JPH0970395A - 心電図情報出力方法及び装置 - Google Patents

心電図情報出力方法及び装置

Info

Publication number
JPH0970395A
JPH0970395A JP7228954A JP22895495A JPH0970395A JP H0970395 A JPH0970395 A JP H0970395A JP 7228954 A JP7228954 A JP 7228954A JP 22895495 A JP22895495 A JP 22895495A JP H0970395 A JPH0970395 A JP H0970395A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
electrocardiogram
information
heart
electrocardiographic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7228954A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3040701B2 (ja
Inventor
Takaaki Maeda
貴昭 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fukuda Denshi Co Ltd
Original Assignee
Fukuda Denshi Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fukuda Denshi Co Ltd filed Critical Fukuda Denshi Co Ltd
Priority to JP7228954A priority Critical patent/JP3040701B2/ja
Publication of JPH0970395A publication Critical patent/JPH0970395A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3040701B2 publication Critical patent/JP3040701B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 心電図を前頭面誘導軸及び水平面誘導軸と相
関された状態で印刷出力し、簡単に心電図の判断が可能
となる心電図情報出力装置を提供する。 【解決手段】 誘導心電波形中の前頭面誘導軸を表す領
域32に、人の胸部の前頭面よりの模式図を描き、I,I
I,III,−aVR,aVL,aVFの各誘導心電波形
を、誘導軸よりの角度に対応付けて夫々の位置に展開す
るとともに、心臓の前頭面の平均QRS角を矢印で示し
その角度を具体的に表示させる。更に、誘導心電波形中
の水平面における誘導軸を表す領域33に、人の胸部の
水辺面の模式図を描き、V1,V2,V3,V4,V
5,V6の各誘導心電波形を、水平面誘導軸よりの角度
に対応付けて夫々の位置に展開するとともに、移行帯を
矢印で示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は入力された測定心電
図情報を記録媒体上に出力する心電図情報出力方法及び
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の心電計の解析結果の記録紙への心
電波形出力は、以下のように行われていた。即ち、図6
に示す様に、各誘導波形を出力するに際して、1行に所
定分の、例えば1行に4つ分の誘導波形を割り当て、時
分割して順次測定誘導波形をプリントアウトしていた。
【0003】又は、全ての誘導波形をプリントアウトす
るのではなく、特定の誘導波形のみを選択してプリント
アウトしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、心電図
における電気軸は心臓の解剖学的位置と同義ではなく、
この電気軸位置により測定した誘導波形も異なるものと
なる。このため、上述した従来の出力例では臨床的デー
タと心電図が相関されておらず、ある誘導波形が正常範
囲のものであるか、あるいは疾患を示すものであるのか
を判断することは難しかった。このため、心電図診断に
習熟した医師であっても、この判断には慎重にならざる
をえず、簡単に心電図の判断が可能となる装置の実現が
望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決することを目的としてなされたもので、上述の課題を
解決する一手段として以下の構成を備える。即ち、心臓
における前頭面誘導軸と、該前頭面誘導軸の先端部に測
定心電図情報の各誘導軸に対応する誘導心電波形とを合
わせて記録媒体上に出力する第1の心電図情報出力手段
を備えることを特徴とする。
【0006】そして例えば、更に前頭面誘導軸と共に、
心電図測定者の心臓のQRS角を目視確認可能に記録媒
体上に出力することを特徴とする。そして、測定心電図
情報をI,II,III,−aVR,aVL,aVFの各誘導
心電波形とすることを特徴とする。また更に、近接して
各誘導心電波形におけるSTレベルを出力することを特
徴とする。
【0007】また、心臓における水平面誘導軸と、該水
平面誘導軸の先端部に測定心電図情報の各誘導軸に対応
する誘導心電波形とを合わせて記録媒体上に出力する第
2の心電図情報出力手段を備えることを特徴とする。そ
して例えば、更に、水平面誘導軸と共に、誘導心電波形
の移行帯を目視確認可能に記録媒体上に出力することを
特徴とする。そして、測定心電図情報をV1,V2,V
3,V4,V5,V6の各誘導心電波形とすることを特
徴とする。また更に、近接して各誘導心電波形における
STレベルを出力することを特徴とする。
【0008】あるいは、上記第1及び第2の心電図情報
出力手段のいずれかの出力を隣接して同一記録媒体上に
出力することを特徴とする。更に、出力情報をイメージ
情報として記憶可能な記憶手段と、測定心電図情報を入
力する入力手段と、前記入力手段での入力測定心電図情
報を処理し、処理結果の出力すべき情報を前記メモリに
展開する生体情報処理手段と、前記生体情報処理手段に
より展開された前記記憶手段の出力すべき情報を出力す
る出力手段とを備え、前記生体情報処理手段は、前記入
力手段より入力した心電図情報より被検者の心臓の胸部
位置を特定する心臓位置特定手段と、前記心臓位置特定
手段で特定した心臓位置を認識可能に前記出力メモリに
展開すると共に、前記入力手段より入力した心電図情報
の内の特定タイミングにおける各誘導波形を各誘導の心
臓と被検者の体の心電図情報測定位置に対応付けて認識
可能に展開する展開手段とを含むことを特徴とする。
【0009】そして例えば、前記心臓位置特定手段は前
頭誘導軸と共に心臓のQRS角を特定し、前記展開手段
は、少なくとも人の前頭図形と共に、前記心臓位置特定
手段で特定した心臓のQRS角を前記前頭図形の心臓位
置よりの矢印で展開し、測定心電図情報を前頭誘導軸と
対応付けて出力することを特徴とする。あるいは、前記
心臓位置特定手段は心臓の水平面誘導軸に従った誘導心
電波形の極性が反転する移行帯位置を特定し、前記展開
手段は、少なくとも人の水平面における誘導軸に対して
前記心臓位置特定手段で特定した移行帯位置を矢印で展
開し、測定心電図情報を前記水平面誘導軸と対応付けて
出力することを特徴とする。
【0010】更に例えば、前記展開手段は更に前記出力
メモリへ展開した各誘導心電波形のSTレベルを抽出し
て棒グラフ表示情報として前記出力メモリの心電波形展
開領域とは異なる領域に展開し、出力手段より出力可能
とすることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。図1は本
発明に係る発明の実施の形態の第1の例である、心電図
解析を含む生体情報を処理する生体情報処理装置のブロ
ック図である。図1中、11はROM12に格納され
た、例えば図2に示すプログラムに従い本実施例全体の
制御を司ると共に、後述する心電図波形の比較及びメモ
リに格納されている心電図情報を所定周期で解析して、
心拍数、PR間隔、QRS幅、QTcその他を求め、比
較結果及び解析結果をプリンタ制御部22及び表示制御
部25に送り、印刷出力又は表示出力させる制御部であ
る。制御部11はまた、同時に各心電波形の解析結果よ
り、前頭面QRS−T夾角の角度、及び/又は、心電波
形の移行帯を求める。
【0012】12は上述のプログラムの外各種パラメー
タ等を記憶するROM、13は各種指示入力を行うため
の操作部、14は心電図測定装置100よりの測定心電
図情報を受け取り、2値化してメモリ15に出力するイ
ンタフェース回路、15はインタフェース回路14より
出力される少なくとも数ビート分の各誘導における心電
波形を保持可能なメモリであり、最新の測定波形の前3
0秒間の波形ないし前2分間の波形を読み出し可能に保
持している。
【0013】16はメモリ15より心電波形を読出し、
心電波形を検出して制御部11で指定された特徴点、例
えばR波ピーク点等を検出する特徴点検出回路である。
17はメモリに格納されている心電図情報のうち、サン
プリングして抽出して良いと判断した心電図波形を選択
し、同一タイミングにおける各誘導心電図波形を特徴点
検出回路16で検出された特徴点に同期をとり、プリン
タ制御部22のページバッファ22aの所定領域に書き
込む心電波形抽出回路であり、また、選択心電図波形を
後述するSTレベル検出回路18に送る。
【0014】18はメモリ15より読出した各誘導にお
ける心電波形のS−T間の定められた任意のタイミング
における値をサンプリングしてSTレベルグラフを作成
するSTレベル検出回路であり、本例においては、例え
ばサンプリングするST波形部分として、R波頂点から
+80mS〜120mSまでの範囲の所定のタイミング
におけるST波レベルを求めている。このSTレベルは
以上のタイミングに限るものではなく、測定された誘導
中のもっともSTレベル変化が明瞭となる誘導を選択す
れば良い。
【0015】更に、19は心電波形抽出回路17で抽出
した各誘導の心電波形をページバッファ22a,25a
の後述する所定の領域に展開する抽出波形展開回路であ
る。22は、制御部11よりの解析結果と、抽出波形展
開回路19よりの各誘導心電波形、STレベル検出回路
18よりのSTトレンドグラフ関するデータ、患者属性
情報等の出力情報を、ページバッファ22aの後述する
プリントアウト位置に展開すると共に、展開したデータ
をプリンタ23よりプリントアウトさせるプリンタ制御
部である。23はページバッファ22aに記憶された波
形情報をプリントアウトするプリンタ、24はタイマ回
路である。
【0016】25は、制御部11よりの解析結果と、心
電波形抽出回路17よりの抽出心電図波形、ST偏位サ
ンプリング回路18よりのSTトレンドグラフに関する
データを集約してページバッファ25aの表示出力位置
に展開すると共に、展開したデータを表示装置21の表
示画面より表示させる表示制御部、26は例えばCRT
画面上に所定データを表示する表示装置である。
【0017】上述したページバッファ22a,25aに
格納されるのは、表示イメージ及びプリントアウトイメ
ージと1対1で対応するドットイメージの形で展開さ
れ、このドットイメージ情報の所定の領域のデータのみ
を書き換えることが可能である。また、100は心電図
収集装置、110は誘導アンプ、120は心電図情報を
収集する生体電極、200は心電図情報を収集する被検
者である。被検者に、測定心電図方法に従った生体電極
の装着を行う。なお、本例では、標準的な12誘導法に
より心電図を収集する。
【0018】生体電極120により収集された12誘導
の各心電図波形は、誘導アンプ110により所定のレベ
ルに増幅され、心電図収集装置100で夫々対応するデ
ジタル信号に変換されてインタフェース回路14を介し
てメモリ15に格納されると共に、制御部11に取込ま
れる。なお、この心電図収集装置100は、リアルタイ
ムで順次測定心電図波形をインタフェース回路14に送
出する。しかし、本発明は以上の例に限定されるもので
はなく、この心電図収集装置が例えば磁気記憶装置を備
えた長時間の心電図情報を記憶しておく形式のものであ
ってもよく、このような構成の場合には、インタフェー
ス回路14は磁気記憶装置の記憶媒体を読み込む読取装
置で構成することが望ましい。
【0019】以上の構成を備える本例の心電図解析処理
及び解析結果のプリンタ23よりの出力例を図2及び図
3のフローチャートを参照して説明する。図2は本例の
心電図解析処理を示すフローチャート、図3は印刷処理
の詳細を示すフローチャートである。本例の装置を用い
て心電図の測定及び解析処理を行うにあたって、まず図
2のステップS1で被検者に生体電極を装着する。本例
においては、12誘導を採用しており、最終的には、前
頭面ベクトルを表す誘導として、I、II、III、−aV
R,aVL,aVFの各波形を、水平面ベクトルを表す
誘導として、V1、V2、V3、V4、V5、V6の各
波形を検出できる様に公知の電極装着位置に生体電極1
20を装着する。そして、心電図収集装置100をイン
タフェース回路14に接続する。なお、この心電図収集
装置100が長時間心電図記録装置である場合には心電
図情報を記憶した磁気記録媒体をインタフェース回路1
4で読み取る様に制御する。
【0020】続いてステップS3で操作部13より収集
した各誘導心電波形中の表示装置26より表示させるべ
き誘導心電波形を選択する。そしてステップS4で選択
された心電波形を表示装置26の表示画面に表示する。
このステップS3での選択は、12誘導の内の1以上の
任意の波形を選択可能であり、ステップS4では選択数
に応じた大きさで表示画面を分割して順次表示を行う。
このステップS4における表示装置26の表示画面への
表示は、選択された心電波形をリアルタイムで順次表示
し、必要に応じて心電図解析結果を合わせて表示する。
【0021】そして、ステップS5で表示中の誘導心電
波形の変更指示があるか否かを調べる。表示波形の変更
指示がある場合にはステップS3に戻り、新たに変更指
示のあった選択誘導波形を表示装置26の表示画面に表
示する様に制御する。一方、ステップS5で表示波形の
変更指示がない場合にはステップS6に進み、操作部1
3等によるプリンタ23よりの印刷出力指示入力がある
か否かを調べる。印刷指示がない場合にはステップS8
に進む。印刷指示がある場合にはステップS7に進み、
プリンタ23より心電波形抽出回路17で抽出した各誘
導心電波形を印刷出力する印刷処理を実行する。この印
刷処理の詳細は後述する。
【0022】そしてステップS8で処理の終了指示があ
るか否かを調べ、終了指示がなければステップS4に戻
り、表示装置26よりの測定心電波形の表示を続行す
る。終了指示があれば測定処理を終了する。次に、ステ
ップS7における印刷処理の詳細を図3のフローチャー
トを参照して説明する。表示装置26よりの表示出力
は、出力できる情報量も多く、順次リアルタイムで各波
形を表示することができ、測定状態が良好であるかを確
認することができるのみならず、被検者の状態の変化な
どを検知するために利用する事ができる。これに対して
プリンタ23よりの印刷出力は、表示できる情報量が少
なく、この少ない情報量で的確な診断を可能とする必要
がある。本例においては、このような観点より、以下に
述べる印刷出力仕様としている。
【0023】印刷処理においては、まずステップS11
で心電波形抽出回路17により印刷出力すべきタイミン
グde誘導波形を抽出する。続いてステップS12で抽
出波形展開回路19は、心電波形抽出回路17で抽出し
た上述した各12誘導波形を順次受け取り、ページバッ
ファ22aの後述する所定の誘導波形に割り当てられた
領域に展開する。続いてステップS13で制御部11よ
り被検者(患者)情報を受け取り、患者属性展開領域に
展開する。
【0024】次にステップS14で制御部11より各誘
導心電波形の解析結果を受け取り、ページバッファ22
aの自動解析所見展開領域及び心臓のQRS軸及び移行
帯を夫々対応する位置に展開する。続いてステップS1
5でSTレベル検出回路18で検出した各誘導心電波形
のSTレベルをページバッファ22aの夫々の展開領域
に展開する。次にステップS16でメモリ15に格納さ
れている誘導心電波形中の所定の波形、例えば、制御部
11で解析の結果、もっとも心臓のQRS軸に近接する
誘導軸を有するII波形を所定波形分ページバッファ22
aの心電波形展開領域に展開する。
【0025】以上の処理により印刷イメージがすべてペ
ージバッファ22aに展開されたため、次にステップS
17でページバッファ22aに展開された印刷データを
23より1ページ分印刷出力する。次に以上の印刷処理
で印刷出力される印刷出力仕様を図4を参照して以下に
説明する。上述した様に本例においては、12誘導法を
採用しており、I,II,III,−aVR,aVL,aV
F,V1,V2,V3,V4,V5,V6の各誘導心電
波形をプリンタ23より印刷出力すると共に、同時に被
検者の属性及び自動解析結果、各誘導のSTレベル等を
出力する。
【0026】図4は本例における標準的な印刷フォーマ
ットを示す図である。図4において、31は被検者(患
者)の属性印刷領域であり、患者のID番号、年齢身長
及び既往症等が展開される。32は誘導心電波形中の前
頭面誘導軸を表す領域であり、人の胸部の前頭面よりの
模式図を描き、I,II,III,−aVR,aVL,aVF
の各誘導心電波形を、誘導軸よりの角度に対応付けて夫
々の位置に展開する。即ち、aVLを−30°、Iを0
°、−aVRを30°、IIを60°、aVFを90°、
IIIを120°の各誘導軸位置に対応付けて心電波形抽
出回路17の抽出波形を展開する。また、それととも
に、制御部11で算出した心臓の前頭面の平均QRS角
を矢印で示すとともに、その角度を具体的に表示させる
様に展開する。
【0027】33は誘導心電波形中の水平面における誘
導軸を表す領域であり、人の胸部の水辺面の模式図を描
き、V1,V2,V3,V4,V5,V6の各誘導心電
波形を、水平面誘導軸よりの角度に対応付けて夫々の位
置に展開する。即ち、反時計方向にV1,V2,V3,
V4,V5,V6の各心電波形抽出回路17の抽出誘導
心電波形を電極装着位置に略対応付けて展開する。ま
た、それとともに、制御部11で算出した波形の移行帯
を矢印で示す。この移行帯は、胸部誘導におけるV1〜
V6に向かってRが徐々に大きく、Sは徐々に浅くなる
が、このRとSがほぼ等しい大きさの誘導部位をいう。
【0028】34は上述したSTレベル検出回路18で
検出したI,II,III,−aVR,aVL,aVFの各誘
導心電波形のSTレベルを前頭面誘導軸の角度に対応付
けた順序で棒グラフで表した領域であり、前頭面誘導軸
との対応関係が容易に認識可能に表示されている。ま
た、35は上述したSTレベル検出回路18で検出した
V1,V2,V3,V4,V5,V6の各誘導心電波形
を、水平面誘導軸よりの角度に対応付けた順序で棒グラ
フで表した領域であり、水平面誘導軸との対応関係が容
易に認識可能に表示されている。
【0029】更に、36は、HR検出回路19で検出し
たハートレート及び制御部11での解析より心拍数、P
R間隔、QRS幅、QTcを、夫々図に示す様にスケー
ルと共に下向き黒三角で表示している。このスケールに
は一般的な測定値と比較してどのあたりの値にあるかを
目視可能な様に、例えば正常範囲を判別可能に表示出力
しても良い。このようにすることにより、容易に被検者
の状態が正常範囲にあるか又は注意が必要な範囲にある
かを確認できる。
【0030】また、37は制御部11による心電図解析
結果を表示する自動解析所見領域であり、解析結果をコ
ード情報及びコメントとして表示する。また、39はメ
モリ15に格納されている抽出波形前後の特定誘導心電
波形を出力する領域であり、本例においては上述した様
にII波形を抽出して表示している。なお、プリンタ23
よりの出力例は以上の例に限定されるものではなく、心
電図を誘導軸と対応付けて印刷出力する図4の例でいう
と32及び33の誘導波形展開領域が本例のもっとも特
徴的な出力フォーマットである。即ち、従来は、学問的
には係る誘導軸に対応付けて各誘導波形を認識して診断
を行う事が記載された文献はあったものの、実際の測定
結果の出力においては、各誘導心電波形を誘導軸とは全
く無関係に何の関連性をつけることなく出力しているの
みであったため、非常にわかりにくくなっており、心電
図を用いての診断に習熟する必要があった。しかし、本
例によれば、各誘導心電波形を誘導軸に関連付けて表示
出力されるため、心臓への電気信号の伝達程度が明瞭に
認識可能になり、容易に適切な診断が行える。
【0031】なお、以上の図4に示す例は、プリンタ2
3よりの印刷出力例を示すものであったが、表示装置2
6にこの仕様で表示しても良いことは勿論である。又、
一頁に(一画面に)すべてを一度に表示するのではな
く、2回又はそれ以上に分割して表示する様にしても良
い。また、図4の36に示す心電図情報の解析結果の出
力例もこの例に限るものではなく、具体的なデジタル値
として表示出力する様にしても良い。このデジタル出力
する場合の領域36の出力例を図5に示す。
【0032】図5に示す様に、グラフ表示をするのでは
なく、各解析結果を具体的なデジタル数字で示すことに
よりしてもよい。以上説明した様に本例によれば、前頭
面誘導軸及び又は水平面誘導軸と夫々対応する誘導心電
波形を関連付けて1枚の記録媒体(記録紙)上に印刷出
力できるため、心電図の測定結果の判断が容易となる。
このため、心電図に対する習熟度に関係なく適切な判断
が可能となる。
【0033】なお、以上の説明は各処理が個別の回路で
行われていたが、本例は以上の例に限定されるものでは
なく、制御部11中にプログラムの形式で格納された制
御手順に従って入力心電波形を処理し、ページバッファ
に展開するものであってもよい。更に、この場合におい
て、ページバッファも制御部11内に備えるメモリ中に
存在してもよい。さらに、制御部をワンチップCPU等
で構成し、本例の心電図波形及び解析結果等の出力を行
う手段を前記CPUを動作させるプログラムの形式で保
持するものであってもよい。また、このプログラムも外
部より供給することにより装置内に格納されるものであ
ってもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、心電
図が誘導軸と相関された状態で出力されるので、簡単に
心電図の判断が可能となる。即ち、心電図の出力が前頭
誘導面軸及び又は水平面誘導軸と関連付けて行われるた
め、心電図に対する習熟度に関係なく適切な判断が下せ
る。
【0035】更に、この時、心臓のQRS軸及び又はX
波の移行帯を容易に目視確認可能に誘導軸、誘導心電波
形と共に出力するため、各誘導心電波形の状態がより適
切に判断できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る発明の実施の形態の一例である心
電図情報処理装置のブロック図である。
【図2】本例における心電図情報の処理を説明するフロ
ーチャートである。
【図3】本例における心電図情報の印刷処理を示すフロ
ーチャートである。
【図4】本例の印刷処理による印刷出力例を説明するた
めの図である。
【図5】本例における他の印刷出力例を説明するための
図である。
【図6】従来の印刷出力例を説明するための図である。
【符号の説明】
11 制御部 12 ROM 13 操作部 14 インタフェース回路 15 メモリ 16 特徴点検出回路 17 心電波形抽出回路 18 STレベル検出回路 19 抽出波形展開回路 22 プリンタ制御部 22a,25a ページバッファ 23 プリンタ 25 表示制御部 26 表示装置 100 心電図情報収集装置 110 誘導アンプ 120 生体誘導電極
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年12月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 心臓における前頭面誘導軸と、該前頭面
    誘導軸の先端部に測定心電図情報の各誘導軸に対応する
    誘導心電波形とを合わせて記録媒体上に出力することを
    特徴とする心電図情報出力方法。
  2. 【請求項2】 更に、前頭面誘導軸と共に、心電図測定
    者の心臓のQRS角を目視確認可能に記録媒体上に出力
    することを特徴とする請求項1記載の心電図情報出力方
    法。
  3. 【請求項3】 測定心電図情報をI,II,III,−aV
    R,aVL,aVFの各誘導心電波形とすることを特徴
    とする請求項1又は2のいずれかに記載の心電図情報出
    力方法。
  4. 【請求項4】 更に、近接して各誘導心電波形における
    STレベルを出力することを特徴とする請求項3記載の
    心電図情報出力方法。
  5. 【請求項5】 心臓における水平面誘導軸と、該水平面
    誘導軸の先端部に測定心電図情報の各誘導軸に対応する
    誘導心電波形とを合わせて記録媒体上に出力することを
    特徴とする心電図情報出力方法。
  6. 【請求項6】 更に、水平面誘導軸と共に、誘導心電波
    形の移行帯を目視確認可能に記録媒体上に出力すること
    を特徴とする請求項5記載の心電図情報出力方法。
  7. 【請求項7】 測定心電図情報をV1,V2,V3,V
    4,V5,V6の各誘導心電波形とすることを特徴とす
    る請求項5又は6のいずれかに記載の心電図情報出力方
    法。
  8. 【請求項8】 更に、近接して各誘導心電波形における
    STレベルを出力することを特徴とする請求項7記載の
    心電図情報出力方法。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項4のいずれかの出力
    と請求項5乃至請求項8のいずれかの出力を隣接して同
    一記録媒体上に出力することを特徴とする心電図情報出
    力方法。
  10. 【請求項10】 更に、心電図情報の解析を行い、解析
    結果を同一記録媒体上に出力することを特徴とする請求
    項9記載の心電図情報出力方法。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至請求項10のいずれかに
    記載の記憶媒体出力イメージを記憶媒体上に出力する出
    力手段を備えることを特徴とする心電図情報出力装置。
  12. 【請求項12】 前記出力手段は、請求項1乃至請求項
    10のいずれかに記載の記憶媒体出力イメージを記録媒
    体上に永久可視表示するものであることを特徴とする請
    求項10記載の心電図情報出力装置。
  13. 【請求項13】 出力情報をイメージ情報として記憶可
    能な記憶手段と、 測定心電図情報を入力する入力手段と、 前記入力手段での入力測定心電図情報を処理し、処理結
    果の出力すべき情報を前記メモリに展開する生体情報処
    理手段と、 前記生体情報処理手段により展開された前記記憶手段の
    出力すべき情報を出力する出力手段とを備え、 前記生体情報処理手段は、前記入力手段より入力した心
    電図情報より被検者の心臓の胸部位置を特定する心臓位
    置特定手段と、前記心臓位置特定手段で特定した心臓位
    置を認識可能に前記出力メモリに展開すると共に、前記
    入力手段より入力した心電図情報の内の特定タイミング
    における各誘導波形を各誘導の心臓と被検者の体の心電
    図情報測定位置に対応付けて認識可能に展開する展開手
    段とを含むことを特徴とする心電図情報出力装置。
  14. 【請求項14】 前記心臓位置特定手段は前頭誘導軸と
    共に心臓のQRS角を特定し、前記展開手段は、少なく
    とも人の前頭図形と共に、前記心臓位置特定手段で特定
    した心臓のQRS角を前記前頭図形の心臓位置よりの矢
    印で展開し、測定心電図情報を前頭誘導軸と対応付けて
    出力することを特徴とする請求項13記載の心電図情報
    出力装置。
  15. 【請求項15】 前記心臓位置特定手段は心臓の水平面
    誘導軸に従った誘導心電波形の極性が反転する移行帯位
    置を特定し、前記展開手段は、少なくとも人の水平面に
    おける誘導軸に対して前記心臓位置特定手段で特定した
    移行帯位置を矢印で展開し、測定心電図情報を前記水平
    面誘導軸と対応付けて出力することを特徴とする請求項
    13記載の心電図情報出力装置。
  16. 【請求項16】 前記展開手段は更に前記出力メモリへ
    展開した各誘導心電波形のSTレベルを抽出して棒グラ
    フ表示情報として前記出力メモリの心電波形展開領域と
    は異なる領域に展開し、出力手段より出力可能とするこ
    とを特徴とする請求項13乃至15のいずれかに記載の
    心電図情報出力装置。
JP7228954A 1995-09-06 1995-09-06 心電図情報出力方法及び装置 Expired - Lifetime JP3040701B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7228954A JP3040701B2 (ja) 1995-09-06 1995-09-06 心電図情報出力方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7228954A JP3040701B2 (ja) 1995-09-06 1995-09-06 心電図情報出力方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0970395A true JPH0970395A (ja) 1997-03-18
JP3040701B2 JP3040701B2 (ja) 2000-05-15

Family

ID=16884469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7228954A Expired - Lifetime JP3040701B2 (ja) 1995-09-06 1995-09-06 心電図情報出力方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3040701B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008264179A (ja) * 2007-04-19 2008-11-06 Fukuda Denshi Co Ltd 心電図データ処理装置、心電図データ処理方法及び心電図データ処理プログラム
JP2009207528A (ja) * 2008-02-29 2009-09-17 Fukuda Denshi Co Ltd 心電図解析レポート、心電図解析装置及び心電図解析プログラム
JP2011506024A (ja) * 2007-12-18 2011-03-03 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 人体構造的に方向づけられたecgデータ表示を使用した被疑冠状動脈の自動識別
JP4828538B2 (ja) * 2004-09-24 2011-11-30 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 医療監視方法
EP2633809A1 (en) * 2012-03-02 2013-09-04 Nihon Kohden Corporation Electrocardiogram analysis report, electrocardiogram analysis apparatus, and electrocardiogram analysis program
JP2015156936A (ja) * 2014-02-24 2015-09-03 日本電信電話株式会社 心拍検出方法および心拍検出装置
WO2023204311A1 (ja) * 2022-04-21 2023-10-26 フクダ電子株式会社 心電計およびその制御方法
WO2023204310A1 (ja) * 2022-04-21 2023-10-26 フクダ電子株式会社 心電計およびその制御方法
WO2023204312A1 (ja) * 2022-04-21 2023-10-26 フクダ電子株式会社 心電計およびその制御方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012106004A (ja) * 2012-01-13 2012-06-07 Fukuda Denshi Co Ltd 心電図解析結果レポート

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4828538B2 (ja) * 2004-09-24 2011-11-30 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 医療監視方法
JP2008264179A (ja) * 2007-04-19 2008-11-06 Fukuda Denshi Co Ltd 心電図データ処理装置、心電図データ処理方法及び心電図データ処理プログラム
JP2011506024A (ja) * 2007-12-18 2011-03-03 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 人体構造的に方向づけられたecgデータ表示を使用した被疑冠状動脈の自動識別
JP2009207528A (ja) * 2008-02-29 2009-09-17 Fukuda Denshi Co Ltd 心電図解析レポート、心電図解析装置及び心電図解析プログラム
EP2633809A1 (en) * 2012-03-02 2013-09-04 Nihon Kohden Corporation Electrocardiogram analysis report, electrocardiogram analysis apparatus, and electrocardiogram analysis program
CN103284718A (zh) * 2012-03-02 2013-09-11 日本光电工业株式会社 心电图分析报告、心电图分析装置及心电图分析方法
JP2015156936A (ja) * 2014-02-24 2015-09-03 日本電信電話株式会社 心拍検出方法および心拍検出装置
WO2023204311A1 (ja) * 2022-04-21 2023-10-26 フクダ電子株式会社 心電計およびその制御方法
WO2023204310A1 (ja) * 2022-04-21 2023-10-26 フクダ電子株式会社 心電計およびその制御方法
WO2023204312A1 (ja) * 2022-04-21 2023-10-26 フクダ電子株式会社 心電計およびその制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3040701B2 (ja) 2000-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3834730A1 (en) Automated graphical presentation of electrophysiological parameters
US6139505A (en) Method and apparatus for displaying lung sounds and performing diagnosis based on lung sound analysis
US4896677A (en) Electrocardiographic waveform display apparatus, and method of expressing electrocardiographic waveforms
EP2633809B1 (en) Electrocardiogram analysis apparatus, and electrocardiogram analysis program
JP2547684B2 (ja) 生体信号測定装置
JPH08257003A (ja) 心電図計における注釈標示方法
JPH0347094B2 (ja)
US20060258947A1 (en) Display for ECG diagnostics
JP3040701B2 (ja) 心電図情報出力方法及び装置
US6491629B1 (en) Method for determining at least one diagnostic piece of information from signal patterns of medical sensor systems
US6735464B2 (en) Electrocardiograph system and its communication device
JP4955153B2 (ja) 生体情報処理装置及び処理方法
US5056527A (en) Apparatus for analyzing vital signals based upon a feature selected from a plurality of vital signal features
JP4718033B2 (ja) 心電図情報処理装置及び心電図情報処理方法
JP3855118B2 (ja) 心電図情報表示方法
JP7152268B2 (ja) 生体信号処理装置およびその制御方法
JP7303536B2 (ja) 心電図解析装置,方法およびプログラム
JP3280121B2 (ja) 上室性期外収縮検出装置及び方法
JP5230305B2 (ja) 心電図解析装置、運動負荷心電図検査システム及び心電図解析プログラム
CN111657990A (zh) 听诊可视化系统
CN114126487A (zh) 监护方法及监护装置、监护设备、计算机可读存储介质
JPH10192260A (ja) 生体識別コード入力装置
JPH0628646B2 (ja) 心電図波形のカラー表示方法
JP2882620B2 (ja) 心臓電位の記録装置
JP4184552B2 (ja) 生体情報処理装置及び情報表示制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000128

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090303

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120303

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160303

Year of fee payment: 16

EXPY Cancellation because of completion of term