JPH0968917A - カラーホログラフィ装置 - Google Patents

カラーホログラフィ装置

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JPH0968917A
JPH0968917A JP7225441A JP22544195A JPH0968917A JP H0968917 A JPH0968917 A JP H0968917A JP 7225441 A JP7225441 A JP 7225441A JP 22544195 A JP22544195 A JP 22544195A JP H0968917 A JPH0968917 A JP H0968917A
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light
color
semiconductor laser
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primary colors
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Yorio Wada
順雄 和田
Takuji Horie
卓二 堀江
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光の3原色付近に発振波長を有する半導体レ
ーザを用い、小型軽量で低消費電力のホログラフィ装
置、特にカラー画像の色ずれを補正する手段を備えたカ
ラーホログラフィ装置を提供する。 【解決手段】 本発明によるカラーホログラフィ装置
は、光の3原色に対応した画像を形成する干渉縞を表示
する3個の液晶素子7,8,9と、液晶素子7,8,9
を夫々対応した色の光で照明する光の3原色の発振周波
数を有する3個の半導体レーザ1,2,3と、これら3
個の半導体レーザを駆動するための半導体レーザ駆動回
路19と、半導体レーザ1,2,3から射出されたレー
ザ光の光束を所定の大きさに拡大し液晶素子7,8,9
へ導くレンズ4,5,6と、再生された3つの画像の光
路を光学的に合成する色合成プリズム10と、前記干渉
縞を液晶素子7,8,9上に発生させるメモリ11とに
より構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3次元像の表示シ
ステムにかかわり、特に、複数の3次元画像を光学的に
重合わせて表示する3次元のカラーホログラフィ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、ホログラフィの画像記録
装置においては、レーザのようなコヒーレント光源から
射出された光が2つの光束に分割され、このうちの一方
は参照光と呼ばれ直接受光デバイスに到達し、他方は物
体光として被写体に向けて照射される。そして、被写体
からの反射光は前記受光デバイスに向けて照射され、こ
こで前記参照光と干渉し合い、その干渉縞が前記受光デ
バイスに投影,記録されるようになっている。又、他
に、被写体のない架空の物体像の再生においては、前述
の記録手順をふまず、干渉縞をコンピュータ等により直
接演算して再生する方法がある。この方法では、画像再
生時に画像入力時の受光デバイス部分に表示デバイスが
配置され、干渉縞を位相分布若しくは振幅分布として前
記表示デバイス上に再生し、撮影時と同じ参照光をこの
表示デバイスに照射することにより3次元画像が再生さ
れるようになっている。
【0003】ここで、受光,表示デバイスに化学的変
化,物理的変化を用いた方法、例えば銀塩感光材を用い
た場合には静止画像が得られる。又、電子的方法を用い
た方法、例えば受光デバイスにCCD受光素子、表示デ
バイスに液晶素子若しくは音響光学素子等の空間光変調
素子を用いた場合には動画像が得られる。
【0004】現在、受光デバイスにCCDカメラ、表示
デバイスに液晶素子を用いたホログラフィ装置が、特開
平5−72958号公報において開示されている。又、
特開平4−293075号公報には、3個の液晶を用
い、1個の白色コヒーレント光源を3原色に分けて各々
の原色の画像を表示した液晶を夫々照射し、色合成プリ
ズムで3色を合成して3次元カラーの動画像を得る光学
装置が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のような従来装置
では、光源にガスレーザ若しくは白色レーザが用いられ
ている。しかしながら、これらのレーザは白色レーザも
含めガスレーザであるため、レーザの種類により特定の
ガスをガラス管に充填し、その両端にミラーを取り付け
て共振器を構成しているので、重量のある大きな装置と
なり、設置場所が限定されるうえ、携帯に不便である。
又、ガスレーザはガラス管中のガスを放電させるために
高電圧が必要となるので、大きな電源部を設けなければ
ならず、消費電力も大きくなるという問題も生じる。更
に、白色レーザを用いると、原色光に分割するための色
分解プリズム等も必要となり、装置がより大型化してし
まう。
【0006】そこで、このような問題点を解決するため
に、ガスレーザに代えて半導体レーザを用いれば、小型
軽量で、低消費電力の装置を提供できる。しかし、半導
体レーザを用いると、前記のような利点を有する半面、
半導体レーザの発振波長が半導体レーザの温度変化に影
響されて変動するという性質を備えているため、環境温
度が不安定な場所で装置を使用すると、3個の半導体レ
ーザの温度が変化し、波長が夫々独立して変動すること
になるため、3原色像の倍率が各原色毎に変化し、再生
像に色ずれを生じる虞がある。
【0007】そこで、本発明は、上記のような従来技術
の有する問題点に鑑み、光の3原色付近に発振波長を有
する半導体レーザを用い、小型軽量で低消費電力のホロ
グラフィ装置、特にカラー画像の色ずれを補正する手段
を備えたカラーホログラフィ装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によるカラーホログラフィ装置は、光の3原
色に対応した画像を形成する干渉縞を表示する3個の空
間光変調素子と、これら3個の空間光変調素子を夫々対
応した色の光で照明する光の3原色の発振周波数を有す
る3個の半導体レーザと、これら3個の半導体レーザを
駆動するための半導体レーザ制御手段と、前記半導体レ
ーザから射出されたレーザ光の光束を所定の大きさに拡
大し前記空間光変調素子へ導く拡大光学系と、再生され
た3つの画像の光路を光学的に合成する光路合成手段
と、前記干渉縞を前記空間光変調素子上に発生させる信
号発生手段と、を備えていることを特徴とする。尚、こ
こに云う光の3原色の代表的なものとして、赤,緑,青
色がある。
【0009】現在、緑及び青色の発振波長を有する半導
体レーザは、一般的に入手できるものではないが、技術
的には既に室温で発振するものが研究レベルでは開発さ
れており、以下に示す文献に紹介されている。 青緑色半導体レーザ(523nm) :ソニー1993/8, O Plus
E, 新技術コミュニケーションズ 青色半導体レーザ(489.9nm) :ソニー1994/5, O Plus
E, 新技術コミュニケーションズ 尚、通常のカラー画像の再生には光の3原色で可能であ
るため、本発明の装置においては、光の3原色の発振波
長を有するレーザが夫々1個ずつ合計3個備えられてい
るが、これ以上の数のレーザを備えてもよい。
【0010】更に、半導体レーザの環境温度の変化に対
する発振波長の不安定性の問題に関し、本発明の装置に
は、色ずれを補正する手段が設けられている。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の装置によれば、半導体レ
ーザ制御手段で駆動される3個の半導体レーザから射出
されたレーザ光は夫々拡大光学系で拡大された後に、3
原色に対応した画像を形成する干渉縞を表示する3個の
空間光変調素子に再生光として照射される。3個の空間
光変調素子には対応する色の画像を形成するために信号
発生手段により生成された干渉縞が表示されており、前
記再生光の照射によって光の回折が生じ、ホログラフィ
の原理により3つの独立した3次元原色像が形成され
る。3つの原色像は、画像を光学的に合成するための光
合成手段で光学的に重ね合わされ、その射出側の観察位
置から見ると3つの3次元原色像の同じ部分が同時に同
じ位置に見えるため、3次元のカラー像として観察され
る。特に、本発明では、光源に半導体レーザを用いてい
るため、従来のガスレーザが用いられている装置と比べ
ると、小型軽量化,低消費電力化を可能としている。
【0012】又、一般に、半導体レーザには環境温度が
変化すると、発振波長が変化するという性質がある。波
長が変化すると干渉縞による回折角が変化し、画像の倍
率も変化してしまう。画像の倍率の変化は、単色の画像
では大きな影響はない。しかし、本発明の装置によう
に、複数個の半導体レーザが使用されている場合には、
1つ1つの半導体レーザの波長は独立して変化しその変
化量は夫々異なるため、各原色像の倍率も異なってく
る。よって、3原色像が重ね合わされてカラー画像が形
成される場合には、観察位置において観察されるカラー
画像に色ずれを生じる虞がある。それ故、色ずれを補正
する手段が備えられていない場合には、装置を使用する
環境が制限されることになる。即ち、色ずれを生じない
範囲の安定した温度を維持し得る場所に限定されること
になる。従って、本発明の装置においては、環境温度の
変化により半導体レーザの発振波長が変動することを考
慮して、半導体レーザの発振波長を安定させて色ずれを
補正する手段が備えられている。
【0013】本発明の装置における色ずれを補正する手
段は、基本的に半導体レーザの温度をほぼ一定に保持す
る方法を採用している。即ち、半導体レーザの温度を検
出する温度検出手段と、半導体レーザの温度を制御する
加熱冷却手段と、前記温度検出手段の検出結果に基づき
前記加熱冷却手段を制御する温度制御手段とを備えた構
成が採用されている。この構成によれば、半導体レーザ
の温度検出手段で半導体レーザの温度を検出し、その信
号を前記温度制御手段へ送出し、ここで前記加熱冷却手
段を駆動するための信号を生成し、その加熱冷却手段を
駆動することにより半導体レーザを加熱冷却して半導体
レーザの温度を制御し、発振波長を安定させることが可
能になる。
【0014】又、半導体レーザの発振波長を安定させる
には、かかる半導体レーザへの注入電流を制御する方法
によっても可能である。例えば、半導体レーザから射出
された光を回折する回折手段と、この回折手段により回
折された光を検出する光検出手段と、この光検出手段の
検出結果に基づき前記半導体レーザへの注入電流を制御
する制御手段とを備えた構成によっても可能である。こ
の構成によれば、まず、半導体レーザから射出された光
は回折手段により回折され、光検出手段において回折原
理に基づく波長変動によるレーザ光の回折角の変化が検
出される。そして、制御手段によって前記検出結果に基
づいて半導体レーザへの注入電流が制御され、半導体レ
ーザの発振波長を安定させることができる。
【0015】更に、環境温度変化による半導体レーザの
発振波長の変化を考慮して、画像信号そのものを変換す
る方法により、画像サイズを安定させるようにしても、
本発明の目的を達成することができる。即ち、半導体レ
ーザから射出されたレーザ光を回折する回折手段と、こ
の回折手段により回折された光を検出する光検出手段
と、この光検出手段の検出結果に基づき干渉縞を空間光
変調素子上に発生させる信号発生手段からの信号を変換
する画像信号変換手段とにより構成されてもよい。この
構成によれば、半導体レーザから射出された光は回折手
段により回折され、光検出手段において回折原理に基づ
く波長変動によるレーザ光の回折角の変化が検出され
る。そして、この検出結果に基づき画像信号変換手段に
おいて波長の変化した半導体レーザ光を波長が変化する
以前の同様のサイズの画像を再生できる信号に変換さ
れ、安定した画像を得ることが可能になる。尚、この構
成においては、半導体レーザから射出されるレーザ光の
波長が長くなった場合には干渉縞が細かくなるように、
又、波長が短くなった場合には干渉縞が粗くなるように
前記レーザ光の波長を変換して、空間光変調素子上に表
示するとよい。
【0016】
【実施例】以下、図示した実施例に基づき本発明を詳細
に説明する。
【0017】第1実施例 図1は本実施例にかかるカラーホログラフィ装置の構成
図である。図のように、本実施例の装置は、半導体レー
ザ制御手段である半導体レーザ駆動回路19によって駆
動される3個の半導体レーザ1,2,3から射出された
レーザ光L1 ,L2 ,L3 は、夫々レンズ4,5,6で
拡大された後に、3原色に対応した画像を形成するため
の後述する干渉縞を表示する3個の液晶素子(空間光変
調素子)7,8,9に向けて再生光として照射される。
3個の液晶素子7,8,9には対応する色の画像を形成
するために信号発生手段であるメモリ11により生成さ
れた干渉縞が表示されており、前記再生光の照射により
3つの独立した3次元原色像が形成されるようになって
いる。そして、3つの原色像は、画像を光学的に合成す
るための色合成プリズム(光路合成手段)10で空間的
に重ね合わせされる。このようにして本実施例の装置で
は、図1に示した観察位置から見ると各原色像の同じ部
分が同時に同じ位置に見えるため、カラー像として観察
されることになる。又、本実施例の装置では、光源に半
導体レーザが用いられているので、従来のガスレーザを
用いた装置と比較して、小型軽量化,低消費電力化を実
現できる。
【0018】尚、図1に示した半導体レーザ1,2,3
は夫々緑色光,赤色光,青色光を出射するものであり、
又、液晶素子7,8,9は夫々緑色画像表示用,赤色画
像表示用,青色画像表示用のものであるが、これらの配
置位置は、必ずしも図示された位置に限定される必要は
なく、各々対応する色が組み合わされて配置されていれ
ば互いに入れ替えて装置を構成してもよい。又、半導体
レーザから射出されたレーザ光がレンズで拡大された
後、空間光変調素子へ入射する条件については、図1に
示した裏側から入射する透過型のホログラムの他、前面
から入射する反射型ホログラムとして構成することも可
能であり、入射光の角度は垂直である必要はなく斜めの
方向からでもよい。
【0019】更に、色合成プリズム10は画像を光学的
に合成するための手段であるので、代わりに図2に示す
ような、カラー電子カメラ分野で用いられるような光分
解プリズム24を使用してもよい。又、色合成プリズム
10に代えて、図3に示すような2枚のハーフミラー2
5を用いることもできる。又、波長の異なる原色光源の
数を増やすことにより更に自然なカラー画像の再生が可
能になるが、ハーフミラーを用いる場合、例えば青緑
色,橙色等に発振波長を有する半導体レーザ等を更に備
えることも可能なため、図1乃至3に示した装置のよう
に、半導体レーザの数を3個に限らず、4個以上用いて
構成し、その数に応じてハーフミラー,空間光変調素子
及び拡大光学系の数を増やし、より自然なカラー画像の
再生を行うこともできる。
【0020】第2実施例 本実施例の装置は、半導体レーザの発振波長が環境温度
の変化により変動する不具合を解消することを目的とす
るものである。図4は本実施例にかかるカラーホログラ
フィ装置の構成図であるが、この装置には、第1実施例
に示された構成に加え、各半導体レーザに図5に示すよ
うな温度制御手段が組み込まれている。即ち、この温度
制御手段は、温度検出手段であるサーミスタ21と、加
熱冷却手段であるペルチェ素子20と、放熱板22と、
温度制御回路23とにより構成されている。そして、本
実施例の装置は、サーミスタ21及びペルチェ素子20
が半導体レーザ1に接触するように設けられており、サ
ーミスタ21で検出された温度は温度情報信号として温
度制御回路23へ送信される。そして、この信号を基に
温度制御回路23は、半導体レーザ1の発振波長を一定
に保持すべく、ペルチェ素子20を制御して半導体レー
ザ1の温度を安定させている。尚、特に図4には示して
いないが、半導体レーザ2,3もこれと同様に構成され
ている。
【0021】従って、本実施例の装置を温度変化が起こ
り得る環境下において使用する場合でも、半導体レーザ
から射出されるレーザ光の波長変動が起きることはない
ため、カラー画像の色ずれが生じることはない。更に、
本実施例の装置では、半導体レーザの温度を制御するこ
とにより半導体レーザの発振波長の制御を行っているた
め、各半導体レーザから射出されるレーザ光の波長を任
意に設定することができる。従って、3原色の光源の波
長を同時に任意の波長だけずらすことにより、カラー画
像の拡大縮小を行うことも可能である。
【0022】第3実施例 図6は本実施例にかかるカラーホログラフィ装置の構成
図である。本実施例の装置には、第1実施例の装置の構
成に加え、半導体レーザ駆動回路19に複数の画素を有
している光検出手段としてのフォトダイオードアレイ1
7が接続され、液晶素子7,8,9には夫々回折作用を
有するグレーティング14,15,16が備えられてい
る。本実施例の装置では、半導体レーザ1,2,3から
射出されたレーザ光L1 ,L2 ,L3 の一部は夫々グレ
ーティング14,15,16に入射し、その回折光がフ
ォトダイオードアレイ17で受光されるようになってい
る。光の回折作用とは、波長の変化に応じて回折角を変
化させることであり、本実施例の装置ではこの作用をグ
レーティング14,15,16によって行っている。そ
して、半導体レーザ1,2,3の発振波長の変化による
回折光の回折角変化をフォトダイオードアレイ17にお
いて検出し、これを到達位置変化信号として半導体レー
ザ駆動回路19へ送信する。この半導体レーザ駆動回路
19では、その信号が波長変化信号に変換され、半導体
レーザ1,2,3への注入電流を制御することによっ
て、半導体レーザ1,2,3夫々の発振波長を安定させ
ている。
【0023】従って、本実施例の装置によれば、温度変
化が起こり得る環境下においても色ずれの生じないカラ
ー像を観察することが可能になる。更に、本実施例の装
置では、各半導体レーザへの注入電流により夫々の半導
体レーザの発振波長の制御を行っているため、かかる波
長を任意に設定することができる。従って、3原色の光
源の波長を同時に任意の波長だけずらしてカラー画像の
拡大縮小を行うことも可能である。又、本実施例の装置
に第2実施例の装置が有している加熱冷却手段及び温度
制御手段を組み込み、フォトダイオードアレイ17から
得られる波長変化情報を前記温度制御手段へ送信し、半
導体レーザの温度制御を行うことにより発振波長の安定
化を図ることも可能である。
【0024】第4実施例 図7は本実施例にかかるカラーホログラフィ装置の構成
図である。本実施例の装置には、第1実施例の装置の構
成に加えて、光検出手段としてのフォトダイオードアレ
イ17と、画像信号変換手段としてのコンピュータ18
とが備えられており、更に、液晶素子7,8,9に夫々
レーザ光回折手段としてのグレーティング14,15,
16が設けられている。従って、本実施例の装置も第3
実施例に示した装置と同様に、フォトダイオードアレイ
17において半導体レーザ1,2,3から射出されたレ
ーザ光の波長変化による到達位置の変化を検出し、これ
を到達位置変化信号としてコンピュータ18へ送信す
る。その位置到達信号はコンピュータ18において波長
変化信号に変換され、メモリ11から送信された画像信
号を前記波長変化信号に基づき3原色共に同じ大きさの
画像を表示させるのに適正な画像信号に変換し、液晶素
子7,8,9上に干渉縞を表示するようになっている。
【0025】従って、本実施例の装置によっても、温度
変化が起こり得る環境下において、色ずれのないカラー
画像を観察することができる。更に、本実施例の装置で
は、半導体レーザの発振波長の変化により画像信号を制
御してカラー画像の倍率を変化させているため、3原色
の画像信号を同時に任意量だけ変化させることにより、
画像の拡大縮小が可能になる。
【0026】尚、上記の各実施例に示した装置では、何
れも電気的な手法が用いられているため静止画像だけで
はなく、動画像の制御を行うこともできる。
【0027】もし、上記第1〜第3実施例において、静
止画像のみを表示させる場合、光の3原色に対応した画
像を形成するための表示素子としては、銀塩感光材料や
フォトポリマのような高分子感光材料を用いてもよい。
又、上記実施例には特に示されていないが、前記色ずれ
を補正する手段を以下の〜に示すように構成しても
本発明の目的を十分に達成することができる。
【0028】前記色ずれを補正する手段を、前記半導
体レーザから射出されたレーザ光を回折させる回折手段
と、この回折手段により回折された光の回折状態を検出
する光検出手段と、前記半導体レーザを加熱若しくは冷
却する加熱冷却手段と、前記半導体レーザの温度を制御
する温度制御手段とにより構成すること。
【0029】前記色ずれを補正する手段を、前記半導
体レーザの温度を検出する温度検出手段と、この温度検
出手段の検出結果に基づいて前記信号発生手段の信号を
変換する画像信号変換手段とにより構成すること。
【0030】前記色ずれを補正する手段を、前記半導
体レーザの温度を検出する温度検出手段と、この温度検
出手段の検出結果に基づいて前記半導体レーザに供給さ
れる電流を制御する半導体レーザ制御手段とにより構成
すること。
【0031】以上説明したように、本発明によるカラー
ホログラフィ装置は、請求項1及び2に記載の特徴と合
わせ、以下の(1)〜(7)に示す特徴も兼ね備えてい
る。
【0032】(1)前記色ずれを補正する手段が、前記
半導体レーザの温度を検出する温度検出手段と、前記半
導体レーザを加熱若しくは冷却する加熱冷却手段と、前
記温度検出手段の検出結果に基づき前記加熱冷却手段を
制御することにより前記半導体レーザの温度を制御する
温度制御手段とからなることを特徴とする請求項2に記
載のカラーホログラフィ装置。
【0033】(2)前記色ずれを補正する手段が、前記
半導体レーザから射出されたレーザ光を回折させる回折
手段と、この回折手段により回折された光の回折状態を
検出するための光検出手段と、この光検出手段の検出結
果に基づき前記半導体レーザに供給される電流を制御す
る半導体レーザ制御手段とからなることを特徴とする請
求項2に記載のカラーホログラフィ装置。
【0034】(3)前記色ずれを補正する手段が、前記
半導体レーザから射出されたレーザ光を回折させる回折
手段と、この回折手段により回折された光の回折状態を
検出するための光検出手段と、前記半導体レーザを加熱
若しくは冷却する加熱冷却手段と、前記半導体レーザの
温度を制御する温度制御手段とからなることを特徴とす
る請求項2に記載のカラーホログラフィ装置。
【0035】(4)前記色ずれを補正する手段が、前記
半導体レーザから射出されたレーザ光を回折させる回折
手段と、この回折手段により回折された光の回折状態を
検出するための光検出手段と、この光検出手段の検出結
果に基づいて前記信号発生手段の信号を変換する画像信
号変換手段とからなることを特徴とする請求項2に記載
のカラーホログラフィ装置。
【0036】(5)前記色ずれを補正する手段が、前記
半導体レーザの温度を検出する温度検出手段と、この温
度検出手段の検出結果に基づいて前記信号発生手段の信
号を変換する画像信号変換手段とからなることを特徴と
する請求項2に記載のカラーホログラフィ装置。
【0037】(6)前記色ずれを補正する手段が、前記
半導体レーザの温度を検出する温度検出手段と、この温
度検出手段の検出結果に基づいて前記半導体レーザに供
給される電流を制御する半導体レーザ制御手段とからな
ることを特徴とする請求項2に記載のカラーホログラフ
ィ装置。
【0038】(7)前記光の3原色は、赤,緑,青色か
らなることを特徴とする請求項1,2及び上記(1)乃
至(6)の何れかに記載のカラーホログラフィ装置。
【0039】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、従来装
置に備えられているガスレーザに代えて半導体レーザを
用いることにより、装置の小型軽量化,低消費電力化を
図ることができる。更に、環境の温度変化を原因として
生じるカラー画像の色ずれを克服することができるう
え、画像サイズの調整が可能なカラーホログラフィ装置
を提供することかできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかるカラーホログラフ
ィ装置の構成図である。
【図2】図1に示したカラーホログラフィ装置の他の構
成例を示す図である。
【図3】図1に示したカラーホログラフィ装置の他の構
成例を示す図である。
【図4】本発明の第2実施例にかかるカラーホログラフ
ィ装置の構成図である。
【図5】第2実施例のカラーホログラフィ装置に備えら
れている色ずれを補正する手段の構成図である。
【図6】本発明の第3実施例にかかるカラーホログラフ
ィ装置の構成図である。
【図7】本発明の第4実施例にかかるカラーホログラフ
ィ装置の構成図である。
【符号の説明】
1,2,3 半導体レーザ 4,5,6 レンズ 7,8,9 液晶素子 10 色合成プリズム 11 メモリ 14,15,16 グレーティング 17 フォトダイオードアレイ 18 コンピュータ 19 半導体レーザ駆動回路 20 ペルチェ素子 21 サーミスタ 22 放熱板 23 温度制御回路 24 光分解プリズム 25 ハーフミラー L1 ,L2 ,L3 レーザ光

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光の3原色に対応した画像を形成する干
    渉縞を表示する3個の空間光変調素子と、該3個の空間
    光変調素子を夫々対応した色の光で照明する光の3原色
    の発振周波数を有する3個の半導体レーザと、該3個の
    半導体レーザを駆動するための半導体レーザ制御手段
    と、前記半導体レーザから射出されたレーザ光の光束を
    所定の大きさに拡大し前記空間光変調素子へ導く拡大光
    学系と、再生された3つの画像の光路を光学的に合成す
    る光路合成手段と、前記干渉縞を前記空間光変調素子上
    に発生させる信号発生手段と、を備えていることを特徴
    とするカラーホログラフィ装置。
  2. 【請求項2】 色ずれを補正する手段が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載のカラーホログラフィ
    装置。
JP7225441A 1995-09-01 1995-09-01 カラーホログラフィ装置 Withdrawn JPH0968917A (ja)

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