JPH0969538A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH0969538A
JPH0969538A JP7223325A JP22332595A JPH0969538A JP H0969538 A JPH0969538 A JP H0969538A JP 7223325 A JP7223325 A JP 7223325A JP 22332595 A JP22332595 A JP 22332595A JP H0969538 A JPH0969538 A JP H0969538A
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JP
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bumps
bump
thermoplastic resin
semiconductor device
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JP7223325A
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Atsuko Nakamura
敦子 中村
Seisaburo Shimizu
征三郎 清水
Yukio Kizaki
幸男 木崎
Tatsuaki Uchida
竜朗 内田
Yasuaki Yasumoto
恭章 安本
Miki Mori
三樹 森
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】微細化(高集積化)が進んでもリペアが容易な
半導体装置を提供すること。 【解決手段】半導体モジュールとマザーボード3とはC
uバンプ41 ,42 が互いに接触することにより電気的
に接続され、半導体モジュールとマザーボード3とは絶
縁性熱可塑性樹脂バンプ2により機械的に接続されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一の基板と他の基
板または半導体素子とをバンプにより電気的に接続して
なる半導体装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体技術の一つとして、フリップチッ
プボンディング法による実装技術がある。図10にフリ
ップチップボンディング法によりマザーボード71に半
導体モジュール72を実装した様子を示す。
【0003】半導体モジュール72の電極パッド(不図
示)上にはワイヤボンディング法により形成された金バ
ンプ73が設けられている。この金バンプ73上には導
電性の熱可塑性樹脂である熱可塑性樹脂の銀ペースト7
4が所定量転写されている。
【0004】一方、マザーボード71には電極パッド7
5が設けられている。この電極パッド75はフリップチ
ップボンディング法により金バンプ73および銀ペース
ト74に接続され、これにより、マザーボード71と半
導体モジュール72とは電気的および機械的に接続され
ている。
【0005】ここで、金バンプ73のワイヤ切断部(先
端の柱状部)はバンプ高さの調整の役目を果たしてい
る。また、転写された銀ペースト74はワイヤ切断部に
よりバンプ形成領域内に収まるので、銀ペースト74が
金バンプ73からはみ出さない良好な接続が実現され
る。
【0006】しかしながら、この種の実装技術には以下
のような問題がある。この実装技術を用いた場合、リペ
アは、マザーボード71と半導体モジュール72とを分
離して、マザーボード71に新たな半導体モジュールを
接続することにより行なう。ところが、分離時に電極パ
ッド75に銀ペースト74が残ってしまう。
【0007】このため、新たな半導体モジュールを接続
する際に、過剰の銀ペーストがしみでて、隣接する金バ
ンプ同士がショートする恐れがある。このようなショー
トは微細化(高集積化)が進むほど起こり易くなる。し
たがって、この実装技術には、微細化が進んだ場合に、
リペアが困難になるという問題がある。
【0008】図11は、従来の他の実装技術を示す模式
図である。図中、81はチップ搭載用基板としてのガラ
ス基板を示しており、このガラス基板81には対応電極
としてのITO電極82が形成されている。
【0009】また、図中、83は半導体チップであるド
ライバLSIを示しており、このドライバLSI83に
はアルミニウムからなる電極パッド84が形成され、そ
の上にはインジウムバンプ85が形成されている。
【0010】隣り合う電極パッド84(インジウムバン
プ85)の間には接着樹脂86が形成されている。この
接着樹脂86の形成方法は以下の通りである。まず、電
極パッド84、インジウムバンプ85を形成し、続いて
全面に絶縁性感光性接着樹脂層をスピンコート法で塗布
して形成した後、プリベークを行なう。この後、フォト
リソグラフィ技術およびエッチング技術を用いて、イン
ジウムバンプ85上の感光性接着樹脂層を選択的に除去
して、接着樹脂86が完成する。
【0011】ガラス基板81とドライバLSI83とは
以下のようにして接続される。すなわち、ITO電極8
2とインジウムバンプ85との位置合せを行なった後、
圧接ヘッドによりガラス基板81とドライバLSI83
とを加熱加圧することにより、ITO電極82とインジ
ウムバンプ85とを低温で一括溶着する。
【0012】ITO電極82とインジウムバンプ85と
の溶着により主として電気的な接続がなされ、隣接する
ITO電極82により接着樹脂86が挟まれことにより
主として機械的な接続がなされる。ただし、この段階で
はまだ接着樹脂86は硬化していないので、容易にガラ
ス基板81とドライバLSI83とを分離できる。
【0013】この状態で電気的接続の検査を行なって、
接続不良がある場合はリペアを行なう。そして、電気的
接続が良好であることを確認したら、フルキュアで接着
樹脂86を硬化させ、ガラス基板81とドライバLSI
83との機械的接続が完了する。
【0014】しかしながら、この種の実装技術には以下
のような問題がある。接着樹脂として感光性接着樹脂を
用いているので、一度感光硬化してしまうと取り外しが
容易でなく、リペアが困難であるという問題がある。ま
た、接着樹脂86の形成にスピンコート法を用いている
ので、無駄な感光性接着樹脂(余剰材)が発生するとう
問題がある。さらに、フォトリソグラフィ法を用いるの
で、溶剤の使用とそのための処理施設が必要であるとい
う問題がある。すなわち、今後、省資源化、省エネルギ
ー化等の対環境性の向上を目指す製造業として時代に逆
行するという問題がある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、半導体モ
ジュールに設けた銀ペースト・金バンプとマザーボード
の電極パッドとにより、マザーボードと半導体モジュー
ルとを電気的および機械的に接続するという従来の実装
技術にあっては、リペアの際に過剰の銀ペーストがしみ
でるので、微細化が進んだ場合に、しみでた銀ペースト
により隣接する金バンプ同士がショートするという問題
がある。
【0016】また、半導体チップに設けた感光性接着樹
脂により、半導体チップとチップ搭載用基板との機械的
接続を行ない、チップ搭載用基板に設けたITO電極と
半導体チップに設けたインジウムバンプの溶着により、
半導体チップとチップ搭載用基板との電気的接続を行な
うという従来の実装技術にあっては、感光性接着樹脂を
用いているのでリペアが困難である問題がある。さら
に、接着樹脂の形成にスピンコート法およびフォトリソ
グラフィ法を用いるので、無駄な感光性接着樹脂(余剰
材)が発生したり、溶剤の使用とそのための処理施設が
必要となり、省資源化、省エネルギー化等の対環境性の
向上が困難であるという問題がある。
【0017】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、微細化が進んでもリペ
アが容易な半導体装置およびその製造方法を提供するこ
とにある。さらに、本発明は、このような半導体装置を
対環境性の低下を招かずに製造できる半導体装置の製造
方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る半導体装置(請求項1)は、第1の基
板と、半導体素子を有する第2の基板とが、電気的およ
び機械的に接続されてなり、前記第1の基板と前記第2
の基板とはこれら基板の一方に設けられた金属バンプ
と、これら基板の他方に設けられた金属バンプまたは電
極パッドとが互いに触することにより電気的に接続さ
れ、前記第1の基板と前記第2の基板とは絶縁性熱可塑
性樹脂バンプにより機械的に接続されていることを特徴
とする。
【0019】本発明に係る他の半導体装置(請求項2)
は、上記半導体装置(請求項1)において、前記絶縁性
熱可塑性樹脂バンプの所定の部分が分離する形状である
ことを特徴とする。具体的には例えばつづみ形状があげ
られる。
【0020】本発明に係る他の半導体装置(請求項3)
は、上記半導体装置(請求項1)において、前記第1の
基板がマザーボード、前記第2の基板が半導体モジュー
ルまたは半導体チップであることを特徴とする。
【0021】本発明に係る半導体装置の製造方法(請求
項4)は、金属バンプが形成された第1の基板の表面に
絶縁性熱可塑性樹脂バンプを形成し、金属バンプまたは
電極パッドが形成された第2の基板の表面に絶縁性熱可
塑性樹脂バンプを形成する工程と、前記第1の基板の金
属バンプおよび絶縁性熱可塑性樹脂バンプが、それぞ
れ、前記第2の基板の金属バンプまたは絶縁性熱可塑性
樹脂バンプに接触するように、前記第1の基板と前記第
2の基板とを熱圧着する工程とを有することを特徴とす
る。
【0022】本発明に係る他の半導体装置の製造方法
(請求項5)は、上記半導体装置の製造方法(請求項
4)において、前記絶縁性熱可塑性樹脂バンプを静電転
写法またはインクジェット法を用いて所定の領域に直接
形成することを特徴とする。
【0023】また、本発明に係る他の半導体装置(請求
項6)は、基板と半導体素子とが電気的および機械的に
接続されてなり、前記基板と前記半導体素子とは、前記
基板に形成された配線と前記半導体素子に形成された金
属バンプとが互いに触することにより電気的に接続さ
れ、前記基板と前記半導体素子とは、熱可塑性のエンジ
ニアプラスチック膜により機械的に接続されていること
を特徴とする。
【0024】また、本発明に係る他の半導体装置(請求
項7)は、上記半導体装置(請求項6)において、前記
配線と前記金属バンプとの接続部は、シキソトロピ−流
体により保護されていることを特徴とする。
【0025】また、本発明に係る他の半導体装置(請求
項8)は、上記半導体装置(請求項6)において、前記
シキソトロピ−流体の表面に被膜が形成されていること
を特徴とする。
【0026】また、本発明に係る他の半導体装置の製造
方法(請求項9)は、配線が形成された基板の表面に熱
可塑性のエンジニアプラスチック膜を形成する工程と、
前記基板の配線が半導体素子に形成された金属バンプに
接触し、前記基板のエンジニアプラスチック膜が前記半
導体素子の前記金属バンプ以外の部分に接触するよう
に、前記基板と前記半導体素子とを熱圧着する工とを有
することを特徴とする。
【0027】また、本発明に係る他の半導体装置の製造
方法(請求項10)は、上記半導体装置の製造方法(請
求項9)において、前記熱圧着工程の後に、前記基板と
前記半導体素子との間にシキソトロピ−流体を注入し、
このシキソトロピ−流体により前記配線と前記金属バン
プとの接続部を保護することを特徴とする。
【0028】また、本発明に係る他の半導体装置の製造
方法(請求項11)は、上記半導体装置の製造方法(請
求項9)において、光または熱を利用して前記シキソト
ロピ−流体の表面に被膜を形成することを特徴とする。
【0029】ここで、上記エンジニアプラスチック膜と
は、ポリオレフィン系ではない耐熱性のあるプラスチッ
ク膜をいう。例えば、ポリフェニレンエーテル、ポリフ
ェニレンサルファイド、ポリアミド、ポリアリレート、
ポリサルホン、ポリエーテルサルホン、ポリエーテルイ
ミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリブチレンテレ
フタレート、ポリエチレンテレフタレートなどの膜であ
る。
【0030】また、シキソトロピ−流体としては、例え
ば、シリカ、炭酸カルシウム、酸化チタン、タルク、ア
ルミナ、ガラスなどのフィラーが添加された1、2ポリ
ブタジエン、不飽和ポリエスエル、アクリルオリゴマ
ー、シリコーンオイル、鉱物油、植物油などである。
【0031】[作用]本発明(請求項1〜請求項5)に
よれば、第1の基板と第2の基板とは金属バンプと金属
バンプまたは電極パッドの接触により電気的に接続され
ているので、従来の溶着による接続の場合とは異なり、
リペアの際に銀ペーストがしみでて、隣接する金属バン
プ同士がショートするという問題は生じない。また、リ
ペアの際に過剰の絶縁性熱可塑性樹脂バンプが生じ絶縁
性熱可塑性樹脂がしみでても、導電物のしみだしとは異
なり、ショートの問題は生じない。したがって、微細化
が進んでも容易にリペアを行なえる。
【0032】また、本発明(請求項2)では、第1の基
板と第2の基板とを分離する場合に、絶縁性熱可塑性樹
脂バンプの所定の部分が分離する。このため、絶縁性熱
可塑性樹脂バンプが複数あった場合に、分離箇所のばら
つきは生じないので、第2の基板を別の第2の基板と取
り替えるとき(リペア時)に、第1の基板をそのまま使
用することができ、第1の基板をリサイクルできるよう
になる。
【0033】本発明(請求項4、請求項5)によれば、
絶縁性熱可塑性樹脂バンプは所定の領域に直接形成され
るので、感光性接着樹脂層を用いた従来の場合とは異な
り、余剰部材が生じるなどの問題は起こらないので、対
環境性の向上を図ることができる。
【0034】本発明(請求項6〜請求項12)によれ
ば、基板と半導体素子とは配線と金属バンプの接触によ
り電気的に接続されているので、従来の溶着による接続
の場合とは異なり、リペアの際に銀ペーストがしみで
て、隣接する金属バンプ同士がショートするという問題
は生じない。また、リペアの際に過剰のエンジニアプラ
スチック膜がしみでても、エンジニアプラスチック膜は
絶縁物であるので、導電物のしみだしとは異なり、ショ
ートの問題は生じない。したがって、微細化が進んでも
容易にリペアを行なえる。
【0035】また、エンジニアプラスチック膜は接着性
が高いため(特に、金属やガラスやセラミックス等の無
機物に対する接着性は高い)、エンジニアプラスチック
膜の接着面積を小さくしても強さの十分な機械的接続が
得られる。
【0036】したがって、エンジニアプラスチック膜と
基板との膨張係数の違いや、エンジニアプラスチック膜
と半導体素子との膨張係数の違いにより歪みが生じて
も、その歪みは十分に小さいものとなるので、膨張係数
の違いによる歪みによる金属バンプの破断などによる接
続不良を防止できる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら発明の
実施の形態(実施形態)を説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態に
係る半導体装置の概略構成を示す模式図である。
【0038】図中、1は半導体モジュールを示してお
り、この半導体モジュール1は熱可塑性樹脂であるポリ
アミド樹脂が約70重量%、SiO2 微粒子が約30重
量%の組成を有する絶縁性熱可塑性樹脂バンプ2によ
り、マザーボード3に機械的に接続されている。絶縁性
熱可塑性樹脂バンプ2は半導体モジュール1およびマザ
ーボード3にそれぞれ設けた絶縁性熱可塑性樹脂バンプ
を融着して形成したものである。
【0039】また、半導体モジュール1およびマザーボ
ード3にはそれぞれCuバンプ41、Cuバンプ42
設けられており、これらCuバンプ41 ,42 が互いに
接触することにより、半導体モジュール1とマザーボー
ド3とは電気的に接続されている。
【0040】このとき、Cuバンプ41 ,42 は電気的
に接続されているが、機械的にはほとんど接続されてお
らず、絶縁性熱可塑性樹脂バンプにより主として機械的
に接続されている。
【0041】さらに、絶縁性熱可塑性樹脂バンプ2には
収縮力が働き、この収縮力により常にCuバンプ41
2 間に上下間をかしめる力が働くことになり、電気的
にも機械的にも信頼性の高い接続が得られる。
【0042】次に図2、図3の工程図を用いて本実施形
態の半導体装置の製造方法について説明する。まず、図
2(a)に示すように、部品(不図示)が搭載され、一
辺に接続用端子5としての50μm角、ピッチ100μ
mのパッド上にCuバンプ41 (厚さ5μm)が形成さ
れた半導体モジュール1の接続領域AにW(タングステ
ン)ワイヤにより負電荷を帯電させる。このとき、接続
領域A内の接続用端子5に接した周縁部分では、電荷が
吸収された帯電したない。静電潜像は図2(b)に示し
た領域B内に形成される。
【0043】次に図2(c)に示すような除電シート6
を用意する。この除電シート6は、支持体としての厚さ
50μmのポリエステルフィルム7と、このポリエステ
ルフィルム7上にスパッタ法により形成された透明電極
としての厚さ500nmのITO層8と、このITO層
8上に形成された光導電層9とから構成されている。こ
の光導電層9は、フタロシアニン顔料からなる厚さ0.
2μmのキャリア発生層と、ポリNビニルカルバゾール
(PVK)からなる厚さ10μmのキャリア輸送層とか
ら構成されている。この除去シート6はITO電極8側
から光を照射すると被照射部の光導電層9の抵抗が下が
り、光導電層9の表面に電荷が接している場合は低抵抗
化により表面の電荷が吸収される。
【0044】次に図2(d)に示すように、除電シート
6をアース電位に接地した状態で、真空圧着により除電
シート6の光導電層9を半導体モジュール1の接続領域
Aに密着させる。この状態でITO電極8側から半導体
レーザによりレーザ光を照射する。レーザ光が照射され
た部分の負電荷は消滅するので、図2(e)に示すよう
に、領域Cに潜像が残る。電極間に潜像が形成された様
子をモデル的な断面図で示したのが図3(a)である。
【0045】次に同図(c)に示すように、除電シート
6を介して接続領域に半導体レーザ光を照射して、所望
の描画パターンを形成した後、図3(a)に示すよう
に、除電シート6を剥離する。
【0046】上述したように、レーザ光が照射された部
分の負電荷は消滅するので、図3(a)に示すように、
接続領域には上記描画パターンに対応した静電潜像パタ
ーン11が形成される。
【0047】次に図3(b)に示すように、静電潜像パ
ターン上に現像用トナー12を散布して現像を行なう。
ここでは、現像用トナー12として、熱変形温度180
℃、融点225℃のポリアミド樹脂と平均粒径0.1μ
mのSiO2 微粒子とがそれぞれ重量比でほぼ7対3と
なるように混合したものに、電荷制御剤を0.1重量%
加えて平均粒径3μmとなった微粒子を用いた。
【0048】次に図3(c)に示すように、半導体モジ
ュール1を赤外線ヒータで局所的に240℃に昇温し、
現像トナー12の定着を行なって、平均径30μmφ、
最大高さ6μmの凸状の絶縁性熱可塑性樹脂バンプ21
を形成する。そして、同様の絶縁性熱可塑性樹脂バンプ
2 をマザーボード3にも形成する。なお、絶縁性熱可
塑性樹脂バンプ21 ,22 を広い領域に形成した場合、
除去シート6を用いずに領域Bの潜像に直接現像用トナ
ー12を塗布して形成しても良い。
【0049】この後、半導体モジュール1の絶縁性熱可
塑性樹脂バンプ21 、Cuバンプ41 と、マザーボード
3の絶縁性熱可塑性樹脂バンプ22 、Cuバンプ42
のそれぞれの位置合わせを行なう。
【0050】次に220℃に保持した状態で対応するバ
ンプ対が接触する位置まで半導体モジュール1とマザー
ボード3とを圧着した後、230℃まで昇温して30秒
保持することにより、上下の絶縁性熱可塑性樹脂バンプ
1 ,22 を融着させ、これら絶縁性熱可塑性樹脂バン
プ21 ,22 の収縮力によりモジュールの固定(機械的
接続)を行なう。
【0051】このとき、電気的接続は予め形成しておい
たCuバンプ41 ,42 間の接触だけとなるが、Cuバ
ンプ41 ,42 間には絶縁性熱可塑性樹脂バンプ21
2の収縮力によりつねに上下間をかしめる力が働くの
で、良好な電気的な接続が達成される。
【0052】ここで、融着時に絶縁性熱可塑性樹脂バン
プ21 ,22 を一様に加熱しても、熱伝導により、絶縁
性熱可塑性樹脂バンプ21 ,22 のうちモジュール側、
マザーボード側に接している部分は温度が低く、モジュ
ール側およびマザーボード側から離れた部分は温度が高
いという温度勾配が生じる。
【0053】このため、主に絶縁性熱可塑性樹脂バンプ
1 ,22 の先端部のみが融解した状態となる。この結
果、絶縁性熱可塑性樹脂バンプ21 ,22 の先端部に生
じる表面張力により、一体化された絶縁性熱可塑性樹脂
バンプ21 ,22 (=2)の形状はつづみ形を保ったま
ま固化する。
【0054】なお、融解時の絶縁性熱可塑性樹脂バンプ
1 ,22 の粘度はフィラーにより調整可能で、流れで
ない粘度としていることは言うまでも無い。このように
して形成された半導体装置の接続部(樹脂バンプ部)の
引っ張り強度を測定したところ、1樹脂バンプ当たり5
0MPaであり、充分な接着強度が得られることを確認
した。また、1電極バンプ当たりの接触抵抗は30mΩ
であり、装置駆動に関して問題が無いことを確認した。
【0055】また、信頼性に関しては、60℃90%
R.H.の高温高湿雰囲気中で1000時間放置後も樹
脂バンプの接着強度、電極バンプの接触抵抗ともに変化
せず、信頼性に関しても問題が無いことを確認した。
【0056】また、絶縁性熱可塑性樹脂バンプ2はつづ
み形なので、半導体モジュール1とマザーボード3とを
引き離す方向に荷重をかけながら絶縁性熱可塑性樹脂バ
ンプ2を融点付近まで昇温することにより、ほぼ絶縁性
熱可塑性樹脂バンプ2の中央部で分離が容易に起こるの
で、リペアは簡単に行なえる。
【0057】また、半導体モジュール1とマザーボード
3とはCuバンプ同士の単なる接触により電気的に接続
されているので、従来の溶着による接続の場合とは異な
り、リペアの際に銀ペーストがしみでて、隣接するCu
バンプ同士がショートするという問題は生じない。ま
た、リペアの際に、分離のばらつきにより過剰の絶縁性
熱可塑性樹脂バンプが生じて絶縁性熱可塑性樹脂がしみ
でても、導電物のしみだしとは異なり、ショートの問題
は生じない。したがって、微細化が進んでも容易にリペ
アを行なえる。
【0058】また、分離後の絶縁性熱可塑性樹脂バンプ
1 ,22 の樹脂量は熱圧着前の初期の樹脂量とほとん
ど変わらないため、同一条件で熱圧着の再現性があり、
半導体モジュール1、マザーボード3ともに複数回の使
用、つまり、リサイクルが可能となる。さらに、半導体
モジュール等の回収後、樹脂バンプ材料を融点以上に昇
温することにより、容易に樹脂バンプを分解でき、樹脂
バンプ材料の回収・リサイクルが可能となる。
【0059】また、本実施形態の製造方法によれば、ス
ピンコート法やフォトリソグラフィ工程を用いずに、絶
縁性熱可塑性樹脂バンプ21 ,22 を所定の領域に選択
的に直接形成できる。したがって、スピンコート法やフ
ォトリソグラフィ法を用いた従来の製造方法に比べて、
余剰材や溶剤がなく省資源化を図ることができる。
【0060】また、溶剤関連の複雑で大きな処理施設も
不要となる。すなわち、本実施形態の場合、静電工程、
除電工程、現像工程および熱圧着工程の機能を組み込ん
だ卓上コピー機のような簡単な樹脂バンプ形成装置で済
み、製造スーペスが小さくて済む。
【0061】このように本実施形態によれば、、対環境
性(省資源、省エネルギー)の向上を考慮した製造業の
基本姿勢を満足できるものである。また、本実施形態の
製造方法は、既に部品が搭載され、表面に凹凸を有する
マザーボード上にも選択的にかつ容易に樹脂バンプを直
接形成できるという利点がある。さらに、本実施形態の
製造方法は、半導体モジュールの端面や3次元的形状を
持つ部分等、従来のフォトリソグラフィ法が適応不可で
あった領域にも容易に樹脂バンプを形成でき、次世代の
3次元実装に適するものである。
【0062】また、本実施形態では、半導体モジュール
1とマザーボード3とを金属バンプ(Cuバンプ41
2 )により電気的に接続しているが、半導体モジュー
ル1に金属バンプを設け、マザーボード3に電極パッド
を設けて、金属バンプと電極パッドとにより電気的に接
続しても良い。 (第2の実施形態)図4は、本発明の第2の実施形態に
係る半導体装置の概略構成を示す模式図である。なお、
以下の図において、前出した図と同一符号(添字が異な
るものを含む)は同一部分または相当部分を示し、詳細
な説明は省略する。
【0063】本実施形態は、一つのマザーボード3に複
数の半導体モジュール1を搭載した例である。マザーボ
ード3と半導体モジュール1とは、第1の実施形態と同
様に、絶縁性熱可塑性樹脂バンプおよびCuバンプによ
り電気的、機械的に接続されている。図中、14は絶縁
性熱可塑性樹脂バンプおよびCuバンプによる接続部を
示している。
【0064】マザーボード3にはフレキシブル樹脂フィ
ルム上に入出力用配線を形成してなるコネクター13も
搭載されている。このコネクター13は図示しない外部
入出力端子に接続されている。このコネクター13も同
様に絶縁性熱可塑性樹脂バンプおよびCuバンプにより
電気的および機械的に接続されている。
【0065】半導体モジュール1のリペアは、半導体モ
ジュール1を引き離す方向に僅かに荷重をかけながら接
続部14を225℃まで昇温する。これにより、融着さ
れた二つの絶縁性熱可塑性樹脂バンプのほぼ中央付近で
分離が起きる。分離後の絶縁性熱可塑性樹脂バンプは平
均径30μmφ、最大高さ6μmでほぼ融着前の凸状の
絶縁性熱可塑性樹脂バンプと同じ形状であった。
【0066】次にマザーボード3の絶縁性熱可塑性樹脂
バンプと新たな半導体モジュール(例えば、より上位機
種の半導体モジュール)の規格化された端子用電極間に
第1の実施形態と同様の方法により絶縁性熱可塑性樹脂
バンプを形成する。
【0067】最後に、マザーボード3の絶縁性熱可塑性
樹脂バンプと新たな半導体モジュールの絶縁性熱可塑性
樹脂バンプとの位置合せを行なった後、新たな半導体モ
ジュールの絶縁性熱可塑性樹脂バンプとマザーボード3
上に残っている絶縁性熱可塑性樹脂バンプとを225℃
の加熱により融着させて再度接続を行なう。
【0068】上述したように、融着された二つの絶縁性
熱可塑性樹脂バンプのほぼ中央付近で分離が起き、ほぼ
融着前の凸状の絶縁性熱可塑性樹脂バンプと同じ形状と
なるので、マザーボード3のリサイクルが可能となる。
これにより、端子用電極が規格化された半導体モジュー
ル1を用いた場合には、容易にバージョンアップを図れ
る。 (第3の実施形態)図5は、本発明の第3の実施形態に
係る半導体装置の製造方法を示す模式図である。
【0069】本実施形態の製造方法が第1の実施形態の
それと異なる点は、静電転写法を用いて絶縁性熱可塑性
樹脂バンプを半導体チップおよび半導体モジュールの所
定の領域に選択的に直接形成することにある。
【0070】まず、アルミニウム層上に光導電層を形成
してなる感光ドラム20をスコロトロン帯電により表面
電位が−500Vとなるように均一に帯電させる。次に
レーザ光を用いたパターニングにより、所望のパターン
の静電潜像を形成する。
【0071】この後、現像用トナー21を用いて現像を
行なう。ここで、現像用トナー21としては、熱変形温
度165℃、融点179℃のポリアセタール樹脂に平均
粒径0.05μmのSiO2 微粒子を重量比でほぼ7対
3となるように混合したものに、電荷制御剤を0.1重
量%加えて平均粒径1μmとなった微粒子を用いた。
【0072】次に現像パターンを変形可能な中間転写用
ローラ22に転写した後、179℃に設定した赤外線ヒ
ータ23により現像用トナー21の先端部を局所的に加
熱して現像用トナー21の融着を行なうことにより絶縁
性熱可塑性樹脂バンプを形成する。
【0073】次に上記絶縁性熱可塑性樹脂バンプを半導
体チップ24上の所定の領域に再転写する。このように
して形成された絶縁性熱可塑性樹脂バンプは平均径10
μmφ、平均高さ3μmであった。なお、半導体チップ
24には予めCuバンプが形成されている。
【0074】次に半導体モジュールを用意する。この半
導体モジュールには半導体チップ24と同様の方法によ
り絶縁性熱可塑性樹脂バンプが形成されている。また、
Cuバンプも形成されている。
【0075】次に半導体チップ24の絶縁性熱可塑性樹
脂バンプ、Cuバンプと、半導体モジュールの絶縁性熱
可塑性樹脂バンプ、Cuバンプとの位置合わせを行なっ
た後、半導体チップ24と半導体モジュールとを180
℃の状態で30秒保持して圧着する。これにより、半導
体チップ24と半導体モジュールとは、電気的および機
械的に良好に接続される。
【0076】本実施形態でも第1の実施形態と同様な効
果が得られる。さらに、本実施形態の製造方法によれ
ば、スクリーン印刷を用いた方法に比べて、凹凸が大き
い半導体チップ、半導体モジュール等の基板や曲率が大
きい基板上に容易に絶縁性熱可塑性樹脂バンプを形成で
きる。 (第4の実施形態)図6は、本発明の第4の実施形態に
係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。
【0077】本実施形態の製造方法が第1の実施形態の
それと異なる点は、インクジェット法を用いて絶縁性熱
可塑性樹脂バンプを半導体チップおよび半導体モジュー
ルの所定の領域に選択的に直接形成することにある。
【0078】まず、図6(a)に示すように、インクと
して、熱可塑性樹脂としての熱変形温度220℃、融点
255℃のポリエチレンテレフタレート樹脂からなる平
均粒径1μmの樹脂微粒子25と、平均粒径0.1μm
のSiO2 微粒子(不図示)と、エタノール溶媒26と
がそれぞれ重量比でほぼ3対1対12となるように混合
して分散したものを準備する。
【0079】次に同図(a)に示すように、20μmφ
のノズルから1kg/cm2 の圧力で上記インクを噴出
させて、半導体モジュール1上の樹脂バンプ形成領域に
選択的に付着させる。半導体モジュール1に付着したイ
ンク中の微粒子群(樹脂微粒子、SiO2 微粒子)は冷
却されて直ちに固化する。なお、樹脂バンプ形成領域に
はあらかじめポリエチレンテレフタレート樹脂専用のプ
ライマーを同じくインクジェット法で薄くコートしてお
く。
【0080】次に図6(b)に示すように、エタノール
溶媒26の揮発後、赤外線ヒータにより局所的に260
℃に昇温して樹脂微粒子群を融着させ、平均28μm
φ、中心高さ3μmの絶縁性熱可塑性樹脂バンプ21
形成する。
【0081】次に図6(c)に示すように、同一条件で
同一樹脂バンプ形成領域に4回重ね書きと融着を行なっ
て、平均35μmφ、中心高さ15μmの絶縁性熱可塑
性樹脂バンプ21 ´を形成する。
【0082】最後に、このような絶縁性熱可塑性樹脂バ
ンプ21 ´がそれぞれ複数個形成された半導体モジュー
ル1と図示しない搭載基板との位置合わせを行なった
後、赤外線照射ヒータで局所的に260℃に昇温するこ
とにより、半導体モジュール1の絶縁性熱可塑性樹脂バ
ンプ21 ´と搭載基板のそれとを融着して、半導体モジ
ュール1の固定を行なう。
【0083】このようにして得られた半導体装置の接続
状態を調べたところ、電気的接続および機械的接続とも
に良好であることを確認した。 (第5の実施形態)図7、本発明の第5の実施形態に係
る半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。
【0084】本実施形態の製造方法が第4の実施形態の
それと異なる点は、溶媒に樹脂微粒子群を溶かしたもの
の代わり、融液状態の絶縁性熱可塑性樹脂を樹脂バンプ
形成領域にインクジェット法により選択的に付着して、
絶縁性熱可塑性樹脂バンプを選択的に直接形成すること
にある。
【0085】まず、絶縁性熱可塑性樹脂として、熱変形
温度180℃、融点190℃のポリエーテルサルフォン
樹脂と平均粒径0.05μmのSiO2 微粒子とがそれ
ぞれ重量比でほぼ3対1となるように混合されたものを
用意する。
【0086】次いでインク溜め部およびノズルまでのイ
ンク導入部の温度を200℃に設定し、20μmφのノ
ズル先端を350℃に加熱し、押し出し圧力3kg/c
3の条件でノズル口から絶縁性熱可塑性樹脂の融液
(インク)を噴出させて、半導体モジュールの樹脂バン
プ形成領域に選択的に付着させる。
【0087】融液状態の絶縁性熱可塑性樹脂は半導体モ
ジュール上で直ちに固化し、図7(a)に示すように、
平均25μmφ、中心高さ5μmの樹脂バンプ22 が形
成される。
【0088】次に図7(b)に示すように、同一条件で
同一樹脂バンプ形成領域に3回重ね書きを行なって、平
均30μmφ、中心高さ20μmの絶縁性熱可塑性樹脂
バンプ22 ´を形成する。
【0089】最後に、このような絶縁性熱可塑性樹脂バ
ンプ22 ´がそれぞれ複数個形成された半導体モジュー
ル1と図示しない搭載基板との位置合わせを行なった
後、赤外線照射ヒータで局所的に195℃に昇温するこ
とにより、半導体モジュール1の絶縁性熱可塑性樹脂バ
ンプ22 と搭載基板のそれとを融着して、半導体モジュ
ール1の固定を行なう。
【0090】このようにして得られた半導体装置の接続
状態を調べたところ、電気的接続および機械的接続とも
に良好であることを確認した。 (第6の実施形態)図9は、本発明の第6の実施形態に
係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。
【0091】まず、図9(a)に示すように、半導体素
子31に形成された複数の金属バンプ32と、配線基板
33の図示しない配線に形成された複数の電極パッド3
4との位置合せを行なう。
【0092】ここで、配線基板33上には接着用パッド
35を介してエンジニアプラスチック膜36が設けられ
ている。エンジニアプラスチック膜36が設けられてい
る位置は電極パッド34で囲まれた領域の中央部であ
る。また、エンジニアプラスチック膜36の高さは金属
バンプ32のそれ以上とする。エンジニアプラスチック
膜36は、半導体素子31と配線基板33とを機械的に
接続するためのものである。
【0093】なお、接着用パッド35は、配線基板33
の材料がガラスエポキシ等の有機物である場合は必要で
あるが、ガラス、セラミック等の無機物である場合に
は、エンジニアプラスチック膜36と配線基板33との
接着性が良好であるため不要である。
【0094】次に図9(b)に示すように、加圧装置3
7を用いて半導体素子31をエンジニアプラスチック膜
36の軟化温度または溶融温度以上の温度で配線基板3
3に加圧接着する。この後、エンジニアプラスチック膜
36の温度を室温にまで下げる。
【0095】この結果、半導体素子31と配線基板33
とは、エンジニアプラスチック膜36により機械的に接
続され、金属バンプ32および電極パッド34により電
気的に接続される。
【0096】この電気的接続は、加熱されたエンジニア
プラスチック膜36を室温にまで下げる際に、エンジニ
アプラスチック膜36に冷却収縮が起こり、金属バンプ
32と電極パッド34との圧着が強くなるので、非常に
良好なものとなる。したがって、金属バンプ32と電極
パッド34との接続不良は生じることはない。
【0097】また、エンジニアプラスチック膜36の接
着面積は、エンジニアプラスチック膜36の種類により
多少異なるが、接着時の面積が半導体素子31の面積の
5〜10%であることが適切である。この範囲の接着面
積であれば、半導体素子31が外力により脱落しない接
着強度が得られる。
【0098】接着面積が大きいほど、接着強度は強くな
るが、必要以上の接着強度は得る必要はない。これは接
着面積が大きくなると、膨張係数の影響が大きくなり、
反りによる金属バンプ32と電極パッド34との接触不
良が生じるからである。
【0099】一方、接着面積を上記範囲程度の小面積と
することにより、膨張係数の違いによる反りの発生は著
しく減少する。エンジニアプラスチック膜36として、
例えば、ポリフェニレンエーテル、ポリフェニレンサル
ファイド、ポリアミド、ポリアリレート、ポリサルホ
ン、ポリエーテルサルホン、ポリエーテルイミド、ポリ
エーテルエーテルケトン、ポリブチレンテレフタレー
ト、ポリエチレンテレフタレート等があげられる。
【0100】次に図9(c)に示すように、半導体素子
31と配線基板33との間に、光反応性を有するシキソ
トロピー流体38を注入する。このシキソトロピー流体
38により、金属バンプ32と電極パッド34との接続
部は、腐食の原因となる腐食性物質を含む外気に晒され
なくなるので、腐食による接続不良を防止できる。ま
た、温度変化などにより、シキソトロピー流体38の表
面に外力がかかっても流動化するため外力を緩和でき
る。
【0101】シキソトロピー流体38としては、例え
ば、シリカ、炭酸カルシウム、酸化チタン、タルク、ア
ルミナ、ガラスなどのフィラーが添加されたシキソ性を
有する流体に、流動成分として二重結合を内在する流動
性液体、例えば、1、2ポリブタジエン、不飽和ポリエ
スエル、アクリルオリゴマー、シリコーンオイル、鉱物
油、植物油およびこれらの混合物等を含んだものがあげ
られる。
【0102】最後に、図9(d)に示すように、シキソ
トロピー流体38の表面に光を照射して上記表面にスキ
ン層(被膜)39を形成する。このスキン層39によ
り、外部からシキソトロピー流体38内に腐食性物質が
侵入することを確実に防止できる。これにより、シキソ
トロピー流体38による接続不良防止効果は極めて高い
ものとなる。
【0103】また、スキン層39により、注入後、シキ
ソトロピー流体38が半導体素子31と配線基板33と
の間から流出することを防止できる。もちろん、シキソ
トロピー流体38としては、注入後は静止状態となり流
出が起こらないものを用いることが望ましい。ただし、
この場合も流動性は維持されるので、外力緩和効果は失
われない。
【0104】また、配線基板33と半導体素子31と
は、配線と金属バンプ32との接触により電気的に接続
されているので、従来の溶着による接続の場合とは異な
り、リペアの際に銀ペーストがしみでて、隣接する金属
バンプ32同士がショートするという問題は生じない。
また、リペアの際に過剰のエンジニアプラスチック膜3
6がしみでても、エンジニアプラスチック膜36は絶縁
物であるので、導電物のしみだしとは異なり、ショート
の問題は生じない。したがって、微細化が進んでも容易
にリペアを行なえる。
【0105】次に本実施態様の製造方法についてさらに
詳細に述べる。半導体素子31の電極部はアルミニウム
から形成され、パッシベーション膜より僅かに窪んでい
る。金属バンプ32は、この半導体素子31のAl電極
部をパッシベーション膜より高くするためのものであ
る。
【0106】金属バンプ32の形成方法としては、例え
ば、Al電極部上に接着層や拡散防止層を設け、電気メ
ッキにバンプを形成する湿式バンプ法や、別の支持基板
に前述と同様に金属バンプを形成しておき、この金属バ
ンプを半導体素子に転写する転写バンプ法や、ボールボ
ンディングを利用したボールバンプ法や、Al電極部上
に無電解メッキによりバンプを形成する法や、Al電極
部上にハンダ濡れ性の金属膜を着膜した後、溶融ハンダ
槽に浸積し形成する方法などがある。
【0107】また、金属バンプ32としては、例えば、
金、銅、ニッケルまたは錫−鉛−インジウムからなるバ
ンプを単独あるいは2種類以上のバンプを積層したもの
があげられる。
【0108】本実施態様では、金属バンプ32として金
バンプを用い、その形成方法としてボールバンプ法を用
いた。バンプサイズは70×70μm、高さ20μm、
バンプ数は148個、最小ピッチは130μmである。
【0109】本実施態様は、半導体素子31のAl電極
部に金属バンプ32を形成したが、その代わりに、Al
電極部に対応する部分に導電粒子を配したり、電極パッ
ド34に金属バンプ32を形成しても良い。なお、接着
用パッド35に対応する金属バンプは形成しない。
【0110】エンジニアプラスチック膜36の厚さは電
極パッド34よりも厚く、本実施態様では25μmとし
ている。接着用パッド35はエンジニアプラスチック膜
36よりも僅かに大きい面積にし、エンジニアプラスチ
ック膜36の溶融温度より僅かに低い温度で加圧力を小
さくして仮接着を行なう。
【0111】次に金属バンプ32と電極パッド34との
位置合せを行なった後、エンジニアプラスチック膜36
の溶融温度よりも僅かに高い温度で10Kgfで加圧接
着する(図9(a)、図9(b))。
【0112】エンジニアプラスチック膜36にポリフェ
ニレンサルファイドを用いた場合、仮接着温度は240
℃、加圧接着温度は280℃とする。リペアは溶融温度
以上の温度で加熱することにより容易に可能である。
【0113】本実施態様の方法に従って製造した半導体
装置について、−40〜100℃、各30分づつの熱衝
撃試験を1000サイクル行なったところ、接続不良と
なる金属バンプ32は無かった。また、70℃、90%
RHの高温高湿試験で1000時間経過しても接続不良
は発生し無かった。なお、これらの試験では、金属バン
プ32、電極パッド34の材料に金を用い、エンジニア
プラスチック膜36の材料にポリフェニレンサルファイ
ドを用いた。
【0114】また、金属バンプ32の材料に金バンプを
用い、配線基板33の材料にガラスを用い、電極パッド
34(基板配線)の材料にITOを用い、エンジニアプ
ラスチック膜36の材料にポリフェニレンサルファイド
を用い、シキソトロピー流体38としてビニル基含有の
シリコーンオイルにシリカ粉を混入したものを用い、そ
の表面にスキン層39を形成した半導体装置について、
同様な熱衝撃試験および高温高湿試験を行なった。
【0115】すなわち、上記半導体装置を−40〜10
0℃、各3分づつの熱衝撃試験を1000サイクル行な
ったところ、接続不良となる金属バンプ32は無かっ
た。また、70℃、90%RHの高温高湿試験で100
0時間経過しても接続不良は発生し無かった。
【0116】なお、本実施態様では、シキソトロピー流
体38の表面に光を照射してスキン層39を形成した
が、表面を加熱してスキン層39を形成しても良い。な
お、本発明は上述した実施形態に限定されるものではな
い。例えば、上記実施形態では、金属バンプ間に絶縁性
熱可塑性樹脂バンプに形成しているので、複数の絶縁性
熱可塑性樹脂バンプを用いたが、図8に示すように、基
板27のうち金属バンプ28で囲まれた領域の内部に一
つの大きな絶縁性熱可塑性樹脂バンプ29を形成しても
良い。
【0117】また、上記実施形態では、熱可塑性樹脂と
してポリアミド樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリエチレ
ンテレフタレート樹脂、ポリエーテルサルフォン樹脂を
示したが、他の熱可塑塑性樹脂、例えば、ポリブチレン
テレフタレート樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹
脂、ポリプロピレン樹脂やアクリル系樹脂でも良い。こ
れらでも良好な接続を実現することができる。
【0118】また、リペアの際に一体化した上下の絶縁
性熱可塑性樹脂バンプの接続部のほぼ中央で分離する他
の方法として、例えば、半導体モジュールとマザーボー
ドとを引き離す方向にわずかな荷重をかけながら、熱可
塑性樹脂の融点以下でかつ熱変形温度以上の温度範囲内
に保持するとともに、半導体モジュールとマザーボード
との間に細いヒータ線を挿入し、絶縁性熱可塑性樹脂バ
ンプを局部的に加熱して絶縁性熱可塑性樹脂バンプを切
断するという手法がある。
【0119】また、赤外線ヒータにより絶縁性熱可塑性
樹脂バンプを加熱する際に、半導体モジュールやマザー
ボードにダメージを与えず、絶縁性熱可塑性樹脂バンプ
のみを効率良く昇温されるように樹脂を着色(例えば輻
射熱を吸収しやすい黒色に着色)したり、樹脂バンプの
絶縁性を損なわない程度に熱伝導性のフィラーを混入し
ても良い。
【0120】これらの着色樹脂や熱伝導性を向上させた
樹脂が樹脂バンプの先端付近のみに形成されるように、
樹脂バンプを重ね書きして形成する際に、最上層の形成
時に現像用トナー材料もしくはインク原料を用いても良
い。
【0121】また、半導体モジュール等の被搭載物の状
況に応じて、現像用トナーとして、熱硬化性樹脂ビーズ
を混合して樹脂のチクソ性や樹脂バンプの機械的強度を
向上させたものを用いても良い。この場合も、熱可塑性
樹脂がベースとなっているので、リペアや分別回収が容
易な利点はそのまま生かされる。その他、本発明の要旨
を逸脱しない範囲で、種々変形して実施できる。
【0122】
【発明の効果】以上詳述したように本発明(請求項1〜
請求項3)によれば、第1の基板と第2の基板とは金属
バンプ同士の接触により電気的に接続されているので、
従来の溶着による接続の場合とは異なり、リペアの際に
過剰な銀ペーストがしみでて、隣接する金属バンプ同士
がショートするという問題は生じない。また、リペアの
際に過剰の絶縁性熱可塑性樹脂がしみでても、導電物の
しみだしとは異なり、ショートの問題は生じない。した
がって、微細化が進んでも容易にリペアを行なえる。
【0123】本発明(請求項4、請求項5)によれば、
絶縁性熱可塑性樹脂バンプは所定の領域に直接形成され
るので、感光性接着樹脂層を用いた従来の場合とは異な
り、余剰部材が生じるなどの問題は起こらないので、対
環境性の向上を図ることができる。
【0124】本発明(請求項6〜請求項12)によれ
ば、基板と半導体素子とは配線と金属バンプの接触によ
り電気的に接続されているので、従来の溶着による接続
の場合とは異なり、リペアの際に銀ペーストがしみで
て、隣接する金属バンプ同士がショートするという問題
は生じない。また、リペアの際に過剰のエンジニアプラ
スチック膜がしみでても、エンジニアプラスチック膜は
絶縁物であるので、導電物のしみだしとは異なり、ショ
ートの問題は生じない。したがって、微細化が進んでも
容易にリペアを行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の概
略構成を示す模式図
【図2】図1の半導体装置の前半の製造方法を示す工程
断面図
【図3】図1の半導体装置の後半の製造方法を示す工程
断面図
【図4】本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の概
略構成を示す模式図
【図5】本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製
造方法を示す模式図
【図6】本発明の第4の実施形態に係る半導体装置の製
造方法を示す工程断面図
【図7】本発明の第5の実施形態に係る半導体装置の製
造方法を示す工程断面図
【図8】本発明の変形例を示す平面図
【図9】本発明の第6の実施形態に係る半導体装置の製
造方法を示す工程断面図
【図10】従来の実装技術を説明するための図
【図11】従来の他の実装技術を説明するための図
【符号の説明】
1…半導体モジュール(第2の基板) 2…絶縁性熱可塑性樹脂バンプ 3…マザーボード(第1の基板) 41 ,42 …Cuバンプ 5…接続用端子 6…除電シート 7…ポリエステルフィルム 8…ITO層 9…光導電層 11…静電潜像パターン 12…現像用トナー 13…コネクター 14…接続部 20…感光ドラム 21…現像用トナー 22…中間転写用ローラ 23…赤外線ヒータ 24…半導体チップ(第2の基板) 25…樹脂微粒子 26…エタノール溶媒 31…半導体素子 32…金属バンプ 33…配線基板 34…電極パッド 35…接着用パッド 36…エンジニアプラスチック膜 37…加圧装置 38…シキソトロピー流体 39…スキン層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 竜朗 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33番地 株 式会社東芝生産技術研究所内 (72)発明者 安本 恭章 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 森 三樹 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33番地 株 式会社東芝生産技術研究所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の基板と、半導体素子を有する第2の
    基板とが、電気的および機械的に接続されてなり、 前記第1の基板と前記第2の基板とはこれら基板の一方
    に設けられた金属バンプと、これら基板の他方に設けら
    れた金属バンプまたは電極パッドとが互いに触すること
    により電気的に接続され、 前記第1の基板と前記第2の基板とは絶縁性熱可塑性樹
    脂バンプにより機械的に接続されていることを特徴とす
    る半導体装置。
  2. 【請求項2】前記絶縁性熱可塑性樹脂バンプの形状は、
    前記第1の基板と前記第2の基板とを分離する場合に、
    前記絶縁性熱可塑性樹脂バンプの所定の部分が分離する
    形状であることを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】前記第1の基板はマザーボード、前記第2
    の基板は半導体モジュールまたは半導体チップであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】金属バンプが形成された第1の基板の表面
    に絶縁性熱可塑性樹脂バンプを形成し、金属バンプまた
    は電極パッドが形成された第2の基板の表面に絶縁性熱
    可塑性樹脂バンプを形成する工程と、 前記第1の基板の金属バンプおよび絶縁性熱可塑性樹脂
    バンプが、それぞれ、前記第2の基板の金属バンプまた
    は絶縁性熱可塑性樹脂バンプに接触するように、前記第
    1の基板と前記第2の基板とを熱圧着する工程とを有す
    ることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】前記絶縁性熱可塑性樹脂バンプを静電転写
    法またはインクジェット法を用いて所定の領域に直接形
    成することを特徴とする請求項4に記載の半導体装置の
    製造方法。
  6. 【請求項6】基板と半導体素子とが電気的および機械的
    に接続されてなり、 前記基板と前記半導体素子とは、前記基板に形成された
    配線と前記半導体素子に形成された金属バンプとが互い
    に触することにより電気的に接続され、 前記基板と前記半導体素子とは、熱可塑性のエンジニア
    プラスチック膜により機械的に接続されていることを特
    徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】前記配線と前記金属バンプとの接続部は、
    シキソトロピ−流体により保護されていることを特徴と
    する請求項6に記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】前記シキソトロピ−流体の表面に被膜が形
    成されていることを特徴とする請求項7に記載の半導体
    装置。
  9. 【請求項9】配線が形成された基板の表面に熱可塑性の
    エンジニアプラスチック膜を形成する工程と、 前記基板の配線が半導体素子に形成された金属バンプに
    接触し、前記基板のエンジニアプラスチック膜が前記半
    導体素子の前記金属バンプ以外の部分に接触するよう
    に、前記基板と前記半導体素子とを熱圧着する工程とを
    有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】前記熱圧着工程の後に、前記基板と前記
    半導体素子との間にシキソトロピ−流体を注入し、この
    シキソトロピ−流体により前記配線と前記金属バンプと
    の接続部を保護することを特徴とする請求項6に記載の
    半導体装置。
  11. 【請求項11】光または熱を利用して前記シキソトロピ
    −流体の表面に被膜を形成することを特徴とする請求項
    7に記載の半導体装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19916296C1 (de) * 1999-04-12 2001-01-18 Schott Glas Alkalifreies Aluminoborosilicatglas und dessen Verwendung
JP2010089233A (ja) * 2008-10-10 2010-04-22 Fujitsu Ltd マイクロ可動素子および光スイッチング装置
JP2010089209A (ja) * 2008-10-08 2010-04-22 Fujitsu Ltd マイクロ可動素子および光スイッチング装置
JP2010192489A (ja) * 2009-02-16 2010-09-02 Panasonic Corp 電子部品実装構造体の製造方法及び電子部品実装構造体

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