JPH0970306A - 宝飾品洗浄器 - Google Patents
宝飾品洗浄器Info
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- JPH0970306A JPH0970306A JP25024095A JP25024095A JPH0970306A JP H0970306 A JPH0970306 A JP H0970306A JP 25024095 A JP25024095 A JP 25024095A JP 25024095 A JP25024095 A JP 25024095A JP H0970306 A JPH0970306 A JP H0970306A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 汚れた宝飾品を家庭内において手軽に洗浄
し、直ちに身を飾れるようにできる宝飾品洗浄器を提供
する。 【解決手段】 駆動部を収容する下部ハウジングと、該
下部ハウジングに着脱自在に取付けられかつ内部に洗浄
槽を有する上部ハウジングと、該上部ハウジングの上方
開口部を着脱自在に塞ぐ葢体とからなり、前記下部ハウ
ジングの内側には、前記駆動部により回転される支承軸
に固着された回転パネルがその中心部に設けられ、一方
前記上部ハウジングの洗浄槽には、回転翼および洗浄篭
とが配設され、前記回転パネルの円盤部と前記回転翼の
軸部とを磁気的に動作結合し、かつ前記洗浄篭を前記洗
浄槽の上面縁に架支してなる宝飾品洗浄器。
し、直ちに身を飾れるようにできる宝飾品洗浄器を提供
する。 【解決手段】 駆動部を収容する下部ハウジングと、該
下部ハウジングに着脱自在に取付けられかつ内部に洗浄
槽を有する上部ハウジングと、該上部ハウジングの上方
開口部を着脱自在に塞ぐ葢体とからなり、前記下部ハウ
ジングの内側には、前記駆動部により回転される支承軸
に固着された回転パネルがその中心部に設けられ、一方
前記上部ハウジングの洗浄槽には、回転翼および洗浄篭
とが配設され、前記回転パネルの円盤部と前記回転翼の
軸部とを磁気的に動作結合し、かつ前記洗浄篭を前記洗
浄槽の上面縁に架支してなる宝飾品洗浄器。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭内において、
宝飾品の簡便かつ確実な洗浄を可能にする宝飾品洗浄器
に関する。
宝飾品の簡便かつ確実な洗浄を可能にする宝飾品洗浄器
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、手元に置いて使用している指輪、
ペンダント、ネックレス等の宝飾品が汚れた場合、その
清浄化を図るためには専門店に持参して洗浄化処理を依
頼するしかなかった。この場合、研磨剤を使用しての研
磨処理、若しくは洗浄浴への浸漬処理が施されるもの
の、仕上げまでにかなりの日数を要し、この間宝飾品を
使用できず、家庭内で簡便に洗浄処理ができる手軽な装
置の出現が待たれていた。
ペンダント、ネックレス等の宝飾品が汚れた場合、その
清浄化を図るためには専門店に持参して洗浄化処理を依
頼するしかなかった。この場合、研磨剤を使用しての研
磨処理、若しくは洗浄浴への浸漬処理が施されるもの
の、仕上げまでにかなりの日数を要し、この間宝飾品を
使用できず、家庭内で簡便に洗浄処理ができる手軽な装
置の出現が待たれていた。
【０００３】一方、眼鏡のレンズを洗浄するための小型
の装置として、既に家庭用の超音波洗浄器が市販されて
いる。この超音波洗浄器を利用して宝飾品の洗浄を行う
ことが考えられるものの、超音波洗浄器を用いて、軟質
の宝飾品、例えば、エメラルド、オパール、琥珀、高級
木材等を洗浄すると、宝飾品の表面に存在する微細な間
隙に作用する超音波により、宝飾品の表面を削り落とし
てしまったり、時には破損して使用することができなく
なってしまう等の可能性があった。
の装置として、既に家庭用の超音波洗浄器が市販されて
いる。この超音波洗浄器を利用して宝飾品の洗浄を行う
ことが考えられるものの、超音波洗浄器を用いて、軟質
の宝飾品、例えば、エメラルド、オパール、琥珀、高級
木材等を洗浄すると、宝飾品の表面に存在する微細な間
隙に作用する超音波により、宝飾品の表面を削り落とし
てしまったり、時には破損して使用することができなく
なってしまう等の可能性があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上に記述
したような事態に鑑みてなされたものであって、汚れた
宝飾品を家庭内において手軽に洗浄し、直ちに身を飾れ
るようにした宝飾品洗浄器を提供するものである。
したような事態に鑑みてなされたものであって、汚れた
宝飾品を家庭内において手軽に洗浄し、直ちに身を飾れ
るようにした宝飾品洗浄器を提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、駆動部を収容する下部ハウジングと、該
下部ハウジングに着脱自在に取付けられかつ内部に洗浄
槽を有する上部ハウジングと、該上部ハウジングの上方
開口部を着脱自在に塞ぐ葢体とからなり、前記下部ハウ
ジングの内側には、前記駆動部により回転される支承軸
に固着された回転パネルがその中心部に設けられ、一方
前記上部ハウジングの洗浄槽には、回転翼および洗浄篭
とが配設され、前記回転パネルの円盤部と前記回転翼の
軸部とを磁気的に動作結合し、かつ前記洗浄篭を前記洗
浄槽の上面縁に架支してなる宝飾品洗浄器を特徴とす
る。
め、本発明は、駆動部を収容する下部ハウジングと、該
下部ハウジングに着脱自在に取付けられかつ内部に洗浄
槽を有する上部ハウジングと、該上部ハウジングの上方
開口部を着脱自在に塞ぐ葢体とからなり、前記下部ハウ
ジングの内側には、前記駆動部により回転される支承軸
に固着された回転パネルがその中心部に設けられ、一方
前記上部ハウジングの洗浄槽には、回転翼および洗浄篭
とが配設され、前記回転パネルの円盤部と前記回転翼の
軸部とを磁気的に動作結合し、かつ前記洗浄篭を前記洗
浄槽の上面縁に架支してなる宝飾品洗浄器を特徴とす
る。
【０００６】本発明の洗浄篭は、環状体と、複数の溝孔
が形成された底板と、じゃま板とにより構成され、全体
としてほぼ逆載頭円錐形を呈し、相互に間隙をおいて配
設された水平な環状体と、底板とは、底板の中心に向け
て垂直に設けられた複数のじゃま板の端面と一体に固着
されてなることが好ましい。
が形成された底板と、じゃま板とにより構成され、全体
としてほぼ逆載頭円錐形を呈し、相互に間隙をおいて配
設された水平な環状体と、底板とは、底板の中心に向け
て垂直に設けられた複数のじゃま板の端面と一体に固着
されてなることが好ましい。
【０００７】本発明に利用される洗浄篭の底板に穿たれ
てなる複数の溝穴は同心円上に設けられた少なくとも１
組からなることがより好ましい。
てなる複数の溝穴は同心円上に設けられた少なくとも１
組からなることがより好ましい。
【０００８】さらに本発明にかかる保護パネルはその平
面に複数の穿孔部が形成されかつ前記洗浄槽の内面に設
けられた段差に支承されてなることが好ましい。
面に複数の穿孔部が形成されかつ前記洗浄槽の内面に設
けられた段差に支承されてなることが好ましい。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に関して、図
面を参照しながら以下に詳述する。図１は本発明の実施
例の側面断面図、図２は本発明の実施例の下部ハウジン
グの上面カバーを示す断面図、図３は本発明の実施例の
下部ハウジングの底面カバーを示す断面図、図４は本発
明の実施例の上部ハウジングの洗浄槽を示す断面図、図
５は本発明の実施例の上部ハウジングの洗浄篭を示す側
面図、図６は本発明の実施例の上部ハウジングの洗浄篭
を示す平面図、図７は本発明の実施例の上部ハウジング
の回転翼を示す断面図、図８は本発明の実施例の上部ハ
ウジングの保護パネルを示す平面図、図９は本発明の実
施例の葢体を示す側面断面図、図１０は本発明の実施例
の正面図である。
面を参照しながら以下に詳述する。図１は本発明の実施
例の側面断面図、図２は本発明の実施例の下部ハウジン
グの上面カバーを示す断面図、図３は本発明の実施例の
下部ハウジングの底面カバーを示す断面図、図４は本発
明の実施例の上部ハウジングの洗浄槽を示す断面図、図
５は本発明の実施例の上部ハウジングの洗浄篭を示す側
面図、図６は本発明の実施例の上部ハウジングの洗浄篭
を示す平面図、図７は本発明の実施例の上部ハウジング
の回転翼を示す断面図、図８は本発明の実施例の上部ハ
ウジングの保護パネルを示す平面図、図９は本発明の実
施例の葢体を示す側面断面図、図１０は本発明の実施例
の正面図である。
【００１０】まず図１乃至図６に示すように、下部ハウ
ジング１は、底部に支持脚部３を設けた底面カバー２を
有し、その内部に電力調節部４と、モーター５と、回転
パネル６とが配設され、さらに外面にＬＥＤランプ７と
電源スイッチ８とを設けた上面カバー９と前記底面カバ
ー２とをねじ止めして下部ハウジング１を組み立ててい
る。この場合、前記回転パネル６は、該パネルを固着し
た支承軸１０を前記底面カバー２の中心部に設けられた
軸受１１で支承し、モーター５の回転により該モーター
５の回転軸１２に固着された歯車１３を回転させ、この
歯車の噛み合い動作により前記底面カバー２の中心部に
設けた回転パネル６が支承軸１０を中心に回転可能とな
っている。
ジング１は、底部に支持脚部３を設けた底面カバー２を
有し、その内部に電力調節部４と、モーター５と、回転
パネル６とが配設され、さらに外面にＬＥＤランプ７と
電源スイッチ８とを設けた上面カバー９と前記底面カバ
ー２とをねじ止めして下部ハウジング１を組み立ててい
る。この場合、前記回転パネル６は、該パネルを固着し
た支承軸１０を前記底面カバー２の中心部に設けられた
軸受１１で支承し、モーター５の回転により該モーター
５の回転軸１２に固着された歯車１３を回転させ、この
歯車の噛み合い動作により前記底面カバー２の中心部に
設けた回転パネル６が支承軸１０を中心に回転可能とな
っている。
【００１１】さらに、前記回転パネル６の上部を占める
円盤部１４には前記円盤部１４の中心線とその中心線と
が一致するようにして円盤状磁石１５を埋設する。な
お、本発明の実施例にあっては、上面カバー９の上面中
央に凹部１６を設け、一方上部ハウジング１７の洗浄槽
１８の底部中央外側面１９に形成された凸部２０を該凹
部１６に嵌合して着脱自在な一体構造としてある。
円盤部１４には前記円盤部１４の中心線とその中心線と
が一致するようにして円盤状磁石１５を埋設する。な
お、本発明の実施例にあっては、上面カバー９の上面中
央に凹部１６を設け、一方上部ハウジング１７の洗浄槽
１８の底部中央外側面１９に形成された凸部２０を該凹
部１６に嵌合して着脱自在な一体構造としてある。
【００１２】上部ハウジング１７は、内部に洗浄槽１８
を有し、該洗浄槽の底部中央内側面２１には凹部２２が
形成され、この凹部に回転翼２３の軸部２４が嵌合さ
れ、さらには洗浄槽１８の内面に設けた段差部２５に保
護パネル２６を載置されている。しかし、この保護パネ
ルは必ずしも設ける必要はない。前記保護パネル２６
は、図８に示すように、平面に複数の穿孔部が形成され
ており、回転翼２３の上面と接触することの無いよう回
転翼２３の上方に間隙をおいて配設されている。また洗
浄槽１８の上面縁２７には後述する洗浄篭２８の支承縁
２９が架支されている。さて、前記回転翼２３の軸部２
４には、図７に示すように、前記軸部２４の断面中心線
とその中心線とが一致するようにして円盤状磁石１５′
が埋設されている。したがって、モーター５の回転は、
円盤状磁石１５と円盤状磁石１５′とが磁気的に動作結
合しているため回転翼２３に伝達される。なお、磁石１
５、１５′の形状は円盤状に限定されることなく、棒状
等のように適宜選択できる。
を有し、該洗浄槽の底部中央内側面２１には凹部２２が
形成され、この凹部に回転翼２３の軸部２４が嵌合さ
れ、さらには洗浄槽１８の内面に設けた段差部２５に保
護パネル２６を載置されている。しかし、この保護パネ
ルは必ずしも設ける必要はない。前記保護パネル２６
は、図８に示すように、平面に複数の穿孔部が形成され
ており、回転翼２３の上面と接触することの無いよう回
転翼２３の上方に間隙をおいて配設されている。また洗
浄槽１８の上面縁２７には後述する洗浄篭２８の支承縁
２９が架支されている。さて、前記回転翼２３の軸部２
４には、図７に示すように、前記軸部２４の断面中心線
とその中心線とが一致するようにして円盤状磁石１５′
が埋設されている。したがって、モーター５の回転は、
円盤状磁石１５と円盤状磁石１５′とが磁気的に動作結
合しているため回転翼２３に伝達される。なお、磁石１
５、１５′の形状は円盤状に限定されることなく、棒状
等のように適宜選択できる。
【００１３】前記した洗浄篭２８の支承縁２９を前記洗
浄槽１８の上面縁２７に架支して配設した場合、洗浄篭
２８の底部３０と保護パネル２６の相対する面とは間隔
をおいて設けたが、接触関係においても特に支障はな
い。この洗浄篭２８は、ステンレス鋼材で形成し、その
表面に樹脂を被覆したが、ＡＢＳ樹脂にて製作しても効
果に変化はない。そして洗浄篭２８は、支承縁２９を形
成する環状体３１と、好ましくは複数の同心円上の溝穴
が少なくとも１組以上設けられた底板３０と、宝飾品を
洗浄する際に洗浄篭２８から宝飾品が脱落するのを防止
するため支承縁２９と底板３０の中間に複数の水平にほ
ぼ平行して設けられた環状体３１と、これらを一体に固
着して洗浄篭２８を形成するためのじゃま板３４とによ
り形成され、全体として逆載頭円錐形状を呈している。
前記じゃま板３４は、ほぼ直角三角形状を有し、その端
面を底板３０の中心に向けて垂直に設け、さらに環状体
３１の外側に位置するようにして構成されている。な
お、前記じゃま板３４は、渦流発生に伴い洗浄篭２８の
中心部から洗浄液が除去されて逆円錐状の空洞部が形成
される現象を抑制するために設けられたものであるが、
これを環状体３１の内側に形成しても、前記逆円錐状の
空洞部の形成を抑制する効果に変化を示すものではな
い。
浄槽１８の上面縁２７に架支して配設した場合、洗浄篭
２８の底部３０と保護パネル２６の相対する面とは間隔
をおいて設けたが、接触関係においても特に支障はな
い。この洗浄篭２８は、ステンレス鋼材で形成し、その
表面に樹脂を被覆したが、ＡＢＳ樹脂にて製作しても効
果に変化はない。そして洗浄篭２８は、支承縁２９を形
成する環状体３１と、好ましくは複数の同心円上の溝穴
が少なくとも１組以上設けられた底板３０と、宝飾品を
洗浄する際に洗浄篭２８から宝飾品が脱落するのを防止
するため支承縁２９と底板３０の中間に複数の水平にほ
ぼ平行して設けられた環状体３１と、これらを一体に固
着して洗浄篭２８を形成するためのじゃま板３４とによ
り形成され、全体として逆載頭円錐形状を呈している。
前記じゃま板３４は、ほぼ直角三角形状を有し、その端
面を底板３０の中心に向けて垂直に設け、さらに環状体
３１の外側に位置するようにして構成されている。な
お、前記じゃま板３４は、渦流発生に伴い洗浄篭２８の
中心部から洗浄液が除去されて逆円錐状の空洞部が形成
される現象を抑制するために設けられたものであるが、
これを環状体３１の内側に形成しても、前記逆円錐状の
空洞部の形成を抑制する効果に変化を示すものではな
い。
【００１４】次に蓋体３５は、図９に示すように、上部
ハウジング１７の上面開口部に着脱自在に塞ぐために設
けられたものであって、洗浄篭２８に相対する中央部３
５ａを透明な樹脂にて形成するとともに，外周部３５ｂ
は上部ハウジング１７及び下部ハウジング１と同色の樹
脂にて形成されたものであるが、葢体３５全体を透明な
樹脂にて形成しても、宝飾品洗浄器５０の機能には何ら
変化を及ぼすものではない。このようにして、宝飾品洗
浄器５０の各部が構成されているのであるが、図１０に
示すように、下部ハウジング１の上縁外側に形成した凹
部３６と下部ハウジング１の上面カバー９の上面中央に
設けた凹部１６に、上部ハウジング１７の外側下部に形
成した凸部３８と上部ハウジング１７の底面中央に設け
た凸部２０を嵌合し、さらに、上部ハウジング１７の上
縁外側に形成した凹部４０に葢体３５の外縁４１を嵌合
して宝飾品洗浄器５０が形成される。
ハウジング１７の上面開口部に着脱自在に塞ぐために設
けられたものであって、洗浄篭２８に相対する中央部３
５ａを透明な樹脂にて形成するとともに，外周部３５ｂ
は上部ハウジング１７及び下部ハウジング１と同色の樹
脂にて形成されたものであるが、葢体３５全体を透明な
樹脂にて形成しても、宝飾品洗浄器５０の機能には何ら
変化を及ぼすものではない。このようにして、宝飾品洗
浄器５０の各部が構成されているのであるが、図１０に
示すように、下部ハウジング１の上縁外側に形成した凹
部３６と下部ハウジング１の上面カバー９の上面中央に
設けた凹部１６に、上部ハウジング１７の外側下部に形
成した凸部３８と上部ハウジング１７の底面中央に設け
た凸部２０を嵌合し、さらに、上部ハウジング１７の上
縁外側に形成した凹部４０に葢体３５の外縁４１を嵌合
して宝飾品洗浄器５０が形成される。
【００１５】
【実施例】上記した構成を有する洗浄器の実施例を説明
すると、底面カバー２と、上面カバー９と、洗浄槽１８
と、葢体３５と、回転翼２３と、保護パネル２６と、い
ずれもＡＢＳ樹脂にて製作し、また洗浄篭２８は剛性を
与えるためステンレス鋼材で形成し、その表面に樹脂を
被覆して製作した。一方、回転翼２３の軸部２４と、回
転パネル６の円盤部１４にはいずれも直径が３０ｍｍ
で、厚さが５ｍｍの円盤状磁石１５、１５′を埋設し
た。洗浄篭２８はステンレス鋼材で形成し、その表面に
樹脂を被覆したものを使用した。
すると、底面カバー２と、上面カバー９と、洗浄槽１８
と、葢体３５と、回転翼２３と、保護パネル２６と、い
ずれもＡＢＳ樹脂にて製作し、また洗浄篭２８は剛性を
与えるためステンレス鋼材で形成し、その表面に樹脂を
被覆して製作した。一方、回転翼２３の軸部２４と、回
転パネル６の円盤部１４にはいずれも直径が３０ｍｍ
で、厚さが５ｍｍの円盤状磁石１５、１５′を埋設し
た。洗浄篭２８はステンレス鋼材で形成し、その表面に
樹脂を被覆したものを使用した。
【００１６】前記宝飾品洗浄器５０の洗浄槽１８に洗浄
液を注入したのち、汚れた宝飾品を洗浄篭２８にいれ
て、毎分５０００回転の状態で３分間宝飾品を洗浄し
た。この場合、環状体３１の外側に固着したじゃま板３
４と、洗浄篭２８の底板３０に穿った溝穴の影響によ
り、洗浄槽１８内にて形成される洗浄液の渦流発生現象
が抑制され、流れは乱流状態となっていた。その結果、
洗浄槽１８の中央部から外周部に向けて洗浄液が完全に
移動して，中央部に逆円錐状の空洞の生じることがなく
なり、所定時間内における宝飾品と洗浄液との接触割合
を大きくすることができ、本発明による宝飾品洗浄器５
０を使用した場合には、宝飾品の洗浄効果が高められた
ことを示すものである。なお、本実施例の場合、モータ
ー５の回転を同一方向の連続回転としたが、間欠的に左
右交互に回転させる場合も同様の効果は得られる。
液を注入したのち、汚れた宝飾品を洗浄篭２８にいれ
て、毎分５０００回転の状態で３分間宝飾品を洗浄し
た。この場合、環状体３１の外側に固着したじゃま板３
４と、洗浄篭２８の底板３０に穿った溝穴の影響によ
り、洗浄槽１８内にて形成される洗浄液の渦流発生現象
が抑制され、流れは乱流状態となっていた。その結果、
洗浄槽１８の中央部から外周部に向けて洗浄液が完全に
移動して，中央部に逆円錐状の空洞の生じることがなく
なり、所定時間内における宝飾品と洗浄液との接触割合
を大きくすることができ、本発明による宝飾品洗浄器５
０を使用した場合には、宝飾品の洗浄効果が高められた
ことを示すものである。なお、本実施例の場合、モータ
ー５の回転を同一方向の連続回転としたが、間欠的に左
右交互に回転させる場合も同様の効果は得られる。
【００１７】また、本発明は各部が着脱自在に形成され
ていることにより、各部の清掃が容易である。モーター
５の駆動は、下部ハウジング１の回転パネル６の円盤部
１４に埋設した円盤状磁石１５と、上部ハウジング１７
の回転翼２３の軸部２４に埋設した円盤状磁石１５′と
が磁気的に動作結合して回転翼２３に伝達される。従っ
て、モーター５が稼働した状態のまま、間違って下部ハ
ウジング１から上部ハウジング１７を取り外しても、上
記磁気的動作結合が自然に解除されることにより、回転
翼２３の回転は直ちに停止し、洗浄液が外部に逸脱する
恐れはない。さらに、宝飾品と接触する構成各部を樹脂
成形によって形成したため、洗浄処理の実施に際して、
宝飾品の表面に加工疵を生じさせる恐れは無く、また価
格も安価に提供することができる。
ていることにより、各部の清掃が容易である。モーター
５の駆動は、下部ハウジング１の回転パネル６の円盤部
１４に埋設した円盤状磁石１５と、上部ハウジング１７
の回転翼２３の軸部２４に埋設した円盤状磁石１５′と
が磁気的に動作結合して回転翼２３に伝達される。従っ
て、モーター５が稼働した状態のまま、間違って下部ハ
ウジング１から上部ハウジング１７を取り外しても、上
記磁気的動作結合が自然に解除されることにより、回転
翼２３の回転は直ちに停止し、洗浄液が外部に逸脱する
恐れはない。さらに、宝飾品と接触する構成各部を樹脂
成形によって形成したため、洗浄処理の実施に際して、
宝飾品の表面に加工疵を生じさせる恐れは無く、また価
格も安価に提供することができる。
【００１８】以上の通り、本発明の実施によれば、従来
専門店に依頼するため、急用に間に合わせられなかった
宝飾品の洗浄を、簡便、かつ安価に処理することを可能
にした。
専門店に依頼するため、急用に間に合わせられなかった
宝飾品の洗浄を、簡便、かつ安価に処理することを可能
にした。
【００１９】
【発明の効果】本発明により、従来専門店に依頼するし
かなく、急用に間に合わせられなかった宝飾品の洗浄を
家庭内で即座にかつ手軽に処理できるようになった。ま
た、本発明にてはじゃま板を有する洗浄篭と、必要に応
じ保護パネルを利用していることにより、宝飾品より軟
質の表面を持つ洗浄篭の中で、回転翼により洗浄液を回
転させながら宝飾品を洗浄しても、洗浄処理中の宝飾品
は常に洗浄液中に浸漬された状態にある。したがって、
従来のように、回転翼の回転操作により洗浄槽中に発生
してくる渦流の影響で、洗浄槽中央部に洗浄液が不在と
なって宝飾品が直に洗浄篭と接してしまうような恐れは
無く、洗浄篭との接触により宝飾品の表面に加工疵を生
じさせる恐れは無くなり、簡便、かつ、安価に宝飾品の
洗浄処理を確実に処理することを可能にした。
かなく、急用に間に合わせられなかった宝飾品の洗浄を
家庭内で即座にかつ手軽に処理できるようになった。ま
た、本発明にてはじゃま板を有する洗浄篭と、必要に応
じ保護パネルを利用していることにより、宝飾品より軟
質の表面を持つ洗浄篭の中で、回転翼により洗浄液を回
転させながら宝飾品を洗浄しても、洗浄処理中の宝飾品
は常に洗浄液中に浸漬された状態にある。したがって、
従来のように、回転翼の回転操作により洗浄槽中に発生
してくる渦流の影響で、洗浄槽中央部に洗浄液が不在と
なって宝飾品が直に洗浄篭と接してしまうような恐れは
無く、洗浄篭との接触により宝飾品の表面に加工疵を生
じさせる恐れは無くなり、簡便、かつ、安価に宝飾品の
洗浄処理を確実に処理することを可能にした。
【００２０】なお、本発明は、葢体と、上部ハウジング
と、下部ハウジングとを夫々着脱自在に一体化している
ため、各部材に分離しての清掃が容易であり、したがっ
て機器の清掃管理も確実に実施され得る。また、洗浄処
理作業の最中に、間違って、電源接続中に上部ハウジン
グを持ち上げるようなことがあっても、駆動部の組み込
まれた下部ハウジングとは直ちに分離されるため、回転
翼を回転させる動力供給が自然に絶たれることになり、
洗浄液が洗浄槽から外部に漏れることは無く、さらに、
回転部分は上面カバーの内部に位置するため、回転部に
巻き込まれる恐れもない。
と、下部ハウジングとを夫々着脱自在に一体化している
ため、各部材に分離しての清掃が容易であり、したがっ
て機器の清掃管理も確実に実施され得る。また、洗浄処
理作業の最中に、間違って、電源接続中に上部ハウジン
グを持ち上げるようなことがあっても、駆動部の組み込
まれた下部ハウジングとは直ちに分離されるため、回転
翼を回転させる動力供給が自然に絶たれることになり、
洗浄液が洗浄槽から外部に漏れることは無く、さらに、
回転部分は上面カバーの内部に位置するため、回転部に
巻き込まれる恐れもない。
【図１】本発明の実施例の側面断面図である。
【図２】本発明の実施例の下部ハウジングの上面カバー
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図３】本発明の実施例の下部ハウジングの底面カバー
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図４】本発明の実施例の上部ハウジングの洗浄槽を示
す断面図である。
す断面図である。
【図５】本発明の実施例の上部ハウジングの洗浄篭を示
す側面図である。
す側面図である。
【図６】本発明の実施例の上部ハウジングの洗浄篭を示
す平面図である。
す平面図である。
【図７】本発明の実施例の上部ハウジングの回転翼を示
す断面図である。
す断面図である。
【図８】本発明の実施例の上部ハウジングの保護パネル
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図９】本発明の実施例の葢体を示す側面断面図であ
る。
る。
【図１０】本発明の実施例の正面図である。
１ 下部ハウジング ２ 底面カバー ３ 支持脚部 ４ 電力調節部 ５ モーター ６ 回転パネル ７ ＬＥＤランプ ８ 電源スイッチ ９ 上面カバー １０ 支承軸 １１ 軸受 １２ 回転軸 １３ 歯車 １４ 円盤部 １５ 円盤状磁石 １５′ 円盤状磁石 １６ 凹部 １７ 上部ハウジング １８ 洗浄槽 １９ 底部中央外側面 ２０ 凸部 ２１ 底部中央内側面 ２２ 凹部 ２３ 回転翼 ２４ 軸部 ２５ 段差部 ２６ 保護パネル ２７ 上面縁 ２８ 洗浄篭 ２９ 支承縁 ３０ 底板 ３１ 環状体 ３４ じゃま板 ３５ 葢体 ３５ａ 中央部 ３５ｂ 外周部 ３６ 凹部 ３８ 凸部 ４０ 凹部 ４１ 外縁 ５０ 宝飾品洗浄器
Claims (4)
- 【請求項１】 駆動部を収容する下部ハウジングと、該
下部ハウジングに着脱自在に取付けられかつ内部に洗浄
槽を有する上部ハウジングと、該上部ハウジングの上方
開口部を着脱自在に塞ぐ葢体とからなり、前記下部ハウ
ジングの内側には、前記駆動部により回転される支承軸
に固着された回転パネルがその中心部に設けられ、一方
前記上部ハウジングの洗浄槽には、回転翼および洗浄篭
とが配設され、前記回転パネルの円盤部と前記回転翼の
軸部とを磁気的に動作結合し、かつ前記洗浄篭を前記洗
浄槽の上面縁に架支してなることを特徴とする宝飾品洗
浄器。 - 【請求項２】 前記洗浄篭は環状体と、複数の溝孔が形
成された底板と、じゃま板とにより構成され、全体とし
て載頭円錐形を呈し、相互に間隙をおいて配設された水
平な環状体と、底板とは、底板の中心に向けて垂直に設
けられた複数のじゃま板の端面と一体に固着されてなる
ことを特徴とする請求項１記載の宝飾品洗浄器。 - 【請求項３】 前記洗浄篭の底板に穿たれてなる複数の
溝穴は同心円上に設けられた少なくとも１組からなるこ
とを特徴とする請求項１または２記載の宝飾品洗浄器。 - 【請求項４】 その平面に複数の穿孔部が形成された保
護パネルが前記洗浄槽の内面に設けられた段差に支承さ
れてなることを特徴とする請求項１乃至３のいずれか１
項記載の宝飾品洗浄器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25024095A JPH0970306A (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | 宝飾品洗浄器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25024095A JPH0970306A (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | 宝飾品洗浄器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0970306A true JPH0970306A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=17204929
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25024095A Pending JPH0970306A (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | 宝飾品洗浄器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0970306A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103191881A (zh) * | 2013-03-28 | 2013-07-10 | 凌强 | 一种改进的清洗工件装置 |
| CN104289471A (zh) * | 2014-09-30 | 2015-01-21 | 张家港市圣美隆羊绒制品有限公司 | 一种波轮型纺织锭子超声波清洗机 |
| CN104475391A (zh) * | 2014-11-11 | 2015-04-01 | 无锡市张泾机械设备厂 | 一种金条旋转清洗盘 |
| CN108704888A (zh) * | 2018-04-04 | 2018-10-26 | 海宁市丁桥镇永畅知识产权服务部 | 一种紧固件清洗设备中的驱动机构 |
-
1995
- 1995-09-04 JP JP25024095A patent/JPH0970306A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103191881A (zh) * | 2013-03-28 | 2013-07-10 | 凌强 | 一种改进的清洗工件装置 |
| CN104289471A (zh) * | 2014-09-30 | 2015-01-21 | 张家港市圣美隆羊绒制品有限公司 | 一种波轮型纺织锭子超声波清洗机 |
| CN104475391A (zh) * | 2014-11-11 | 2015-04-01 | 无锡市张泾机械设备厂 | 一种金条旋转清洗盘 |
| CN108704888A (zh) * | 2018-04-04 | 2018-10-26 | 海宁市丁桥镇永畅知识产权服务部 | 一种紧固件清洗设备中的驱动机构 |
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