JPH0970393A - 腕装着型脈波計測機器および脈波情報処理装置 - Google Patents

腕装着型脈波計測機器および脈波情報処理装置

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JPH0970393A
JPH0970393A JP8143341A JP14334196A JPH0970393A JP H0970393 A JPH0970393 A JP H0970393A JP 8143341 A JP8143341 A JP 8143341A JP 14334196 A JP14334196 A JP 14334196A JP H0970393 A JPH0970393 A JP H0970393A
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求 早川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機器本体を大型化することなく、計測したデ
ータを外部のデータ処理装置に出力可能な腕装着型脈波
計測機器、およびそれを備えた脈波情報処理装置を提供
すること。 【解決手段】 脈波情報処理装置1では、腕装着型脈波
計測機器1Aのコネクタ部70には、脈波の計測を行う
ときにはセンサユニット30のコネクタピース80が装
着され、データ処理装置1Dとの間でデータ転送を行う
ときにはデータ転送用コネクタピース80Dを装着す
る。脈波計測モードであるのか、データ転送モードであ
るのかは、コネクタ部70から入力された信号を識別す
ることによって行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脈拍数などの脈波
情報を計測する腕装着型脈波計測機器、およびそれを備
えた脈波情報処理装置に関するものである。更に詳しく
は、本発明は、腕装着型脈波計測機器とパーソナルコン
ピュータなどの外部装置との間におけるデータ転送技術
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種の情報を表示可能な腕装着型携帯機
器としては、血液の量の変化を光学的に検出し、その検
出結果に基づいて脈拍数などの脈波情報を表示する機器
がある。このような光学式の脈波計測機器では、LED
(発光ダイオード)などの発光素子とフォトトランジス
タなどの受光素子とを備えるセンサユニットを指などに
取り付け、LEDから照射した光のうち指など(血管)
から反射してきた光をフォトトランジスタで受光するこ
とによって、血量変化を受光量の変化(脈波信号)とし
て検出し、この検出結果から脈拍数などを表示するよう
になっている。センサユニットは、光学センサ装置から
延びるケーブルの先端部などにコネクタピースを備えて
おり、このコネクタピースを機器本体のコネクタ部に装
着することによって脈波信号を機器本体に入力するよう
になっている。
【0003】このように構成した脈波計測機器は腕装着
型であることから、計時機能なども内蔵させれば、たと
えばマラソン中の脈波を計測するとともにそのラップタ
イムやスプリットタイムも計測できる。従って、競技が
終了した後、これらのデータを機器本体の表示部に順次
表示させれば、今後のペース配分などを決定するための
参考データを得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように腕装着型脈
波計測機器に対しては機能の増大が図られつつあるが、
機能を増大させていくと、機器本体に構成された表示部
に表示すべき情報、およびデータ処理も増えてくる。し
かしながら、従来の脈波計測機器では、表示部に一度に
表示できる情報量が限られていることから、ランニング
中に計測したデータを集計する際にはデータを少しずつ
表示部に表示していく必要があるなど、不便である。そ
の一方で、脈波計測機器を腕装着型として構成するから
には表示部を拡張するにも限界があるなど、腕装着型脈
波計測機器の側だけで機能の増大を図るのは困難であ
る。
【0005】このような問題点に鑑みて、本発明の課題
は、機器本体を大型化することなく、データの処理・表
示を速やかに行えるように、計測したデータを外部装置
に転送可能な腕装着型脈波計測機器、およびそれを備え
た脈波情報処理装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る腕装着型脈波計測機器では、機器本体
を腕に装着するためのリストバンドと、生体表面に向け
た状態とされる脈波計測用の発光部および受光部を備え
るセンサユニットと、前記機器本体において前記センサ
ユニットが着脱され、該センサユニットで検出した脈波
信号を前記機器本体に入力可能なコネクタ部と、前記機
器本体において前記コネクタ部を介して入力された信号
が前記脈波信号であるか外部装置から出力された信号で
あるかを識別することによって前記機器本体と前記外部
機器との間でのデータ転送を可能とする信号識別手段と
を有することことを特徴とする。
【0007】本発明に係る腕装着型脈波計測機器では、
コネクタ部を介して機器本体に入力された信号がセンサ
ユニットからの信号であるか、あるいは外部装置から出
力された信号であるかを識別する信号識別手段を有する
ため、いずれの状態で使用するのかを簡単に判別でき
る。従って、本発明に係る腕装着型脈波計測機器では、
外部装置とのデータ転送が可能であるため、腕装着型脈
波計測機器の計測結果を外部装置で一括して集計し、表
示することができる。それ故、機器本体を大型化するこ
となく、データの処理・表示を速やかに行える。また、
腕装着型脈波計測機器で行う各動作についてその条件設
定を外部装置から一括して行うこともできるので、腕装
着型脈波計測機器の使い勝手が向上する。
【0008】本発明に係る腕装着型脈波計測機器におい
て、前記コネクタ部に装着されたセンサユニットと前記
外部装置との間に前記発光部および前記受光部を用いた
フォトカプラを構成した場合には、該フォトカプラおよ
び前記コネクタ部を介して前記機器本体と前記外部装置
との間でのデータ転送を行うことができる。このように
構成した場合には、脈波を計測することを目的に元より
構成されている脈波計測用の発光部および受光部を用い
て腕装着型脈波計測機器と外部装置との間で光信号を用
いた調歩同期式のデータ転送を行えるので、腕装着型脈
波計測機器の小型化、軽量化に適している。
【0009】本発明において、前記コネクタ部に対して
前記センサユニットに代えて前記外部装置側のデータ転
送用コネクタ部材を装着した場合には、該データ転送用
コネクタ部材および前記コネクタ部を介して前記機器本
体と前記外部装置との間でのデータ転送を行うことがで
きる。このように構成した場合には、センサユニットを
装着することを目的に元より構成されているコネクタ部
を利用して腕装着型脈波計測機器と外部装置との間で電
気信号によるデータ転送を行えるので、腕装着型脈波計
測機器の小型化、軽量化に適している。
【0010】前記コネクタ部に前記外部装置側のデータ
転送用コネクタ部材を装着して機器本体と前記外部装置
との間でのデータ転送を行う場合には、前記機器本体と
前記外部装置とで、信号の電圧レベルの変換や通信方式
が異なる場合、通信方式の変換を行うインターフェース
ユニットを介してデータ転送を行うように構成すること
が好ましい。このように構成すると、機器本体側がクロ
ック同期式信号を出力する場合でも、機器本体側から出
力されたクロック同期式信号を調歩同期式信号に変換す
るので、外部装置としてパーソナルコンピュータを用い
ることができる。
【0011】本発明において、前記脈波信号の検出結果
に基づいて求めた脈波情報を前記機器本体と前記外部装
置との間でデータ転送するように構成する場合には、前
記機器本体の側には、少なくとも前記脈波信号の検出結
果に基づいて求めた脈波情報を記憶しておく記憶手段を
設けておく。
【0012】このようにして、本発明では腕装着型脈波
計測機器と前記外部装置とを用いて脈波情報処理装置を
構成する。
【0013】
【発明の実施の形態】図面に基づいて、本発明の実施の
形態を説明する。
【0014】(全体構成)図1は、本例の脈波情報処理
装置の全体構成を示す説明図、図2は、本例の脈波情報
処理装置を構成する腕装着型脈波計測機器の使用方法を
示す説明図である。
【0015】図1からわかるように、本例の脈波情報処
理装置1は、腕装着型脈波計測機器1Aと、この腕装着
型脈波計測機器1Aとの間でデータの転送を行なうデー
タ処理装置1B(外部装置)とから構成されている。
【0016】データ処理装置1Bは、処理装置本体2、
ディスプレイ3、キーボード4、およびプリンタ5など
から構成されている。データ処理装置1Bは、その装置
本体2から延びるデータ転送用ケーブル6の先端部にア
ダプタ9が構成され、このアダプタ9には、データ転送
用LED7(データ転送用発光部)とデータ転送用フォ
トダイオード8(データ転送用受光部)とが構成されて
いる。なお、データ処理装置1Bは、通常のパーソナル
コンピュータから構成されているので、その内部構成の
説明は、省略するが、データ転送用ケーブル6を介して
データを送受信するための送受信制御部が内蔵されてい
る。
【0017】図2において、本例の腕装着型脈波計測機
器1A(腕装着型携帯機器)は、腕時計構造を有する機
器本体10と、この機器本体10に接続されるケーブル
20を備えるセンサユニット30とから大略構成されて
いる。機器本体10には、腕時計における12時方向か
ら腕に巻きついてその6時方向で固定されるリストバン
ド12が設けられ、このリストバンド12によって、機
器本体10は腕に着脱可能である。なお、本例の説明に
おいて、腕時計における何時方向とは、あくまで機器本
体の方向を意味し、機器本体上での表示が指針式である
ことを意味するものでない。センサユニット30は、幅
が約10mmのセンサ固定用バンド40を備え、このセ
ンサ固定用バンド40によって人差し指の根元から指関
節までの間に装着されている。
【0018】(機器本体の構成)図3は、本例の腕装着
型脈波計測機器の機器本体の平面図、図4は、この機器
本体の底面図、図5は、この機器本体を腕時計における
6時の方向からみた説明図、図6は、機器本体を腕時計
における3時の方向からみた説明図である。
【0019】図2において、機器本体10は、樹脂製の
時計ケース11(本体ケース)を備えており、この時計
ケース11の表面側には、現在時刻や日付に加えて、脈
拍数などの脈波情報などをデジタル表示する液晶表示装
置13(表示部)が構成されている。時計ケース11の
内部には、センサユニット30による検出結果(脈波信
号)に基づいて脈拍数の変化などを表示するために、検
出信号に対する信号処理などを行なうデータ処理部50
が内蔵され、このデータ処理部50および液晶表示装置
13によって情報表示手段60が構成されている。デー
タ処理部50には計時部も構成されているため、情報表
示手段60は、通常時刻、ラップタイム、スプリットタ
イムなども液晶表示装置13に表示可能である。
【0020】なお、時計ケース11の外周部には、時刻
合わせモード、表示モード、脈波計測モード、ストップ
ウォッチモード、データ転送モードなどといった各種モ
ードの切り換えなどを行なうためのボタンスイッチ11
1〜115が構成されている。また、時計ケース11の
表面にもボタンスイッチ116、117が構成されてい
る。腕装着型脈波計測機器1Aの電源は、図3に一点鎖
線で示すように、時計ケース11に内蔵されているボタ
ン形の電池590である。ケーブル20は電池590か
らセンサユニット30に電力を供給するとともに、セン
サユニット30の検出結果を時計ケース11内のデータ
処理部50に入力している。
【0021】腕装着型脈波計測機器1Aでは、その機能
を増やすにともなって、機器本体10を大型化する必要
があるが、機器本体10には、腕に装着されるという制
約があるため、機器本体10を腕時計における6時およ
び12時の方向に向けては拡大できない。そこで、本例
では、図3に示すように、機器本体10には、3時およ
び9時の方向における長さ寸法が6時および12時の方
向における長さ寸法よりも長い横長の時計ケース11を
用いてある。
【0022】図4および図5に示すように、リストバン
ド12は、時計ケース11の3時および9時の方向にお
ける中心位置Cよりも3時の方向側に偏った位置で接続
している。従って、リストバンド12からみると、機器
本体10は、腕時計における9時の方向に大きな張出部
分101を有するが、このような大きな張出部分101
は3時の方向にはない。それ故、横長の時計ケース11
を用いたわりには手首を自由に曲げることができるな
ど、装着感がよい。しかも、3時の方向には大きな張出
部分がないので、転んでも手の甲を時計ケース11にぶ
つけることがない。また、9時の方向に位置する大きな
張出部分101は、肘側の腕表面に密着した状態で支持
されているため、腕装着型脈波計測機器1Aは安定した
状態にある。従って、横長の時計ケース11を用いて
も、不必要に幅の広いリストバンド12を用いる必要が
ない。
【0023】時計ケース11の内部では、それが横長で
あることを利用して、電源としての偏平な電池590
と、ブザー用の偏平な圧電素子580とが面方向に並ん
で配置されているので、機器本体10を薄型化できる。
また、電池590と圧電素子580とは、面方向にずら
して配置されているので、時計ケース11の裏面部11
9に電池蓋118を設けるだけで、利用者自身が電池5
90を簡単に交換できる。これらの電子部品のうち比較
的重い電池590は、中心位置Cに対して3時の方向に
偏った位置に配置されている。これに対して、比較的軽
い圧電素子580は中心位置Cに対して9時の方向に偏
った位置に配置されている。このため、機器本体10の
3時および9時の方向における重心位置Gは、中心位置
Cに対して3時の方向に偏った位置にあり、この重心位
置が偏っている側にリストバンド12が接続しているの
で、機器本体10を腕に安定した状態で装着できる。
【0024】図5からわかるように、圧電素子580お
よび電池590の表面側には、データ処理部50が構成
されたアナログ回路用基板501およびデジタル回路用
基板502が重なるように配置され、その表面側に液晶
表示装置13が重なるように配置されている。液晶表示
装置13の表面側にはカバーガラス131が被せられて
いる。
【0025】(機器本体の回り止め防止構造)図6にお
いて、時計ケース11の外周部うち、12時の方向に
は、リストバンド12の端部に取り付けられた止め軸1
21を保持するための連結部105が形成されている。
一方、時計ケース11の外周部うち6時の方向では、腕
に巻かれたリストバンド12が長さ方向の途中位置で折
り返され、このリストバンド12の途中位置は、受け部
106に取り付けられた留め具122によって保持され
ている。
【0026】機器本体10の6時の方向において、電池
蓋118などが取り付けられている平坦な裏面部119
の縁から受け部106に至る部分は、時計ケース11と
一体に成形されて裏面部119に対して約115°の角
度をなす回転止め部108になっている。従って、腕装
着型脈波計測機器1Aをリストバンド12によって機器
本体10が右の手首L(腕)の上面部L1(手の甲の
側)に位置するように装着したとき、時計ケース11の
裏面部119は、手首Lの上面部L1に密着する。一
方、回転止め部108は、腕の橈骨Rの側の側面部L2
に接した状態になる。この状態で、機器本体10の裏面
部119は、皮膚を介して腕の橈骨Rと尺骨Uを跨ぐ感
じにある。一方、回転止め部108と裏面部119との
屈曲部分109は、皮膚を介して腕の橈骨Rに当接する
感じにある。
【0027】このように、回転止め部108と裏面部1
19とは、約115°という解剖学的に理想的な角度を
なしているため、図6に示す状態から、機器本体10を
矢印Aの方向に、すなわち、機器本体10を手首Lの周
りに手前側から向こう側に回そうとしても、回転止め部
12は、手首Lの側面部L2に接した状態のままそれ以
上ずれない。逆に、機器本体10を矢印Bの方向に、す
なわち機器本体10を手首Lの周りに手前側に回そうと
しても、機器本体10の裏面部119は、手首Lの上面
部L1に接した状態のままそれ以上ずれない。
【0028】従って、利用者は、腕装着型携帯用脈波計
測機器1Aを腕に装着してランニングを行なっても、機
器本体10はそれ自身の重みによって手首Lの向こう側
に不必要に回ることがないので、肘を軽く曲げるだけで
液晶表示装置13を見ることができる。特に、液晶表示
装置13を用いた場合には、視野角が狭いので、機器本
体10がわずかでもずれると、液晶表示装置13での表
示内容が見にくくなるという不便さがあるが、本例の腕
装着型携帯用脈波計測機器1Aでは、このような不便さ
がない。また、機器本体10は手首Lの周りに完全に密
着した状態になく、手首Lの表面との間に適度な隙間が
あるので、回転止め部108を設けても装着感が損なわ
れることがない。さらに、裏面部119および回転止め
部108によって腕の回りの片側2ヵ所で回転を規制す
るだけである。このため、腕が細くても裏面部119お
よび回転止め部108は確実に腕に接するので、回転止
め効果が確実に得られる。また、利用者は腕が太くても
窮屈な感じを受けない。
【0029】なお、裏面部119と回転止め部108と
がなす角度は、約105°から約125°の範囲に設定
すれば、機器本体10が腕の周りを回ることを防止でき
ることが確認できている。また、腕装着型脈波検出装置
1は、機器本体10が手首Lの下面部L3(掌の側)に
位置するように装着してもよく、この場合には、機器本
体10の回転止め部108は、腕の尺骨Uの側の側面部
L4に当接した状態になる。この状態でも、機器本体1
0は矢印Aまたは矢印Bのいずれの方向に力を加えても
不必要に回転しない。
【0030】(センサユニットの構成)図7(A)は、
本例の腕装着型脈波計測機器に用いたセンサユニットの
光学センサ装置の平面図、図7(B)は、この腕装着型
脈波計測機器に用いたセンサユニットのセンサ固定用バ
ンドを展開した状態を示す平面図、図7(C)は、別の
センサユニットの構造を示す説明図、図8は、指の根元
にセンサユニットを装着した状態を示す説明図である。
【0031】再び図2において、センサユニット30に
は、センサ固定用バンド40と光学センサ装置300と
が構成されている。また、センサユニット30には、光
学センサ装置300から延びるケーブル20の先端部に
コネクタピース80が構成され、このコネクタピース8
0は機器本体10に構成してあるコネクタ部70に着脱
自在である。従って、コネクタピース80を機器本体1
0のコネクタ部70に装着すると、センサユニット30
はコネクタ部70を介して機器本体10に信号の入力が
可能である。
【0032】センサ固定用バンド40は、たとえば、可
撓性をもつ肉厚の樹脂成形品から構成され、丸くくるま
っている状態から、それを広げて指の根元に巻付けた
後、そのまま手を離すと、それ自身の形状復帰力により
指の根元に巻きついた状態となる。センサ固定用バンド
40の略中央部分はさらに肉厚になっているともに、そ
こには光学センサ装置300を収納できる穴41が形成
されている。
【0033】図7(A)において、光学センサ装置30
0は、両側に一対の突起部分311、312をもつ角形
形状に樹脂により外装されており、この光学センサ装置
300の内部からケーブル20が引き出されている。
【0034】一方、図7(B)において、センサ固定用
バンド40の穴41は、光学センサ装置300を嵌め込
むことのできる形状および大きさであり、かつ、そこに
光学センサ装置300を嵌め込んだとき、突起部分31
1、312が嵌まる凹部411、412が脱落防止用に
形成されている。センサ固定用バンド40には、それを
指に装着しやすいように縊れ部分410が4ヵ所に形成
されている。
【0035】センサユニット30については、指の根元
に装着しても手を軽く握ることができればよいという観
点から、センサ固定用バンド40の幅は、約20mm位
でも支障がない。また、図7(C)に示すように、セン
サ固定用バンド40のうち光学センサ装置300を取り
付ける部分の幅のみがやや広めになっている構造でもよ
い。
【0036】さらに、センサユニット30としては、光
学センサ装置300とセンサ固定用バンドとが完全に別
体のものを用いてよい。たとえば、センサ固定用バンド
としては、伸縮性および遮光性を備えた発泡ウレタンゴ
ム等を用いたサポータ状のバンドであってもよい。この
場合には、指に嵌めたサポータ状のバンドの内側に光学
センサ装置300を差し込むことになる。
【0037】図8において、光学センサ装置300で
は、そのケース体としてのセンサ枠301に裏蓋302
が被され、その内部が部品収納空間になっている。セン
サ枠301の上面部分にはガラス板304(フィルタ)
で光透過窓が形成され、このガラス板304に対向する
ように回路基板305がセンサ枠301の内部に固定さ
れている。回路基板305には、脈波計測用LED3
1、脈波計測用フォトトランジスタ32、およびトラン
ジスタ(図示せず。)などの電子部品が実装されてお
り、脈波計測用LED31および脈波計測用フォトトラ
ンジスタ32は、それぞれ発光面および受光面をガラス
板304の方に向けている。
【0038】脈波計測用LED31および脈波計測用フ
ォトトランジスタ32は、後述するとおり、腕装着型脈
波計測機器1Aとデータ処理装置1Bとの間において光
信号を利用したデータ転送用に用いられる。
【0039】すなわち、図1に示したアダプタ9では、
その上面部にセンサユニット30の光学センサ装置30
0が嵌まる凹部991が形成され、この凹部991の底
部には、データ転送用LED7とデータ転送用フォトダ
イオード8とが配置されている。従って、凹部991の
内部に光学センサ装置300を装着すると、脈波計測用
LED31は、データ転送用フォトダイオード8と対向
してフォトカプラを構成するようになっている。また、
脈波計測用フォトダイオード32は、データ転送用LE
D7と対向してフォトカプラを構成するになっている。
【0040】本例では、脈波計測用LED31として、
InGaN系(インジウム−ガリウム−窒素系)の青色
LEDを用いてあり、その発光スペクトルは、図9に示
すように、450nmに発光ピークを有し、その発光波
長領域は、350nmから600nmまでの範囲にあ
る。かかる発光特性を有する脈波計測用LED31に対
応させて、本例では、脈波計測用フォトトランジスタ3
2として、GaAsP系(ガリウム−砒素−リン系)の
フォトトランジスタを用いてあり、その素子自身の受光
波長領域は、図10に示すように、主要感度領域が30
0nmから600nmまでの範囲にあって、300nm
以下にも感度領域がある。ここで、脈波計測用フォトト
ランジスタ32として、素子にフィルタを付加したセン
サユニットを用いることもある。これらの脈波計測用L
ED31および脈波計測用フォトトランジスタ32は、
消費電力が比較的小さいので、本例の腕装着型脈波計測
機器1Aのように、計時機能と脈波計測機能を1つの小
型電池で駆動する場合でも、連続稼働時間が長い。
【0041】(データ処理部の構成)図8に示したよう
に、光学センサ装置300は、センサ固定用バンド40
によってガラス板304が内側に向くように取り付けら
れるため、センサ固定用バンド40を指の根元に装着す
ると、脈波計測用LED31および脈波計測用フォトト
ランジスタ32は、それぞれの発光面および受光面を指
の表面に向いた状態になる。従って、脈波計測用LED
31から指に向けて光を照射すると、生体(血管)から
反射してきた光を脈波計測用フォトトランジスタ32が
受光し、その受光結果(脈波信号)が光学センサ装置3
00からケーブル20、コネクタピース80、およびコ
ネクタ部70を介して機器本体10に入力されると、機
器本体10では脈波信号から脈拍数が求められる。
【0042】すなわち、図11に、時計ケースの内部に
構成されたデータ処理部の機能の一部をブロック図で示
すように、データ処理部50において、脈波信号変換部
51は、センサユニット30からケーブル20を介して
入力された信号をデジタル信号に変換して脈波信号記憶
部52に出力するようになっている。脈波信号記憶部5
2は、デジタル信号に変換された脈波データを記憶して
おくRAMである。脈波信号演算部53は、脈波信号記
憶部52に記憶されている信号を読み出してそれに周波
数分析を行ない、その結果を脈波成分抽出部54に入力
するようになっている。脈波成分抽出部54は、脈波信
号演算部53からの入力信号から脈波成分を抽出して脈
拍数演算部55に出力し、この脈拍数演算部55は、入
力された脈波の周波数成分により脈拍数を演算し、その
結果を液晶表示装置13に出力するようになっている。
【0043】さらに、データ処理部50には、脈拍数演
算部55で求めた脈拍数などの脈波情報、この脈波情報
に対応する時刻データ、および腕装着型脈波計測機器1
Aの計時機能を利用して計測したマラソン中のラップタ
イム、スプリットタイムなどを記憶しておくためのデー
タ記憶部56が構成されている。
【0044】また、データ処理部50には、腕装着型脈
波計測機器1Aがデータ転送モードになったときに、デ
ータ記憶部56に記憶されている脈波情報や時刻データ
などをセンサユニット30の脈波計測用LED31から
データ転送用フォトトランジスタ32に向けて光信号と
して出力するデータ出力制御部57Aと、データ転送用
LED7からの光信号を脈波計測用フォトトランジスタ
32を介して受信してデータ記憶部56に記憶しておく
データ入力制御部57Bが構成されている。
【0045】さらに、データ処理部50には、センサユ
ニット30からコネクタ部70を介して入力された信号
を識別する信号識別部59Aが構成されている。この信
号識別部59Aは、センサユニット30から入力された
信号が通常の脈波信号である場合には、アナログスイッ
チ58を開状態のままにしておき、脈波の計測が可能な
状態とする。一方、信号識別部59Aは、センサユニッ
ト30から入力された信号がこれからデータ転送を開始
する旨のデータ処理装置1Bからの信号であると判断し
たときには、それまで開状態にあったアナログスイッチ
58を閉状態とし、腕装着型脈波計測機器1Aとデータ
処理装置1Bとの間でのデータ転送が可能な状態とす
る。
【0046】(コネクタ部分の構成)図12は、コネク
タ部にコネクタピースを装着した状態を腕時計における
3時の方向から見た拡大図、図13は、コネクタピース
側におけるセンサ回路の電極部、およびこのセンサ回路
と信号の入出力を行なうためのコネクタ部側の端子の組
合せを示す説明図である。
【0047】本例の腕装着型脈波計測機器1Aを日常生
活において通常の腕時計と同様に扱えるように、図1に
示すように、ケーブル20およびセンサユニット30
は、機器本体10の6時の方向に位置する端部の表面側
で着脱できるようになっている。すなわち、図12にお
いて、機器本体10の端部のうち、6時の方向におい
て、回転止め部108として延設されている部分の表面
側には、コネクタ部70が構成され、そこには、ケーブ
ル20の端部に構成されたコネクタピース80(脈波信
号入力用コネクタ部材)を装着できるようになってい
る。
【0048】従って、センサユニット30およびケーブ
ル20を機器本体10から外せば、通常の腕時計として
用いることができる。また、コネクタ部70を回転止め
部108に相当する部分の表面部に形成してあるので、
回転止め部108を設けるために延設した部分をそのま
まコネクタ部70として利用できる。しかも、コネクタ
部70は、6時の方向に位置するので、機器本体10を
腕に装着したとき、コネクタ部70は、利用者からみる
と手前側にあり、操作が簡単である。また、コネクタ部
70は、機器本体10から3時の方向に張り出さないの
で、利用者は、ランニング中に手首を自由に動かすこと
ができるとともに、利用者がランニング中に転んでも、
手の甲がコネクタ部70にぶつからない。
【0049】このコネクタ部70およびコネクタピース
80(コネクタ手段)において行なわれる電気的な接続
は、図13に示すとおりである。
【0050】図13において、機器本体10の側に構成
されているコネクタ部70には、端子751〜756
(第1の端子群)が構成されており、これらの端子75
1〜756に対応して、コネクタピース80には、電極
部831〜836(第2の端子群)が構成されている。
端子752は、電極部832を介して脈波計測用LED
31に第2の駆動電圧VDDの供給するためのプラス端
子、端子753は、電極部833を介して脈波計測用L
ED31のマイナス電位とされる端子、端子754は、
電極部834を介して脈波計測用フォトトランジスタ3
2のコレクタ端子に駆動用の定電圧VREGを供給する
ための端子、端子751は、電極部831を介して脈波
計測用フォトトランジスタ32のエミッタ端子からの信
号が入力される端子、端子755は、電極部835を介
してコネクタピース80をコネクタ部70に装着したか
否かを検出するための信号が入力される端子である。電
極部836は、センサユニット30において人体にアー
スを落としており、端子751と電極部836とが電気
的接続したとき、VDDをグランド線とすることによっ
て、電極部831〜834をシールドするようになって
いる。
【0051】コネクタピース80では、脈波計測用LE
D31の端子間(電極部832、833の間)に対し
て、第1のキャパシタC1、および第1のスイッチSW
1が介挿されている。このスイッチSW1は、コネクタ
ピース80をコネクタ部70から外したときに閉状態に
なって、脈波計測用LED31に対して第1のキャパシ
タC1を並列接続させ、コネクタピース80をコネクタ
部70に装着したときに開状態になる。同様に、脈波計
測用フォトトランジスタ32の端子間(電極部831、
834)に対しては、第2のキャパシタC2、および第
2のスイッチSW2が介挿されている。このスイッチS
W2は、コネクタピース80をコネクタ部70から外し
たときに閉状態になって、脈波計測用フォトトランジス
タ32に対して第2のキャパシタC2を並列接続させ、
コネクタピース80をコネクタ部70に装着したときに
開状態になる。
【0052】(コネクタピースの構造)コネクタ部70
およびコネクタピース80の構造を、図14〜図17を
参照して詳述する。
【0053】図14は、ケーブルの端部に構成されたコ
ネクタピースの構成を示す拡大図、図15は、機器本体
側のコネクタ部の拡大図、図16は、コネクタ部に対し
てコネクタピースを結合させた状態を示す縦断面図、図
17は、コネクタピース側における各電極部の配置、お
よび回路パターンを示す説明図である。
【0054】図14において、コネクタピース80の下
面部801には、その両側で下方に向けて張り出す一対
の突出部81、82が形成されている。これらの突出部
81、82の下端部では、その内側に向かって4個の係
合片811、812、821、822(第2の係合用突
起群)が突き出ている。
【0055】また、コネクタピース80の下面部801
には、機器本体10にケーブル20を接続したときの静
電気の影響を防止するための回路をスイッチングする2
本の作動ピン837、838が形成されている。これら
の作動ピン837、838は、コネクタピース80をコ
ネクタ部70から外した状態では、先端がコネクタピー
ス80の下面部801から突出した状態にある。
【0056】コネクタピース80の下面部801には、
6つの電極部831、832、833、834、83
5、836(第2の端子群)が形成されており、その周
囲には環状の凸条部841、842、843、844、
845、846が形成されている。ここで、コネクタピ
ース80をコネクタ部70に装着する際には、後述する
とおり、コネクタピース80をコネクタ部70に被せた
後、矢印Qの方向にコネクタピース80をスライドさせ
るが、かかるスライド方向(矢印Qの方向)に沿って、
電極部831〜836は、電極部831、832、83
3と、電極部834、835、836との2列に形成さ
れている。また、いずれの列でも、各電極部831〜8
36は、コネクタピース80のスライド方向(矢印Qの
方向)に対して直交する方向にずれ、斜めに配置されて
いる。
【0057】(コネクタ部の構成)図15に示すよう
に、コネクタ部70には、外側に張り出す係合部71、
72、73、74(第1の係合用突起群)が形成されて
いる。従って、コクネタピース80の突出部81、82
がコネクタ部70の係合部71、72、73、74が外
側に位置し、かつ、係合部71と係合部72との間、お
よび係合部73と係合部74との間に、コネクタピース
80の係合片811、821が位置するように、コネク
タピース80をコネクタ部70に被せた後、係合片81
1、821が係合部71と係合部72との間、および係
合部73と係合部74との間をそれぞれ通り抜けるよう
に、コネクタピース80をコネクタ部70に向けて押し
付け(コネクタピース80をコネクタ部70に装着する
ための第1の動作)、しかる後に、矢印Qの方向(コネ
クタピース80の装着方向、機器本体10の6時の方向
から12時の方向)にコネクタピース80をスライドさ
せると(コネクタピース80をコネクタ部70に装着す
るための第2の動作)、係合部71、73の下に係合片
811、821が潜り込む。また、係合部72、74の
下に係合片812、822が潜り込む。その結果、係合
片811、821、812、822は、コネクタピース
80の下面部801との間に係合部71、72、73、
74をそれぞれ保持する状態になり、コネクタピース8
0は、コネクタ部70に簡単に、かつ、確実に装着され
る。
【0058】ここで、各端子751〜756は、電極部
831〜836と同様、コネクタピース80のスライド
方向(矢印Qの方向)に沿って、端子751、752、
753と、端子754、755、756の2列に形成さ
れている。また、いずれの列でも、各端子751〜75
6は、電極部831〜836と同様、コネクタピース8
0のスライド方向(矢印Qの方向)に対して直交する方
向にずれるように斜め配置されている。従って、コネク
タピース80をコネクタ部70に装着すると、6つの電
極部831〜836に対して、6つの端子751〜75
6がそれぞれ電気的に接続して、センサユニット30で
の計測結果をケーブル20を介して機器本体10に入力
することが可能となる。
【0059】コネクタピース80をコネクタ部70から
外すときには、コネクタピース80を逆に矢印Rの方向
にスライドさせる。その結果、係合片811、821
は、係合部71と係合部72との間、および係合部73
と係合部74との間に位置するまで戻る。従って、その
まま、コネクタピース80を持ち上げれば、コネクタピ
ース80は、コネクタ部70から簡単に、かつ、確実に
外れる。
【0060】このようにして、コネクタピース80をコ
ネクタ部70上で矢印Qの方向にスライドさせたときに
係合するとともに、この状態からコネクタピース80を
逆の方向(矢印Rの方向)にスライドさせたときに係合
状態が解除される係合機構700が構成されている。か
かる構成の係合機構は、少ない部品でありながら、係合
が確実である。
【0061】また、コネクタピース80をコネクタ部7
0上で6時の方向から12時の方向に向けてスライドさ
せたとき、機器本体10に加わる力は、回転止め部10
8によって、機器本体10がより回転にくい向きであ
る。従って、コネクタピース80を装着するときも、機
器本体10は、手首の周りを回転しないので、装着が簡
単である。
【0062】(ストッパー機構の構成)図15からわか
るように、係合部71〜74には、矢印Qの方向の側に
垂直壁711、721、731、741が形成されてい
る。従って、コネクタピース80をコネクタ部70に装
着するときに、コネクタピース80を矢印Rの方向にス
ライドさせると(第2の動作)、係合片811、81
2、821、822は、垂直壁711、721、73
1、741にそれぞれ当接し、コネクタピース80をコ
ネクタ部70の装着位置で停止させる。すなわち、垂直
壁711、721、731、741は、コネクタピース
80に対する第1のストッパーとして機能する。
【0063】逆に、コネクタピース80をコネクタ部7
0から外すために矢印Rの方向にスライドさせると、係
合片811、821は、それぞれ係合部72、74の垂
直壁721、741の裏側に当接し、コネクタピース8
0をコネクタ部70を元の位置で停止させる。すなわ
ち、垂直壁721、741の裏側は、コネクタピース8
0に対する第2のストッパーとして機能する。
【0064】(端子および電極部の構造)コネクタ部7
0において、端子751〜756は、いずれも、コネク
タ部70に形成された孔761、762、763、76
4、765、766の内部に配置されており、そのうち
の端子753、756、作動ピン838、および電極部
833、836の形成位置を通る位置で切断したときの
断面が、図16に表れている。
【0065】図16において、コネクタピース80は、
内部に回路基板85を収容可能な外装ケース805に蓋
材806を被せた構造になっている。蓋材806には、
孔863、866が形成され、その下方側の開口縁に沿
って環状の凸条部843、846が形成されている。孔
863、866の内部には、電極部833、836が配
置されている。電極部833は、ねじ881によって固
定され、電極部836は、回路基板85と蓋材806と
に挟まれて固定されている。電極部833、836に対
しては防水パッキン873、876が装着されている。
電極部833、836は、コネクタピース80の内部に
配置された回路基板85の回路パターン上に電気的接続
されている。かかる電極構造は、電極部833、836
以外の電極部831、832、834、835も同様で
ある。なお、回路基板85の回路パターン上には、ケー
ブル20の芯線もハンダ付けにより電気的接続されてい
る。
【0066】(クリック機構の構成)コネクタ部70で
は、その凹部に蓋材706を被せた構造になっている。
蓋材706には孔763、766が形成されている。こ
れらの孔763、766の内部において、端子753、
756は、先端を孔763、766から突出させた状態
となるように孔763、766内部を進退可能な進退ピ
ンとして配置されている。各端子753、756の基部
側に形成された鍔部783、786に対しては、コイル
ばね773、776が配置されており、これらのコイル
ばね773、776によって、端子753、756は、
孔763、766から突出する方向に向けて付勢されて
いる。但し、鍔783、786の外径は、孔763、7
66の内径よりも大きいので、端子753、756が孔
763、766から抜け出てしまうことはない。かかる
端子構造は、端子763、766以外の端子761、7
62、764、765も同様である。
【0067】コネクタピース80をコネクタ部70上に
装着するときには、コネクタピース80をコネクタ部7
0上でスライドさせるため、端子753、756は、コ
ネクタピース80の環状の凸条部843、846をコイ
ルばね773、776に付勢されながら乗り越えて、電
極部833、836に対して確実に接続する。また、か
かる凸条部843、846、端子753、756、およ
びコイルばね773、776をそのまま利用して、クリ
ック機構が構成されているので、コネクタピース80を
コネクタ部70に確実に装着できる。なお、かかるクリ
ック機構を構成するには、本例とは逆に、コネクタピー
ス80の側に進退ピンを利用した端子を設け、コネクタ
部70の側に凸条部を設けてもよい。
【0068】(スイッチ機構の構成)コネクタピース8
0の蓋材806には、孔868が形成されており、この
孔838には、作動ピン838が配置されている。この
作動ピン838は、先端を孔868から突出させた状態
となるように孔868内部を進退可能である。作動ピン
838の基部に形成された鍔部898に対しては、板ば
ね状のスイッチばね88が配置されている。スイッチば
ね88は、その先端部885によって作動ピン838を
孔868から突出する方向に向けて付勢している。但
し、鍔898の外径は、孔868の内径よりも大きいの
で、作動ピン838は、孔868から抜け出ることがな
い。スイッチばね88は、その基部が電極部833の上
端面にねじ881によって止められ、電極部833に電
気的接続している。
【0069】図17において、スイッチばね88の先端
部885には、作動ピン838の基部に接する当接部8
86と、そこから側方に張り出した部分に形成された接
点887とが形成されている。この接点887は、回路
基板85の回路パターン852に電気的接続している。
この回路パターン852は、その図示を省略するが、第
1のキャパシタC1と電極部833との間に介挿されて
いる。
【0070】従って、コネクタピース80をコネクタ部
70に装着しない状態では、図16に実線で示すよう
に、作動ピン838は、スイッチばね88に押されて先
端が孔868から突出し、この状態では、スイッチばね
88の接点887は、回路基板85の回路パターン85
2に電気的接続した状態になる。すなわち、図13にお
いて、矢印で表す作動ピン838の動きに連動して、第
1のスイッチSW1が閉じて、第1のコンデンサC1
は、脈波計測用LED31に並列に電気的接続している
状態にある。従って、静電気によって高い電位にあるも
のが電極部832、833に触れても、その電荷は、第
1のコンデンサC1に蓄積されるので、脈波計測用LE
D31は、破損しない。
【0071】これに対して、コネクタピース80をコネ
クタ部70に装着すると、作動ピン838は、図16に
二点鎖線で示すように、孔868の内部に引っ込む方向
に移動して、スイッチばね88を二点鎖線で示すように
変形させる。このようにスイッチばね88が変形したと
き、その接点887は、回路基板85の回路パターン8
52から浮き上がり、電気的接続が絶たれた状態とな
る。すなわち、図13において、コネクタピース80を
コネクタ部70に装着したとき、第1のスイッチSW1
は、開いた状態になるので、脈波を計測可能な回路構成
になる。このとき、第1のコンデンサC1に電荷が蓄積
されていても、この電荷は、電極部832、833、お
よび端子752、753を介して放電しないので、コネ
クタ部70および機器本体10に内蔵されている各回路
は、破損しない。
【0072】また、かかるスイッチ機構は、簡単な構成
でありながら、コネクタ部70へのコネクタピース80
の装着動作に確実に連動する。
【0073】なお、このような構成のスイッチ機構は、
図13に示すように、脈波計測用フォトトランジスタ3
2に対しても構成されているが、その構成は、図17か
らわかるように、脈波計測用LED31に対するスイッ
チ機構と同様、作動ピン837およびスイッチばね89
を利用したものであるため、その説明を省略する。
【0074】(コネクタカバーの構成)図18は、腕装
着型脈波計測機器1Aからケーブル20およびセンサユ
ニット30を外して、腕装着型脈波計測機器1Aを通常
の腕時計として用いるとき、コネクタピース80に代え
て、コネクタ部70に装着するコネクタカバー90の構
成を示す説明図である。
【0075】このコネクタカバー90は、コネクタピー
ス80と異なり、電極部、センサー回路、およびケーブ
ルが不要であるため、全体に薄く、コネクタ部70に装
着したときの見栄えを損なわない形状になっている。但
し、コネクタ部70に対する装着構造は、コネクタピー
ス80と同一の構成になっている。すなわち、コネクタ
カバー90の下面部901には、その両側で下方に向け
て張り出す一対の突出部91、92が形成されている。
これらの突出部91、92の下端部では、その内側に向
かって4個の係合片911、912、921、922
(第2の係合用突起群)が突き出ている。また、コネク
タカバー90の下面部901には、コネクタ部70の端
子761〜766が配置されている位置に対応して、端
子761〜766とクリック機構を構成する凸条部94
1〜946が形成されている。
【0076】コネクタカバー90をコネクタ部70に装
着する際には、コネクタピース80と同様、係合部71
と係合部72との間、および係合部73と係合部74と
の間に、コネクタカバー90の係合片911、921が
位置するように、コネクタカバー90をコネクタ部70
に被せた後、係合片911、921が係合部71と係合
部72との間、および係合部73と係合部74との間を
それぞれ通り抜けるように、コネクタカバー90をコネ
クタ部70に向けて押し付け、しかる後に、矢印Qの方
向(機器本体10の6時の方向から12時の方向)にコ
ネクタカバー90をスライドさせると、係合部71、7
3の下に係合片911、921が潜り込む。また、係合
部72、74の下に係合片912、922が潜り込む。
その結果、係合片911、921、912、922は、
コネクタカバー90の下面部901との間に係合部7
1、72、73、74をそれぞれ保持する状態になると
ともに、コネクタ部70の端子761〜766は、凸条
部941〜946を乗り越えてクリック力を発揮する。
このようにして、コネクタカバー90は、コネクタ部7
0に装着された状態となる。
【0077】(腕時計としての使用方法)このように構
成した腕装着型脈波計測機器1Aの動作を、図1および
図7を参照して簡単に説明する。
【0078】図2において、腕装着型脈波計測機器1A
を通常の腕時計として用いる場合には、ケーブル20お
よびセンサユニット30を機器本体10のコネクタ部7
0で外した状態で、機器本体10をリストバンド12で
腕に装着する。このとき、コネクタ部70には、図18
に示したコネクタカバー90を装着し、その見栄えを高
めるとともに、コネクタ部70を保護する。
【0079】(脈波計測モードにおける動作)一方、腕
装着型脈波計測機器1Aを用いてランニング中の脈拍数
を計測する場合には、図2に示すように、コネクタピー
ス80をコネクタ部70に装着して、ケーブル20を機
器本体10に接続した後、機器本体10をリストバンド
12で腕に装着する。また、センサユニット30(光学
センサ装置300のガラス板304)をセンサ固定用バ
ンド40によって指に密着させた後、ランニングを行な
う。
【0080】この状態で、図8に示すように、脈波計測
用LED31から指に向けて光を照射すると、この光が
血管に届いて血液中のヘモグロビンによって一部が吸収
され、一部が反射する。指(血管)から反射してきた光
は、脈波計測用フォトトランジスタ32によって受光さ
れ、その受光量変化は、血液の脈波によって生じる血量
変化に対応する。すなわち、血量が多いときには、反射
光が弱くなる一方、血量が少なくなると、反射光が強く
なるので、反射光強度の変化を脈波計測用フォトトラン
ジスタ32で監視すれば、脈拍などを検出できる。かか
る検出を行なうために、図11に示したデータ処理部5
0では、脈波計測用フォトトランジスタ32(センサユ
ニット30)から入力された信号をデジタル信号に変換
し、このデジタル信号に周波数分析などを行なって脈拍
数を演算する。そして、演算により求めた脈拍数を液晶
表示装置13に表示させる。すなわち、腕装着型脈波計
測機器1Aは、脈拍計として機能する。
【0081】このとき、データ処理部50では、脈拍数
演算部55からデータ記憶部56には脈拍数とそれを測
定した時刻が出力され、これらのデータは、データ記憶
部56に記憶される。併せて、マラソン中にラップタイ
ムやスプリットタイムを計測した場合には、これらのデ
ータもデータ記憶部56に記憶される。さらに、機器本
体10に温度や湿度の計測機能も付加されている場合に
は、これらのデータもデータ記憶部56に記憶される。
【0082】かかる情報は、マラソンが終了した後、改
めて、液晶表示装置13に順次表示させることができ
る。
【0083】なお、図8において、脈波計測用LED3
1から発せられた光は、その一部が矢印Cで示すように
指を通って血管にまで到達し、血液中のヘモグロビンか
らの反射光が矢印Dで示すように脈波計測用フォトトラ
ンジスタ32に届く。この経路で受光された光量が生体
反射量である。また、脈波計測用LED31から発せら
れた光は、その一部が矢印Eで示すように指表面で反射
して脈波計測用フォトトランジスタ32に届く。この経
路で受光された光量が皮膚反射量である。さらに、脈波
計測用LED31から発せられた光、および血管から反
射した光の一部は、矢印F、Gで示すように、指内で吸
収、または分散して、脈波計測用フォトトランジスタ3
2に届かない。ここで、センサユニット30には、発光
波長領域が350nmから600nmまでの範囲にある
脈波計測用LED31と、受光波長領域が300nmか
ら600nmまでの範囲の脈波計測用フォトトランジス
タ32とを用いてあり、その重なり領域である約300
nmから約600nmまでの波長領域における検出結果
に基づいて生体情報を表示する。外光に含まれる光のう
ち、波長領域が700nm以下の光は、指を透過しにく
い傾向にあるため、外光がセンサ固定用バンド40で覆
われていない指の部分に照射されても、図8に点線Xで
示すように、指を導光体として脈波計測用フォトトラン
ジスタ32(脈波計測用受光部)にまで到達せず、検出
には影響を与えない波長領域の光だけが、指を導光体と
して通ってくる。また、300nmより低波長領域の光
は、皮膚表面でほとんど吸収されるので、受光波長領域
を700nm以下としても、実質的な受光波長領域は、
300nm〜700nmとなる。従って、指を大掛かり
に覆わなくても必要最小限の範囲を覆うだけで、外光の
影響を抑えることができるとともに、本例のような小さ
なセンサユニット30であれば、指の根元に装着した状
態で手を握ることができ、ランニングに支障がない。ま
た、センサユニット30を指の根元に装着すると、ケー
ブル20が短くて済むので、ケーブル20は、ランニン
グ中に邪魔にならない。さらに、寒いときでも、指の根
元では、指の根元の温度は比較的低下しないことからわ
かるように、血流が著しく低下しないので、寒い日に屋
外でランニングしたときでも、脈拍数などを正確に計測
できる。それ故、本例の腕装着型脈波計測機器1Aは、
ジョギングやマラソン中の脈拍数などを計測するのに適
している。
【0084】これに対し、880nm付近に発光ピーク
を有するLEDと、シリコン系の脈波計測用フォトトラ
ンジスタとを用いると、その受光波長範囲は、350n
mから1200nmまでの範囲に及ぶ。従って、従来の
光学系(検出装置)では、外光のうち、図8に矢印Yで
示すように、指を導光体として脈波計測用受光部にまで
容易に届いてしまう1μmの波長の光の検出結果に基づ
いて脈波を検出しているので、外光の変動に起因する誤
検出が起こりやすい。
【0085】さらに、約300nmから約700nmま
での波長領域の光を利用して脈波情報を得ているので、
血量変化に基づく脈波信号のS/N比が高い。すなわ
ち、光の波長と各種のヘモグロビンの吸光特性との関係
において、血液中のヘモグロビンは、波長が300nm
から700nmまでの光に対する吸光係数が大きく、波
長が880nmの光に対する吸光係数に比して数倍〜約
100倍以上大きい。従って、本例のように、ヘモグロ
ビンの吸光特性に合わせて、吸光係数が大きい波長領域
(300nmから700nm)の光を検出光として用い
ると、その検出値は、血量変化に感度よく変化するの
で、血量変化に基づく脈波の検出率(S/N比)が高
い。
【0086】なお、外光の影響を受けることなく、脈波
情報を得るという観点からすれば、脈波計測用LED3
1として、発光波長領域が300nmから700nmま
での範囲のものを用い、脈波計測用フォトトランジスタ
32として、受光波長領域が700nm以下のものを用
いてもよい。たとえば、540nmから570nmまで
の範囲に主要発光領域を有するGaP系の脈波計測用L
ED31と、200nmから700nm近くまでの範囲
に感度領域を有するGaP系の脈波計測用フォトトラン
ジスタ32を用いてもよい。
【0087】(データ転送モードにおける動作)このよ
うにして、腕装着型脈波計測装置1Aを脈拍計として用
いた後には、図1に示すように、腕装着型脈波計測装置
1Aとデータ処理装置1Bとの間においてデータ転送を
行なう。このデータ転送のための動作は、ROMなどに
予め格納されているプログラムに基づいて行われ、その
内容を図19および図20(A)〜図20(C)を参照
して説明する。図19は、腕装着型脈波計測装置1Aと
データ処理装置1Bとの間においてデータ転送を行うた
めの動作を示すフローチャートである。図20(A)〜
図20(C)は、このデータ転送を行うために用いられ
る信号の波形図である。
【0088】腕装着型脈波計測装置1Aとデータ処理装
置1Bとの間においてデータ転送を行なう場合にも、コ
ネクタ部70にはセンサユニット30のコネクタピース
80を装着する(ステップST11)。従って、センサ
ユニット30からの信号は、常にコネクタ部70を介し
て機器本体10に入力されることになる。また、センサ
ユニット30の光学センサ装置300をアダプタ9に装
着する。この状態で、腕装着型脈波計測装置1Aとデー
タ処理装置1Bとの間には、脈波計測用LED31、脈
波計測用フォトトランジスタ32、データ転送用LED
7、およびデータ転送用フォトトランジスタ8によって
双方向のデータ転送を行なうための一対のフォトカプラ
が構成された状態にある。
【0089】それ以降、腕装着型脈波計測機器1Aの信
号識別部59Aは、これからデータ転送を行う旨の識別
コード信号(光信号)をデータ処理装置1Bから受信し
たか否かを判断する(ステップST12)。この識別コ
ード信号を受信していないと判断したときには、光学セ
ンサ装置300がアダプタ9に装着されておらず、通常
の脈波計測モードであるとして脈波の計測をスタートす
る(ステップST13)。これに対して、ステップST
12で信号識別部59Aが識別コード信号を受信したと
判断したときには、腕装着型脈波計測機器1Aはデータ
転送モードとなる。このような識別コード信号として
は、図20(A)に示すように、コネクタ部70にコネ
クタピース80が装着された旨の信号が入力された以
降、たとえば、8ビットのデータ「D0〜D7」が送信
されてくる。ここで、8ビットのデータからなる識別コ
ード信号をデータ「5Ah」と設定しておくと、このよ
うな信号は2進値でいえば「01011010」であ
り、脈波を検出している場合には入力されてくることが
あり得ない信号である。従って、信号識別部59Aは、
今回受信した信号が脈波信号であるか、あるいはこれか
らデータ転送を行う旨の信号であるかを正確に判断でき
る。なお、識別コード信号としては、脈波を検出してい
る場合には入力されてくることがあり得ない信号であれ
ばデータ「5Ah」でなくてもよい。
【0090】ステップST12で信号識別部59Aが識
別コード信号を受信した以降は、データ処理装置1Bか
らは、腕装着型脈波計測機器1Aにデータを入力するの
か、あるいは腕装着型脈波計測機器1Aからデータを出
力すべきなのかを指示する入力・出力識別コード信号
(光信号/8ビットのデータ「00h」または「FF
h」)が出力される。
【0091】従って、ステップST14で、図20
(B)に示すような腕装着型脈波計測機器1Aからデー
タを出力すべき旨の入力・出力識別コード信号(8ビッ
トのデータコード「FFh」)を受信したと信号識別部
59Aが判断したときには、データ出力制御部57A
は、データ記憶部56に記憶されている脈拍数の時間的
変化などを光信号として脈波計測用LED31から脈波
計測用フォトトランジスタ32を介してデータ処理装置
1Bに対して送信する(ステップST15)。この光信
号をデータ転送用フォトトランジスタ8が受光すると、
その旨の信号がデータ処理装置1Bに取り込まれる。従
って、データ処理装置1Bでは、脈拍数の時間的変化な
どを必要に応じて所定の記録媒体に記録するとともに、
ディスプレイ3やプリンタ5に出力する。
【0092】これに対して、ステップST14におい
て、図20(C)に示すように、腕装着型脈波計測機器
1Aにデータを入力する旨の入力・出力識別コード信号
(8ビットのデータコード「00h」)を受信したと信
号識別部59Aが判断したときには、データ入力制御部
57Bは、データ処理装置1Bから送信されてくる腕装
着型脈波計測機器1Aでの時刻合わせのためのデータや
各動作のパラメータなどの信号を受信する処理を開始す
る(ステップST16)。すなわち、データ処理装置1
Bから転送されてくるデータに基づいて、腕装着型脈波
計測機器1Aでは条件設定が行われる。
【0093】(実施例1の効果)このように、本例の腕
装着型脈波計測機器1Aでは、機器本体10の液晶表示
装置13に脈波情報などを表示できるだけでなく、デー
タ出力制御部57Aおよび脈波計測用LED31を利用
してデータ処理装置1Bにデータ送信を行なうことがで
きる。このため、マラソン競技が終了した後、これらの
データをデータ処理装置1Bの側で一括して表示するこ
とができ、データの集計を簡単に行なうことができる。
また、データ入力制御部57Bおよび脈波計測用フォト
トランジスタ32を利用してデータ処理装置1Bからの
データ受信を行なうこともできるため、腕装着型脈波計
測機器1Aで行う各種の動作の条件をデータ処理装置1
Bから腕装着型脈波計測機器1Aに入力し、データ記憶
部56に記憶させておくことができる。このように、条
件設定などをデータ処理装置1Bから行うことができれ
ば、腕装着型脈波計測機器1Aの側にこれ以上多くのス
イッチを設ける必要がない。
【0094】しかも、かかるデータ転送を行なうのに、
脈波を計測することを目的に元より構成されているセン
サユニット30を用いてデータ転送を行なうので、腕装
着型脈波計測機器1Aの小型化、軽量化を妨げない。
【0095】〔別の実施の形態]図21は本発明の別の
実施の形態に係る脈波情報処理装置の全体構成を示す説
明図、図22はこの脈波情報処理装置に用いた腕装着型
脈波計測装置のデータ処理回路の説明図、図23はこの
腕装着型脈波計測装置におけるコネクタ部側の回路構成
を示す説明図である。なお、本例の腕装着型脈波計測機
器および脈波情報処理装置は、前述の形態に係る脈波情
報処理装置および脈波情報処理装置と基本的な構成が共
通しているので、共通する機能を有する部分については
同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
【0096】前述の形態に係る脈波情報処理装置では、
腕装着型脈波計測機器のセンサユニットを利用してデー
タ転送を行なう構成であったが、本例では図21に示す
ように、データ処理装置1D(外部装置)の側に、腕装
着型脈波計測機器1Aのコネクタ部70に装着可能なデ
ータ転送用コネクタピース80D(データ転送用コネク
タ部材)を設け、このデータ転送用コネクタピース80
Dおよびコネクタ部70を介して、腕装着型脈波計測機
器1Aとデータ処理装置1Dとの間で電気信号によるデ
ータ転送を行う。ここで、腕装着型脈波計測機器1Aか
ら調歩同期式信号が出力されれば問題ないが、クロック
同期式信号を出力する場合は、そのままでは調歩同期式
信号を用いているパーソナルコンピュータからなるデー
タ処理装置1Dに対応できない。そこで、データ処理装
置1Dの装置本体2から延びるデータ転送用ケーブル6
の途中位置には、クロック同期式信号と調歩同期式信号
との間で信号の変換を行うインターフェースユニット6
00が介挿されている。また、腕装着型脈波計測機器1
Aの信号の電圧レベルとデータ処理装置1Dとの電圧レ
ベルの変換もこのインターフェースユニット600で行
っている。なお、データ転送用コネクタピース80Dの
構造については、図14に示した脈波計測用のコネクタ
ピース80と略同一構造のものを使用できるので、その
説明を省略する。また、腕装着型脈波計測機器1Aの脈
拍計としての構成および動作は、前述の形態に係る腕装
着型脈波計測機器と同一であるため、その説明を省略す
る。
【0097】図22に示すように、本発明でもデータ処
理部50には、脈拍数演算部55で求めた脈拍数などの
脈波情報、この脈波情報に対応する時刻データ、および
腕装着型脈波計測機器1Aの計時機能を利用して計測し
たマラソン中のラップタイム、スプリットタイムなどを
記憶しておくためのデータ記憶部56が構成されてい
る。
【0098】また、データ処理部50には、腕装着型脈
波計測機器1Aがデータ転送モードになったときに、デ
ータ記憶部56に記憶されている脈波情報や時刻データ
などをコネクタ部70およびデータ転送用コネクタピー
ス80Dを介して出力するためのデータ入出力制御部5
7が構成されている。このデータ入出力制御部57は、
コネクタ部70およびデータ転送用コネクタピース80
Dを介して入力されたデータをデータ記憶部56に記憶
する処理も行う。
【0099】さらに、データ処理部50には、コネクタ
部70およびデータ転送用コネクタピース80Dを介し
て入力された信号を識別する信号識別部59Bが構成さ
れている。この信号識別部59Bは、センサユニット3
0から入力された信号が通常の脈波信号である場合に
は、アナログスイッチ58を開状態のままにしておき、
脈波の計測が可能な状態とする。一方、信号識別部59
Bは、コネクタ部70およびデータ転送用コネクタピー
ス80Dを介して入力された信号がこれからデータ転送
を開始する旨のデータ処理装置1Dからの信号であると
判断したときには、それまで開状態にあったアナログス
イッチ58を閉状態とし、腕装着型脈波計測機器1Aと
データ処理装置1Dとの間でのデータ転送が可能な状態
とする。すなわち、図22に示すように、信号識別部5
9Bがアナログスイッチ58を開閉することによって、
脈波の計測モードとデータ転送モードとに切り換えるよ
うになっている。
【0100】このように構成した腕装着型脈波計測機器
1Aにおいてデータ処理装置1Dとの間においてデータ
転送を行なう動作を説明する。このデータ転送のための
動作も、ROMなどに予め格納されているプログラムに
基づいて行われ、その内容を図24および図25(A)
〜図25(C)を参照して説明する。図24は、腕装着
型脈波計測装置1Aとデータ処理装置1Dとの間におい
てデータ転送を行うための動作を示すフローチャートで
ある。図25(A)〜図25(C)は、このデータ転送
を行うために用いられる調歩同期式信号の波形図であ
る。
【0101】まず、腕装着型脈波計測装置1Aとデータ
処理装置1Dとの間でデータ転送を行なう場合には、機
器本体10のコネクタ部70からコネクタピース80を
外し、このコネクタピース80の代わりに、データ処理
装置1Dの通信用ケーブル6の先端に構成されたデータ
転送用コネクタピース80Dをコネクタ部70に装着す
る(ステップST21)。このとき、コネクタ部70に
対していずかのコネクタピースが装着されると、電極部
835と端子755とが電気的に接続して、端子755
の電位がオンレベルになる。
【0102】それ以降、腕装着型脈波計測機器1Aの信
号識別部59Bは、これからデータ転送を行う旨の識別
コード信号をコネクタ部70を介してデータ処理装置1
Dから受信したか否かを判断する(ステップST2
2)。この識別コード信号を受信していないと判断した
ときには、コネクタ部70にデータ転送用コネクタピー
ス80Dが装着されておらず、コネクタピース80が装
着されているとして脈波の計測をスタートする(ステッ
プST23)。これに対して、ステップST22で信号
識別部59Aが識別コード信号を受信したと判断したと
きには、腕装着型脈波計測機器1Aはデータ転送モード
となる。このような識別コード信号としては、図25
(A)に示すように、コネクタ部70にコネクタピース
80が装着された旨の信号が入力された以降、データ処
理装置1Dから、たとえば、8ビットのデータ「D0〜
D7」が送信されてくる。ここでも、8ビットのデータ
からなる識別コード信号をデータ「5Ah」と設定して
おくと、このような信号は2進値でいえば「01011
010」であり、脈波を検出している場合には入力され
てくることがあり得ない信号である。従って、信号識別
部59Bは、今回受信した信号が脈波信号であるか、あ
るいはこれからデータ転送を行う旨の信号であるかを正
確に判断できる。なお、識別コード信号としては、脈波
を検出している場合には入力されてくることがあり得な
い信号であればデータ「5Ah」でなくてもよい。
【0103】ステップST22で信号識別部59Aが識
別コード信号を受信した以降は、データ処理装置1Dか
らは、腕装着型脈波計測機器1Aにデータを入力するの
か、あるいは腕装着型脈波計測機器1Aからデータを出
力すべきなのかを指示する入力・出力識別コード信号
(光信号/8ビットのデータ「00h」または「FF
h」)が出力される。
【0104】従って、ステップST24で、図25
(B)に示すような腕装着型脈波計測機器1Aからデー
タを出力すべき旨の入力・出力識別コード信号(8ビッ
トのデータコード「FFh」)を受信したと信号識別部
59Bが判断したときには、データ入出力制御部57
は、データ記憶部56に記憶されている脈拍数の時間的
変化などを送信する(ステップST25)。このとき出
力された信号は、インターフェースユニット600によ
って電圧レベルが変換された後、データ処理装置1Dに
取り込まれる。従って、データ処理装置1Dでは、脈拍
数の時間的変化などを必要に応じて所定の記録媒体に記
録するとともに、ディスプレイ3やプリンタ5に出力す
る。
【0105】これに対して、ステップST24におい
て、図25(C)に示すように、腕装着型脈波計測機器
1Aにデータを入力する旨の入力・出力識別コード信号
(8ビットのデータコード「00h」)を受信したと信
号識別部59Bが判断したときには、データ入出力制御
部57は、データ処理装置1Dから送信されてくる腕装
着型脈波計測機器1Aでの時刻合わせのためのデータや
各動作のパラメータなどの信号を受信する処理を開始す
る(ステップST26)。すなわち、データ処理装置1
Dから転送されてくるデータに基づいて、腕装着型脈波
計測機器1Aでは条件設定が行われる。この際には、デ
ータ処理装置1Dから出力された調歩同期式の信号は、
インターフェースユニット600によって電圧レベルが
変換された後、腕装着型脈波計測機器1Aに取り込まれ
る。従って、データ処理装置1Dでは、脈拍数の時間的
変化などを必要に応じて所定の記録媒体に記録するとと
もに、ディスプレイ3やプリンタ5に出力する。
【0106】このように、本例でもデータ入出力制御部
57、コネクタ部70、およびデータ転送用コネクタピ
ース80Dを利用して、腕装着型脈波計測機器1Aとデ
ータ処理装置1Dとの間でデータ転送を行なうことがで
きる。それ故、腕装着型脈波計測機器1Aで計測したデ
ータをデータ処理装置1Dの側で一括して処理し、表示
することができるなど、便利である。また、腕装着型脈
波計測機器1Aに多くのスイッチを設けてなくても、腕
装着型脈波計測機器1Aで行なう動作の条件設定などを
データ処理装置1Dから行なうことができ、便利であ
る。しかも、腕装着型脈波計測機器1Aとデータ処理装
置1Dとの間でデータ転送を行なうのに、センサユニッ
ト30を装着することを目的に元より構成されているコ
ネクタ部70を利用するので、腕装着型脈波計測機器1
Aの小型化、軽量化を妨げない。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る腕装
着型脈波計測機器では、コネクタ部を介して機器本体に
入力された信号がセンサユニットからの信号であるか、
あるいは外部装置から出力された信号であるかを識別す
る信号識別手段を有するため、腕装着型脈波計測機器は
外部装置とのデータ転送が可能である。従って、腕装着
型脈波計測機器の計測結果を外部装置で一括して集計す
ることができるなど、便利である。また、腕装着型脈波
計測機器で行う各動作について、その条件設定を外部装
置から一括して行うこともできるので、腕装着型脈波計
測機器の使い勝手が向上する。
【0108】本発明に係る腕装着型脈波計測機器におい
て、センサユニットを用いたフォトカプラを構成してデ
ータ転送を行う場合には、脈波を計測することを目的に
元より構成されている脈波計測用の発光部および受光部
をそのまま利用できるので、腕装着型脈波計測機器の小
型化、軽量化に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した脈波情報処理装置の構成を示
す説明図である。
【図2】本発明を適用した腕装着型脈波計測機器の使用
方法を示す説明図である。
【図3】図2に示す腕装着型脈波計測機器の機器本体の
平面図である。
【図4】図2に示す腕装着型脈波計測機器の機器本体の
底面図である。
【図5】図2に示す腕装着型脈波計測機器の機器本体を
腕時計の6時の方向からみたときの説明図である。
【図6】図2に示す腕装着型脈波計測機器の機器本体を
腕時計の3時の方向からみたときの説明図である。
【図7】(A)は、図2に示す腕装着型脈波計測機器に
用いたセンサユニットの光学センサ装置の平面図、
(B)は、この腕装着型脈波計測機器に用いたセンサユ
ニットのセンサ固定用バンドを展開した状態を示す平面
図、(C)は、別のセンサユニットの構造を示す説明図
である。
【図8】図2に示す腕装着型脈波計測機器において、セ
ンサユニットを指に装着した状態を示す説明図である。
【図9】図2に示す腕装着型脈波計測機器に用いたIn
GaN系青色LEDの発光スペクトルを示す説明図であ
る。
【図10】図2に示す腕装着型脈波計測機器に用いたI
nGaP系脈波計測用フォトトランジスタの受光特性を
示す説明図である。
【図11】図2に示す腕装着型脈波計測機器のデータ処
理部の機能を示すブロック図である。
【図12】図1に示す腕装着型脈波計測機器のコネクタ
部を腕時計における3時の方向からみたときの拡大図で
ある。
【図13】図1に示す腕装着型脈波計測機器のコネクタ
部における電気的な接続関係を示す説明図である。
【図14】図12に示すコネクタ手段に用いたコネクタ
ピースの構造を示す説明図である。
【図15】図12に示すコネクタ手段に用いたコネクタ
部の構造を示す説明図である。
【図16】図14に示すコネクタピースを図15に示す
コネクタ部に装着した状態を示す断面図である。
【図17】図14に示すコネクタピースにおける各電極
の配置を示す平面図である。
【図18】図1に示す腕装着型脈波計測機器において、
コネクタピース代えてコネクタ部を覆うコネクタカバー
の構成を示す説明図である。
【図19】図1に示す脈波情報処理装置においてデータ
転送を行うための動作を示すフローチャートである。
【図20】図1に示す脈波情報処理装置においてデータ
転送を行うために用いられる信号の波形図である。
【図21】本発明の別の形態に係る脈波情報処理装置の
構成を示す説明図である。
【図22】図21に示す脈波情報処理装置に用いた腕装
着型脈波計測装置のデータ処理部の機能を示すブロック
図である。
【図23】図21に示す脈波情報処理装置に用いた腕装
着型脈波計測装置のコネクタ部側の回路構成を示す説明
図である。
【図24】図21に示す脈波情報処理装置においてデー
タ転送を行うための動作を示すフローチャートである。
【図25】図21に示す脈波情報処理装置においてデー
タ転送を行うために用いられる信号の波形図である。
【符号の説明】
1・・・脈波情報処理装置 1A・・・腕装着型脈波計測機器 1B、1D・・・データ処理装置 6・・・データ転送用ケーブル 7・・・データ転送用LED(データ転送用発光部) 8・・・データ転送用フォトトランジスタ(データ転送
用受光部) 10・・・機器本体 11・・・時計ケース 12・・・リストバンド 13・・・液晶表示装置 20・・・ケーブル 31・・・脈波計測用LED(脈波計測用発光部) 32・・・脈波計測用フォトトランジスタ(脈波計測用
受光部) 50・・・データ処理部 56・・・データ記憶部 57・・・データ入出力制御部 57A・・・データ出力制御部 57B・・・データ出力制御部 58・・・アナログスイッチ 59A、59B・・・信号識別部 70・・・コネクタ部 80・・・脈波信号入力用のコネクタピース 80D・・・データ転送用のコネクタピース(データ転
送用コネクタ部材) 300・・・光学センサ装置 600・・・インターフェースユニット
フロントページの続き (72)発明者 中村 千秋 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコー電子工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器本体を腕に装着するためのリストバ
    ンドと、生体表面に向けた状態とされる脈波計測用の発
    光部および受光部を備えるセンサユニットと、前記機器
    本体において前記センサユニットが着脱され、該センサ
    ユニットで検出した脈波信号を前記機器本体に入力可能
    なコネクタ部と、前記機器本体において前記コネクタ部
    を介して入力された信号が前記脈波信号であるか外部装
    置から出力された信号であるかを識別することによって
    前記機器本体と前記外部機器との間でのデータ転送を可
    能とする信号識別手段とを有することを特徴とする腕装
    着型脈波計測機器。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記コネクタ部に装
    着されたセンサユニットと前記外部装置との間には前記
    発光部および前記受光部を用いたフォトカプラが構成さ
    れ、該フォトカプラおよび前記コネクタ部を介して前記
    機器本体と前記外部装置との間でのデータ転送が行われ
    るように構成されていることを特徴とする腕装着型脈波
    計測機器。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記コネクタ部には
    前記外部装置側のデータ転送用コネクタ部材が装着され
    た状態で、該データ転送用コネクタ部材および前記コネ
    クタ部を介して前記機器本体と前記外部装置との間での
    データ転送が行われるように構成されていることを特徴
    とする腕装着型脈波計測機器。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記機器本体は、少
    なくとも前記脈波信号の検出結果に基づいて求めた脈波
    情報を記憶しておく記憶手段を有し、該記憶手段から読
    み出した前記脈波情報を前記コネクタ部を介して前記外
    部装置に出力するように構成されていることを特徴とす
    る腕装着型脈波計測機器。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに規定され
    た腕装着型脈波計測機器と前記外部装置とを有している
    ことを特徴とする脈波情報処理装置。
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