JPH0970783A - 吸着装置 - Google Patents

吸着装置

Info

Publication number
JPH0970783A
JPH0970783A JP7228759A JP22875995A JPH0970783A JP H0970783 A JPH0970783 A JP H0970783A JP 7228759 A JP7228759 A JP 7228759A JP 22875995 A JP22875995 A JP 22875995A JP H0970783 A JPH0970783 A JP H0970783A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suction
crystal display
liquid crystal
display device
adsorption
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7228759A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Arai
隆 新居
Nobuyuki Kawase
伸行 川瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP7228759A priority Critical patent/JPH0970783A/ja
Publication of JPH0970783A publication Critical patent/JPH0970783A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送装置における搬送物を吸着する吸着装置
において、搬送物を吸着する際に吸着力は低下させず
に、吸着部へ引き込まれ歪等の変形を発生させないよう
にする吸着装置を提供すること。 【解決手段】 液晶表示装置13の画像表示面を吸着す
る搬送アーム12の吸着部には、表面に微小穴を持ち通
気性のある金属焼結品10があり、該金属焼結材10の
表面と該金属焼結材10の周辺の搬送アーム12の表面
は表面精度10μmの同一平面になるように形成されて
おり、該平面上に液晶表示装置13の画像表示面をぴた
りと重ね合わせて吸着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸着装置に関し、
より詳細には、液晶表示装置の画像表示面等を吸着して
搬送するのに好適な吸着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、表面ガラス、偏光板、液晶、T
FT基板等の積層よりなる液晶表示装置の製造工程、検
査工程、修正工程等に使用する搬送装置において、液晶
表示装置の画像表示面を真空圧力にて吸着する吸着装置
が使われている。この吸着装置の吸着部そのものは、円
形や溝状の空洞になっている穴や、吸着部にゴム製吸着
パッドを使用しているものがあるが、これら吸着部の形
状や材質は、主に吸着ミスへの対応が中心のものであ
り、画像表示面を吸着する際に発生する可能性がある不
具合を生じる原因により、表示不良がもたらされる該原
因の発生に対する対策を実施したものではない。
【0003】上記の液晶表示装置の自動組立機での搬送
を例に取った場合、液晶表示装置の搬送位置に高精度を
求めることが多いため、搬送中に、位置ズレが起きない
ように吸着装置の吸着力を高くする必要がある。具体的
には吸着部の吸着穴の穴径を大きくし、液晶表示装置に
対する吸着面積を大きくしている。その結果、吸着され
る表面ガラス等は吸着装置に接触する面積が少なくな
り、吸着力に耐えられず、画像表示面の最表面である表
面ガラスや、内部の幾つかの層が吸着穴径部分に引き込
まれ画像表示面が歪むことになり、その影響で表示不
良、例えば、セル厚ムラやニュートンリング等が発生す
る可能性がある。また、吸着部の形状が溝式のものでも
同様の思想で製作した場合、液晶表示装置に表示不良が
発生する可能性が高い。そして、従来、実際に表示不良
が発生する場合には、表示不良対策としては、吸着部の
形状はそのままで、表示不良の発生具合を評価しなが
ら、同時に液晶表示装置の吸着具合にも注意しながら、
吸着力を低下させていく。
【0004】この時、自動搬送装置の吸着部について、
表示不良対策のみを考慮して吸着力を低下させすぎた場
合、吸着力が弱いために搬送中に吸着部上で液晶表示装
置が位置ズレを起こし、搬送位置精度の低下を招くこと
になる。よって、高い吸着力で吸着しても、表示不良を
発生させない吸着装置が必要となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の従来
技術における問題点に鑑みてなされたもので、吸着力は
低下させずに、液晶表示装置等の搬送物の吸着部にある
表面ガラス等の吸着される所が吸着部へ引き込まれるこ
となく、歪等の変形を起こすことのない吸着装置を提供
することをその課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、請求項1に記載の発明は、搬送装置に設
け、ポンプ等の吸引によって搬送物を吸着する吸着部を
備えた吸着装置において、前記吸着部を焼結材とし、該
吸着装置の吸着部は、表面に無数の微小穴を持ち、通気
性のある焼結材で搬送物を吸着するようにし、局部に吸
引力が集中しないようにして搬送物を変形させないよう
にしたものである。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、前記搬送装置における搬送アームに前記ポンプにつ
ながる吸引流路、及び、前記吸引流路端に開口する穴を
形成し、前記穴に前記焼結材をはめこみ、搬送装置に設
けた吸着装置として搬送物を吸着後、搬送するといった
動作を行なうことを可能とする装置の具体化手段を提供
するものである。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項2におい
て、前記搬送アームにおける前記吸着部の表面と該吸着
部の表面周辺の搬送アームの表面は、同一平面になるよ
うに成され、搬送物の吸着する面に凹凸や歪みを発生さ
せることを一層少なくするようにしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を説明するための
一実施の形態を示す液晶表示装置用搬送アームの吸着部
の斜視図で、図中、10は金属焼結材、11は液晶表示
装置認識用光学センサ、12は搬送アームである。図2
は、搬送アーム12の断面図である。金属焼結材10
は、ポンプにつながる吸引流路端に開口する穴に埋め込
まれている。この金属焼結材10は、内部がメッシュ構
造になっているため、内部に無数の毛細管があり、さら
に、焼結材の表面にあらわれる穴径は30μm程度まで
細かくすることができ、通気性があるために、従来、い
ろいろな流体中のゴミの除去や固形成分の回収、混合な
どの目的に用いられているものである。
【0010】本発明の実施の形態において、吸着部の焼
結材はステンレス焼結材を使用した。ステンレス焼結材
の仕様としては、粒径φ0.3mmの球体粉焼結体、開
口率15%以上、空隙率30%、密度5.7g/cm3
のものである。図2に示したように、金属焼結材10
は、吸着部が設けられる穴(吸引口)に隙間なく合うよ
うに表面精度10μmで加工され、更に、搬送アーム本
体12の表面と吸着部の表面とは表面精度が10μmの
精度になるように埋め込まれている。そして、金属焼結
材10の表面と液晶表示装置13の画像表示面とをぴた
りと重ね合わせ、金属焼結材10の表面に歪みなど発生
させなくし、焼結材の表面の無数にある微小穴によっ
て、液晶表示装置13を吸着している。なお、本発明に
使用する焼結材は、金属焼結材に限るものでなく、セラ
ミックス、樹脂等を用いた焼結材でもよい。
【0011】図3は、10インチの液晶表示装置を図1
に示した搬送アーム12にて吸着している状態を示す斜
視図で、図中、13は液晶表示装置である。本発明の実
施の形態では、図1に示した搬送アーム12の吸着部に
て10インチの液晶表示装置13を−670mmHg/
cm2の真空圧力にて、1,3,5,10,30,60
分間のそれぞれの時間だけ吸着を実施した後、表示不良
の発生の有無を確認した。その結果、60分間吸着を実
施したものでも、表示不良は発生していなかった。な
お、通常、搬送装置の搬送時間は、ロード、アンロード
合わせて1分程度である。
【0012】
【発明の効果】本発明では、吸着部に微小穴が無数にあ
り通気性のある焼結材を使い、局部に吸引力が集中する
のを防ぎ、搬送物を変形させることがない。また、吸着
部分に表面精度が出ている焼結材を使用し、吸着する搬
送物表面にぴたりと重ね合わせることで、一層、吸着時
の搬送物表面の引き込みによる変形や歪みは発生しな
い。また、搬送物として液晶表示装置を対象とする場合
に、−670mmHg/cm2程度の強い真空圧力に
て、通常の搬送時間の数十倍にあたる1時間程度吸着し
ても、歪みを生じるような変形が起こらず表示不良が発
生しないため、液晶表示装置製造過程にて表示不良につ
いての判定工程が必要ない。このため、液晶表示装置の
製造コストの低減も図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を説明するための一実施の形態を示す
液晶表示装置用搬送アームの吸着部の斜視図である。
【図2】 搬送アーム12の断面図である。
【図3】 10インチの液晶表示装置を図1の搬送アー
ム12にて吸着している状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10…金属焼結材、11…液晶表示装置認識用光学セン
サ、12…搬送アーム、13…液晶表示装置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送装置に設け、ポンプ等の吸引によっ
    て搬送物を吸着する吸着部を備えた吸着装置において、
    前記吸着部を焼結材としたことを特徴とする吸着装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送装置における搬送アームに前記
    ポンプにつながる吸引流路、及び、前記吸引流路端に開
    口する穴を形成し、前記穴に前記焼結材をはめこんだこ
    とを特徴とする請求項1に記載の吸着装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送アームにおける前記吸着部の表
    面と該吸着部の表面周辺の搬送アームの表面は、同一平
    面になるように成されたことを特徴とする請求項2に記
    載の吸着装置。
JP7228759A 1995-09-06 1995-09-06 吸着装置 Pending JPH0970783A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7228759A JPH0970783A (ja) 1995-09-06 1995-09-06 吸着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7228759A JPH0970783A (ja) 1995-09-06 1995-09-06 吸着装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0970783A true JPH0970783A (ja) 1997-03-18

Family

ID=16881389

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7228759A Pending JPH0970783A (ja) 1995-09-06 1995-09-06 吸着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0970783A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04272027A (ja) * 1991-02-27 1992-09-28 Sharp Corp 吸着ハンドラ
JPH0516088A (ja) * 1991-07-11 1993-01-26 Nec Corp 吸着保持具
JPH0556393U (ja) * 1992-01-08 1993-07-27 三星ダイヤモンド工業株式会社 自動基板裁断装置の搬送機

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04272027A (ja) * 1991-02-27 1992-09-28 Sharp Corp 吸着ハンドラ
JPH0516088A (ja) * 1991-07-11 1993-01-26 Nec Corp 吸着保持具
JPH0556393U (ja) * 1992-01-08 1993-07-27 三星ダイヤモンド工業株式会社 自動基板裁断装置の搬送機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI752990B (zh) 接合裝置及接合系統
KR101019469B1 (ko) 진공흡착 헤드
KR102326624B1 (ko) 반송 아암, 반송 장치 및 반송 방법
JP3312164B2 (ja) 真空吸着装置
JP2015076570A (ja) 剥離装置、剥離システム、剥離方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
JP4784162B2 (ja) ウェハの真空吸着冶具
JP2015162634A (ja) ウエハへの保護テープの貼付装置およびウエハの製造方法
JP2021192126A (ja) 基板貼り付き防止フィルム、基板取り扱い装置及び基板取り扱い方法
JP2008139523A (ja) 光学フィルム貼付け方法、光学フィルム貼付け装置、及び表示用パネルの製造方法
JP3252074B2 (ja) 真空吸着装置、真空吸着装置用シール具および真空吸着方法
JPH0970783A (ja) 吸着装置
JP3281390B2 (ja) 「光ディスク貼り合わせ装置及び貼り合わせ方法」
JP2001209192A (ja) 基板露光方法および装置
JP3817613B2 (ja) 真空吸着装置
JPH11300608A (ja) 化学機械研磨装置
KR102440148B1 (ko) 기판 지지 기구와 이를 이용한 기판 이송 방법
JPH09246365A (ja) 基板用保持治具
JPH1119838A (ja) 真空吸着装置
JP2004322218A (ja) 真空吸着装置
JP2000006072A (ja) 基板ハンドリング方法
JP2501449B2 (ja) 吸着ア−ム
JPH0410452A (ja) 基板の縦型搬送装置
JP2009227430A (ja) 吸着装置及びフィルム貼付装置
KR101418301B1 (ko) 다공질 세라믹 테이블
JPH10167240A (ja) ラベル貼付け装置