JPH06269245A - 魚体の処理方法及びその装置 - Google Patents

魚体の処理方法及びその装置

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JPH06269245A
JPH06269245A JP6036593A JP6036593A JPH06269245A JP H06269245 A JPH06269245 A JP H06269245A JP 6036593 A JP6036593 A JP 6036593A JP 6036593 A JP6036593 A JP 6036593A JP H06269245 A JPH06269245 A JP H06269245A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fish body
holding
incision
fish
cutting blade
Prior art date
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Pending
Application number
JP6036593A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Sasaki
宏 佐々木
Hidekazu Hayashi
英 一 林
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Nissui Corp
Original Assignee
Nippon Suisan Kaisha Ltd
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  • Processing Of Meat And Fish (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 歩留りよく3枚卸ができる魚体の処理方法及
び処理装置。 【構成】 魚体の処理装置2は、頭部の除去された魚体
1の前部を上側、腹部を下側に保持して下流側に供給す
る保持部4と、魚体1の両側部を挾持し下流側に供給す
る挾持部6と、切断刃を有し、この切断刃により魚体1
の鰭から背骨の周辺を切開するための第1切開部7と、
切断刃を有し魚体の背骨から中骨周辺を切開するととも
に中骨を挾持して下流側に供給可能とする第2切開部8
と、切断刃により魚体1の腹骨の周辺を切断するための
セパレート部9とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、魚体の処理方法及びそ
の装置に係り、特に魚体を3枚に卸すための方法及びそ
の装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、魚の3枚卸装置は、魚体
の背部を上側、腹部を下側にしてベルトで両側から挾持
し、このベルトを駆動装置で走行させつつ回転丸ナイフ
で中骨を基準として切開し、3枚に卸している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに上記の装置で
は、ベルトで魚体を両側から挾持するためにベルトの波
打ちにより魚体の中骨のセンターが一定しない。したが
って、中骨に魚肉が残り歩留りが低い等の問題があっ
た。
【0004】本発明はこれに鑑み、骨に魚肉が残らない
歩留りのよい魚体の処理方法及びその装置を提供するこ
とを目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の課題を解
決するため本発明は、頭部の除去された魚体の前部を保
持部により背部を上側、腹部を下側に保持して下流側に
供給し、魚体の両側部を挾持部で挾持して第1切開部へ
供給したのち、この第1切開部の切断刃により魚体の鰭
から背骨の周辺を切開し、この魚体を前記第1切開部の
下流側の第2切開部へ供給してこの第2切開部の切断刃
により魚体の背骨から中骨周辺を切開するとともに、切
断刃により中骨を挾持して前記第2切開部の下流側のセ
パレート部へ供給し、このセパレート部の切断刃により
魚体の腹骨の周辺を切断して魚体を3枚に卸すようにし
たことを特徴とする魚体の処理方法と、頭部の除去され
た魚体の前部を背部を上側、腹部を下側に保持して下流
側に供給する保持部と、魚体の両側部を挾持し下流側に
供給する挾持部と、切断刃を有しこの切断刃により魚体
の鰭から背骨の周辺を切開するための第1切開部と、こ
の第1切開部の下流側に設けられ切断刃を有し魚体の背
骨から中骨周辺を切開するとともに中骨を挾持して下流
側に供給可能とする第2切開部と、この第2切開部の下
流側に設けられ切断刃により魚体の腹骨の周辺を切断す
るためのセパレート部とを備えたことを特徴とする魚体
の処理装置にある。
【0006】
【作用】上記装置においては、保持部により頭部の除去
された魚体の前部を背部を上側、腹部を下側に保持して
下流側の挾持部へ供給する。そして、魚体の両側部を挾
持部で挾持して第1切開部へ供給し、第1切開部の切断
刃により魚体の鰭から背骨の周辺を切開する。しかるの
ち、この魚体を第1切開部の下流側の第2切開部へ供給
し切断刃により魚体の背骨から中骨周辺を切開するとと
もに、この切断刃により中骨を挾持して第2切開部の下
流側に設けられているセパレート部へ供給し、セパレー
ト部の切断刃により魚体の腹骨の周辺を切断することに
より、魚体は3枚に卸される。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図1〜図11に示す一実施例
を参照して説明する。
【0008】魚体1の処理装置2は、魚体1の前部3を
保持する保持部4と、魚体1の側部5を挾持する挾持部
6と、切断刃を有する第1切開部7、第2切開部8及び
セパレート部9と、架台10とを備えている。
【0009】保持部4は、先端の尖った保持板11を有
し、この保持板11は図示しないエアーシリンダにより
保持板11の長手方向に移動可能とされている。そし
て、保持板11の先端が頭部の除去された魚体1の前部
3に刺着されるようになっている。
【0010】挾持部6は、挾持機構12と、移動機構1
3とを備えている。
【0011】挾持機構12は、挾持部材14と挾持エア
ーシリンダ15とで構成されており、挾持部材14は、
側部挾持部材16と尾部挾持部材17とを有し、それぞ
れは図1及び図4に示すように両端部が折り曲げられ中
央部には魚体1の側部5及び尾部18を挾持しやすいよ
うに針部材19が立設されている。
【0012】挾持エアーシリンダ15は、側部挾持用エ
アーシリンダ20と尾部挾持用エアーシリンダ21とを
有し、側部挾持部材16は、側部挾持用エアーシリンダ
20のロッド22に固着され、尾部挾持部材17は、尾
部挾持用エアーシリンダ21のロッド23に固着されて
いる。そして、挾持エアーシリンダ15のロッドを伸長
させることにより保持部4により移動してきた魚体1の
側部5及び尾部18を両側から挾持するようになってい
る。
【0013】移動機構13は、スライド部材24と、ガ
イドロッド25と、移動用エアーシリンダ26とで構成
されており、スライド部材24はガイドロッド25に挿
通されている。そして、このスライド部材24には取付
部材27を介して移動用エアーシリンダ26のロッド2
8が固着されており、移動用エアーシリンダ26を作動
させることにより挾持部材14は、第1切開部7及び第
2切開部8へ移動可能とされている。
【0014】第1切開部7は、切断刃としての円板ナイ
フ29を備えている。この円板ナイフ29は円板形状で
図1及び図4に示すように数mmの間隔を設け2枚1組と
され、魚体1の中骨30の上下に配設されている。そし
て、これらの円板ナイフ29は図示しない油圧モータに
より図2に矢印で示す方向に回転するようになってい
る。また、円板ナイフ29は間隔及び角度の調整ができ
るようになっている。
【0015】第2切開部8は、切断機構31と移動機構
32とを備えている。切断機構21は、切断刃としての
平板ナイフ33と、この平板ナイフ33を上下方向に作
動させるためのエアーシリンダ34とを有している。
【0016】平板ナイフ33はT字形状で所定の間隔を
設けて2枚1組とされ、上下方向に配設されている。そ
して、それぞれはエアーシリンダ34のロッド35に固
着されエアーシリンダ34により上下方向に作動し、図
5に示すように魚肉36を切開するとともに図6に示す
ように中骨30を挾持するようになっている。
【0017】移動機構32は、スライド部材37とガイ
ドロッド38と移動用エアーシリンダ39とで構成され
ており、スライド部材37はガイドロッド38に挿通さ
れている。そして、スライド部材37には取付部材40
を介して移動用エアーシリンダ39のロッド41が固着
されており、移動用エアーシリンダ39を作動させるこ
とにより平板ナイフ33は、魚体1の中骨30を挾持し
たままセパレート部9へ移動可能とされている。
【0018】セパレート部9は、切断刃としての円板ナ
イフ42を有し、この円板ナイフ42は、魚体1の中骨
30の下方に2枚1組として設けられ、図示しない油圧
モータにより図2に矢印で示す方向に回転するようにな
っている。そして、円板ナイフ42は、その間隔及び角
度の調整ができるようになっている。そして、保持部
4、挾持部6、第1切開部7、第2切開部8及びセパレ
ート部9はそれぞれ架台10に装着されている。
【0019】なお、43は、第1切開部7への魚体1の
供給を確実に行うための芯出しローラを示している。
【0020】次に、この処理装置2の作用を説明する。
先ず、魚体1の前部3を保持部4の保持板11に刺着し
(図7参照)、図示しないエアーシリンダを作動させて
魚体1を下流側へ移動させる。そして、尾部挾持部材1
7の位置に魚体1の尾部18が来ると図示しないセンサ
ーが働いて側部挾持用エアーシリンダ20及び尾部挾持
用エアーシリンダ21が作動し、側部挾持部材16及び
尾部挾持部材17がそれぞれ魚体1の側部5及び尾部1
8を図1に示すように挾持する。すると、第1切開部7
の円板ナイフ29が回転するとともに、挾持部6の移動
機構13の移動用エアーシリンダ26が作動し、ロッド
28が伸長して魚体1は回転する円板ナイフ29の方へ
移動する。そして、図8に示すように魚体1の鰭から背
骨44の周辺が切開される。
【0021】次いで、魚体1は挾持部6に挾持部6に挾
持された状態のまま第2切開部8へ移動し停止する。こ
こで、エアーシリンダ34が作動して平板ナイフ29が
魚体1の背骨44から中骨30周辺を切開する(図5及
び図9参照)。しかるのち、平板ナイフ33は更に降下
して図6及び図10に示すように魚体1の中骨30を挾
持する。すると、挾持部6の側部挾持用エアーシリンダ
20及び尾部挾持用エアーシリンダ21が作動してロッ
ド22、23が縮小し、側部挾持部材16及び尾部挾持
部材17は魚体1から離れるとともに移動用エアーシリ
ンダ26が作動して挾持部6は上流側へ移動する。
【0022】次いで、セパレート部9の円板ナイフ42
が回転し、第2切開部8の移動用エアーシリンダ39が
作動して平板ナイフ33は中骨30を挾持したまま下流
側へ移動し、セパレート部9の円板ナイフ42により魚
体1の腹骨45の周辺が切断され魚肉36はセパレート
部9の円板ナイフ42の側方へ落下し図示しないコンベ
ヤで下流側へ排出されるとともに平板ナイフ33のエア
ーシリンダ34が作動して中骨30は平板ナイフ33か
ら解放され、魚体1の骨は架台10の下部へ落下し、魚
体1は3枚に卸される。
【0023】そして、以上の作用は連続的に繰返して行
われる。なお、上記の作用はすべてプログラムに設定さ
れており、すべて自動的に行われる。また、本実施例で
は移動機構13及び32の移動用シリンダ26、39は
エアーシリンダによるものとしたが、ロッドレスシリン
ダでもよく、これらに限定されるものではない。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明による魚体の
処理方法は、魚体の前部を保持するとともに、両側部を
挾持部で挾持して移動させるようにしたので、魚体の魚
肉を痛めることなく移動させることができる。そして、
第1切開部で鰭から背骨の周辺を切開し、第2切開部で
背骨から中骨周辺を切開したのち、セパレート部で腹骨
の周辺を切断するようにしたのでそれぞれの骨に沿って
魚肉を切開させることができ、骨に魚肉が残ることは少
なく歩留りが向上する。
【0025】また、本発明の処理装置によれば、魚体の
保持及び下流側への供給は、魚体の芯出しの容易な保持
部、挾持部及び第2切開部の切断刃で行っているので、
芯が狂うことはなく確実な3枚卸しができるとともに紡
錘魚から偏平魚までの多種類の魚体に対応させることが
できるなどの優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の魚体の処理装置の一実施例を示す主要
部の斜視図。
【図2】処理装置の概略側面図。
【図3】図2の概略平面図。
【図4】魚体を第1切開部の切断刃で切開する場合の断
面図。
【図5】魚体を第2切開部の切断刃で切開する場合の断
面図。
【図6】魚体をセパレート部の切断刃で切開する場合の
断面図。
【図7】魚体を保持部で保持した場合の側面図。
【図8】魚体を挾持部で挾持し第1切開部の切断刃で切
開する場合の側面図。
【図9】魚体を第2切開部の切断刃で切開する場合の側
面図。
【図10】魚体をセパレート部の切断刃で切開する場合
の側面図。
【図11】切開を終えた魚体の骨部を示す側面図。
【符号の説明】
2 処理装置 4 保持部 6 挾持部 7 第1切開部 8 第2切開部 9 セパレート部 11 保持板 16 側部挾持部材 17 尾部挾持部材 29 円板ナイフ 33 平板ナイフ 42 円板ナイフ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】頭部の除去された魚体の前部を保持部によ
    り背部を上側、腹部を下側に保持して下流側に供給し、
    魚体の両側部を挾持部で挾持して第1切開部へ供給した
    のち、この第1切開部の切断刃により魚体の鰭から背骨
    の周辺を切開し、この魚体を前記第1切開部の下流側の
    第2切開部へ供給してこの第2切開部の切断刃により魚
    体の背骨から中骨周辺を切開するとともに、切断刃によ
    り中骨を挾持して前記第2切開部の下流側のセパレート
    部へ供給し、このセパレート部の切断刃により魚体の腹
    骨の周辺を切断して魚体を3枚に卸すようにしたことを
    特徴とする魚体の処理方法。
  2. 【請求項2】頭部の除去された魚体の前部を背部を上
    側、腹部を下側に保持して下流側に供給する保持部と、
    魚体の両側部を挾持し下流側に供給する挾持部と、切断
    刃を有しこの切断刃により魚体の鰭から背骨の周辺を切
    開するための第1切開部と、この第1切開部の下流側に
    設けられ切断刃を有し魚体の背骨から中骨周辺を切開す
    るとともに中骨を挾持して下流側に供給可能とする第2
    切開部と、この第2切開部の下流側に設けられ切断刃に
    より魚体の腹骨の周辺を切断するためのセパレート部と
    を備えたことを特徴とする魚体の処理装置。
JP6036593A 1993-03-19 1993-03-19 魚体の処理方法及びその装置 Pending JPH06269245A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011205900A (ja) * 2010-03-26 2011-10-20 Hirotaka Kawashima 柑橘類果実の切削装置
JP2011205899A (ja) * 2010-03-26 2011-10-20 Hirotaka Kawashima 柑橘類果実の搾汁装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011205900A (ja) * 2010-03-26 2011-10-20 Hirotaka Kawashima 柑橘類果実の切削装置
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