸17が1回転す
るとともに、当該レバー21はスプリング22により元
の位置に戻って再びレバー21の一端が1回転クラッチ
20のストッパー部20aに係合して回転軸17の回転
を止めるように構成されている。
【0026】昇降機構12のクランク装置10は、スパ
イラル搬送体2の作動により簡易蓋開け式缶詰Axが停
留凹部3に停留する時間に合わせて上下可動柱9が下が
り、当該缶詰Ax上に回転案内体5が下降しているよう
にタイミング調整がなされており、駆動源4により駆動
軸11が回動しているときは、常時回転上下動するよう
に構成されている。すなわち、スパイラル搬送体2とク
ランク装置10とは、共通の駆動源4により回動する駆
動軸11からの伝動力により作動するように構成されて
いるので、容易に両者のタイミング設定が可能である。
【0027】回転機構のエアシリンダ19は、回転案内
体5の下降によってその回転案内ピン5aが缶詰Axの
上面に接触すると、回転機構のエアシリンダ19が作動
してそのシリンダロッドを突き出す。するとレバー21
は、スプリング22の引っ張り付勢力に抗して揺動し、
1回転クラッチ20のストッパー部20aへの係合を解
除する。すると1回転クラッチ20が回転して回転案内
ピン5aを一回転するが、レバー21は、スプリング2
2の引っ張り付勢力により1回転クラッチ20と接触し
た状態を保つので、そのストッパー部20aで再び係合
し、1回転クラッチ20の回転を停止させ、回転案内ピ
ン5aを所定の位置に停止する。当該回転案内ピン5a
の1回転毎に停止する所定位置と缶詰の簡易蓋開け部
(タブ)の取り付け位置との関係を調整することによ
り、缶詰の簡易蓋開け部(タブ)の向きを特定できる。
即ち、あらかじめ回転案内ピン5aの停止位置を調整し
ておくことにより、回転案内ピン5aが回転すると、缶
詰Axの上面の簡易蓋開け部(タブ)に係合して缶詰を
回転させ、その缶詰の簡易蓋開け部(タブ)の向きを所
望する一定の向きに整列させることが出来る。本発明
は、叙上のように構成したことを特徴とする簡易蓋開け
式缶詰整列装置である。
【0028】
【効果】本発明に係る簡易蓋開け式缶詰整列装置は、缶
詰の基本的な搬送手段である缶詰搬送コンベアにより缶
詰を搬送さえすれば、それだけでスパイラル搬送体によ
り個別に順次搬送され、中間部の停留凹部に所定時間停
留され、その間、1回転毎に定位置で停止させることの
出来る回転案内体を下降して、その回転案内ピンを缶詰
の上蓋の簡易蓋開け部(タブ)に係合して缶詰を回転さ
せ、その缶詰の簡易蓋開け部(タブ)の向きを一定に整
列させたうえ、再び前方の缶詰搬送コンベア上に自動的
に送り出すことが出来る。
【0029】本発明の特徴は、このように、缶詰搬送コ
ンベア上で缶詰を回転させることが出来るので、構成が
簡単で取り扱いが容易であり、経済的である。
【0030】また、缶詰を個別に停留凹部で停留させな
がら回転案内ピンで強制的に缶詰を回転させるので、そ
の簡易蓋開け部(タブ)の向きを一定に整列させること
が確実である。その結果、例えば、印刷機器の設置位置
を特定さえすれば、カン記号印刷を常に適正な位置に行
うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る簡易蓋開け式缶詰整列装置の缶
詰の簡易蓋開け部(タブ)の向きを一定に整列させる基
本構成を示した概念図である。
【図2】 本発明に係る簡易蓋開け式缶詰整列装置の構
成を示す正面図である。
【図3】 同簡易蓋開け式缶詰整列装置の構成を示す左
側面図である。
【図4】 同簡易蓋開け式缶詰整列装置の構成を示す平
面図である。
【図5】 本発明を構成する回転機構の要部を拡大した
側面図である。
【図6】 回転案内ピンを備えた回転案内体を上下動し
回転案内ピンが停留凹部に嵌合している缶詰の上蓋面に
接触した状態を示す一部切欠の説明図である。
【図7】 缶詰搬送コンベアとスパイラル搬送体により
搬送される缶詰との構成を示す縦断側面図である。
【図8】 回転制御装置の構成を示す平面図である。
【図9】 缶詰搬送コンベアとスパイラル搬送体により
搬送される缶詰との構成を示す要部平面図である。
【図10】 簡易蓋開け式缶詰の缶蓋上の正しい位置に
カン記号が印刷された状態を示す平面説明図である。
【図11】 簡易蓋開け式缶詰の缶蓋上の不適性な位置
にカン記号が印刷された状態を示す平面説明図である。
【図12】 スパイラル搬送体の実施例とそれによる缶
詰の変速搬送を示す平面図である。
【主な符合の説明】
1…缶詰搬送コンベア 1a…サイドガイド体 2…スパイラル搬送体 2a…送り溝 2b…前半部 2c…後半部 3…停留凹部 4…駆動源 5…回転案内体 5a…回転案内ピン 6…可動基盤 7…回転タブ向き揃え装置 8…機枠 9…上下可動柱 10…クランク装置 11…駆動軸 12…昇降機構 13…回転機構 15…ブレーキモータ 16…ギヤ 17…回転軸 18…回転制御装置 19…エアシリンダ 20…1回転クラッチ 20a…ストッパー部 21…レバー A…缶詰 At…簡易蓋開け部(タブ) Ax…停留凹部に嵌合している缶詰

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺な軸体の周囲に缶詰を個別に送るピ
    ッチのスパイラル状送り溝が形成されていると共に、そ
    の中間部にピッチのない停留凹部を形成してなるスパイ
    ラル搬送体を缶詰搬送コンベアに沿って併設し、駆動源
    からの駆動力によって、缶詰搬送コンベア上を搬送され
    てきた缶詰が、スパイラル搬送体の前半部によって個別
    に搬送され、中間部の停留凹部に嵌合して所定時間停留
    された後、スパイラル搬送体の後半部によって更に搬送
    されて、再び缶詰搬送コンベアに送り出されるように構
    成し、当該スパイラル搬送体の停留凹部に停留する缶詰
    に相対応する上方位置には、1回転毎に定位置で停止さ
    せることの出来る回転案内ピンを備えた回転案内体と、
    当該回転案内体を回転させる回転機構と、当該回転案内
    体を上下動し回転案内ピンが停留凹部に嵌合している缶
    詰の上蓋面に接触し得るように構成した昇降機構と、作
    動制御部とからなる回転タブ向き揃え装置を配設し、缶
    詰搬送コンベア上を搬送されてきた簡易蓋開け式缶詰
    は、スパイラル搬送体の作動によって個別に搬送され、
    停留凹部にて所定時間停留した後、更に搬送されるが、
    昇降機構は、その停留時間に合わせて回転案内体が下降
    するように作動し、下降によってその回転案内ピンが缶
    詰の上面に接触すると、回転機構が作動して回転案内ピ
    ンが1回転して所定の位置に停止するようになし、これ
    によって回転案内ピンが缶詰の上面の簡易蓋開け部(タ
    ブ)に係合して缶詰を回転させ、その缶詰の簡易蓋開け
    部(タブ)向きを一定に整列させるようにしたことを特
    徴とする簡易蓋開け式缶詰整列装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した回転タブ向き揃え装置
    は、機枠に上下動自在なるように装着した上下可動柱の
    下部にクランク装置を設け、駆動源により回動する駆動
    軸の回動により上下可動柱を所定のストローク幅だけ昇
    降するように構成してなる昇降機構と、当該上下可動柱
    の上部に固設した回転機構とからなり、当該回転機構
    は、上下可動柱の上部に固設した可動基盤に、所定以上
    の負荷が加わると停止し、且つその負荷が解除されると
    回転するブレーキモータと、その回転駆動力を伝動する
    ギヤと、当該ギヤにより回転力を付与される回転軸と、
    当該回転軸の先端に着脱可能に固着した回転案内ピンを
    備えた回転案内体と、回転軸を1回転させては所定位置
    で停止することを繰り返す回転制御装置とが装着されて
    おり、回転制御装置は、回転軸に軸着した1回転クラッ
    チと、可動基盤に固着されたエアシリンダと、当該エア
    シリンダにより揺動するレバーと、揺動したレバーを元
    の位置に戻すスプリングとからなり、平時は当該レバー
    の一端が1回転クラッチのストッパー部に係合して回転
    軸の回転を止める状態に組み合わさっており、エアシリ
    ンダの作動によりレバーを揺動して1回転クラッチのス
    トッパー部への係合を解除すると回転軸が1回転すると
    ともに、当該レバーはスプリングにより元の位置に戻っ
    て再びレバーの一端が1回転クラッチのストッパー部に
    係合して回転軸の回転を止めるように構成されており、 昇降機構のクランク装置は、スパイラル搬送体の作動に
    より簡易蓋開け式缶詰が停留凹部に停留する時間に合わ
    せて上下可動柱が下がり、当該缶詰上に回転案内体が下
    降しているようなタイミングで回転上下動をするように
    なし、回転機構のエアシリンダは、回転案内体の下降に
    よってその回転案内ピンが缶詰の上面に接触すると、回
    転機構のエアシリンダを作動してレバーを揺動させスト
    ッパー部への係合を解除し、回転案内ピンが一回転して
    所定の位置に停止するようになし、これによって回転案
    内ピンが缶詰の上面の簡易蓋開け部(タブ)に係合して
    缶詰を回転させ、その缶詰の簡易蓋開け部(タブ)の向
    きを一定に整列させるようにしたことを特徴とする簡易
    蓋開け式缶詰整列装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106081601A (zh) * 2016-08-11 2016-11-09 桐城运城制版有限公司 一种平网制版上网下网装置
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