JPH0970241A - 蚕の切開方法 - Google Patents
蚕の切開方法Info
- Publication number
- JPH0970241A JPH0970241A JP20396095A JP20396095A JPH0970241A JP H0970241 A JPH0970241 A JP H0970241A JP 20396095 A JP20396095 A JP 20396095A JP 20396095 A JP20396095 A JP 20396095A JP H0970241 A JPH0970241 A JP H0970241A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- silkworm
- rotary blade
- body fluid
- slide
- epidermis
- Prior art date
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- Pending
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- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 蚕の体液中に生産された例えばインターフェ
ロン等の有用物質を取り出すために蚕を簡単にかつ連続
的に効率よく切開する方法を提供する。 【解決手段】 蚕に回転刃を接触させて蚕の表皮または
体を切り、蚕の体液を取り出すことを特徴とする、蚕の
切開方法。
ロン等の有用物質を取り出すために蚕を簡単にかつ連続
的に効率よく切開する方法を提供する。 【解決手段】 蚕に回転刃を接触させて蚕の表皮または
体を切り、蚕の体液を取り出すことを特徴とする、蚕の
切開方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蚕の体液中に生産
された例えばインターフェロン等の有用物質を取り出す
ために蚕を切開する方法に関する。
された例えばインターフェロン等の有用物質を取り出す
ために蚕を切開する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、遺伝子組換えウイルス等を蚕に感
染させ、蚕の体液中でウイルス等を増殖させて例えばネ
コのウイルス病治療に使うインターフェロン等の有用物
質を生産する研究が行われている。
染させ、蚕の体液中でウイルス等を増殖させて例えばネ
コのウイルス病治療に使うインターフェロン等の有用物
質を生産する研究が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
蚕の体液中で生産された有用物質を取り出す方法として
は、蚕を手で持ち、表皮を刃物等で傷付ける方法がある
が、切開処理に時間を要し実用的ではなかったり、体液
が飛散して体液中のウイルス封じ込めに問題が残ったり
している。
蚕の体液中で生産された有用物質を取り出す方法として
は、蚕を手で持ち、表皮を刃物等で傷付ける方法がある
が、切開処理に時間を要し実用的ではなかったり、体液
が飛散して体液中のウイルス封じ込めに問題が残ったり
している。
【0004】本発明はこのような実情に鑑みてなされた
のであり、蚕の体液を簡単にかつ連続的に効率よく取り
出すことを目的とする。
のであり、蚕の体液を簡単にかつ連続的に効率よく取り
出すことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的に沿う本発明の
蚕の切開方法は、蚕に回転刃を接触させて蚕の表皮また
は体を切り、蚕の体液を取り出すことを特徴とする方法
からなる。
蚕の切開方法は、蚕に回転刃を接触させて蚕の表皮また
は体を切り、蚕の体液を取り出すことを特徴とする方法
からなる。
【0006】また、より具体的には、本発明に係る蚕の
切開方法は、蚕搬送手段中に回転刃を臨ませ、該蚕搬送
手段上を搬送されてくる蚕の表皮または体を回転刃で切
開することを特徴とする方法からなる。
切開方法は、蚕搬送手段中に回転刃を臨ませ、該蚕搬送
手段上を搬送されてくる蚕の表皮または体を回転刃で切
開することを特徴とする方法からなる。
【0007】
【作用】このような方法においては、回転刃が一つまた
は上下または左右に数個設けられ、回転刃に蚕を重力ま
たは圧空またはベルトコンベア等を利用した搬送手段に
より連続的に供給して蚕が切開される。回転している刃
による切開であるから、極めて円滑にかつ効率よく切開
される。また、回転刃を搬送手段中に臨ませる形態とす
れば、体液の飛散も容易に防止される。
は上下または左右に数個設けられ、回転刃に蚕を重力ま
たは圧空またはベルトコンベア等を利用した搬送手段に
より連続的に供給して蚕が切開される。回転している刃
による切開であるから、極めて円滑にかつ効率よく切開
される。また、回転刃を搬送手段中に臨ませる形態とす
れば、体液の飛散も容易に防止される。
【0008】上記回転刃は、円盤状やノコギリ状のもの
など蚕の表皮または体が切れるものであればよく、また
蚕の供給角度も水平から垂直までのどの角度でもよい。
など蚕の表皮または体が切れるものであればよく、また
蚕の供給角度も水平から垂直までのどの角度でもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の望ましい実施態
様を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実
施態様に係る蚕の切開方法を示している。図において、
1は切開対象となる蚕を示している。蚕1は、搬送手段
としての斜めに延びる中空通路状の滑り台2中を、上方
から下方に向けて供給される。供給を連続的に行うと、
切開も連続的に行われる。
様を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実
施態様に係る蚕の切開方法を示している。図において、
1は切開対象となる蚕を示している。蚕1は、搬送手段
としての斜めに延びる中空通路状の滑り台2中を、上方
から下方に向けて供給される。供給を連続的に行うと、
切開も連続的に行われる。
【0010】通路状の滑り台2中には、上下から一対の
回転刃3の刃先が、蚕1の通過部位に臨んでいる。滑り
台2の下端にはホッパ4が接続されており、切開された
蚕1およびその体液を下方の受器5に向けて落下、収集
できるようになっている。
回転刃3の刃先が、蚕1の通過部位に臨んでいる。滑り
台2の下端にはホッパ4が接続されており、切開された
蚕1およびその体液を下方の受器5に向けて落下、収集
できるようになっている。
【0011】このような装置を用いて蚕1の切開が行わ
れる。滑り台2中に供給された蚕1は、滑り台2の傾斜
に沿って自重で自動的に下方へ滑落していき、その途中
で回転刃3によって表皮または体が切開される。切開さ
れた蚕1およびその体液は、滑り台2中からホッパ4内
を介して下方の受器5に自動的に集められる。
れる。滑り台2中に供給された蚕1は、滑り台2の傾斜
に沿って自重で自動的に下方へ滑落していき、その途中
で回転刃3によって表皮または体が切開される。切開さ
れた蚕1およびその体液は、滑り台2中からホッパ4内
を介して下方の受器5に自動的に集められる。
【0012】
実施例1 蚕を落下供給させるための傾斜滑り台の先端にスリット
を入れ、その上下に円盤状の回転刃を2個セットしてそ
の刃先をスリットから滑り台中に臨ませた。滑り台の下
端には切開された蚕と体液を受けるためのホッパを付
け、蚕と体液が飛び散らないようにした。ホッパの下に
は蚕と体液の受器を準備した。回転刃を蚕を巻き込む方
向に回転させ、滑り台から蚕を連続的に供給して切開を
行った。回転刃は直径100mmのものを使用し、回転
数は0〜1700rpmの範囲で設定可能となってい
る。蚕の大きさや状態により回転刃の回転数や、滑り台
の角度、回転刃と滑り台の距離を調整した。
を入れ、その上下に円盤状の回転刃を2個セットしてそ
の刃先をスリットから滑り台中に臨ませた。滑り台の下
端には切開された蚕と体液を受けるためのホッパを付
け、蚕と体液が飛び散らないようにした。ホッパの下に
は蚕と体液の受器を準備した。回転刃を蚕を巻き込む方
向に回転させ、滑り台から蚕を連続的に供給して切開を
行った。回転刃は直径100mmのものを使用し、回転
数は0〜1700rpmの範囲で設定可能となってい
る。蚕の大きさや状態により回転刃の回転数や、滑り台
の角度、回転刃と滑り台の距離を調整した。
【0013】実施例2 ノコギリ状の刃先を有する回転刃の刃先に水平に蚕供給
用のベルトコンベアを付けた。コンベアの先端部には切
開された蚕と体液を受けるためのホッパを付け、蚕の体
液が飛び散らないようにした。ホッパの下には蚕と体液
の受器を準備した。ノコギリ状の回転刃を蚕を巻き込む
方向に回転させ、コンベアから蚕を連続的に供給して切
開を行った。蚕の大きさや状態により回転数や、コンベ
アの速度、回転刃とコンベアとの距離を調整した。
用のベルトコンベアを付けた。コンベアの先端部には切
開された蚕と体液を受けるためのホッパを付け、蚕の体
液が飛び散らないようにした。ホッパの下には蚕と体液
の受器を準備した。ノコギリ状の回転刃を蚕を巻き込む
方向に回転させ、コンベアから蚕を連続的に供給して切
開を行った。蚕の大きさや状態により回転数や、コンベ
アの速度、回転刃とコンベアとの距離を調整した。
【0014】実施例1、2ともに、円滑にかつ連続的に
効率よく蚕の切開を行うことができ、所望の体液を収集
することができた。
効率よく蚕の切開を行うことができ、所望の体液を収集
することができた。
【0015】
【発明の効果】本発明によるときは、蚕を滑り台やベル
トコンベア等の蚕搬送手段に供給するだけで、蚕を実質
的に自動的に切開することが可能となり、蚕の体液を簡
単にかつ連続的に効率よく取り出すことができる。
トコンベア等の蚕搬送手段に供給するだけで、蚕を実質
的に自動的に切開することが可能となり、蚕の体液を簡
単にかつ連続的に効率よく取り出すことができる。
【図1】本発明の一実施態様に係る方法を実施するため
の装置の概略構成図である。
の装置の概略構成図である。
1 蚕 2 滑り台 3 回転刃 4 ホッパ 5 受器
Claims (2)
- 【請求項1】 蚕に回転刃を接触させて蚕の表皮または
体を切り、蚕の体液を取り出すことを特徴とする、蚕の
切開方法。 - 【請求項2】 蚕搬送手段中に回転刃を臨ませ、該蚕搬
送手段上を搬送されてくる蚕の表皮または体を回転刃で
切開することを特徴とする、蚕の切開方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20396095A JPH0970241A (ja) | 1995-07-05 | 1995-07-18 | 蚕の切開方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19432295 | 1995-07-05 | ||
JP7-194322 | 1995-07-05 | ||
JP20396095A JPH0970241A (ja) | 1995-07-05 | 1995-07-18 | 蚕の切開方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003025610A Division JP3709871B2 (ja) | 1995-07-05 | 2003-02-03 | 蚕の切開方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0970241A true JPH0970241A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=26508437
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20396095A Pending JPH0970241A (ja) | 1995-07-05 | 1995-07-18 | 蚕の切開方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0970241A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7041797B2 (en) | 2001-10-31 | 2006-05-09 | Spin'tec Engineering Gmbh | Precursor silk feedstock for forming filaments |
US8105633B2 (en) | 2006-03-01 | 2012-01-31 | Spintec Engineering Gmbh | Method and apparatus for extraction of arthropod gland |
US8287913B2 (en) * | 2006-03-01 | 2012-10-16 | Spin'tec Engineering Gmbh | Method and apparatus for extraction of protein material from arthropod glands and a membrane formed therefrom |
-
1995
- 1995-07-18 JP JP20396095A patent/JPH0970241A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7041797B2 (en) | 2001-10-31 | 2006-05-09 | Spin'tec Engineering Gmbh | Precursor silk feedstock for forming filaments |
US8105633B2 (en) | 2006-03-01 | 2012-01-31 | Spintec Engineering Gmbh | Method and apparatus for extraction of arthropod gland |
US8287913B2 (en) * | 2006-03-01 | 2012-10-16 | Spin'tec Engineering Gmbh | Method and apparatus for extraction of protein material from arthropod glands and a membrane formed therefrom |
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